コンピュータシステム基礎B No.2
暗記
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レスポンスタイム
システムに対して問い合わせを行ってから、応答が始ま るまでに要する時間のこと。
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ターンアラウンドタイム
システムに対して問い合わせを行ってから、結果の出力 が完全に完了するまでに要する時間のこと。
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スループット
与えられた時間の間に、システムが処理できる仕事量の こと。バッチ処理の場合はジョブ数、オンライン処理の 場合はトランザクション件数が目安となる。
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ベンチマークテスト
システムの性能を評価するためのテスト用プログラムの こと。
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キャパシティプランニング
システム構築などを行うとき、求められたシステム要件 に応じたシステム構成を計画すること。
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システムの経済性
システムはその性能だけでなく、経済性も重要な指標と なる。導入にかかる初期コストのほか、運用に必要とな る運用コストなどがある。
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RASIS
システムの故障のしにくさを表す。指標として、MTBF (平均故障間隔)を利用することが多い。
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可用性 (Availability)
システムが使用できる可能性や確率を表す。指標として、 稼働率を利用することが多い。
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保守性 (Serviceability)
システムの保守のしやすさを表す。指標として、MTTR (平均修理時間)を使うことが多い。
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完全性 (Integrity)
システムが取り扱う情報に誤りがないことを表す。障害 や誤動作によるデータの破壊や喪失、不整合などの起こ りにくさを表す。
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機密性 (Security)
システムが取り扱う情報が第三者に漏えいしないことを 表す。
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MTBF (Mean Time Between Failures)
平均故障間隔のこと。システムや機器が稼働し始めてか ら故障するまでの平均時間を表す。稼働率を求めるとき に利用される。
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MTTR (Mean Time To Repair)
平均修理時間もしくは平均復旧時間のこと。故障したシ ステムの修理にかかる平均時間を表す。稼働率を求める ときに利用される。
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稼働率
システムが動作する確率のこと。MTBF と MTTR から求 める。稼働率=MTBF/(MTBF+MTTR)で、故障が全く ない(100%稼働)場合の値は 1.0 となる。
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直列システムの稼働率
すべての装置が正常に動作する必要があるシステム。稼 働率は、すべての装置の稼働率を掛け合わせて求める。
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並列システムの稼働率
並列に接続された装置のうち、1 台でも正常に動作すれ ばよいシステム。稼働率は、(1-すべての装置が同時に 故障する率)で求める。
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直並列システムの稼働率
直接部分と並列部分が組み合わされたシステム。稼働率 は、直列部分と並列部分を別に計算して求める。
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2out of3 系システムの稼働率
並列に接続された3台の装置のうち、2台以上が稼働し ていればシステムは正常に動作するシステム。稼働率は、 1-((3台故障する率)+(2台故障する率))となる。
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バスタブ曲線
ハードウェアの故障率を表したもので、最初は初期不良 などによる故障が多く発生、その後故障率が少ない安定 した時期となり、最後は寿命などで故障率が増える。
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