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抜毛症は男性女性どちらが多いか
男性:女性 1:10と圧倒的に女性に多い
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抜毛症はペットの毛も対象になる
ペットやその他の毛製品なども対象
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抜毛症は抜いた毛を食べることはない
× 食べることがある 40%くらいの抜毛症患者が食毛症である
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抜毛症は周囲に人がいるとき、いない時、どちらが症状が発言しやすいか
人がいない時に多い
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抜毛症の薬物療法
抗うつ薬、抗不安薬など。抗精神病薬ではない
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抜毛症は強迫観念に基づく
× 強迫観念に支配されての行動ではなく、痒みなどを制御するため、もしくは無意識にしていることもある
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抜毛症は小児期、成人期発症どちらが予後が良いか
小児期
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抜毛症は、他者から見えない部分の抜毛は診断から除外される
× 身体の全ての部位の体毛が抜毛の対象となる
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抜毛症は痛みに過敏である
通常、痛みを感じることは少ない
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病的窃盗とは
クレプトマニア(病的窃盗、窃盗症)とは、物を盗みたいという衝動・欲求を制御できず、コントロールできなくなる病気です。盗った物は個人的な用途や金儲けのために必要とされないことが多く、捨ててしまったり、隠したり、常に貯めておいたり、人にあげたりすることがあります。
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病的窃盗は仲間と一緒に行う
× 単独で行う
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病的窃盗は慢性の経過を辿る。
○ 一時は窃盗の欲求を抑えても、結局は繰り返し、慢性的に窃盗を繰り返す
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病的窃盗について、窃盗は計画的である。
× 窃盗は欲求を抑えられず「衝動的」に行われる(頻出)
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病的窃盗では欲しくてたまらないものが窃盗の対象となる
× 病的窃盗は物を盗む行為そのものが目的化している。盗んだものを捨てたりもする
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病的窃盗が、万引き犯において占める割合
5%程度
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病的窃盗は男女どちらに多いか
女性。男:女 1:3
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病的窃盗に合併する精神疾患
その他の衝動制御の障害、気分障害、不安障害、神経性大食症 パーソナリティ障害
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病的窃盗は、罪の意識が欠如している
× 窃盗に及ぶ前に緊張が高まり、行為に満足するなどの感情は、罪の意識があるからこそ。
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病的窃盗は喪失や分離の体験の後に生じやすい。
○ 窃盗症の心理社会的因子として、喪失体験、分離、重要な関係性の終焉などの対象喪失にまつわるストレスがある
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病的賭博は、男性女性どちらが多いか
男性。 男:女 3:1
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病的賭博の発症年齢は、男性より女性の方が遅い
〇 中年以降の発症は女性の方が多い(おばさんになるとパチンコに行っても恥ずかしくない、と覚える)
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病的賭博は、特定の友人と賭博を行うことが多い
× 公営ギャンブルが最も多い
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病的賭博は血小板モノアミン酸化酵素(MAO)活性が高い
MAOは、セロトニン活性のマーカーである。ギャンブラーはMAO活性が低下している
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病的賭博はパーソナリティ障害のどのクラスターと関連が深いか
クラスターB(自己愛性、反社会性、境界性PD)
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病的賭博は苦痛の気分の時に賭博をすることが多い
○
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病的賭博はフルボキサミンの有効性が報告されている
○ クロミプラミン、フルボキサミンなどのSSRI,カルバマゼピン、トビラマート、炭酸リチウムなどの気分安定薬、非定型抗精神病薬なども用いられている
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病的賭博には躁病エピソードによるものも含まれている
× MDIは除外診断である
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病的賭博における自助組織2つ
GA(Gamblers Annonimous) Gam-Amon
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病的賭博における匿名ピアグループへの定着率は低い
○ 脱退する人が多い
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病的賭博における集団療法は、看過的、鼓舞的な視点で行われる
○ 元々アルコール依存症の治療を手本に発展した。
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病的賭博では、借金を家族が肩代わりすると治療意欲が高まる
× さらにギャンブルにのめり込む
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病的賭博では、家族に賭博行為を知られると、患者自ら治療を求める傾向がある
× 自ら来ることはほとんどない
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病的賭博において、あゝ洞察志向的な精神療法を導入する基準
賭博行為が3ヶ月以上ないこと
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病的賭博について、就業していないことは発症のリスクファクターとなる
× お金がないのでむしろなりにくいと覚える
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病的賭博について、ADHDは発症のリスクファクターである
○ 衝動性がギャンブル障害のリスクを高める
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露出症は患者のほとんどは異性愛者である
○ 患者のほとんどが異性愛の男性である
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露出症は、性的不能(インポテンツ)の代償行為である
× 普通にパートナーと性行為を行うこともある
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窃視症において、最初の窃視行動は幼少期に認められる
○ ただし子供はみんな覗くこともあるので、診断は18歳以上からしか下さない、
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窃視症の精神力動的には、攻撃性の発露という意味合いがある
プライバシーを侵害することで、密やかに相手を屈服させるという意味合いがあるとされる
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ICD-10の性嗜好障害に含まれるもの(見るだけ)
1 F65.0 フェティシズム (1) 2 F65.1 フェティシズム的服装倒錯症 (1) 3 F65.2 露出症 (1) 4 F65.3 窃視症 (1) 5 F65.4 小児性愛 (1) 6 F65.5 サドマゾヒズム (3) 7 F65.6 性嗜好の多重障害 (1) 8 F65.8 その他の性嗜好の障害 (3) 9 F65.9 性嗜好の障害,詳細不明 (4)
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両性役割服装倒錯症はICD-10の性嗜好障害に含まれるか
含まれない(ひっかけ) 両性役割服装倒錯症は一時的に異性体験をしたい(異性の衣服を着用するなど)もので、性同一性障害にカテゴライズされる
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病的放火と関連のある精神疾患(見るだけ)
★ADHD ★アルコール濫用、性機能不全、★知的障害、個人的欲求不満、適応障害、素行症。そのが最近ではうつ病、双極性障害、境界性パーソナリティ障害などとの関連も指摘。性機能不全は欲求不満を放火で発散していると覚える。精神発達地帯も出題歴あり。統合失調症、社会恐怖とは関連性が低い。
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放火を命じる幻聴により放火を繰り返す場合は病的放火に含まれるか
含まれない
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反社会的なパーソナリティ傾向は病的放火に含まれるか
含まれない
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病的放火は火を見ることへの強い興味がある
〇
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病的放火は、放火直前の緊張と実行直後に強い興奮を覚える
○
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病的放火の診断基準(見るだけ)
金銭を得ること、復讐あるいは政治的過激主義のような、いかなる明確な動機もなしに繰り返し放火すること。 火災を見ることに対する強い興味。 そのような行為の前に緊張の高まりを感じ、実行直後には強い興奮を覚えると述べること。
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フェティシズムは男性女性どちらに多いか
ほとんど男性に見られるが、女性に起こる場合もある
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フェティシズム的空想がある場合は診断基準に含まれる
× 空想だけでは診断基準に当てはまらない。実際に行動化したり、苦痛や、社会的機能の障害という形で事例化している場合にフェティシズムに該当する
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フェティシズムの対象は生き物であることが多い
生き物ではなく物体である。靴下、下着など
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フェティシズム的服装倒錯症は性同一性障害である
× 性嗜好障害の一つ。性同一性障害に該当するのは両性役割服装倒錯症
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フェティシズムについて、フェティシズムの対象がないと性的興奮を得られない
○
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フェティシズム的服装倒錯症は、ライフサイクルの早い段階から始まる
○ 小児期から始まる場合が多い
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フェティシズム的服装倒錯症は、異性の服装を着用していない時でも異性を思わせる振る舞いをする
× 普段は、見かけも職業も極めて男性的
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児童思春期の性同一性障害について女性と男性どちらが多いか
男性
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児童思春期の性同一性障害では、反対の性別の遊び友達を好む
○ 男性の婆愛、女の子と遊び、人形遊びなどを好む
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児童思春期の性同一性障害について、自覚するのはいつ頃か、
はっきりと思春期以前、多くは小児期早期に明らかとなる
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児童思春期の性同一性障害について、成人後にトランスジェンダーを自認する傾向がある
〇
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詐病と虚偽性障害(ミュンヒハウゼン)の違い
詐病は賠償を確保したり司法の目を逃れるなど、利益を得るために行っていますが、ミュンヒハウゼン症候群(作為症/虚偽性障害)はその行動に対して明らかな外的報酬が認められない、同情を買うためという違いがあります。
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虚偽性障害は病院を転々とする傾向がある
〇
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虚偽性障害(ミュンヒハウゼン)は医学的な治療の対象とならない
× 精神医学的な治療の必要性を考慮する
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虚偽性障害(ミュンヒハウゼン)では治療者の逆転移が起こりやすい
○ 特に敵意や軽蔑などの陰性の逆転移に注意する
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転移と逆転移
過去に誰かに抱いた感情を,患者さんが現在の医療者に投影することを「転移」と呼びます。一方,医療者が自分の感情を患者さんに向けることを「逆転移」と呼びます ...
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虚偽性障害(ミュンヒハウゼン)には支持的精神療法が有効である
× 確立した治療法はない
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虚偽性障害は他人についても病気を装うことがある
○ たとえば自分の子供の検査結果を捏造したりする。虚偽性障害は、①自らに負わせる作為症 と ②他者に負わせる作為症 に分けられる
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抜毛症に有効な非薬物療法
認知行動療法 認知行動療法は、患者様の抜毛行為に対する考え方や感じ方を変えることを目的としており、習慣逆転法という手法が特に効果的であるとされています。 習慣逆転法では、抜毛行為の引き金となる状況や感情を特定し、それに対する新しい対処法を学ぶことが重要です。(毛を抜くのはテストのストレスがあるから→毛を抜くよりも単語を一つ覚えたほうがいいぞ)
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抜毛症 病的窃盗 病的賭博 露出症 窃視症 病的放火 フェティシズム 性同一性障害
虚偽性障害