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集中処理システム
情報資源や処理を1カ所に集中させたシステム
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シンクライアント端末
必要最低限の機能のみを持たせた端末
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分散処理システム
データや機能を各コンピュータに分散させ、効率よく処理できるように構築されたシステム
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VDI
Virtual Desktop Infrastructure:デスクトップ仮想化。
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クライアントサーバシステム
目的処理を、サービスを要求するクライアントと、サービスを提供するサーバに機能分割することで、分散処理(垂直機能分散)システムの構築を可能にする
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3層クライアントサーバシステム
クライアントからアプリケーション部分を分離し、GUI処理を行うプレゼンテーション層、業務に依存する処理を行うファンクション層、データベース処理を行うデータベースアクセス層の3層に分けたシステム
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Web3層構造
Webサーバ、AP(アプリケーション)サーバ、DBサーバの三つにシステム構成をしたもの
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ストアドプロシージャ
一連のSQL命令からなるデータベース処理手続きを、実行可能な状態でデータベースないに格納したもの
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RPC
Remote Procedure Call:ほかのコンピュータが提供する手続きを、あたかも同一のコンピュータにある手続きであるかのように呼び出すことができる機能
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NFS
Network File System:RPCの上に実現される技術で、主にUNIXで利用されるファイル共有システム。離れた場所にあるコンピュータのファイルを、あたかも自分のコンピュータのファイルのように操作することができる
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MVCモデル
モデル層、ビュー層、コントローラ層の三つの論理的な層に分割して設計、実装を行う
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デュアルシステム
同じ処理を行うシステムを二重に用意し、処理結果を照合して、処理の正しさを確認する。MTTRはデュプレックスシステムよりも短い。二組のコンピュータを必要とするので高価なシステムとなる
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デュプレックスシステム
主系と待機系の二つの処理系を持つシステム。主系に障害があれば、待機系に業務を切り替える
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ホットスタンバイ方式
主系と同じ業務システムを最初から待機系でも起動しておき、主系に障害が発生したら直ちに待機系に切り替える方式
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ウォームスタンバイ方式
OSは起動しているが、業務システムは起動しないで待機させておく方式
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コールドスタンバイ方式
主系に障害が発生したとき、待機系を起動する方式。
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バックアップサイトの設置方式3つ
ホットサイト、ウォームサイト、コールドサイト
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FMEA
Failure Mode and Effects Analysis:故障予防を目的とした手法。故障の要因をボトムアップで解析し対策を練る
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FTA
Fault Tree Analysis:発生しうる障害の原因を分析する手法。トップダウンに原因を洗い出す。
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フォールトトレランス
故障が発生しても、システム全体としての必要な機能を維持させようとする考え方(耐故障)
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フォールトアボイダンス
システムを構成する構成要素事態に故障しにくいものを選ぶなど、システム全体の信頼性を向上させる
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フォールトトレランスの実現方法5つ
フェールソフト、フェールセーフ、フェールオーバ、フォールトマスキング、フールルーフ
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フェールソフト
障害発生時、システム全体を停止させずにシステムの必要な機能を維持させようとする考え方
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フェールセーフ
障害時、影響範囲を最小限にとどめ、常に安全側にシステムを制御する
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フェールオーバ
障害時、他のシステムが自動的に引き継ぎ、障害による影響を利用者に意識させないこと。また、復旧してもとのシステムに処理を戻すのをフェールバックという
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フォールトマスキング
影響が外部に出ないようにすること。障害発生をほかのシステムから隠ぺいしたり、障害発生時に自律回復を行えるようにする
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フールルーフ
誤った操作や意図しない使われ方をしても、システムに異常が起こらないように設計する考え方
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クラスタリング
複数の要素を連携させて、単体では実現できない能力を得られるようにする技術。そのネットワークシステムをクラスタシステムという。
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HAクラスタ
高可用性を目的とした構成。フェールオーバクラスタ構成と、負荷分散クラスタ構成がある
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フェールオーバクラスタ構成
アクティブ/スタンバイ方式のクラスタ構成
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負荷分散クラスタ構成
アクティブ/アクティブ方式のクラスタ構成
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シェアードエブリシング
複数のサーバが一つのストレージを共有し、負荷分散を行う構成。
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シェアードナッシング
サーバ毎に一つのストレージを割り当てる構成。アクセス競合がないのが利点
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HPC
ハイパフォーマンスコンピューティング。スパコンのような膨大な計算を行う場合の技術の一つ。
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ロードバランサ(負荷分散装置)
サーバへの要求を一元的に管理し、同等の機能を持つ複数のサーバに要求を振り分け、負荷を分散する装置
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ラウンドロビン方式
あらかじめ決めた順序で各サーバに付加を振り分ける
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加重ラウンドロビン方式
さーばの処理能力に応じて振り分ける
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最少クライアント数方式
接続中のクライアント数が最も少ないサーバに振り分ける
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最小負荷方式
CPU使用率が最も低いサーバに振り分ける
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RAID
Redundant Arrays of Independent Disks:複数の磁気ディスク装置を並列に並べて、それらを論理的な1台のディスク装置として利用して、大容量化、読み書きの高速化を実現させる技術
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RAID0
データを複数のディスク装置に分散して配置する、スト来ピングにより、入出力速度の向上のみを図った方式
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RAID1
複数のディスク装置に同じデータを書き込む方式で、ミラーリングとも呼ばれる。
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RAID2
RAID0にメインメモリなどで使用されているハミング符号用の複数のディスク装置を追加することで障害発生した際の復元ができるようにした方式
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RAID3,RAID4
RAID0にパリティディスクを追加し、障害が発生したときに、正常なディスク装置間で復元できる方式
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RAID5
データとパリティを分散させることで、ブロック単位でスト来ピングを行う
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RAID6
2台のディスク装置が故障しても稼働が可能としている方式
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DAS
Direct Attached Storage:従来型のもので、サーバに直接ストレージを接続する
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NAS
Network Attached Storage:LANに直接接続する形式のストレージ
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SAN
Storage Area Network:サーバとストレージを通常のLANとは別の高速ネットワークで接続した、ストレージ専用ネットワーク
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ストレージ仮想化
複数のストレージデバイスを論理的に統合して、一つのストレージとして扱う
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シンプロビジョニング
ストレージ資源を仮想化して割り当て、物理容量を削減する技術。利用者には要求容量の仮想ボリュームを提供し、一切には利用している用量だけを割り当てる
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ストレージ階層化
異なる性能のストレージを複数組み合わせて階層を作り、利用目的や利用頻度といったデータ特性に応じて、格納するストレージを変えるという考え方
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サーバ仮想化の方式(3つ)
ホスト型、ハイパバイザ型、コンテナ型
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ホスト型方式
ホストOSの上に仮想化ソフトウェアをインストールし、その上で仮想サーバを稼働させる方式
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ハイパバイザ型
仮想サーバ環境を実現するための制御プログラム(ハイパバイザという)をハードウェアの上で直接動かし、その上で仮想サーバを稼働させる方式
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コンテナ型
ホストOSの上に論理的な区画(コンテナ)を作り、サーバアプリケーションの実行環境を提供する方式
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ライブマイグレーション
仮想サーバ上で稼働しているOSやアプリケーションを停止させずに、別の物理サーバへ移し処理を継続させる仕組み
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クラスタソフトウェア
冗長化したクラスタシステムの高可用性を実現するための仕組み。クラスタシステムを管理/制御するソフトウェア。
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スループット
コンピュータシステムが単位時間あたりに処理できる仕事量。TPS(トランザクション数)はその指標の一つ
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レスポンスタイム
処理要求を出してから、利用者側に最初の処理結果が返るまでの時間
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ターンアラウンドタイム(TAT)
主にバッチ処理に用いられる性能指標で、ジョブを投入してから、それがで終わるまでの時間(バッチ処理(batch processing)とは、一定期間に蓄積したデータをまとめて処理する方式です。バッチ(Batch)は「一回分」を意味し、処理の対象となるデータのまとまりを指します)
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MIPS
1秒間に実行可能な命令数を百万単位で表したもの
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FLOPS
1秒間に実行可能な浮動小数点演算回数を表したもの。ベクトルコンピュータの演算性能指標として用いられる
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命令ミックス
命令の、実行時間とプログラム中における出現頻度を表したもの
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命令ミックス値
平均命令実行時間のこと。これが小さいほど高性能
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ベンチマークの評価材料となるもの2つ
SPEC、TPC
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SPEC
Standard Performance Evaluation Corporation:プロセッサの性能を評価するベンチマークテスト
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TPC
Transaction Processing Performance Council:オンライントランザクション処理のシステム性能を評価するベンチマークテスト
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TPC-C
トランザクション処理やデータベースに関する性能評価用ベンチマークモデル
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TPC-E
TPC-Cの後継。証券会社の業務をモデルとして、複雑なデータベースを基に、様々な種類のトランザクション処理を時刻氏、OLTPシステムのパフォーマンスを評価する
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モニタリング
測定用ソフトウェアや特別なハードウェアを用いて、書くプログラムの実行状態や資源の利用状況を測定すること
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カーネルプログラム法
行列計算など標準的な計算プログラムを実行させ、得られたCPU処理速度と他のコンピュータにおける結果を比較し評価
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カタログ性能
システムの画構成要素に関するカタログ性能データを収集し、それらのデータからシステム全体の性能を算出する
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シミュレーション
表か対象システムを模倣するモデルをコンピュータ上に実現し、システムの動作状況の把握、また、何をどれだけ用意すればよいかシステムパラメタのより適切な値や限界値を得る
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スケールアウト
既存のシステムにサーバを追加導入することで、サーバ群としての処理能力や可用性を向上させる。水平スケールともいう
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スケールアップ
サーバを校正する画装置をより高性能なものに交換したり、あるいはプロセッサの数やメモリを増やすなどして、サーバ当たりの処理能力を向上させる。垂直スケールともいう
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待ち時間
トランザクションが待ち行列内にいる時間
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平均応答時間[Ww]
サービスを受けている時間を含めたもの
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平均待ち時間[Wq]
サービスを受けている時間を除いたもの
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平均滞留数
待ち行列の長さ
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平均待ち行列長
サービス中のトランザクションを除いた長さ
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M/M/1モデルの簡易的な説明
トランザクションはランダムで(M)、サービスを受ける時間もバラバラ(M)で、サービスを行う窓口が一つ(1)
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ケンドール記号
待ち行列モデルの表現をする場合に用いるもの
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確率分布記号(M,D,G)のそれぞれの意味
M:ランダム型。到着やサービスの分布は指数分布かポアソン分布。D:規則型、単位分布(一定分布)、G:一般形、一般分布
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平均到着率、サービス率の分布
ポアソン分布
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平均到着間隔、サービス時間の分布(時間)
指数分布
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RASIS
信頼性を評価する5つの概念。信頼性 Reliability、可用性 Availability、保守性 Serviceability、保全性(完全性)Integrity、安全性 Security
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バスタブ曲線
ハードウェア機器に対する信頼性管理手法。故障率曲線ともいわれる。初期故障期間、偶発故障期間、摩耗故障期間をライフサイクルとしている
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稼働率の計算方法
稼働率 = 平均故障間隔/(平均故障間隔 + 平均修理時間)= MTBF/( MTBF + MTTR )
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MTBF
平均故障間隔
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MTTR
平均修理時間
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第4章の内容をまとめたものです