大脳基底核の核について説明せよ。またその機能的意義について疾患を例にとりながら説明しなさい。
大脳基底核の核は、尾状核、レンズ核、前障に分けられ、レンズ核はさらに淡蒼球と被殻に分けられる。また、尾状核と被殻をあわせて線条体という。大脳基底核は、とくに大脳皮質の補足運動野と前頭前皮質に作用し、外界の状況に応じた適切な行動を選択したり、個々の場面にふさわしい動作の習慣を形成したりする時に働く。
(疾患)ハンチントン病:線条体の小型神経細胞が変性・消失する。はじめは間接経路が侵されて不随意運動が起こるが、のちには直接経路と間接経路がともに変性し、筋が強直して無動になる。
#神経解剖学