mimiriri 2023年01月12日 カード100 いいね2

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#百人一首

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単語カード

  • 百敷や ふるき軒端の しのぶにも
    なほあまりまる 昔なりけり
  • 人をもし 人も恨めし あぢきなく
    世を思ふゆゑに もの思ふ身は
  • 風そよぐ ならの小川の 夕暮れは
    みそぎぞ夏の しるしなりける
  • こぬ人を まつほの浦の 夕なぎに
    焼くやもしほの 身もこがれつつ
  • 花さそふ 嵐の庭の 雪ならで
    ふりゆくものは わが身なりけり
  • おほけなく うき世の民に おほふかな
    わが立つ杣に すみぞめの袖
  • み吉野の 山の秋風 さ夜ふけて
    ふるさと寒く 衣うつなり
  • 世の中の つねにもがもな 渚こぐ
    あまの小舟を 綱手かなしも
  • わが袖は 潮干に見えぬ 沖の石の
    人こそ知らね 乾くまもなし
  • きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに
    衣かたしき 一人かも寝む
  • 見せばやな 雄島のあまの 袖だにも
    濡れにぞ濡れし 色は変はらず
  • 玉のをよ たえなばたえね ながらへば
    忍ぶることの 弱りもぞする
  • 難波江の 葦のかりねの ひとよゆゑ
    みをつくしてや 恋ひわたるべき
  • 村雨の 梅雨もまだひぬ まきの葉に
    霧立ちのぼる 秋の夕暮れ
  • 嘆けとて 月やは物を 思はする
    かこち顔なる わが涙かな
  • 夜もすがら 物思ふころは 明けやらで
    閨のひまさへ つれなかりけり
  • ながらへば またこのごろや しのばれむ
    憂しと見し世ぞ 今は恋しき
  • 世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る
    山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる
  • 思ひわび さてもいのちは あるものを
    憂きにたへぬは 涙なりけり
  • ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば
    ただありあけの 月ぞ残れる
  • 長からむ 心も知らず 黒髪の
    乱れてけさは 物こそ思へ
  • 秋風に たなびく雲の たえ間より
    もれ出づる月の かげのさやけさ
  • 淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に
    幾夜ねざめぬ 須磨の関守
  • 瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の
    われても末に あはむとぞ思ふ
  • わたの原 こぎ出でてみれば 久方の
    雲ゐにまがふ 沖つ白波
  • 契りおきし させもが露を いのちにて
    あはれ今年の 秋もいぬめり
  • 憂かりける 人を初瀬の 山おろしよ
    はげしかれとは 祈らぬものを
  • 高砂の をのへの桜 咲きにけり
    外山のかすみ 立たずもあらなむ
  • 音にきく たかしの浜の あだ波は
    かけじや袖の ぬれもこそすれ
  • 夕されば 門田の稲葉 おとづれて
    葦のまろやに 秋風ぞ吹く
  • さびしさに 宿をたち出でて ながむれば
    いづこも同じ 秋の夕暮れ
  • あらし吹く み室の山の もみじ葉は
    竜田の川の 錦なりけり
  • 心にも あらでうき世に ながらへば
    恋しかるべき 夜半の月かな
  • 春の夜の 夢ばかりなる 手枕に
    かひなく立たむ 名こそ惜しけれ
  • もろともに あはれと思へ 山桜
    花よりほかに 知る人もなし
  • 恨みわび ほさぬ袖だに あるものを
    恋にくちなむ 名こそ惜しけれ
  • 朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに
    あらはれたる 瀬々の網代木
  • 今はただ 思ひ絶えなむ とばかりを
    人づてならで 言ふよしもがな
  • 夜をこめて 鳥のそらねは はかるとも
    よに逢坂の 関はゆるさじ
  • いにしへの 奈良の都の 八重桜
    けふ九重に にほひぬるかな
  • 大江山 いく野の道の 遠ければ
    まだふみも見ず 天の橋立
  • やすらはで 寝なましものを さ夜更けて
    かたぶくまでの 月を見しかな
  • ありま山 ゐなの笹原 風吹けば
    いでそよ人を 忘れやはする
  • めぐりあひて 見しやそれとも 分かぬまに
    雲がくれにし 夜半の月かな
  • あらざらむ この世のほかの 思ひ出に
    今ひとたびの 逢ふこともがな
  • 滝の音は 絶えて久しく なりぬれど
    名こそ流れて なほ聞こえけれ
  • 忘れじの 行く末までは かたければ
    今日をかぎりの 命ともがな
  • 嘆きつつ ひとり寝る夜の 明くるまは
    いかに久しき ものとかは知る
  • 明けぬれば 暮るるものとは 知りながら
    なほうらめしき 朝ぼらけかな
  • かくとだに えやはいぶきの さしも草
    さしも知らじな もゆる思ひを
  • 君がため 惜しからざりし 命さへ
    長くもがなと 思ひかけるかな
  • みかきもり 衛士のたく火の 夜は燃え
    昼は消えつつ 物をこそ思へ
  • 風をいたみ 岩うつ波の おのれのみ
    くだけて物を 思ふころかな
  • 八重むぐら しげれる宿の さびしきに
    人こそ見えね 秋は来にけり
  • 由良のとを 渡る舟人 かぢを絶え
    ゆくへも知らぬ 恋の道かな
  • あはれとも いふべき人は 思ほえで
    身のいたづらに なりぬべきかな
  • あふことの たえてしなくは なかなかに
    人をも身をも 恨みざらまし
  • あひ見ての のちの心に くらぶれば
    昔は物を 思はざりけり
  • 契りきな かたみに袖を しぼりつつ
    末の松山 波越さじとは
  • 恋すてふ わが名はまだき 立にけり
    人知れずこそ 思ひ初めしか
  • しのぶれど 色に出でにけり わが恋は
    物や思ふと 人の問ふまで
  • 浅茅生の 小野の篠原 しのぶれど
    あまりてなどか 人の恋しき
  • 忘らるる 身をば思はず 誓ひてし
    人のいのちの 惜しくもあるかな
  • 白露に 風の吹きしく 秋の野は
    つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける
  • 夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを
    雲のいづこに 月やどるらむ
  • 人はいさ 心も知らず ふるさとは
    花ぞ昔の 香に匂ひける
  • 誰をかも 知る人にせむ 高砂の
    松も昔も 友ならなくに
  • ひさかたの 光のどけき 春の日に
    しづ心なく 花の散るらむ
  • 山川に 風のかけたる しがらみは
    流れもあへぬ 紅葉なりけり
  • 朝ぼらけ ありあけの月と 見るまでに
    吉野の里に 降れる白雪
  • ありあけの つれなく見えし 別れより
    暁ばかり 憂きものはなし
  • 心あてに 折らばや折らむ 初霜の
    おきまどはせる 白菊の花
  • 山里は 冬ぞさびしさ まさりける
    人めも草も かれぬと思へば
  • みかの原 わきて流るる いづみ川
    いつみきとてか 恋しかるらむ
  • 小倉山 峰のもみじ葉 心あらば
    今ひとたびの みゆき待たなむ
  • 名にしおはば 逢坂山の さねかづら
    人に知られで くるよしもがな
  • このたびは ぬさもとりあへず 手向山
    紅葉のにしき 神のまにまに
  • 月みれば 千々に物こそ 悲しけれ
    我が身ひとつの 秋にはあらねど
  • 吹くからに 秋の草木の しをるれば
    むべ山風を 嵐といふらむ
  • 今こむと 言ひしばかりに 長月の
    有明の月を 待ちいでつるかな
  • わびぬれば 今はた同じ 難波なる
    みをつくしても あはむとぞ思ふ
  • 難波潟 みじかき葦の ふしの間も
    あはでこの世を 過ぐしてよとや
  • 住の江の 岸による波 よるさへや
    夢の通ひ路 人めよくらむ
  • ちはやぶる 神代もきかず 竜田川
    からくれなゐに 水くくるとは
  • 立ち別れ いなばの山の 峰に生ふる
    まつとし聞かば 今帰り来む
  • 君がため 春の野に出でて 若葉つむ
    わが衣でに 雪はふりつつ
  • 陸奥の しのぶもちずり 誰ゆゑに
    乱れそめにし われならなくに
  • つくばねの 峰より落つる みなの川
    こひぞつもりて 淵となりぬる
  • 天つ風 雲の通ひ路 吹きとぢよ
    をとめの姿 しばしとどめむ
  • わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと
    人には告げよ あまのつり舟
  • これやこの 行くも帰るも 別れては
    知るも知らぬも あふ坂の関
  • 花の色は うつりにけりな いたづらに
    わが身世にふる ながめしまに
  • 我が庵は 都のたつみ しかぞすむ
    世をうぢ山と 人はいふなり
  • 天の原 ふりさけ見れば 春日なる
    三笠の山に 出でし月かも
  • かささぎの 渡せる橋に おく霜の
    白きをみれば 夜ぞふけにける
  • 奥山に もみぢ踏み分け 鳴く鹿の
    声聞く時ぞ 秋は悲しき
  • 田子の浦に うち出でて見れば 白妙の
    富士の高嶺に 雪はふりつつ
  • あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の
    ながながし夜を ひとりかも寝む
  • 春すぎて 夏来にけらし 白妙の
    衣ほすてふ 天の香具山
  • 秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ
    わが衣手は 露にぬれつつ
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