コンピュータシステム基礎B No.4
暗記
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ジョブ管理
人間から見た仕事の単位であるジョブに基づいて、ジョ ブの実行準備やスケジューリング、ジョブの実行、ジョ ブの後始末を行う OS の機能。
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ジョブステップ
ジョブを小さな単位の処理に分けた場合の、1つの処理 単位のこと。
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ジョブスケジューラー
ジョブをいつ実行するかを決める、ジョブのスケジュー リングを行うプログラム。
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スプール (スプーリング)
低速の装置で入出力処理を行うとき、磁気ディスクなど の装置にデータを書き込んでおき、CPU 処理と並行して 入出力処理を行う方法のこと。
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タスク管理
CPU 使用時間や主記憶などの資源を有効活用しスループ ットを向上させる目的で、タスクの生成から消滅までの 管理を適切に行う OS の機能。
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タスク生成
ジョブ管理によって生成されたタスクは、タスク管理に 引き継がれてタスクが生成される。生成されたタスクは、 実行可能状態となる。
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実行可能状態 (READY)
タスクの状態の一つ。処理を実行できる状態だが、他の プログラムが CPU を使用しているため、CPU の割り当 てを待っている状態。
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実行状態 (RUN)
タスクの状態の一つ。タスクに CPU などのシステム資源 が割り当てられ、タスクを実行している状態。
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待ち状態,待機状態 (WAIT)
タスクの状態の一つ。入出力処理などの完了を待ってい る状態。
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タスク消滅
実行状態のタスクがその処理を終えたとき、タスクは終 了し、タスク遷移から抜ける。 これをタスクの終了また は、タスクの消滅と呼ぶ。
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ディスパッチャ (dispatcher)
実行するタスクの指名を行うプログラム。優先度の高い タスクを実行状態にしたり、実行中のタスクを中断させ て実行可能状態に切り替えたりする。
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タスクのスケジューリング
複数のタスクを、どのような順番で実行していくかを決 めること。
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プリエンプティブ方式
CPU の管理を OS によって行う方式。タスクの切り替え の方式には、優先度順方式、イベントドリブンプリエン プション方式、ラウンドロビン方式などがある。
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優先度順方式 (プリエンプション方式)
優先度の高いタスクから順に実行を行う方式。優先度の 低いタスクは、優先度の高いタスクがすべて完了するま で実行されない。
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イベントドリブン プリエンプション方式
タスク状態の変更をきっかけに、実行されるタスクの切 り替えを行う方式。切り替えの際は、実行可能状態にあ る最も優先順位のタスクが実行状態となる。
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ラウンドロビン方式 (ラウンドロビン スケジューリング方式)
タスクを一定時間ずつ実行するタイムスライス方式で切 り替えを行う。時間内に完了しなかったタスクは中断さ れ、同じ優先順位の最後のタスクに回される。
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ノンプリエンプティブ方式 (到着順方式)
CPU の管理をプログラムに任せる方式。各タスクに優先 順位はなく、実行可能になった順番に実行する。
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