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吸虫類の基本的な生活環を答えよ
虫卵→
ミラシジウム→
スポロシスト(嚢状幼虫)→
レジアまたは娘スポロシスト→
セルカリア→
--ここまで第一中間宿主--
メタセルカリア→
--ここまで第二または環境--
成虫
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平腹双口吸虫の中間宿主、終宿主、寄生場所、病害を述べよ
中間宿主:ヒラマキガイモドキ
終宿主:牛
寄生場所:小腸(メタセルカリア)→胃(成虫)
病害:まれにメタによるカタル性腸炎、下痢、腸粘膜結節
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肝蛭の中間宿主、終宿主、寄生場所、病害を述べよ
中間宿主:モノアラガイ類
終宿主:牛、ヒトなど哺乳類
寄生場所:肝臓
病害:創傷性肝炎、胆管炎、迷入(不妊)
成虫形態:木の葉状
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巨大肝蛭の中間宿主、終宿主、寄生場所、病害を述べよ
中間宿主:ヒメモノアラガイ
終宿主:牛など反芻類
寄生場所:肝臓
病害:創傷性肝炎、胆管炎、迷入(不妊)
成虫形態:竹の葉状、細長い
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日本肝蛭の中間宿主、終宿主、寄生場所、病害を述べよ
中間宿主:ヒメモノアラガイ、コシダカモノアラガイ
終宿主:牛など反芻類
寄生場所:肝臓
病害:創傷性肝炎、胆管炎、迷入(不妊)
成虫形態:肝蛭より長く巨大肝蛭より太い
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肝吸虫の中間宿主、終宿主、寄生場所、病害を述べよ
第一中間宿主:マメタニシ
第二中間宿主:コイ、ワカサギ、淡水魚
終宿主:ヒト、陸棲哺乳類
寄生場所:胆管
病害:胆管炎、間質性肝炎
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槍型吸虫の中間宿主、終宿主、寄生場所、病害を述べよ
第一中間宿主:カタツムリ
第二中間宿主:アリ
終宿主:シカ、ウサギ、野ネズミ
寄生場所:胆管
病害:胆管肥厚
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膵蛭の中間宿主、終宿主、寄生場所、病害を述べよ
第一中間宿主:オナジマイマイ
第二中間宿主:ササキリ
終宿主:牛など反芻類
寄生場所:膵管
病害:軽微
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吸虫卵の集卵法を答えよ
沈殿集卵(遠心、ビーズ、昭和法)
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ウェステルマン肺吸虫の中間宿主、終宿主、寄生場所、病害を述べよ
第一中間宿主:カワニナ
第二中間宿主:モクズガニ
終宿主:肉食陸棲哺乳類
寄生場所:肝実質(幼虫)、肺実質
病害:創傷性肝炎、胸膜炎、発咳
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大平肺吸虫の中間宿主、終宿主、寄生場所、病害を述べよ
第一中間宿主:カワザンショウ
第二中間宿主:ベンケイガニ
終宿主:犬猫、野生動物
寄生場所:肝実質(幼虫)、肺実質
病害:創傷性肝炎、胸膜炎、発咳
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宮崎肺吸虫の中間宿主、終宿主、寄生場所、病害を述べよ
第一中間宿主:ホラアナミジンニナ
第二中間宿主:サワガニ
終宿主:犬猫、野生動物
寄生場所:肝実質(幼虫)、肺実質
病害:創傷性肝炎、胸膜炎、発咳
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横川吸虫
第一中間宿主:カワニナ
第二中間宿主:アユなど淡水魚
終宿主:ヒト、犬、ネコなど
寄生場所:小腸
病害:カタル性腸炎、血便
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壺型吸虫
第一中間宿主:ヒラマキガイモドキ
第二中間宿主:カエル
待機宿主:蛇
終宿主:ネコ、ヤマネコ
寄生場所:上部小腸
病害:慢性下痢、削痩
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浅田棘口吸虫
第一中間宿主:モノアラガイ
第二中間宿主:カエル
終宿主:イヌ、ヒトなど
寄生場所:小腸粘膜
病害:出血性炎、下痢、粘血便
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日本住血吸虫
中間宿主:ミヤイリガイ
終宿主:ヒト、牛
寄生場所:門脈系
病害:セルカリア皮膚炎、虫卵による腸粘膜肉芽腫、血便、片山熱
備考:経皮感染。成虫は免疫機構を回避する。虫卵は細血管を塞栓させ、壊死組織共に腸管腔内に脱落する
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マンソン住血吸虫
中間宿主:淡水巻貝
終宿主:ヒト、サル、ネズミ
寄生場所:門脈
病害:セルカリア皮膚炎、血便、片山熱
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ビルハルツ住血吸虫
中間宿主:淡水巻貝
終宿主:ヒト、サル
寄生場所:膀胱静脈叢
病害:セルカリア皮膚炎、頻尿、血尿、膀胱癌
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新鮮虫卵中にミラシジウムを入れ、虫卵が感染源になる吸虫(4)
肝吸虫、槍型吸虫、膵蛭、横川吸虫、
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虫卵内で成熟し、水中にミラシジウムが遊出する吸虫(5)
平腹双口吸虫、肝蛭類、肺吸虫、棘口吸虫、住血吸虫(宿主体内で成熟)
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水中でメタセルカリアとなる吸虫(2)
平腹双口吸虫、肝蛭類
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発育がセルカリア→娘セルカリアである(レジアをつくらない)吸虫(3)
槍型吸虫、膵蛭、壺型吸虫
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発育がスポロシスト→娘スポロシスト→セルカリアである吸虫(1)
住血吸虫
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メタセルカリアにならず(シストムルム?)となる吸虫(1)
住血吸虫(終宿主内)、セルカリアは水中へ遊出
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