暗記

塩原翼 2025年02月07日 カード78 いいね0

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内科・外科
  • 大静脈血栓
    ルーメンアシドーシス→肝膿瘍→化膿性血栓
    肺動脈にも飛んで肺炎をまねく
  • 牛の心筋症で多いもの
    拡張型
    心電図では低電位を示す
  • 乳房浮腫
    初産牛、高泌乳牛の分娩前後に見られる
  • 胸壁打診の5つの異常音(満音、濁音、清音、鼓音、破壺音を説明せよ
    満音:正常音
    濁音:無気肺やマス、胸水部分
    清音:振動を伴う有響音。気腫、気胸
    鼓音:皮下気腫、クルップ・カタル性炎
    破壺音:肺の空気が気管支に移動する音。壊疽肺炎、胸膜炎で正常部との境界に聞こえる
  • ジフテリア症
    Fsobacterium necrophorumの上部気道感染
    呼吸困難、毒血症など
    声帯突起と喉頭軟骨内側角に特異的に壊死性炎
  • 第一胃パラケラトーシス
    第一胃アシドーシスに伴っておきる粘膜角化異常
    濃厚飼料多給、仔牛の人工乳などによる
  • 仔牛の水中毒(発作性血色素尿症)
    水中毒では血漿の浸透圧が下がり、血尿がおこる
  • グラステタニー
    マグネシウム欠乏症。K過剰を伴う
  • 豚ストレス症候群
    むれ肉を起こす劣勢遺伝性疾患
    骨格筋リアノジンレセプター(RYR-1)のミスセンス変異
  • 線維性骨異栄養症
    低Caに起因して破骨→線維性結合組織による修復がおこる疾病。
    病理写真では骨梁がみられる。顎・顔面に影響が出易く、顔貌の変化がある
    上皮小体の機能亢進に伴うことがある
  • 骨化石症
    常染色体劣勢疾患。破骨細胞の機能障害により骨幹・骨幹端に骨梁が蓄積し、肥大する
  • 圧挫症候群
    交通事故などによってコンパートメント症候群をきたし、次いで広範囲の筋挫滅、神経壊死、尿毒症がおこること
  • ショックの分類4つ
    血液分布異常性ショック
    循環血液量減少性所見
    心原性ショック
    閉塞・拘束性ショック
  • ショックの3要因とはなにか
    心臓、血液、血管
  • 牛の迷走神経性消化不良
    第Ⅰ・二胃の移送障害(第二胃炎→癒着→張力受容体の誤作動による運動異常)か、幽門閉塞(第四胃捻転)による慢性食欲不振。
    前方性では第一胃運動は亢進、膨満し、後方性せは停止する。
    発見が困難なので予後不良。
  • ダリエ兆候とはなにか
    肥満細胞腫特有の、物理刺激によってヒスタミンが大量に放出されること。急激な蕁麻疹・紅斑・腫瘤の拡大をみる。
  • アーノルド・キアリ奇形とはなにか
    大後頭孔の大きさが異常であるために、小脳・橋・第四脳室などのヘルニアをきたす先天奇形。脊髄髄膜瘤をともなう。
  • 水心症とはなにか
    Ehrlichia ruminantiumによる感染症。心嚢水の著しい貯留をきたす
  • 尋常性天疱瘡の好発部位はどこか
    口腔粘膜、皮膚と粘膜の境界部
  • 落葉状天疱瘡の好発部位はどこか
    顔面、自壊、鼻梁、四肢の皮膚
  • AB誘導とはなにか
    心尖部ー心基部の誘導。大動物で一般的
  • 測定過大・測定過小とはなにか
    眼球運動の指標で、ある目標から次の目標に注目を移すとき、その動きが過大/過小であること。小脳の異常による
  • バンド3欠損症とはなにか
    常染色体劣勢遺伝症。ホモ型では溶血を示し致死となる。球状赤血球をしめす
  • キサントクロミーとはなにか
    非抱合型ビリルビンの増加によってCSFが黄色を呈すること
  • 脊髄造影における砂時計所見とはなにか
    腹側・背側両方から圧迫がある場合の所見で、ウォブラー症候群に特徴的。
  • 脂肪壊死症とはなにで、予防法はなにか
    濃厚飼料を多給する肥育牛(とくに去勢牛)でみられる、リパーゼ分解により硬くなった脂肪が腸管の狭窄などを起こす疾患。
    ハトムギ、大豆かす、ビタミンB、アルギニン、粘土の給与などで予防する
  • イヌの関節炎を4つに分類し、それぞれの鑑別点を述べよ
    感染性関節炎:貪食・変性好中球
    リウマチ(免疫介在性びらん性関節炎):非変性好中球、関節液増量、関節過伸展
    免疫介在性非びらん性関節炎:非変性好中球
    変形性関節炎:骨の変形、骨棘形成
  • 先天的喉頭麻痺が多い犬種はなにか
    ダルメシアン、ロットワイラー
  • びんつり法とはなにか
    第四胃左方変位の治療法のひとつ。開腹せず、トグルピンを用いて第四胃を腹壁に固定する
  • 多小葉性骨腫瘍とはなにか
    おそらくイヌに特有の骨腫瘍で、頭蓋骨に多い。
    通常病理的良性をしめすが、軟骨肉腫などに転換することもある。
  • クリスタロイドとはなにか
    高分化型腺癌の内腔にみとめられる、無構造性好酸性の構造物
  • グラステタニーの予防措置はなにか
    低カリウム飼料・牧草(稲など)
    窒素施肥のさしひかえ
    マメ科植物供与
    カルシウム給与
    馴致放牧
  • 前立腺炎の治療薬はなにか
    解離定数が大きく(イオン化しにくい)、分子量は小さく、蛋白結合率が低く、脂溶性が高いもの
    ニューキノロン系、ST合剤、アミノグリコシド系、テトラサイクリン系など
  • 牛の肝臓マーカーに用いるのはなにか
    t-Bil, AST, GGT, SDH
  • 肝臓の逸脱酵素(漏出酵素)はなにか
    AST(GOT),ALT(GPT)
  • 肝臓の誘導酵素はなにか
    ALP、GGT(特に胆汁性)
  • ラットテールとはなにか
    甲状腺機能低下症のイヌに特異的にみられる、尾の脱毛・色素沈着
  • バウンディングパルスとはなにか
    拡張期血圧の低下により、最大血圧と最低血圧の差が大きくなった状態で触知できる脈。動脈管開存症の所見
  • 二段脈、三段脈とはなにか
    二回、または三回に一回期外収縮がおこること
  • 馬の息癆とはなにか
    呼気努力のために側腹部下部に現れる溝のこと。
    慢性肺気腫などでみられる
  • 組織球腫の別を答えよ(4)
    皮膚組織球腫:若齢イヌ、自然退縮
    組織球肉腫:全身性
    線維性組織球腫/肉腫:四肢、陰嚢、顔面/骨?
    類血管腫型組織球腫:四肢。多房性、嚢胞性、ニボーがみられることも
  • 冠名包帯法をあげよ冠3)
    エイマー法(骨盤、股関節頭背側脱臼)
    ベルポー法(肩関節、肩甲骨)
    ホブル足枷法(股関節腹側脱臼)
  • 甲状腺カルシトニン陽性腫瘍をなんというか。また沈着しやすい物質はなにか
    甲状腺髄様癌
    アミロイド沈着(ヒトで15%)
  • インスリノーマ術後の合併症はなにか
    高血糖、低血糖、膵炎、など
  • 逆流性雑音は主にどんな異常のときに聞こえるか
    閉鎖不全症(房室弁なら収縮期、動脈弁なら拡張期)、また心室中隔欠損症
  • 人の肝炎ウイルスとその科
    A:ピコルナ
    B:へパドナ
    C:フラビ
    E:カリシ(厳密にはカリシではない)
  • ホルネル症候群はなんの神経の障害により起こる過
    交感神経
  • ポンティアック熱とはなにか
    レジオネラの発熱のこと
  • ツツガムシ病のベクター、病原体、血清型
    アカツツガムシ、タテツツガムシ、フトゲツツガムシ
    Orientia tsutsugamushi
    Kato、Karp、Kuroki、Kawasakiなど血清型は複数
    北海道ではごく少ない
  • 移行上皮癌の多発部位、性
    膀胱三角に多く、雌に多い
  • 牛の光線過敏症
    白毛部にのみ現れる発赤、びらんなど。
    ソバやオトギリソウの摂食による原発性と、肝障害(肝線維症)に続発する肝原性がある。
    肝原性の要因にはエゾユズリハ中毒が存在する場合がある。
  • 心内膜炎の疣贅が形成されやすいのはどこか
    牛:三尖弁
    馬・豚:肺動脈弁、僧帽弁
  • 豚の胃潰瘍
    噴門周囲の無線部に多い
    飼料が細かいほど形成されやすい。急性に進行し予後不良
    ポリアクリル酸ナトリウムにより予防できる
  • ケトーシスの1型と2型の違いはなにか
    1型はグルコースなどの投与によく反応するもので、分娩3週以降に発生する
    2型は脂肪肝に起因しており、インスリン抵抗性(ヒトのⅡ型糖尿病に似るためこう呼ぶ)。分娩後1~2週に多発する、
  • NEFAとはなにか
    非エステル化脂肪酸。要は高脂肪酸血症で、ケトーシスの指標。
  • 電気的交互脈
    心タンポナーデや心嚢水貯留の所見。QRS波の高さが高低を繰り返すこと
  • イヌの二頭筋炎
    運動の活発な中~高齢大型犬に出やすい。
    二頭筋腱切断、肩固定術によって治療する
  • 猫の胆管炎を二種類述べよ
    化膿性(好中球浸潤性)胆管炎:消化管からの感染による。部分~完全胆管閉塞を伴う。重篤。
    リンパ球性(形質細胞性)胆管炎:ほぼ無症状で、慢性に経過する。中高齢の猫に多い
  • ペローシス
    鶏の脚弱症。栄養欠乏のために足が開脚したままになり、立てない。
    マンガン、ビタミンB2などの欠乏による
  • 動物のプリオン病
    BSE、羊のスクレイピー、鹿の慢性消耗病、ミンクの伝達性ミンク脳症
    またペットにBSEが感染したと思われる事例あり
  • 豚の食塩中毒
    水分量の低下によってみとめられる。
    血管周囲の好酸球浸潤、大脳皮質の層状壊死がみられ、鶏にも発生しやすい
  • 乾性角結膜炎
    免疫介在性涙腺委縮症。イヌに多い。
    ジステンパー、先天性涙腺形成h全、外傷、副交感神経障害など
  • 猫のぶどう膜炎
    猫伝染性腹膜炎、猫白血病ウイルス感染症、猫エイズ(FIV)、トキソプラズマ感染症など、原因はさまざま
    水晶体内容物の漏出に伴うこともある
  • パグ脳炎(壊死性髄膜脳炎)に特徴的な所見はなにか
    自己抗体(抗グリア線維性酸性蛋白質(GFAP)抗体)
    アストロサイト抗体とも?
  • ヒトの胎児トキソプラズマ症の古典的3徴はなにか
    脈絡網膜炎,水頭症,および頭蓋内石灰化
  • チェリーアイとはなにで、どのように治療するか
    瞬膜腺脱出。腫瘍ではない。
    切除はせず、瞬膜嚢内に整復する
  • 肥大性骨異栄養症
    骨幹端に両側性に発生する硬化・肥大病変。成長期の大型犬にみられる
  • 希突起膠細胞腫と星状膠細胞腫の病理上の鑑別点はなにか
    希突起膠細胞腫は細胞質が抜けている(Haloを有する)
  • 寄生虫症でビタミンB12欠乏を呈するのはなにか
    公節劣等条虫症
  • 出血性敗血症
    パスツレラ6B/6Eによる急性敗血症。
    漿膜、粘膜に点状出血をきたす。急性例では皮下に膠様浸潤をみとめる
  • マクロファージに寄生して宿主免疫を回避する寄生虫はなにか
    トリパノソーマ、トキソプラズマ
  • 骨軟骨腫症
    成長軟骨周囲に発生する軟骨性の良性骨腫瘍。外骨腫。
    単発型は孤発性だが、多発型は常染色体優性遺伝である。
  • 糖原病とはなにか
    グリコーゲン分解障害による低血糖や、グリコーゲン蓄積による肝障害をきたす疾患。
    I 型:フォンギルケ病
    III 型:Cori病、
    IV 型(アンダーセン病
    VI 型 (ハース病)(肝グリコーゲンホスホリラーゼ欠損症)
    IX 型 (ホスホリラーゼキナーゼ欠損症)
    がある。
  • Wilson病
    (ヒトの)銅蓄積疾患。①肝型、②神経型、③肝・神経型、④その他の病型があり、変異遺伝子もペドリントンテリアとは異なる
  • ニーマンピック病
    網内系細胞と神経細胞にスフィンゴミエリン、コレステロール、糖脂質などが蓄積するヒトの遺伝性疾患。小児・乳児に出やすい。
    酸性スフィンゴミエリナーゼ欠損に起因するもので、骨髄中には泡沫細胞が現れる
  • 尿酸塩沈着症
    鶏のビタミンA欠乏症。カルシウム過給、腎炎、尿石症、濃厚飼料の多給などとも関連あり
  • 組織球腫/肉腫の治療薬はなにか
    ロムスチン(CCNU)
  • 心臓の横紋筋腫とはなにか
    豚によくみられる良性病変。と殺時に偶発的に発見されるもので、真の腫瘍でなく過誤腫とされる。
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