解糖系ではグルコース1分子あたり2分子のNADHが発生するが、NADHはミトコンドリアの内膜を通過できないため、2つの仕組みでマトリックス内に輸送されるがその仕組みのうちの一つ。骨格筋や脳などほとんどの臓器で働く。細胞質のNADHの持つ電子はこれを経由してFADに受け渡されて、FADH2が生じる。さらにFADH2は電子をユビキノン(Q)に受け渡す。この現象により、1個のNADHから1.5個のATPを産生するだけのエネルギーを供給する。以上によりリンゴ酸-アスパラギン酸シャトルが利用された場合、これが産生された場合よりも多くのATPが産生され効率が良い。
グリセロール3-リン酸シャトル