寄生虫(衛生害虫・鉤頭虫)
暗記
塩原翼
2024年12月22日
カード34
いいね0
-
マダニが媒介する主なリケッチア症を述べよ
エールリヒア症、Q熱、アナプラズマ、紅斑熱
-
1宿主性のマダニを述べよ
オウシマダニ
-
3宿主性のマダニを述べよ
フタトゲチマダニ、キチマダニ、ヤマトマダニ、クリイロコイタマダニ
-
トリダニを答えよ
ワクモ、トリサシダニ、ニワトリカイセンダニ
-
トリサシダニが吸血するのはどの発育ステージか
第一若ダニ、成ダニ
夏は活動しない
-
ワクモが吸血するのはどの発育ステージか
第一若ダニ、第二若ダニ、成ダニ
集合フェロモンを出し、夜間のみ吸血。冬は活動しない
-
ハイダニの寄生場所と病害を答えよ
前頭洞、鼻腔内
軽度鼻汁、くしゃみ
-
バロア症の原因、宿主、寄生場所、病害を答えよ
原因:ミツバチヘギイタダニ
宿主:ミツバチ
寄生場所:幼虫体組織
病害:蜂成虫の奇形化、短命化
-
ツメダニの寄生場所と病害を答えよ
寄生場所:耳翼、腰背部、会陰、尾などの表皮表面・被毛の根本
病害:多量の鱗屑、ヒトには激しい痒み
-
ツツガムシの寄生場所、病害、媒介感染症を答えよ
寄生場所:体表
食性:組織液
病害:幼虫刺咬による皮膚炎、掻痒
媒介:ツツガムシ病(リケッチア・ツツガムシ)
-
毛包虫の原因、宿主、寄生場所、病害を答えよ
原因:ニキビダニ
食性:皮脂
寄生場所:毛包内、皮脂腺内
病害:落屑、毛包化膿
-
疥癬の原因、宿主、寄生場所、病害を答えよ
原因:ヒゼンダニ類
食性:組織液
寄生場所:表皮トンネル内
病害:強い掻痒、脱毛、めん羊では届出伝染病
-
成虫の雌のみが吸血する虫
蚊、ブユ、ヌカカ、アブ、サシチョウバエ
-
成虫のみが雌雄ともに吸血する虫
ノミ、サシバエ
-
成虫も幼虫も吸血する虫
ダニ、シラミ、シラミバエ
-
皮膚ハエウジ症を分類せよ(5つ)
皮膚、鼻咽頭、消火器、泌尿器、食血
-
ウマバエの宿主、生活環、寄生場所、病害を答えよ
宿主:ウマ
種類:ウマ和え、ムネアカウマバエ、アトアカウマバエなど
生活環:前肢/下顎間/口唇まわりに産卵→
口軟部組織(1齢幼虫)→
消化管(2~3齢幼虫)→
排泄されて体外で蛹化病害
病害:成虫の忌避、狂奔、胃炎、腹膜炎
-
ヒツジキンバエの宿主、寄生場所、病害を答えよ
宿主:ヒツジ
寄生場所:臀部、尾部の皮膚
病害:瘻管から浸出液を排出する結節、脱も、体重減少
-
ウシバエの宿主、寄生場所、病害を答えよ
宿主:ウシ
寄生場所:背部皮膚(呼吸孔を有する腫瘤をつくる)
病害:成虫の忌避、狂奔、体内移行痕による枝肉廃棄
-
ヒツジバエの宿主、寄生場所、病害を答えよ
宿主:ヒツジ
寄生場所:鼻腔→副鼻腔(前頭洞)
病害:膿様鼻汁、ストレス
なお、卵胎生
-
ハエウジ症を起こす昆虫の基本的な生活環を述べよ
体表や粘膜に産卵→
1~3齢幼虫まで宿主体内で発育→
前蛹となり宿主から離脱→
環境で羽化
-
鉤頭虫の成虫、および虫卵の特徴を答えよ
鉤のある吻をもつ
雄は交接嚢とセメント腺をもつ
口、消化管はない(体表から栄養を吸収する)
虫卵にはアカントールが包含される
大きい(10cm以上)
-
鉤頭虫の生活環を答えよ
アカントール→アカンテラ(中間宿主内)→シスタカンス(待機宿主内)→成虫(終宿主腸内)
幼虫は頭部に鉤をもち、虫卵内のものをアカントール、中間宿主内で育ったものをアカンテラという。
シスタカンスは被嚢したアカンテラ
-
鉤頭虫の主な宿主を答えよ
中間宿主:昆虫類(ゴキブリ)
終宿主:リスザル、魚類、豚など
-
鉤頭虫に有効な薬剤はなにか
ブラジカンテルなど(ドロンタールプラス合剤)
-
オウシマダニの生活環を述べよ
1宿主性で、幼ダニ期、若ダニ期、成ダニ期と同一宿主の体表上で生活する。
成ダニが飽血状態になると脱落し、環境中で産卵する(交尾は体表)
-
フタトゲチマダニの生活環を述べよ
3宿主性で、変態のたびに脱落して宿主が変わる
成ダニが飽血状態になると脱落し、環境中で産卵する(交尾は体表)
-
オウシマダニが媒介するピロプラズマ
B. bovis, B.bigema
-
フタトゲチマダニが媒介するピロプラズマ
T. orientalis
-
衛生害虫で、完全変態するもの
ノミ、ハエ、アブ、ブユ、カ
-
衛生害虫で、不完全変態するもの
シラミ、ダニ
-
シラミバエで、翅のないもの
ヒツジシラミバエ:終生ない
シカシラミバエ;羽化地存在し、寄生時にはない
-
シラミバエの生活環の特徴
蛹化性である(雌から蛹の状態で生まれる)
永久寄生性である
-
ヒゼンダニとキュウセンヒゼンダニの違いを述べよ
ヒゼンダニは皮内にトンネルを掘るが、キュウセンヒゼンダニは表皮上で生活する。
ヒツジにつくのはキュウセンヒゼンダニである
-