-
【頭痛】一次性頭痛では片頭痛が最も多い。
✕
緊張型頭痛が最も多い
-
【頭痛】緊張型頭痛は男性にやや多く、頭重感や締め付けられて圧迫されたような持続する頭痛である。
✕
男性→女性
-
【頭痛】くも膜下出血の頭痛の性状は、突然の激しい頭痛で、ハンマーで殴られたような、いままでに経験したことのないような激痛である。
○
-
【頭痛】三叉神経痛は三叉神経支配領域における突き刺すような鋭い痛みで、三叉神経第1枝領域に多い。
✕
第1枝→第2・3枝
-
【頭痛】片頭痛は閃輝暗点に代表される視覚性前兆が多い
○
-
【頭痛】群発頭痛は女性に多い
✕
女性→男性
-
【頭痛】緊張型頭痛は精神的ストレスが誘因のことがある
○
-
【頭痛】群発頭痛は前兆がある
✕
-
【郡発頭痛】頭痛発作は15分~3時間程度
○
-
【郡発頭痛】1回/2日~8回/日程度の頻度
○
-
【郡発頭痛】夜間睡眠中、あるいは朝方に生じる
○
-
【コルサコフ症候群】大脳基底核の病変である。
✕
大脳基底核→両側乳頭体または視床背側核
-
【コルサコフ症候群】逆行性健忘や著しい記銘障害がみられる。
○
-
【コルサコフ症候群】失見当識がみられる。
○
-
【コルサコフ症候群】作話はみられない。
✕
みられる
-
【認知症】HDS‐R20点以下で認知症が疑われる。
○
-
【認知症】MMSE23点以下で認知症が確定診断となる。
✕
確定診断にはならない
-
【認知症】正常圧水頭症の三主徴のうち、初発のことが多い。
✕
歩行障害が初発であることが多い
-
【認知症】慢性硬膜下血腫による認知症の多くが不可逆的である。
✕
不荷逆的ではない
-
【認知症】一過性の場合や意識障害に起因する記憶障害などは認知症ではない。
○
-
【認知症】水頭症によって起こる続発性認知症は治療できる。
○
-
【けいれん・てんかん】てんかん発作の主症状は必ずけいれんである。
✕
同義ではない
-
【けいれん・てんかん】乳幼児のけいれんの原因疾患として、熱性けいれんが挙げられる。
○
-
【けいれん・てんかん】小児のけいれんの原因疾患として、遺伝子疾患が挙げられる。
○
-
【けいれん・てんかん】5分以上けいれん発作が持続しているときは、早期重責状態と判断する。
○
-
【けいれん・てんかん】下腿三頭筋の“こむら返り”は、有痛性れん縮である。
○
-
【意識障害】GCSは開眼4点、言語5点、運動反応は○点で評価する。
6
-
【意識障害】GCSの昏睡は○点である。
3
-
【意識障害】乳幼児のJCSで、「あやしても笑わないが視線は合う」は?
JCS.2
-
【意識障害】乳幼児のJCSで、「痛み刺激に対し、はらいのけるような動作をする」は?
JCS.100
-
【鈎ヘルニア】初期に一側瞳孔散大
○
-
【鈎ヘルニア】初期に両側縮瞳
✕
-
【鈎ヘルニア】初期には無症状、進むと対側下肢麻痺
✕
初期には病変側の瞳孔散大、対光反射減弱から始まる
-
【鈎ヘルニア】意識障害、瞳孔異常。進めば呼吸障害
△
脳幹出血の説明に近い
-
【鈎ヘルニア】突然の意識障害、呼吸停止
✕
脳幹出血の説明
-
【成人のけいれん】原因として中枢神経感染症が多い
✕
-
【成人のけいれん】原因として熱性けいれんが多い
✕
-
【成人のけいれん】原因として低マグネシウムが多い
✕
-
【成人のけいれん】原因として肝不全が多い
○
-
【成人のけいれん】原因として脳血管障害が多い
○
-
【けいれん】けいれんは全身または一部の骨格筋で急激に起こる不随意収縮の総称である。
○
-
【けいれん】欠神発作や自律神経発作はけいれんを主症状とするてんかん発作である。
✕
-
【けいれん】乳幼児では熱性けいれんが多い。
○
-
【けいれん】強直性けいれんと間代性けいれんは混在することが多い。
○
-
【けいれん】5分以上けいれん発作が持続している時は、早期重積状態と判断する。
○
-
【意識障害】意識清明度の維持は脳幹網様体と視床下部が主に担っている
○
-
【意識障害】意識内容は大脳半球が主に関与している
○
-
【意識障害】意識は清明度と内容に大別されるが、意識障害は清明度のみから判定される
✕
-
視床下部では意識賦活系と抑制系があり、両者のバランスで覚醒・睡眠のリズムが保たれている【意識障害】
○
-
【意識障害】意識障害は意識中枢の一時的損傷のほかに、脳ヘルニアなど周囲脳からの圧迫、局所血流量の 低下による酸素やグルコースのエネルギー源が不足した場合、二次的にも生じる
○
-
【意識障害】JCSの意識清明な状態は?
JCS.0
-
【意識障害】JCSの評価は何段階?
10段階
-
【意識障害】刺激をしても覚醒しない状態であり、痛み刺激に対して、はらいのけるような運動をする、のJCSは?
JCS.100
-
【意識障害】大きな声または身体をゆさぶることにより開眼する(簡単な命令に応じる)の、JCSは?
JCS.20
-
【意識障害】刺激しないでも覚醒しているが見当識障害がある、のJCSは?
JCS.2
-
【意識障害】言葉により開眼、のGCSは?
4
-
【意識障害】はらいのける動作が認められる、のGCSは?
5
-
【意識障害】錯乱状態、のGCSは?
4
-
【意識障害】痛みにより開眼、のGCSは?
2
-
【意識障害】逃避的屈曲、のGCSは?
4
-
【意識障害】言語反応は不適当、のGCSは?
3
-
【意識障害】開眼せず、のGCSは?
1
-
【意識障害】異常な屈曲、のGCSは?
3
-
【意識障害】言語反応は理解できない、のGCSは?
2
-
【意識障害】意識清明度の維持を主に担っている組織を答えなさい。
脳幹網様体/視床下部
-
【意識障害】乳幼児の、あやしても笑わないが視線は合う、のJCSは?
JCS.2
-
【意識障害】乳幼児の、呼びかけると開眼して目を向ける、のJCSは?
JCS.20
-
閉じ込め症候群の症状について、「発語」「眼球運動」を用いて説明しなさい。
完全麻痺による発語、四肢の動きが不能な状態。両側橋底部腹側病変によって引き起こされる。意識は清明で、開閉眼、垂直性眼球運動は可能である。
-
【意識障害】刺激をやめると眠り込むが、大きな声または身体を揺さぶることにより開眼する状態はJCSⅡ-10 である。
✕
JCSⅡ-10 →JCSⅡ-20
-
【意識障害】刺激しないでも覚醒している状態で、見当識障害がある場合、JCSⅠ-3である
✕
JCSⅠ-3→JCSⅠ-1
-
【意識障害】自発的に開眼している状態はGCSの評価でE5である
✕
E5→E4
-
【意識障害】運動反応として逃避的な屈曲が認められた場合、GCSの評価でM4である
○
-
【意識障害】言語性反応として、錯乱状態の場合、GCSの評価でV4である
○
-
【意識障害・旧来の判定法】見当識があり、周囲に対して正常に的確に反応できるのは?
清明
-
【意識障害・旧来の判定法】眠りがちの状態であるが、軽度の刺激で覚醒するのは?
傾眠
-
【意識障害・旧来の判定法】自発動作はないが、疼痛、触るなど中等度の刺激には反応するのは?
昏迷
-
【意識障害・旧来の判定法】自発動作はないが、強い刺激に逃避反応など簡単な反応を示すものは?
半昏睡
-
【意識障害・旧来の判定法】自発動作はなく、強い刺激にも反応しないのは?
昏睡
-
【乳幼児の意識障害】乳幼児が母親と視線が合わない時の意識レベルは?
JCS.3
-
【乳幼児の意識障害】「呼びかけると開眼して目を向ける」の意識レベルは?
JCS.20
-
【除皮質硬直・除脳硬直】除皮質硬直は大脳の広範な障害で、内包から大脳脚にかけての皮質脊髄路の障害を示す
○
-
【除皮質硬直・除脳硬直】除皮質硬直では上肢は伸展、内転、内旋する
✕
除皮質硬直→除脳硬直
-
【除皮質硬直・除脳硬直】除脳硬直は主に橋レベルの障害である
✕
橋→中脳
-
【除皮質硬直・除脳硬直】除皮質硬直では上肢は屈曲、肩は内転、肘・手首・手指は屈曲する
○
-
【除皮質硬直・除脳硬直】除脳硬直ではウェルニッケ・マン肢位となる
✕
徐脳硬直→除皮質硬直
-
死の3徴候とは?
心停止 呼吸停止 瞳孔散大
-
【意識障害】失外套症候群は両側大脳皮質が広範囲な損傷でいわば大脳皮質の死であり、運動精神活動は高度 に障害される。
✕
失外套症候群→遷延性植物状態
-
【意識障害】無動性無言症は広範な大脳皮質や白質損傷が引き起こす遷延性意識障害で、覚醒し、嚥下機能は 保たれるが外界の刺激・情報を正確に認識及び反応ができないので、眼球の注視や追視が不能 で、除皮質硬直肢位がみられる
✕
無動性無言症→失外套症候群
-
【意識障害】閉じ込め症候群は両側の橋底部腹側病変で、完全麻痺による発語、四肢の動きが不能な状態であ る
○
-
【意識障害】遷延性昏睡・遷延性植物状態は間脳から上部脳幹の網様体および前頭葉の脳梁・帯状回の損傷で 生じる
✕
遷延性昏睡・遷延性植物状態→無動性無言症
-
【意識障害】遷延性昏睡・遷延性植物状態は脳幹の呼吸循環中枢は保たれているので、呼吸は維持されている
○
-
【特殊な意識障害】広範な大脳皮質や白質損傷が引き起こす遷延性意識障害で、覚醒し、嚥下機能は保たれるが、眼球の注視や追視が不能で、除皮質肢位がみられる意識障害の名称を記述しなさい。
失外套症候群
-
【特殊な意識障害】間脳から上部脳幹の網様体(脳幹網様体・視床・視床下部賦活系)、および前頭葉の脳梁・帯状回の損傷で生じ、四肢が無動で、開眼し、注視、追視などの眼球運動、嚥下機能を除いて自発的な運動がない意識障害の名称を記述しなさい。
無動性無言(症)
-
【特殊な意識障害】完全麻痺による発語、四肢の動きが不能な状態であり、両側橋底部腹側病変によって引き起こされる意識障害の名称を記述しなさい。
閉じ込め症候群
-
【特殊な意識障害】両側大脳皮質が広範囲に損傷され、脳幹のみが損傷を免れている状態であり、運動精神活動が高度に障害される意識障害の名称を記述しなさい。
遷延性昏睡、遷延性植物状態
-
5つの脳死の判定項目とは?
深昏睡 瞳孔拡大・瞳孔固定(4m以上) 脳幹反射の消失 平坦脳波 自発呼吸の消失
「脳死とされうる状態」の場合は自発呼吸の消失は除外される
-
脳死と判定するための必須項目のうち、「脳死とされうる状態」の判定に確認が必要なものは?
深昏睡 瞳孔拡大・瞳孔固定(4m以上) 脳幹反射の消失 平坦脳波
-
頭蓋内圧の正常値は?
5〜10mmHg
-
頭蓋内圧が___を超える状態が持続した場合、頭蓋内圧亢進と評価する。
15mmHg
-
脳潅流圧、平均血圧、頭蓋内圧の関係を計算式(「=」「+」「-」「×」「÷」)で示しなさい。
脳潅流圧=平均血圧-頭蓋内圧
-
頭蓋内圧亢進の三症候を記述しなさい。
頭痛、悪心・嘔吐、うっ血乳頭
-
痛、悪心・嘔吐、うっ血乳頭
急激に頭蓋内圧が上昇すると、血圧は 上昇し、徐脈となること
-
頭蓋内腔を構成する組織は、脳組織(細胞内腔)、脳組織(細胞外腔)、髄液の3つのコンパートメントに大別される。
×
血液もある
-
頭蓋内圧亢進症状の三症候は、認知症、歩行障害、尿失禁である。
×
正常圧水頭症の徴候である
-
蓋内圧亢進が明白な場合には、腰椎穿刺は禁忌である。
○
-
胸腔内圧を上げると脳内血管症が減少して頭蓋内圧が低下する。
×
頭蓋内圧は上昇する
-
頭蓋内圧は頭部外傷、脳血管障害、脳腫瘍などによる脳の腫脹や頭蓋内の占拠性病変により引き起こされる
○
-
頭蓋内圧亢進が持続すると、頭痛、嘔吐、視力障害などの症候をきたす
○
-
頭蓋内圧は脳ヘルニアを起こすことはない
×
-
髄膜炎などによる軽微な頭蓋内圧亢進は、腰椎穿刺で髄液圧を測定する際に検出される。
○
-
頭部を挙上すると頭蓋内圧は低下する。
○
-
ステロイドは腫瘍性の脳浮腫に効果がある。
○
-
頭蓋内腔を構成する4つのコンパートメント(脳組織は2分割する)を占める割合が大きい順に答えなさい。
脳組織・細胞内腔 > 脳組織・細胞外腔 > 髄液 > 血液
-
頭蓋内圧には生理的な変動がある。頭蓋内圧を持続的に記録すると心拍や呼吸に一致した波があり、これを___と呼ぶ。
頭蓋内圧波形/頭蓋内圧曲線
-
___手技は、両側の頚部頚静脈を圧迫することで頭蓋内圧が上昇する。
バルサルバ
-
骨形成が完成していない小児で見られる、頭蓋内圧亢進が長時間持続した際に見られる頭蓋単純X線像での特徴的な所見といえば?
指圧痕/縫合離開/トルコ鞍の拡大/ 鞍背の脱灰 など
-
下記の脳ヘルニアのうち、ヘルニアを起こす構造が「小脳扁桃」であり、突然の意識障害や呼吸停止といった症状を呈するものは?
大孔ヘルニア
-
鉤ヘルニアの重要な三徴候は?
意識障害 対側の除脳硬直肢位 病変側の瞳孔拡大
-
脳ヘルニアは、初期に治療できれば救命できることもある。
○
-
テント切痕ヘルニアは、大脳鎌下ヘルニアとも呼ばれる。
×
鈎ヘルニア→帯状回ヘルニア
-
鉤ヘルニアの初期症状は、動眼神経の障害により病変側の瞳孔散大、対向反射減弱から始まる。
○
-
鉤ヘルニアでは中脳の圧迫が強い場合でも、意識障害や麻痺が軽微である。
×
症状は軽微ではない
-
血液脳関門が存在しない脳組織は?
正中隆起 脳下垂体 脈絡叢 松果体 最後野
-
血管原性浮腫は、血管壁の損傷により血液脳関門が破綻して、水、ナトリウム、アルブミンなど 血漿由来成分が細胞外腔に増加するために起こる
○
-
血管原性浮腫は、細胞内腔に水がたまった状態であり、灰白質にみられる
×
灰白質→白質
-
細胞毒性浮腫は、エネルギー代謝障害によって、細胞膜のイオンポンプが障害され、ニューロン やグリアの細胞内にナトリウムと水が増加した状態をいう
○
-
細胞毒性浮腫は、白質にみられる
×
白質→灰白質
-
間質性浮腫は、水頭症のとき髄液が脳室壁から脳組織に漏出し、細胞外腔にたまる状態を指す
○
-
脳浮腫は脳組織内に水が異常に増加し蓄積した状態をいう。
○
-
脳浮腫はCTでは高吸収域として描出される。
×
高吸収域→低吸収域
-
MRIではT1、T2ともに低信号を呈する。
×
T2では高信号
-
DWIでは発生早期に高信号として描出する。
○
-
治療として、浸透圧利尿薬の点滴静注が日常臨床でよく使われている。
○
-
脳浮腫は脳浮腫は腫瘍では生じない
×
-
脳浮腫は脳浮腫は感染でも生じる
○
-
血管原性浮腫と細胞毒性浮腫が複合した病態を取ることはない
×
-
血管原性浮腫は血管壁の損傷により血液脳関門が破綻して血漿由来成分が細胞外腔に増加する ために起こる浮腫である
○
-
細胞毒性浮腫は著明な頭蓋内圧亢進を起こすような浮腫ではない
○
-
脳浮腫を軽減させる治療法として、浸透圧利尿薬の点滴静注が日常臨床でよく使われている
○
-
脳腫瘍による脳浮腫には、ステロイドが著効を示すことが多い
○
-
脳は最も活発にエネルギー代謝が行われている臓器である
○
-
脳の酸素消費量は、全酸素消費量の約2%を占める
×
2→20
-
グルコースと酸素から産出されたATPは脳機能維持のために使用される
○
-
脳への血流が低下すると、脳は容易に非可逆的損傷に至る
○
-
脳にはグルコースを備蓄する能力が極端に限られている
○
-
脳の重量は成人体重の2%にすぎない
○
-
脳は単位重量あたりの酸素代謝率が最も高い
○
-
脳への血液配給(血流)が途絶えても、3時間は神経細胞に不可逆的な変化は生じない
×
3時間→5分
-
脳には、常に一定量の血流を維持しようとする機構が存在する
○
-
安静時の脳血流は血圧が50~160mmHgの範囲で一定に保たれており、これを脳血流の自動調節 能という
○
-
脳血流量は、血液中の炭酸ガス濃度や細胞外液のpHなど化学的因子によっても調節されている
○
-
突然発症し、数分~数時間で進行する頭痛は、脳血管障害(くも膜下出血・脳出血・椎骨動脈解離)、腫瘍内出血、下垂体卒中などが鑑別にあがる。
○
-
脳腫瘍による頭蓋内圧亢進では、せき、いきみ、息こらえといった胸腔内圧上昇、頸部前屈、急激な頭位偏見のような体位・姿勢、腹圧上昇などによって、脳動脈潅流障害が加速し頭痛が増悪する
○
-
片頭痛による発作は、片側性で拍動性である。
○
-
片頭痛による発作は、数時間~数日の持続がある。また、随伴症状として、悪心、嘔吐、触覚・視覚・聴覚・嗅覚などの感覚が過敏になる感覚異常を伴うこともある。
○
-
頭痛の特効薬として我が国では、___が用いられている。
トリプタン製剤
-
TACsに分類される頭痛は通常一側性で、しばしば頭痛と同側で一側性の顕著な___症状を呈するといった共通の臨床的特徴がある。
自律神経
-
三叉神経痛は、三叉神経支配領域における突き刺すような鋭い痛みで、1~2秒から長くても1分程度である。痛みは強度で、繰り返し起こる。
○
-
せん妄は、意識回復の過程でこれらの精神症状を呈し、可逆性の場合は___症候群と呼ばれることもある。
通過
-
連合野病変で起こる症状は失語、失行、失認に代表される比較的局在が明確な局所巣症状および認知障害から、注意障害、記憶障害、感情障害、人格変化、判断および遂行障害など多様である。
○
-
大脳辺縁系は、___回路と、___回路がある。
ヤコブレフ パペッツ
-
前頭葉穹窿部の障害では、自発性が欠如し、複雑な思考や判断が困難となり認知症状を呈する。高度な場合は___となる。
無関心無気力
-
側頭葉の損傷および刺激による精神症状には、粘着質への性格変化、易刺激性、逆に無気力・無関心がある。
○
-
を含む側頭葉前内側部が両側性に障害されると、高度の記憶障害が起こる。
○
-
認知症は、一度正常に発達した知能機能が、後天的に脳の障害によって持続性に低下し、慢性的に、意識障害がないときに記憶障害などを起こし、日常生活や社会生活に支障をきたすようになった状態である。
○
-
正常圧水頭症の画像所見とは?
海馬周辺髄液腔の拡大 シルビウス裂の拡大 高位円蓋部周辺の脳溝不鮮明化
-
けいれんの既往がない人にけいれん発作が突然起こり救急搬送された場合、まずは___を除外し、その後に頭蓋内疾患を鑑別する。頭蓋内疾患としては、脳腫瘍や脳動静脈奇形が可能性としては高い。
低血糖
-
上下肢を伸展して強直させるけいれんを___けいれんという。
強直性
-
ガタガタと手足の屈伸を繰り返すように動かすけいれんを___けいれんという。
間代性
-
てんかん以外によるけいれん発作の場合(熱性けいれんなど)においても、___分の持続を重積状態の目安として治療介入を行う。
5
-
成人の初回けいれん発作で頭蓋内器質病変が疑われる場合や、___の患者、神経症状が存在し、遷延化するときは頭部CT・MRIなどによる精査を進める。
てんかん重積
-
脳死とは全脳の___で、脳機能の回復はない状態である。
不可逆的脳機能喪失
-
脳腫瘍では、起床時に頭痛があることが特徴で、早期頭痛という。
○
-
急激に頭蓋内圧が上昇すると、血圧は上昇し、徐脈となる。これを___現象という。
クッシング
-
頭部を挙上すると___が改善し、脳内血管床が減少して頭蓋内圧が低下する。
静脈潅流
-
鎮静させて気管挿管による人工呼吸でPaCO2を低下させると、頭蓋内圧は低下する。
〇
-
吸入麻酔薬は脳血管を拡張され、頭蓋内圧を亢進させる。
〇
-
脈麻酔薬は、脳代謝を抑制し、頭蓋内圧を低下させる。
〇
-
頭蓋骨を大きく除去することにより、頭蓋内圧を低下させることができる。これを___と呼ぶ。
外減圧術
-
側脳室にチューブを留置しそのチューブから髄液を頭蓋外へ排除することによって減圧をはかることを___という。
脳室ドレナージ
-
病変の鉤回や海馬回がテント切痕部から下方にヘルニアを起こすことを___とよぶ。
鉤ヘルニア
-
鉤ヘルニアでは片側の___神経と中脳がされる。
動眼
-
鉤ヘルニアは動眼神経の障害により、病変側の瞳孔散瞳と___を呈する。
対光反射の減弱
-
大孔ヘルニアは延髄を圧迫し、呼吸障害、意識障害を起こし直ちに死に至るので、致死的なヘルニアとして重要である。
〇
-
テント切痕ヘルニアの初期には、鉤回が内側へ偏位し五角形をした鞍上槽の外側部分が圧排された形となる。
〇
-
脳の毛細血管内皮細胞には細胞間に___が存在し、物質の通過を防いでいる。
tight junction
-
PETでは、酸素利用率は15OでラベルしたH2Oを用いて測定する。
〇
-
脳の虚血などの病的状態では、血流が低下し酸素摂取率が上昇して酸素代謝率を正常に戻そうとする___の状態も出現し、血行再建術の指標となる。
貧困潅流
-
PETでは、グルコース代謝は18F-フルオロデオキシグルコースを指標として測定される。
〇
-
PET以外にも局所の脳代謝をはかる方法として、___がある。
プロトン(1H) MRスペクトロスコピー法
-
MRスペクトロスコピー法で乳酸やNAAを測定することによって脳の虚血の状態や脳梗塞を診断することができる。
〇
-
脳血流は、①自動調節、②代謝性調節、③___調節とう機構によって調節されていると考えられる。
化学的
-
安静時の脳血流は、血圧が____mmHgの範囲では一定に保たれており、これを脳血流の自動調節能という。
50~160
-
脳の代謝を維持するためには、グルコースと酸素が脳へ運ばれなければならないので、脳の代謝率と血流量の増減はカップリングしている。
〇
-
血中炭酸ガスが上昇すると、脳動脈は拡張し、脳血流は増加する。
〇
-
単位時間当たりで組織をどの程度血液が潅流するのかを数値化したものが___で、単位はml/100g/分で表す。
脳血流量
-
局所脳血流量はアイソトープを用い、検出器を外部に設置して脳局所の血流を測定する方法で、PETやSPECTなどの断層面像の形で表現される。
〇
-
脳血流量が___ ml/100g/分になると、細胞膜のイオンポンプが障害され、さらにそれ以下になると細胞内エネルギー代謝も障害され、細胞は壊死に至る。
10~12
-
血流量低下の絶対値が重要なだけでなく、血流低下の持続時間も重要となる。
〇
-
「プナンペラ」を説明せよ。
電気生理学的障害や神経機能障害を起こしているが、神経細胞がまだ壊死に陥っていない領域。血流を再開すれば組織が回復する可逆性がある障害部位として注目されている。
-
医療試験対策