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快楽
食べもの、飲み物、セックス、成功などの生存や子孫を残すうえで有利な行為に対して、報酬として快楽が生じる
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快楽
快楽のおきかた
腹側被蓋野(ふくそくひがいや)が達成を予測
腹側被蓋野からの軸索がドーパミンを分泌
ドーパミンを受け取った側坐核(そくざがく)が快楽を生み出す
快楽が記録される仕組み
腹側被蓋野からの軸索がドーパミンを分泌
ドーパミンを受け取った前頭前野がほかの情報と一緒に快楽を記憶する
好みや欲求の対象が作られてゆく
達成できなくても快楽が生じてしまう
腹側被蓋野が達成を予測
腹側被蓋野からの軸索がドーパミンを分泌
ドーパミンを受け取った側坐核が快楽を生み出す
例: 道具をそろえただけで満足してしまう
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不快
偏桃体は刺激が安全であるか危険であるかを見極めている
危険と判断された場合は不快感を生み出す
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記憶
海馬で短期記憶が作られる
偏桃体が情動の記憶形成に動く
海馬と偏桃体は共同して記憶形成に働く
情報が大脳新皮質に移動し、長期記憶として保存される。
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ヘッブの法則
使用されたシナプスは強化される
シナプスが頻繁に使用されるとシナプスの拡大が起こる。すると、シナプス伝達が起こりやすくなる。これがシナプスの強化の仕組み
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認知症
アルツハイマー型認知症
認知症の約半分を占める
海馬を中心に神経細胞が死滅し、萎縮が起こる
レビー小体型認知症
認知症全体の約20%を占める
レビー小体という異常なたんぱく質が神経細胞にたまり神経細胞が死んでいくことで発症
血管性認知症
認知症全体の約20%を占める
血管が詰まる脳梗塞や血管が破れる脳出血によって脳の一部に血液がいかなくなり神経細胞が死滅することで発症する
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恒常性
体温、血圧、血糖値などの体の環境が常に一定の状態で保たれること
視床下部が中心的な役割を果たしている
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視床下部
体内のホルモン量をコントロールしている
食欲の制御、性欲の制御、睡眠の制御
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レプチン
食欲抑制ホルモン
体重が増える レプチンが増える 食欲抑制 食事量が減る 体重維持
体重が減る レプチンが減る 食欲増進 食事量が増える 体重維持
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レプチン抵抗性
レプチンに対する応答性が低くなる状態
肥満が続くとレプチン抵抗性が視床下部に生じる。
肥満者ではレプチンが大量に放出されているにもかかわらず、レプチン抵抗性のために食欲がよくせいされない。常に放出されているレプチンと食事中のレプチン抵抗性が原因である
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二つの食欲
恒常性の食欲 体重を一定にするための食欲
快楽性の食欲 快楽を得るための食欲
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男性ホルモン
総称はアンドロゲン テストステロンなどがある
性欲を促進する 交尾等の性行動を促進する 攻撃行動を促進する
女性でも副腎から分泌され、能動性を与える
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女性ホルモン
総称はエストロゲン エストラジオールなどがある
エストロゲンの特徴 性欲を促進する 交尾等の性行動を促進する
プロゲステロンの特徴
卵巣から分泌される 月経周期を作る
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ストレッサー
ストレスを作り出すもの
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ストレスとストレスの種類
ストレス 環境の変動に対応して生体の中に起こる生理的及び心理的な反応
快ストレス 快適なストレスは人を活性化し、モチベーションをアップする
不快ストレス 不快なストレスが慢性化すると精神的な病気やにくたいてきなびょうきになることがある
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不快ストレス
身体的な変化 動悸、めまい、手足の震えー>視床下部
心理的な変化 緊張感、イライラ感 ー>偏桃体
行動面の変化 判断力の低下 記憶力の低下 注意力散漫 → 海馬 前頭前野
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副腎
腎臓の上部位置している内分泌機関
ストレスホルモンやミネラルの利用に働くホルモンなどを放出する
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カテコラミン
アドレナリンとノンアドレナリンがあり、急性期のストレス応答に働いてる。例えばケンカの時など
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コルチゾール
慢性期のストレス応答に働いてる
コルチゾールが高い状態が続くと筋肉の萎縮 肥満 うつ病などの症状が出る
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ストレスに弱い海馬
慢性的なストレスでコルチゾール値が高い状態が続くと海馬の神経細胞が委縮する ー> 記憶力の低下
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前頭前野
行動抑制 何かしたいという欲求を抑えるのは難しい、この行動抑制に前頭前野が働いている
行動の切り替え ルールが変わったときに、それに合わせて行動を切り替える能力を担う
社会的行動 社会生活を行う上で他人の心を読みドル能力を担う
情動とそれに基づく意思決定
論理的な意思決定
過剰なストレス状態ドーパミンが大量に放出されると前頭前野の機能が低下する
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心的外傷後ストレス障害(PTSD)
トラウマ体験が契機となり、特徴的なストレス症状が生じる障害
侵入(再体験) フラッシュバックによる心理的、身体的苦痛反応
回避 トラウマ体験を想起させる物事からの回避
認知と気分の陰性の変化 否定感、疎外感、孤立感
各制度と反応性の著しい変化 イライラ感 過度な警戒感 集中困難 睡眠障害
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脳波
大脳の活動電位が集まったもの
1億個程度の神経が同時に活動しないと検出できない
センサーを頭部に装着するので、計測中に頭部が動いても計測が可能である
装置が小型で価格が安いので、使いやすい
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PET
放射性物質の動きを測定する
放射線被ばくがある
格納部位の活動量や神経伝達物質の受容体量を測定できる
頭を固定する必要がある
装置が大型で価格が高い
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fMRI
血流量(脳の活動量)を高精度に計測できる
血流量を磁力を利用して測定する
短時間に起きる変化を測定できる
全脳を測定できる
頭を固定する必要がある
装置が大型で価格が高い
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前頭前野 眼窩部
情動に基づく意思決定において中心的な役割を果たしている
例 食べ物やのみもののおいしさに基づいた意思決定
直感的な意思決定
優先順位の決定
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前頭前野 外側部
経験や論理に基づく意思決定において中心的な役割を果たしている
ワーキングメモリ(作業記憶)の制御を行う
推論を行う
集中力を維持する
やる気を生み出す
例 セルフコントロール
健康のことを考えて、ほしい食べ物や飲み物の接種を抑制する。 長期的な視点に立った意思決定を行う
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オペランド条件付け
自発的に行う行動の直後に報酬や罰などの刺激を与えることで、その行動が起こる頻度を変化させる実験手法
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吊り橋効果
吊り橋の上のような不安や恐怖を感じる場所で出会った異性に対し、恋愛感情を抱きやすくなる現象
説明
吊り橋の上では情動が沸き上がり、不安感、恐怖感が生まれ、心拍数が上がり足が震える
脳が情動を認知する
情動が起こったのは女性が魅力的だったためと錯覚する
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情動
感覚刺激によって生じる一時的な感情の変化と体の応答のこと
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体の応答が意思決定を左右する
笑い顔を作りながら漫画を読む
脳が体の応答(笑い)を認知する
体の応答(笑い)が起こったのは漫画が面白かったためと錯覚する。
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ミラーニューロン
他人がある行為を行うときにも、自分が同じ行為を行うときにも共通して行動する神経細胞のこと
人の成長過程では、ミラーニューロンが働くことで、大人やほかの子供の行動をまねると考えられている
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モデリング
対象物を見本にしてその動作や行動をまねるのがモデリングである
モデリングにはミラーニューロンが働いていると考えられている
例 一緒に食事をする人がたくさん食べると、それにつられて自分もたくさん食べてしまう
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認知バイアス
物事を判断するときに、独自の常識や周囲の影響によって非合理的な判断を行うこと
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ハロー効果
対象の目立ちやすい特徴がその他の特長に対する評価に影響を与えること
例 ノーベル賞学者の言うことはなんでも正しい
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確証バイアス
自分の考えに合う工程黄な意見ばかり採用し、否定的な意見は無視すること
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正常性バイアス
危機的な状況で根拠がないにもかかわらず「自分は大丈夫」や「今回は大丈夫」と思うこと
例 災害時の避難の遅れ
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後知恵バイアス
物事の結果が予測可能であったと思うこと
例 最初からそうなると思ってたよ
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アンカリング
先に印象に残った数字や物事が、その後の判断に影響を与えること
例 通常価格3000円のところ、今回は特別価格の1000円で提供します
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バンドワゴン効果
大勢の人が選んだ選択肢が選ばれやすいこと
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対応バイアス
自身に対する不利な事柄については周囲が悪いと考え、有利な事柄については自身の能力のおかげと考えること。また、他人の事柄については逆に考えること
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内集団バイアス
自分が所属する集団をほかの集団よりも高く評価すること
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希少性の原理
数が少ないものは価値が高いと思うこと
例 季節限定 数量限定 地域限定など
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ダニング クルーガー効果
能力の低い人が自分自身に対して実際よりも高く評価をすること
例 普段は本気を出していないだけ
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単純接触効果
最初は興味がなかったり、苦手だったものや人との接触を繰り返すことで次第に好感度が高まる現象。
例 広告 コマーシャル 同僚など
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単純接触効果の般化
実際に接触をした対象のみならず、それに類似した未接触の対象に対しても好感度が増加すること
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不平等回避
不平等回避とは、不平等を避けるような行動をとることである。 人には、自自分自身の利益をなるべく高くする意識と、他人との利益の差を少なくする意識がある
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フレーミング効果
情報の意味する内容が同じであっても、表現の違いによって意思決定に対して異なる影響を及ぼすこと。
例 私の手術の成功率は95%です
私は100人を手術して、そのうちの5人は失敗しました
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作業興奮
人はいったん行動を始めると、やる気が出てきて行動を続けることができること
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特化型人工知能
特定の決まった作業を遂行する田茂の人工知能
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汎用型人工知能
人間の脳と同様、あるいは人間以上の様々な能力を持ち合わせている人工知能
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パターン認識
特定の画像、音、におい、味などの情報を特定のクラスに分類することをパターン認識と呼ぶ
パターン認識は大脳の前頭前野で行われる
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ニューラルネットワーク 畳み込み層
小さい領域ごとに特定のパターンに一致しているかをフィルタを使って解析する パターンごとの特長マップを作成する
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ニューラルネットワーク プーリング層
画像を縮小する
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ニューラルネットワーク 全結合層
画像処理されたそれぞれの特徴のすべてを統合する
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バックプロパゲーション
誤差逆伝達法とも呼ぶ
コンピューターの回答がまあ違っている場合やゴア差がある場合に、出力側から逆方向に各ニューロンの誤りを正すこと
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AIのブラックボックス問題
ディープラーニングにより人口知能に何らかの判断を行うようにさせた場合、「なぜその判断を下すのか」説明できなくなること
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ブローカ野
文章を作り出す
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ウェルニッケ野
言葉を理解する
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脳科学