人類学 境界
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2022年11月15日
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通過儀礼
ヴァン=ジャネップが使用。世.界に普遍的にみられる社会的な地位の変化に伴う儀礼。分離、過渡、統合の三つの過程がある。
成人式など、実際的な成熟による変化とは関係がない。
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メアリー・ダグラス @
女。イギリスの人類学者。ケガレに関する研究が有名。レレ社会、ユダヤ人の禁忌。コスモロジー研究など。
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コンゴ レレ社会 @
村に住む人、森にすむ動物、湿地帯に住む精霊という分類があるが、センザンコウは、森にすみながら人里や湿地帯にも現れる境界性を持つ。境界性は変則性(アノマリー)ともいう
通過儀礼の際に、聖なる存在で食べることがタブーであるセンザンコウの肉を食らう。
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コスモロジー @
ダグラスにより研究。世界の分類の仕方、ある集団による世界の認識の仕方の体系、世界観
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ユダヤ人の禁忌 @
ダグラスによる研究。ユダヤで豚がタブーとされる理由。ひづめが割れて反芻する動物は食べることを許される。家畜と家畜ではない動物を分ける基準となる。
→ひずめがわれているが反芻しない豚。あいまいなところにある豚は禁忌とされる。
基本的な体系、分類コスモロジーに収まらず秩序からの逸脱がケガレとなる。
(反芻とは、牛や羊などが一度飲み込んだ食物を胃から口の中に戻し、再び噛んでからまた飲み込むこと。)
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リーチ
ヴァン=ジャネップの通過儀礼の議論を発展させた。リーチは通過儀礼について、本来は切れ目がない連続的な時間に対して、人工的な切れ目を入れるものだととらえた。切れ目のない連続的な時間や世界を言葉などにより文節し、「境界」を作り出すことで世界を秩序立てると分析。文節は文化によって異なる。文節化からはみ出しているもの、分けきれないものがタブーや聖なるものの領域とされる。
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ターナー @
ターナーは『儀礼の過程』において通過儀礼の過渡の段階に注目した。通過儀礼における過渡のことをリミナリティと呼んだ。ターナーは過渡の段階では人々は秩序やタブーを犯す行動がみられ、そのような境界域において経験される社会関係の一様式をコミュニタスと呼んだ。コミュニタスでは社会構造が未分化ですべての成員が平等な共同体として定義されます。境界によって秩序立てられた世界はそのままでは硬直し力を失ってしまうと考えられているため、通過儀礼などの儀礼ではあえて秩序やタブーを犯し世界が文節される前のカオスな状態に戻すことで世界は再び活力を得ると考え、それこそが儀礼の意味であり、儀礼の様な文化的パフォーマンスを社会劇と呼んだ。
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共同性
文化的な暗黙の前提で、差異の認識の体系。共同性を共有する者の間においてメタメッセージを理解しあい、メタコミュニケーションが成立する。
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供犠のメカニズム
ジラールが提唱。差異の消滅(物事を秩序立てるものが崩壊し、カオスの状態)を暴力的な状況と考え、共同体による満場一致の暴力=供犠のメカニズムが共同体の維持に必要だという。裁判など。
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複葬
エルツのボルネオ島研究が有名。亡くなってから、遺体を安置するまでが一回目の葬儀、その半年―1年後、遺体が腐敗し骨だけになり肉体がこの世から亡くなった時に二回目の葬儀、祝祭を行う。災いの元となる死者の魂が付近からいなくなり、成仏したことを祝う。そには死を瞬間的なもの、現代のように医師の診断による身体の死によって死が判定されるのではなくのではなく、過渡期の過程を経て時間をかけて死が訪れると考えていた。
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