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聞く、話す、読む、書くという技能の観点から構成されるシラバス
技能シラバス
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言語構造の授業と口頭練習をセットで行う米軍がが開発した教授法
アーミー・メソッド
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原則として目標言語だけで指導をする教授法
ダイレクト・メソッド
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現実のコミュニケーションに近い形態の教室活動を行いコミュニケーション能力を養成する教授法
コミュニカティブ・アプローチ
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クラッシェンの仮説の1つ。ある言語を学ぶには最も適した順序があるとする仮説
自然順序仮説
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文型を無意識に使えるようになるまで反復練習を行う教授法
オーディオリンガル・アプローチ
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直接法の1つで、ベルリッツにより開発された教授法
ベルリッツ・メソッド
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音声を重視した教授法
フォネティック・メソッド
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クラスをコミュニティ、教師をカウンセラー、学習者をクライアントとして考える教授法
コミュニティ・ランゲージ・ラーニング CLL
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教師が目標言語で命令し、学習者が動作をする教授法
全身反応法 TPR
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幼児が母語を身につけるのと同様に外国語の学習も音声面を重視して自然な過程で学ぶ教授法
ナチュラル・メソッド
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テリルが提唱しクラッシェンが体系化したもので、伝達能力を育てることを重要視する教授法
ナチュラル・アプローチ
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「言調聴覚論」に基づく音声指導法
ベルボ・トナル・メソッド VT
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「場の理論」の影響から、全ての文を場面において提示する教授法
Graded Direct Method
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ロザノフが開発した暗示学に基づく教授法
サジェストぺディア
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会話している人の間の情報の差のこと
インフォメーション・ギャップ
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新しい文型や語彙を教師に従って模倣、反復すること
ミムメム
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教師の提示する文を一定の規則に従って新しい文に転換する練習
変換練習
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文の一部を指示に従って入れ替えさせて新しい文に転換する練習
代入練習
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二つの要素から一つの文を作る練習
結合練習
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学習者の反応に対して教師が訂正・修正すること
フィードバック
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聴き取ったことを正確に文字に書き写す作業
ディクテーション
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音声を聞いたすぐ後に声を出して言う練習法
シャドーイング
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場面を設定し、学習者に役割を与えて問題状況の解決を目指す会話練習
ロールプレイ
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「談話」ともいう言語使用を指す言葉
ディスコース
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課題を学習者が達成する過程で目標言語を使うようにするもの
タスク
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目標言語を将来的に使用することを念頭において、他の学問分野の学習を通して運用力を発達させる統合的な教授法
コンテント・ベースド・インストラクション CBI
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ロングが提唱した、意味・内容を重視した学習活動の中で、ある言語形式が際立つように暗示的な操作を行う指導法
フォーカス・オン・フォーム FonF
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客観的に観察が可能な行動を研究対象とする心理学の一分野
行動主義心理学
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レベル分けのために行われるテスト
プレースメント・テスト
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学習者の実態を把握し、それに適した授業内容や形態の最適化を図るために行われる評価
診断的評価
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学習者の習得状況をチェックし、フィードバックすることを目的とする評価
形成的評価
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コース終了時に成績決定の材料やフィードバックを目的に行う評価
総括的評価
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ハロー効果ともいう、ある一つの特徴からその評価を拡大して評価してしまうこと
後光効果
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測定値のばらつき具合を示すもの
標準偏差
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弁別力ともいう、上位27%と下位27%の正答率の差が40以上あればいいとされる数値
識別力
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平均点を50として、その平均点からどのあたりに位置するかを示す数値
偏差値
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二つの変数の間にある何らかの関係
相関
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平均値の周辺で度数が最も高く、測定値の分布を図にした時になだらかな左右対称の曲線を描く分布
正規分布
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測定値の総和をデータ数で割った値
平均値
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ポートフォリオやジャーナルなどの手法により、学習の過程などを評価する方法
代替的評価
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目標への到達度などある一定の基準に照らして評価する方法
絶対評価
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一定の学習期間にどれだけ目標に達したかを評価するもの
到達度評価
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4〜6の選択肢を与えて正しいものを選ばせる出題形式
多肢選択式
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文章中に空所を設け、その中に入る語句を記述されるテスト
クローズ・テスト
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記述論文形式による出題や対面テストをまとめたもの
主観テスト
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学習者自身が主体的に学習すること
自律学習
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学習目標を基準にし、その到達度の測定を目的とするテスト
目標基準準拠テスト
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受験者間の能力の違いを明らかにすることを目的に実施されるテスト
集団基準準拠テスト
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個人の評価結果を時系列的に記録する評価
縦断的個人内評価
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特定の学習期間に一定のレベルに達したかどうかを測るテスト
アチーブメント・テスト
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学習した言語を実際にどれだけ使いこなせるかを測るテスト
プロフィシェンシー・テスト
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学習者がその時点で持っている能力
熟達度
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得られた数値と数値の間が等間隔なデータ
間隔尺度
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面接法による外国語の口頭能力測定
ACTFL-OPI
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全てのプロセスをコンピュータにより実施するテスト
CBT
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学習者成果を蓄積するファイルをもとに、評価をするもの
ポートフォリオ
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CEFRなど、言語習得の基準を「〇〇ができる」という具体的な記述を列挙しているもの
Can-do Statements
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テストが測定の道具として一貫性、安定性を持っているか
信頼性
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テストが測定しようとする学習項目を正確に測れているか
妥当性
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学習者の誤用に対するあからさまな訂正
明示的な訂正
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自らが実践した授業を振り返り、実践知を獲得できる教師
内省的実践家
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質問者があらかじめ答えを知っている質問
提示質問
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質問者が答えを知らない質問
指示質問
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外部からゲストとして母語話者を招き、学習者とやりとりしてもらうこと
ビジターセッション
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実質的な意味を表す語に文法的な意味を表す接辞がつく言語
膠着語
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語の独立性が高く、文法的な意味は語順で示される言語
孤立語
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実質的な意味を持つ語が活用することによって文法的な意味が示される言語
屈折語
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1つの語が1つの文のように機能している言語
抱合語
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1カ所の音素のみが異なる語の対
ミニマル・ペア 最小対立
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言語相対論ともいう、言語が使用者の思考に影響するとする仮説
サピア・ウォーフの仮説
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意味を担う最小の単位
形態素
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語の意味を構成する元素的な意味
意義素
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マルティネが提唱した、文は形態素に、形態素は音素に分けられるとする概念
二重分節性
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シニフィエとシニフィアンの結びつきには必然性がないということ
恣意性
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言語社会の成員が共有する言語規則の総体
ラング
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個人によって使用される言語の実体
パロール
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コンテクストの度合いの高い文化
高文脈文化
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お互いにはっきりと言葉にしてコミュニケーションをしないといけない文化
低文脈文化
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言語の構造に焦点を当てた、ソシュールなどの言語学の学派
構造言語学
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言語は認知能力を基盤とし、経験が言語運用の基盤を成しているという視点から研究する言語学の分野
認知言語学
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物事をカテゴリー化する際の「典型的なもの」のこと
プロトタイプ
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チョムスキーが提唱した、遺伝によりヒトに生まれつき与えられている言語の知識として仮定されているもの
普遍文法 UG
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普遍文法は原理とパラメータからなるとする生成文法研究の理論
原理とパラメータのアプローチ
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日本語の1文字あたりの時間的感覚で、音韻論的時間
モーラ 拍
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撥音、促音、長音のこと
特殊拍
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声帯の隙間
声門
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口腔の中の上方の部分で、上の歯茎に近い硬い部分
硬口蓋
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唇を丸めて発音する母音
円唇母音
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唇を丸めないで調音された母音
非円唇母音
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声帯振動を伴う音
有声音
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声帯振動を伴わない音
無声音
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発音するときに閉鎖や狭めが作られる位置
調音点
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発音するときの音の作り方
調音法
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上唇と下唇を閉鎖、接触させて作る音
両唇音
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上の前歯の歯茎と舌先が接触したり近づいたりして作られる子音
歯茎音
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舌の中央面が硬口蓋に近づいて調音することでできる音声
硬口蓋音
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狭めをつくり、呼気を通して調音する音
摩擦音
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閉鎖をつくり、呼気の流れを止めてたまった呼気を解放して調音する音
破裂音
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口蓋帆を下げた状態で呼気を鼻腔に通す子音
鼻音
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言語と教育、言語一般