基本的人権の尊重(自由権〜平等権)
暗記
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〇〇の自由は、心のなかで自由に考えることの自由である。内面的な精神活動にかかわる自由であるから、絶対的に保障される。
思想・良心(の自由)
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〇〇の自由には、信仰の自由、布教や儀式をおこなう宗教的行為の自由、宗教団体などを作る宗教的結社の自由が含まれる。
信教(の自由)
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日本国憲法は、各人の信教の自由の保障をより確かなものとするため。国家と宗教の結びつきを否定する〇〇の原則を詳細に定めている。
政教分離(の原則)
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〇〇訴訟・・・入社試験で、学生運動などの経歴を隠していたとの理由で試用期間後の本採用を拒否された人が、思想・良心の自由の侵害だとして争った事件。
三菱樹脂(訴訟)
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集会、結社や言論、出版などの〇〇の自由は、自分の考えや自分が知った事実を発表する自由である。
表現(の自由)
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〇〇の自由は、学問研究の自由、研究発表の自由、教授の自由からなる。 これらは、思想・良心の自由や表現の自由に含まれるが、明治憲法のもとで学問への弾圧がおこなわれたため、とくに規定が置かれた。
学問(の自由)
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〇〇事件…イラク戦争に反対する市民団体のメンバーが、自衛隊のイラク派遣反対などを訴えるビラを、立川市にある防衛庁職員宿舎の郵便受けに配布したところ、住居侵入の容疑で逮捕され起訴された。
立川反戦ビラ(事件)
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〇〇訴訟…日本史の高校用教科書の執筆者であった家永三郎氏が、数料書で不合格や条件付き合格とされたことに対し、教科書検定は「検閲」に当たり違憲である、 表現の自由・学問の自由を侵害するなどとして争った訴訟のこと。
家永教科書(訴訟)
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不当な逮捕・監禁・拷問や恣意的な刑罰権の行使から私たちを守るのが、〇〇の自由である。
人身(の自由)
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日本国憲法は、人身の自由を詳細に規定している。奴隷的拘束や苦役からの自由、拷問・残虐刑の禁止のほか、裁判所の令状がなければ、逮捕・捜素・ 押収を許さない〇〇主義の原則。被疑者・被告人の△△権や⬜︎⬜︎権などを保障している。
令状(主義)、黙秘(権)弁護人依頼(権)
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どのような行為が犯罪となり、どのような刑罰が科されるのかを、事前に明確に法律で定めておかなければならず(〇〇主義)、刑罰を科すためには、法の定める適正な手続きによらなければならない(第31条、△△の保障)。⬜︎⬜︎(無実の罪)を防ぐためにも、これらの規定は厳格に守られなければならな
罪刑法定(主義)、適正手続き(の保障)、冤罪
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資本主義の発達を、法の側面から支えてきたのが経済活動の自由である。〇〇の自由(第22条)と〇〇権の保障(第29条)がある。
職業選択(の自由)、財産(権の保障)
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経済活動の自由を無制限に認めると、貧富の差や社会的不公平が広がるおそれがあるため、現在では経済的弱者の保護などの社会的・政策的な目的に沿って制限されるようになっている。 そのため、憲法では〇〇による制限が認められている。 例えば、計画的な都市開発や歴史的景観の保存のために、土地所有権などにさまざまな法的規制が課されているのもその一例である。
公共の福祉
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〇〇訴訟…東京都国立市に建設された高層マンションをめぐって周辺住民などが、良好な景観を妨げるとして高層部分の撤去を求めた訴訟。
国立マンション(訴訟)
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個人はみな人間として平等であるという考え方は、〇〇権として保障される。 これは、一人ひとりを等しく尊重する「個人の尊重」の原理(憲法第13条)から導かれるもので、自由権と並んで近代市民社会における不可欠な基本的人権である。
平等(権)
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日本国憲法では、国民はすべて〇〇に平等であり、人種・信条・性別・社会的身分または門地によって差別されないと明確に定められている(第14条1項)。 さらに、家族生活において男女が平等に扱われること(第24条)、選挙における一票の平等や△△権の保障(第15条3項、第44条)、そして教育の機会がすべての国民に平等に与えられること(教育の〇〇)(第26条)も保障されており、社会のさまざまな場面で平等が実現されるよう配慮されている。
法の下(に平等)、参政(権)、教育の(機会均等)
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