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ACID特性
Atomicity:原子性
トランザクション内の処理がすべて実行されるか、または全く実行されないことを保証する性質。
Consistency:一貫性
トランザクションによりデータの矛盾が生じないこと。常にデータベースの整合性が保たれていることを保証する性質。
Isolation:独立性
複数のトランザクションを同時に実行した場合と、順番に実行した場合の結果が等しくなることを保証する性質。一般にロックなどをかけることで直列可能性を保証する。
隔離性と呼ばれる場合もある。
Durability:永続性
一旦正常終了したトランザクションの結果は、以後システムに障害が発生しても失われないことを保証する性質。
耐久性と呼ばれる場合もある。
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関係データベースにおける関数従属
「社員ID→社員名」や「保険証番号→{個人名,住所,生年月日}」などのように、ある属性の値によって別の属性の値が一意に決まる関係
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関係データベースのビュー
実表の一部、または複数の実表から関係演算(選択、射影、結合など)によって得られた結果を1つの表に見せかけた仮想の表です。ビュー表はCREATE VIEW文によって定義され、対象となる実表からSELECT文をもちいて列と行を抜き出すという方法で定義
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INSERT
INSERTは、表に行を挿入するときに使うSQL文です。
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SCHEMA
SCHEMAは、データベースに名前空間を定義するCREATE SCHEMA文の一部です。
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更新不可能なビュー
実表に対して実表の行を挿入、更新または削除することができないビューで、更新可能なビューの逆です。ビューを更新可能とするためには、ビュー定義に次に挙げる構造を含めてはいけません。
集約関数(AVG、COUNT、SUM、MIN、MAXなど)
2つ以上の表の結合(更新可能な結合,和集合及び列を除く)
GROUP BY、ORDER BY、MODEL、CONNECT BY、START WITH、DISTINCTの各句
SELECT構文のリストにコレクション式
SELECT構文のリストにある副問合せ
WITH READ ONLYが指定された副問合せ
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属性
列
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タプル
行
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関係データベースの主キー
1.表中の行を一意に特定できるものでなくてはならない、2.NULL(空)値は許されない、という主キー制約と呼ばれるものがあります。
表中の行を一意に識別するためには、主キー列中に同じ値をもった行が存在してはいけないことになります。
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DBMSが受け付けたクエリを実行するまでの処理
クエリ→構文解析→最適化→コード生成→実行
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ログファイル
トランザクション開始前とコミット後の状態を保存したファイルで、ロールバックやロールフォワードによって障害から復旧するときに用いられます。ジャーナルファイルとも呼ばれます。ログファイルによってデータベースの永続性が保たれています。
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チェックポイントファイル
チェックポイントファイルは、コミットされたトランザクションをデータベースに書き出すときに、その情報を記録したファイル
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デッドロック
共有資源を使用する2つ以上のプロセスが、互いに相手プロセスが必要とする資源を排他的に使用している場合に発生します。排他制御はデッドロックの発生原因になります。
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キー制約
キー制約は、PRIMARY KEY句やFOREIGN KEY句を用いて指定
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検査制約
CHECK句
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参照制約
FOREIGN KEYとREFERENCES
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表明
整合性制約の一種でCREATE ASSERTION句
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ソートマージ結合法
双方の結合属性の値を整列し、先頭から突き合わせていくことで効率的に結合していく手法です。整列(ソート)と突合せ処理で併合(マージ)していくというのポイント
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JDBC
Javaプログラムからリレーショナルデータベースに接続のためのAPI
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SQL
リレーショナルデータベース管理システム (RDBMS) において、データの操作や定義を行うための問い合わせ言語
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LIKE句
0文字以上の任意の文字列にマッチする「%」、任意の1文字にマッチする「_」などのワイルドカードと呼ばれる文字を使用して、文字列パターンを条件に指定可能にする句です。
書名に"UNIX"が含まれている行を抽出したいので、文字以上の任意の文字列にマッチする「%」を前後に付加した「%UNIX%」を指定するのが適切です。
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原子性(atomicity)の単位
トランザクションの開始からコミット又はロールバックまで
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カーソル
埋込みSQLとは、CやCOBOL、Pascalのような表データを直接扱えない手続き型プログラミングに、関係データベースを操作するためのSQLを埋め込むための手法です。埋込みSQLでは、問合せによって得られた導出表を1行ずつ親プログラムに引き渡しながら処理をしていきますが、この操作において結果表内のある1行を参照する仕組みをカーソルといいます。親プログラム内では、カーソルから値を取り出したり、カーソルに対して更新または削除処理を行ったりします。
設問のSQLにおいては、Xがカーソルに当たります。カーソル操作の流れは以下の通りです。
DECLARE CURSOR文でカーソルを定義する。
OPEN文でカーソルを開く。
1行ずつ目的の処理を行う。
CLOSE文でカーソルを閉じる。
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媒体障害回復手順
機器を正常に動作するものに取り換える。
バックアップデータを使用して、正常なディスクにバックアップ時点の状態を復元する。
バックアップ取得時点以後にコミットされたトランザクションについて、更新後ログを用いてデータベースに結果を反映させる「ロールフォワード処理(前進復帰)」を行う。
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B+木インデックス
木構造を使ってデータを管理する方式で、RDBMSで最も一般的に使用されている。
節ごとにキー値の範囲とその子要素へのポインタを保持しているので、範囲検索をスムーズに行えるほか次のような性質がある。
木構造の深さが一定になっているので、どのようなキー値であっても探索コストが大きく変わらない
大量のデータに対する操作であっても、ある程度の速度が期待できる
インデックスノードはソートされた状態になっているので整列処理が高速に行える
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ハッシュインデックス
ハッシュ関数を使用してキー値とレコードの格納位置を直接関連つける方式。
キー値をもとにレコードの格納位置を一意に特定できるので、B+木インデックスより高速なアクセスが可能。その反面、範囲検索やキー値を順番に読み込んで処理を行う用途には使用できない。
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HAVING句
GROUP BY句でグループ化した後にグループを絞る
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各句の記述順
WHERE句 … 条件を指定してレコードを絞る
GROUP BY句 … 指定した属性でレコードをグループ化する
HAVING句 … 条件を指定してグループを絞る
ORDER BY句 … レコードの表示順を指定する
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マスタファイル
バックアップファイル
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ロックの粒度
データベース、表、物理的な入出力単位であるブロック、行といったロックをかける資源の単位をいいます。ロックの範囲が狭い(粒度が細かい)ほど資源の競合やロック解除の待ち時間が少なくなり、トランザクションの並列実行性が増します。しかし、粒度が細かくなるほど管理が煩雑になるのでCPUの負荷が増します。
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ビュー
1つ以上の基礎となる表(基底表:DBに実データを持つ表)や他のビューから、何らかの関係演算によって得られた結果(導出表)に名前を付けたものです。仮想的な表なので実表とは異なり実際のデータは持っていません。ビューを作成するには、SQLの CREATE VIEW 文を使用します
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カーソル操作
アプリケーションプログラムからデータベースへの問合せによって得られた導入表を、表データを直接扱えない手続き型プログラム言語に渡す機能を実現するもの
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DECLARE CURSOR
埋込型SQL文を使用して,プログラムから関係データベースの表をアクセスするときの導出表を定義するためのSQL文
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キーバリューストア
NoSQLで用いられるデータ型の1つです。プログラミングで使用される連想配列のように、1つのキーに1つの値を結びつけてデータを格納します
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分散データベース
地理的に離れた場所に設置されているデータベース群を論理的にひとつのデータベースとしてアクセスできるようにしたものです。利用者が分散データベースを利用する際に、分散されていることを意識せずあたかも一つのデータベースのように扱うことができる性質を分散データベースの透過性といいます。
透過性をもつためは、利用者が分散データベースを使用していることを意識させないように設計されている必要があります。
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オプティマイザ
直訳すると「最適化するもの」という意味で、SQL文の処理を最適化する機能です。
SQL文に対する結果は1つでも、RDBMSの内部ではインデックスの使用有無、結合の順番などからいくつかの実行方法が考えられます。オプティマイザは、SQL文を処理するために考えられる実行計画を全て検証し、最も効率が良いと予想される実行計画の決定を行います。
さらに最適な実行方法を決める基準には、アクセスパスに対して付けられた優先順位をもとに選択する「ルールベース」、アクセスする表やインデックスの統計情報を基に見積もられたコストをもとに選択する「コストベース」の2種類があります
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参照制約
外部キーを持つレコードを追加する場合に、その外部キーの値は参照先のレコードの主キーとして存在するものでなければならない、また、別表から主キーの値を参照されている行は削除することができないという制限が課すものです。
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ロックには,読取り時に使用する共有ロックと,変更時に用いる占有ロックがある。
正しい
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定義域
関係データモデルにおいて,属性が取り得る値の集合を意味する用語
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データウェアハウス
データウェアハウスは、企業内に散らばっているデータの有効活用を目的に、過去から現在までの基幹系データベースや外部データベースを整理・統合し効果的な戦略的意思決定を支援するためのデータベースのことです。
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データディクショナリ
データディクショナリは、データベースやシステム開発においてデータの属性・性質などデータに関する情報の定義(メタデータ)を保存・管理するための辞書です
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データマート
データマートは、データウェアハウスの中から特定の目的に合わせて、ある部分を取り出したり加工を施すなどした小規模なデータベースです
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データマイニング
データマイニングは、データウェアハウスに蓄積されている大量の生データから、統計学的手法、数学的手法を用いて今まで知られていなかったデータの規則や因果関係を見つけ出す手法です。
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