-
羸瘠
1501
るいせき
┌疲れ、やせ衰えたさま。≒羸脊、羸痩〈漢辞海〉
┌つかれてやせる。≒羸脊、羸痩〈漢字源〉
●H29-1㈠
-
耨耜
1502
どうし
すきくわ。〈字通〉
●H29-1㈠
-
遺偈
1503
いげ
┌臨終のとき、あとに残す偈(ゲ)。多く禅僧が行なうもの。ゆいげ。〈日本国語大辞典〉
┌高僧が死後に残した偈。〈漢字源〉
●H29-1㈠
-
緡銭
1504
びんせん
┌ぜにさしでたばにした銭。〈漢字源〉
┌1.緡(サシ)に貫いた銭。
└2.孔のある銭。あなあきせん。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
●H29-1㈠
-
醴泉
1505
れいせん
┌甘味のある水がわく泉。味の良い泉。中国で、太平の世にわいたという。≒甘泉〈漢字ペディア〉
┌甘い味の泉。中国で、太平の世にわき出たといわれる。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H29-1㈠
-
孛星
1506
はいせい
┌ははきほし。≒長星、彗星〈字源〉
┌ぱっと空に広がるほうきぼし。≒孛彗、彗星〈漢字源〉
┌箒星(ホウキボシ)の異称。〈日本国語大辞典〉
●H29-1㈠
-
蟻垤
1507
ぎてつ
┌ありづか。転じて小さい山にたとえる。≒蟻封、蟻壌〈字源〉
┌ありづか。≒蟻冢、蟻城、蟻壌、蟻塚、蟻塔、蟻封〈漢辞海〉
┌ありづか。丘垤(キュウテツ)。〈大辞林〉
●H29-1㈠
-
漬墨
1508
しぼく
┌よごれて黒くなる。また、よごして黒くする。〈字源〉
┌1.よごれて黒くなる。
├2.墨で書いた筆のあと。字蹟。
└3.墨汁をためる。〈漢辞海〉
●H29-1㈠
-
抃踊
1509
べんよう
┌手をたたいて舞い踊る。非常に喜ぶさま。≒抃舞、抃躍〈漢辞海〉
┌手をたたいて舞う。非常に喜ぶさま。≒抃舞、抃躍〈漢字源〉
●H29-2㈠
-
柝撃
1510
たくげき
┌夜警のたたく拍子木の音。〈漢字源〉
┌撃柝。〈字通〉
●H29-2㈠
-
耋翁
1511
てつおう
語義未詳。
●H29-2㈠
-
残燹
1512
ざんせん
戦火の余燼。〈字通〉
●H29-2㈠
-
瓊筵
1513
けいえん
┌玉のように美しい敷物。転じて、美しく華やかな宴席。〈漢字ペディア〉
┌宴席の美称。〈大辞泉〉
┌1.玉のように美しいむしろ。
├2.天子の宴席。
└3.美しくさかんな宴席。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
●H29-2㈠
-
喧鬨
1514
けんこう
語義未詳。
●H29-2㈠
-
龐眉
1515
ほうび
★龐眉皓髪(コウハツ)…太い眉と、白髪。老人。また、そのさま。〈漢辞海〉
●H29-2㈠
-
輓夫
1516
ばんぷ
車夫。〈字通〉
●H29-2㈠
-
鏖戦
1517
おうせん
┌命がけで激しく戦う。激しい争いのたとえ。〈漢辞海〉
┌敵を皆殺しにするほどに激しく戦うこと。〈大辞泉〉
┌敵をみなごろしにするまで、死力を尽くして戦うこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H29-2㈠
-
戍役
1518
じゅえき
┌辺境をまもるえだち。また、その兵。≒戍徭〈字源〉
┌国境を守る兵役。また、その兵士。〈日本国語大辞典〉
●H29-2㈠
-
捫蝨
1519
もんしつ
┌人前でシラミをつぶす。物事にこだわらないさま。しらみをひねる。〈漢辞海〉
┌人前で、しらみを手さぐりしてつぶす。無頓着で、あたりをかまわないさま。〈漢字源〉
★晋の王猛が、服のシラミを人と面談しながらつぶしていたという故事から。
●H29-2㈠
-
悁悒
1520
えんゆう
┌憂えいきどおる。≒悁邑〈漢辞海〉
┌心がはればれしないさま。心がむすぼれるさま。≒悁邑〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
●H29-2㈠
-
鄙忱
1521
ひしん
語義未詳。
★「はかりごと」の意か。
●H29-2㈠
-
裂罅
1522
れっか
┌さけめ。われめ。〈字源〉
┌裂けてできたすきま。裂け目。割れ目。〈大辞泉〉
┌われめ。さけめ。すきま。〈漢辞海〉
●H29-3㈠
-
蒙茸
1523
もうじょう
┌1.草のみだれ生ずるさま。
├2.物のみだれるさま。≒尨茸、蒙戎
└3.みだれ走るさま。〈字源〉
┌1.草の乱れ生ずる状態。茂った草むら。また、物の乱れるさま。
└2.乱れはしるさま。〈日本国語大辞典〉
●H29-3㈠
-
謨猷
1524
ぼゆう
語義未詳。
●H29-3㈠
-
鼯鼠
1525
ごそ
┌動物「むささび(鼯鼠)」の異名。≒吾鼠、梧鼠〈日本国語大辞典〉
┌リス科の哺乳類。夜行性で、飛膜がある。ムササビ、あるいはモモンガ。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
●H29-3㈠
-
浣滌
1526
かんでき
┌あらひすすぐ。〈字源〉
┌あらいすすぐ。≒浣濯、浣洒〈漢辞海〉
●H29-3㈠
-
滝滝
1527
ろうろう
┌水流や降雨の音。〈漢辞海〉
┌水の流れる音のさま。〈字通〉
●H29-3㈠
-
廩粟
1528
りんぞく
┌1.くらにあるもみ。
└2.官より給するもみ。〈字源〉
┌1.倉庫にある米。
└2.役所から支給される穀物。ふち米のこと。〈漢字源〉
┌1.倉庫にある穀物。
└2.役所から俸給として与えられる穀物。〈漢辞海〉
●H29-3㈠
-
菌蕈
1529
きんじん
┌きのこ類の総称。きのこ。〈新大字典〉
┌きのこ類の総称。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
●H30-1㈠
-
皺曲
1530
しゅうきょく
地殻にはたらく力によって地層が波状に押し曲げられること。また、その状態。≒褶曲〈大辞林〉
●H30-1㈠
-
蟠結
1531
はんけつ
┌わだかまり、むすぼれる。≒盤結〈字源〉
┌わだかまって解けがたく結ばれていること。また、わだかまってかたまること。盤結。〈日本国語大辞典〉
┌複雑に入り組み、わだかまりむすぼれる。盤結。〈漢辞海〉
●H30-1㈠
-
勦殄
1532
そうてん
┌敵をほろぼしつくす。≒殄滅〈字源〉
┌ほろぼし尽くすこと。〈新大字典〉
●H30-1㈠
-
寒暄
1533
かんけん
┌さむさとあたたかさ。≒寒暖〈漢字ペディア〉
┌寒さと暖かさ。寒暖。〈大辞泉〉
┌≒寒温
├1.暑さと寒さ。
├2.時候の挨拶。
└3.歳月。
◇漢字ペディア大見出し
●H30-1㈠
-
澹
1534
たん
┌風や波によってゆったりと動くさま。〈大辞林〉
┌1.水がゆったりたゆたうさま。
└2.しずか。やすらか。ゆったりと落ち着いたさま。しずかで穏やかなさま。〈漢字源〉
●H30-1㈠
-
畚土
1535
ほんど
もっこの中の土。〈新大字典〉
●H30-1㈠
-
因仍
1536
いんじょう
┌前例を引き継ぐ。〈漢辞海〉
┌相次ぐ。従来のしきたりによる。〈字通〉
●H30-1㈠
-
茜衫
1537
せんさん
赤い服。〈字通〉
●H30-1㈠
-
勖率
1538
きょくそつ
語義未詳。
★おそらく「つとめて率いる」意。
●H30-1㈠
-
不辜
1539
ふこ
┌罪がないこと。無実の罪。また、無実の罪をかぶせられた人。≒無辜〈漢字ペディア〉
┌罪のないこと。また、無実の罪をこうむった人。無辜(ムコ)。〈日本国語大辞典〉
┌無罪のさま。また、そのことや人。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
●H30-2㈠
-
牆垣
1540
しょうえん
┌かき。≒垣牆、牆壁〈字源〉
┌かき。まがき。かきね。〈日本国語大辞典〉
┌かきね。垣牆。≒牆籬(ショウリ)。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
●H30-2㈠
-
蠡測
1541
れいそく
┌見識の狭いことのたとえ。〈漢字ペディア〉
┌法螺貝(ホラガイ)で海水を汲んで、はかること。転じて、小知で大事を測ること。見識の狭いこと。また、事を成し得ないことのたとえ。〈日本国語大辞典〉
┌蠡(ヒサゴ)で海水の量を測る。浅薄な知識で高遠なことを知ろうとする愚かさのたとえ。一説に、蠡(ラ:貝殻)で測るとする。〈漢辞海〉
●H30-2㈠
-
薈萃
1542
わいすい
┌人材や名品が集中する。〈漢辞海〉
┌集まる。〈字通〉
●H30-2㈠
-
瀛表
1543
えいひょう
┌海外のこと。〈漢辞海〉
┌海外をいう。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
●H30-2㈠
-
嶷岌
1544
ぎょくきゅう
┌高いさま。≒岌嶷〈字源〉
┌高いさま。〈字通〉
●H30-2㈠
-
貝闕
1545
ばいけつ
┌紫の貝殻で装飾した宮門わきの楼閣。河伯(水神)の住む所。のち、壮麗な宮殿の形容を言う。〈漢辞海〉
●H30-3㈠
-
屛嶂
1546
へいしょう
語義未詳。
★「屛障」または「屛牆」と同義か。
●H30-3㈠
-
胥吏
1547
しょり
┌下級の役人。小役人。小吏。〈大辞泉〉
┌1.役所の小役人。
└2.中国、宋(ソウ)代以降、役所の長によって採用された下役人。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H30-3㈠
-
窖中
1548
こうちゅう
あなぐらの中。〈字通〉
●H30-3㈠
-
拿攫
1549
だかく
語義未詳。
★「拿獲(≒捕獲)」と同義か。
●H30-3㈠
-
縦迹
1550
しょうせき
┌足あと。ゆくえ。≒縦跡〈漢辞海〉
┌あしあと。≒蹤迹〈字源〉
┌≒蹤跡
├1.ことが行なわれたことを示す、しるしとなるようなもの。前例や事跡。
├2.あとを追うこと。追跡すること。また、去ったあと。ゆくえ。
└3.住む所。居所。〈日本国語大辞典〉
●H30-3㈠
-
芸籤
1551
うんせん
書帙の籤。〈字通〉
●H30-3㈠
-
臠截
1552
れんせつ
┌こま切り。≒臠切〈字通〉
┌きりさいなむこと。〈新大字典〉
●H30-3㈠
-
戳
1553
たく
語義未詳。
★「刺す」または「突く」意か。
●H30-3㈠
-
惶怛
1554
こうだつ
┌おそれていたみかなしむ。〈字源〉
┌おそれていたみ悲しむこと。〈新大字典〉
●H30-3㈠
-
自鬻
1555
じいく
┌身を売って人に使われること。〈新大字典〉
┌身を売る。〈字通〉
●R1-1㈠
-
梭影
1556
さえい
語義未詳。
●R1-1㈠
-
外舅
1557
がいきゅう
┌妻の父。岳父。⇔外姑〈大辞泉〉
┌妻の父。〈字源〉
┌妻の父。≒外父〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
●R1-1㈠
-
堙晦
1558
いんかい
うずもれ隠れること。また、姿や才能をくらますこと。≒湮晦〈日本国語大辞典〉
●R1-1㈠
-
郢曲
1559
えいきょく
┌楚の歌。卑俗な音楽・流行歌をいう。〈漢辞海〉
┌1.催馬楽(サイバラ)・風俗歌(フゾクウタ)・今様(イマヨウ)など中世・中古の歌謡・流行歌(ハヤリウタ)の総称。
└2.低俗な音楽。俗曲。〈漢字ペディア〉
┌1.中国の春秋時代、楚の都、郢で歌われた卑俗な歌曲。転じて、はやり歌。俗曲。
└2.平安から鎌倉初期の歌謡の総称。平安初期には神楽歌・催馬楽・風俗歌・朗詠をさし、中期に今様、後期に雑芸(ゾウゲイ)、鎌倉期に宴曲が加えられた。狭義には、朗詠または宴曲をさす。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●R1-1㈠
-
陋巷
1560
ろうこう
┌むさくるしく見苦しい町。狭くきたない町。狭い小路。また、俗世間。〈日本国語大辞典〉
┌狭くむさくるしい町すじ。路地裏。〈漢辞海〉
┌せま苦しく、きたない街。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●R1-1㈠
-
莅職
1561
りしょく
┌職務にのぞむ。〈字源〉
┌職務をつかさどること。〈新大字典〉
●R1-1㈠
-
玉笄
1562
ぎょっけい
┌玉で作ったかんざし。〈日本国語大辞典〉
┌玉で作ったかんざし。〈新大字典〉
◇漢字ペディア下付き
●R1-1㈠
-
碪杵
1563
ちんしょ
┌≒砧杵
├1.きぬたに用いる石と杵(キネ)。
└2.きぬたの音。〈漢辞海〉
┌きぬたとそれを打つつち。また、きぬたを打つことや、その音。≒砧杵〈日本国語大辞典〉
●R1-1㈠
-
弭息
1564
びそく
┌やむ。≒止息〈字源〉
┌不穏な動きがやむ。平静になる。止息。〈漢辞海〉
●R1-1㈠
-
麤述
1565
そじゅつ
大略を述べること。略述。〈新大字典〉
●R1-2㈠
-
鷁首
1566
げきしゅ
┌1.ゲキという鳥の頭。
└2.水難よけのために、ゲキの頭の形を船首に刻んだり描いたりした船。〈漢字ペディア〉
┌1.竜頭船と一対となり、王侯貴族の儀式、社寺の祭礼などに船楽を奏する船。水難を防ぐ意味で、船首に鷁(ゲキ:想像上の水鳥)の彫刻または絵画をつけたもの。また、その船首をもいう。竜頭船と合わせて竜頭鷁首ということが多い。鷁首船。げきす。鷁舟。
└2.香木の名。分類は伽羅(キャラ)。二百種名香の一つ。〈日本国語大辞典〉
★竜頭(リュウトウ)鷁首…天子の乗る船。また、高貴な人の船遊びに使う船。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●R1-2㈠
-
嘴喙
1567
しかい
語義未詳。
★「くちばし」の意か。
●R1-2㈠
-
覃耜
1568
たんし
┌するどいすき。〈新大字典〉
┌鋭いすき。〈字通〉
●R1-2㈠
-
倚門
1569
いもん
┌1.門によりかかる。
├2.村の入り口の門によりかかり、遠くを眺める。子どもの帰りを首を長くして待つ形容。倚門の望(イモンノボウ)。門(モン)に倚(ヨ)りて望む。≒倚閭
└3.妓女が売春する。〈漢辞海〉
┌門戸に寄りかかること。門口に立つこと。〈大辞泉〉
┌門戸に寄り掛かること。門口に立って帰りを待つこと。倚閭(イリョ)。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
-
短矮
1570
たんわい
背が低く、小さいこと。〈大辞林〉
-
羽觴
1571
うしょう
スズメが羽を広げた形を模して作った杯。〈漢辞海〉
★羽觴を飛(ト)ばす…宴会など杯のやり取りを盛んに行うこと。〈新明解故事ことわざ辞典〉
◇漢字ペディア下付き
-
感佩
1572
かんぱい
┌恩などに深く感謝して忘れないこと。〈漢字ペディア〉
┌いつまでも忘れられないほど感動する。また、そのこと。〈漢辞海〉
┌心から感謝して忘れないこと。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
-
鬯浹
1573
ちょうしょう
┌のびやかに広くゆきわたる。〈漢辞海〉
┌のびのびと、ひろく行き渡ること。≒暢浹〈漢字源〉
-
長嘯
1574
ちょうしょう
┌口をすぼめて声を長く伸ばすこと。また、声を長く引いて、詩歌をうたうこと。〈漢字ペディア〉
┌声を長く引いて、詩歌を吟じること。〈大辞泉〉
┌1.大声で叫ぶ。
└2.(詠嘆の気分を表すために)口をすぼめて声を長くのばす。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
-
田麩
1575
でんぶ
┌タイ・タラなどの魚肉を蒸して細かくほぐし、醬油・砂糖などで味をつけて炒(イ)った食品。〈漢字ペディア〉
┌タイなどの魚肉を細かくほぐし、砂糖・醤油・みりんなどで味つけし、煎(イ)った食品。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
-
壅遏
1576
ようあつ
┌おさえとどめること。〈新大字典〉
┌ふさぎ、さえぎる。〈漢辞海〉
┌行動をさえぎりとどめる。わく内に押しこめる。〈漢字源〉
-
摧衄
1577
さいじく
┌くじけやぶれる。〈新大字典〉
┌くじけ敗れる。〈字通〉
-
箴諫
1578
しんかん
┌いましめいさむ。〈字源〉
┌悪い点を指摘していましめること。〈大辞泉〉
┌よくない点を指摘してやめるようにいさめること。また、そのいましめ。〈日本国語大辞典〉
┌欠点を指摘していましめること。また、そのいましめ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
阮籍
1579
げんせき
★阮籍青眼(セイガン)…心から人を歓迎すること。中国、三国時代、魏(ギ)の阮籍が、世俗の礼法にこだわらず、気に入らない世俗の人には白い目で応対し、気に入った人には黒い目で応対したこと。「阮籍」は竹林の七賢の中心的人物で、老荘の学を好み、世俗を白眼視した。〈漢字ペディア〉
-
杞梓
1580
きし
┌カワヤナギとアズサ。ともに樹木名。どちらもいい材質であるところから、才能のすぐれた人材をたとえていう。〈漢辞海〉
┌杞(センダンまたはヤナギの一種)と梓(アカメガシワまたはトウキササゲ)。ともに良材として器物を作るのに用いられる。転じて、有用の材。〈日本国語大辞典〉
★杞梓連抱(レンポウ)にして数尺(スウセキ)の朽(キュウ)あるも良工(リョウコウ)は棄(ス)てず…その人の長所を生かして使うのが人材を生かす道だというたとえ。「杞」は、カワヤナギの木。「梓」は、アズサの木。杞や梓のような良材の、いくかかえもあるような大木に、数尺の腐食が入っていようとも、良い職人は捨てずに使うものだという意。〈故事俗信ことわざ大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
-
湮滅
1581
いんめつ
┌あとかたもなく消えること。あとが残らないように、消すこと≒隠滅、堙滅〈漢字ペディア〉
┌跡形もなく消えてしまうこと。また、消すこと。≒隠滅、堙滅〈大辞泉〉
┌消え去る。≒湮淪〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
-
孑立
1582
けつりつ
┌孤立しているさま。〈漢辞海〉
┌ひとりだつ≒孤立〈字源〉
┌ひとりぼっちでいる。孤立。〈漢字源〉
┌孤立をいう。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
-
屈撓
1583
くっとう
┌かがみたわむこと。また、屈服すること。〈大辞泉〉
┌しなうように曲がること。力を加え、そり曲がった状態にすること。転じて、屈服すること。服従すること。〈日本国語大辞典〉
┌≒屈橈
├1.しりごみする。ひるむ。
└2.たわめる。〈漢辞海〉
┌≒屈橈
├1.たわむ。たわめる。
└2.おそれひるむこと。〈新大字典〉
★「撓(トウ)」は慣用音。
◇漢字ペディア下付き
-
撓屈
1584
とうくつ
┌たわんで曲がること。また、力を加えてしならせること。〈漢字ペディア〉
┌1.法などをねじ曲げる。
└2.屈服する。〈漢辞海〉
┌しなうように曲がること。また、曲げること。屈撓。〈大辞泉〉
┌しなうように曲がること。また、力を加えて、そり曲がった状態にすること。屈撓。〈日本国語大辞典〉
┌1.たわめかがめること。
└2.しりごみすること。〈新大字典〉
★「撓(トウ)」は慣用音。
◇漢字ペディア大見出し
-
祓禳
1585
ふつじょう
┌神に祈り、災いをはらい除く。〈漢辞海〉
┌災凶を祓う。〈字通〉
-
駢死
1586
へんし
┌首をならべて死す。死する者の多きをいう。〈字源〉
┌肩を並べて死ぬ。〈漢辞海〉
┌首を並べて死ぬこと。〈日本国語大辞典〉
┌相並んで死ぬこと。〈新大字典〉
-
懾服
1587
しょうふく
┌おそれしたがうこと。おそれひれ伏すこと。≒懾伏、慴伏〈漢字ペディア〉
┌勢いに恐れてひれ伏すこと。≒懾伏、慴伏〈大辞泉〉
┌恐れ屈服する。摂服(ショウフク)。≒懾伏〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
-
妻孥
1588
さいど
┌妻と子ども。家族。≒妻帑、妻子、妻児〈漢字ペディア〉
┌妻と子。また、家族。〈大辞泉〉
┌妻と子ども。≒妻息〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
-
肺腑
1589
はいふ
┌1.肺臓。また、体内の五臓六腑。
├2.胸中。心の奥底のたとえ。
└3.信頼するに足る肉親・一族。〈漢字源〉
┌1.肺臓。
├2.心の奥底。
└3.皇帝の身内。
└4.親密な関係。また、その人。〈漢辞海〉
┌1.肺。≒肺臓
└2.心の奥底。≒肺肝〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
刎死
1590
ふんし
┌自分の頸(クビ)の動脈を切って死ぬ。〈漢字源〉
┌自分で自分の首を切って死ぬこと。自刎。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
弑逆
1591
しいぎゃく
┌臣下が主君を、また、子が親を殺すこと。〈漢字源〉
┌臣下が主君を、子が父を殺すこと。≒弑虐〈漢辞海〉
┌臣下や子が主君や親を殺すこと。≒弑虐〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
間歇
1592
かんけつ
┌一定の間をおいて、おこったりやんだりすること。≒間欠〈漢字源〉
┌一定の時間をおいて起こったり、やんだりすること。≒間欠〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
鏖殺
1593
おうさつ
┌皆殺しにすること。〈大辞泉〉
┌みなごろしにすること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
隕潰
1594
いんかい
┌壊滅する。〈漢辞海〉
┌やぶる。〈字源〉
┌破れる。〈字通〉
-
搔爬
1595
そうは
┌1.かゆいところをひっかく。
└2.体の中の病的組織などを取り出すこと。特に、胎児を未生育の内に、母胎から医療器具で取り出すこと。〈漢字源〉
┌体内の組織をけずり取ること。特に、人工妊娠中絶の手術。〈漢字ペディア〉
┌≒搔把
├1.つめでひっかく。
└2.医学で、身体の病的組織などを削り取る。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
-
恬然
1596
てんぜん
┌やすらかで静かなさま。穏やかなさま。
平気でいるさま。心に感じないさま。≒平然〈漢字ペディア〉
┌安らかでのんびりしているさま。また、物に動じないさま。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
-
壊疽
1597
えそ
┌局所的に壊死した組織の表面が黒変した状態。脱疽。〈大辞林〉
┌壊死した細胞が脱落したり、腐敗したりしたもの。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
炸薬
1598
さくやく
┌爆薬。〈漢字源〉
┌爆弾・砲弾・魚雷などの内部につめ、発射後に爆発させる火薬。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
飛絮
1599
ひじょ
┌風に飛び散る柳絮(リュウジョ)。柳絮は、綿毛をつけた柳の種子。〈新大字典〉
┌風に吹かれてとぶやなぎの花。〈漢字源〉
┌風に舞う柳の綿毛。〈漢辞海〉
-
引磬
1600
いんきん
┌仏教の楽器の一。椀状の小鐘に柄をつけたもの。読経のときなど、小さい鉄棒で打ち鳴らす。手磬。いんけい。〈大辞泉〉
┌仏語。仏事用の楽器の一つ。おわんの形をした小鐘の底に穴をあけ、ひもを通して木や竹の柄をつけたもの。細い鉄の棒で打ち鳴らす。法会などの際、大勢の人々の注意を引くために用いる。手磬。小手磬。〈日本国語大辞典〉
-
匆匆
1601
そうそう
┌1.あわただしいさま。
└2.転じて、手紙の末尾につけて簡略をわびることば。〈漢字源〉
┌≒怱怱・草草
├1.そわそわしていそがしいさま。
└2.手紙の末尾に添えて走り書きであることを詫(ワ)びる語。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
綸旨
1602
りんじ
┌昔、天皇の命を受けて蔵人(クロウド)が書いて出した文書。≒詔勅〈漢字ペディア〉
┌天子のことば。みことのり。天子のことばは、初めは糸のように細いが、天下に達して行われる時には綸のように太くなることから。≒綸言〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
-
檳榔樹
1603
びんろうじゅ
┌ヤシ科の常緑高木。マレーシア原産。高さ一〇~二五(メートル)。葉は羽状複葉で、幹の頂に集まってつく。卵形の果実は檳榔子(ビンロウジ)といい、薬用や染料にする。〈漢字ペディア〉
┌ヤシ科の常緑高木。高さ10~17メートル。幹は直立し、環紋がある。葉は羽状複葉で、幹の頂に集まってつき、その下から枝分かれした柄に雄花と雌花とをつける。果実は楕円形や球形で、黄・橙・白色などに熟す。マレーシアの原産。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
-
淅瀝
1604
せきれき
┌風雨や霰(アラレ)・落ち葉などがたてる寂しげな音のさま。〈漢字ペディア〉
┌哀れで寂しいさま。また、風雨や葉の落ちる音のもの寂しいさま。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
-
鞭辟
1605
べんぺき
┌1.励ます。促す。≒鞭策
└2.分析する。〈漢辞海〉
┌1.身分の高い人の通る道をあけるために、むちで民衆を追い散らしていくこと。
├2.むちうち、励ます。
└3.努力して切り開く。〈漢字源〉
┌1.貴人が通行のとき、前駆の者がむちをもって人払いをすること。
└2.励ますこと。〈新大字典〉
┌露払い。〈字通〉
-
乙丑
1606
いっちゅう
十干と十二支とを組み合わせたものの第二番目。いっちゅう。きのとうし。〈日本国語大辞典〉
-
抒情
1607
じょじょう
┌詩文などで、自分の感情をのべること。≒叙情、⇔叙事〈漢字ペディア〉
┌叙事に対して、感情を述べあらわす。≒叙情〈漢字源〉
┌情意を述べる。〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し
-
丙寅
1608
へいいん
十干と十二支とを組み合わせたものの第三番目。ひのえとら。〈日本国語大辞典〉
-
丁卯
1609
ていぼう
十干と十二支とを組み合わせたものの第四番目。ひのとう。〈日本国語大辞典〉
-
壬申
1610
じんしん
┌十干(じっかん)と十二支とを組み合わせたものの第九番目。みずのえさる。〈日本国語大辞典〉
┌干支(えと)の一つ。みずのえさる。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
癸酉
1611
きゆう
十干と十二支とを組み合わせたものの第一〇番目。みずのととり。〈日本国語大辞典〉
-
薬研
1612
やげん
┌薬の材料を粉砕するための舟形の器具。金属性でおもに漢方で用いる。薬おろし。〈漢字ペディア〉
┌1.漢方医などが生薬を粉末にするのに用いる金属製の器具。細長い舟形で、中央がV字形にくぼんでいるもの。中に生薬を入れ、円板形の車に通した軸を両手でつかみ、前後に回転させて押し砕く。くすりおろし。
└2.鶏の胸骨の先端部分。焼き鳥やから揚げなどにする。1.に形が似るところから。〈大辞泉〉
┌(国)漢方で、薬種を砕く舟形の器具。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
-
癸未
1613
きび
十干と十二支とを組み合わせたものの第二〇番目。みずのとひつじ。〈日本国語大辞典〉
-
丙戌
1614
へいじゅつ
十干と十二支とを組み合わせたものの第二三番目。ひのえいぬ。〈日本国語大辞典〉
-
頷聯
1615
がんれん
┌律詩の第3・4の2句。前聯。〈大辞泉〉
┌漢詩で、律詩の第三句・第四句。対句をなす。前聯。⇔起聯、頸聯、尾聯〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
壬戌
1616
じんじゅつ
十干(じっかん)と十二支とを組合わせたものの第五九番目。みずのえいぬ。〈日本国語大辞典〉
-
頽廃
1617
たいはい
┌道徳や健全な気風が崩れること。≒退廃〈漢字ペディア〉
┌≒退廃
├1.衰えてすたれること。くずれ荒れること。廃頽。
└2.道徳的な気風がすたれて健全な精神を失うこと。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
-
侃諤
1618
かんがく
┌剛直で、遠慮せずにありのままをずばりと述べること。≒侃々諤々〈新漢和大字典〉
┌剛直にして言を曲げざるさま。≒侃々諤々〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
衡軛
1619
こうやく
┌兵法で、陣立ての一。前線を魚鱗か鶴翼にし、第2陣以下を左右に縦に配した陣形。八陣の一つ。〈大辞泉〉
┌車の横木。〈字通〉
-
俾益
1620
ひえき
┌おぎなって利益を与えること。助けとなること。役に立つこと。≒裨益〈漢字ペディア〉
┌おぎないます。助ける。裨益。〈新大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
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俯伏
1621
ふふく
┌うつむきふす。目上の人に遠慮して下を向くこと。〈漢字源〉
┌うつむき伏せること。かしこまってひれ伏すこと。平身低頭。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
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魂魄
1622
こんぱく
┌死者のたましい。≒霊魂〈大辞泉〉
┌死者のたましい。≒霊魂〈漢字ペディア〉
┌たましい。≒霊魂〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
-
勁風
1623
けいふう
┌強い風。〈漢字源〉
┌強く吹く風。強風。〈大辞泉〉
┌つよく吹くかぜ。〈字源〉
-
脱肛
1624
だっこう
┌直腸の下端の粘膜が肛門の外へ出る症状。多くは痔核が原因となる。〈大辞林〉
┌直腸の粘膜が、肛門の外に押しだされる疾患。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
藷糜
1625
しょび
┌いもがゆ。〈新大字典〉
┌いも粥。〈字通〉
-
含嗽
1626
がんそう
┌うがいをする。〈漢字源〉
┌水などで口の中をすすぐこと。うがい。≒含漱〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
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茉莉
1627
まつり
┌木の名。モクセイ科の常緑小低木。暖地に生える。夏、白い小さな花を開く。非常に香りがよく、茶に混ぜて飲む。マツリカ。ジャスミンの一種。〈新漢和大字典〉
┌ジャスミン。〈字通〉
┌「茉莉花(マツリカ:ジャスミンの一種)」に同じ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
宿禰
1628
すくね
┌1.古く、人名に添えた敬称。野見宿禰(ノミノスクネ)の類。
└2.天武天皇が制定した八色(ヤクサ)の姓(かばね)の第三位。主に連(ムラジ)姓の神別氏族に与えられた。大伴宿禰の類。〈大辞泉〉
┌1.上代、貴人を親しんで呼んだ敬称。
└2.古代の姓(カバネ)の一つ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
香奠
1629
こうでん
┌香のかわりに霊前に供える金品。香料。〈大辞泉〉
┌死者の霊前に香のかわりに供える金品など。≒香料、香典〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
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誦経
1630
じゅきょう
┌経文を声を出して読むこと。また、そらんじて唱えること。ずきょう。〈大辞泉〉
┌声を出して経文をよむこと。また、経文を暗誦(アンショウ)すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
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匕箸
1631
ひちょ
┌食事の道具としてのさじと、はし。〈漢字源〉
┌さじ、はし。食を口に運ぶ器。〈字源〉
┌さじとはし。食事の道具。〈新大字典〉
★匕箸を失(ウシナ)う…食事中持っていたさじとはしとを取り落とす。非常に驚くさま。〈故事俗信ことわざ大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
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作務衣
1632
さむえ
僧などが日常の作業をするときに着る衣服。上衣は打ち合わせがあって筒袖(ツツソデ)、下衣はズボン状で、裾(スソ)がすぼまる。藍染めの木綿などで作る。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
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隧道
1633
ずいどう
┌1.(ズイドウ)山腹・海底・地下を掘り抜いた道。トンネル。
└2.(スイドウ)棺を埋めるために斜めに掘り下げた墓への通路。〈漢字ペディア〉
┌1.墓地の桟道。陵などの丘状の墓で、平地から斜めに掘り下げて、墓穴に通じている道。
└2.地中を掘って通した道。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
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諳誦
1634
あんしょう
┌記憶している物事をそらで言うこと。≒暗唱〈漢字ペディア〉
┌暗記したことを口に出して唱えること。あんじゅ。≒暗唱、≒暗誦〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
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疣贅
1635
ゆうぜい
┌1.いぼと、こぶ。
└2.転じて、むだなもの。よけいなもの。〈漢字源〉
┌1.いぼと、こぶ。
└2.無用のもの。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
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蝌蚪
1636
かと
┌オタマジャクシのこと。〈新漢和大字典〉
┌1.「蝌蚪(おたまじゃくし)」に同じ。
└2.「蝌蚪文字(カトモジ)」の略。中国の古代文字の一種。書体がおたまじゃくしに似ている。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
黄疸
1637
おうだん
┌胆汁色素が血液中に増加し、皮膚や粘膜が黄色くなる状態。胆囊(タンノウ)・肝臓の病気、赤血球が多量に破壊される病気などで起こる。〈大辞泉〉
┌皮膚が黄色になる病気。肝臓の故障が主な原因。〈漢字源〉
┌胆汁の色素が血液中に増加し、皮膚や粘膜などが黄色くなる症状。〈漢字ペディア〉
★黄疸病(ヤ)みには何(ナン)でも黄色(キイロ)く見(ミ)える…心がねじけていたり偏見をもつ者は、どんなことでも曲解することのたとえ。〈故事俗信ことわざ大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
-
兌換
1638
だかん
┌とりかえること。ひきかえること。〈大辞林〉
┌紙幣を正貨と取り替えること。〈漢字ペディア〉
★兌・・・非常に音読みの多い漢字の一つ。以下一覧。
├『兌:ダ・・・とりかえる。また、易の八卦の一。』
├『兌:エツ・・・よろこぶ。≒悦』
├『兌:エイ・・・するどい。≒鋭』
├『兌:タイ・・・脱(タイ)に同じで、ゆるやかなさまの意か。音熟語見当たらず。義不明。』
└熟語では「ダ」の用例が多い。「兌換(ダカン)」・「発兌(ハツダ)」
◇漢字ペディア大見出し
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膏粱
1639
こうりょう
┌肥肉と美穀。美食。〈字通〉
┌1.あぶらののった肉と、味のよいめし。ごちそうのこと。美食。
└2.大金持ち。富豪。〈漢字源〉
★膏粱の子弟(シテイ)…美食をしつけている子弟。富貴の家に生まれた者。〈故事俗信ことわざ大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
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腓骨
1640
ひこつ
┌下腿の後ろ外側にあり脛骨とならぶ管状の長骨。脛骨に比べ著しく細く、下端の外側は外踝(ソトクルブシ)をなす。〈大辞林〉
┌すねの外側の細長い骨。〈新大字典〉
┌脛骨(ケイコツ)の外側にある細い骨。ひざからくるぶしにかけての骨の一つ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
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掩蔽
1641
えんぺい
┌1.おおい隠すこと。
└2.月が他の星をさえぎり隠す現象。〈漢字ペディア〉
┌1.おおい隠すこと。
└2.地球と恒星または惑星との間に月が入り、恒星・惑星を隠す現象。月の位置の精密測定に利用される。星食(セイショク)。〈大辞泉〉
┌≒掩閉
├1.おおい隠す。
├2.ごまかす。
└3.のり越える。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
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爬行
1642
はこう
地面をはって行くこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
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擡頭
1643
たいとう
┌≒台頭
├1.頭をもち上げること。
├2.勢力を得てくること。
└3.文章を書くとき、貴人の姓名などを文中で改行し、一字または二字分ほかの行よりも上に出して敬意を表す書式。一字上がるのが一字擡頭、二字上がるのが二字擡頭。〈漢字ペディア〉
┌≒台頭
├1.頭をもたげること。勢いを増してくること。
└2.上奏文などで、貴人の名やそれに関する語の出てくるとき、敬意を表して改行し、一段高く書くこと。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
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蟯虫
1644
ぎょうちゅう
┌ギョウチュウ科の線虫。体は白く形は先端のとがった線状で、体長は約一(センチメートル)。人の肛門(コウモン)の周辺に産卵し、小腸や盲腸などに寄生する。〈漢字ペディア〉
┌線虫綱蟯虫科の袋形動物。体は糸状で、体長約1センチ。雄のほうが小さい。人間の盲腸などに寄生。雌は夜間に肛門からはい出して周辺に卵を産みつける。肛門周辺部の不快なかゆみがあり、虫卵は経口的に摂取される。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
-
熬煎
1645
ごうせん
┌1.火にかけている。
├2.火で煎るように痛めつける。
└3.(国)絶えまないつらさ。また、ひどい悩み。〈漢字源〉
┌1.煮たり炒めたりする。
├2.苦しみ。また、苦しめる。
└3.苦しいさま。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
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勅諡
1646
ちょくし
勅命によって諡(オクリナ:死者に贈る名)を与えること。また、その諡。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア下付き
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誰呵
1647
すいか
何者。また、名を問いただす。≒誰何〈字通〉
-
奄冉
1648
えんぜん
┌1.ぐずぐずする。
└2.何もしないうちに日時が過ぎ去ること。〈漢字源〉
┌1.ぐずぐずすること。
└2.進み行くこと。時間がたちまち過ぎ去ること。〈新大字典〉
-
痒痾
1649
ようあ
┌かゆい病。〈字通〉
┌かゆい病。〈字源〉
-
剔除
1650
てきじょ
悪い部分を取り去る。〈漢字源〉
-
勦除
1651
そうじょ
┌征伐して取り除く。〈漢字源〉
┌討ち滅ぼす。討伐して取り除く。〈新大字典〉
┌消滅する。殺し除く。〈字通〉
-
襟腑
1652
きんぷ
┌心のうち。〈字通〉
┌まごころ。〈字源〉
-
渥眄
1653
あくべん
┌特に目をかけて、ひきたてること。〈新漢和大字典〉
┌厚遇。〈字通〉
-
野哭
1654
やこく
┌葬式の時、野原の墓地で死者の遺族たちが大声で泣くこと。〈漢字源〉
┌野外の墓で遺族が声をあげて泣く。〈漢辞海〉
-
煽熾
1655
せんし
┌あおりたてる。〈字通〉
┌勢さかんなり。〈字源〉
-
謇謇
1656
けんけん
┌直言する。〈字通〉
┌1.遠慮せずにありのままにいうさま。
└2.苦労するさま。〈新漢和大字典〉
┌1.言いにくいことをはっきり言うさま。特に、目上の人に向かって正しいと思うことをそのまま言うさま。
└2.ひどく苦しむさま。難儀するさま。≒蹇蹇〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
礫石
1657
れきせき
┌小石。つぶて。〈漢字源〉
┌「礫(ツブテ)」に同じ。〈漢字ペディア〉
★「礫石」で「つばい」とも読む。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
焉烏
1658
えんう
┌字形の誤り易いこと。また、烏焉馬を成すともいう。〈字通〉
┌字形が似ていることから、間違いやすいこと。烏焉。〈漢辞海〉
-
圄空
1659
ぎょくう
┌罪を犯すものがなくて、国がよく治まっていること。〈漢字源〉
┌牢獄が空であるさま。国がよく治まり、罪を犯すものがいないさまをいう。〈漢辞海〉
-
庭燎
1660
ていりょう
┌宮中の庭で警護の人が焚くかがり火。〈漢字源〉
┌昔、宮中へ夜中に参内する諸臣のために、庭でたいたかがり火。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
謖謖
1661
しょくしょく
┌松などが高くそびえるさま。〈字通〉
┌1.高くそびえたつさま。
└2.松にあたる風の形容。〈新漢和大字典〉
-
奎運
1662
けいうん
┌文芸の発達。文運。〈漢字源〉
┌=文運〈漢辞海〉
-
捷逕
1663
しょうけい
≒捷径
1.目的地に早く行ける道。近道。
2.目的を達するてっとり早い方法。早道。近道。〈大辞泉〉
-
焙籠
1664
はいろう
ほいろ。木の枠に紙を張り、茶や薬を乾かすのに用いる。〈字通〉
-
隙駟
1665
げきし
月日の過ぎ去ることが早いこと。隙駒(ゲキク)。〈大辞泉〉
-
瑛瑶
1666
えいよう
美しい玉。〈字通〉
-
峙立
1667
じりつ
┌じっとそびえたつ。〈漢字源〉
┌そびえ立つ。ならび立つ。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
-
已往
1668
いおう
┌過ぎ去ったこと。≒既往〈漢字源〉
┌1.過ぎ去ったこと。過去。以前。
└2.これから。以後。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
-
很戻
1669
こんれい
┌ひねくれて、道理に逆らう。〈漢字源〉
┌ひねくれて、人の言うことを聞き入れないさま。≒很忤、很愎〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
-
腥穢
1670
せいわい
┌なまぐさくて、けがれている。〈新漢和大字典〉
┌けがれる。〈字通〉
┌なまぐさくてけがれていること。また、そのもの〈日本国語大辞典〉
-
怱遽
1671
そうきょ
┌急ぎあわてること。また、そのさま。〈漢字源〉
┌あわてる。≒倉卒〈字源〉
-
跋文
1672
ばつぶん
┌本文とは別に、書物の終わりにしるす文章。あとがき。跋。〈大辞泉〉
┌書物の終わりに書く文章。あとがき。≒跋語、⇔序文〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
罹辜
1673
りこ
罪にかかる。〈字通〉
-
腴沃
1674
ゆよく
沃土(地味の肥えた土壌)。〈字通〉
-
扞禦
1675
かんぎょ
┌防いで相手をいれないようにする。≒捍禦〈漢字源〉
┌ふせぎ守ること。≒防御、捍禦〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
謗毀
1676
ぼうき
┌けなすこと。そしること。〈大辞泉〉
┌人を悪く言うこと。そしること。そしり。≒毀謗〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
拱木
1677
きょうぼく
┌1.一かかえもある木。大木のこと。
└2.墓地に植えた木。〈漢字源〉
┌1.両手で抱えるほどの大木。
└2.墓のそばに植える木。死にたとえる。〈漢辞海〉
-
揀取
1678
かんしゅ
えらびとる。〈漢字源〉
-
霓旌
1679
げいせい
┌羽毛を五色に染めてつづった旗。天子の儀仗(ギジョウ)の旗とする。〈新漢和大字典〉
┌にじのように美しい旗。羽毛を五色に染めてつづった旗。天子の儀仗に用いた。〈漢辞海〉
-
攢巒
1680
さんらん
┌群がっている山。〈漢字源〉
┌重なりあう山なみ。≒攢峰〈漢辞海〉
-
乞骸
1681
きつがい
┌官の辞職を願い出ること。〈漢字源〉
┌官吏が辞職を願い出る。骸骨を乞う。≒乞身(キッシン)〈漢辞海〉
★骸(ガイ)を乞(コ)う…自分の身は主君に捧げてしまったので、その遺骸のみをもらい受けて郷土に帰り、埋葬する意。乞骸はその故事から。〈漢字源〉
-
賦斂
1682
ふれん
┌むりに税を取り立てること。〈漢字源〉
┌税金を割り当て、取り立てる。〈漢辞海〉
-
蛟蛇
1683
こうだ
┌大蛇。おろち。〈新漢和大字典〉
┌大蛇。みずち。〈字通〉
-
痩瘁
1684
そうすい
やせ衰える。やつれる。〈漢字源〉
-
跪居
1685
ききょ
┌礼の一。両ひざをつき、つま先を立てて、かかとの上に尻をおく姿勢。また、その姿勢をとること。〈大辞泉〉
┌敬礼の一つ。両膝をつき、爪先を立てて、踵(カカト)の上に尻を置く姿勢。ひざまずき。跪礼(キレイ)。〈日本国語大辞典〉
-
牋翰
1686
せんかん
┌紙と筆。また、かきつけ。〈新大字典〉
┌紙と筆。〈字通〉
●R1-1㈠
-
罷駑
1687
ひど
┌疲れた馬。転じて、鈍才の人のたとえ。〈新大字典〉
┌1.つかれきった馬。
└2.役に立たない鈍才。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
-
槿域
1688
きんいき
┌朝鮮の別名。〈漢字源〉
┌朝鮮。〈字通〉
★槿(ムクゲ)の花が多いことから。〈漢字源〉
★槿は韓国の国花。
◇漢字ペディア小見出し
-
謳吟
1689
おうぎん
┌うたう。〈字通〉
┌1.ふくみ声で歌をうたう。
└2.天子などの仁政や徳行をほめたたえる。≒謳歌〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
-
秋蛩
1690
しゅうきょう
コオロギの別名。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア下付き
-
逞筆
1691
ていひつ
自在に筆をふるう。〈字通〉
-
鬱紆
1692
うつう
┌1.山道などが曲がりくねるさま。
└2.心がむすぼれて、気持ちがはればれしないさま。≒鬱悒〈漢字源〉
┌道がめぐる。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
-
蜀魄
1693
しょくはく
┌鳥のホトトギスのこと。〈新漢和大字典〉
┌ほととぎす。〈字通〉
★「蜀魄/蜀魂」で「ほととぎす」とも読む。〈漢字ペディア〉
-
褻翫
1694
せつがん
┌なれもてあそぶ。また、そのもの。〈新漢和大字典〉
┌もてあそぶ。=褻玩〈漢辞海〉
-
淆乱
1695
こうらん
┌乱れる。〈字通〉
┌入りまじって秩序がなくなること。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
洗滌
1696
せんでき
┌洗って綺麗にすること。水・薬剤などでそそぎ洗うこと。〈大辞林〉
┌あらいすすぐ。あらいきよめる。〈漢字源〉
┌洗いそそぐ。また、赦免。〈字通〉
┌あらう。〈字源〉
┌洗いすすぐこと。洗ってきれいにすること。≒洗浄〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
駭愕
1697
がいがく
┌ぎくっとして、おどろきあわてる。また、急激なおどろき。≒驚愕〈新漢和大字典〉
┌非常に驚く。驚愕。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
-
肱膂
1698
こうりょ
┌ひじと、せぼね。物事の中心として頼りにできるもの。〈漢字源〉
┌腕と背骨、腹心。〈字通〉
-
蠟炬
1699
ろうきょ
ろうそく。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
-
焜黄
1700
こんこう
┌草木の葉などが、黄色くぼやけて色が衰えること。〈漢字源〉
┌衰える。〈字通〉
┌草木がしぼみ黄ばむ。≒隕黄、芸黄(ウンコウ)〈漢辞海〉
-
褻狎
1701
せっこう
┌近づきなれる。過度になれなれしくすること。〈新漢和大字典〉
┌近幸(キンコウ:お気に入り)の人。〈字通〉
┌≒褻慢
├1.なれなれしく、心やすいさま。なれなれしくして侮ること。
└2.侮るさま。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
-
亢陽
1702
こうよう
┌1.日照り。
├2.たかい建物。
└3.易の陽爻で高位にあるもの。転じて、高位をいう。〈漢字源〉
┌ひでり。≒亢旱〈日本国語大辞典〉
-
鏖馘
1703
おうかく
みな殺し。〈字通〉
-
鵝口瘡
1704
がこうそう
カンジダという真菌の感染によって、口の中の舌やほおの粘膜に白い斑点ができる病気。それがはがれた跡は赤くただれている。栄養不良の乳幼児などに多い。したとぎ。〈大辞泉〉
-
刪述
1705
さんじゅつ
文章の良くないところをけずり、良いところを述べ伝える。〈漢字源〉
-
逋逸
1706
ほいつ
┌逃亡。〈字通〉
┌罪をおかして逃亡する。また、その者。〈新漢和大字典〉
-
厳飭
1707
げんちょく
┌きびしくいましめる。〈漢字源〉
┌厳誡する。〈字通〉
-
困匱
1708
こんき
動きが取れないほど貧しい。また、貧乏して物に不自由する。〈漢字源〉
-
駱駅
1709
らくえき
┌人馬の往来などの、絶え間なく続くさま。≒絡繹〈大辞泉〉
┌人馬の往来が絶え間なく続くさま。≒絡繹〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
腰膂
1710
ようりょ
┌1.腰と、せぼね。
└2.転じて、物事の重要なところ。〈漢字源〉
┌1.腰と背骨。
└2.重要なところのたとえ。〈新大字典〉
-
吶吃
1711
とっきつ
┌どもる。〈字通〉
┌ことばがつかえるさま。〈漢辞海〉
┌ことばがつかえるさま。〈漢辞海〉
-
菽粟
1712
しゅくぞく
┌人間の常食としての、豆類と穀物類。〈新漢和大字典〉
┌常の食事。〈字通〉
┌豆類と穀類。人の常食とする穀物。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
-
株楹
1713
しゅえい
丸太の柱。〈字通〉
-
潜涵
1714
せんかん
┌1.ひそみ沈むこと。
└2.うるおうこと。〈新大字典〉
┌ひそむ。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
-
咬嚼
1715
こうしゃく
┌文章をよく理解し味わって読むこと。〈漢字源〉
┌1.かみこなす。
└2.文章をよく味わって繰り返し理解するたとえ。〈漢辞海〉
-
秕稗
1716
ひはい
しいなと、ひえ。つまらぬもののたとえ。〈字通〉
-
逋税
1717
ほぜい
┌税金逃れをして納税しないこと。〈大辞泉〉
┌税からのがれること。また、滞納している税。≒脱税〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
隷圉
1718
れいぎょ
使用人と馬を養う者。身分の低い者。〈漢字源〉
-
塹塁
1719
ざんるい
とりで。〈漢字源〉
-
弛紊
1720
しぶん
┌規律などがゆるみ乱れること。〈漢字源〉
┌ゆるみみだれること。〈新大字典〉
┌規律などが乱れたさま。〈漢辞海〉
-
箭鏃
1721
せんぞく
┌やじり。〈漢字源〉
┌やのね。やじり。〈新大字典〉
-
梓楡
1722
しゆ
ほおの木。〈字通〉
-
奇峭
1723
きしょう
山などがけわしくそびえたつさま。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
渾敦
1724
こんとん
┌愚昧。〈字通〉
┌開き通じないさま。〈新大字典〉
-
掃帚
1725
そうそう
1.ほうき。
2.ほうき草。〈漢字源〉
-
秕政
1726
ひせい
┌悪い政治。悪政。〈漢字源〉
┌悪い政治。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
鏃鏃
1727
ぞくぞく
┌新しくて目立つ。〈字通〉
┌1.つくつくとつき出て目立つさま。
└2.植物の目立ちのように新しいさま。≒蔟蔟〈新漢和大字典〉
-
弩箭
1728
どせん
大ゆみの矢。〈漢字源〉
-
脂膩
1729
しじ
┌1.生物の体のあぶら。ねっとりしたあぶらけ。
└2.あぶらけのある化粧品。口紅など。〈新漢和大字典〉
┌あぶらとつや。また、その化粧品〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
-
県鶉
1730
けんじゅん
ぶらさげた鶉の意で、破れ衣のたとえ。〈漢字源〉
-
菁葱
1731
せいそう
茂る。≒青葱〈字通〉
-
肥腴
1732
ひゆ
┌肥えたる良き地。≒肥饒(ヒジョウ)〈字源〉
┌地味が肥えていること。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
-
鎧仗
1733
がいじょう
┌よろいと、武器と。〈字源〉
よろいと武器。〈漢字源〉
-
畳嶂
1734
じょうしょう
┌かさなり連なる山。〈漢字源〉
┌うち重なり連なる山々。〈字通〉
-
梅霖
1735
ばいりん
┌梅雨。さみだれ。つゆ。〈大辞泉〉
┌「梅雨(ツユ)」に同じ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
羝乳
1736
ていにゅう
┌おすの羊が子を生むこと。あるはずのないことのたとえ。〈新大字典〉
┌牡羊が子を生む。決してありえないことのたとえ。〈字通〉
-
駆騁
1737
くてい
馬をあちこちに走らせる。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
-
菁菁
1738
せいせい
┌草木が青々と茂るさま。〈新漢和大字典〉
┌草木の茂るさま。〈字通〉
┌盛んに茂るさま。転じて、人材を育成する意。〈新大字典〉
┌草木が青々と茂るさま。転じて、人材を育成すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
西膠
1739
せいこう
┌学校のこと。〈新漢和大字典〉
┌学校。〈字通〉
-
紬繹
1740
ちゅうえき
┌糸口をみつけて問題点などを次々と引き出す。〈新漢和大字典〉
┌いとぐちを引き出す。〈字通〉
┌引き抜くこと。〈新大字典〉
◇漢字ペディア下付き
-
揆度
1741
きたく
全体をおしはかる。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
旰昃
1742
かんしょく
┌1.日暮れ。
└2.日暮れまで政務に励むこと。〈漢字源〉
┌ひぐれ。遅くまで政務につとめる。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
-
晨炊
1743
しんすい
早朝の飯炊き。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
-
蕭牆
1744
しょうしょう
1.君臣の会見所の周囲に設けた細長いへい。
2.ある組織などの内部。うちわ。〈漢字源〉
-
膾截
1745
かいせつ
┌なますにするように切り刻むこと。〈新漢和大字典〉
┌なますの切身。〈字通〉
┌なますのように細かく切ること。〈新大字典〉
-
棣棣
1746
ていてい
┌順序正しく並んで、乱れないさま。礼儀に慣れているさま。〈漢字源〉
┌威儀のあるさま。〈字通〉
┌威儀に閑習するさま。〈字源〉
-
牀榻
1747
しょうとう
┌寝台。また、腰掛け。〈漢字源〉
┌腰掛け。また、寝台。≒床榻〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
襴裙
1748
らんくん
腰紐。〈字通〉
-
瘢疣
1749
はんゆう
┌きずと、いぼ。〈字通〉
┌きずと、いぼ。欠点のたとえ。〈漢辞海〉
-
歉歳
1750
けんさい
┌凶作の年。〈字通〉
┌穀物の不作の年。凶年。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
疝癪
1751
せんしゃく
┌胸や腹がさし込んで痛む病気。〈大辞林〉
┌胸・腹部などが痛んで痙攣(ケイレン)を引き起こす病気。癪気。〈新大字典〉
◇漢字ペディア下付き
-
霰弾
1752
さんだん
┌発射すると、薬莢(ヤッキョウ)に込められた多数の細かい鉛のたまが銃口から散らばって出るように作られた銃弾。ばらだま。≒散弾〈大辞泉〉
┌発射すると、多数のこまかい鉛のたまがあられのように飛びちるしかけの弾丸。ばらだま。≒散弾〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
毫楮
1753
ごうちょ
┌筆と紙。紙筆。〈漢字源〉
┌筆紙。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
-
臀癰
1754
でんよう
尻のできもの。〈字通〉
-
菲履
1755
ひり
刑罰用の草履。〈字通〉
-
伉直
1756
こうちょく
┌心が強くてすなおなこと。〈漢字源〉
┌強く真っすぐなさま。剛直。〈漢辞海〉
-
渾天
1757
こんてん
┌地をとりまく、まんまるい球形をした天。〈漢字源〉
┌円形をなしている天の全体。天空。〈日本国語大辞典〉
-
贅瘤
1758
ぜいりゅう
┌1.こぶ。
└2.無用なもの。よけいなもの。〈漢字源〉
┌こぶ。無用なもののたとえ。≒贅疣、贅肬〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
-
游禽
1759
ゆうきん
┌1.飛び回る鳥。
└2.水鳥。〈漢字源〉
┌1.飛びまわる鳥。
└2.水鳥。ガン・カモなど。〈漢辞海〉
-
岩菲
1760
がんぴ
┌ナデシコ科の多年草。高さ30~60センチ。葉は長卵形で厚く、対生。初夏、黄赤色の5弁花を開く。白い花のものもある。中国の原産。岩菲仙翁(ガンピセンノウ)。〈大辞泉〉
┌ナデシコ科の多年草。中国原産。葉はやや硬く長卵形。夏に黄赤色の五弁花が咲く。白色やしぼりもある。観賞用。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
蜿蜿
1761
えんえん
≒蜿蜒、蜒蜒
┌1.ヘビなどがうねり進むようす。
└2.うねうねと長く続くようす。〈漢字ペディア〉
┌竜蛇などのうねりゆくさま。〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し
-
稠畳
1762
ちゅうじょう
┌びっしりと重なりあうこと。≒重畳〈漢字源〉
┌多くのものが重なりあう。〈字通〉
★稠(チュウ)・・・おおい。こみあう。
└稠(チョウ)・・・調に通じる
-
晩霽
1763
ばんせい
┌夕方、雨が上がって空が晴れること。≒晩晴〈大辞林〉
┌夕方になって空が晴れること。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
-
羹献
1764
こうけん
┌犠牲の犬。〈字通〉
┌犬。犬の肉を神にすすめるときの称。人が食べたあつものの残りを犬の与え、犬がこれを食べて肥える。その肥えた犬を献じて鬼神を祭るゆえにいう。〈新大字典〉
-
欺騙
1765
ぎへん
┌あざむきだますこと。欺瞞(ギマン)。〈大辞泉〉
┌真相を隠してだます。ぺてんにかける。〈漢辞海〉
┌あざむきかたる。〈字源〉
◇漢字ペディア下付き
-
鶻影
1766
こつえい
はやぶさの飛ぶかげ。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
蜷局
1767
けんきょく
┌縮まって進まないさま。背をまるくして伸びないさま。転じて、順調でないさま。〈漢字ペディア〉
┌1.かがまって行かないさま。また、虫のくぐまり行くさま。
└2.とぐろ。蛇などが身を巻いてわだかまること。とぐろを巻くこと。〈新大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
-
冑臍
1768
ちゅうせい
かぶとの鉢の中央のあな。かぶとの星。〈漢字源〉
★「冑(チュウ)」は「胄(チュウ)」とは別字。
├『冑(チュウ)・・・かぶと。』
└『胄(チュウ)・・・跡継ぎ。』
-
詆譏
1769
ていき
┌そしること。けなすこと。〈大辞泉〉
┌そしること。悪口すること。誹毀。≒詆毀〈日本国語大辞典〉
-
瞠乎
1770
どうこ
┌目を見開いて、あきれる。〈字通〉
┌おどろいて目を見張るさま。あきれはてて目を見張るさま。≒瞠然、瞠若〈漢辞海〉
-
菱藕
1771
りょうぐう
┌ヒシの実と、ハスの根。ともに食用になる。〈新漢和大字典〉
┌ヒシの実とハスの根。〈漢辞海〉
-
估価
1772
こか
┌1.値段を見積もる。
└2.値段。〈漢字源〉
┌1.売値。
└2.値を見積もる。値をつける。〈漢辞海〉
-
嘔泄
1773
おうせつ
┌胸がつかえて吐くことと、下痢をすること。〈漢字源〉
┌嘔吐と下痢。はきくだし。〈漢辞海〉
-
臉頰
1774
けんきょう
顔。〈字通〉
-
旭霽
1775
きょくせい
雨後に日が出る。〈字通〉
-
農穡
1776
のうしょく
┌田畑を耕し、とり入れをする。畑仕事。〈漢字源〉
┌農業。〈漢辞海〉
-
羸憊
1777
るいはい
┌疲弊。〈字通〉
┌疲れよわること。やせて疲れること。〈日本国語大辞典〉
-
感孚
1778
かんぷ
┌まごころに感じること。〈日本国語大辞典〉
┌まごころに深く感じること。〈大辞林〉
┌心に深く感じること。まごころを通わすこと。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア下付き
-
宸遊
1779
しんゆう
┌天子が出かけること。行幸。〈漢字源〉
┌天子が巡遊すること。行幸。〈漢辞海〉
-
譚叢
1780
たんそう
┌物語集。〈字通〉
┌種々の話を集めたもの。〈新大字典〉
-
嶮隘
1781
けんあい
┌地形がせばまっていて険しい。また、そのような所。〈漢字源〉
┌狭くけわしいさま。≒険隘〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
市廛
1782
してん
┌1.町にある店。
└2.店のある町。市街地。〈漢字源〉
┌1.町なかの店。
└2.商店のある町。市街。〈漢辞海〉
-
痩羸
1783
そうるい
┌やせて疲れる。やつれる。〈漢字源〉
┌弱る。〈字通〉
┌やせて疲れること。やせ衰えること。ひどくやつれること。また、そのさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
転徙
1784
てんし
┌場所・すまいを次々と変える。〈漢字源〉
┌1.移る。
└2.変化する。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
-
忿厲
1785
ふんれい
激しく怒ること。〈漢字源〉
-
葭葦
1786
かい
┌アシ。〈新漢和大字典〉
┌あし。よし。〈字通〉
-
虚佇
1787
きょちょ
┌天子が心をからにし、わだかまりをなくして、じっと賢臣の言葉を聞くこと。〈漢字源〉
┌無心に臣下の意見を待ち望む。〈漢辞海〉
-
民譚
1788
みんだん
┌民間で語り継がれている説話。昔話。伝説。≒民話〈漢字ペディア〉
┌民間説話。≒民話〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
-
榛穢
1789
しんわい
┌1.草木が茂り乱れる。
└2.転じて、悪い風習や、乱れた政治。〈漢字源〉
┌1.雑草が生い茂る。
└2.転じて、悪しき習俗や政事。〈字源〉
┌1.生い茂った雑草。
└2.悪風や悪政。〈漢辞海〉
-
矮奴
1790
わいど
小人。〈字通〉
-
蟬翅
1791
せんし
┌薄くて、軽いセミの羽。〈漢字源〉
┌せみのはね。蟬翼。〈新大字典〉
-
驀越
1792
ばくえつ
のりこえる。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
-
憫黙
1793
びんもく
┌うれえてものをいわないさま。〈漢字源〉
┌沈み悲しむ。〈字通〉
┌深い感慨のために、おしだまる。〈漢辞海〉
-
花萼
1794
かがく
花と萼(ウテナ)。兄弟にたとえる。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
-
拈香
1795
ねんこう
┌法会などで香を指先でつまんでたく。≒焼香〈漢字源〉
┌香を指先でつまんでたくこと。焼香。≒捻香〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
犢鼻褌
1796
とくびこん
┌ふんどし。たふさぎ。〈大辞林〉
┌男性が陰部をおおうのに用いる布。したおび。ふどし。〈漢字ペディア〉
★「犢鼻褌」で「ふんどし/たふさぎ」とも読む。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
掣籤
1797
せいせん
┌くじ引き。〈字通〉
┌くじを引く。抽籤。〈漢辞海〉
-
靡敝
1798
びへい
┌おとろえる。≒靡弊〈新漢和大字〉
┌疲弊する。〈字通〉
-
撥弓
1799
はっきゅう
┌ねじれて、はねかえった弓。中心の狂った弓のこと。〈漢字源〉
┌くるった弓。〈新大字典〉
-
擠抑
1800
せいよく
┌おしのけ、おさえつける。他人の昇進を妨げること。〈漢字源〉
┌押さえつけ、昇進をさまたげる。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
-
鸞駕
1801
らんが
┌天子の乗り物。〈新漢和大字典〉
┌天子の乗り物。鸞輅。竜駕。鳳駕。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
-
攣拘
1802
れんこう
┌つなぎしばられる。束縛される。〈漢字源〉
┌つなぎしばられる。束縛せられる。≒拘攣、拘束〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
欺罔
1803
ぎもう
┌人の目をくらまし、あざむくこと。〈漢字ペディア〉
┌1.人をあざむき、だますこと。
└2.法律上、詐欺の目的で人をだまして錯誤に陥らせること。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
-
蝟結
1804
いけつ
多く集まる。〈字通〉
-
駒犢
1805
くとく
子馬と子牛。〈字通〉
-
技癢
1806
ぎよう
┌自分のすぐれた腕まえを思う存分発揮したいと思う気持ち。≒伎癢、技痒〈漢字源〉
┌技能の持ち主が腕をむずむずさせるさま。≒伎癢、技痒〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
-
呉絽
1807
ごろ
呉絽服連(ゴロフクレン)の略。≒呉羅、呉呂〈大辞林〉
★呉絽服連・・・舶来の梳毛織物。近世、イギリス・オランダなどから輸入。カッパ地・帯地などにした。〈大辞林〉
-
臘酒
1808
ろうしゅ
┌陰暦十二月に醸造される酒。〈新漢和大字典〉
┌暮れに醸す酒。〈字通〉
-
棠棣
1809
とうてい
果樹の名。にわうめ。≒唐棣〈漢字源〉
★「棠棣」で「はねず」とも読む。
◇漢字ペディア小見出し
-
考槃
1810
こうはん
┌あぐらをかいて、きままなくらしをする。〈漢字源〉
┌考え楽しむこと。隠遁して自分の好きなように楽しむこと。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
-
檄羽
1811
げきう
┌急使のもたらす回状。檄上に羽をさしはさむ。〈字通〉
┌軍兵または同志を募るときなどに用いる回状。至急、決起を促す文書。檄書。≒檄文〈新大字典〉
-
癨乱
1812
かくらん
炎暑のころ、暑さにあたってはげしく吐き下しする病気の総称。≒霍乱〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
魯縞
1813
ろこう
魯の国に産する、薄く、しまの細かい白絹。〈漢字源〉
★強弩(キョウド)の末(スエ)魯縞に入(イ)る能(アタ)わず・・・強い弓で射た矢も、最後にはその勢いが衰えて、魯で産する薄絹さえも射通すことができない。強いものも、衰えてしまっては何事もできなくなることのたとえ。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア下付き
-
伏臘
1814
ふくろう
┌夏の祭りと、冬の祭り。〈漢字源〉
┌夏祭りと冬祭り。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
-
鼻洟
1815
びい
鼻汁。〈字源〉
-
衿纓
1816
きんえい
┌1.昔、中国で成年に達した女が結ぶ衣のひも。また、そのひもを結ぶこと。
└2.昔、中国で未成年の男女が結ぶひも。また、そのひもを結ぶこと。〈新漢和大字典〉
┌昔、未成年の男女が結んだひも。〈字通〉
┌ひもをむすぶ。〈字源〉
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侏離
1817
しゅり
┌蛮夷の言語の意味が通じないこと。〈大辞林〉
┌1.中国西方に住む民族の音楽。
└2.意味の不明な外国語を言うことば。〈漢字源〉
┌外国語の意味がわからないさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
戎狄
1818
じゅうてき
┌えびす。西戎北狄。〈字通〉
┌野蛮な国の人民。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
溘死
1819
こうし
にわかに死ぬ意から、人の死を言う。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
臙膩
1820
えんじ
化粧品。〈新漢和大字典〉
-
鸞鷺
1821
らんろ
鸞と鷺。身分の高い人や顕官のたとえ。〈新漢和大字典〉
-
瀾瀾
1822
らんらん
┌涙の流れるさま。〈漢字源〉
┌涙の流れるさま。〈字源〉
-
佻巧
1823
ちょうこう
┌軽薄で、外面だけうまく取り繕うこと。〈漢字源〉
┌1.軽薄で、ことば巧みにたちまわること。軽佻。
└2.詩文がうわついたさま。〈漢辞海〉
-
抑勒
1824
よくろく
┌押さえ従わせる。〈漢字源〉
┌おさえつける。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
馳驟
1825
ちしゅう
┌馬や馬車で駆けまわること。〈大辞林〉
┌馬をはしらせる。〈字通〉
┌馬や馬車に乗って、かけ回ること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
蝴蝶
1826
こちょう
≒胡蝶
┌1.昆虫チョウの別名。
└2.紋所の名。チョウの形を図案化したもの。〈大辞泉〉
┌チョウの別称。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
雑佩
1827
ざっぱい
┌腰に帯びる、いろいろな玉で作られた服飾品。≒雑珮〈漢字源〉
┌≒雑珮
├1.腰に帯びる各種の玉。
└2.辞句の配列に変化をつけること。〈漢辞海〉
-
虫癭
1828
ちゅうえい
昆虫・ダニなどの寄生や産卵による刺激によって、植物の組織が異常に発育したもの。〈大辞林〉
-
遽叱
1829
きょしつ
性急にしかる。〈字通〉
-
翡帷
1830
ひい
かわせみの羽毛で飾ったとばり。〈字通〉
-
鴻臚
1831
こうろ
┌外国の使臣をつかさどる官。〈字通〉
┌官名。直轄地以外の諸侯や異民族のことを司った。漢代には大鴻臚といわれ、九卿の一つ。〈新漢和大字典〉
-
鑽鑿
1832
さんさく
┌1.穴をあける。
└2.刑罰の名。ひざの骨を切りとり、入れ墨をする。〈漢字源〉
┌深く研究する。〈漢辞海〉
┌1.刑罰の名。あしきりといれずみ。
└2.掘りうがつこと。〈新大字典〉
-
翦屠
1833
せんと
┌きり殺す。〈字通〉
┌きりほふる。〈字源〉
-
騰驤
1834
とうじょう
┌1.馬がいさんでおどりあがること。
└2.馬がはやく走ること。〈漢字源〉
┌おどり上がる。とび上がる。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
-
蒿藜
1835
こうれい
┌よもぎと、あかざ。ともに雑草とされる。〈新漢和大字典〉
┌よもぎと、あかざ。〈新大字典〉
-
蝨官
1836
しっかん
┌国をむしばむ要因。〈新漢和大字典〉
┌姦悪の吏。〈字通〉
┌国や民を害する悪人・悪事。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
-
掀轟
1837
きんごう
高く上にとどろく。雷声。〈字通〉
-
狡詐
1838
こうさ
悪賢くて、場あたりなうそをつく。〈漢字源〉
-
譴謫
1839
けんたく
┌罪をせめて罰する。とがめて遠い地に左遷する。〈新漢和大字典〉
┌責めて罰する。〈字通〉
-
夥伴
1840
かはん
つれ。仲間。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
奢蕩
1841
しゃとう
とめどなく贅沢なさま。〈漢字源〉
-
綽約
1842
しゃくやく
┌1.弱々しいさま。しなやかなさま。
└2.女性のたおやかで美しいさま。〈漢字ペディア〉
┌ゆったりとしてしとやかなさま。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
-
鑽仰
1843
さんぎょう
┌聖人や偉人の徳を仰ぎ尊ぶこと。さんごう。≒賛仰〈大辞泉〉
┌聖人の徳を慕い仰ぎ見る。学問や徳のある人を尊敬し慕うこと。≒賛仰〈漢字源〉
┌徳をあおぎ慕うこと。ほめたたえてあおぐこと。転じて、学問・研究に精進すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
媚附
1844
びふ
┌こび従う。〈字通〉
┌こびを売って、相手に迎合する。〈漢辞海〉
-
誅翦
1845
ちゅうせん
┌罪をせめて罰としてころす。〈漢字源〉
┌誅殺。〈字通〉
┌つみあるものを殺す。〈字源〉
-
嬌嬰
1846
きょうえい
愛らしい赤ん坊。〈漢字源〉
-
鹹鹵
1847
かんろ
塩分が多いこと。また、その土地。〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア下付き
-
屠沽
1848
とこ
┌酒肉をうる。〈字通〉
┌1.犬や豚を殺して肉をとる者と、町で酒を売る者。転じて、いやしい職業の人のこと。
└2.人をいやしんでいうことば。
┌1.肉を売る者と酒を売る者。
└2.賤業に従事する者。人を卑しんでいう。〈漢辞海〉
-
覯閔
1849
こうびん
┌悲しい目にあう。〈字通〉
┌憂えにあう。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
狷忿
1850
けんふん
┌心せまく怒りやすい。〈字通〉
┌心が狭くて、おこりっぽい。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
-
讌坐
1851
えんざ
┌遠慮せずにくつろいですわること。〈新漢和大字典〉
┌くつろぐ。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
-
帑廩
1852
どりん
┌金ぐらと米ぐら。〈漢字源〉
┌布帛や米穀を入れておく蔵。かねぐらと穀ぐら。〈新大字典〉
-
点竄
1853
てんざん
┌文章の字句を訂正すること。〈漢字ペディア〉
┌文章などの字句を、ところどころあらためること。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
-
廉恪
1854
れんかく
┌私欲がなくつつしみ深い。〈漢字源〉
┌無欲でつつしみ深い。〈漢辞海〉
-
錯愕
1855
さくがく
┌思いがけないことに当面してあわてる。〈漢字源〉
┌突然でびっくりして慌てるさま。〈漢辞海〉
┌驚き惑うこと。あわて惑うこと。〈日本国語大辞典〉
-
蹤跡
1856
しょうせき
┌1.事が行われたあと。事跡。踪跡。
└2.あとを追うこと。追跡。また、行方。踪跡。〈大辞泉〉
┌1.あしあと。転じて、以前にあった事柄。前例。≒事跡
└2.人のあとをつけて行くこと。≒追跡〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
甌臾
1857
おうゆ
┌陶器のうつわのように、くぼんだ土地。〈漢字源〉
┌凹地。土もりとみぞ。〈字通〉
-
懦夫
1858
だふ
┌気の弱い男。また、臆病で意気地のない男。〈漢字源〉
┌気のよわい男性。臆病(オクビョウ)で意気地のない男性。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
抉拾
1859
けっしゅう
ゆがけと、ゆごて。拾はなめし皮で左臂につける。〈字通〉
-
覲饗
1860
きんきょう
1.まみえ饗応する。
2.神として祭る。〈字通〉
-
忿邑
1861
ふんゆう
いかり憂える。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
-
猊座
1862
げいざ
┌(仏)仏の座。また、転じて高僧の座。〈漢字源〉
┌(仏)仏の座る場所。転じて、高僧の座。獅子(シシ)の座。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
邃古
1863
すいこ
┌おおむかし。≒遂古〈新漢和大字典〉
┌おおむかし。太古。上古。〈大辞泉〉
┌1.おおむかし。太古。上古。
└2.庭園などが奥深く、きわめて閑静なこと。〈日本国語大辞典〉
┌おおむかし。〈新大字典〉
┌はるか昔。〈漢辞海〉
-
撩戦
1864
りょうせん
┌戦いをいどむ。〈漢字源〉
┌戦をいどむ。≒挑戦〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
攫客
1865
かっかく
┌すり、かっぱらいの類。〈日本国語大辞典〉
┌掏摸(スリ)に同じ。〈字源〉
┌すり。〈字通〉
-
皓首
1866
こうしゅ
┌白髪の頭。老年。〈字通〉
┌1.白髪の頭。
└2.老人のこと。〈漢字源〉
-
竟夕
1867
きょうせき
┌一晩中。終夜。よもすがら。〈漢字源〉
┌一晩中。夜もすがら。〈漢辞海〉
-
邇来
1868
じらい
┌1.近来。ちかごろ。
└2.その後。それ以来。≒爾来〈新漢和大字典〉
┌1.近ごろ。最近。
└2.その後。その時以来。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
蓁藪
1869
しんそう
┌草木の茂ったやぶ。〈新漢和大字典〉
┌雑木の茂み。〈字通〉
-
楡莢
1870
ゆきょう
1.にれの実をつつむ羽のような形のさや。食用になる。
2.漢代の銭の名。にれのさやの形に似ているのでいう。〈漢字源〉
-
覿武
1871
てきぶ
武を示す。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
-
賤俘
1872
せんぷ
┌いやしい捕虜。〈漢字源〉
┌投降した家来。捕虜みずからの謙称。〈漢辞海〉
-
危檣
1873
きしょう
┌たかくそびえたつ帆柱。〈漢字源〉
┌高い帆柱。マスト。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
鞏鞏
1874
きょうきょう
物事にこだわるさま。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
-
麝煤
1875
じゃばい
┌においのよい墨。〈新漢和大字典〉
┌墨の異名。〈大辞林〉
┌墨の別称。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
牀蓐
1876
しょうじょく
┌寝床。〈漢字源〉
┌寝床。〈字通〉
-
繰糸
1877
そうし
┌煮た繭から糸をとって生糸にすること。また、その作業。〈大辞泉〉
┌繭から生糸をたぐりとる作業。糸をくること。糸くり。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
洶涌
1878
きょうゆう
┌波がわきたつ音。また、そのさま。≒洶湧〈漢字源〉
┌水勢がわき上がる。〈字通〉
┌水が勢いよくわき出るさま。波がわき立つ音。また、そのさま。≒洶湧〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
嫌猜
1879
けんさい
あれこれと気を回して、信用できない。疑い嫌うこと。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
-
竽笙
1880
うしょう
竹管を組み合わせた笛。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
閔勉
1881
びんべん
┌あることに専念して努力する。〈新漢和大字典〉
┌つとめる。黽勉。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
-
濺沫
1882
せんまつ
┌飛び散るしぶき。≒飛沫。〈漢字源〉
┌とびちる水しぶき。〈新大字典〉
-
炮煮
1883
ほうしゃ
┌火であぶることと、煮ること。〈漢字源〉
┌あぶると、にると。≒炮煎〈字源〉
-
觚牘
1884
ことく
┌1.昔、文字をしるした木の札。簡策。
└2.転じて、文章。また、書物。〈新漢和大字典〉
┌木簡。書物。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
-
鋒鏑
1885
ほうてき
┌ほこ先と、やじり。〈字通〉
┌武器。兵器。〈大辞林〉
┌ほこさきとやじり。刀と矢。転じて、武器。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
猖狂
1886
しょうきょう
┌狂気の沙汰の荒い行いをする。〈漢字源〉
┌激しくくるうこと。くるったように荒れた行動をとること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
舒暢
1887
じょちょう
心をゆるやかにすること。心をのびのびさせること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
鎚鑿
1888
ついさく
つちと、のみ。〈新漢和大字典〉
-
耳剽
1889
じひょう
人の話を聞き覚えただけで自分で学問しないこと。〈漢字源〉
-
瑶緘
1890
ようかん
┌1.書物を入れる美しく立派な箱。
└2.転じて、他人の手紙を敬っていうことば。〈漢字源〉
┌人からの手紙の敬称。≒瑶函〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
-
閨閤
1891
けいこう
┌1.婦人のへや。ねや。≒閨房
├2.宮殿・御殿の中の小さい門。
└3.転じて、奥御殿。〈新漢和大字典〉
┌1.寝室。寝所。
└2.女性の居る部屋。また、女性。〈漢字ペディア〉
★閨閤の臣(シン)…主君の近くにつかえる臣。〈大辞林〉
◇漢字ペディア大見出し
-
衰耄
1892
すいぼう
┌年老いて、おとろえること。〈漢字ペディア〉
┌体力が衰え、老いぼれること。≒耄碌〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
-
麩炭
1893
ふたん
消し炭。〈字通〉
-
咄咄
1894
とつとつ
┌意外なことに驚いて出る声の形容。おやおや。〈漢字源〉
┌1.舌うちする音。
└2.意外さに驚いて発する声。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
慍見
1895
おんけん
┌むっと怒った様子で人に会う。〈新漢和大字典〉
┌いかって人に面会すること。〈新大字典〉
-
豁悟
1896
かつご
┌迷いが解けてはっきりと悟る。〈新漢和大字典〉
┌からりとさとる。〈字通〉
-
顚蹶
1897
てんけつ
┌1.つまずきたおれる。
└2.困難にあって苦しむ。〈漢字源〉
┌つまずき倒れること。また、失敗すること。≒転蹶〈大辞林〉
┌つまずき倒れること。ころぶこと。転じて、失敗すること。挫折すること。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
-
嗷嗷
1898
ごうごう
┌1.がやがやと大声で騒ぐさま。
└2.多くのものが悲しみや苦痛の声を上げるさま。〈漢字源〉
┌1.やかましく大声で騒ぐさま。
└2.大勢の人が悲しみや苦痛の声をあげるさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
韋脂
1899
いし
柔らかくてなめらかな、なめしがわとあぶら。人にこびへつらうことのたとえ。〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
-
舸艦
1900
かかん
┌大きな軍艦。〈新漢和大字典〉
┌軍船。また、巨艦。〈字通〉
┌大きないくさぶね。≒巨艦〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
闔郡
1901
こうぐん
┌郡内ぜんぶ。一群ぜんたい。〈漢字源〉
┌郡内残らず。〈字源〉
┌全群。〈漢辞海〉
-
黄墟
1902
こうきょ
┌あの世。よみ。〈漢辞海〉
┌冥土。〈字通〉
-
觥撻
1903
こうたつ
礼を失くしたものに対する罰。〈字通〉
-
情猴
1904
じょうこう
(仏)心の狂いやすく定まらないさまを猿にたとえていう。≒意馬、心猿〈字源〉
-
蹶蹶
1905
けつけつ
┌1.動作がすばやいさま。
└2.はっとおどろくさま。〈新漢和大字典〉
┌動作の敏捷のさま。〈字通〉
┌1.ケツケツ…すばやいさま。
├2.ケイケイ…勤勉なさま。
└3.ケイケイ…驚きあわてるさま。〈漢辞海〉
-
奸凶
1906
かんきょう
悪者。悪漢。〈漢字源〉
-
娟娟
1907
けんけん
┌ちらほらと見えるさま。隙間から見える景色、月の光、蝶の姿、女性の美しく繊細な姿などを形容する言葉。〈漢字源〉
┌美しいさま。清らかなさま。〈字通〉
┌1.幽遠なさま。
├2.美しく清らかなさま。
└3.蝶の飛ぶさま。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
-
正閏
1908
せいじゅん
1.平年とうるう年。
2.正統なことと正統でないこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
婚媾
1909
こんこう
┌結婚。〈字通〉
┌婚姻関係を結ぶこと。夫婦の縁組。結婚。「婚」は新しい縁組。「媾」は、親族との縁組。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
-
旌麾
1910
せいき
┌将軍の旗。〈字通〉
┌1.総指揮官の旗。
├2.旗。
└3.戦争。兵乱。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
-
藷蔗
1911
しょしょ
┌甘蔗(カンショ:さとうきび)。〈字通〉
┌さとうきび。甘蔗。〈漢字源〉
┌イネ科の多年草。茎から蔗糖(ショトウ)を製する。甘蔗。さとうきび。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
-
寞寞
1912
ばくばく
┌静かなるさま。〈字源〉
┌寞然(バクゼン:さびしい)としたさま。〈字通〉
┌静かでさびしいさま。ひっそりと静まりかえっているさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
孱夫
1913
せんぷ
よわい、臆病な男。〈漢字源〉
-
觴酌
1914
しょうしゃく
┌さかずきと、酒を入れるちょうし。酒を酌み交わすこと。〈新漢和大字典〉
┌1.酒器。觴勺。
└2.酒を飲む。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
-
頗僻
1915
はへき
┌正常の線からずれて一方に偏っていること。また、かたよっていて不公平であること。〈新漢和大字典〉
┌かたよる。〈字通〉
┌かたよる。ひがみてよこしまなり。〈字源〉
-
繙閲
1916
はんえつ
┌書物を開いて、読み調べること。〈漢字ペディア〉
┌書物を読み調べる。〈漢辞海〉
┌書物を読み調べること。繙読。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
-
黌宇
1917
こうう
┌学校。〈新漢和大字典〉
┌学舎。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
-
所怙
1918
しょこ
┌親の別称。〈漢辞海〉
┌頼りにするものの意から、親のこと。〈漢字源〉
┌親。〈字通〉
┌頼みにする人の意で、父母をいう。〈新大字典〉
-
蟄蟄
1919
ちつちつ
┌おとなしくとじこもるさま。静かなさま。〈新漢和大字典〉
┌多くのものがしずかに集まる。〈字通〉
┌和らぎ集まるさま。一説に、多いさま。〈漢辞海〉
-
猥多
1920
わいた
┌ごたごたと多い。〈漢字源〉
┌みだりに多い。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
香盒
1921
こうごう
┌香を入れる小さな容器。漆器・木地・蒔絵・陶磁器などがある。香箱。〈大辞林〉
┌香を入れるふたのついた容器。≒香箱、香合〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
寇讐
1922
こうしゅう
┌攻撃を仕掛けてくる敵。〈漢字源〉
┌あだ。かたき。〈日本国語大辞典〉
┌仇敵。かたき。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
-
憐愍
1923
れんびん
┌あわれむこと。かわいそうに思うこと。≒憐憫〈漢字ペディア〉
┌あわれむこと。なさけをかけること。あわれみ。れんみん。≒憐憫、憐閔〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
-
船艙
1924
せんそう
┌船内で荷物を積んでおく所。≒船倉〈漢字ペディア〉
┌船の甲板の下部にあり貨物を入れるところ。ふなぐら。≒船倉〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
-
孥戮
1925
どりく
┌夫や父親の罪によって、その妻子まで罰すること。〈漢字源〉
┌妻子をも殺す。〈字通〉
┌妻子にまで罪を及ぼすこと。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
-
螳怒
1926
とうど
螳螂(カマキリ)の怒り。〈字通〉
-
芬馨
1927
ふんけい
┌芳香。〈字通〉
┌かおり。〈字源〉
-
獪猾
1928
かいかつ
悪賢い。ずるい。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
捐軀
1929
えんく
┌1.身を捨てる。
└2.忠義のために死ぬ。〈漢字源〉
┌身を捨ててつくす。命を捧げる。〈字通〉
-
棄擲
1930
きてき
┌なげすてること。すててかえりみないこと。〈日本国語大辞典〉
┌すてなげうつ。うちゃる。≒擲棄、投棄。〈字源〉
┌なげすてること。投棄。〈新大字典〉
-
笨拙
1931
ほんせつ
鈍重でへたなこと。〈漢字源〉
-
鄂鄂
1932
がくがく
≒諤諤
┌1.あごをがくがく動かせて、大いにしゃべるさま。
└2.正しいと思う意見を堂々と直言するさま。〈新漢和大字典〉
┌直言のさま。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
閭閻
1933
りょえん
┌1.村の出入り口の門と、村の中にある門。
├2.村里。村落。
└3.村に住む庶民。〈漢字源〉
┌里中の門。転じて、村里の賤人。〈字源〉
-
緡緡
1934
びんびん
┌無知なさま。〈新漢和大字典〉
┌心知のはたらきのないさま。〈字通〉
-
撈採
1935
ろうさい
┌水中で採る。〈字通〉
┌水をくぐりて物を取る。〈字源〉
-
総攬
1936
そうらん
┌1.政治を一手にすべ治める。
└2.人々の心をまとめて服従させる。〈漢字源〉
┌全体を一手に握り、おさめること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
曚昧
1937
もうまい
┌1.薄暗い。
└2.道理にくらい。≒蒙昧〈漢字源〉
┌1.光がおおわれてうす暗い。うす暗くて見えない。
└2.無知であること。道理に暗いこと。≒蒙昧〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
秋柝
1938
しゅうたく
秋の夜、夜まわりが見回って歩くときに打つ拍子木の音。〈漢字源〉
-
齏粉
1939
せいふん
┌粉身。〈字通〉
┌こなみじんになること。転じて、身を粉にして働くこと。粉骨砕身。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
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垂髫
1940
すいちょう
┌子どものこと。〈漢字源〉
┌1.子どもの垂れた髪。さげがみ。また、髪をそのようにした子ども。垂髪。うない。
└2.幼い時。幼時。幼年。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
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楹書
1941
えいしょ
┌遺言状。遺書。〈漢字源〉
┌遺言書。〈字通〉
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芥蔕
1942
かいたい
┌1.とてもわずかなこと。
└2.ほんのすこしのわだかまり。〈漢字ペディア〉
┌1.微細なもののこと。
└2.何か小さい物がつかえる。食物がつかえたり心配事などがあって気持がすっきりしないこと。〈漢字源〉
┌ごく小さな。気になるもの。〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し
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閹人
1943
えんじん
┌宮刑に処せられて、宮中に仕える男。宦官。〈新漢和大字典〉
┌昔、中国で宮廷に仕えるために去勢された男性。≒宦官〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
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氈裘
1944
せんきゅう
┌1.フェルトの布と動物の皮で作った衣服。匈奴が衣服として用いた。
└2.転じて、匈奴のこと。〈漢字源〉
┌匈奴人の服する毛織の皮衣。〈字源〉
┌1.毛織物と皮衣。
└2.匈奴。毛織物と毛皮を着ていたことから。〈漢辞海〉
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慶讃
1945
けいさん
┌1.仏菩薩や祖師の功徳(クドク)を喜び、ほめたたえること。
└2.新たに仏像・経巻・堂塔などが完成したときに行う、喜びたたえる仏事。〈大辞泉〉
┌(仏)「慶賀称讃」の略。寺院・仏像・経巻などの完成を祝うこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
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蒸溽
1946
じょうじょく
むし暑い。〈字通〉
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韶景
1947
しょうけい
┌春の明るい景色。〈新漢和大字典〉
┌春光。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
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懸瀑
1948
けんばく
┌たき。〈字源〉
┌滝をいう。〈新大字典〉
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艨衝
1949
もうしょう
┌1.牛皮で船体をおおって矢や石を防ぎ、細長いへさきで敵船を突き破る船。
└2.いくさぶね。軍艦。〈漢字源〉
┌昔の戦艦。構造は堅固で細長く、敵船中に突入するのに用いる。もうどう。≒蒙衝〈日本国語大辞典〉
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蟯動
1950
ぎょうどう
虫などがぐねぐねとうごめく。〈漢字源〉
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軽煖
1951
けいだん
┌軽くてあたたかな、よい衣服。〈漢字源〉
┌軽くあたたかい衣服。≒軽暖〈字源〉
┌1.ふんわりと軽くて暖かいさま。また、その衣服。
└2.ほのかに暖かい。〈漢辞海〉
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豺虎
1952
さいこ
┌1.やまいぬと、とら。猛獣。
└2.あらあらしく強い悪人をたとえていう語。〈大辞泉〉
┌ヤマイヌとトラ。残酷な悪人にたとえる。〈新漢和大字典〉
┌ヤマイヌとトラ。転じて、残酷で無慈悲な人のたとえ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
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頡頏
1953
けっこう
≒拮抗
┌1.鳥が飛び上がったり、舞い下りたりすること。
└2.勢力が同じくらいで優劣が決まらないこと。拮抗。〈大辞泉〉
┌1.鳥が飛び上がり、また飛び降りること。
└2.張り合うこと。人に屈しないこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
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匹耦
1954
ひつぐう
┌≒匹偶
├1.相手や仲間になること。また、その相手や仲間。
└2.結婚すること。また、つれあい、めおと。〈漢字ペディア〉
┌1.両者がぴったり合う。
├2.つれあい。
└3.夫婦になる。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
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黛鬟
1955
たいかん
┌黒々とつやのある、女の髪。〈新漢和大字典〉
┌黒髪。〈字通〉
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作俑
1956
さくよう
1.死者とともに埋める人形をつくる。
2.悪いことの糸口となることのたとえ。〈漢字源〉
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鴻眇
1957
こうびょう
高遠。〈字通〉
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斧劈
1958
ふへき
┌中国の山水画の画法の一つ。〈漢字源〉
┌山水画の画法の一つ。岩石の険しさを表現するために、斧で木を切り裂いたようなしわを描く技。〈漢辞海〉
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酣觴
1959
かんしょう
┌心ゆくまで酒を飲む。〈漢字源〉
┌ほしいままに酒を飲む。≒酣飲、酣縦〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
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黥首
1960
げいしゅ
┌ひたいにいれずみをする刑罰。また、いれずみをしたひたい。〈漢字源〉
┌額(ヒタイ)に入墨をする刑。〈字通〉
┌罪人の額に入れ墨をする刑罰。〈大辞泉〉
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嘔軋
1961
おうあつ
┌きしる音。〈字通〉
┌物がきしる。また、その音。〈漢字源〉
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蟠屈
1962
ばんくつ
1.めぐり曲がること。
2.わだかまったまま気が晴れないこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
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鄙俚
1963
ひり
┌風俗やことばづかいなどが、いなかじみていて下品なこと。〈漢字源〉
┌1.田舎。
└2.言葉や風俗などが田舎びていること。あかぬけしないこと。≒鄙野〈漢字ペディア〉
┌言語や風俗などが田舎めくこと。ひなびていること。いやしいこと。また、そのさま。鄙野。≒卑俚〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
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巒壑
1964
らんがく
┌山と谷。〈漢字ペディア〉
┌山と谷。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
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縟彩
1965
じょくさい
┌美しくかざり立てる。≒縟采〈字通〉
┌飾りの多いこと。また、詩文などを練り飾ること。〈新大字典〉
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髭鬚
1966
ししゅ
┌1.ぎざぎざしたひげと、柔らかいひげ。
└2.口ひげと、あごひげ。〈新漢和大字典〉
┌くちひげと、あごひげ。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
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塵囂
1967
じんごう
┌ちりにけがれた騒がしいところ。俗世間のこと。〈漢字源〉
┌きたなくさわがしい俗世間。また、俗世間のうるさい事柄。〈日本国語大辞典〉
┌世の中の乱れや、さわがしさ。〈漢辞海〉
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壅蔽
1968
ようへい
┌君主の耳をふさいで善言や真実を聞かせない。また、君主にそのような態度。〈漢字源〉
┌君主や大臣の耳をふさぐ。≒壅敝〈漢辞海〉
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訶詰
1969
かきつ
┌しかりなじる。しかり問い詰める。〈新漢和大字典〉
┌しかりなじる。≒譴詰〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
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夭厲
1970
ようれい
┌疾疫をいう。〈字源〉
┌疫病で夭死する。〈字通〉
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孥稚
1971
どち
┌幼い者。幼児。〈漢字源〉
┌幼い者。〈新大字典〉
┌幼き者。≒稚子〈字源〉
┌幼子。幼児。〈漢辞海〉
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寰海
1972
かんかい
┌領地と海。天下のこと。世界。〈漢字源〉
┌世界。〈字通〉
┌国の四方を取り囲んでいる海。また、四方を海に取り囲まれている国。海内。≒環海〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
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訶梨勒
1973
かりろく
┌1.インドなどに産するシクンシ科の高木。高さ30mに達し、葉は長楕円形。枝先に白い花が群がって咲く。果実を風邪・便通などの薬にし、材は器具用にする。
└2.室町時代、象牙・銅・石などでカリロクの実の形を作り、美しい袋に入れ、柱に掛けた飾り物。〈大辞泉〉
┌シクンシ科の落葉高木。インドシナ半島などに自生。白い花が群がって咲く。果実は薬用。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
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徙倚
1974
しい
┌1.少し動いては立ち止まり、うろうろとする。
└2.だらしのないさま。〈漢字源〉
┌さまよう。低回する。〈字通〉
┌歩きめぐること。さまようこと。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
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帷裳
1975
いしょう
┌1.朝廷に出仕するとき、または、催事の時に用いる裳。
└2.婦人用の車のほろ。〈漢字源〉
┌1.朝廷への出仕や祭祀のときに着る縫い目のない衣服。
└2.車のほろ。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
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駆黴
1976
くばい
┌梅毒(バイドク:代表的な性病)を治療すること。≒駆梅〈大辞泉〉
┌梅毒を治療すること。≒駆梅〈日本国語大辞典〉
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倨侮
1977
きょぶ
┌おごり高ぶって人を侮る。〈漢字源〉
┌おごりたかぶって、他人を侮ること。尊大に構えて人を見下すこと。軽侮。〈日本国語大辞典〉
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愎戻
1978
ふくれい
┌心がいじけているさま。〈漢辞海〉
┌ねじけもとる。≒悖戻〈字源〉
┌わがままなこと。心がねじけて素直でないこと。〈新大字典〉
┌心がねじけていて、人に従わない。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
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繆篆
1979
びゅうてん
┌六書の一つ。篆書の一種で、うねり曲がった書体、漢代に印刻に用いられた。〈新漢和大字典〉
┌六書の一、屈曲の多い漢字。印刻に多く用いる。〈字通〉
★「繆」は、「誤る・間違う」意だと「ビュウ(繆説/紕繆)」と読み、この意と音を用いる熟語が多い。その他の音では「まとう」意だと「リョウ(繆繞)≒繚」、「結ぶ・縊る」意だと「キュウ(繆死)」、穆に通じるときは「ボク」の三項が挙げられるが、いずれも稀有。上記の意と音が反するが例外で「綢繆(チュウビュウ)」は過去頻出の語句なので必修。
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鬚鬢
1980
しゅびん
あごひげと、びんの毛。〈字通〉
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蠢蠢
1981
しゅんしゅん
┌1.虫がうごめくさま。
├2.礼儀のないさま。
└3.わけもわからずに騒ぎ立てるさま。〈漢字源〉
┌虫がうごめく。また、乱れさわぐさま。〈字通〉
┌「蠢動(シュンドウ:虫がうごめくこと)」に同じ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
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捍禦
1982
かんぎょ
┌ふせぐ。〈字通〉
┌ふせぎ守ること。≒扞禦〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
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凝眸
1983
ぎょうぼう
┌凝視。〈字通〉
┌ひとみを凝らす。じっと集中して見る。≒凝睇〈漢辞海〉
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宿酲
1984
しゅくてい
┌ふつかよい。宿酔。〈大辞泉〉
┌酒を多量に飲んだことにより翌日に残る頭痛などの症状。ふつかよい。≒宿酔〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
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冤尤
1985
えんゆう
┌とがめ。〈字通〉
┌とがめ。〈新大字典〉
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撼膝
1986
かんしつ
┌膝をゆする。〈字通〉
┌ひざをゆりうごかす。〈字源〉
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蟬鬢
1987
せんびん
┌1.せみの羽のように透き通る、薄くすいた女性の髪。
└2.転じて、美人の美しい髪のたとえ。〈漢字源〉
┌せみの羽の如く透き通って見える髪。女の髮の美しいことに喩える。〈字源〉
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旃車
1988
せんしゃ
毛氈を荷台に張り巡らした車。〈漢字源〉
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詛盟
1989
そめい
┌ちかうこと。誓約すること。〈大辞林〉
┌ちかう。誓約する。また、ちかい。〈新漢和大字典〉
┌ちかう。誓約する。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
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平曠
1990
へいこう
┌平らで広いこと。〈漢字源〉
┌平らで広々としているさま。≒平闊〈漢辞海〉
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睇眄
1991
ていべん
┌よこめにみる。〈字通〉
┌よこめにみる。〈字源〉
┌ぬすみ見る。横目でちらっと見る。≒睇視〈漢辞海〉
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闕掖
1992
けつえき
┌宮中。〈新漢和大字典〉
┌宮廷。〈字通〉
┌御所。宮中。〈漢字ペディア〉
┌宮中。≒禁掖、宸掖〈字源〉
◇漢字ペディア大見出し
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根柢
1993
こんてい
┌物事が成りたつ土台となるもの。根拠。≒根底〈漢字ペディア〉
┌≒根底
├1.ねもと。
├2.物事の基礎・土台。よりどころ。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
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聘請
1994
へいせい
┌招聘する。〈字通〉
┌礼儀を尽くして人を迎え入れる。〈新漢和大字典〉
┌召し迎えること。〈新大字典〉
┌礼をつくして人を迎える。多く君主が賢者を招くことをいう。≒聘召、聘招、聘徴、聘命〈漢辞海〉
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干黷
1995
かんとく
おかしけがす。≒干瀆〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
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箝制
1996
かんせい
┌自由を奪うこと。束縛。〈漢字源〉
┌束縛する。〈字通〉
┌自由を奪うこと。束縛して自由にさせないこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
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殲撲
1997
せんぼく
┌殲滅する。〈字通〉
┌うちたいらげてみなごろしにする。〈漢字源〉
┌つくしうつ。うちほろぼす。≒鏖撲〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
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乖繆
1998
かいびゅう
┌あやまり。〈字通〉
┌物事が食い違ってでたらめである。〈漢字源〉
┌1.背を向け合うさま。食い違ったさま。
└2.道理に合わないさま。〈漢辞海〉
★「繆」は、「誤る・間違う」意だと「ビュウ(繆説/紕繆)」と読み、この意と音を用いる熟語が多い。その他の音では「まとう」意だと「リョウ(繆繞)≒繚」、「結ぶ・縊る」意だと「キュウ(繆死)」、穆に通じるときは「ボク」の三項が挙げられるが、いずれも稀有。上記の意と音が反するが例外で「綢繆(チュウビュウ)」は過去頻出の語句なので必修。
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印顆
1999
いんか
┌印章。印判。印鑑。印。〈大辞泉〉
┌印材に、姓名・官職名などを彫ったもの。印章。印判。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
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民氓
2000
みんぼう
┌人民のこと。≒民萌〈漢字源〉
┌一般人民。たみ。≒民萌〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
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#漢検1級 #音読み