阮咸
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げんかん
┌1.中国、魏晋時代の文人。
└2.中国の弦楽器の一。円形または八角形の胴に長い棹(サオ)をつけ、4弦または5弦を張り、棹上に十数個の柱(ジュウ)を立てたもの。日本でも明清楽(ミンシンガク)に用いる。〈大辞泉〉
┌1.中国、魏晉時代の竹林七賢の一人。字(アザナ)は仲容。阮籍の兄の子。官は散騎侍郎。音楽に通じ、琵琶をよくした。楽器「阮咸」を作ったという。
└2.弦楽器の一つ。琵琶の一種で、円胴に棹を付けたもの。秦代の楽器の弦鼗(ゲントウ)から出た。正倉院に現存するものは四弦十四柱(ジ)。明・清代には胴を八角形にしたものが用いられ、日本の明清楽でも使われた。月琴(ゲッキン)〈日本国語大辞典〉
★阮咸は竿上(カンジョウ)の褌(コン)を手向(タム)く…阮咸が七夕の日に世人が豪華で美しい衣装を庭で干すのにならって、ふんどしを竿にかけて世を愚弄したという「晉書−阮籍伝」に見える故事。
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