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外耳
耳介から外耳道を通って鼓膜までの範囲.
音の通り道.
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鼓膜
中耳と外耳を隔てている薄い膜.
外耳道を通ってきた音波が当たって震える.
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中耳
外耳道のつきあたりにある鼓膜から奥の耳管までの範囲.
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内耳
中耳のさらに奥で骨の中に埋もれている範囲.
聴覚に関わる蝸牛と平衡覚を司る前庭や三半規管を含む.
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蝸牛
振動として伝えられた音の情報を電気信号に変えて、蝸牛神経を介して脳に伝える役割.
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伝音性障害
外耳~中耳にかけて異常が発生している場合に起こる聴覚障害.
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感音性障害
内耳及びさらに奥に異常が発生している場合に起こる聴覚障害.
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混合性障害
伝音性障害と感音性障害の混合(+バランス).
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聴者
音がはっきり聞こえる人
可聴範囲:0~20[dB]
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難聴
音が聞き取りにくいこと.
軽度,中度,高度と,聴覚障害のレベルによって分けられている.
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聾者
音が全く聞き取れない人.
100~130[dB]程度の音量でやっと聞こえる.
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先天性
生まれつき異常がある状態.
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後天性
生まれた時は通常ではあったが,生活の中で事故や環境など様々な事柄を原因として異常が発生する状態.
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デフ・ファミリー
聾者(D)と聾者(D)の子供が聾者(D)である家族.
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コーダ
聾者(D)と聾者(D)のもとに生まれた聴者(H)の子供.
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聾学校
主に聾者が通う,耳が不自由な人のための学校.
外国語として日本語を学習する.
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サイナー
手話を使用する人.
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第一言語
自分が生まれて最初に接して身につけた、日常的に使用している言語.
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口型
話したり発音するときの口の形.
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指文字
指を組み合わせてさまざまの形を作り、日本語の50音を表す文字.
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母音
音響的に喉頭にある声帯の振動によって生じた音が声道の共鳴を絞って生じる有声音
声道中に個気流に乱れを生じさせる強い絞りは存在しない
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子音
声道中に強い絞りが存在し、それによって声道を通過する気流に乱流を生じさせる音
無清音と有声音がある
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人工言語
誰かが意図をもってその構造や形式を計画してつくられた言語(C言語、エスペラント語etc.)
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自然言語
あるコミュニティ内でコミュニケーションの必要を満たすために構造や形式が自然に決まって生まれた言語
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日本語
◎一般社会でコミュニケーションをとる手段
✕音声や文字なしでの習得はかなり難しい
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日本手話
◎視覚的で習得が比較的容易である
✕手話を知らない人とコミュニケーションが困難
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ホームサイン
手話を身に着けていない、孤立している聾者(HH家庭のDの子供など)がごく身近な人とコミュニケーションをとるときに使用する身振り手振り
単語に相当するが、単語数に制限があり、複雑な表現も不可能である
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ニカラグア手話
言語学者が言語の発生過程を記述した例
世界で最も新しい言語のひとつ
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コミュニティー
地域社会や共同体の意味を持ち、ここでは聴覚障害者による集まりを指す
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原始的言語
ホームサインなどを持ち寄り、取捨選択、組み合わせて作られた言語のもととなるもの
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手真似
江戸時代まで用いられた聴覚障害者がコミュニケーション方法の呼称
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ORAシステム
クラスによって口話・手話を分けて授業を行い、思想的な話は手話で全員行う
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相互性
2者以上の間で情報を積み重ねることが可能
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転位性
「今・ここ・私」を離れた表現が可能
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創造性
事実・現実ではないこと、想像上のことを表現可能
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階層性
「文(節)-句-語(形態素)-音」と小さな要素が規則的に組み上げられ、大きな単位になる階層を持つ
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二重分節性
最も小さな要素である音素は意味を持たないが、組み上げられ、形態素になると意味を持つ
意味を持たないレベルと持つレベルの二重に分けられる
→経済的に語彙を生み出すことができる
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構造依存性
言語は構造に依存する
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恣意性
言語記号の意声形態とその意味に必然的関係性がない
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句構造
Jhon is kind & Is Jhon kind? 〇
That Japanese boy is kind.
Japanese that boy is kind? ✕
Is that Japanese boy kind? 〇
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節
文節(国語)
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形態素
意味を持つ最小単位
ex)子供たち
・子供:独立〇〇〇
・たち:拘束〇〇〇
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音素
音韻論において分析される最小の音韻的単位
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最小対
ただ1つの弁別的対立によって互いに区別される2つの語
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分別的対立
子音あるいは母音1つだけで形式の意味の違 いを区別できる場合
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語
单語(国語)
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拘束形態素
常に他の要素に付属する形態素
ex)おー、ごー、ーたち etc.
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独立(自由)形態素
独立して発声できる形態素
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同時的
手話言語の場合の、形態素
の組み合わせ
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線状的
音声言語の場合の、形態素
の組み合わせ
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手話空間
サイナーの前方の手を動か
して手話を表現するエリア
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類辞
CL(Classifier)
手話特有の表現方法
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CL構造
動きを表すルート(一部の動詞)+指示対象を表す形態素
(名詞)
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実体CL
指示対象の形や性質
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SASS
大きさの違い
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取扱CL
動作主が対象を取り扱う様子に関する表現
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語彙化
CL構造の固定化
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動詞分類
表現の仕方で動詞を分類すること
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空間動詞
始点と終点の位置を指示して表す動詞(自動詞
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一致動詞
動詞の移動で主語・目的語を決める動詞(他動詞)
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無変化動詞
動詞の移動がなくても表現出来る動詞
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主語・目的語標示
え
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助動詞AUX
無変化動詞の主語・目的語の弁別を指差しで行う
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主語明示化
無変化動詞の主語・目的語の弁別を主語への指差しで行う
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PT
その時何について話しているかをはっきり示すこと
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文法規則
y
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国際音声記号
文字を持たない音声言語を記述したもの
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伝音性障害の原因3つ
①外耳道の詰まり
②先天的奇形
③鼓膜損傷
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感音性障害の原因6つ
①ウイルス感染,メニエール病
②突発性難聴
③薬物 (薬の副作用)
④音響外傷・騒音性難聴
⑤遺伝
⑥加齢
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伝音性障害の症状
音が小さく聞こえる.
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感音性障害の症状2つ
①ダイナミックレンジが狭まる
(音がぼやける,聞こえない音ができる)
②強い耳鳴りが起こる
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伝音性障害の対策
外科的サポート,補聴器
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感音性障害の対策
早期治療,補聴器
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2023年 前期