経済学Ⅴ 市場の失敗と政府の役割
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市場の失敗とは、
本来は、完全競争市場に任せておけば、パレート効率が実現するのだが、
実際は、下記により実現しない
①不完全競争(独占)、
②外部効果、③公共財
④情報の不完全性、⑤費用逓減産業
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正の外部効果、負の外部効果とは、
正の外部効果は、利用者以外も便益がある(フリーライダー可)
負の外部効果は、環境破壊による悪影響など
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負の外部効果がある場合にすべきこと、
企業だけのMCに、社会的な負の外部効果を解消する外部費用を上乗せする
■税金をかける・か補助金を出す、かコースの定理
※社会的総余剰には◀の死荷重が発生する
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ピグー税とは
社会的に負の外部効果がある時に、あるべき生産量に抑えるために、独自のMCに上乗せして、生産量を抑える為の税金
※社会的総余剰には◀の死荷重が発生する
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ピグー税と同様の効果が得られる政策は、
その時のMC曲線の動きは、
製造量を抑えた時に補助金を出すことでも、全く同じ効果がある
製造量を抑えることができる
■補助金を得られなくなることは、費用がかかるのと同じなので、
MC曲線を上に移動させる
※社会的総余剰には◀の死荷重が発生する
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排出権取引の考え方、
外部不経済の費用を価格を付けて取引させることで、
市場調整メカニズムに乗せること
※社会的総余剰には◀の死荷重が発生する
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コースの定理とは、
外部不経済の自然解消についての定理
工場と漁師の関係で、それぞれに交渉を任せれば、
どちらかが補償金を払うことで、ピグー税または補助金と同じ効果が得られ、社会的な最適資源配分が実現する
※社会的総余剰には◀の死荷重が発生する
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合併による外部不経済の解消
工場と漁師が合併すれば、不利益を自分で被るので、解消する
=外部性を内部化する
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公共性がある場合の条件、
準公共財の条件は、
①非競合性
・・・誰かが使ったから他の人が使えないとならない
②非排除性
・・・フリーライダーを排除できない
準公共財は、少し競合性と排除性があるが、
上記①、②のどちらかを少しでも満たせば公共性がある
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自然資源の公共性は、、、
①競合性はあるが、②排除性がない
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公共財の供給は過多になるか、過少になるか
フリーライダーが増える為、
市場に任せると過少になる
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レモンとピーチ
レモンは、買うまで良さが判定できない
ピーチは、買う時に判定できる
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逆選択とは、
情報の非対称性により、レモンばかりになる
・質の悪い中古車ばかり
・不健康な人ほど保険に入る
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逆選択の対策方法2つ
①シグナリング
保証などを付けて、良さをアピール
②自己選択システム
プランを分けて、自分で選ばせる
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逆選択と、モラルハザードの発生時期
逆選択は、購入前、
モラルハザードは、購入後、
=契約後にさぼる、保険加入後に乱暴運転
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モラルハザードの対策2つ
①免責を付けて自己負担
②出来高払いにする
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自然独占が起こる状況は、
巨額な設備投資があり、供給費用が逓減していく産業
=公共企業
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自然独占の場合の、正しい在り方は?
供給者を絞り、規制をかける
=公共企業
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公共企業への規制の掛け方
公共企業は、
①独占企業としてふるまうと、供給量が少なくなる
②AC平均費用=価格として規制する
③またはMC限界費用=価格として規制する
→社会的総余剰は最大となるが、企業は損失が出る
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2部料金制をとる、理由
①AC平均費用=価格とすると、
公共企業の供給過少になる。
その為、②MC限界費用に価格を合わせたいが、
企業に損失が出る
その為、MC限界費用までは普通にして、
損失が出るAC-MCについては、基本料として得る
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公共サービスの5つの価格設定方法
①平均費用=価格
②限界費用=価格
③総括原価方式・・・適正報酬上乗せ
④プライスキャップ・・・上限設定
⑤ヤードスティック・・・同業他社
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