-
貿糴
2501
ぼうてき
交易。〈字通〉
-
皴皺
2502
しゅんしゅう
┌しわ。〈字通〉
┌1.しわ。
└2.筆法の一。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
-
髀胝
2503
ひち
股(モモ)肉が、厚く堅くなったもの。しりだこ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
鳧舫
2504
ふほう
┌かもの形の舟。鳥舟。〈字通〉
┌カモの形をした舟。≒鳧船、鳧舟〈漢辞海〉
-
雛雉
2505
すうち
キジのひな。〈新漢和大字典〉
-
嗚嗚
2506
おお
┌声をはりあげるさま。歌うとき、泣くときなどに用いる。〈漢字源〉
┌1.歌う声のさま。
└2.むせぶような声のさま。〈漢辞海〉
-
内郤
2507
ないげき
┌国内または家内のうちわもめ。≒内訌、内乱〈字源〉
┌内部の仲たがい。≒内隙〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
-
緝穆
2508
しゅうぼく
┌人々を集めて仲良くさせる。≒輯穆〈漢字源〉
┌≒緝睦、緝和
├1.仲睦まじくさせる。
└2.仲良くする。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
-
綰轂
2509
わんこく
┌統べくくること。〈新大字典〉
┌道路の集まる要所。また、その要所を控制する。〈字通〉
-
耄耋
2510
ぼうてつ
┌衰え弱った老人。おいぼれ。〈新漢和大字典〉
┌老年。八十を耋という。〈字通〉
★耄耋の年…80~90歳。
◇漢字ペディア小見出し
-
嚶嚶
2511
おうおう
┌1.鳥が調子よくより鳴くさま。また、鳴き交わすさま。
└2.友人どうしが、仲良く励まし合うことのたとえ。〈漢字源〉
┌1.鳥が互いに鳴き合うさま。
└2.友人どうしが声を出してはげまし合うこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
阜螽
2512
ふしゅう
┌いなご。稲虫。〈漢字源〉
┌いなご。〈字通〉
┌いなご。〈字源〉
-
恬豁
2513
てんかつ
┌欲がなくて、あけすけである。〈漢字源〉
┌心がやすらかにひろし。〈字源〉
-
鉢盂
2514
はつう
┌(仏)僧侶の用いる食器。≒鉢釪〈漢字源〉
┌僧の食器。〈字通〉
-
郢斧
2515
えいふ
┌詩文の添削を人に請うときに用いる語。〈大辞泉〉
┌詩文の添削を頼むときに使う語。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
緝熙
2516
しゅうき
┌光の明るいさま。徳があり広く知れわたることのたとえ。〈漢字源〉
┌ひかりかがやく。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
-
孛彗
2517
はいすい
┌ははきほし。〈字源〉
┌彗星。〈字通〉
-
噬螫
2518
ぜいせき
かみ刺す。〈字通〉
-
枯竭
2519
こけつ
┌乾いてひからびること。水分がなくなり乾燥すること。〈大辞泉〉
┌かれてなくなる。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
-
韋篋
2520
いきょう
┌皮製のはこ。〈字通〉
┌なめしがわのはこ。〈新大字典〉
-
耋艾
2521
てつがい
┌老人。また、老少。〈字通〉
┌年寄りと若者。一説に、老人。〈新大字典〉
┌高齢の人。〈漢辞海〉
-
飴漿
2522
いしょう
┌飴汁〈字通〉
┌あめのしる。〈字源〉
-
詆訐
2523
ていけつ
┌1.欠点を暴いて、とことんまでつきつめる。
└2.そしる。人のことを馬鹿にする。〈漢字源〉
┌あばく。〈字通〉
┌他人をそしり、欠点をあばく。〈漢辞海〉
-
髦髫
2524
ぼうちょう
┌さげがみの子ども。〈新漢和大字典〉
┌さげがみのこども。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
艘楫
2525
そうしゅう
┌舟のかい。〈字通〉
┌ふねとかじ。また、ふねのかい。〈新大字典〉
-
太簇
2526
たいそう
┌≒大簇
├1.陰暦一月の異名。
└2.中国音楽の十二律の三番目の音。日本の十二律の平調(ヒョウジョウ)にあたる。〈漢字ペディア〉
┌≒大簇
├1.中国音楽十二律の第三律。日本十二律の平調(ヒョウジョウ)に相当する。
└2.陰暦一月の異称。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
-
蒼旻
2527
そうびん
┌あおぞら。〈漢字源〉
┌あおぞら。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
-
月暈
2528
げつうん
┌月のかさ。月のまわりに見える光の輪。〈漢字源〉
┌「月暈(ツキガサ)」に同じ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
蹲鴟
2529
そんし
┌1.芋。うずくまった鴟(フクロウ)に形が似ていることから。
├2.橋の柱の下の砂の中に入れる横木。
└3.指で拳をやるときの親指。〈新漢和大字典〉
┌サトイモの別称。鴟(フクロウ)がうずくまっている形に似ているのでいう。〈漢辞海〉
┌芋の異名。芋頭の形の似たるが故。〈字源〉
★蹲鴟を羊と為す・・・無学の者が早のみこみして間違えることのたとえ。〈新明解故事ことわざ辞典〉
-
頃筐
2530
けいきょう
┌へりが後方で高く前方で低くて、ななめになっているかご。〈漢字源〉
┌一方が低いかご。草摘み用。〈字通〉
┌かごの一種。縁の一方が高く、一方が低い。〈新大字典〉
◇漢字ペディア下付き
-
櫛梳
2531
しっそ
髪をくしけずる。〈漢字源〉
-
鋤犂
2532
じょれい
┌すき。〈新大字典〉
┌すき。〈字通〉
┌1.すき。
└2.農作業。〈漢辞海〉
-
訛舛
2533
かせん
┌まちがう。また、まちがい。〈新漢和大字典〉
┌あやまりたがう。〈字通〉
-
豢圉
2534
かんぎょ
┌飼育する。〈字通〉
┌牛や馬を飼うところ。〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
-
黄檗
2535
おうばく
┌ミカン科の落葉高木の一種。きはだ。〈漢字源〉
┌1.キハダの別称。またキハダの樹皮からとった染料および生薬。黄檗(キハダ)
└2.「黄檗宗」の略。曹洞宗・臨済宗とともに日本三大禅宗の一派。江戸時代、中国、明(ミン)から渡来した隠元(インゲン)が京都の万福寺を建てて広めた。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
盪尽
2536
とうじん
あらい流したようにすっかりなくなる。〈漢字源〉
-
笄冠
2537
けいかん
┌笄(コウガイ)と冠。男女ともに成人の礼をあげること。〈漢字源〉
┌男女成人の礼。〈字通〉
-
良耜
2538
りょうし
よいすきぐわ。〈新大字典〉
-
糾黜
2539
きゅうちゅつ
┌罪をただして、しりぞける。〈漢字源〉
┌罪をただして排斥する。〈漢辞海〉
-
沮遏
2540
そあつ
┌おしとどめる。阻止する。〈字通〉
┌進んでくるのを食い止める。〈新漢和大字典〉
┌さえぎりとどめること。妨害すること。そあつ。≒阻遏〈日本国語大辞典〉
-
涎蝣
2541
せんゆう
なめくじ。〈字通〉
-
鳶唳
2542
えんれい
とびが鳴く。〈字通〉
-
水獺
2543
すいだつ
┌1.獣の名。かわうそ。
└2.中国南部の水上生活者を、いやしめていう言葉。蜑戸。〈漢字源〉
┌かわうそ。〈字通〉
-
閹尹
2544
えんいん
┌宦官(カンガン:去勢された男子で貴族や宮廷に仕えた者)の長。〈字通〉
┌1.宦官を管理する官。
└2.宦官。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
-
澆訛
2545
ぎょうか
┌軽薄で偽りが多い。〈漢字源〉
┌軽薄で誠意のないこと。〈新大字典〉
-
閑澹
2546
かんたん
ゆったりしていて欲がないこと。〈漢字源〉
-
黝黝
2547
ゆうゆう
1.うすぐろいさま。
2.樹木がこんもりと茂ってうすぐらいさま。〈新漢和大字典〉
-
灑泣
2548
さいきゅう
┌はらはらと涙を流す。〈漢字源〉
┌なみだをぬぐう。≒灑涙〈漢辞海〉
-
鵜獺
2549
ていだつ
┌鵜と、かわうそ。〈字通〉
┌がらんちょうと、かわうそと。共に魚を捕らえ食うもの。〈字源〉
-
艱窶
2550
かんく
貧しく苦しむ。〈字通〉
-
蓼穂
2551
りょうすい
┌タデの花。蓼花。〈新漢和大字典〉
┌たでの花。〈字通〉
┌たでの花。〈新大字典〉
-
刱傷
2552
そうしょう
傷つける。また、傷。〈漢字源〉
-
頌歎
2553
しょうたん
感心してほめたたえる。〈新漢和大字典〉
-
艱屯
2554
かんちゅん
┌険阻なこと。また、困難なこと。〈新大字典〉
┌行き悩む。〈字通〉
★「屯」には二通りの音読みがある。
├『屯:トン…たむろする。重さの単位(≒瓲・噸)。』
├『屯:チュン…行き悩む。』
└熟語は勿論「トン」読みが多い。「チュン」読みは「屯蹇(チュンケン)」・「艱屯(カンチュン)」が主である。
-
呵欠
2555
かけん
あくび。〈漢字源〉
-
鼻哂
2556
びしん
┌鼻でわらう。せせらわらう。〈漢字源〉
┌せせら笑い。〈字通〉
┌鼻でせせら笑う。〈漢辞海〉
┌せせらわらい。〈字源〉
◇漢字ペディア下付き
-
碩鼠
2557
せきそ
┌大鼠。搾取する領主にたとえる。〈字通〉
┌1.大きな鼠。
└2.「詩経」魏風の篇名。重税を取る君主をおおねずみにたとえて歌った詩。〈新大字典〉
-
啜汁
2558
せつじゅう
甘い汁を吸う。他人の力で利益を得る。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
喟焉
2559
きえん
嘆息をつくさま。〈漢字源〉
-
倩眄
2560
せんべん
美人の、愛らしい口もとと、美しい目つき。〈漢字源〉
-
酣豢
2561
かんかん
酒や、うまい物を飲み食いして、ぜいたくに暮らす。〈漢字源〉
-
耿耿
2562
こうこう
┌1.小さくちかちかと輝くさま。
└2.目がちかちかとさえて眠れないさま。〈新漢和大字典〉
┌目がさえて寝られない。〈字通〉
-
艾餠
2563
がいへい
┌よもぎ餅。〈字通〉
┌よもぎもち。〈字源〉
┌よもぎの若葉をゆで混ぜてついた餅。〈新大字典〉
-
黯湛
2564
あんたん
┌うすぐらくて、はっきりしないこと。〈新漢和大字典〉
┌うすぐらい。〈字通〉
-
目眥
2565
もくし
まなじり。〈字通〉
-
酥酪
2566
そらく
┌酥と酪。ともに、牛や羊の乳を煮て、つくったもの。〈漢字源〉
┌乳製の飲み物。〈字通〉
-
頷頤
2567
がんい
あごでうなずく。〈漢字源〉
-
耿燿
2568
こうよう
かがやく。〈字通〉
-
花鬘
2569
けまん
┌1.糸で花をつづった飾り。インド・西域の人が首や胸に付けた。
└2.(仏)仏像・仏前にかける飾り。金・銅でつくり、花鳥・天女などをすかし彫りしてある。≒華鬘〈漢字源〉
┌仏堂内陣の欄間などにかける荘厳具。金・銅・革などを材料に、花鳥・天女などを透かし彫りにする。〈大辞林〉
-
蓬艾
2570
ほうがい
┌よもぎ。〈漢字ペディア〉
┌よもぎ。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
-
黯澹
2571
あんたん
┌うすぐらいこと。〈新漢和大字典〉
┌うすぐらい。〈字通〉
-
蕘竪
2572
じょうじゅ
┌しばを刈る子ども。〈新漢和大字典〉
┌草刈る童。〈字通〉
┌草を刈る子ども。〈新大字典〉
-
乞丐
2573
きっかい
┌人を押しとめて物乞いすること。また、その人。〈漢字源〉
┌物ごいをすること。また、その人。こじき。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
亀筴
2574
きさく
占いに用いるかめと、めどぎと。〈字源〉
-
蟾酥
2575
せんそ
┌ヒキガエルなどの皮膚腺の分泌物。漢方で強心・鎮痛薬に用いる。〈大辞泉〉
┌生薬の一つ。ヒキガエルなどの皮膚腺(セン)の分泌液からつくられる。強心剤などに用いる。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
龐錯
2576
ほうさく
┌もやもやと、入り乱れるさま。〈漢字源〉
┌紛乱する。〈字通〉
-
徼循
2577
きょうじゅん
┌見回って取り締まる。巡回する。〈漢字源〉
┌みまわること。めぐること。徼巡。〈新大字典〉
┌巡察する。≒徼巡〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
-
耆艾
2578
きがい
┌1.老人。
├2.徳の高い人。
└3.恩師のこと。〈漢字源〉
┌としより。艾は五十。老師・尊者をいう。〈字通〉
┌1.老人。
└2.賢者。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
-
松蕈
2579
しょうじん
マツタケ。〈新漢和大字典〉
-
乞食
2580
こつじき
┌1.僧侶が修行のために人家の門前で経文を唱え、施しを受けること。また、その僧侶。
└2.こじき。〈漢字ペディア〉
┌1.僧侶が修行のため、人家の門前に立って、食を請い求めること。また、その僧。托鉢(タクハツ)。分衛(ブンエ)。
└2.「こじき」に同じ。〈大辞泉〉
★音読みの大問で「こじき」と読み誤らないこと。
◇漢字ペディア大見出し
-
悁悁
2581
えんえん
┌心が晴れ晴れしないさま。心が結ぼれるさま。〈漢字源〉
┌1.憂えるさま。
├2.腹をたてるさま。
└3.親切で丁寧なさま。〈漢辞海〉
-
惶悚
2582
こうしょう
┌おそれつつしむ。〈漢字源〉
┌おそれる。〈字源〉
-
芝艾
2583
しがい
┌霊芝と、よもぎ。高貴なものと下賤な者とのたとえ。貴賤。〈漢字源〉
┌貴賤。〈字源〉
-
香蕈
2584
こうじん
シイタケ。〈新漢和大字典〉
-
俄頃
2585
がけい
┌しばらくの間。〈漢字源〉
┌にわかに。急に。しばらく。瞬時。俄刻。〈新大字典〉
◇漢字ペディア下付き
-
追躡
2586
ついじょう
┌あとから追うこと。追跡。〈大辞泉〉
┌足あとをたどって、追いかける。〈漢辞海〉
┌あとから追いかけること。追跡。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
搤殺
2587
やくさつ
首を絞めてころす。〈漢字源〉
-
頽弛
2588
たいし
おきてなどが、ゆるみすたれる。〈新漢和大字典〉
-
聒耳
2589
かつじ
┌わいわいとやかましい。〈新漢和大字典〉
┌耳にかまびすしい。〈字通〉
-
鍼艾
2590
しんがい
┌鍼灸。〈字通〉
┌1.治療に用いるはりと、もぐさ。
└2.転じて、いましめ。教訓。〈漢字源〉
-
蠡実
2591
れいじつ
ネジアヤメの漢名。中国原産のアヤメ科の多年草。〈新漢和大字典〉
-
杳靄
2592
ようあい
┌ふかくくらい。〈字通〉
┌深いもや。〈日本国語大辞典〉
┌
-
箚青
2593
さっせい
┌いれずみ。ほりもの。〈字通〉
┌皮膚に朱などの色を針で刺し入れ、模様などをあらわしたほりもの。いれずみ。≒刺青〈漢字源〉
┌皮膚に針や刃物で傷をつけ、色素を刺し入れる彫り物。入れ墨。≒刺青(シセイ/いれずみ)〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
軋伊
2594
あつい
糸車の音。〈字通〉
-
榜笞
2595
ぼうち
┌罪人を右と左の両側からむちでうつ。〈漢字源〉
┌罪人をむちで打って拷問する。≒榜掠(ボウリョウ)、榜捶、榜楚〈漢辞海〉
-
賈衒
2596
こげん
┌1.掛け値をつけて商売をすること。
└2.店で商売をすることと、行商すること。〈新漢和大字典〉
┌ものを買う。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
-
欠債
2597
けんさい
負債。〈字通〉
★「欠(ケン)」は常用漢字の「欠(缺:ケツ)」とは別字。
├『欠(ケン)・・・あくび。』
└『欠(缺:ケツ)・・・欠ける。休む。』
-
簪裾
2598
しんきょ
┌1.冠をとめるかんざしと、着物のすそ。
└2.転じて、役人や高い位の人の服装。〈漢字源〉
┌貴人の服。〈字通〉
┌かんざしと衣のすそ。転じて、高官の服。衣冠。〈新大字典〉
-
狷隘
2599
けんあい
┌気が短く、心がせまい。〈字通〉
┌気短で、心が狭い。〈漢字源〉
-
薀崇
2600
うんしゅう
┌高く積み上げる。〈新漢和大字典〉
┌高く積み上げる。〈字通〉
-
倅弐
2601
さいじ
┌副官。〈字通〉
┌補佐の官。副官。〈漢辞海〉
-
湍悍
2602
たんかん
┌水勢がはやく強いこと。〈字通〉
┌水流が急で激しいこと。〈新大字典〉
-
醂柿
2603
りんし
┌酒を使って渋を去ったたる柿。〈新漢和大字典〉
┌さわしがき。〈漢辞海〉
-
潸焉
2604
さんえん
┌涙の流れるさま。〈字通〉
┌涙の流れるさま。≒潸然〈新大字典〉
-
鬨声
2605
こうせい
ときの声。〈字通〉
-
颯灑
2606
さっさい
┌1.風が草木に吹き付ける音。
└2.ひらひら舞うさま。〈漢辞海〉
┌風が物を吹き動かすこと。〈新大字典〉
┌風の吹き散らす意。〈字源〉
-
蠹蝕
2607
としょく
┌虫が食う。むしばむ。〈漢字源〉
┌むしばむ。〈字通〉
-
匯兌
2608
かいだ
為替を現金にする。また、為替。〈新漢和大字典〉
★兌・・・非常に音読みの多い漢字の一つ。以下一覧。
├『兌:ダ・・・とりかえる。また、易の八卦の一。』
├『兌:エツ・・・よろこぶ。≒悦』
├『兌:エイ・・・するどい。≒鋭』
├『兌:タイ・・・脱(タイ)に同じで、ゆるやかなさまの意か。音熟語見当たらず。義不明。』
└熟語では「ダ」の用例が多い。「兌換(ダカン)」・「発兌(ハツダ)」
◇漢字ペディア小見出し
-
黻冕
2609
ふつべん
┌礼服の、ひざかけとかんむり。〈新漢和大字典〉
┌ひざかけと、かんむり。礼服。〈字通〉
-
箚記
2610
さっき
┌書物を読んだ感想を、随時書き記した物。〈漢字源〉
┌読書して得た感想や考えなどを、随時しるしたもの。随想録。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
醢醯
2611
かいけい
┌発酵させた肉の塩漬け。〈新漢和大字典〉
┌しおからと酢の物。〈字通〉
-
縻鎖
2612
びさ
┌くさり。〈字通〉
┌くさりをつなぐこと。〈新大字典〉
-
黼座
2613
ふざ
黼扆(フイ・ホイ:黒と白に塗り分けた斧の形を描いた屏風)のあるところ。天子の御座所のこと。〈新漢和大字典〉
-
咎殃
2614
きゅうおう
差し障り。災難。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
薈蔚
2615
わいうつ
┌1.草木がこんもりと茂るさま。
├2.雲がもくもくとわきおこるさま。
└3.雲や霧がたちこめてうるおいがあること。〈新漢和大字典〉
┌雲霧が立ち込めるさま。草木が生い茂る。〈字通〉
┌1.雲や霧が立ち込めているさま。
└2.草木が盛んに茂るさま。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
-
啜泣
2616
てっきゅう
┌すすり泣く。〈漢字源〉
┌しゃくりあげて泣く。
◇漢字ペディア小見出し
-
鴉軋
2617
ああつ
┌轆轤(ロクロ)や舟の櫓(ロ)、門の扉などを開閉するときに出る音。ぎしぎし。〈漢字源〉
┌船の櫓(ロ)や門の扉などが、ぎしぎしときしむ音。〈漢辞海〉
-
鬱鬯
2618
うっちょう
┌1.香草の一つ。鬱金香(ウッコンコウ)のこと。それをまぜて酒によい香りをつけるのに用いた。
└2.鬱金香をまぜてつくった香酒。祭りに用いた。〈新漢和大字典〉
┌鬱金香で香をつけた酒。祭祀に用いる。〈字通〉
┌鬱と鬯。ともに香草の名。〈新大字典〉
-
曠劫
2619
こうごう
┌仏語。きわめて長い年月。〈大辞泉〉
┌仏語。非常に長い年月。永劫。≒広劫〈日本国語大辞典〉
-
妹倩
2620
まいせん
妹の婿。〈漢字源〉
-
追賁
2621
ついひ
┌死者の供養をして、その功徳を飾ること。追善。〈大辞泉〉
┌死者の供養をして、その功徳を飾ること。追善。〈日本国語大辞典〉
★「賁」には三通りの音読みがある。
├『賁:ヒ…かざる。かざり。』
├『賁:ホン…1.はしる。(≒奔)2.いさむ。』
├『賁:フン…おおきい。おおきくふくれる。』
└熟語で注目すべきは「ヒ」を用いる書き問題でも出そうな「賁臨(ヒリン)」。「フン」を用いる熟語は少ない。
-
妝幺
2622
しょうよう
作り話。〈字通〉
-
醪醴
2623
ろうれい
1.にごりざけ。
2.(漢方)薬酒。〈新漢和大字典〉
-
洽浹
2624
こうしょう
┌1.広く行き渡る。知識・学問などにあまねく通ずる。
2.あまねくしみこむ。あまねく潤う。〈新漢和大字典〉
┌ゆきわたる。〈字通〉
-
縹醪
2625
ひょうろう
うすい藍色をしたにごり酒。〈新漢和大字典〉
-
鬻売
2626
いくばい
物を売る。商売をする。あきなう。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
卦筮
2627
かぜい
┌八卦の占い。占い。〈新漢和大字典〉
┌易の占い。〈字通〉
-
聿懐
2628
いっかい
┌1.心に思う。懐かしがる。
└2.先王の徳を胸に抱いて、人民を安んずる。〈新漢和大字典〉
┌述べて思う。先王の美徳を修め、人民の心を安らぐ。〈字通〉
-
芻豢
2629
すうかん
┌草食の家畜と、穀食の家畜。〈新漢和大字典〉
┌まぐさを食う牛馬、穀を食う犬豕の属。祭祀の犠牲とする。〈字通〉
-
怛然
2630
だつぜん
┌1.はらはらするさま。
└2.心をいため悲しむさま。〈漢字源〉
┌驚くさま。おそれるさま。また、いたみかなしむさま。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
-
狠恣
2631
こんし
┌心がねじけていて、気ままなこと。〈漢字源〉
┌心がねじけて勝手気ままなこと。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
-
軫悼
2632
しんとう
┌天子がかなしみなげく。〈字通〉
┌人の死などを悼み悲しむ。〈漢辞海〉
-
肄習
2633
いしゅう
┌練習する。〈字通〉
┌実際に練習する。〈新漢和大字典〉
-
軼材
2634
いつざい
≒逸材〈新漢和大字典〉
-
篋笥
2635
きょうし
┌文書や衣類などを入れるはこ。〈字通〉
┌書物や衣服などを入れるはこ。〈漢字源〉
-
揄袂
2636
とうべい
┌ふところの中に手を入れて、たもとの中で探る格好で行くこと。〈漢字源〉
┌袂(タモト)を垂れること。また、袂の中に手を入れること。〈新大字典〉
-
阨巷
2637
あいこう
┌せまい通り。せまい路地。〈新漢和大字典〉
┌狭苦しい町。〈漢辞海〉
-
荊璞
2638
けいはく
┌荊山から産する璞(玉の原石)。荊山璞。すぐれた資質にたとえる。〈漢字源〉
┌荊山の璞玉。美質あるにたとえる。〈字通〉
-
賽饌
2639
さいせん
┌お礼のために、神仏に供える食べ物。〈新漢和大字典〉
┌お供え。〈字通〉
-
賺騙
2640
たんへん
だます。〈字通〉
-
釁孼
2641
きんげつ
禍難。〈字通〉
-
暈繝
2642
うんげん
┌繧繝。同じ色を濃から淡へ、淡から濃へと層をなすように繰り返す彩色法。中国西域から伝わり、主に宝相華などの文様を表す。赤・青・緑・紫などの色を用い、奈良・平安時代の仏画、寺院の装飾や染織などに用いられた。繧繝彩色。〈大辞泉〉
┌同系色による彩色法。色の並びをだんだんと濃くしていく方法。≒繧繝〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
飄泛
2643
ひょうはん
┌1.物がひらひらと浮かぶ。
└2.あてもなくさまよう。〈新漢和大字典〉
┌浮かびさすらう。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
-
﨟纈
2644
ろうけち
文様染めの一。布帛(フハク)に蝋で文様を描き、染液中に浸したあとで蝋を取り除くもの。型で蝋を押して文様を表したものが多い。日本には中国を経て伝わり、奈良時代に盛行した。蝋染め。ろうけつ。〈大辞泉〉
-
桓楹
2645
かんえい
┌天子・諸侯の棺を墓穴に下ろすとき気を石碑のように四方に立てたもの。〈新大字典〉
┌棺を下ろすため、墓穴の四隅に立てる柱。柱頭に穴をあけ、紐を通して静かに下ろす。のち石柱を立て、碑銘を刻するようになった。木柱には宮廟の柱頭のように雕飾を加えた。〈字通〉
-
喋囁
2646
ちょうしょう
┌私語。〈字通〉
┌ささやく。≒沾囁、私語〈字源〉
-
瞿麦
2647
くばく
┌秋の七草の一つ。なでしこ。〈漢字源〉
┌なでしこ。〈字通〉
-
籒篆
2648
ちゅうてん
漢字の書体の一つ。籒が作ったものという。字画が煩雑で、装飾的な書体。古籒・籒書・籒文ともいう。秦の李斯のつくった小篆に対して、大篆ともいう。〈漢字源〉
-
疵釁
2649
しきん
┌1.きずと、われめ。
└2.つみや、とが。〈漢字源〉
┌1.あやまち。欠点。
└2.人間関係の亀裂。〈漢辞海〉
-
窮阨
2650
きゅうやく
┌困窮する。〈字通〉
┌くるしむ。≒窮厄〈字源〉
-
飆塵
2651
ひょうじん
┌突風の突き上げるつちぼこり。風塵。〈新漢和大字典〉
┌風に舞う塵。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
-
苟偸
2652
こうとう
┌一時しのぎの安楽をむさぼる。〈新漢和大字典〉
┌一時の安逸をむさぼる。〈字通〉
┌一時の安楽をむさぼる。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
-
燔柴
2653
はんさい
┌しばを焼いて天を祭ること。〈新大字典〉
┌柴の上に玉帛(ギョクハク)・いけにえなどをのせ、その柴を燃やして天をまつる。また、その儀式。〈漢字源〉
┌天を祭る儀式。祭壇に薪を積み、その柴の上に玉帛や生け贄をのせ、焼いてその気を天まで届かせるという儀式。≒燔燎〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
-
薜蔓
2654
へいまん
まさきのかずらのつる。〈字通〉
-
熙怡
2655
きい
┌和らぎよろこぶ。〈字通〉
┌和らぎよろこぶこと。〈新大字典〉
-
愆釁
2656
けんきん
┌仲違い。〈字通〉
┌仲違い。仲の悪いこと。〈新大字典〉
-
繞膝
2657
じょうしつ
膝にまとわりつく。〈字通〉
-
坤垠
2658
こんぎん
地の果て。〈字通〉
-
偈頌
2659
げじゅ
┌仏の徳をたたえる詩。偈。〈漢字源〉
┌(仏)韻文体の経文。また、仏教の教えを詩の形式で表したもの。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
贄敬
2660
しけい
┌はじめて、先生のところに入門するとき、持っていく手土産。〈漢字源〉
┌入門の礼。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
-
涌湍
2661
ようたん
┌水がわきたって激しくながれるさま。〈新漢和大字典〉
┌激流。〈字通〉
-
誄讃
2662
るいさん
しのびごと。生前の事功をたたえる弔辞。〈字通〉
-
偸取
2663
とうしゅ
┌そっと中身を奪い取る。〈漢字源〉
┌一時にむさぼりとる。〈字通〉
-
贅婿
2664
ぜいせい
┌入り婿。〈大辞泉〉
┌1.養子。入り婿。結婚して女の家に入る。中国では、卑しまれた。
└2.卑しい身分の人。〈漢辞海〉
★中国で入婿のことをいう。夫が妻の家に入ることを卑しんで贅(あまりもの)と称した。贅には質(シチ)の意もあり、貧夫が妻家に金品を納めることができないため、代わりに妻家に質となって労力を提供したので、この名があるという。
-
瞻仰
2665
せんぎょう
┌1.みあげること。
└2.人を尊敬する。〈漢字源〉
┌1.仰ぎ見ること。見上げること。
└2.仰ぎ尊ぶこと。慕い敬うこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
坡塘
2666
はとう
┌堤。〈字通〉
┌土手。堤防。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
繽繙
2667
ひんぱん
┌とぶさま。〈字通〉
┌風が旗を吹くさま。はためくさま。〈新大字典〉
◇漢字ペディア下付き
-
鼻衄
2668
びじく
鼻孔から出血すること。鼻血。〈新漢和大字典〉
-
薺米
2669
せいまい
ヒシモドキの漢名。沼の泥中に根を下ろすゴマ科の多年草。〈新漢和大字典〉
-
衒鬻
2670
げんいく
┌実力以上に誇張して自分の才能を売り込む。〈新漢和大字典〉
┌1.売り払う。たたき売る。衒売。
└2.自分を高く売り込む。衒耀。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
-
偸盗
2671
ちゅうとう
┌1.(仏)十悪の一つ。物を盗むこと。
├2.物を盗むこと。五戒の一つとして禁じられている。
└3.ぬすびと。〈漢字源〉
┌1.(仏)五戒の一つで、人の物をぬすむこと。ぬすみ。
└2.ぬすびと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
瓷器
2672
じき
┌うわぐすりをかけて焼いたかたい焼き物。〈漢字源〉
┌磁器。〈字通〉
┌土器より堅い焼き物。磁器成立以前の原始的なものをさすことが多い。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア小見出し
-
繙覈
2673
はんかく
書物をひもといて、対校(基準とする本文に異本同士をつきあわせて照らし、本文の異同を確かめること。)する。〈字通〉
-
誨猷
2674
かいゆう
はかりごと。〈字通〉
-
攢簇
2675
さんそう
┌群がりあつまる。≒攢叢、攢聚〈漢字源〉
┌群がる。〈字通〉
┌群がり集まる。≒攢叢、攢聚〈漢辞海〉
-
倚藉
2676
いしゃ
┌頼ること。たのみとすること。よりかかること。〈漢字ペディア〉
┌たよる。〈字通〉
┌よること。頼ること。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
-
甃砌
2677
しゅうせい
┌平たい石を敷き詰めたもの。石畳。〈漢字源〉
┌煉瓦・しき瓦をしいたところ。〈字通〉
┌いしだたみ。〈新大字典〉
-
賑贍
2678
しんせん
┌不足した物をほどこして元気づける。〈漢字源〉
┌貧困者、被災者などを救うために金品を施し与えること。贍賑。賑恤。〈日本国語大辞典〉
┌物資を与え、人を救う。≒贍給〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
-
饑餒
2679
きだい
┌うえる。〈字通〉
┌うえる。〈字源〉
┌≒飢餓〈新大字典〉
-
襴衫
2680
らんさん
┌すそ飾りのある裳の服。〈字通〉
┌すそべりがついた衣服。〈漢字源〉
-
帝傅
2681
ていふ
┌1.帝王の先生。
└2.宰相のこと。〈漢字源〉
┌1.天子の先生。≒帝師
└2.宰相・太傅の尊称。〈漢辞海〉
-
餔啜
2682
ほせつ
┌飲食。≒餔歠〈字通〉
┌飯を食べたりすすったりする。飲食すること。≒餔歠〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
-
藐玩
2683
びょうがん
軽蔑してあつかう。〈字通〉
-
贓蠹
2684
ぞうと
わいろをむさぼりとる者。〈新漢和大字典〉
-
矜伐
2685
きょうばつ
┌ほこって自慢する。〈漢字源〉
┌ほこる。〈字通〉
┌手柄にして威張る。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
-
擲梭
2686
てきさ
┌1.梭(ヒ)を縦糸の間に投げ入れて機を織る。
└2.梭(ヒ)が動くように時間がたつことのたとえ。〈漢字源〉
┌機を織る。〈字通〉
┌1.機織りで、杼を経糸の間に投げ入れて機を織る。
└2.時のたつのが早いさま。また、頻繁な往来のたとえ。〈漢辞海〉
-
儲胥
2687
ちょしょ
┌1.たくわえ。備蓄。転じて、費用。
├2.かきね。柵欄。
├3.しもべ。僕婢。
└4.漢の宮殿の一つの名。〈新大字典〉
┌1.必要な時の場合に備えておくたくわえ。
├2.軍中のかきね。
└3.召使。〈漢字源〉
-
袞職
2688
こんしょく
┌天子の職。〈字通〉
┌1.天子の職務。転じて、天子のこと。
└2.三公の職務。〈漢字源〉
-
嵩岫
2689
すうしゅう
┌高い山。〈字通〉
┌高い山のほら。〈字源〉
-
甍宇
2690
ぼうう
かわらぶきの家。〈字通〉
-
暫輟
2691
ざんてつ
しばらく休む。〈字通〉
-
莞簟
2692
かんてん
┌いむしろと、たかむしろ。〈漢字源〉
┌いのむしろと、たかむしろ。〈字通〉
┌いむしろと、たかむしろ。〈新大字典〉
-
戡殄
2693
かんてん
┌みなごろしにする。絶滅。〈漢字源〉
┌滅ぼす。〈字通〉
-
蟹胥
2694
かいしょ
かにのひしお。〈字通〉
-
齧噬
2695
げつぜい
┌物をかむ。〈新漢和大字典〉
┌かむ。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
-
涅歯
2696
でっし
┌歯を黒く染めること。また、黒く染めた歯。〈漢字ペディア〉
┌歯を黒く染めること。また、その歯。〈新大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
-
僉謀
2697
せんぼう
みんなで計画をたてる。〈漢字源〉
-
甕牖
2698
おうゆう
┌こわれたかめの口でつくった窓。貧しい家のたとえ。〈漢字源〉
┌甕(カメ)の口を家の窓にする。貧家。〈字通〉
-
輟耕
2699
てっこう
1.耕作を途中でやめる。
2.農業を営むことをやめること。〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
-
簷楹
2700
えんえい
┌のきの柱。〈漢字源〉
┌のき。〈字通〉
-
濬潭
2701
しゅんたん
┌ふかいふち。深淵。〈漢字源〉
┌深いふち。深潭。〈新大字典〉
┌深いうふち。深淵。〈漢辞海〉
-
濬川
2702
しゅんせん
川を深くする。〈字通〉
-
胥蠹
2703
しょと
悪役人。〈字通〉
-
赤幟
2704
せきし
赤い色の旗。〈新漢和大字典〉
-
胙俎
2705
そそ
┌祭りの肉を載せる台。〈新大字典〉
┌祭りのとき神に供える肉をのせる台。〈新漢和大字典〉
┌主人の俎(マナイタ)。〈字通〉
-
鯢桓
2706
げいかん
★鯢桓の審(シン)…クジラが泳ぎまわる大海原の深みのこと。〈新漢和大字典〉
-
来茲
2707
らいじ
┌来年。〈漢字源〉
┌来年。〈字通〉
┌1.来年。
└2.今後。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
-
忍辱
2708
にんにく
仏語。六波羅蜜の第三。侮辱や苦しみに耐え忍び、心を動かさないこと。忍辱波羅蜜。〈大辞泉〉
★柔和(ニュウワ)忍辱…仏法に従い、心やさしく、侮辱や迫害にも耐え忍ぶこと。〈大辞泉〉
-
袗衣
2709
しんい
┌ぬいとりのある衣服。〈漢字源〉
┌天子の着る美しい正装。〈漢辞海〉
-
誣愬
2710
ふそ
┌無実なのに罪があるように偽って訴える。〈新漢和大字典〉
┌偽り訴える。〈字通〉
★漢字ペディアを見れば、「愬」は「ソ」「サク」の二音を載せている。「ソ」は「≒訴」と解釈して、「サク」を意識して覚えてと言いたいところだが優先度は低い。どちらかと言えばこの字は訓読みの方が重要である(膚受の愬え)。
-
凭肩
2711
ひょうけん
肩をよせる。≒憑肩〈字通〉
-
勍勍
2712
けいけい
たけだけしいようす。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
簽押
2713
せんおう
┌署名捺印すること。署名して、印を押すこと。〈漢字源〉
┌署名。〈字通〉
-
禍簒
2714
かさん
┌簒奪されて生じるわざわい。〈漢字源〉
┌簒奪の災い。また、災いと簒奪。〈漢辞海〉
-
胝肩
2715
ちけん
肩にまめができる。〈字通〉
-
藜莠
2716
れいゆう
あかざと、はぐさ。雑草。〈字通〉
-
搏埴
2717
はくしょく
┌陶土をうちこねる。〈字通〉
┌粘土をこねて陶器を作ること。また、陶工。〈新大字典〉
-
誣譖
2718
ふしん
無実のことでそしる。〈字通〉
-
畚築
2719
ほんちく
┌土の運ぶためのもっこと、盛り土をかためるためのかきね。〈漢字源〉
┌版築。〈字通〉
┌土木建築の用具・仕事。〈漢辞海〉
-
苔砌
2720
たいせい
┌こけが一面に生えている石畳。〈漢字源〉
┌こけむした石だたみ。〈新大字典〉
-
拱揖
2721
きょうゆう
┌両手を胸の前で組み合わせて会釈する。〈新漢和大字典〉
┌お辞儀する。〈字通〉
┌両手を胸の前に組んで会釈する。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
-
饂麺
2722
うんめん
汁で煮たうどんの一種。特に、宮城県白石市特産の「うーめん」のこと。〈大辞泉〉
-
老嫗
2723
ろうう
┌年をとって衰え弱った女。〈漢字源〉
┌年をとった女。おうな。老婆。≒老媼〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
-
孳息
2724
じそく
┌生長し、子孫がふえる。〈漢字源〉
┌ふえる。〈字通〉
┌生まれふえる。≒孳生〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
-
関尹
2725
かんいん
関所を守る役人。また、そのかしら。関もり。〈漢字源〉
-
岑蔚
2726
しんうつ
┌山の峰で木が茂った所。〈新漢和大字典〉
┌深く茂った峰。〈字通〉
-
峨髻
2727
がけい
高く結い上げた髪。〈字通〉
-
溷廁
2728
こんし
┌便所。かわや。〈漢字源〉
┌かわや。便所。〈新大字典〉
┌便所。≒溷軒〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
-
存恤
2729
そんじゅつ
┌あわれみ、慰めて救う。慰問・救済する。〈漢字源〉
┌あわれんでねぎらうこと。慰問して恵むこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
撰輯
2730
せんしゅう
┌1.多数の漢文の作品から、すぐれたもの、あるいは、選者の好みに合うものを選んで編集する。また、その書物。
└2.ある人の代表的な著作を択び集めた書物。〈新漢和大字典〉
┌編集する。〈字通〉
-
儁秀
2731
しゅんしゅう
┌才知に優れていること。また、その人。俊英。俊才。≒俊秀〈漢字源〉
┌すぐれてひいでていること。≒俊秀〈新大字典〉
-
夾纈
2732
きょうけち
板で布をしめつけて染める。〈新漢和大字典〉
-
隘
2733
あい
せまい。くびれてせまい。場所が狭い。また、度量がせまい。〈新漢和大字典〉
-
撻笞
2734
たっち
むちでうちのめす。〈漢字源〉
-
斌蔚
2735
ひんうつ
文彩の盛んなさま。〈字通〉
-
趁節
2736
ちんせつ
拍子に合わせる。〈字通〉
-
枸杞
2737
くこ
┌ナス科の落葉小低木。夏、淡紫色の花が咲き、赤い実を結ぶ。若葉は食用。実は薬用。〈漢字ペディア〉
┌ナス科の落葉小低木。〈漢字源〉
┌クコ。〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し
-
柬請
2738
かんせい
招待状。〈字通〉
-
諍論
2739
じょうろん
┌論争すること。論争。〈大辞林〉
┌言い争うこと。論争。〈大辞泉〉
┌互いに意見を主張して、議論すること。議論して、言い争うこと。論争。≒争論〈漢字ペディア〉
┌言い争うこと。議論して争うこと。言い争い。いさかい。≒争論〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
-
趙痩
2740
ちょうそう
┌やせ型の美人のこと。漢の成帝の后、趙飛燕がやせて美しかったことから。〈大辞林〉
┌やせ型の美人。漢の成帝の后、趙飛燕がやせていて美しかったところから。〈日本国語大辞典〉
-
石碣
2741
せっけつ
┌石碑。まるい石碑。〈字通〉
┌1.まるい石碑。
└2.越王が陣中で用いさせた矢の名。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
-
簪纓
2742
しんえい
┌かんざしと冠のひも。転じて、高官の人。〈新大字典〉
┌1.冠をとめるかんざしと、冠のひも。
└2.転じて、高い位。また、高い位の人。〈漢字源〉
┌かんざしと冠の紐。転じて、高位高官。また、その人。公卿。貴族。〈日本国語大辞典〉
-
泓涵
2743
おうかん
┌深い。〈字通〉
┌水を深くたたえているさま。〈字源〉
-
嵐岫
2744
らんしゅう
山気のたちこめる山。〈字通〉
-
眩泯
2745
げんべん
┌目のくらむさまをいう。〈漢字源〉
┌目くらみ。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
-
塵涓
2746
じんけん
┌1.ちりと、しずく。非常に小さいもののたとえ。
└2.自分の行為を謙遜していうことば。〈漢字源〉
┌1.ちりと水滴。極めて微小なことのたとえ。
└2.転じて、自分の行為に対する謙譲語。微衷。微力。〈新大字典〉
-
岐嶷
2747
きぎょく
┌よく立ち上がる。幼くて聡慧なことをいうのに用いる。〈字通〉
┌子供の思慮深いこと。〈新漢和大字典〉
┌1.幼少のころから才知に優れていること。
└2.状貌の卓異なこと。〈新大字典〉
★「岐嶷」で「いこよか」とも読む。姿や形が堂々としていてりっぱなさま。〈漢字ペディア〉
-
脩袂
2748
しゅうべい
┌細長いたもと。〈新漢和大字典〉
┌長袖。〈字通〉
-
杳茫
2749
ようぼう
┌はるかなさま。遠いさま。〈大辞林〉
┌はるかなさま。深く遠いさま。〈日本国語大辞典〉
-
跂踵
2750
きしょう
┌1.つまだつこと。かかとを上げること。
└2.転じて、待ち望むこと。〈新大字典〉
┌1.かかとを上げる。ひたすら待ち望んだり、敬慕するさまをいう。
├2.希望する。待ち望む。
└3.足を上げる間。短時間のたとえ。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
-
辜磔
2751
こたく
┌はりつけにする。〈新漢和大字典〉
┌はりつけ。〈字通〉
-
牙纛
2752
がとう
さおの先に象牙の飾りのある、天子や大将軍の旗。〈大辞泉〉
-
饒贍
2753
じょうせん
┌ゆとりがある。ゆたかでじゅうぶんに足りる。〈新漢和大字典〉
┌ゆたかに足る。〈字通〉
-
脩袖
2754
しゅうしゅう
┌細長いそで。〈新漢和大字典〉
┌長袖。〈字通〉
-
虧喪
2755
きそう
┌欠けてなくなる。欠損。〈新漢和大字典〉
┌欠損する。失う。〈字通〉
-
銜勒
2756
かんろく
┌くつわ。〈字通〉
┌轡(クツワ)。馬銜(クツバミ)。転じて、民を直接に支配する法律、官職など。〈日本国語大辞典〉
┌1.くつわと、おもがい。
└2.制限。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
-
耆叟
2757
きそう
┌老人。〈字通〉
┌老人。〈新大字典〉
-
磔禳
2758
たくじょう
┌犬や家畜の体をひきさいて神にそなえ、わざわいがふりかからないように祈ること。≒磔攘〈漢字源〉
┌犠牲の動物のからだを引き裂いて供え、わざわいをはらう。≒磔攘〈漢辞海〉
-
粤犬
2759
えっけん
★粤犬雪(ユキ)に吠(ホ)ゆ・・・見慣れないものや、自分の見識の及ばない事柄は、とかく疑ったり、非難したりしがちであることのたとえ。粤(エツ)の地方は暖かくほとんど雪の降ることがない。その地方の犬は雪が降ると、雪を怪しんで吠えるということから。〈漢字源〉
-
麼虫
2760
まちゅう
┌微小の虫。〈字通〉
┌細かい虫。〈新漢和大字典〉
-
脯脩
2761
ほしゅう
┌干し肉〈漢字源〉
┌乾肉。〈字通〉
-
薜茘
2762
へいれい
┌まさきのかずら。〈字通〉
┌木の名。オオイタビ。〈新漢和大字典〉
-
茨棘
2763
しきょく
┌1.とげのある低木や、いばら。
└2.草深い田舎。〈漢字源〉
┌1.いばら。転じて、困難なこと。
└2.草深い田舎。〈新大字典〉
-
坡壟
2764
はろう
1.土手と丘。
2.小高くなったところ。堤防や、丘など。〈漢字源〉
-
悋惜
2765
りんせき
┌物惜しみすること。〈大辞泉〉
┌1.ものおしみすること。≒悋嗇
└2.嫉妬。≒悋気〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
栖鴉
2766
せいあ
┌ねぐらにいるカラス。ねぐらに帰るカラス。〈新漢和大字典〉
┌巣にいるカラス。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
-
跂跂
2767
きき
┌虫などが何本もの足で這うさま。〈新漢和大字典〉
┌虫のゆくさま。〈字通〉
-
貪婬
2768
たんいん
非常に色を好むこと。≒貪淫〈大辞泉〉
-
嫗煦
2769
うく
┌あたためそだてる。親が子を大事にそだてる如く人民を愛し保護するにたとえる。〈字源〉
┌よしよしといって子どもをふところに抱いてあたためる。〈漢字源〉
-
莅決
2770
りけつ
┌その場に臨んで論決する。〈字通〉
┌その場に臨んで決すること。〈新大字典〉
-
蚩眩
2771
しげん
┌ばかにしてだます。〈新漢和大字典〉
┌だます。〈字通〉
┌ばかにしてだます。あなどる。〈漢辞海〉
-
岫幌
2772
しゅうこう
洞口。〈字通〉
-
縫罅
2773
ほうか
┌縫い目。〈字通〉
┌1.衣服などの縫い目。≒縫界
└2.すきま。〈新大字典〉
-
恂恂
2774
じゅんじゅん
┌1.まことあるさま。まじめなさま。
└2.おそれつつしむさま。〈漢字ペディア〉
┌1.ねんごろなさま。
└2.おずおずと、細かく心を配るさま。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
-
裼襲
2775
せきしゅう
ひとえと、かさね。〈字通〉
-
慷愾
2776
こうがい
┌1.感情が高まって嘆く。
└2.意気盛んなこと。〈漢字源〉
┌≒慷慨
├1.外に感情が高まり出る。
├2.内に身にしみて感じ、嘆息する。
└3.意気が盛んなさま。〈漢辞海〉
-
餮饕
2777
てっとう
┌悪獣の名。古銅器の文様に饕餮文(トウテツモン)があり、おおむね器の鼻梁を中心とした虎の展開図を用いる。饕餮は虎を文様化したものであろう。≒饕餮〈字通〉
┌欲深く貪ること。〈新大字典〉
◇漢字ペディア下付き
-
懾憚
2778
しょうたん
┌恐れはばかる。恐れつつしむ。〈漢辞海〉
┌おそれはばかる。≒畏憚〈字源〉
┌恐れはばかる。〈漢字源〉
-
脯醢
2779
ほかい
┌1.干し肉と、肉のしおから。
2.刑罰の一つ。最も残酷な刑。人を殺し、その肉を干し肉にしたり、しおからにしたりする。〈新漢和大字典〉
┌ほじしと、しおから。〈字通〉
-
鳧鴨
2780
ふおう
カモや、アヒル。また、水に浮かんでいる水鳥のこと。〈新漢和大字典〉
-
掀掀
2781
きんきん
┌高くあがるさま。〈漢字源〉
┌高挙。〈字通〉
-
迪哲
2782
てきてつ
┌明らかに物事の道理をふみ行う。〈新漢和大字典〉
┌明哲の道をふむ。〈字通〉
-
雋乂
2783
しゅんがい
才能や徳がすぐれた人。≒俊乂〈新漢和大字典〉
-
罌粟
2784
おうぞく
┌草の名。けし。〈漢字源〉
┌ケシ科の二年草。五月ごろ花を開き、実の乳液からアヘンを作る。〈漢辞海〉
★罌粟殻(オウゾクコク)・・・漢方で罌粟の果実のこと。
★「罌粟」で「けし」とも読む。
◇漢字ペディア下付き
-
寒鴉
2785
かんあ
┌冬の烏。かんがらす。〈大辞泉〉
┌≒寒烏
├1.冬のカラス。
└2.カラスの一種。慈烏(ジウ)。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
-
汰侈
2786
たし
┌身分不相応におごること。≒奢侈〈漢字源〉
┌おごりたかぶるさま。≒汰肆〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
-
櫟樗
2787
れきちょ
┌1.くぬぎと、にわうるし。ともに役にたたない木。
└2.転じて、才能がなく役にたたない人。〈漢字源〉
┌くぬぎと、おうち。不材の木。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
-
雉兎
2788
ちと
┌1.キジとウサギ。
└2.キジやウサギを捕らえる人。猟師。〈大辞林〉
┌キジとウサギ。また、それらを捕らえる猟師。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
嫩蕊
2789
どんずい
若い花のずい。〈字通〉
-
罍罌
2790
らいおう
┌酒樽。〈字通〉
┌雷雲模様の酒だる。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
-
皁莢
2791
そうきょう
┌さいかち。〈字通〉
┌サイカチ属植物の漢名。夏、黄色い花をつける。果実は長く扁平なさや状で、干したものを同名で生薬とする。さやの煮汁で洗濯した。〈新漢和大字典〉
★「皁莢」は「さいかち」とも読む。〈漢字ペディア〉
-
湍滝
2792
たんろう
┌たきつせ。〈字通〉
┌急激な流れ。たきつせ。〈字源〉
-
鹿寨
2793
ろくさい
┌敵の侵入を防ぐため、先のとがった竹や枝のある木などを鹿の角の形に立て並べた垣。さかもぎ。≒鹿砦、鹿柴〈大辞泉〉
┌鹿の円陣。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
-
櫟釜
2794
ろうふ
┌釜の中に何もないことを示すために、釜の底をがりがりする。〈新漢和大字典〉
┌釜の底をこすり鳴らす。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
-
殍餓
2795
ひょうが
┌餓死。〈字通〉
┌うえじに。〈漢字源〉
-
佞諛
2796
ねいゆ
┌へつらいこびる。〈字通〉
┌こびへつらう。〈漢字源〉
┌こびへつらう。≒諂諛、追従〈字源〉
-
錙錘
2797
しすい
┌わずかな目方。すこしの量やささいなもののたとえ。〈漢字源〉
┌少量。〈字通〉
-
滂湃
2798
ほうはい
┌水の流れや水しぶきの勢いが盛んなさま。〈漢字ペディア〉
┌波がぶつかり合うさま。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
-
鴥隼
2799
いつじゅん
はやぶさのこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア小見出し
-
瀝忱
2800
れきしん
誠意を披瀝する。〈字通〉
-
荼蓼
2801
とりょう
┌にがい草。〈字通〉
┌1.ニガナとタデ。田畑や沼沢の雑草をいう。
└2.苦痛のたとえ。特に、父母の死。〈漢辞海〉
-
焠掌
2802
さいしょう
┌つらいのをがまんして努力することのたとえ。〈漢字源〉
┌眠気を覚ますため、掌をやいて勉強する。〈字通〉
┌刻苦して学問に励むこと。孔子の弟子の有若が、眠気をさますために手のひらを火で焼いた故事による。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
-
旻天
2803
びんてん
┌1.空。天空。
└2.秋の空。秋の天。〈漢字ペディア〉
┌1.そら。天。
└2.秋の空。秋天。秋旻。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
-
惻怛
2804
そくだつ
┌悲しみいたむこと。〈漢字ペディア〉
┌悲しみ、心を痛める。≒惻痛、惻傷、惻悽、惻楚、惻愴
◇漢字ペディア大見出し
-
澆灌
2805
ぎょうかん
┌田などに水をそそぐこと。〈新大字典〉
┌田畑に水をそそぐ。〈漢字源〉
┌田に水をそそぐ。灌漑。≒澆漑〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
-
滌漑
2806
できがい
┌洗いすすぐこと。〈新大字典〉
┌洗滌(センデキ)する。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
-
碧潭
2807
へきたん
┌水が深く青緑色に見えるふち。〈漢字源〉
┌あおい色の深い淵。碧潯(ヘキジン)。〈新大字典〉
◇漢字ペディア下付き
-
祁祁
2808
きき
┌1.ゆるやかなさま。
├2.多いさま。
└3.おだやかなさま。〈漢辞海〉
┌1.ゆるやかなさま。
└2.数の多いさま。〈漢字源〉
┌1.数の多いさま。
├2.のんびりゆったりとしたさま。雨の静かに降るさま。
└3.往来するさま。〈新大字典〉
-
叢薈
2809
そうわい
草むらのこと。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
牖民
2810
ゆうみん
┌民を善導する。≒導民〈漢字源〉
┌民を善に導くこと。〈新大字典〉
┌民を導く。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
-
犂鋤
2811
りじょ
┌1.からすきと、すき。
└2.すきで耕作すること。〈漢字ペディア〉
┌からすきとくわ。農具。また、すきやくわで耕地を耕すこと。〈日本国語大辞典〉
┌1.からすきとすき。農具。
└2.耕作。〈大辞林〉
★二字を反転した「鋤犂」だとジョレイとジョリの読みを記した字書はあるが、「犂鋤」だとリジョのみの読みしか今の所記載がない。
◇漢字ペディア大見出し
-
疽腫
2812
そしょう
┌悪性の腫(ハ)れもの。〈新大字典〉
┌悪性のはれもの。〈新大字典〉
★「疽腫(ソシュ)」でも良いと思うが(漢音(ショウ)か呉音(シュ)かの違い)、そのように読む典が見つからないので許容外とした。
◇漢字ペディア小見出し
-
癈疾
2813
はいしつ
┌1.治らない病気。
└2.律令(リツリョウ)制の規定で、身体に疾病や障害があり仕事ができないこと。また、その人。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
矜恤
2814
きょうじゅつ
┌あわれんで恵むこと。〈新大字典〉
┌あわれんで恵むこと。≒憐恤〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
黎祁
2815
れいき
┌豆腐の異名。〈字源〉
┌豆腐の異名。〈新大字典〉
-
祗候
2816
しこう
┌≒伺候
├1.つつしんで貴人のそば近く仕えること。また、その人。
└2.つつしんでご機嫌うかがいに上がること。〈漢字ペディア〉
★「祗(シ)」は「祇(ギ)」とは別字。
├『祗(シ)・・・つつしむ。只(タダ)。』
└『祇(ギ)・・・くにつかみ。』
◇漢字ペディア大見出し
-
笄丱
2817
けいかん
┌青少年。〈字通〉
┌初めて成年となりし年頃。〈字源〉
-
簇生
2818
ぞくせい
┌草木が群がり生えること。〈漢字ペディア〉
┌むらがり生じること。族生。〈新大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
-
簸却
2819
はきゃく
箕(み)であおってふるい分けるように、悪い部分を捨て去ること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
翊賛
2820
よくさん
┌助けること。補佐すること。〈新大字典〉
┌たすける。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
-
耨耕
2821
どうこう
┌手すきで田畑の雑草を除き、耕すこと。〈漢字ペディア〉
┌くさぎりたがやす。≒耕耨、耕耘〈字源〉
◇漢字ペディア大見出し
-
噪聒
2822
そうかつ
┌かまびすしいこと。さわがしいこと。〈新大字典〉
┌さわがしい。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
-
聿越
2823
いつえつ
┌速く越える。〈新大字典〉
┌越える。〈字通〉
┌迅速にこえる。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
-
蜀葵
2824
しょっき
┌タチアオイの漢名。花を観賞するアオイ科の大形越年草。〈新漢和大字典〉
┌たちあおいの漢名。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
-
臆揣
2825
おくし
┌おしはかり考えること。〈新大字典〉
┌臆測する。〈字通〉
-
縦臾
2826
しょうゆ
┌すすめそそのかすこと。〈新大字典〉
┌おだてすすめてやらせる。そそのかす。〈漢字源〉
┌すすめ、そそのかす。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
-
芟正
2827
さんせい
┌悪いところを除いて正しくすること。〈新大字典〉
┌悪いところを除いて正しくする。≒刪正〈漢字源〉
┌悪いところを取り除いて正しくする。刪正。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
-
苞栩
2828
ほうく
茂っている栩(クヌギ)。〈新大字典〉
-
辜較
2829
ここう
┌あらまし。大略。〈字源〉
┌1.財政を独占すること。取引を一手に握って利益を独り占めにすること。估較(ココウ)。
└2.全体をまとめること。あらまし。だいたい。〈新漢和大字典〉
┌大略。〈字通〉
┌1.権力によって利益の独占をはかる。
└2.あらまし。概略。〈漢辞海〉
★「較(カク)」は慣用音。
◇漢字ペディア小見出し
-
梵砌
2830
ぼんぜい
寺院の境内。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
綴緝
2831
ていしゅう
┌編集する。〈字通〉
┌つづり集める。出来事や昔の文などを繫いで一つに集めること。≒綴輯〈漢字源〉
┌つづり集める。≒綴輯、綴集〈漢辞海〉
-
蝸螺
2832
らら
にな。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
-
汨汨
2833
こつこつ
┌1.波の声。
└2.沈み果てるさま。〈字源〉
┌水の流れるさま。〈字通〉
-
什麼
2834
じゅうま
┌なに。〈新漢和大字典〉
┌いかに。〈字通〉
-
隴種
2835
りょうしょう
┌≒竜鍾、竜衝
├1.涙がはらはらと落ちるさま。
└2.くだけこわれるさま。〈新漢和大字典〉
┌衰敗する。〈字通〉
┌遺失するさま。また、不遇のさま。〈新大字典〉
-
闖闖
2836
ちんちん
うかがい見るさま。〈新大字典〉
-
哮噬
2837
こうぜい
┌1.たけりてかみつく。
└2.転じて、賊軍の兵威の猛烈なるをいう言葉。〈字源〉
┌たけりかみつく。〈字通〉
┌1.怒りかみつく。
└2.反乱軍の勢いの盛んなこと。〈漢字源〉
┌反乱軍などがたけり狂う。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
-
懊恨
2838
おうこん
┌なやみうらむこと。〈新大字典〉
┌恨む。〈字通〉
-
堡寨
2839
ほうさい
┌とりで。〈新大字典〉
┌本城の他に、重要な地点に設けたとりで。堡塁。防塞。≒堡砦、堡塞〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
-
城堡
2840
じょうほう
┌城ととりで。また、敵を防ぐための構造物。じょうほ。〈大辞泉〉
┌土や石で築いた小さい城。とりで。≒城保〈新大字典〉
┌城ととりで。敵を防ぐための城。砦。じょうほ。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
-
垢滓
2841
こうし
┌あかと、かす。よごれたもの。〈漢字源〉
┌あかとかす。よごれ。けがれ。〈新大字典〉
┌よごれ。〈字通〉
-
滌盪
2842
できとう
┌汚れや穢(ケガ)れを、あらい落とすこと。≒滌蕩〈漢字ペディア〉
┌≒滌蕩
├1.よごれを洗い去る。よごれを洗い落とす。
├2.滅んでなくなる。
└3.ゆり動かす。ゆれ動く。〈漢字源〉
┌洗い流す。〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し
-
蠹居
2843
ときょ
★蠹居棊処(キショ)…至るところに悪人がいることのたとえ。〈漢検四字熟語辞典〉
-
蠹簡
2844
とかん
┌むしばみたる書き物。≒蠹編、蠹冊〈字源〉
┌虫が食った書物。≒蠹編〈漢字源〉
┌虫食い本。〈字通〉
-
蠹魚
2845
とぎょ
┌1.シミの別称。本や衣服などを食う虫。
└2.いつも本を読むばかりで活用する才のない者。〈漢字ペディア〉
┌1.昆虫シミの別名。
└2.本ばかり読んでいる人。また、本を読んでもその真意を理解できない者をあざけっていう語。≒書蠹〈大辞泉〉
┌1.虫の名。衣類や書物を食い破る。紙魚。衣魚。
└2.いつも本ばかり読んでいる者をあざけって言う言葉。〈漢字源〉
★「蠹魚」で「しみ」とも読む。
◇漢字ペディア大見出し
-
書蠹
2846
しょと
┌1.書物の紙を食い荒らす虫。しみ。
└2.読書するだけで、その知識を活用できない人を、あざけっていう語。〈大辞泉〉
┌しみ。〈字通〉
┌1.書物の紙を食い荒らす虫。しみ。
└2.読書ばかりして書物の内容をうのみにするだけで、その活用を知らない人。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
蠱毒
2847
こどく
┌毒を盛って、気づかれないように人を害すること。〈漢字ペディア〉
┌毒殺する。〈字通〉
┌害する。害毒。〈字源〉
┌ひそかに毒を盛ること。害すること。害毒。〈新大字典〉
┌虫の毒気や毒薬で人を害する。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
-
丘隴
2848
きゅうろう
┌墳墓。≒丘壟〈字通〉
┌≒丘壟
├1.丘。
└2.墓。墳墓。〈新漢和大字典〉
┌≒丘壟
├1.おか。
└2.墓。〈新大字典〉
-
麦隴
2849
ばくろう
┌麦畑のうね。また、転じて、麦畑。≒麦壟
┌麦畑のうね。≒麦壟〈新大字典〉
◇漢字ペディア下付き
-
隴上
2850
ろうじょう
┌隴畝のほとり。〈字通〉
┌1.畑のそば。また、畑のうねのそば。≒壟上
└2.隴山(ロウザン:陝西省と甘粛省との境にある山の名)のあたり。
-
娟雅
2851
けんが
しなやかに美しく、上品である。〈新漢和大字典〉
-
便娟
2852
べんえん
┌身軽で美しい。≒便姸〈字通〉
┌1.美しくてなまめかしいさま。
├2.軽やかに舞を舞うさま。
└3.雪の軽く舞うさま。〈新漢和大字典〉
-
噎鬱
2853
えつうつ
┌気がふさいで晴れないさま。〈漢字ペディア〉
┌気がふさがる。〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し
-
穢行
2854
わいこう
┌みにくい行為。〈字通〉
┌けがれた行為。≒醜行〈新大字典〉
┌けがれたる行い。〈字源〉
┌不道徳な行為。みだらな行い。〈日本国語大辞典〉
-
醜穢
2855
しゅうわい
┌みにくくけがらわしいこと。また、そのさま。しゅうかい。〈大辞泉〉
┌みにくくけがらわしいこと。また、そのさま。しゅうかい。≒醜猥〈日本国語大辞典〉
-
黠児
2856
かつじ
┌かしこい子。〈字通〉
┌かしこき小児。〈字源〉
-
狡黠
2857
こうかつ
┌ずるがしこくて悪知恵がはたらくさま。≒狡猾、狡獪〈漢字ペディア〉
┌わるがしこい。奸智多詐。≒狡猾〈字通〉
┌ずるく悪賢いこと。また、そのさま。≒狡猾〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
-
剽疾
2858
ひょうしつ
┌動作がすばやいこと。≒慓疾〈漢字ペディア〉
┌すばやいこと。すみやかなこと。〈新大字典〉
┌すばやい。〈字通〉
┌人の動作がすばやい。また、すばやいこと。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
-
軽剽
2859
けいひょう
┌かるがるしくて落ち着きのないこと。また、そのさま。〈大辞泉〉
┌≒軽僄
├1.軽はずみで、浮ついたさま。
└2.敏捷で勇敢なさま。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
-
剽掠
2860
ひょうりゃく
┌強奪すること。おびやかし奪うこと。かすめとること。≒剽略、剽盗〈漢字ペディア〉
┌おどかしてかすめとること。≒剽略〈大辞泉〉
┌人の財物をおびやかしかすめとること。〈新大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
-
剽賊
2861
ひょうぞく
┌1.他人の詩歌や文章などをぬすんで、自分のものとして発表すること。また、その人。≒剽窃
└2.通行人などをおどして衣服や持ち物を奪い取ること。おいはぎ。≒剽盗〈漢字ペディア〉
┌1.他人の作品・学説などを自分のものとして発表すること。≒剽窃
└2.おいはぎ。〈大辞林〉
◇漢字ペディア大見出し
-
剽盗
2862
ひょうとう
┌通行人などをおどして衣服や持ち物を奪い取ること。おいはぎ。≒剽賊、剽掠〈漢字ペディア〉
┌人をおどして金品や衣類を奪い取ること。また、その人。〈大辞泉〉
┌かすめ盗むこと。おいはぎ。≒剽賊〈新大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
-
剿滅
2863
そうめつ
┌すっかりほろぼすこと。≒掃滅、全滅、殲滅〈漢字ペディア〉
┌ほろぼし尽くすこと。≒掃滅〈新大字典〉
┌はき清めてしまったように、すっかり滅ぼしてしまう。≒掃滅、掃殄〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
-
勦滅
2864
そうめつ
┌すっかりほろぼすこと。≒勦絶、掃滅〈漢字ペディア〉
┌皆殺しにする。〈字通〉
┌皆ごろしにして、滅ぼし尽くす。≒勦尽、勦絶、勦殄〈漢字源〉
┌すっかり滅ぼしてしまうこと。≒掃滅〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
-
勦絶
2865
そうぜつ
┌すっかりほろぼすこと。≒勦滅、掃滅〈漢字ペディア〉
┌たちほろぼす。〈字通〉
┌皆ごろしにして、滅ぼし尽くす。≒勦尽、勦滅、勦殄
┌滅ぼしつくすこと。皆殺しにすること。≒勦滅〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
-
勦説
2866
そうせつ
┌1.他人の説を盗み取って自分のものとすること。
└2.人の話を遮り、自分の説を主張すること。〈新大字典〉
┌他人の説を盗み取って自分のものとすること。≒勦襲、剽窃〈漢字源〉
-
運籌
2867
うんちゅう
┌はかりごとをめぐらす。〈新大字典〉
┌謀をめぐらす。〈字通〉
-
籌略
2868
ちゅうりゃく
┌はかりごと。≒策略、謀略〈漢字ペディア〉
┌はかりごと。〈新大字典〉
┌はかりごと。≒計謀〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し
-
気魄
2869
きはく
┌恐れずに立ち向かう強い精神力・意気込み。≒気迫、気力、気概〈漢字ペディア〉
┌しようとする気力。強い精神力。〈漢字源〉
┌力強く立ち向かってゆく精神力。≒気迫〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
-
死魄
2870
しはく
┌陰暦29日に月の光が消えてほの白い月の外枠が残ること。≒死覇(シハク)〈漢字源〉
┌下弦の月。陰暦の朔日の月。また、朔日。生魄に対していう語。〈日本国語大辞典〉
┌陰暦の朔日をいう。魄は月の輪廓の光なきところ、死は月光の蔽われて消える意。〈字源〉
┌陰暦朔日の称。魄は、月の光る部分。〈新大字典〉
┌月相の名。西周の金文によると、既死覇は月が光を失う第四週。≒死覇〈字通〉
-
倩倩
2871
せんせん
┌すっきりしたさま。いきなさま。〈漢字源〉
┌美好なるさま。〈字源〉
┌美しいさま。〈字通〉
-
齔髫
2872
しんちょう
┌幼児・幼者の意。〈新大字典〉
┌子供。〈漢字源〉
┌幼年。〈字通〉
-
髫髪
2873
ちょうはつ
┌子供の垂れ髪。転じて、幼者をいう。うない。〈新大字典〉
┌垂れ髪。その年齢。〈字通〉
┌子ども。≒幼児〈漢字源〉
┌子どもが首のあたりまで髪の毛を垂らしていること。また、その子ども。転じて、広く童児をいう。うない。〈日本国語大辞典〉
★「髫髪」で「うない」とも読む。
-
諱忌
2874
きき
┌いみきらうこと。おそれ避けること。また、その事柄。≒諱忌〈漢字ペディア〉
┌さけていわない。おそれはばかって触れない。〈漢字源〉
┌忌みはばかること。≒禁忌〈字通〉
┌忌みはばかる。≒忌諱〈新大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
-
諱言
2875
きげん
┌1.はばかって口にしない言葉。
└2.おそれはばかって言わない。〈漢字源〉
┌はばかって直言しない。〈字通〉
-
匕首
2876
ひしゅ
┌あいくち。≒短刀、短剣〈新大字典〉
┌つばのない短刀。九寸五分(クスンゴブ)。〈漢字ペディア〉
┌あいくち。長さ一尺八寸の短剣。〈字源〉
★「匕首」で「あいくち」とも読む。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
顧眄
2877
こべん
┌ふりかえって見ること。周囲を見ること。〈漢字ペディア〉
┌振り返って見ること。こめん。〈大辞泉〉
┌1.かえりみる。ふりかえってみる。
└2.あたりを見回す。あちこち気にする。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H9-2㈠
-
眷眄
2878
けんべん
┌目をかける。〈漢字源〉
┌愛し顧念する。≒顧眷〈字通〉
-
一眄
2879
いちべん
一睨(ヒトニラ)みすること。〈大辞林〉
-
篳門
2880
ひつもん
★篳門閨竇(ケイトウ)…しば竹のしおり戸と、粗末なくぐり戸。貧しい家の門のこと。転じて、貧しい家のこと。〈新漢和大字典〉
-
眷眷
2881
けんけん
┌1.気にかけて回想するさま。
└2.思いをよせるさま。恋いしたうさま。〈漢字ペディア〉
┌1.かえりみるさま。また、勤厚のさま。
└2.恋い慕うさま。〈新大字典〉
┌心に常に思う。〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し
-
緑礬
2882
りょくばん
┌硫酸鉄(Ⅱ)の七水和物の俗称。〈大辞泉〉
┌硫酸第一鉄の七水塩の俗称。淡緑色の結晶であるところからの名。ろくばん。ろうは。〈日本国語大辞典〉
┌鉱物(硫酸塩鉱物)の一種。化学組成は硫酸鉄(II)の7水和物(FeSO4・7H2O)。単斜晶系。黄鉄鉱(FeS2)や磁硫鉄鉱(Fe1-xS)などが酸化分解することによって生じる二次鉱物。〈wikipedia〉
-
眷想
2883
けんそう
┌かえりみて思う。〈新漢和大字典〉
┌顧み思う。〈字通〉
-
烏喙
2884
うかい
┌1.カラスのくちばし。
└2.カラスに似た突き出た口つき。欲深い人相のたとえ。〈漢字ペディア〉
┌カラスのようなくちばし。欲の深い人相のたとえ。〈大辞林〉
★長頸(チョウケイ)烏喙…くびが長く、口先のとがった人相。残忍・強欲で、ともにいると労苦が多く、安楽にいられない人の相といわれる。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
嗚呼
2885
おこ
┌1.愚かなこと。
└2.呼び求める。〈新漢和大字典〉
┌愚かなこと。〈新大字典〉
★嗚呼絵…「ばかげたおどけ絵」の意味で,平安時代から鎌倉時代にかけて用いられた言葉。風刺や滑稽を目指した戯画の一種と考えられる。
-
右弼
2886
ゆうひつ
★左輔(サホ)右弼…君主の左右にいて、政治をたすける臣。輔弼(ホヒツ)の臣。〈大辞泉〉
-
雋永
2887
せんえい
┌肥えてうまい肉の如く、義理深長にして味あること。〈字源〉
┌意味深長で味のあること。〈日本国語大辞典〉
┌肥肉。すぐれる。〈字通〉
┌肥えてうまい肉。〈新大字典〉
┌1.肥えてうまい肉。
└2.言辞や詩文が味わい深いさま。〈漢辞海〉
-
揖揖
2888
しゅうしゅう
┌たくさん寄り集まり、まとまるさま。〈新漢和大字典〉
┌虫などの多いさま。〈字通〉
┌あつまるさま。≒輯輯〈字源〉
┌多く集まるさま。〈新大字典〉
-
紜紜
2889
うんうん
┌1.物が多く入り乱れているさま。
└2.人の往来の盛んなさま。〈新漢和大字典〉
┌1.多くて乱れるさま。
└2.往来の盛んなさま。〈新大字典〉
-
庇蔭
2890
ひいん
┌1.ひさしのかげ。
├2.かばい助けること。
└3.おかげ。たすけ。〈漢字ペディア〉
┌1.かばい助ける。≒陰庇、蔭庇
├2.人のおかげ。助け。
└3.ひさしのかげ。〈新漢和大字典〉
┌≒庇陰
├1.ひさしのかげ。
└2.かばうこと。また、おかげをこうむること。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
-
饕戻
2891
とうれい
欲が深くて、人の道にもとる。また、その者。≒貪者〈漢字源〉
-
蕃屛
2892
はんぺい
┌≒藩屛
├1.外側をとりまくかき。守りのしきり。
└2.転じて、防ぎ守ること。また、その者。
┌1.垣根と屛。
└2.まがきとなって庇い守ること。〈新大字典〉
-
竺学
2893
じくがく
┌仏教の学問。仏学。〈新大字典〉
┌仏教についての学問。〈新漢和大字典〉
-
孼牙
2894
げつが
芽生え。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
-
孼子
2895
げっし
┌めかけの子。≒孼庶、庶子〈新漢和大字典〉
┌妾腹の子。≒庶子、孼出〈新大字典〉
┌めかけばらの子。≒庶子〈字源〉
┌≒庶子〈字通〉
-
秉公
2896
へいこう
┌公平であることを守る。〈新漢和大字典〉
┌公平をとり守ること。〈新大字典〉
┌公正を操る。〈字通〉
-
権秉
2897
けんぺい
権力。支配権。≒権柄〈字通〉
-
椅几
2898
いき
┌脇息。〈字通〉
┌よりかかる台。おしまずき。脇息。〈新大字典〉
┌脇息。おしまずき。〈字源〉
┌すわってよりかかる台。脇息。〈漢字源〉
-
卉然
2899
きぜん
┌盛んなさま。〈字通〉
┌起こり始まるさま。盛んなさま。〈新大字典〉
-
譎諫
2900
けっかん
┌遠回しに諫めること。直言しないで諫めること。〈新大字典〉
┌直言せずして遠回しにいさめる。〈新大字典〉
┌遠回しに諫める。〈字通〉
-
羶血
2901
せんけつ
┌1.なまぐさい血。
└2.肉食する人。〈漢字ペディア〉
┌なまぐさい血。また、肉を食する人。〈大辞林〉
◇漢字ペディア大見出し
-
殷阜
2902
いんぷ
┌盛んで豊かなこと。≒殷昌、繁茂〈新大字典〉
┌財がゆたか。≒繁盛、繁茂〈字源〉
┌繁昌する。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
-
剽剝
2903
ひょうはく
┌1.非難攻撃すること。論難すること。
├2.削除すること。はがすこと。
├3.はげ落ちること。
└4.文章を写しかすめ取ること。〈新大字典〉
┌非難攻撃する。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
-
丐子
2904
かいし
物乞いする者。≒丐夫、丐児、丐者〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
丐取
2905
かいしゅ
┌ねだり取る。〈字通〉
┌ねだって手に入れる。〈漢字源〉
┌ねだりとること。〈新大字典〉◇漢字ペディア小見出し
-
丕子
2906
ひし
┌天子。また、天子の後継ぎの皇太子をいう。〈新大字典〉
┌天子の嫡子。≒元子〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
丕基
2907
ひき
┌天子が国を統治する大事業の土台。〈漢字ペディア〉
┌大事業の基礎。国家統治のもとい。〈大辞林〉
┌天子が一国家を統治するという大きな原則的基本。〈日本国語大辞典〉
┌天子の大事業の基礎。≒鴻基〈漢字源〉
┌大いなる基礎。王業。〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し
-
丕業
2908
ひぎょう
┌大きな事業。大業。〈大辞泉〉
┌大きな事業。大業(タイギョウ)。〈漢字ペディア〉
┌大きな事業。大業。鴻業。〈日本国語大辞典〉
┌大事業。〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し
-
丕顕
2909
ひけん
┌大いに明らかなこと。〈大辞泉〉
┌大いにあきらかなこと。立派なこと。また、そのさま。〈日本国語大辞典〉
┌豊かで明らかである。〈漢字源〉
┌大いに明らかな徳。〈字通〉
-
右丞相
2910
うじょうしょう
┌右大臣の唐名。右相。〈大辞泉〉
┌右大臣の唐名。〈日本国語大辞典〉
-
丱童
2911
かんどう
┌髪をあげまきに結った童子。転じて、童男、童女をいう。〈日本国語大辞典〉
┌あげまきに髪を結った幼童。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
-
乂寧
2912
がいねい
┌治まって無事。≒乂安〈字通〉
┌よく治まって安らかなこと。≒乂安〈新大字典〉
┌治まりて安らか。≒安寧〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
俊乂
2913
しゅんがい
┌すぐれた人。俊英。賢才。英才。〈日本国語大辞典〉
┌才知のすぐれた人。≒儁乂、俊艾〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
頃之
2914
けいし
しばらくして。〈字通〉
-
乖違
2915
かいい
┌意見・態度などが互いに食い違。気が合わないこと。≒乖異〈漢字ペディア〉
┌そむきたがうこと。〈大辞泉〉
┌そむきたがう。≒乖異〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し
-
乖背
2916
かいはい
┌そむき反すること。≒背馳〈大辞泉〉
┌道理にそむくこと。≒背馳〈漢字ペディア〉
┌もとりそむくこと。〈新大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
-
于役
2917
うえき
┌君命によって、使者として他国に行ったり、国境の警備などに行ったりすること。〈漢字ペディア〉
┌君命で他国に使者として行くこと。また、戦いに行くこと。〈大辞林〉
◇漢字ペディア大見出し
-
于帰
2918
うき
女子が嫁に行くこと。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
-
亢進
2919
こうしん
┌精神や神経がたかぶり、病状などが進行すること。≒高進、昂進〈漢字ペディア〉
┌1.気持ちや病勢などが、高ぶり進むこと。
└2.物事の度合いが高まること。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
-
亢傲
2920
こうごう
┌たかぶりおごること。〈新大字典〉
┌おごりたかぶる。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
-
仄聞
2921
そくぶん
┌風のたよりに聞くこと。ほのかに聞くこと。≒側聞〈漢字ペディア〉
┌ほのかに聞く。〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し
-
反仄
2922
はんそく
寝返りをうつ。また、裏切る。≒反側〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
-
仄韻
2923
そくいん
漢字の四声(シセイ)のうち、仄声(ソクセイ)の韻。⇔平韻〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
仄声
2924
そくせい
漢字を平声(ヒョウショウ)・上声(ジョウショウ)・去声(キョショウ)・入声(ニッショウ)の四声(シセイ)(四種の声調)に分けたとき、平声以外の音。≒仄韻、⇔平声〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
蠆芥
2925
たいかい
┌わずかなこと。ささいなこと。また、わずかな心のわだかまり。芥蔕。≒蔕芥〈日本国語大辞典〉
┌小さいとげ。転じて、細かい物事。蔕芥(タイカイ)。〈新大字典〉
-
穎慧
2926
えいけい
┌すぐれてさとい。〈字通〉
┌才知が優れて賢いさま。英悟。英敏。≒穎悟、穎敏〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
-
黝堊
2927
ゆうあく
┌1.青黒く塗る。
└2.塗り土や漆喰を塗る。〈漢字源〉
┌青黒くぬる。〈字源〉
┌黒白塗り。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
-
赭堊
2928
しゃあく
┌1.赤色と白色。
├2.赤土と白土。
└3.赤土や白土で、下壁などをぬる。また、その下塗り。〈漢字源〉
┌1.あか土と、白つちと。
└2.赤土で塗る。〈字源〉
┌赤土と白土。建物に塗り飾る。丹堊。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
-
悴顔
2929
すいがん
┌やつれた顔。〈字通〉
┌やつれたる顔。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
擅譲
2930
ぜんじょう
┌天子が、自分の子孫にでなく、徳の高い人にその位を譲ること。≒禅譲〈漢字源〉
┌天子の位を譲る。≒禅譲〈字通〉
┌天子が位を、子孫ではなく、他姓の有徳者に譲る。尭が舜に、舜が禹に行った。禅譲。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
-
很忤
2931
こんご
┌さかう。〈字源〉
┌もとりさからう。〈字通〉
◇漢字ペディア小見出し
-
忤逆
2932
ごぎゃく
┌そむくこと。さからうこと。〈日本国語大辞典〉
┌そむいて逆らうこと。〈大辞林〉
◇漢字ペディア小見出し
-
磬控
2933
けいこう
┌馬を馭する法。〈字源〉
┌馬を走らせるを磬、とめるを控という。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
-
雑糅
2934
ざつじゅう
┌いりまじる。〈字源〉
┌入り混じる。≒雑揉、雑蹂、雑錯〈漢字源〉
┌雑然と入り混じること。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
-
角觝
2935
かくてい
┌1.力をくらべること。
└2.「角力(スモウ)」に同じ。〈漢字ペディア〉
┌力比べや相撲をすること。転じて、優劣を争うこと。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
-
黒甜
2936
こくてん
┌昼寝をすること。うたたね。〈漢字源〉
┌ひるね。午睡。〈日本国語大辞典〉
┌午睡。〈字源〉
-
愿朴
2937
げんぼく
┌素直でかざりけのないこと。つつしみ深く質朴なさま。素朴。〈日本国語大辞典〉
┌ありのままで飾らない。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
洪鈞
2938
こうきん
┌造化のはたらき。造物主。天の神。天。〈日本国語大辞典〉
┌造物者。天。〈漢字源〉
┌天。また、造化。鈞は陶器を作る轆轤(ロクロ)以て造物者に比す。〈字源〉
┌造化。天。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
-
轂下
2939
こっか
┌天子の御車のもと。転じて、天皇のひざ元。また、宮城のある土地。帝都。首都。〈日本国語大辞典〉
┌天子のひざもと。宮城のある地。帝都。首都。輦下(レンカ)。〈大辞泉〉
┌1.天子の車のもと。帝都をいう。
└2.車の下。貴人の身近をいう。〈漢辞海〉
┌天子のおひざもと。≒輦下、輦轂下、京師〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
推轂
2940
すいこく
┌人をすすめあげること。官途などにとりもつこと。推挙。推薦。
┌1.人の事業を助成すること。
└2.人を推薦すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
周匝
2941
しゅうそう
┌1.まわりをめぐること。また、そのまわり。
└2.方々にまで十分行きわたること。〈漢字ペディア〉
┌1.まわりをまわること。まわりをとりまくこと。また、そのまわり。めぐり。
└2.すみずみまでゆきわたること。また、そのさま。周到。普遍。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
-
挈挈
2942
けつけつ
┌急ぐさま。〈新大字典〉
┌せわしい。〈字通〉
┌急ぐさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア小見出し
-
挈起
2943
けっき
┌手にて持ちあげる。〈字源〉
┌手で持ち上げること。〈新大字典〉
-
官銜
2944
かんがん
┌官制上の地位。官制によって定められた具体的な職務を分担する地位。≒官職〈日本国語大辞典〉
┌新旧の官。〈字通〉
┌官職。〈新大字典〉
◇漢字ペディア小見出し
-
馬銜
2945
ばかん
┌馬のくつわ。〈漢字源〉
┌1.馬のくつわの口中にかむ部分。くつばみ。はみ。馬勒(バロク)。
└2.海神の名。
┌うまのくつわ。≒馬勒。
└2.海神の名。〈字源〉
◇漢字ペディア下付き
-
蚤夭
2946
そうよう
┌早死に。若死に。〈新大字典〉
┌年が若くて死ぬこと。わかじに。≒早夭、蚤死、蚤世〈漢字源〉
┌わかじに。≒蚤世〈字源〉◇漢字ペディア下付き
-
漣猗
2947
れんい
┌漣漪≒
├1.さざ波。
└2.さざ波の立つさま。〈日本国語大辞典〉
┌さざ波立つ。〈字通〉
┌さざなみ。小波。≒漣漪〈大辞泉〉
◇漢字ペディア小見出し
-
柔毳
2948
じゅうぜい
┌1.やわらかな細い毛。
└2.やわらかでもろいこと。〈新大字典〉
┌1.やわらかなる細き毛。にこげ。≒柔毛
└2.やわらか。〈字源〉
◇漢字ペディア下付き
-
瀏莅
2949
りゅうり
┌風が木々をふるい動かすさま。〈新大字典〉
┌金石などのすんだ声の形容。〈字通〉
-
舛駁
2950
せんばく
┌入り交じって統一がないさま。〈漢辞海〉
┌それぞれ食い違っていて統一がないこと。〈漢字源〉
-
井竈
2951
せいそう
┌井戸と、かまど。生活必需品をいう。〈漢辞海〉
┌水を得る井戸と、食べ物を煮炊きするかまど。ともに生活に必要なもの。〈漢字源〉
-
自歉
2952
じけん
┌ひけめに思う。自ら満足しない。〈字通〉
┌自分にひけ目を感じ、満足しない。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
-
照懋
2953
しょうぼう
┌明らかにして盛んなこと。〈新大字典〉
┌あきらかにしてさかんなり。〈字源〉
-
屹屹
2954
きつきつ
┌山が高くそびえるさま。けわしくそびえ立つさま。〈漢字ペディア〉
┌山が高くそびえ立つさま。≒屹然〈漢辞海〉
┌山などが高くそびえ立つさま。また、いかめしい感じがするさま。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
-
驕易
2955
きょうい
┌おごり高ぶって、人を侮るさま。≒驕慢〈漢辞海〉
┌おごりあなどる。≒驕慢、慢易〈字源〉
-
佻易
2956
ちょうい
┌軽薄なさま。〈漢辞海〉
┌軽薄。〈字通〉
-
竄易
2957
ざんえき
┌文字や文章を書き変えて内容をごまかす。改竄。≒竄改〈漢辞海〉
┌書き替えること。〈新大字典〉
┌変易する。〈字通〉
-
勿罔
2958
ぶつもう
┌1.はっきりしないさま。
└2.広大なさま。〈漢辞海〉
┌1.はっきりわからないさま。
└2.とりともなく広大なさま。
-
沈痾
2959
ちんあ
┌久しきやまい。≒沈痼、痼疾〈字源〉
┌いつまでも全快の見込みのない病気。ながわずらい。痼疾。宿病。宿痾。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
-
枸橘
2960
くきつ
┌からたち。〈漢字源〉
┌からたち。きこく。≒枳殻〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
震眩
2961
しんげん
┌ふるえおののき、目がくらむ。〈漢字源〉
┌おどろきて目がくらむ。〈字源〉
┌ふるえ驚いて、目がくらむ。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
-
商估
2962
しょうこ
┌あきんど。商売人。≒商賈〈漢辞海〉
┌あきうど。〈字源〉
┌≒商賈、商沽
├1.商売。あきない。
└2.商人。あきんど。また、商店。〈大辞泉〉
┌商人の総称。あきんど。≒商賈〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
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碧梧
2963
へきご
┌アオギリの別称。〈漢字ペディア〉
┌1.樹木名。アオギリ。梧桐。
└2.すばらしい才徳や、すぐれた姿のたとえ。〈漢辞海〉
┌アオギリの別名。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
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蒼昊
2964
そうこう
┌あおぞら。≒碧漢、昊蒼〈字源〉
┌青空。空。天。〈大辞泉〉
┌1.天。
└2.春の空。≒蒼天、蒼穹、蒼空、蒼玄〈漢辞海〉
◇漢字ペディア下付き
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嬖倖
2965
へいこう
┌賤しくして君王の寵を得るもの。≒嬖人、嬖幸〈字源〉
┌君主のそば近くに仕えて、気に入られる。また、その者。≒嬖幸、嬖御、嬖寵〈漢辞海〉
┌君主などに特別にかわいがられること。また、その人。≒嬖幸〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
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倭寇
2966
わこう
┌鎌倉時代から室町時代にかけて、中国や朝鮮半島の沿岸で海賊行為をした日本人を、中国・朝鮮から呼んだ語。≒和寇〈漢字ペディア〉
┌13世紀から16世紀にかけて、朝鮮および中国大陸沿岸に出没し、略奪行為や密貿易を行った海賊集団に対する朝鮮・中国側の呼称。15世紀までの前期倭寇は瀬戸内海・北九州を本拠とした日本人が多かったが、16世紀の後期倭寇は中国人を主体とした。八幡(バハン)。〈大辞泉〉
┌元未明(ミン)初、中国および朝鮮沿海で略奪を行った日本の海賊。≒倭賊〈漢辞海〉
┌鎌倉時代から室町時代にかけて、中国や朝鮮の沿海地方を荒らし回った日本人の海賊を、中国人からいったことば。≒和寇、倭賊〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
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溷淆
2967
こんこう
┌入り乱れたさま。ごたまぜなさま。渾淆。混淆。≒溷肴〈漢辞海〉
┌入り乱れる。≒溷肴、混淆、溷錯〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
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潜蛟
2968
せんこう
┌水中に隠れてひそんでいるみずち。埋もれた才能のたとえ。〈漢辞海〉
┌水中にかくれているみずち。〈漢字源〉
┌ひそんでいるみずち。〈新大字典〉
◇漢字ペディア下付き
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諠囂
2969
けんごう
┌音が大きく、やかましいさま。〈漢辞海〉
┌≒喧囂
├1.やかましいこと。うるさいこと。また、そのさま。喧喧囂囂。
└2.うるさくさわぐこと。がやがやとやかましくすること。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
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花瞼
2970
かけん
┌花のように美しいまぶた。美人のまぶた。〈大辞泉〉
┌花のように美しいまぶた。美人のまぶた。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア下付き
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蹕
2971
ひつ
★蹕を犯(オカ)す…天子の車馬の前を侵犯する。〈漢辞海〉
└…………………天子の行幸の道を侵犯する。〈漢字源〉
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立纓
2972
りゅうえい
┌冠の纓(エイ)が上を向いて立っているもの。江戸時代以降、天皇が用いた。〈大辞泉〉
┌纓(冠のうしろに尾のようにつけてある飾り)が上を向いて直立したもの。天皇が用いる冠。古くは、天皇の冠は無纓であったが、江戸時代から、立纓となった。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
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趙
2973
ちょう
★趙に帰(カエ)す…物を人に返却する。完璧帰趙(カンペキキチョウ)の略。〈漢辞海〉
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賈
2974
こ
★多銭(タセン)善(ヨ)く賈す…金持ちほどうまく商売する。条件が十分に整っていると成功しやすいたとえ。〈漢辞海〉
└……………………………銭の多い者はうまく商売する。条件のよい者は成功しやすいことのたとえ。〈漢字源〉
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暘谷
2975
ようこく
┌1.昔、中国で、太陽がのぼると考えられた東の果ての場所。
└2.転じて、日本。〈日本国語大辞典〉
┌伝説上で、太陽が昇る東方の場所。⇔昧谷(マイコク)〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
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便辟
2976
べんぺき
┌人の意に迎合してこびへつらうこと。人にこびてごきげんをとること。また、その人。便嬖(ベンペイ)。〈日本国語大辞典〉
┌ひとに媚びる。〈漢辞海〉
┌表向きの動作や態度はりっぱだが、心が正しくないこと。また、そのような人。一説に、こびへつらうこと。また、その人。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
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紆軫
2977
うしん
┌1.心が晴れず気がふさぐ。また、そのさま。
├2.地形などが曲がりくねっているさま。
└3.軫(車)をまわす。他人の来訪を敬っていう。枉駕。〈漢辞海〉
┌1.心がむすぼれて憂えるさま。
└2.地形が屈曲したさま。〈漢字源〉
┌心結ぼれる。〈字通〉
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檀欒
2978
だんらん
┌竹が美しく茂り、長く伸びているさま。また、竹。〈漢辞海〉
┌竹の伸び茂るさま。〈漢字源〉
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磨淬
2979
まさい
┌刀剣などを磨いたり、焼いて水に入れて鍛えたりする。〈新大字典〉
┌刀剣などをみがきにらぐ。≒礪淬〈字源〉
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臀
2980
でん
★臀株木(シュボク)に困(クル)しむ…木の切り株に腰掛けて、しりがいたくなること。困窮のどん底に陥り、安住するところのないことのたとえ。〈漢字源〉
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瀉
2981
しゃ
┌くだる。下痢をする。また、食物などを吐き出す。〈大辞泉〉
┌下痢をする。吐く。〈大辞林〉
┌はく。食物を口から吐き出す。また、肛門からくだす。〈漢字源〉
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攘臂
2982
じょうひ
┌腕まくりする。尽力する意。臂(ヒジ)を攘(ハラ)う。〈漢辞海〉
┌うでまくりをすること。〈日本国語大辞典〉
┌腕まくりをする。また、尽力する。臂(ヒジ)を攘(ハラ)う。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
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告訐
2983
こっけつ
┌他人の悪事を告発する。≒告愬、告遡〈漢辞海〉
┌他人の隠れた悪事をあばいて上に告げる。〈漢字源〉
┌人の陰悪をあばいて上に告げること。〈新大字典〉
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墟
2984
きょ
★社稷(シャショク)墟となる…社稷が祭られず、祭場が荒地になる。国家が滅びる。〈大辞泉〉
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疇曩
2985
ちゅうのう
┌先日。往日。〈漢辞海〉
┌先に。前日。曩は、嚮の意。〈新大字典〉
┌前日。〈字通〉
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蜚禽
2986
ひきん
┌飛ぶ鳥。〈漢辞海〉
┌飛ぶ鳥。〈新大字典〉
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觜翅
2987
しし
┌くちばしと、つばさと。〈字源〉
┌くちばしとつばさ。〈字通〉
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流歠
2988
りゅうせつ
┌一気に飲みほす。〈漢辞海〉
┌水の流れる如くむさぼりすする。〈字源〉
┌水の流れるような音を立てて汁を吸う。〈漢字源〉
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苑囿
2989
えんゆう
┌1.草木を植え、鳥や獣を放し飼いにしている庭園。園囿。
└2.あやつる。うまく扱う。〈漢辞海〉
┌鳥や獣を放し飼いにする庭。≒園囿、囿苑〈漢字源〉
┌動物をかうところ。大を苑、小を囿という。また、樹木に苑、禽獣に囿という。〈字通〉
◇漢字ペディア下付き
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檻穽
2990
かんせい
┌檻(オリ)と落とし穴。〈漢字ペディア〉
┌おりと落とし穴。〈漢辞海〉
┌檻(オリ)と落とし穴。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
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瀾汗
2991
らんかん
┌波の長くうねるさま。〈字源〉
┌波が広く大きくうねるさま。〈漢辞海〉
┌大波のうねるさま。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
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榜掠
2992
ぼうりょう
┌罪人をむちで打って拷問する。≒榜捶、榜楚〈漢辞海〉
┌罪人の右と左の両側からむちでうつ。≒榜捶、榜楚、榜笞〈漢字源〉
┌むちで罪人を打って拷問すること。〈新大字典〉
┌拷問する。〈字通〉
┌罪人をむちうちて拷問する。≒鞕撻〈字源〉
◇漢字ペディア下付き
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金榜
2993
きんぼう
┌1.金製あるいは金文字で書いた額、または掲示板。
└2.中国で科挙の及第者の名前を掲示した、黄金製のふだ。転じて、科挙に及第することにたとえる。〈日本国語大辞典〉
┌1.金色の扁額・掛け札。また、金字・金漆で書かれた扁額・掛け札。
└2.科挙(官吏登用試験)の殿試(最終試験)に及第した者の姓名を掲示する、ふだ。また、科挙に及第すること。「金」は、美称。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
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悸悸
2994
きき
┌驚き恐れて胸さわぎするさま。〈大辞林〉
┌1.はっきりしているさま。節度のあるさま。
└2.驚き恐れて胸がどきどきするさま。〈日本国語大辞典〉
┌おそれ驚き、胸騒ぎがするさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
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旁午
2995
ぼうご
┌≒傍午
├1.往来が激しいこと。縦横に行き交うこと。
└2.込み入って煩雑なこと。〈漢字ペディア〉
┌1.縦横が十字に交わる。行きかう。
├2.入り乱れる。
├3.四方八方。いたるところ。
└4.正午に近い時刻。〈漢辞海〉
┌縦横に入り乱れること。また、往来の激しいこと。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
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旃旌
2996
せんせい
┌はた。旌は、五色の羽毛を竿首に垂らしたもの。〈新大字典〉
┌1.赤い旗。
└2.旗の総称。〈漢辞海〉
┌はた。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
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暉暉
2997
きき
┌日のかがやくさま。照りかがやくさま。≒輝輝〈漢字ペディア〉
┌1.日光の輝くさま。
└2.澄んで明らかなさま。〈漢辞海〉
┌日光が照り輝くさま。〈大辞林〉
◇漢字ペディア大見出し
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嵎
2998
ぐう
★虎(トラ)嵎を負(オ)う…英雄が一方に割拠して威力を示すことのたとえ。「嵎」は、山の折れ曲がった、山ふところのような所。虎が山ふところを背にして身構える意。〈故事俗信ことわざ大辞典〉
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槍杆
2999
そうかん
┌やりの柄(エ)。≒槍幹、槍竿〈漢辞海〉
┌やりの柄。≒槍幹、槍竿〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
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殲殪
3000
せんえい
殺害される。また、討ち死にする。〈漢辞海〉
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#漢検1級 #音読み