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き
①過去(直接体験)
「(自分が)-(し)た」
連用接続
せ,○,き,し,しか,○
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けり
①過去(間接体験)
「(登場人物とかが)-した(そうだ)」
②詠嘆 ※和歌や会話文に多い
「-だなあ」「-なことよ」
連用接続
(けら),○,けり,ける,けれ,○
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つ
①完了(作為的)ex.「流しつ(流した)」
②強意(確述)
「きっと」「必ず」
③並列
「-したり-したり」ex.持ちつ持たれつ
連用接続
て,て,つ,つる,つれ,てよ
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ぬ
①完了(無作為)ex.「流れぬ(流れた)」
②強意(確述)
③並列
連用接続
な,に,ぬ,ぬる,ぬれ,ね
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たり
①存続
「-している」
②完了
「-した/てしまった」
連用接続
たら,たり,たり,たる,たれ,たれ
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り
①存続
②完了
''サ未四已(さみしい)''接続(サ変未然or四段已然のみ!)
ら,り,り,る,れ,れ
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る
①受け身
「-(さ)れる」
②可能
「-できる」
③自発
「(自然に)-れる」ex.故郷が恋しく思われる
④尊敬
「お-になる/なさる」
四段,ラ変,ナ変(のみ!)
の未然
れ,れ,る,るる,るれ,れよ
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らる
①受け身
②可能
③自発
④尊敬
「る」以外の未然形
られ,られ,らる,らるる,らるれ,られよ
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す
①使役
「-させる」
②尊敬
「-なさる」
四段,ラ変,ナ変(のみ!)
の未然形
せ,せ,す,する,すれ,せよ
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さす
①使役
②尊敬
「す」以外の未然形
させ,させ,さす,さする,さすれ,させよ
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しむ
①使役
②尊敬
全ての未然形
しめ,しめ,しむ,しむる,しむれ,しめよ
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む
※主語で見分ける
①推量「-のようだ」 ※三人称(彼、彼女 とか)
②意志「-しよう」 ※一人称(私)
③適当勧誘「-するのが良い」 ※二人称(君)
④仮定婉曲「-ような」
未然接続
○,○,む,む,め,○
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むず
「む」の④ないバージョン
(①推量②意志③適当勧誘)
未然接続
○,○,むず,むずる,むずれ,○
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らむ
①現在推量
「今頃-しているだろう」
②(現在の)原因理由推量
「どうして-のだろう」
③伝聞婉曲
「-とかいう」
終止形(ラ変は連体)接続
○,○,らむ,らむ,らめ,○
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けむ
①過去推量
「-たのだろう」
②(過去の)原因理由推量
「どうして-たのだろう」
③伝聞推量
「-たとかいう」「-のような」
連用接続
○,○,けむ,けむ,けめ,○
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べし
''スイカトメテヨ''
①推量「-に違いない」
②意志 ※主語一人称
③可能
④当然「-すべき」
⑤命令
⑥適当勧誘「-するのが良い」
⑦予定「-することになっている」
終止形(ラ変連体)接続
○(べから),べく(べかり),べし,べき(べかる),べけれ,○
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なり
ex「す なり」
①伝聞「-だそうだ」
②推定「(聞いて)-のようだ」
⚠聴覚による推定!
終止形(ラ変は連体)接続
○,なり,なり,なる,なれ,○
※「なり」二種類ある(伝聞 / 断定)
→接続で見分ける(終止 / 連体 体言)
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なり
ex「する なり」
①断定「である」
②存在「-にある/-にいる」※ - は場所/人 (=体言)
連体/体言 接続
なら,なり(に),なり,なる,なれ,なれ
↑「に」は絶対 断定存在
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※「なり」の識別
〈伝聞推定〉or〈断定存在〉
→接続が違う(終止or連体)ex.すorする
→それぞれに固有の表現あり
→紀貫之を思い出そう
「男もす〔なる〕日記といふものを 女もしてみむとてする〔なり〕」
訳:「男が書く〔とかいう〕日記というものを 女もしてみようとしてする〔のだ〕」
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めり
め(👁)り
①推定「(見て)-のようだ」
②婉曲「-のように 見える/思われる」
終止形(ラ変は連体)接続
○,めり,めり,める,めれ,○
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らし
①推定「-らしい」
※和歌のみ 「夏来たるらし 白妙の~」
終止形(ラ変は連体)接続
○,○,らし(らしき),らし,らし,○
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まし
切ない助動詞😿
①反実仮想「もし-なら-だろうに」
⚠↑実際には-じゃないし-できない
②迷い,ためらい「-しようかなあ」
③不可能な希望「-たら良いのに」
未然形接続
ませ(ましか),○,まし,まし,ましか,○
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ず
①打消
未然形接続
(ざら) , ず(ざり) , ず , ぬ(ざれ) , ね(ざれ) , (ざれ)
↑活用複雑なので注意
特に「ぬ」「ね」の識別聞かれる
(完了の「ぬ」と混ざる)→接続で見分ける!
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じ
※「む(推量,意志)」に打消を加えたもの!
①打消推量「-ないだろう」
②打消意志「-ないつもりだ」
未然形接続
活用は「じ」のみ
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まじ
※「べし(スイカトメテヨ)」に打消を加えたもの!
①打消推量
②打消意志
③打消当然「-すべきではない」
④不適当「-しないほうが良い」
⑤不可能
⑥禁止
終止形(ラ変は連体)接続
まじから,まじく(まじかり),まじ,まじき(まじかる),まじけれ,○
↑のカリ活用は 下に助動詞が来たら使う
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たし
①希望「-(し)たい」「-(し)てほしい」
連用形接続
たから,たく(たかり),たし,たき(たかる),たかれ,○
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まほし
①希望「-(し)たい」「-(し)てほしい」
未然形活用
まほしから,まほしく(まほしかり),まほし,まほしき(まほしかる),まほしけれ,○
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ごとし
①比況「-のようだ」
②同等,例示「-と同じだ」「-通りだ」
体言,連体形,助詞などに接続
○,ごとく,ごとし,ごとき,○,○
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意味、訳、接続、活用(未然,連用,終止,連体,已然,命令)
#古文 #助動詞 #高校 #国語