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環境要因
生物を取り巻く環境のうち生物の生活に影響を与えるもの
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バイオーム(生物群系)
生物が地域ごとに適応して互いに関係を持ちながら形成する特徴ある集団
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生活形
生物が環境に適応した結果が反映されている形態
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植生
ある場所に生息する植物すべて
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優占種
最も広い空間を占めその植生を代表する植物
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相観
植生の外観上の様相
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区画法
一定面積の枠を複数設けて調査する方法
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林床植物
林冠を通り抜けた弱い光を利用して生活する植物
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生産構造
光合成による物質生産の立場から植生の構造を見ること
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層別刈取法
植物を高さごとに刈り取り、光合成器官と非光合成器官の重量を層別に測定する方法
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生産構造図
層別刈取法の測定結果と高さごとの照度を示した図
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陰生植物
光飽和点が低いため成長は遅いが光補償点が低いため陽生植物が生育できない日陰でも生育できる植物植物
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乾性遷移
裸地から始まる遷移
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先駆植物
遷移の初期段階に侵入する植物
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陽生植物
光飽和点が高いためひなたで成長が速いが光補償点が高く光補償点より暗い日陰では生育できない植物
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極相
遷移の最終段階に達して、ほぼ構成種に変化が見られなくなった植生
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湿性遷移
湖沼からはじまる遷移
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補償深度
光合成速度と呼吸速度が同じになる、植物が生育できる下限の深度
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生産層
補償深度より浅いところで光合成速度が呼吸速度を上回る
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分解層
補償深度より深いところで光合成速度が呼吸速度を下回る
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二次遷移
森林の伐採や山火事などによって植生が破壊された場所で見られる遷移
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一次遷移
裸地から始まる植生遷移
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二次林
二次遷移でできた森林
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ギャップ
林冠が途切れた空間
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ギャップ更新
生じたギャップから光が差し込み林床で幼木が生育できるようになり森林が部分的に再生されること
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マングローブ林
熱帯や亜熱帯地方の海岸や河口付近に生じる常緑の低木林や高木林
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暖かさ指数
植物の育成に必要な最低温度(5℃)を基準として求める値
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水平分布
緯度や気候帯の違いによる分布
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垂直分布
高度の違いによる分布
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バイオームの別名
生物群系
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生活形を分類した人
ラウンケル
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ラウンケルが生活形を何の違いによって分類したか
休眠芽(冬芽)
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ラウンケルの生活形6つ
地上植物、地表植物、半地中植物、地中植物、水生植物、一年生植物
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地上植物の特徴
休眠芽が地表から30cm以上の高さにある
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地表植物の特徴
休眠芽が地表から30cm以下にある
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半地中植物の特徴
休眠芽が地表に接している
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地中植物の特徴
球根や地下茎が地表から離れた地中にある
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水生植物の特徴
休眠芽が水中や水で飽和した地中にある
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一年生植物
乾季や冬季を種子のみで過ごす
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地上植物の例
一般的な高木低木
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地表植物の例
キク、コケモモ、ヤブコウジ
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半地中植物の例
ススキ、タンポポ
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地中植物の例
カタクリ、ナルコユリ、チューリップ、ゼンマイ
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水生植物の例
ガマ、ヒツジグサ、ジュンサイ
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一年生植物の例
ツユクサ、メヒシバ、エンドウ
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冬季の寒さが厳しい地域では何が減少し何が増加するか
地上植物、半地中植物
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寒くて風が強い高山帯で生育できない植物
地上植物
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砂漠など乾燥している地域で多い植物
一年生植物
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砂漠などで一年生植物が多い理由
種子の状態が最も乾燥に強いから
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植生の分類
森林、草原、荒原
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植生の優占種になるもの
被度と頻度が共に大きい植物
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被度
同種の植物が地表面を覆っている割合
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頻度
測定した全枠数に対する各植物が出現する枠数の割合
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被度の表し方
被度階級
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頻度の表し方
百分率か頻度階級
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頻度が高いものの特徴
種子が散布しやすい
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階層構造4種類
高木層、亜高木層、低木層、草本層
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林冠
高木の枝や葉が上層を占め森林の表面を覆っている部分
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林床
地表に近い下層の部分で、林冠を通り抜けた弱い光を利用して生活する植物(林床植物)が生育する
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生産構造の分類
広葉型、イネ科型
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広葉型の植物例
ミゾソバ、オナモミ、ダイズ、シソ
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上部に光合成器官が多いのは広葉型イネ科型どちらか
広葉型
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下部に光合成器官が多いのは広葉型イネ科型どちらか
イネ科型
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イネ科型の植物例
イネ、ススキ
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陽生植物の木本
陽樹
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陽生植物の草本
陽生草本
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陽生植物の光補償点
高い
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陽生植物の光飽和点
高い
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陰生植物の光補償点
低い
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陰生植物の光飽和点
低い
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陽樹の例
ナラ、アカマツ、クロマツ、イチョウ、クリ、ケヤキ、クヌギ、カシワ、シラカンバ
イチョウ待つならクリかケヤキかクヌギかしら
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陽生草本の例
ススキ、イタドリ、チガヤ、タンポポ
ちがうイタドリすきなタンポポ
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陰樹の例
スギ、ブナ、シイ、カシ、クスノキ、タブノキ、コメツガ、トウヒ、ゲッケイジュ
月経来ず頭皮に多分あぶなかしいすぎる
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陰性草本の例
コケ植物、シダ植物、ミヤマカタバミ
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陽葉の光補償点
高い
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陽葉の光飽和点
高い
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陽葉の葉面積
小さい
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陽葉の葉肉
厚い(柵状組織が発達)
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陰葉の光補償点
低い
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陰葉の光飽和点
低い
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陰葉の葉面積
大きい
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陰葉の葉肉
薄い
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乾性遷移の流れ
裸地→地衣類コケ植物→草原→低木林→陽樹林→混合林→陰樹林(極相)
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先駆植物別名
パイオニア植物
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極相別名
クライマックス
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先駆植物の例
地衣類、コケ植物、ススキ、オオバヤシャブシ
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地衣類が先駆植物の理由
菌類が共生していて生命力が高い
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コケ植物が先駆植物の理由
陸上植物で唯一維管束がなく仮根がはりついて体表から水分を吸収しやすいから
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ススキが先駆植物の理由
種子が軽く風に運ばれやすい
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オオバヤシャブシが先駆植物の理由
窒素固定細菌を根に共生させることができる
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湿性遷移の流れ
貧栄養湖→富栄養湖→湿原→草原→低木林→陽樹林→混交林→陰樹林(極相)
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湖沼で生育する生物
水生植物、植物プランクトン
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二次遷移の方が進行が早い理由
植物の種子、地下茎、根などが地中に残っているから
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二次遷移でできた森林の例
雑木林、アカマツ林
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火山活動と山火事で一次遷移と言えるもの
火山活動
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火山活動が一次遷移といえて山火事は言えない理由
火山活動は土壌がダメになるから裸地から始まるのに対して山火事は土壌が残っているから
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熱帯多雨林植物例
フタバガキ、着生植物、つる植物
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亜熱帯多雨林植物例
ヒルギ、ビロウ、ヘゴ、ソテツ、ガジュマル、アコウ
亜熱帯で昼にビローとへそが赤うなる
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雨緑樹林植物例
チーク
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照葉樹林植物例
シイ、カシ、クスノキ、ツバキ、タブノキ
照葉を鹿が食った
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硬葉樹林植物例
コルクガシ、オリーブ、ゲッケイジュ
紅葉の中子どもとお月見
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硬葉樹林特徴
夏の乾燥に耐えるためクチクラ層が発達した硬葉をもつ
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夏緑樹林植物例
ケヤキ、クリ、カエデ、ミズナラ、ブナ
夏飲むならケヤキの下で繰り返し水なら無難だ
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針葉樹林植物例
エゾマツ、トドマツ、シラビソ、コメツガ、トウヒ
信用したのに、えっと、調べたら米が盗品だった
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落葉針葉樹植物例
カラマツ
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サバンナ植物例
イネ、カヤツリグサ科
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ステップ植物例
イネ、カヤツリグサ科
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砂漠植物例
サボテン
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寒帯植物例
ハナゴケ、ミズゴケ
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硬葉樹林分布地域
地中海沿岸、カリフォルニア半島、南アフリカケープ地方
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落葉で広葉の植物
雨緑樹林、夏緑樹林
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落葉で針葉の植物
カラマツ
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海岸や河口付近のこと
汽水域
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マングローブ林の例
オヒルギ、メヒルギ、マヤプシキ
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マングローブ林が海水の浸るところで生育できる理由
高塩類濃度に強く、通気組織が発達しているから
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マングローブ林の特徴
呼吸根や支柱根を出すものが多い、土壌の流出を防ぎ落ち葉や枯葉によって生活する生物に栄養分を供給
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植物の生育に影響するもの
気温と降水量
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バイオームの表を考えた人
ホイッタカー
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降水量が十分な地域の分布多い順
熱帯多雨林→亜熱帯多雨林→照葉樹林→照葉樹林→夏緑樹林→針葉樹林
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気温の高い地域の分布多い順
熱帯多雨林→雨緑樹林→サバンナ→砂漠
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硬葉樹林が発達する気候
地中海性気候
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暖かさ指数240以上
熱帯多雨林
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暖かさ指数180〜240
亜熱帯多雨林
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暖かさ指数85〜180
照葉樹林
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暖かさ指数45〜85
夏緑樹林
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暖かさ指数15〜45
針葉樹林
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水平分布温度高い方から
亜熱帯多雨林→照葉樹林→夏緑樹林→針葉樹林
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100m高くなるごとに何度上がるか
0.5〜0.6℃
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森林限界より上の地域にできる
低木林、高山草原(お花畑)
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0〜500mの分布帯
丘陵帯
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500〜1500mの分布帯
山地帯
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1500〜2500mの分布帯
亜高山帯
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2500m〜の分布帯
高山帯
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亜高山帯の植物
針葉樹林
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山地帯の植物
夏緑樹林
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丘陵帯の植物
照葉樹林
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垂直分布における植物の分布限界の高さのちがい
高緯度ほど低くなり南面より北面の方が低くなる
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