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固い雪や氷の斜面を登降するとき、滑り止めのため靴底につける爪がついた金具
アイゼン
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沢の源頭にある小さな峰
頭
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懸垂下降
アプザイレン
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登山口までの行程
アプローチ
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主に6000メートル以上の高峰を対象とする高所登山のスタイルの一つ。クライマーが必要な装備、食料を背負い、前進キャンプを建設せずに頂上をアタックする方法。
アルパインスタイル
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岩壁や氷雪壁の登攀など高度な技術を必要とする登山。より高く、より困難な山を求める精神をもいう。
アルピニズム
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登山家。アルピニズムを実践する人。
アルピニスト
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峰と峰との間の稜線上で低くなったところ。コル、タワ、タル、タルミ、乗っ越しともいわれる。
鞍部
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確保するための支点。
アンカー
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二人以上がお互いを確保するためザイルで体を結び合うこと。
アンザイレン
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川や沢で上流から下流を見て右側の岸。
右岸
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不安定で転がりやすい石。
浮き石
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両側が切れ落ちた狭い尾根。
馬の背
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高所から見下ろしたとき、海原のように一面に広がって見える雲。
雲海
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緊急時の避難路、逃げ道。
エスケープ・ルート
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傾斜の角度が垂直以上である岩壁。
オーバー・ハング
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山頂と山頂とを結ぶ高い部分。谷と隣りの谷との間の高い部分。
尾根
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氷河の侵食によってできた半円形状の広い谷。圏谷ともいう。
カール
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地形図から顕著な山頂や尾根や沢を選び出して山域の全体像を理解しやすく表現した図。
概念図
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墜落を防ぐために、ロープなどを使って安全手段を講じること。=ビレイ
確保
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濃霧。霧。
ガス
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山頂から一段低いところにある稜線上の平坦な部分。
肩
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足を踏み外したりバランスを崩したりして斜面を滑り落ちること。
滑落
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川岸がお釜のように丸くなり中に水をたたえた地形。滝壺にできることも多い。火山跡に水をたたえたものもいう。
釜
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山中で芽などが広く生えている尾根や傾斜面。
かやと
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金属製の楕円形の環で一部が開閉できるようになっている登攀用具。
カラビナ
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荷物を持たないこと。
空身
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岩石の層が崩壊しがらがらしたところ。ガレ場ともいう。
ガレ
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雲の動きや風の吹き方などの気象現象を観察して天候の推移を予測すること。
観天望気
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膝から下を振り子のように振って靴をつま先から雪に食い込ませ、足場を作りながら登る歩き方。
キックステップ
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岩石の層が谷川に傾いているもの。
逆層
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稜線が鋭く切れ込んでいる所のこと。切戸。
キレット
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沢の源頭部の草の生えた急斜面。岩壁で草の生えている所。
草付き
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岩場や急な斜面で、登山者が安全に通過するために鎖が取り付けられている所。
鎖場
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積雪の表面が日光や風などの影響により固まって氷のようになったもの。
クラスト
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岩の割れ目のこと。
クラック
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両足をそろえピッケルを斜め後ろについて、雪面をバランスをとりながら滑り降りる技術のこと。
グリセード
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氷河や雪渓上にできた深い割れ目のこと。
クレバス
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獣の通行によって自然にできた山中の細い道。
獣道
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山頂や登山道などに道しるべとして石をピラミッド型に積み上げたもの。
ケルン
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高山に登った際、酸素不足より起こる頭痛、めまい、息切れ、吐き気など様々な症状の総称。死に至ることもある。
高山病
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大きな岩石がごろごろと堆積している所。
ゴーロ
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ロープを使って急な斜面を降りること。=アプザイレン
懸垂下降
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登山行動中や小休止のときに食べる調理不要の食材。
行動食
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登山口から頂上までの行程を、登山する場合の困難の度合いを目安としておよそ10等分したもの。
合目
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谷で両岸の岩壁が細く狭まった箇所。
ゴルジュ
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登山用のロープ。
ザイル
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川や沢で上流から下流を見て左側の岸。
左岸
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されき。砂や小石の混じり合った物。
ざれ
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されきで覆われている所。
ザレ場
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山間の源流に近い渓谷。
沢
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三角測量によって緯度、経度、標高が正確に計測された基準点のこと。その地点には標石を置く。
三角点
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両手両足の4点のうち、常に3点で体を確保したうえ、空いてる手足を使って登降する方法。
三点確保
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パートナーに確保時や休息時にロープなどを使って自分の転、滑落を防ぐこと。=セルフビレイ
自己確保
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山頂から次の山頂へと尾根伝いに歩く登山形式のこと。
縦走
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一つの山頂を目指して、数隊に別れそれぞれ別のルートから登る登山形式のこと。
集中登山
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山塊の主な稜線のこと。
主稜
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岩石の層が山側に傾いているもの。
順層
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低温や乾燥のために高木が生育できなくなる高度のこと。
森林限界
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足の位置。足場。
スタンス
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大きな一枚岩のこと。
スラブ
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環にしたロープまたはテープのこと。
スリング
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テントを張ること。
設営
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夏になっても沢や斜面にある残雪をいう。また雪の残る沢のこと。
雪渓
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雪を掘り進めて作った横穴。
雪洞
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稜線に積もった積雪が風下に向けて庇状に張り出したもの。
雪庇
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