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環境要因
生物を取り巻く環境のうち生物の生活に影響を与えるもの
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バイオーム(生物群系)
生物が地域ごとに適応して互いに関係を持ちながら形成する特徴ある集団
-
生活形
生物が環境に適応した結果が反映されている形態
-
植生
ある場所に生息する植物すべて
-
優占種
最も広い空間を占めその植生を代表する植物
-
相観
植生の外観上の様相
-
区画法
一定面積の枠を複数設けて調査する方法
-
林床植物
林冠を通り抜けた弱い光を利用して生活する植物
-
生産構造
光合成による物質生産の立場から植生の構造を見ること
-
層別刈取法
植物を高さごとに刈り取り、光合成器官と非光合成器官の重量を層別に測定する方法
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生産構造図
層別刈取法の測定結果と高さごとの照度を示した図
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陰生植物
光飽和点が低いため成長は遅いが光補償点が低いため陽生植物が生育できない日陰でも生育できる植物植物
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乾性遷移
裸地から始まる遷移
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先駆植物
遷移の初期段階に侵入する植物
-
陽生植物
光飽和点が高いためひなたで成長が速いが光補償点が高く光補償点より暗い日陰では生育できない植物
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極相
遷移の最終段階に達して、ほぼ構成種に変化が見られなくなった植生
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湿性遷移
湖沼からはじまる遷移
-
補償深度
光合成速度と呼吸速度が同じになる、植物が生育できる下限の深度
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生産層
補償深度より浅いところで光合成速度が呼吸速度を上回る
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分解層
補償深度より深いところで光合成速度が呼吸速度を下回る
-
二次遷移
森林の伐採や山火事などによって植生が破壊された場所で見られる遷移
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一次遷移
裸地から始まる植生遷移
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二次林
二次遷移でできた森林
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ギャップ
林冠が途切れた空間
-
ギャップ更新
生じたギャップから光が差し込み林床で幼木が生育できるようになり森林が部分的に再生されること
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マングローブ林
熱帯や亜熱帯地方の海岸や河口付近に生じる常緑の低木林や高木林
-
暖かさ指数
植物の育成に必要な最低温度(5℃)を基準として求める値
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水平分布
緯度や気候帯の違いによる分布
-
垂直分布
高度の違いによる分布
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バイオームの別名
生物群系
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生活形を分類した人
ラウンケル
-
ラウンケルが生活形を何の違いによって分類したか
休眠芽(冬芽)
-
ラウンケルの生活形6つ
地上植物、地表植物、半地中植物、地中植物、水生植物、一年生植物
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地上植物の特徴
休眠芽が地表から30cm以上の高さにある
-
地表植物の特徴
休眠芽が地表から30cm以下にある
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半地中植物の特徴
休眠芽が地表に接している
-
地中植物の特徴
球根や地下茎が地表から離れた地中にある
-
水生植物の特徴
休眠芽が水中や水で飽和した地中にある
-
一年生植物
乾季や冬季を種子のみで過ごす
-
地上植物の例
一般的な高木低木
-
地表植物の例
キク、コケモモ、ヤブコウジ
-
半地中植物の例
ススキ、タンポポ
-
地中植物の例
カタクリ、ナルコユリ、チューリップ、ゼンマイ
-
水生植物の例
ガマ、ヒツジグサ、ジュンサイ
-
一年生植物の例
ツユクサ、メヒシバ、エンドウ
-
冬季の寒さが厳しい地域では何が減少し何が増加するか
地上植物、半地中植物
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寒くて風が強い高山帯で生育できない植物
地上植物
-
砂漠など乾燥している地域で多い植物
一年生植物
-
砂漠などで一年生植物が多い理由
種子の状態が最も乾燥に強いから
-
植生の分類
森林、草原、荒原
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植生の優占種になるもの
被度と頻度が共に大きい植物
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被度
同種の植物が地表面を覆っている割合
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頻度
測定した全枠数に対する各植物が出現する枠数の割合
-
被度の表し方
被度階級
-
頻度の表し方
百分率か頻度階級
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頻度が高いものの特徴
種子が散布しやすい
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階層構造4種類
高木層、亜高木層、低木層、草本層
-
林冠
高木の枝や葉が上層を占め森林の表面を覆っている部分
-
林床
地表に近い下層の部分で、林冠を通り抜けた弱い光を利用して生活する植物(林床植物)が生育する
-
生産構造の分類
広葉型、イネ科型
-
広葉型の植物例
ミゾソバ、オナモミ、ダイズ、シソ
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上部に光合成器官が多いのは広葉型イネ科型どちらか
広葉型
-
下部に光合成器官が多いのは広葉型イネ科型どちらか
イネ科型
-
イネ科型の植物例
イネ、ススキ
-
陽生植物の木本
陽樹
-
陽生植物の草本
陽生草本
-
陽生植物の光補償点
高い
-
陽生植物の光飽和点
高い
-
陰生植物の光補償点
低い
-
陰生植物の光飽和点
低い
-
陽樹の例
ナラ、アカマツ、クロマツ、イチョウ、クリ、ケヤキ、クヌギ、カシワ、シラカンバ
イチョウ待つならクリかケヤキかクヌギかしら
-
陽生草本の例
ススキ、イタドリ、チガヤ、タンポポ
ちがうイタドリすきなタンポポ
-
陰樹の例
スギ、ブナ、シイ、カシ、クスノキ、タブノキ、コメツガ、トウヒ、ゲッケイジュ
月経来ず頭皮に多分あぶなかしいすぎる
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陰性草本の例
コケ植物、シダ植物、ミヤマカタバミ
-
陽葉の光補償点
高い
-
陽葉の光飽和点
高い
-
陽葉の葉面積
小さい
-
陽葉の葉肉
厚い(柵状組織が発達)
-
陰葉の光補償点
低い
-
陰葉の光飽和点
低い
-
陰葉の葉面積
大きい
-
陰葉の葉肉
薄い
-
乾性遷移の流れ
裸地→地衣類コケ植物→草原→低木林→陽樹林→混合林→陰樹林(極相)
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先駆植物別名
パイオニア植物
-
極相別名
クライマックス
-
先駆植物の例
地衣類、コケ植物、ススキ、オオバヤシャブシ
-
地衣類が先駆植物の理由
菌類が共生していて生命力が高い
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コケ植物が先駆植物の理由
陸上植物で唯一維管束がなく仮根がはりついて体表から水分を吸収しやすいから
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ススキが先駆植物の理由
種子が軽く風に運ばれやすい
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オオバヤシャブシが先駆植物の理由
窒素固定細菌を根に共生させることができる
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湿性遷移の流れ
貧栄養湖→富栄養湖→湿原→草原→低木林→陽樹林→混交林→陰樹林(極相)
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湖沼で生育する生物
水生植物、植物プランクトン
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二次遷移の方が進行が早い理由
植物の種子、地下茎、根などが地中に残っているから
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二次遷移でできた森林の例
雑木林、アカマツ林
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火山活動と山火事で一次遷移と言えるもの
火山活動
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火山活動が一次遷移といえて山火事は言えない理由
火山活動は土壌がダメになるから裸地から始まるのに対して山火事は土壌が残っているから
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熱帯多雨林植物例
フタバガキ、着生植物、つる植物
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亜熱帯多雨林植物例
ヒルギ、ビロウ、ヘゴ、ソテツ、ガジュマル、アコウ
亜熱帯で昼にビローとへそが赤うなる
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雨緑樹林植物例
チーク
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照葉樹林植物例
シイ、カシ、クスノキ、ツバキ、タブノキ
照葉を鹿が食った
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硬葉樹林植物例
コルクガシ、オリーブ、ゲッケイジュ
紅葉の中子どもとお月見
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硬葉樹林特徴
夏の乾燥に耐えるためクチクラ層が発達した硬葉をもつ
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夏緑樹林植物例
ケヤキ、クリ、カエデ、ミズナラ、ブナ
夏飲むならケヤキの下で繰り返し水なら無難だ
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針葉樹林植物例
エゾマツ、トドマツ、シラビソ、コメツガ、トウヒ
信用したのに、えっと、調べたら米が盗品だった
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落葉針葉樹植物例
カラマツ
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サバンナ植物例
イネ、カヤツリグサ科
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ステップ植物例
イネ、カヤツリグサ科
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砂漠植物例
サボテン
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寒帯植物例
ハナゴケ、ミズゴケ
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硬葉樹林分布地域
地中海沿岸、カリフォルニア半島、南アフリカケープ地方
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落葉で広葉の植物
雨緑樹林、夏緑樹林
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落葉で針葉の植物
カラマツ
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海岸や河口付近のこと
汽水域
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マングローブ林の例
オヒルギ、メヒルギ、マヤプシキ
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マングローブ林が海水の浸るところで生育できる理由
高塩類濃度に強く、通気組織が発達しているから
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マングローブ林の特徴
呼吸根や支柱根を出すものが多い、土壌の流出を防ぎ落ち葉や枯葉によって生活する生物に栄養分を供給
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植物の生育に影響するもの
気温と降水量
-
バイオームの表を考えた人
ホイッタカー
-
-
降水量が十分な地域の分布多い順
熱帯多雨林→亜熱帯多雨林→照葉樹林→照葉樹林→夏緑樹林→針葉樹林
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気温の高い地域の分布多い順
熱帯多雨林→雨緑樹林→サバンナ→砂漠
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硬葉樹林が発達する気候
地中海性気候
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暖かさ指数240以上
熱帯多雨林
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暖かさ指数180〜240
亜熱帯多雨林
-
暖かさ指数85〜180
照葉樹林
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暖かさ指数45〜85
夏緑樹林
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暖かさ指数15〜45
針葉樹林
-
水平分布温度高い方から
亜熱帯多雨林→照葉樹林→夏緑樹林→針葉樹林
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100m高くなるごとに何度上がるか
0.5〜0.6℃
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森林限界より上の地域にできる
低木林、高山草原(お花畑)
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0〜500mの分布帯
丘陵帯
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500〜1500mの分布帯
山地帯
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1500〜2500mの分布帯
亜高山帯
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2500m〜の分布帯
高山帯
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亜高山帯の植物
針葉樹林
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山地帯の植物
夏緑樹林
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丘陵帯の植物
照葉樹林
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垂直分布における植物の分布限界の高さのちがい
高緯度ほど低くなり南面より北面の方が低くなる
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生態系
1つの地域において生物の集団が非生物的環境とともにしているまとまった働き
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作用
非生物的環境から生物への働きかけ
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環境形成作用(反作用)
生物から環境への働きかけ
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生産者
無機物から有機物をつくる生物
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消費者
外界から有機物を取り入れて生活する生物
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分解者
有機物を無機物に分解する過程に関わる生物
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食物連鎖
生態系の生物における被食者と捕食者の連続的なつながり
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生食連鎖
生きている生物からはじまる食物連鎖
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腐食連鎖
生物の遺骸などからはじまる食物連鎖
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食物網
食物連鎖が複雑に絡み合った網目状の関係
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栄養段階
生態系を構成する生物を食物連鎖の順に栄養分の摂り方で段階的に分けた各段階
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生態ピラミッド
生産者を底辺として生物の個体数や生物量を栄養段階順に積み重ねると栄養段階が高次の消費者になるほど一般に生物の個体数、生物量が少なくなり、ピラミッド型になったもの
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寄生連鎖
からだの大きな生物に小さな生物が寄生していること
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現存量
ある時点での生物の総量
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総生産量
生産者が光合成によって一定期間中に生産した有機物の総量
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純生産量
総生産量から植物自身の呼吸で消費する呼吸量を差し引いたもの
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被食量
食べられる量
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枯死量
枯れ落ちる量
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成長量
生産者の体内に蓄積する有機物量
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同化量
摂取量から不消化排出量を差し引いたもの
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エネルギー効率
前の栄養段階のエネルギー量が次の栄養段階のエネルギー量として移動する割合
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空中放電
雷などにより大気中の窒素が酸化され硝酸として土壌中に入る作用
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生態系のバランス
生物量や個体量の変動の幅は一定の範囲内に保たれている
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生態系の復元力
撹乱されても長い年月の間に元のような状態に戻す力
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温室効果
地表から放射される赤外線を吸収する働き
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温室効果ガス
温室効果をもたらす気体
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自然浄化
汚濁物質の泥や岩などへの吸着、水による希釈、微生物による無機物への分解などにより汚濁物質を次第に減少する効果
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生物学的酸素要求量(BOD)
水中の微生物が有機物を分解する際に消費する酸素量
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化学的酸素要求量(COD)
酸化剤が水中の有機物を分解する際に消費する酸素量
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富栄養化
生活排水などが海や川に流入し窒素やリンなどの無機物が蓄積して濃度が高くなる現象
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生物濃縮
生物に取り込まれた物質が体内で高濃度に蓄積される現象
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外来生物
人間の活動によって本来の生息場所から別の場所に持ち込まれその場所に住み着いている生物
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侵略的外来生物
移入先の生態系に大きな影響を与えたり人間の生活に影響を与えたりする外来生物
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絶滅危惧種
生息環境の変化、外来生物の移入、人間による乱獲などにより個体数が減少し続け絶滅のおそれがある生物
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レッドリスト
絶滅のおそれのある野生生物の名称、カテゴリー等の最低限の情報のみを記載したもの
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レッドデータブック
絶滅のおそれのある生物についてその危険性の高さや分布、生息状況などを具体的に記載したもの
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撹乱
生態系やその一部を破壊し、変化させる外的要因
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中規模撹乱仮説
中規模の撹乱が多種の共存をもたらすという考え方
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人為撹乱
生態系が回復不可能になるような多くの生物の生息地が奪われるような乱獲や保護、焼畑や森林伐採などの撹乱
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里山
日本の農村周辺に見られる人間が管理をする雑木林とその一帯
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絶滅
ある種が次世代を残さずに滅ぶことやある個体群から完全に個体がいなくなること
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絶滅の渦
個体群の絶滅につながる過程が繰り返されると個体数の減少は加速し個体群の絶滅が起きやすくなる現象
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近親交配
遺伝的に近い関係の個体との交配
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近交弱勢
遺伝病などの生存に不利な形質が現れやすくなる現象
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人口学的な確率性
偶発的な個体数の変動性
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アリー効果
個体群密度が高い場合に個体群の成長が促進される現象
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生態系サービス
生態系から人間に対して直接、間接的にもたらされている恩恵
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資源供給サービス
衣食住、エネルギーをささえるサービス
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調節サービス
安全で快適な環境の提供
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文化的サービス
精神、文化面でのあらゆるサービス
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基盤的サービス
生態系全体のあらゆるサービス
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ラムサール条約
渡り鳥の生息地としての湿地の保全、湿地の懸命な利用を目的とした条約
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ワシントン条約
絶滅危惧種の保護のため、絶滅危惧種の捕獲や国際取引を規制する条約
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生物多様性条約
世界的に生物の多様性を保全し持続可能な生物資源の利用を目的とする条約
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特定外来生物
従来生物に大きな影響を与える外来生物
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外来生物法
外来生物の侵入および生息域拡大の防止を目的とする条約
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種の保存法
絶滅のおそれのある野生生物の保護を目的とする条約
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生態系3つ
陸上生態系、陸水生態系、海洋生態系
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陸上生態系3つ
森林、草原、荒原
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陸水生態系2つ
湖沼、河川
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海洋生態系3つ
海浜域、浅海域、外洋域
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非生物的環境の例
光、温度、水、大気、土壌、生物の遺骸、排出物
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作用の例
日照量、温度の変化が光合成に影響与える
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環境形成作用の例
呼吸、光合成で大気の組成変化、蒸散で湿気変化
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逆転しないピラミッド
エネルギー量
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エネルギー量のピラミッドが逆転しない理由
ほとんどは生産者から上に行くので途中から入ってくることがないから
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個体数ピラミッドの逆転の例
寄生連鎖(ダニ→コマユバチ→蛾の幼虫→サクラの木)
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生物量ピラミッドの逆転の例
動物プランクトン→植物プランクトン
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動物プランクトンが植物プランクトンより多くなることがある理由
植物プランクトンは一世代が短く短期間で生まれたり死んだりでき、一気に増えることができ回復が可能だから
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光合成の総生産量
真の光合成速度
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光合成の純生産量
見かけの光合成速度
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分解者に分解されるもの
生産者の枯死量、消費者の不消化排出量と死滅量
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生産者の純生産量の式
総生産量-呼吸量
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生産者の成長量の式
純生産量-(被食量+枯死量)、測定後の現存量-測定前の現存量
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消費者の同化量の式
摂食量-不消化排出量
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消費者の成長量の式
同化量-(呼吸量+被食量+死滅量)
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分解者の分解量の式
生産者の枯死量+消費者の不消化排出量、死滅量
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同化量は何に当たるか
総生産量
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生産量は何に当たるか
純生産量
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エネルギーの変化
光合成で光エネルギーが化学エネルギーになって食物連鎖で消費者に移り熱のエネルギーとして放出される。このように、循環せず一方向に流れる。
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食物連鎖が上になるほど個体数はどうなるか
逃げていく熱エネルギーが多く利用できるエネルギーが少ないから個体数は少なくなる
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エネルギー効率が栄養段階上になるほど大きくなるのはなぜか
使えるエネルギー量が少ないから
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エネルギー効率の式
その栄養段階のエネルギー量(同化量)/一つ前の栄養段階のエネルギー量(総生産量か同化量)×100
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生産者のエネルギー効率の式
光合成に使われるエネルギー量(総生産量)/太陽エネルギー×100
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一次消費者のエネルギー効率の式
一次消費者のエネルギー量/光合成に使われるエネルギー量×100
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森林や草原のエネルギー効率
1〜3.5%
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生体系の平衡を維持する元素の循環
炭素と窒素
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森林の物質生産の特徴
現存量が最も大きく純生産量が陸地の7割を占める
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草原の物質生産の特徴
総生産量は少ないが純生産量が大きい
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湿原の物質生産の特徴
単位面積あたりの純生産量が最も大きい
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外洋域の物質生産の特徴
単位面積あたりの純生産量は小さいが総面積が大きいので地球全体の純生産量の1/4を占める
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浅海域の物質生産の特徴
海からの栄養塩類が豊富なので単位面積あたりの純生産量は外洋域より大きい
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光化学スモッグのでき方
二酸化硫黄、二酸化窒素が紫外線により光化学オキシダントになる
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光化学オキシダントの例
オゾン
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酸性雨のでき方
二酸化硫黄、二酸化窒素が大気中の水と反応して硫酸、硝酸に変化する
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酸性霧の人体への影響が高い理由
濃度が高い、吸い込みやすいから
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温室効果ガスの例
二酸化炭素、水蒸気、メタン、フロン
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水蒸気が引き起こすこと
オゾン層の破壊
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自然浄化の範囲を超えると起こること
水質が汚染され有機物やNH4+の量が変化して生息する水生生物が変化し生態系が変わる
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水質を調べる方法
水生植物の種類、BOD、COD
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BODの別名
生物学的酸素要求量
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CODの別名
化学的酸素要求量
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なぜBODやCODで測るのか
色々な物質を調べるより酸素のみを調べる方が楽だから
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富栄養化が引き起こすこと
植物プランクトンが増加して赤潮やアオコをを引き起こす
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アオコ別名
水の華
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生物濃縮の物質例
有機水銀、カドミウム、PCB、DDTなどの分解、排出されにくい物質
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有機水銀で起きた公害病
水俣病
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カドミウムで起きた公害病
イタイイタイ病
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イタイイタイ病の起こり方
骨のカルシウムがカドミウムに置き換わって脆くなり折れやすくなる
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侵略的外来生物の中で外来生物法で指定されたもの
特定外来生物
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侵略的外来生物の例
アメリカザリガニ、オオクチバス(ブラックバス)、マングース、セイタカアワダチソウ、セイヨウタンポポ
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日本の絶滅危惧種動物
イリオモテヤマネコ、ヤンバルクイナ、クマタカ、オオサンショウウオ、ミヤジマトンボ
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日本の絶滅危惧種植物
アツモリソウ、ムニンノボタン、デンジソウ、マリモ
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レッドリストを作る理由
レッドデータブックを作っている間に絶滅するのを防ぎすぐに対応できるようにするため
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生物多様性大きいものから
生態系の多様性、種の多様性、遺伝子の多様性
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生態系の多様性が多いと何が多いと言えるか
複対立遺伝子
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遺伝子の多様性の規模
一つの種内
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撹乱の例
火事、干ばつ、洪水、台風
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撹乱が小さい時多種が共存できない理由
種間競争で強い種のみが生き残る競争的排除が起こるから
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絶滅の渦起こること
生息地の面積縮小、遺伝子の多様性の低下、近交弱勢、人口学的な確率性、アリー効果の減少
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近交弱勢の逆
雑種強勢
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近交弱勢が病気を引き起こす理由
劣性遺伝子がホモ接合になりやすくなり病気遺伝子が発現しやすくなるから
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アリー効果の例
交配相手が見つけやすい
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遺伝的浮動と人口学的な確率性のちがい
遺伝的浮動は遺伝子頻度が変わるもの、人口学的な確率性は個体数の変化
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生態系サービス4つ
資源供給サービス、調節サービス、文化的サービス、基盤的サービス
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調節サービスの例
防風林が風から守る、自然浄化
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ラムサール条約で指定されている場所
サンゴ礁、マングローブ、琵琶湖、釧路湿原
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生物多様性条約から日本が定めた法律
外来生物法、種の保存法
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個体群
ある空間で生活する同種の生物の集団
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個体群密度
一定の生活空間内で生活する生物の個体数
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区画法
ある生物が生育する地域に一定の広さの区画をいくつか設けてその区画中の個体数の平均値と区画がその地域全体に占める面積から全個体数を推定する方法
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標識再捕法
捕獲した個体に標識をつけて離し、一定期間の後に再び捕獲して、全個体数:最初の標識個体数=2度目に捕獲された総個体数:2度目に捕獲された標識のある個体数という比例関係が成り立つと仮定し全個体数を推定する方法
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集中分布
生息域の特定の場に固まった分布
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ランダム分布
生息域全体に見かけ上不規則な分布
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一様分布
生息域全体に均一な分布
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メタ個体群
ある地域にモザイク状に分布する同種の個体群間で互いに個体の移入移出がある場合それらの個体群をまとめたもの
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個体群の成長
個体群内の個体数が時間とともに増加し個体群密度がしだいに大きくなること
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成長曲線
個体群の成長をグラフに示したもの
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環境対抗
個体数の増殖を制限するような環境要因
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環境収容力
個体数が増加しなくなって一定になったときの個体数
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密度効果
個体群密度によって個体群や個体に影響が現れること
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相変異
密度効果によって個体群内の個体の形態や行動に著しい変化が生じる現象
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最終収量一定の法則
個体群密度の大小に関わらず最終的な植物の総重量はほぼ一定になるという法則
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個体群の齢構成
さまざまな発育段階の個体で成り立っている
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年齢ピラミッド
各齢層の個体数を順に積み重ねて図示したもの
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生命表
同時に生まれた生物の個体数の変動について発育段階ごとの個体数の変化を調べ生存数や死亡数を表に示したもの
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生存曲線
生命表をもとに生存数の変化をグラフで示したもの
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行動圏
定住する個体が日常的に行動する範囲
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縄張り
個体や群れが食物を確保したり子を育てたりするために占有する一定の生活空間
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リーダー制
順位の高い特定の個体が集団をリードする
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順位制
個体群内の個体間で優位と劣位ができること
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社会性昆虫
多数の個体が集団で生活しその集団内で個体の分業がみられる昆虫
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利他行動
他者に利益をもたらす行動
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適応度
生殖可能な年齢に達した子の割合
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包括適応度
適応度を増加させる直接的な効果と血縁者を助けることによる間接的な効果の総和
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ニッチ
資源の利用に関して生態系内で各生物が占める位置
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競争的排除
競争の結果両種が共存できなくなる現象
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共生
異種の個体どうしが関わり合うことで互いもしくは片方に利益があること
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寄生
一方が他方から利益を得るような関係
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間接効果
2種の生物間の相互作用の程度が変化する2種以外の生物の影響
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キーストーン種
少数ながらも生態系の全体像を決定するように働く種
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生物群集
一定の空間に相互作用しながら生息する個体群の割合
-
資源の分割
共通する資源をめぐる種間競争の結果進化によって形質が変化し共存が可能になるように利用資源が変化すること
-
形質置換
共通の資源をめぐる種間競争の結果種間で形質に違いが生じる現象
-
基本ニッチ
ある種が単独で暮らす場合のニッチ
-
実現ニッチ
他種と共存した場合実際にその種が占めるニッチ
-
縄張りの適当な大きさ
利益と維持する労力の差が最大
-
群れの適当な大きさ
警戒する時間と個体どうしが争う時間の和が最小
-
種間競争を避ける
食いわけすみわけ
-
種数の決定要因気候と種数
温度と日射量が高い
-
種数の決定要因面積と種数
面積が大きくなると種数も増える
-
突然変異
遺伝情報の変化
-
環境変異
環境変化によって遺伝子発現が変化
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個体群密度の式
その個体群の全個体数/生活空間の大きさ(面積または体積)
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個体群密度を体積で測る生物
水中の生物
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区画法を使う生物
固着性の生物
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固着性の生物の例
植物、菌類、貝類、イソギンチャク
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標識再補法を使う生物
移動性の生物
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標識再補法で注意すること
標識個体が均等に混ざる、標識によって捕獲率に差が出ない、移出移入死亡出生がない
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集中分布の例
アリ
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一様分布の例
フジツボ
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ランダム分布の例
タンポポ
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成長曲線がS字型になる理由
アリー効果の影響で途中までは急速に上昇するが、個体群密度が大きくなるにつれて環境抵抗により増殖が制限されるから
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環境対抗の例
生活空間や食物の不足、汚染
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安定した環境に多い生物
大卵少産型
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安定した環境の個体数
環境収容力に近い値で安定
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孤独相の産卵数
多い
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孤独相の集合性
ない
そもそもいない
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孤独相の体色
緑褐色
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孤独相の後肢の長さ
長い
跳ぶ
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孤独相の前翅の長さ
短い
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孤独相の腹部の長さ
長い
卵を蓄える
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孤独相の体長
長い
成長できる
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群生相の産卵数
少ない
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群生相の集合性
強い
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群生相の体色
黒褐色
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群生相の後肢の長さ
短い
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群生相の前翅の長さ
長い
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群生相の腹部の長さ
短い
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群生相の体長
短い
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突然変異
遺伝情報の変化
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環境変異
遺伝子発現が変化
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相変異は突然変異環境変異どちらか
環境変異
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年齢ピラミッド3つ
幼若型、安定型、老齢型
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生存曲線3つ
早死型、平均型、晩死型
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早死型の例
貝類、魚類、昆虫類
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平均型の例
鳥類、小型の哺乳類、ヒドラ
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晩死型の例
大型の哺乳類、大型の鳥類(ワシ、タカ、フクロウ)、社会性昆虫(ミツバチ、アリ、シロアリ)
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晩死型の特徴
親が子を保護する
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種内競争を防ぐための工夫
縄張りとリーダー制
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縄張りの最適な大きさ
利益と縄張りを維持する労力の差が最大になる
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縄張りの例
アユ、ホオジロ、トンボ
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順位制の例
ニワトリ(つつきの順位).トナカイ(リーダー制)
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群れの最適な大きさ
周囲を警戒する時間と個体どうしが争う時間の和が最小になる
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ミツバチが利他行動をする理由
女王バチと働きバチは姉妹関係であり、ミツバチは単為生殖をしてオスの配偶子が1パターン、メスの配偶子が2パターンというように遺伝的に近縁であるから女王バチに子を産んでもらえば自分の遺伝子を残してもらえる
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ニッチの別名
生態的地位
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競争的排除の例
ヒメゾウリムシとゾウリムシを一緒に育てるとヒメゾウリムシは増殖してゾウリムシは絶滅する
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相利共生の例
アリとアブラムシ、イソギンチャクとクマノミ
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アリとアブラムシのお互いの利益
アリがアブラムシをてんとう虫から守る、アブラムシがアリに蜜を与える
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片利共生の例
サメとコバンザメ、ナマコとカクレウオ
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寄生する側
寄生者
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寄生される側
宿主
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偏害作用の例
アオカビ
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偏害作用
異種の個体どうしが関わり合い片方には何もなく片方に害がある共生
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偏害作用の別名
偏害共生
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キーストーン種の別名
要石
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同じニッチを占める種どうしが共存できるようになる過程
資源の分割→形質置換→ニッチの分割
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共進化の例
ダーウィンフィンチの食べる種子を変えた結果嘴の形が変化した
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陸上生態系で植物種が多様になるとどうなるか
さまざまな枝や葉の高さに応じてつくられる空間の分布が可能になり、資源の分割が容易になるので生息する生物の齢構成が多様になる
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多様な生物が生息している海洋の環境の例
藻場やサンゴ礁
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環境形成作用が多種が共存できる環境を作り出す理由
適応放散、すみわけできる、種間競争を避けられる
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気候と種数の関係
温度と日射量が大きいほど種数は増える、成長可能な期間の差が長いほど種が多い
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面積と種数の関係
面積が大きいほど種数は多くなる
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