1-Cのメガネ 2022年10月12日 カード74 いいね0

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単語カード

  • 困ず(こうず)の活用
    サ変
  • こうず(困ず)の意味
    1.疲れる2.悩む・困る
  • このごろ物の怪にあづかりて『こうじ』にけるや、ゐるままにすなはちねぶり声なる、いとにくし。
    疲れ 例文は無いけど「悩む・困る」って意味もあるよ
  • おぼゆ(覚ゆ)の活用
    ヤ行下二段
  • おぼゆ(覚ゆ)の意味
    1.思われる2.思い出す・思い出される3.似る・似ている
  • 世の中にまた類ある事とも『おぼえ』ず
    思われ 思われる
  • うちある調度も昔『おぼえ』て、
    思い出されて 思い出す・思い出される
  • 少し『おぼえ』たるところあれば、子なめりと見給ふ。
    似(ている) 似る・似ている
  • 聞こゆの活用
    ヤ行下二段
  • 聞こゆの意味
    1.聞こえる2.噂される・評判になる3.分かる
  • 鶴は、いとこちたきさまなれど、鳴く声雲井まで『きこゆる』、いとめでたし
    聞こえる
  • 都に『きこえ』たる白拍子の上手一人出で来たり。
    評判になっ(ている) 噂される・評判になる
  • 『きこえ』ぬことども言いつつよろめきたる、いとかはゆし。
    分から(ない) 分かる
  • ゆかしの活用
    シク活用
  • ゆかしの意味
    1.見たい・聞きたい・知りたい2.心ひかれる・慕わしい
  • (天香久山は)年ごろ『ゆかしう』思ひわたりし所なりければ、
    見たいと(=登りたく) 見たい・聞きたい・知りたい
  • 山路来て何やら『ゆかし』すみれ草
    心ひかれる 心ひかれる・慕わしい
  • なつかしの活用
    シク活用
  • なつかしの意味
    1.親しみ深い・心ひかれる・好ましい
  • (村上天皇は)『なつかしう』なまめきたる方は、延喜(えんぎ)にはまさり申させたまへり。
    親しみ深く 親しみ深い・心ひかれる・好ましい(「なつく」が語源だから、昔懐かしいとは違う!)
  • はづかし(恥づかし)の活用
    シク活用
  • はづかし(恥づかし)の意味
    1.恥ずかしい・きまりが悪い2.(こちらが恥ずかしくなるほど相手が)立派だ
  • 『はづかしき』人の、歌の本末(もとすゑ)問ひたるに、ふとおぼえたる、我ながらうれし。
    (こちらが恥ずかしくなるほど)立派な 例文は無いけど「恥ずかしい・きまりが悪い」っていう現代語と同じ意味もある
  • こころにくしの活用
    ク活用
  • こころにくしの意味
    1.奥ゆかしい・上品だ・心ひかれる
  • (身分が高く教養がある人の住まいというものは、)うちある調度も昔覚えてやすらかなるこそ、『心にくし』と見ゆれ。
    奥ゆかしい 奥ゆかしい・上品だ・心ひかれる(にくらしいと嫉妬心を抱くくらい、心ひかれるという意味。普通ににくらしいなら、「にくし」)
  • おどろおどろしの活用
    シク活用
  • おどろおどろしの意味
    1.大げさだ・仰々しい2.気味が悪い・恐ろしい
  • 夜いたくふけて、門(かど)をいたう『おどろおどろしう』たたけば、
    大げさに 大げさだ・仰々しい
  • いと『おどろおどろしく』かきたれ雨の降る夜、
    気味悪く 気味が悪い・恐ろしい
  • 憂しの活用
    ク活用
  • 憂しの意味
    1.つらい・いやだ・情けない
  • (新しい妻を得た男は全家財道具を運び出した。もとからの妻は言う。)今日よりは『うき』世の中をいかでわたらむ。
    つらい つらい・いやだ・情けない
  • むつかしの活用
    シク活用
  • むつかしの意味
    1.不快だ・煩わしい・うっとうしい2.気味が悪い・恐ろしい
  • 女君は、暑く『むつかし』とて、御髪(みぐし)すまして、
    うっとうしい 不快だ・煩わしい・うっとうしい
  • (光源氏は女(=夕顔)をある荒れ果てた院に連れていった。)奥の方(かた)は暗うもの『むつかし』と、女は思ひたれば、
    気味が悪い 気味が悪い・恐ろしい
  • すさまじの活用
    シク活用
  • すさまじの意味
    1.興ざめだ・おもしろくない・しらけている2.殺風景だ・寒々としている・荒涼としている 現代語と同じ「すさまじい(ものすごい)」という意味で使われることもある
  • 『すさまじき』もの。昼ほゆる犬、春の網代(あじろ)。
    興ざめな 興ざめだ・おもしろくない・しらけている
  • 冬の夜の月は、昔より『すさまじき』物の例(ためし)にひかれて侍りけるに、
    殺風景な 殺風景だ・寒々としている・荒涼としている
  • けしき(気色)の意味
    1.様子2.顔色・機嫌3.意向・意中
  • 切(せち)に物思へる『気色』なり。
    様子
  • おほやけの御(み)『気色』悪しかりけり。
    機嫌 顔色・機嫌
  • わざとの御消息とはあらねど、御『気色』ありけるを、
    意向 意向・意中
  • こころざし(心ざし、志)の意味
    1.意志・意向(現代語と同じ)2.愛情・好意3.お礼の贈り物
  • 「『心ざし』のまさらむにこそはあはめ」と思ふに、
    愛情 愛情・好意
  • (留守中、家の管理を頼んでいた隣の人は、荒れるにまかせていた。)いとはつらく見ゆれど、『志』はせむとす。
    お礼の贈り物
  • 本意(ほい)の意味
    1.本来の意志・かねてからの願い
  • 山籠りの『本意』深く、今年は出でじと思ひけれど、
    かねてからの願い 本来の意志・かねてからの願い
  • としごろ(年頃、年比、年来)の意味
    1.数年(の間)・数年来・長年 日ごろは数日、月ごろは数ヶ月
  • 夜中ばかりに、皮の聖(ひじり)のもとにおはして「われ法師になり給へ。『年頃』の本意なり」とのたまひければ、
    長年 数年(の間)・数年来・長年
  • 『年ごろ』おとづれざりける人の、桜の盛りに見に来たりければ、
    長年 数年(の間)・数年来・長年
  • つとめての意味
    1.早朝・朝2.翌朝
  • 九日の『つとめて』、大湊(おおみなと)より(中略)漕ぎ出でけり。
    早朝 早朝・朝
  • 平中(人の名前)、そのあひける『つとめて』、人おこせむと思ひけるに、
    翌朝
  • 世・世の中の意味
    1.世の中・世間2.(世の中の)人間関係・男女の仲・夫婦の仲3.(人の)一生・(ある)御代(みよ)
  • 心もゆかぬ『世』とはいひながら、まだいとかかる目は見ざりつれば、
    夫婦の仲 (世の中の)人間関係・男女の仲・夫婦の仲
  • 夢よりもはかなき(亡き親王との)『世の中』を嘆きわびつつ明かし暮らすほどに、
    男女の仲 (世の中の)人間関係・男女の仲・夫婦の仲
  • あらまほしの活用
    シク活用
  • あらまほしの意味
    1.理想的だ・望ましい
  • 人はかたち、ありさまの、優れたらんこそ、『あらまほしかる』べけれ。
    望ましい 理想的だ・望ましい
  • らうらうじ(労労じ)の活用
    シク活用
  • らうらうじ(労労じ)の意味
    1.巧みだ・もの慣れている・気がきいている・配慮が行き届いている2.上品だ・(気高く)美しい
  • (歌を)いとをかしげに『らうらうじく』書きたまへり。
    巧みに 巧みだ・もの慣れている・気がきいている・配慮が行き届いている
  • 夜深くうちいでたる(時鳥(ほととぎす)の)声の、『らうらうじう』愛敬(あいぎやう)づきたる、いみじう心あくがれ、せむかたなし。
    上品で 上品だ・(気高く)美しい
  • うるせしの活用
    ク活用
  • うるせしの意味
    1.賢い・優れている2.巧みだ・優れている
  • この童(わらは)も心得てけり。『うるせき』やつぞかし。
    賢い 賢い・優れている
  • 宮の御琴の音(ね)は、いと『うるせく』なりにけりな。
    巧みに 巧みだ・優れている
  • はかばかしの活用
    シク活用
  • はかばかしの意味
    1.しっかりしている・きちんとしている2.はっきりしている
  • とりたてて、『はかばかしき』後見しなければ、
    しっかりとした しっかりしている・きちんとしている
  • 「とく参りたまへ」など、『はかばかしう』も、のたまはせやらず、
    はっきりと はっきりしている
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