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髄膜刺激症状、徴候を3つ記述しなさい。
項部硬直 ケルニッヒ徴候 ブルズンスキー徴候
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徒手筋力テスト(MMT)のうち、「ある程度の抵抗を加えても重力に打ち勝って運動できる」と評価されるMMTを答えなさい。
MMT4
-
【小脳機能】小脳虫部の障害では体幹運動失調を伴う。
○
-
【小脳機能】小脳半球の障害では対側の上下肢の運動失調や協調運動障害がみられる。
×
対側→同側
-
【小脳機能】小脳半球の障害がある場合、膝踵試験において、患側の踵が膝の上に上手く乗らず円滑に動かすことができない。
○
-
【小脳機能】小脳障害では筋緊張が亢進する。
×
亢進→低下
-
【小脳機能】患側の小脳障害による構語障害は発声筋の協働運動障害が原因である。
○
-
下肢○○試験とは、下肢の不全麻痺を検出方法で、患者を腹臥位とし、両側の膝関節を約135°の屈曲位で保持させる。麻痺側の下肢は徐々に下垂する。
バレー
-
ロンベルク試験が陽性の場合、脊髄後根や後索の病変による○○覚の障害が疑われる。
深部位置
-
歩行の検査では、普通の速さで歩いたのち、直線上での継ぎ足歩行を繰り返す。拙劣な場合は小脳もしくは○○の障害を疑う。
錐体外路
-
温度覚の測定には温水や冷水を使用するが、熱湯や氷は痛覚刺激となる。
○
-
痛覚と温度覚は脊髄視床路によってのみ伝えられる。
○
-
Face scale はもとは小児の疼痛評価法であったが、今日では成人でも使用される。
○
-
深部感覚は運動覚、位置覚、立体覚があり、いずれも脊髄後索を通る。
×
立体覚→振動覚
-
複合感覚検査立視床よりも上位の大脳皮質の機能をみる試験である。
○
-
動眼神経麻痺では眼瞼下垂が出現する。
○
-
動眼神経麻痺では縮瞳が出現する。
×
縮瞳→異常拡大
-
動眼神経麻痺では対光反射の消失が出現する。
○
-
動眼神経麻痺では調節反射の消失が出現する。
○
-
仰臥位で患者さんの下肢を伸展させ、首を前屈させたさせた際、股関節と膝関節が自動的に屈曲 した場合、ブルジンスキー徴候陽性とする
○
-
髄膜炎やくも膜下出血でみられる髄膜刺激症状で、検者の手を後頭部の下に入れ、患者さんの頭 位を前屈させた際に抵抗があり、痛みで顔をしかめることがある
○
-
仰臥位の患者さんの股関節と膝関節をそれぞれ90度屈曲した状態とし、膝関節を徐々に伸展さ せ、45度まで達せずに痛みを生じた場合、ケルニッヒ徴候陽性とする
○
-
運動機能について、大脳皮質から脳幹までを上位運動ニューロンと呼ぶ
×
脳幹→脊椎前角
-
重力を除外すれば運動ができる状態はMMT3である
×
MMT3→MMT2
-
腹壁反射は病的反射である。
×
病的反射→表在反射
-
下顎反射は病的反射である。
×
病的反射→深部反射
-
Wartenberg(ワルテンベルク)反射は病的反射である。
×
病的反射→深部反射
-
Chaddock(チャドック)反射は病的反射である。
○
-
足底反射は病的反射である。
×
病的反射→表在反射
-
Hoffmann(ホフマン)反射は病的反射である。
○
-
肛門反射は病的反射である。
○
-
Gordon(ゴードン)反射は病的反射である。
○
-
モロー反射は深部反射である。
×
深部反射→原始反射
-
吸引反射は深部反射である。
×
深部反射→原始反射
-
挙睾筋反射は表在反射である。
○
-
小脳半球の障害では平衡機能や起立、歩行が障害される。
×
小脳半球→小脳虫部
-
小脳虫部の障害では対側の上下肢の運動失調がみられる。
×
小脳虫部→小脳半球
-
小脳性の平衡障害では、立位で観察すると、全身が動揺し対側に倒れる傾向がみられる。
×
対側→同側
-
小脳半球の障害では患側の踵が膝の上にうまく乗らず、円滑に動かすことができなくなる。
○
-
小脳障害による構語障害は発声筋の協働運動障害が原因である。
○
-
下肢バレー試験は不全麻痺の検出法である
○
-
ロンベルグ試験陽性は脊髄後根や後索の病変による深部位置感覚の障害が疑われる
○
-
普通の速さで歩いたのち、直線上での継ぎ足歩行の繰り返しが拙劣な場合、小脳もしくは 錐体路の障害が疑われる。
×
錐体路→錐体外路
-
深部反射の著しい亢進はその反射弓よりも中枢側に障害があることを示している
○
-
断続性発語は小脳性の構音障害である
○
-
小脳の障害で反跳現象はみられない
×
-
小脳の障害では構音障害はみられない
×
-
語想起は物品の名前を答えてもらったり、言葉を列挙してもらうことで検査し、意図通りの言葉 を使用できるかをみる
○
-
名前を間違える場合は錯語という
○
-
検者の言った言葉を繰り返してもらうことを復唱という
○
-
復唱は感覚性失語で障害されるが、運動性失語では障害されない
×
どちらでも障害される
-
異なる質問に対して同じ言葉が返ってくる場合を保続という
○
運動性、感覚性に限らずさまざまな失語系に伴う特徴的な症状である
-
ブローカ失語で障害されるものを2つ述べよ
自発言語 書字
-
視野は、ベッドサイドでは○○試験で視野欠損を評価し、半盲などの大まかな視野障害を把握できる。
対座
-
片眼の視野異常は○○よりも前方、すなわち視神経そのものの障害が考えられる。
視交叉
-
同名性半盲があっても黄斑中心視野が半円形に残されている場合を○○といい、後頭葉の病変を意味する。
黄斑回避
-
内直筋 ― 外転神経 ― 内側は 正しい
×
外転神経→動眼神経 内側→外側
-
上直筋 ― 動眼神経 ― 上内方 は正しい
×
上内方→下内方
-
下直筋 ― 動眼神経 ― 下内方 は正しい
×
下内方→上内方
-
上斜筋 ― 滑車神経 ― 上外方 は正しい
○
-
外直筋 ― 外転神経 ― 外側 は正しい
×
外側→内側
-
嗅神経は受傷時の大きな加減速力で損傷されやすいと考えられる。
○
-
顔面神経は脳実質の損傷による中枢性顔面神経麻痺を起こすことが多い。
×
中枢性→末梢性
-
視神経は神経鞘に包まれていない中枢神経であるため、いったん損傷されてからの回復は期待できない。
○
-
動眼神経損傷では急性期には瞳孔不同をきたすために、脳ヘルニア徴候と混同される場合がある。
○
-
滑車神経は海綿静脈洞部で損傷されやすい。
○
-
Broca失語は発語、書字ができないが言語理解は概ね良好である
○
-
Wernicke失語は言語理解ができず、会話、書字の意味も通じない
○
-
伝導性失語は言語機能が全て障害された状態である
×
伝導性失語→全失語
-
超皮質性運動性失語は自発的に話すことはできないが、復唱はできる
○
-
純粋失書は読字はおおむね良好だが、文字を書くことができない
○
-
嗅神経の検査には、コーヒーやカレーの粉を使用する方法がある
○
-
嗅覚消失の判定にはアンモニアを使用する
×
-
嗅覚路は嗅神経から嗅球に達して二次ニューロンに接合し、嗅索として前頭蓋底を後方に走行 する
○
-
内側側頭葉てんかんでは、同部の過剰興奮によって、異常なにおいと意識障害を訴えることがあり鉤発作と呼ばれる
○
-
片眼の視野異常は視交叉より後方の障害が考えられる。
×
後方→前方
-
視交叉の病変では両側の内側視野、すなわち鼻側が欠損するのが典型である。
×
鼻側→耳側
-
視索の後半、外側膝状体、内包後脚の障害では、対側の同名性半盲がみられる。
○
-
求心性視野狭窄は、視神経萎縮や炎症などによる。
○
-
マリオット盲点の拡大はうっ血乳頭の初期からは見られず、2~3週間後に顕在化する。
×
初期からみられる
-
下垂体腺腫により視交叉が下方から圧排された場合、多くの例で鼻側の下1/4の視野から欠損が始まる。
×
鼻側の下1/4→耳側の上1/4
-
両鼻側半盲は視交叉より後方での障害を意味する。
×
同名性半盲
-
黄斑回避は後頭葉の病変を意味する。
○
-
Mariotte盲点の拡大はうっ血乳頭の初期からみられる重要な所見である。
○
-
膝クローヌスや足クローヌスは深部反射が亢進している場合に陽性となる。
○
-
Chaddock反射、Oppenheim反射、Gordon反射、Gonda反射はBabinski反射と同じ意義を持つ。
○
-
副神経は胸鎖乳突筋および僧帽筋を支配する運動神経である。
○
-
屈折異常による視力低下は主に眼科学的な問題である。
○
-
光覚の判別ができなければ視力は盲である。
○
-
片眼の視野異常は視交叉よりも後方の障害が考えられる。
×
後方→前方
-
同名性上四分盲はマイヤーループの障害で生じる。
○
-
眼瞼下垂は視神経の障害によって起きる
×
視神経→動眼神経
-
眼球突出は眼球を頭側から見下ろすようにして左右差を比較し、4㎜以上の差で陽性とする
×
4㎜→2mm
-
ホルネル症候群では患側の眼瞼下垂、散瞳、眼球陥凹、顔面・結膜の血管収縮、発汗障害がみ られる
×
散瞳→縮瞳
-
瞳孔径は正常では4~5㎜の範囲にある
×
4~5㎜→2.5~4㎜
-
瞳孔径が3㎜より小さいときは縮瞳、6㎜より大きければ散瞳とする
×
縮瞳:2mmより小さいとき 散瞳:5mmより大きいとき
-
視神経萎縮では乳頭は蒼白である。
○
-
視神経萎縮では乳頭境界は不鮮明である。
×
境界は明瞭である
-
視神経萎縮では網膜血管の狭小化がある。
○
-
視神経萎縮では視力低下が起こる。
○
-
視神経萎縮では求心性視野狭窄が起こる。
○
-
滑車神経が支配する眼筋は?
上斜筋
-
滑車神経の麻痺では眼球の下内転が制限される。
○
-
外転神経は眼筋麻痺のうち最も障害される頻度が高い。
○
-
落陽現象とは、両眼球が不随意に内下転し、虹彩の一部が下眼瞼に隠れる病態をいう。
○
-
眼球浮き運動は小脳出血などの重篤な小脳病変でみられる。
×
小脳出血→橋出血
-
【三叉神経】舌前2/3の感覚は三叉神経第3枝の支配であり、味覚を司る
×
味覚は別
-
【三叉神経】角膜の感覚および角膜反射の求心路は顔面神経で、遠心路は三叉神経第1枝である
×
求心路が三叉神経第1枝、遠心路が顔面神経
-
【三叉神経】三叉神経第3枝には運動神経が含まれる
○
-
【三叉神経】三叉神経痛では、痛みを誘発する点があることが多い
○
-
顔面神経は、顔面表情筋の運動を司る
○
-
顔面神経は、舌前2/3の味覚を司る
○
-
顔面神経は、咽頭・喉頭の運動と知覚を司る
×
顔面神経→舌喉神経
-
顔面神経は、涙液の分泌を司る
○
-
顔面神経は、角膜反射の求心路を司る
×
求心路→遠心路
-
著明な三叉神経麻痺があれば兎眼となる
×
三叉神経→顔面神経
-
顔面神経は、顔面表情筋の運動を司る。
○
-
舌後1/3の味覚を司る神経は?
×
舌咽神経
-
軟口蓋の味覚を司る神経は?
顔面神経
-
上顔面筋は一側の核上性障害で左右差が現れる。
×
末梢性(核下性)の病変で初めて異常がみられる
-
【聴神経】聴神経は前庭神経と蝸牛神経の2つの神経からなり、それぞれ平衡感覚と聴覚を司る
○
-
【聴神経】音叉を使用する検査法にはリンネ試験とウェーバー試験がある
○
-
【聴神経】末梢性の平衡障害ではふらつきや等を訴えることが多く、非定型性めまいと表現する
×
非定形性→定型性
-
【聴神経】中枢性の平衡障害では定型的めまいを訴える
×
定形性→非定型性
-
【聴神経】末梢性のめまいの程度は強く、耳鳴、難聴を伴うことが多いが、持続は短く1~2週間 で消失する例が多い
○
-
【舌下神経】純運動神経で舌筋を支配する
○
-
【舌下神経】胸鎖乳突筋および僧帽筋を支配する純粋な運動神経である
×
副神経の説明である
-
【舌下神経】咽頭・喉頭の運動や知覚を司る
×
舌咽神経、迷走神経の説明である
-
【舌下神経】舌後1/3の味覚を司る
×
舌咽神経の説明である
-
【舌下神経】平衡感覚と聴覚を司る
×
聴神経の説明である
-
舌咽神経と迷走神経は咽頭・喉頭の運動と知覚を司る。
○
-
舌後1/3の味覚は舌咽神経の支配である。
○
-
咽頭反射の求心路は迷走神経である。
×
迷走神経→舌咽神経
-
舌下神経は舌前1/3の知覚を支配する。
×
舌後1/3の味覚は舌咽神経の支配である
-
中心溝より前の脳回が中心前回で、感覚野に相当する。
×
感覚野→運動野
-
Brodmann野の44野が障害されると発語筋の失行により運動性失語がみられる。
○
-
優位半球の角回(Brodmann野の39野)の障害では、手指失認、左右失認、失書、失計算をきたす。
○
-
側頭葉てんかんでは自動症、鉤発作、既視感などの精神状態の発作がみられ、側頭葉病変の診断の参考となる。
○
-
Brodmann野18・19は視覚野にあたり、同部の障害では黄斑回避を伴う同名半盲がみられる。
×
18・19→17野
-
被殻-淡蒼球の組み合わせを何と言う?
レンズ核
-
尾状核と被殻を併せてレンズ核と呼ぶ
×
レンズ核→線状体
-
大脳基底核は随意運動を制御する錐体外路系の機能を有し、その異常によって運動減少、不随意 運動、筋緊張異常などが起こる
○
-
線条体の活動は黒質のドーパミンによって制御されている
○
-
皮質脊髄路は上肢への線維は内包後脚の後方に、下肢への線維は内包後脚の前方にある
×
後方と前方が逆
-
【ベネティクト症候群】橋の病変である。
×
橋→中脳
-
【ベネティクト症候群】障害側の動眼神経麻痺がみられる。
○
-
【ベネティクト症候群】障害側の半身不全麻痺がみられる。
×
障害側→対側
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【ベネティクト症候群】アテトーゼ様の不随意運動がみられる。
○
-
【ベネティクト症候群】大脳脚症候群とも言われる。
×
Weber症候群のこと
-
MLF症候群は中脳の障害である。
○
-
Mills症候群は中脳の障害である。
×
橋の病変である
-
閉じ込め症候群は中脳の障害である。
×
橋の病変である
-
Wallenberg症候群は中脳の障害である。
×
延髄の障害である
-
Millard-Gubler症候群は中脳の障害である。
×
延髄の障害である
-
中脳の上丘レベルで上小脳脚が通過する。
×
上丘→下丘
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中脳前面には大脳脚がある。
○
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中脳正中部には中脳水道がある。
○
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外転神経の核は中脳の下丘レベルにある。
×
外転神経→滑車神経
-
MLF症候群は中脳障害である。
○
-
locked-in syndrome(閉じ込め症候群)では、意識清明であるが、眼球の上下運動とまばたき 以外の動作ができない。
○
-
Wallenberg症候群では、嘔吐、嚥下障害、嗄声に加え、同側では小脳症状、顔面の温痛覚 障害、Horner症候群を呈し、対側では頚部以下の半身の温痛覚障害がみられる。
○
-
神経根症とは、脊髄の前根・後根が椎間孔を出た先で障害される末梢神経障害である。
×
出た先→出る前
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脊髄症は脊髄そのものの中枢性障害で、障害レベル以下の感覚障害や痙性麻痺がみられる。
○
-
Brown-Sequard症候群では、障害側に障害部位以下の痙性麻痺、深部反射亢進、病的反射、 深部覚・識別覚障害が現れ、障害部位に一致した全感覚消失がみられる。対側では障害部位 以下の温痛覚障害をきたす。
○
-
閉じ込め症候群は中脳の障害である。
×
中脳→橋
-
閉じ込め症候群は意識清明である
○
-
閉じ込め症候群は脳底動脈閉塞が原因のことが多い
○
-
閉じ込め症候群は四肢麻痺および無言をきたす
○
-
延髄の病変を2つ述べよ。
Wallenberg症候群 Dejerine症候群
-
小脳は2対の小脳脚によって脳幹と結合している
×
2対→3対
-
小脳は代償機能が発達しており、障害されても回復力は高いが、小脳核とともに障害された場合 の回復は難しい
○
-
古小脳の障害では平行機能障害、異常頭位、眼振が生じる
○
-
古小脳と旧小脳の障害を合わせて小脳虫部症候群という
○
-
脊髄の完全な横断性の障害では病巣部位以下の両側の運動麻痺、感覚障害、膀胱直腸障害がみら れる
○
-
膀胱直腸障害は頚胸髄の障害では弛緩性になりやすい
×
-
障害レベルに中枢をもつ脊髄反射は亢進する
×
亢進→低下
-
ブラウン・セカール症候群は脊髄の半側のみの障害で起こる
○
-
ブラウン・セカール症候群は障害側の障害部位以下の温痛覚障害をきたす
×
障害側→反対側
-
馬尾はL1以下の神経根の集合である。
×
L1→L3
-
馬尾症候群は下肢の弛緩性運動麻痺がみられる。
○
-
馬尾症候群は、膀胱直腸障害は生じない。
×
-
馬尾症候群は、反射は正常である。
×
正常→低下する
-
下部馬尾障害ではサドル状感覚消失が特徴である。
○
-
ブラウンセカール症候群では、対側にどのような症状が出現する?
温痛覚障害
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医療試験対策