非公開のユーザー 2023年10月19日 カード16 いいね0

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単語カード

  • 思ほえず、ふるさとにいと【はしたなく】てありければ、心地惑ひにけり。
    不釣り合いな
  • え【はしたなう】もさし放ちきこえず。
    無愛想に
  • ある夜、野分【はしたなう】吹いて、紅葉みな拭き散らし、落葉すこぶる狼籍なり。
    はげしく
  • 【はしたなき】もの。こと人を呼ぶに、われぞとさし出でたる。
    きまりが悪い
  • 人の上いふを腹立つ人こそ、いと【わりなけれ】。
    道理に合わない
  • 苦しげなるもの。…【わりなく】もの疑ひする男に、いみじう思はれたる女。
    並々ではなく
  • 女君は、【わりなう】苦しと思ひ臥したまへり。
    耐えがたく
  • いみじう酔ひて、【わりなく】夜更けて泊まりたりとも、さらに湯漬けをだに食はせじ。
    しかたなく
  • 今日は【ずちなし】。右の大臣に任せ申す。
    どうしようもない
  • 伊成進み寄りて、弘光が手を取りて前ざまへ強く引きたるに、うつ伏しに転びぬ。【あへなき】ことかぎりなし。
    あっけない
  • 中宮も御物の怪に悩ませ給ひて、常は【あつしう】おはしますを、院もいとど晴れ間なく思し嘆く。
    病状が重く
  • 紅葉も【まだし】。花もみな失せにたり。枯れたる薄ばかりぞみえつる
    まだ時期が早い
  • 供なる男どもも、いみじう笑ひつつ、「ここ【まだし】」と差しあへり。
    不十分だ
  • ほかにて酒などまゐり、酔ひて、夜いたく更けて、【ゆくりもなく】ものし給へり。
    突然
  • 花は盛りに月は【くまなき】をのみ見るものかは。
    暗い所のない
  • いと【くまなき】御心のさがにて、推し量り給ふにやはべらむ。
    行き届かないところがない
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