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寧靖
2301
ねいせい
┌世の中が安らかである。≒寧静、寧謐、寧泰、寧定〈漢字源〉
┌安らかに治まる。おだやか。〈新大字典〉
┌国家などを安らかに治めること。また、そのような状態。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
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篝火
2302
こうか
┌夜間の警備や漁猟に照明としてたく火。かがり。〈漢字ペディア〉
┌夜の警護や、漁などに用いるために焚く火。篝灯。〈新大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
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珥筆
2303
じひつ
┌1.筆を冠側にはさむこと。転じて、侍中の職。
└2.人に訴訟を教えること。〈新大字典〉
┌筆を冠のへりにさしはさむ。筆記の職。侍中の職をいう。〈字通〉
┌筆を耳の間にさしはさむ。昔、役人が書き物をする時、冠と耳の間に筆をはさんだ。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
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糟粕
2304
そうはく
┌酒のかす。転じて、つまらないもの。≒糟魄。〈新大字典〉
┌1.酒のしぼりかす。酒かす。
└2.よい部分を取り去った残り。また、つまらないもののたとえ。≒糟糠〈漢字ペディア〉
★古人の糟粕(糟魄)…言葉や文章では、聖人や賢人の本質を伝えるのはとうてい不可能であるということ。今日伝わる昔の聖賢の言葉や書物は残りかすのようなものであるという意。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
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綸綬
2305
りんじゅ
┌くみひも。〈新大字典〉
┌青綬。〈字通〉
┌青糸のくみひも。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
翩翩
2306
へんぺん
┌1.軽くひるがえるさま。身軽に飛ぶさま。
└2.軽々しいさま。〈漢字ペディア〉
┌1.ひるがえるさま。軽やかなさま。
├2.軽々しくて落ち着きのないさま。
└3.才気のみなぎるさま。風流なさま。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
-
聊啾
2307
りょうしゅう
┌心配で耳が鳴ること。〈新大字典〉
┌かすかに耳が鳴る。〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
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喋血
2308
ちょうけつ
┌血をふむ。おびただしい流血の形容。戦争の激しいことを言う。〈新大字典〉
┌血を踏んで、足の裏についた血が地面にペタペタとくっつくさま。〈漢字源〉
┌流血。流血をふむ。〈字通〉
┌戦争や殺人で血の海となる。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
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鶴脛
2309
かくけい
つるのはぎ。〈新大字典〉
★鶴脛長(ナガ)しと雖(イエド)もこれを断(タ)たばすなわち悲(カナ)しむ…物にはおのおの自然に備わった特性があるので、みだりに人為を加えてはいけない意。鶴長鳧短(フタン)。〈新大字典〉
◇漢字ペディア下付き
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腥聞
2310
せいぶん
┌けがれた評判。不品行のうわさ。〈新大字典〉
┌身持ちが悪いといううわさ。また、悪いことをしているといううわさ。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
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腿肚
2311
たいと
ふくらはぎ。〈新大字典〉
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艟艨
2312
どうもう
軍艦。いくさぶね。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
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芳芬
2313
ほうふん
┌1.花の香気。かんばしい香り。
└2.ほまれの高いこと。名声。〈漢字ペディア〉
┌1.かんばしいにおい。よい香り。
└2.ほまれのある名。名誉の名。≒芳名〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
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紅萼
2314
こうがく
赤いはなびら。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
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葦笥
2315
いし
┌あしの葉を編んで作ったはこ。着物・食べ物などを入れる。〈新漢和大字典〉
┌あしで編んだはこ。
◇漢字ペディア小見出し
-
葷羶
2316
くんせん
┌ニラ・ニンニクなどくさいにおいの野菜と、なまぐさい肉。〈漢字ペディア〉
┌ネギ、ニラなどのくさい野菜と、なまぐさい肉。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
-
蓁蓁
2317
しんしん
┌草木の葉が盛んに生い茂るさま。榛榛。〈漢字ペディア〉
┌木の葉などが盛んに茂るさま。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
-
漁樵
2318
ぎょしょう
┌漁夫ときこり。〈字通〉
┌1.漁師と、きこり。魚を取ったり、きこりをしたりして生活する人。
└2.転じて、名利を忘れて世俗から離れて暮らすこと。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
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不虞
2319
ふぐ
┌思いがけないこと。また、その事柄。不慮。〈大辞泉〉
┌予期しないこと。思いがけないこと。また、そのような事柄やさま。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
-
斂迹
2320
れんせき
挙動を引き締めてつつしむ。〈漢字源〉
-
匯集
2321
かいしゅう
┌集まる。〈字通〉
┌水が低いところにあつまるように。輪をなして集まる。〈漢字源〉
┌あつまること。〈新大字典〉
-
馭
2322
ぎょ
馬をならしてあやつる。〈新漢和大字典〉
★朽索(キュウサク)の六馬(ロクバ)を馭するが如(ゴト)し…腐った縄で六頭の馬を操るように、非常に困難で危険なことのたとえ。〈大辞泉〉
-
不乙
2323
ふいつ
┌1.十分に意を尽くしていないこと。手紙の終わりに添える語。不具。不尽。不備。
└2.一様でないこと。また、そのさま。〈大辞泉〉
┌≒不一
├1.同じではないこと。一様ではないこと。ふいち。
└2.手紙の結びに添えて、まだ十分に意を尽くしていないことを表す語。不具。不尽。不備。ふいち。〈日本国語大辞典〉
┌≒不一
├1.手紙の終わりに書く結びの語。まだ十分に気持ちを表していない意。≒不悉、不尽
└2.そろっていないさま。一様でないこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
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喑啞
2324
いんあ
┌1.口がきけない人。
├2.黙って口をつぐむ。
└3.怒りのために声が出ないでうなる。〈漢字源〉
┌1.障害により、口がきけないさま。
├2.口をつぐむ。
└3.怒ってどなりつける。喑噁(インオ)。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
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人迹
2325
じんせき
┌人の足跡。人の通った跡。〈大辞泉〉
┌人のあしあと。人の通ったあと。人の往来。ひとあし。≒人跡。〈日本国語大辞典〉
-
嗤誚
2326
ししょう
┌あざけりなじる。〈漢字源〉
┌そしる。〈字通〉
-
糝薯
2327
しんじょ
┌魚をすりつぶし、すったヤマノイモを加えて調味し、蒸したり揚げたりゆでたりした練り物。鶏肉・カニなどを加えることもある。〈大辞泉〉
┌料理の一種。すり身にした魚や鳥肉に、卵白やだし汁で味をつけてすりまぜ、固めて蒸したもの。わさび醤油でそのまま食べたり、吸いものの実にする。古くは米の粉とヤマノイモを原料としたことからこの名がある。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
-
腁攣
2328
へんれん
┌ひびがきれて、手がかじかんだ形になる。〈新漢和大字典〉
┌手足がかがまる。〈字通〉
-
啾喞
2329
しゅうしょく
┌1.小さな声を出す。
└2.たくさんの声のまじりあって騒がしいさま。〈漢字源〉
┌1.細かに砕けたる声。
└2.声が多くしてまざる。〈字源〉
-
嫩草
2330
どんそう
┌若く柔らかい草。〈漢字源〉
┌わかわかしく、やわらかい草。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
温藉
2331
おんしゃ
┌寛大で、おだやかなこと。≒蘊藉〈漢字源〉
┌心が広く包容力があること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
孼根
2332
げっこん
禍根。〈字通〉
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虔祗
2333
けんし
┌つつしむ。〈字源〉
┌恭敬。〈字通〉
★「祗(シ)」は「祇(ギ)」とは別字。
├『祗(シ)・・・つつしむ。只(タダ)。』
└『祇(ギ)・・・くにつかみ。』
-
罩袱
2334
とうふく
袱紗(フクサ)。〈字通〉
-
甜脆
2335
てんぜい
甘く柔らか。〈字通〉
-
寧謐
2336
ねいひつ
┌世の中が治まり、おだやかなこと。また、そのさま。〈大辞泉〉
┌世の中が安らかで平穏に治まっていること。また、そのさま。
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廖廓
2337
りょうかく
広大でむなしい。≒寥廓〈字通〉
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恐愒
2338
きょうかつ
┌相手の弱みなどにつけこみおどすこと。また、おどして金品をゆすりとること。≒恐喝〈大辞泉〉
┌相手の弱点や秘密につけこんで人をおどすこと。また、おどして金品をゆすりとること。≒恐嚇、脅嚇、恐喝〈漢字ペディア〉
┌おどす。威力でもっておびやかす。≒恐喝、恐嚇〈漢辞海〉
★「愒」は、「むさぼる」意だと「カイ(愒日/玩愒)」、「おどす」意だと「カツ(恐愒/恫愒)」、出典が少ないが「いこう」意だと「ケイ(愒息)≒憩」と読むときが多いようだ。過去出題歴もある「カイ」音が特に重要。
◇漢字ペディア大見出し
-
愿愨
2339
げんかく
┌きまじめで、誠実なさま。〈漢字源〉
┌素直にしてまことあり。〈字源〉
-
霈然
2340
はいぜん
┌雨が勢いよく降るさま。≒沛然〈大辞泉〉
┌雨が激しく降るようす。≒沛然〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
這箇
2341
しゃこ
┌これ。これら。この。〈大辞泉〉
┌この。これ。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
-
火燵
2342
こたつ
┌熱源をやぐらでおおい、その上に布団を掛けて暖をとるもの。〈大辞泉〉
┌暖房器具の一つ。炭火などの熱源の上にやぐらをかぶせ、上を布団でおおったもの。≒炬燵〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
祚胤
2343
そいん
┌1.長く子孫まで幸福を授かること。
└2.子孫。〈漢字源〉
┌さいわいのを子孫に伝える。転じて、よい子孫。〈新大字典〉
-
鍮石
2344
とうせき
┌しんちゅう(真鍮)。また、自然銅の質の良いもの。〈新漢和大字典〉
┌黄銅鉱。〈漢辞海〉
┌しんちゅう。また、自然銅の質の良いもの。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
燻胥
2345
くんしょ
くすぶりがだんだんひろがる。他人の罪に引き込まれることのたとえ。〈漢字源〉
-
朏明
2346
ひめい
ほのぼのとした夜明け。〈漢字源〉
-
杼機
2347
ちょき
┌機(ハタ)。〈字通〉
┌ひと、はた。はたを織るのに用いる具。〈字源〉
┌杼(ヒ)と機(ハタ)。ともに機織りの道具。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
-
梨棗
2348
りそう
┌なしと、なつめと。〈字源〉
┌梨と棗(ナツメ)。転じて、梨と棗はともに版木に用いられることから、版木、また、版木にして出版すること。〈日本国語大辞典〉
-
貪瞋痴
2349
とんじんち
┌仏語。むさぼりと怒りと無知。貪欲と瞋恚(シンイ)と愚痴。三毒。〈大辞泉〉
┌貪欲・瞋恚・愚痴の、三つの根本的な煩悩。三毒。「貪欲」は欲が深いこと、「瞋恚」は怒り、「愚痴」は理非を見失うおろかさの意。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
焚燼
2350
ふんじん
┌焼けて灰燼となる。〈字通〉
┌燃え残り。〈漢字源〉
┌燃え残り。燃えかす。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
-
檐鈴
2351
えんれい
┌風鈴。〈漢字源〉
┌風鈴。〈字源〉
┌のきにつるした風鈴。≒檐鐸〈漢辞海〉
-
浣洒
2352
かんさい
┌あらいすすぐ。〈漢字源〉
┌すすぐ。〈字通〉
┌あらいすすぐ。≒浣濯、浣滌〈漢辞海〉
-
禾莠
2353
かゆう
田の雑草。〈字通〉
-
鶯梭
2354
おうさ
┌鶯が飛び交う。〈字通〉
┌鶯が枝から枝へ飛び移って鳴くようすを、機(ハタ)の梭(ヒ)の動くのにたとえていう語。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア下付き
-
靴笏
2355
かこつ
┌靴と、しゃく。〈漢字源〉
┌靴と、しゃく。〈字通〉
-
霎霎
2356
しょうしょう
┌雨の音。〈字通〉
┌さっさっという風の音や、雨の降る音の形容。≒颯颯〈新漢和大字典〉
-
積潦
2357
せきろう
┌大水。洪水。〈漢字源〉
┌大水。洪水。〈新大字典〉
-
椿萱
2358
ちんけん
┌父母のこと。〈漢字源〉
┌椿堂と萱堂。父母を言う。椿は長寿の木で父にたとえ、萱は北堂(主婦のいる所)に植える木で母にたとえる。〈新大字典〉
★椿萱並び茂る…父も母もともに健在であること。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
-
禿瘡
2359
とくそう
┌頭部に発生する皮膚病。ところどころに円形をした紅色の斑点を生じ、時にはそこの毛髪が抜け落ちる。〈大辞泉〉
┌頭部に発生する皮膚病の一種。はげがさ。〈新大字典〉
-
丐命
2360
かいめい
┌命の助かることを願う。助命を求めること。≒乞命〈新漢和大字典〉
┌命ごい。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
-
羈窶
2361
きく
他郷にあって貧苦の生活をする。〈字通〉
-
菎蒻
2362
こんにゃく
┌(国)1.草の名。その球茎はこんにゃくの原料とされる。
└2.食品名。菎蒻の球茎を加工したもの。≒蒟蒻〈新漢和大字典〉
┌サトイモ科の多年草。≒蒟蒻〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
霑濡
2363
てんじゅ
1.びっしょりぬれる。
2.恩恵を受ける。〈新漢和大字典〉
-
羌笛
2364
きょうてき
┌羌人(古代より中国西北部に住んでいる民族の人)の吹く笛のこと。〈新漢和大字典〉
┌羌人の笛。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
-
蜑叟
2365
たんそう
蜑人(タンジン:中国南部の水上生活者)の老人。〈漢字源〉
-
傾仄
2366
けいそく
┌1.横に傾く。
└2.物事が一方にかたよっていて正しくない。〈漢字源〉
┌1.かたむくこと。かたむけること。≒傾側
└2.よこしま。不正。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
-
哺啜
2367
ほせつ
飲食する。〈字通〉
-
豕喙
2368
しかい
┌いのししのように長くて細い口先。欲深い人の人相とされる。〈漢字源〉
┌いのこの如き長く鋭い口ばし。転じて、人の貪慾なる相。〈字源〉
-
羔裘
2369
こうきゅう
┌子羊の皮で作った衣服。〈新漢和大字典〉
┌黒羊の皮衣。大夫の礼服。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
-
膠粘
2370
こうでん
┌にかわがねばりつく。また、にかわでくっつける。〈新漢和大字典〉
┌ねばる。〈字通〉
┌にかわづけにすること。〈新大字典〉
-
梏桎
2371
こくしつ
┌手かせ足かせ。転じて、きびしく束縛して自由を奪うこと。拘束すること。ほだし。桎梏。〈日本国語大辞典〉
┌1.手かせと足かせ。
└2.しばって自由にさせないこと。≒桎梏〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
-
秉鈞
2372
へいきん
┌権力を掌握する。〈字通〉
┌政権を執る。〈字源〉
-
迸出
2373
へいしゅつ
┌ほとばしり出る。水などが勢いよくわき出ること。≒澎出〈新漢和大字典〉
┌ほとばしり出ること。〈大辞泉〉
┌ほとばしり出ること。勢いよくわき出ること。≒迸発〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
姸蚩
2374
けんし
┌美しいことと醜いこと。また、好ましいことと憎たらしいこと。美醜。〈漢字源〉
┌美しいことと醜いこと。美醜。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
-
巻舒
2375
けんじょ
巻くこととのばすこと。〈漢字ペディア〉
★旌旗(セイキ)巻舒…戦いが続くことのたとえ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
宦情
2376
かんじょう
┌仕えて、役人になりたいという気持ち。〈漢字源〉
┌≒官情
├1.仕官を望む心。
└2.官僚社会の様子。役人仲間の内情。〈日本国語大辞典〉
-
迸発
2377
ほうはつ
┌ほとばしり出ること。逬出。〈大辞林〉
┌勢いよく発すること。ほとばしり出ること。≒迸出〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
痃癖
2378
けんぺき
首から肩にかけての筋が引きつること。肩凝り。肩癖。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
霖潦
2379
りんろう
┌1.大雨が降り続く。また、ながあめで道が流れのようになる。
└2.ながあめによる洪水。〈新漢和大字典〉
┌ながあめにて濁流が漲る。≒淫潦〈字源〉
◇漢字ペディア下付き
-
羞赧
2380
しゅうたん
┌肩身の狭い思いをして顔を赤くする。〈新漢和大字典〉
┌赤面する。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
-
謝忱
2381
しゃしん
お礼の真情。〈漢字源〉
-
憾恚
2382
かんい
┌うらみいかる。〈漢字源〉
┌うらみいかる。〈字源〉
-
愒日
2383
かいじつ
日をむさぼる。〈字通〉
★「愒」は、「むさぼる」意だと「カイ(愒日/玩愒)」、「おどす」意だと「カツ(恐愒/恫愒)」、出典が少ないが「いこう」意だと「ケイ(愒息)≒憩」と読むときが多いようだ。過去出題歴もある「カイ」音が特に重要。
-
赴愬
2384
ふそ
┌はせつけてうったえる。〈漢字源〉
┌赴いて告げ訴える。〈字通〉
★漢字ペディアを見れば、「愬」は「ソ」「サク」の二音を載せている。「ソ」は「≒訴」と解釈して、「サク」を意識して覚えてと言いたいところだが優先度は低い。どちらかと言えばこの字は訓読みの方が重要である(膚受の愬え)。
-
戛撃
2385
かつげき
┌金石の楽器をうちならす。〈字通〉
┌音をさせて軽くうつ。〈字源〉
┌楽器を軽く打ち鳴らす。〈漢辞海〉
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羈紲
2386
きせつ
┌1.手綱。また、おもがいと手綱。
└2.つなぎとめること。また、その物事。拘束。〈大辞泉〉
┌束縛され、使役される。〈字通〉
┌たづな。〈漢字源〉
┌たづな。また、馬のおもがいとたづな。転じて、つなぎとめること、拘束すること、また、その物事の意にいう。束縛。≒羈絏〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
-
餒斃
2387
だいへい
┌うえて、行き倒れになって死ぬこと。〈漢字源〉
┌うえてたおれ死す。〈字源〉
┌飢えて行き倒れ、死ぬ。≒餒饉〈漢辞海〉
-
蛹臥
2388
ようが
さなぎのようにこもる。隠者となる。〈字通〉
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淵謨
2389
えんぼ
┌深いはかりごと。深謀。〈漢字源〉
┌深いはかりごと。深謀。遠謀。〈日本国語大辞典〉
-
遏絶
2390
あつぜつ
┌1.一族を残らず滅ぼす。
└2.おしとどめて物事をさせない。≒遏止〈新漢和大字典〉
┌さえぎりとどめること。排斥すること。〈大辞林〉
┌1.おしとどめて物事をさせないこと。≒遏止
└2.たちきること。一族を絶滅させること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
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投杼
2391
とうちょ
┌いつわりの告げ口も、たび重なると人が信ずるようになるたとえ。〈漢字ペディア〉
┌他人の告げ口も、何回も聞かされると信用するようになること。〈漢字源〉
★曾参(孔子の弟子)の母親は曾参を深く信じていたが、曾参が人を殺したと告げる人が三人も出てきた時に、とうとう手に持っていた機織りの道具の杼(ヒ)を投げ捨てて家を飛び出したという。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
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纂輯
2392
さんしゅう
┌文書を集めて、書物にまとめること。編纂。編集。〈大辞泉〉
┌材料を集めて書物を編集すること。〈新漢和大字典〉
┌集める。〈字通〉
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戸牖
2393
こゆう
┌戸や窓。入口。〈字通〉
┌1.出入り口と窓。
└2.学問・技芸などで一つの流派をなすもの。〈漢字源〉
┌戸口と窓。戸口や窓。こよう。〈日本国語大辞典〉
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蔗境
2394
しゃきょう
┌話や文章・事柄などが、次第におもしろくなっていく部分。≒佳境〈漢字源〉
┌老境にたとえる。〈字通〉
┌文章、話、状態などが、次第に面白くなってくるところ。佳境。蔗を嚙む境(キョウ)。〈日本国語大辞典〉
┌談話や文章などのだんだんおもしろくなるところ。佳境。〈漢字ペディア〉
★さとうきびは先から食べて根元にいけばいくほど甘みを増すことから。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
-
牟尼
2395
むに
┌1.インドで、山林にあって沈黙の行をする人の称。
└2.釈迦の尊称。釈迦牟尼。〈大辞泉〉
┌1.仏語。インドで、心身を静め沈黙の行を修する行者をいう。
└2.特に釈迦の尊称。釈迦牟尼。〈日本国語大辞典〉
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聾喑
2396
ろういん
┌耳が聞こえないことと、口がきけないこと。意志が通じ合っていないことにたとえる。〈字通〉
┌耳と口が不自由。〈字通〉
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淬厲
2397
さいれい
┌みがきをかける。〈字通〉
┌気を引き締めて、つとめはげむ。〈漢字源〉
┌1.刃物に焼きを入れ、とぎみがく。
└2.激励する。鍛える。〈漢辞海〉
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舂牘
2398
しょうとく
竹楽器。〈字通〉
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訂譌
2399
ていか
┌あやまりを正す。〈漢字源〉
┌正誤。〈字通〉
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駢文
2400
べんぶん
┌四字と六字の対句を用い、音調を整えて故事を多用する文体。内容よりも形式を重んじる。中国、六朝(リクチョウ)から唐の時代に流行した。四六駢儷体(シロクベンレイタイ)。〈漢字ペディア〉
┌漢文の文体の一。4字または6字の句を基本とし、対句を用いて句調を整え、典故を多用した華麗な文章。中国で六朝(リクチョウ)から唐にかけて流行。日本では奈良・平安時代の漢文に多く用いられた。四六駢儷(ベンレイ)体。駢儷体。駢体文。四六文。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
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#漢検1級 #音読み