出血性敗血症
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2022年08月19日
カード12
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病原体
Pasteurella multocida (6:B,6:E)
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ウシにおけるその他血清型について
7:A⇒敗血症
11:B⇒化膿巣
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疫学(世界)
東南アジア・アフリカ・中近東・中南米で発生
東南アジアではB型、アフリカではE型
北アフリカ、中近東では両型が存在。
オーストラリア・カナダ・西ヨーロッパでは発生なし。
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疫学(日本)
なし。
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疫学(感染経路)
発症牛・保菌牛との接触感染(経気道/経口感染)
あるいは間接的感染
1年を通じて発症するが、乾期終板から雨季初めに多発する。
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症状
甚急性型、急性型
数時間から2日の経過で死亡する。
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症状(臨床)
元気消失・反芻停止・発熱・粘液様鼻汁・流涙・流涎・下顎および頭側の腫脹
⇒呼吸促拍・呼吸困難・横臥・体温下降を示し死亡する。
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症状(剖検所見)
下顎・頸部・胸前皮下に膠様浸潤
漿膜および多臓器における点状出血(肺と筋肉)
肺では水腫も顕著
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症状(病理学的)
敗血症性間質性肺炎
線維素性心外膜炎
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診断
①直接鏡検
血液または実質臓器の塗抹標本(メチレンブルー/ギムザ染色)により両端染色性G陰性小桿菌
②細菌分離
血液または実質臓器を血液寒天培地に塗抹
37℃24時間培養後菌種同定および血清型別
③PCR法
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治療
摘発淘汰
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予防
発生国では不活化ワクチン
3~4か月齢:アルミニウムゲルワクチン
6~9カ月齢:オイルアジュバントワクチン
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細かいところは略しています(病原体名注意)