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地球内部の地殻変動(内的営力)により、1000万年前~1億年以上の年月を経て形成された地形
大地形
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侵食・堆積作用など外的営力により形成された地形
小地形
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地球内部からの力。地殻変動、火山活動、造陸運動、断層運動など
内的営力
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地球外部からの力。侵食作用、運搬作用、堆積作用、風化作用など
外的営力
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古生代前半まで、地球の大陸はパンゲアと呼ばれる一つの陸塊であったが、その後に分裂・移動して現在の地形となった、という説。ウェゲナーが1912年に提唱。
大陸移動説
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1912年に大陸移動説を提唱。ドイツの気象学者。
ウェゲナー
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大陸移動説において、地球の大陸が分裂する前の陸塊の状態。
パンゲア
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大陸移動説において、古生代から中生代にかけ、北半球にあったと考えられる大陸。現在のユーラシア・北米大陸とグリーンランドになったとされる。
ローラシア大陸
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大陸移動説において、古生代から中生代前半にかけ、南半球にあったと考えられる大陸。 その後分裂・移動して現在の南米・オーストラリア・アフリカ・南極大陸、インド半島、アラビア半島、マダガスカル島になったとされる。
ゴンドワナ大陸
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大陸移動説において、古生代後期から新生代第三紀にかけて、ローラシア大陸とゴンドワナ大陸の間に存在した海洋。地中海は、この海の名残とされる。
テチス海
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アメリカの地理学者のデービスが提唱した説。内的営力で隆起した陸塊が、外的営力の影響で侵食が進み、最終的には海水面と同じ高さになった準平原が広がる。その後、準平原が再隆起することで、輪廻状態となる。
地形の侵食輪廻
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地形の侵食輪廻を提唱したアメリカの地理学者。
デービス
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地表が長期にわたる侵食作用を受けて起伏が小さくなり、海面の高さ付近まで低下した、ほとんど平らな地形のこと。
準平原
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地球の様々な変動の原動力を地球の全表面を覆うプレートの運動に求め、そのプレートの境界部に様々な変動が生じることにより、地震や火山をはじめとする様々な地学現象を統一的に解釈し ようという考え方。
プレートテクトニクス
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地球表面を覆うプレートのうち、その上部が大陸であるもの。
大陸プレート
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地球表面を覆うプレートのうち、その上部が海洋であるもの
海洋プレート
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地球内部のマントル中の温度差によって引き起こされる、マントル物質のきわめてゆるやかな対流。これによてプレートが互いに離れたり、すれ違ったり、衝突したりする。
マントル熱対流
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地球内部よりマントルが地表面へ押し上げられ、プレートが両側へと広がり、プレートが生成される場所が広がる境界。
広がる境界
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火山性地震を伴う活動によって玄武岩質の溶岩が湧き出し、海水によって冷却されることで海洋プレートとなり、両側へと拡大していく箇所。
海嶺
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この海嶺の一部が海上に現れて島となったのがアイスランド島。
大西洋中央海嶺
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大西洋中央海嶺の一部が海上に現れて島になったもの。島内には大小様々な裂け目(ギャオ)が見られる。
アイスランド島
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アイスランドに多数存在する地面の裂け目。
ギャオ
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インド洋の中央を南北に走る海嶺。
中央インド洋海嶺
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北はカルフォルニア湾からアラスカまで、南は南東インド洋海嶺につながる。
東太平洋海嶺
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両側の地塊の双方に、離れていく力が働く時に陥没してできる細長い凹地形。
地溝
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アフリカ東部を南北に走る断層陥没帯。火山活動が活発で、浅い震源の地震が頻発する箇所。
アフリカ大地溝帯
グレートリフトバレーともいう
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2つのプレートが水平方向にすれ違う境界。
ずれる境界
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アメリカのカリフォルニア州南部からサンフランシスコの北側にかけて伸びる断層地帯。
サンアンドレアス断層
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大陸プレート同士、または大陸プレートと海洋プレートが衝突する境界。
狭まる境界
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褶曲している地層が広範に分布している大規模な山地。大陸プレート同士の衝突により形成される。アルプス山脈、ヒマラヤ山脈など。
褶曲山脈
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重い海洋プレートが軽い大陸プレートの下に沈み込んで形成される溝。
海溝
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大陸と大洋の間に位置し、大洋側に弓状にふくらんだ形の列島。
弧状列島
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互いに平行に分布する弧状列島と海溝のペアからなる変動帯。 海洋プレートが大陸プレートの下に沈み込むところと考えられ,深発地震や火山活動が盛ん。 日本列島はその典型。
島弧-海溝系
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先カンブリア時代を最後に、大規模な地殻変動を受けていない陸地。
安定陸塊
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地質時代の内、古生代カンブリア紀の前に位置する。
先カンブリア時代
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先カンブリア時代の地層が露出している低平な陸地。世界的な鉄鉱石の産地であり、海底に堆積していた酸化鉄に由来する。
楯状地
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楯状地の地下でよく採れる資源。鉄鋼の原料となる鉱産資源
鉄鉱石
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鉄鉱石産出第一位の国。
オーストラリア
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鉄鉱石産出第二位の国。
ブラジル
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鉄鉱石産出第三位の国。
中国
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この地域に分布する安定陸塊。
カナダ楯状地
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この地域に分布する安定陸塊。
バルト楯状地
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この地域に分布する安定陸塊。
ブラジル楯状地
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この地域に分布する安定陸塊。
ギアナ高地
ギアナ楯状地でも可
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古生代以降の造陸運動で、一時的に沈降して浅い海や湖になり、土砂が堆積。再び隆起して陸化することで、先カンブリア時代の地層に古生代の地層が、ほぼ水平に堆積した平地や大地となる。
卓状地
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この地域に分布する安定陸塊。
ロシア卓状地
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楯状地・卓状地のように、水平な地層からなり、地質構造そのものが平坦面を作っている平野。
構造平野
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水平な硬い岩層が侵食に抗してつくった平坦な頂面と、周囲に急斜面を持つテーブル状の地形。
メサ
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メサの侵食が進んで平坦な山頂を持つ孤立丘。
ビュート
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一方が急な崖を、他方が緩い斜面となっている非対称の丘陵。軟硬の互層からなる地層が緩く傾斜して地表に現れている地域では、軟層は侵食され低くなり、硬層は丘として残る。
ケスタ
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ケスタ地形が見られる。
パリ盆地
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古生代の造山運動により隆起したが、その後の侵食により比較的緩やかな起伏を示す山脈、化石燃料の宝庫で、特に石炭の埋蔵量に秀でている
古期造山帯
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古期造山帯だけど、ユーラシア大陸との衝突による隆起作用で標高が高い山。
テンシャン山脈
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古期造山帯だけど、ユーラシア大陸との衝突による隆起作用で標高が高い山。
アルタイ山脈
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古期造山帯でよく取れる、植物を起源とする固体の化石燃料。
石炭
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石炭産出第一位の国。
中国
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石炭産出第二位の国。
インド
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石炭産出第三位の国。
インドネシア
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中世代末から新生代にかけての造山運動によって生じた山地・山脈が分布する地域。プレートの狭まる境界と一致し地震・火山活動が活発であり、金・銀・銅・亜鉛などの金属資源や、石油が多く産出する。
新期造山帯
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新期造山帯でよく取れる、炭化水素を主成分として、ほかに少量の硫黄・酸素・窒素などさまざまな物質を含む液状の油。
石油
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褶曲している地層の山にあたる部分。石油が溜まりやすい。
背斜
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褶曲している地層の谷にあたる部分。地下水が溜まりやすい。
向斜
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ユーラシア大陸南部に分布。地震・火山活動が活発な新期造山帯に位置する。地図では青の方。
アルプス=ヒマラヤ造山帯
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太平洋を取り巻く様に分布。地震・火山活動が活発な新期造山帯に位置する。日本列島もこれに含まれる。地図ではオレンジの方。
環太平洋造山帯
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銅鉱の産出第一位の国
チリ
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原油の産出第一位の国
ロシア
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概ね過去一万年以内に噴火した火山及び、現在活発な噴気活動のある火山。
活火山
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粘性が低く、流動性に富む玄武岩質の溶岩が繰り返し噴出することで造られた火山地形。画像では一番左。(ex)ハワイ島、アイスランドの火山
楯状火山
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中央火口から噴出した溶岩流や降下堆積物が互層をなす複成火山。画像では真ん中。(ex)富士山、羊蹄山、キリマンジャロ山
成層火山
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粘性の大きな溶岩が作るドーム城の火山地形。溶岩ドームともいう。画像では一番右。(ex)雲仙普賢岳、昭和新山
溶岩円頂丘
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マントル深部の固定された熱源からマグマが上昇して火山活動が起こる地点。(ex)ハワイ諸島
ホットスポット
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アメリカの諸島。ホットスポットの好例。
ハワイ諸島
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直径2mm以下の細粒の火山砕屑物。上層の風によって長距離に拡散し、日射を遮り異常気象をもたらす。
火山灰
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高温のガスと火山砕屑物が高速で流下する現象。高速のため、人的被害が大きくなるのが特徴。雲仙普賢岳やピナトゥボ山の被害が有名
火砕流
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