-
ひひ
雪や細かい雨がしきりに降り続くさま。「―として雪が降る」
霏霏
801
-
そうてい
書物をとじて表紙をつけ、一冊の本として整えること。また、書物の表紙などのデザイン。「本の―を画家に依頼する」
装幀
802
-
こうし
①かぶら矢。鳴りひびく矢。②物事の最初。起源。おこり。「その学説の提唱は博士をもって―とする」
嚆矢
803
-
みらい
舌の表面や口の中にあって、味覚をつかさどる器官。味覚芽ミカクガ。
味蕾
804
-
きゅうしゃ
「霊--」の略。死体を納めるひつぎを乗せて運ぶ車。
柩車
805
-
けいれん
筋肉が急激に収縮し、ひきつること。ひきつり。
痙攣
806
-
いぜん
すでにそうなっていること。もはや終わっていること。
已然
807
-
とんざん
逃げ隠れすること。どこかへ逃げうせること。
遯竄
808
-
ちょうはつ
①事をひき起こすようにしかけること。「相手の―に乗るな」②欲情を起こすようにしむけること。「―的な服装」
挑撥
809
-
じゅよう
長生きと若死に。長寿と夭折。「人の世は貧富―さまざまだ」
寿夭
810
-
えんぜん
あでやかににっこりと笑うさま。
嫣然
811
-
ゆうよく
①艦船が海上をあちこち見回って警戒すること。②鳥をとる遊猟。
游弋
812
-
こうろ
ウルシ科の落葉高木。暖地に自生。初夏、黄緑色の花を多数つけ、楕円ダエン形の実を結ぶ。実から蠟ロウをとる。紅葉が美しい。ハゼ。リュウキュウハゼ。
黄櫨
813
-
かんよう
自然に心にしみこむように育てること。徐々に育成していくこと。「道徳心を―する」
涵養
814
-
すいぶ
なだめて、安らかにすること。安んじいたわること。
綏撫
815
-
ひんぷ
生まれつきの性質。天から授かった性質。「―の才能」
稟賦
816
-
おうさつ
みなごろしにすること。
鏖殺
817
-
きっかい
物ごいをすること。また、その人。こじき。
乞丐
818
-
どうじゃく
驚きあきれて目を見張るさま。「天下を―させる」
瞠若
819
-
めいえん
茶会。茶をたてて客をもてなす茶の湯の会。
茗宴
820
-
ひんしゅく
顔をしかめて不快感を表すこと。「―を買う(相手にいやがられる)」
顰蹙
821
-
いんぎん
①ねんごろなこと。礼儀正しくていねいなこと。「―に答える」 「―無礼」②うれえいたむさま。③よしみ。特に、男女の思慕の情。「―を通ず」
慇懃
822
-
かくれい
①ツルが鳴くこと。また、その声。②悲しげな文章や言葉。ツルの鳴き声が悲しげなことから。
鶴唳
823
-
だかん
紙幣を正貨と取り替えること。「―紙幣を発行する」
兌換
824
-
ふかん
高い所から見おろすこと。「―図」
俯瞰
825
-
へんさ
だましていつわること。巧みな口調で騙かたること。
騙詐
826
-
ろか
液体や気体をこして、固形の不純物を取り除くこと。「雨水を―する」
濾過
827
-
くっき
①にわかに起こり立ち、群を抜いていること。②山などがそびえ立つこと。
崛起
828
-
くぜん
目を見開いて驚くさま。びっくりして顔色を変えるさま。
瞿然
829
-
あいぜん
①勢いよく盛んなようす。②気持ちが穏やかなさま。③雲が集まるさま。
藹然
830
-
しゃば
①仏この世。人間界。現世。②獄中や兵営などの拘束された世界から見た、外の自由な世界。「―にもどる日が近づいた」
娑婆
831
-
むげ
障害や邪魔をするものが何もなく、自由なこと。「融通―に活動する」
無礙
832
-
えんじん
昔、中国で宮廷に仕えるために去勢された男性。
閹人
833
-
けいちつ
二十四節気の一つ。三月五、六日ころ。
啓蟄
834
-
おうか
①声をそろえて多くの人がほめたたえること。②恵まれた環境や状況にあることを十分に楽しむこと。「青春を―する」
謳歌
835
-
さいど
妻と子ども。家族。
妻孥
836
-
たんか
①威勢よく、歯切れのよい言葉。「―を切る」②香具師やしなどが品物を売るときの口上。
啖呵
837
-
しゅうらん
うまく自分の手に集めて、にぎること。「人心を―する」
収攬
838
-
くっきょう
①たくましく力が強いこと。②強情で容易に人の言うとおりにならないさま。
倔強
839
-
うんかん
①豊かで美しいまげ。美しく結った髪。女性の髪を雲にたとえた語。②遠くに見える山。
雲鬟
840
-
さす
切妻屋根の両端に、棟木むなぎなどを支えるために、合掌ガッショウ形に組んだ材。社寺などに見られる。
扠首
841
-
そうそう
①「ソウ然」に同じ。金属のぶつかり合う音の形容。また、楽器の澄んだ音の形容。②人物がすぐれてりっぱなさま。「―たる顔ぶれが集まった」
錚錚
842
-
こべん
ふりかえって見ること。周囲を見ること。
顧眄
843
-
しゅす
「--織」の略。縦糸を長く浮かせた、光沢のある地の厚い織物。多く、帯地に用いる。サテン。
繻子
844
-
らば
雄のロバと雌のウマの間にできる雑種。ウマより小形。粗食で耐久力があり、丈夫。一代かぎりで繁殖力はない。労役用。
騾馬
845
-
えいてつ
明るく透きとおっていること。澄みわたっていること。
瑩徹
846
-
かた
非常に多いこと。おびただしいこと。
夥多
847
-
ちんにゅう
突然、無断で入りこんでくること。「見知らぬ者が―してきた」
闖入
848
-
きっと
①必ず。確かに。「―うまくいくだろう」 「―来てくださいね」②きびしく。きっぱりと。表情に強い感情を表すさま。「―にらみつける」
屹度
849
-
らいぼん
すりばち。また、すりばち形の容器。
擂盆
850
-
ひはん
太っていること。また、そのさま。肥満。「―症」
肥胖
851
-
ひろう
身分・行動・品性などがいやしいこと。下品なこと。
鄙陋
852
-
はくぎ
他人の意見を批判してただすこと。また、その議論。
駮議
853
-
れきしゃ
クヌギを神木としてまつった社やしろ。また、大きな神木を氏神とし、その根もとに祠ほこらをつくって社としたもの。
櫟社
854
-
きょういつ
自分はすぐれていると威張って、勝手気ままに振る舞うこと。「―に流れる」
驕佚
855
-
あんこう
アンコウ科の海魚の総称。沿岸の海底にすむ。全長一メートルにもおよび、大きな頭と大きく開く口をもつ。前頭部に小魚をおびきよせるための突起がある。食用。「―の吊つるし切り」
鮟鱇
856
-
ろば
ウマ科の哺乳ホニュウ動物。野生種がアフリカとアジアにいるが、古代エジプトですでに家畜化されていた。耳が長く、尾はウシに似る。性質はおとなしく、粗食に耐える。
驢馬
857
-
けんか
①水辺にはえるオギとアシ。「」はオギ、「」はアシ。②アシの生長しきらないもの。ヒメヨシ。
蒹葭
858
-
しゃくやく
キンポウゲ科の多年草。アジア北東部原産。初夏、茎頂にボタンに似た大形で美しい紅・白色の花を開く。観賞用。根は薬用。
芍薬
859
-
まいしん
勇敢に突き進むこと。「一路―あるのみ」 「勇往―(目的に向かって勇ましく突き進むこと)」
邁進
860
-
くんし
むらがってやって来ること。むらがり集まること。
麕至
861
-
しこつ
頭蓋骨ズガイコツの一部。鼻腔と前頭蓋骨窩カ・両眼窩との間にある複雑な形の骨。その一部に多数の嗅キュウ神経の通る小さいあなが篩ふるいのように開いている。
篩骨
862
-
こうもん
腸の末端部で、直腸の終わるところにある大便の体外への出口。しりのあな。
肛門
863
-
ぼうご
①往来が激しいこと。縦横に行き交うこと。②込み入って煩雑なこと。
旁午
864
-
ふせん
財力や知識が富んで豊かなこと。
富贍
865
-
れんこく
①てぐるまのこしき。②天子の車。天皇の乗り物。「―の下もと(天子のおひざもと。首都)」
輦轂
866
-
やくし
かぎ。錠の穴に差しこんで錠を開閉する金具。
鑰匙
867
-
ほうさん
ホウ素酸化物が水の分子と結合したもの。無色無臭で、光沢のあるうろこ状の結晶。うがい薬・化粧品・防腐剤などに用いる。
硼酸
868
-
ひんぷん
多くのものが入り乱れるさま。また、花や雪などが乱れ散るさま。
繽紛
869
-
えんかん
身分の高い人の死。
捐館
870
-
ほうひ
へを放つこと。おならをすること。
放屁
871
-
せいれい
トンボ目の昆虫の総称。目は大きな複眼。胴は棒状で、二対のはねは膜質で網状。幼虫は水中にすみ、「やご」と呼ばれる。
蜻蛉
872
-
かんたく
冬の夜に打ち鳴らす拍子木。また、その音。
寒柝
873
-
たいまい
ウミガメ科のカメ。熱帯・亜熱帯の海にすむ。甲羅の長さは約一メートル。甲羅を鼈甲ベッコウ細工の材料にする。
瑇瑁
874
-
そほん
あらくておおまかなこと。また、そのさま。
麤笨
875
-
ふしゅう
戦争でいけどりにした敵。とりこ。
俘囚
876
-
びくん
少し酒に酔うこと。ほろよい。「―を帯びる」
微醺
877
-
そうろう
よろめくさま。足元がふらつくさま。
蹌踉
878
-
ちょうちょう
はるかなさま。はるかに遠いさま。また、はるかに高いさま。
迢迢
879
-
へきれき
①引き裂くような激しい雷。また、雷鳴。「青天の―(突然起こった大事件)」②激しい音が響くさま。「―たる雷鼓」
霹靂
880
-
だんい
衣服をたくさん着て、体をあたたかくすること。また、あたたかい衣服。「―飽食(安楽な生活を送るたとえ)」
煖衣
881
-
へいせん
戦争により起こる火災。
兵燹
882
-
ほうぎょ
塩づけにした魚。また、干した魚。
鮑魚
883
-
かんがん
昔、中国などで去勢されて後宮コウキュウに仕えた男の役人。
宦官
884
-
がま
ヒキガエルの別称。ヒキガエル科のカエル。大形で動作が鈍い。背は暗褐色でいぼがある。皮膚から分泌される毒液は「がまの油」といい、薬用。ガマガエル。イボガエル。
蝦蟇
885
-
びょうもく
①やぶにらみ。すがめ。また、片目が不自由なこと。②目を細くして凝視すること。
眇目
886
-
とうほん
石碑などの文字を、墨などで刷り写したもの。石ずり。また、それを集めた本。
搨本
887
-
ちはく
たましいをうばうこと。心を驚かすこと。「」はたましい・こころの意。
褫魄
888
-
れいろう
①玉のように輝くさま。美しくすきとおるさま。「―たる宝玉」②金属や玉が触れ合って澄んだ音で鳴るさま。また、そのような人の声のたとえ。「―たる美声で歌う」
玲瓏
889
-
とせん
履物をはかずに、はだしで歩くこと。はだし。
徒跣
890
-
しょうひょう
ある事実を証明するよりどころ。根拠。「―書類」
証憑
891
-
へいもん
贈り物をたずさえて訪問する。
聘問
892
-
あいたい
①雲がたなびいているさま。②雲が空をおおって暗いさま。③暗く陰気なさま。
靉靆
893
-
びんめつ
ほろんでなくなること。尽きてなくなること。
泯滅
894
-
きしゅく
経験豊かで学徳の備わった老人。「歌舞伎カブキ界の―」
耆宿
895
-
おえつ
息を詰まらせながら泣くこと。むせび泣き。「病室から―がもれる」
嗚咽
896
-
ひま
トウゴマの別称。トウダイグサ科の一年草。アフリカ原産。ひまし油をとるために栽培。
蓖麻
897
-
そうこう
あわてふためくさま。あわただしく急ぐさま。「―として逃げ去った」
蒼惶
898
-
こんこん
水などが尽きずにあふれでるさま。「―と泉が湧く」
滾滾
899
-
かんたく
あらいすすぐこと。
浣濯
900
-
ぎょうそ
大勢のなかの、特に優秀な人材。
翹楚
901
-
いさつ
ひもやなわなどで首を絞めて殺すこと。絞殺。
縊殺
902
-
ふいく
守り育てること。かしずき育てること。「王子の―を任とする」
傅育
903
-
えんえん
①ヘビなどがうねり進むようす。②うねうねと長く続くようす。
蜿蜒
904
-
きょうきょう
おそれてつつしむさま。おそれてわななくさま。「戦戦―(びくびくするさま)」
兢兢
905
-
きょうこ
しっかりしているさま。強くてかたいさま。「意志―な人」
鞏固
906
-
しょうすい
心痛や病気のため、やせておとろえること。やつれること。「―しきった顔」
憔悴
907
-
かくらん
日射病。また、暑気あたりによって吐きくだしをする病気。「鬼の―」
霍乱
908
-
かいしゃ
広く世間に知れわたること。「人口に―する(世間の評判になる)」
膾炙
909
-
けいがい
①せきばらい。軽いものを「ケイ」、重いものを「ガイ」という。②話したり笑ったりすること。「師の―に接する(お目にかかる)」
謦咳
910
-
だくろう
発酵させただけで、かすをこし取らない白くにごった酒。にごりざけ。もろみざけ。
濁醪
911
-
あか
仏前に供える水。また、それを入れる容器。
閼伽
912
-
へきとう
物事の始まり。まっさき。冒頭。「開会―からもめる」
劈頭
913
-
りょうらい
安心してたよりにすること。
聊頼
914
-
そしゃく
①食べ物をかみくだくこと。「よく―して食べる」②物事や文章などを深く味わい理解すること。「理論を―する」
咀嚼
915
-
かちゅう
貴い家柄。名門。
華胄
916
-
けってき
えぐりだすこと。隠れているものをほじくりだすこと。
抉剔
917
-
ぼうぎゅう
ヤクの別称。ウシ科の哺乳ホニュウ動物。ヒマラヤなどの高地にすむ。
旄牛
918
-
えんよう
しとやかな姿。穏やかでおとなしい態度。
婉容
919
-
しょり
①役所の小役人。②中国、宋ソウ代以降、役所の長によって採用された下役人。
胥吏
920
-
うんちく
深く研究し、身にたくわえた知識。「―を傾ける」
薀蓄
921
-
ちゃせん
①抹茶に湯を注ぎ、かき回して茶をたてる竹製の道具。②「チャセン髪」の略。後ろに束ねてひもで結び、先をチャセンのようにした髪の結い方。男子は中世から、女子は江戸時代に普及した。
茶筅
922
-
もうう
たちこめる霧雨きりさめ・小雨こさめ。そぼふる雨。ぬかあめ。
濛雨
923
-
かんか
妻を失った男と夫を失った女。
鰥寡
924
-
こうがい
①世の中の不正などをいきどおり嘆くこと。「国を憂えて悲憤―する」②意気盛んなこと。
慷慨
925
-
ろうすい
雨が降って路上や庭などにたまった水。②大水。
潦水
926
-
きょうえん
なまめいて美しいこと。あでやかなこと。
嬌艶
927
-
じょうせき
はらいのけること。はらいしりぞけること。類排斥
攘斥
928
-
へんちつ
書物を保護するために包むおおい。また、その書物。
篇帙
929
-
かいらい
①操り人形。でく。「祭りに―回しが来た」②平安時代以降、各地を放浪した芸人。男は曲芸をしたり人形を操ったりし、女は流行の歌謡曲を歌うなどした。②他人に操られる者。「―政権」
傀儡
930
-
しゃりょう
乗客や荷物を輸送する自動車や列車、電車などの総称。「―故障で発車が遅れた」
車輛
931
-
あんぽう
炎症や痛みなどを和らげるために、患部を冷やしたり温めたりする治療方法。
罨法
932
-
きょうどう
①人々の先に立って導くこと。また、その人。②軍隊などで、整列や行進の基準とされる者。
嚮導
933
-
ひんせき
しりぞけてのけものにすること。
擯斥
934
-
かきん
きず。欠点。短所。
瑕瑾
935
-
すいてつ
キュウチュウ目の寄生虫。ウシ・ブタ・ヒツジなどの膵管・胆管に寄生する。人体にも入る。
膵蛭
936
-
ぼくじつ
飾り気がなく誠実なこと。質朴。「―な好青年」
樸実
937
-
じゅうりん
権力や腕力で相手の権利などをふみにじること。「人権―」
蹂躪
938
-
たんたん
鋭い目つきでねらい見るさま。すきあらばとねらうさま。「虎視コシ―と好機をうかがう」
眈眈
939
-
ようよう
①水がゆれ動くさま。「―ときらめく波」②水が満ちあふれるさま。水流が限りなく広がるさま。洋洋。「―として流れる大河」
漾漾
940
-
べんぱつ
周囲の頭髪をそり、中央の髪をあんで長く後ろに垂らした男子の髪形。古くからアジア北方民族の習俗で、中国、清代に広く行われた。
辮髪
941
-
げきぶん
檄が書かれた文章。檄書。
檄文
942
-
ぞうり
賄賂ワイロを受け取る役人。
贓吏
943
-
きょくせき
おそるおそる歩くこと。非常におそれるさま。「キョク天セキ地」の略。
跼蹐
944
-
しょうきん
①金属をとかすこと。また、とかした金属。②金箔キンパクを散らして飾ること。③金銭を浪費すること。
銷金
945
-
けんきょく
縮まって進まないさま。背をまるくして伸びないさま。転じて、順調でないさま。
蜷局
946
-
ていきゅう
声をあげて泣くこと。「接戦の末敗れて―した」
啼泣
947
-
ふくへき
君主の地位を退いた者が、再びその地位につくこと。
復辟
948
-
せいひょう
人の善行をほめたたえて世に広く表示すること。
旌表
949
-
きょうしゃ
財力や権勢などをたのんで贅沢ゼイタクを尽くすこと。「―な趣味」 「富貴なれば―を生ず」
驕奢
950
-
うつゆう
心にかかることがあり気がふさぐこと。
鬱悒
951
-
きんかく
女性の髪をおおう飾り布。また、頭巾。転じて、女性。
巾幗
952
-
げきぜつ
モズの鳴き声の意から、意味が分からないために、ただやかましく聞こえる外国の言葉。
鴃舌
953
-
きんか
①ムクゲの花。②アサガオの花の古名。
槿花
954
-
こんとん
①この世の初め、天と地が入り混じっていた状態。②入り混じって区別がはっきりしないさま。
渾沌
955
-
たいふう
夏から秋にかけて、北太平洋南西部に発生する熱帯低気圧の一つ。暴風雨をもたらす。
颱風
956
-
ひょうびょう
①かすかに見えるさま。はっきりしないさま。②かぎりなく広いさま。「海原が―として眼前に広がる」
縹緲
957
-
すいせい
太陽を焦点として、楕円ダエン・放物線などの軌道上を公転する天体。ガス状の白い尾を引く。コメット。
彗星
958
-
かふ
「ケッカフザ」の略。座禅をするときの足の組み方。
跏趺
959
-
こうかん
①水などの広大なようす。②書物のページ数や巻数が多いこと。
浩瀚
960
-
そうそう
①そわそわしていそがしいさま。②手紙の末尾に添えて走り書きであることを詫わびる語。
匆匆
961
-
けいひつ
天子・貴人の通行や神事の際、先払いが声を掛けて人々を静めること。また、その声。みさきおい。「―の声がかかる」
警蹕
962
-
こっかく
筋肉をつけて内臓を保護し、動物の体を形成し支える骨組み。また、からだつき。「たくましい―の青年」
骨骼
963
-
らいてい
激しいかみなり。
雷霆
964
-
がいさい
ちょっとにらむこと。憎らしそうににらむこと。「万目―」
睚眥
965
-
かき
①花の咲く草。②観賞するために栽培する植物。「―園芸」
花卉
966
-
さんてん
山のいただき。てっぺん。頂上。山頂。
山巓
967
-
けいとう
燭台ショクダイにともされたともしび。灯火。
檠灯
968
-
おうだん
胆汁の色素が血液中に増加し、皮膚や粘膜などが黄色くなる症状。
黄疸
969
-
ばんこく
きわめて多い分量。
万斛
970
-
れっぱく
絹を引き裂くこと。また、その音。鋭い掛け声や女性のかん高い叫び声などの形容。「―の気合い」
裂帛
971
-
せつい
①ふだん着。平服。けのころも。②肌着。ねまき。
褻衣
972
-
こうか
高く大きい、りっぱな家。
高廈
973
-
しんかん
欠点を指摘していましめること。また、そのいましめ。
箴諫
974
-
ほうかん
①宴席などに出て客の機嫌をとり、座をにぎわすことを職業とする男性。②人の機嫌をとって、うまく世渡りする人。人にへつらい、機嫌をとるのに懸命な人。「あいつは部長の―だ」
幫間
975
-
へいたん
戦場の後方にあって、車両・食糧・弾薬など軍需品の補給や輸送、また連絡の確保にあたる機関。「―基地」 「―線」
兵站
976
-
きょうしゅ
①手のひらを合わせて指を組んで曲げ、胸元で上下する中国古代の敬礼。②腕組みをする意から、事が起きているのに何もしないでただ見ていること。袖手シュウシュ。「―して黙視するのみ」
拱手
977
-
かいちゅう
カイチュウ科の線虫で、寄生虫。卵が生の野菜などについて人や家畜の体内に入り、胃や腸でひも状の成虫となる。
蛔虫
978
-
いっき
①心を一つにすること。団結すること。②室町時代から江戸時代にかけて、領主や代官など支配者の圧政に対し、武装して一斉に立ち上がった農民や一向宗徒たちの集団。また、その行為。「土―」 「百姓―」
一揆
979
-
きけい
人をだます計略。ペテン。「―を巡らす」
詭計
980
-
こんべん
天子の礼服と礼服を着たときにかぶる冠。
衮冕
981
-
ひしゅ
つばのない短刀。九寸五分クスンゴブ。
匕首
982
-
りじょ
①からすきと、すき。②すきで耕作すること。
犂鋤
983
-
ばり
ののしること。悪口を言うこと。
罵詈
984
-
しびょう
祖先や先人を、神としてまつった建物。おやしろ。
祀廟
985
-
うんびん
女性の豊かな髪の美しさを雲にたとえた言葉。転じて、美しい女性。「―花顔カガン金歩揺キンホヨウ」〈白居易の詩〉
雲鬢
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かんば
気性のはげしいウマ。あばれウマ。
駻馬
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そこう
サルの別称。
狙猴
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まんさん
よろめきながら歩くさま。「酔歩―」
蹣跚
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ひち
股もも肉が、厚く堅くなったもの。しりだこ。
髀胝
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けまん
仏①仏堂の欄間などを飾る装飾具。花鳥などを透かし彫りにした、うちわ形の金銅製・革製のもの。②古代インドで、生花をつなぎ、首や体にかけて装飾としたもの。
華鬘
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くろう
苦労して働くこと。ほねおり疲れること。つかれきること。「母子―す」
劬労
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ほうたい
医療で、疾患部の保護や固定のために、おおったり巻きつけたりする布など。
繃帯
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げきしゅ
①ゲキという鳥の頭。②水難よけのために、ゲキの頭の形を船首に刻んだり描いたりした船。「竜頭―」
鷁首
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れきがん
小石が水底で、砂や粘土とともに固まった堆積岩タイセキガン。
礫岩
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はくえい
「物の影をうつ」ということで、捕らえることのできないことのたとえ。また、手ごたえのないことのたとえ。「」は影。
搏景
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そさい
野菜。あおもの。
蔬菜
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ぼんぜい
寺院の境内。
梵砌
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こうこう
うろうろと落ち着かないさま。あわただしく忙しいさま。
遑遑
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けつえき
御所。宮中。
闕掖
1000
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