家禽コレラ
テスト
One
2022年08月26日
カード11
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病原体
Pasteurella multocida(5:A,8:A,9:Aなどの莢膜抗原A型が主)
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宿主
家禽類、水禽類、野鳥など
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症状(臨床)
発症率および死亡率が高く、集団的に相次いで急性経過で死亡する。
沈鬱・発熱・食欲廃絶・羽毛の粗鬆(そす)化・下痢・呼吸促拍など
死亡直前に肉冠・肉垂にチアノーゼが見られる。
慢性経過の場合削痩と脱水で死亡する。
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症状(剖検時)
内部臓器・皮下組織・冠部脂肪織に点状出血・出血斑
肝臓・脾臓の腫大、黄白色壊死斑
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疫学(世界)
アジア・アフリカ・中近東・欧米諸国で発生
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疫学(日本)
1954年以降発生がなかったが、1976年にタイから輸入した九官鳥に集団発生が見られた。
1980年以降、鶏含め様々な鶏で発生が見られた
ただ法定措置の対象となったものはない(70%以上が死亡した場合に法定措置となる)
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疫学(感染経路)
経気道感染
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診断(細菌学的)
①病鶏の血液・臓器塗抹標本のメチレンブルー染色或いはギムザ染色で両端染色性の小桿菌を確認
②血液寒天培地で菌を分離・同定
③血清型別
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診断(血清学的)
なし
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治療
行わない方が良い
つまり、保菌鶏を作ることから感染拡大の恐れがある
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予防
法定措置の対象であるか否かに関わらず疑いがある場合には摘発・淘汰
海外では不活化ワクチンを用いている。
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症状が特徴的なので特に覚えておいた方がよい。