コンピュータシステム基礎B No.1
暗記
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集中処理
データや情報を1か所にまとめてホストコンピュータで 処理を行うシステム形態。処理を行うタイミングにより、 バッチ処理やリアルタイム処理のものがある。
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バッチ処理
データを一定期間蓄積したあと、一括して処理を行うシ ステム。給与計算やデータ集計など、処理のタイミング が決まっている業務に適している。
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リアルタイム処理
データ処理を即時(リアルタイム)に行うシステム。交 通機関の座席予約処理や銀行の ATM など、広い分野で利 用されている。
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分散処理
複数のコンピュータをネットワークで接続し、処理能力 や資源を共有して効率のよい処理を実現するシステム
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ロードシェアリングシステム
水平負荷分散システムの一つで、同じ処理を複数のコン ピュータで分担して負荷の分散を行う分散システム。
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クライアントサーバシステム
垂直負荷分散システムの一つで、サービス提供を行うサ ーバと、サービスを受けるクライアントで機能や役割を 分担して処理を行う分散システム。
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デュアルシステム
通常時は 2 つの系列で同じ処理を行い、結果を照合しな がら運用する。障害発生時はもう一つの系列で処理を継 続する。高い信頼性が求められるときに適用される構成。
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デュプレックスシステム
主系と従系のシステムを用意し、通常は主系でメインの 処理を行い、従系では他の処理を行う。障害発生時は従 系のシステムに切り替えてメインの処理を行う。
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マルチプロセッサシステム
1 台のコンピュータに複数の CPU を接続し、システム全 体の処理能力を高めたシステム。密結合マルチプロセッ サや、疎結合マルチプロセッサなどの種類がある。
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クラスタコンピューティング
複数のコンピュータを接続し、単一のコンピュータとし て使用する形態。単にクラスタと呼ぶ場合もある。
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バックアップサイト
障害の発生に備え、現用系とは離れた場所に設置される 待機系システム。待機の状態により、ホットサイトやウ ォームサイト、コールドサイトなどの種類がある。
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RAID (Redundancy Arrays of Inexpensive Disk)
複数のディスク装置を組み合わせることで、高速性や高 信頼性のディスク装置を実現する技術。RAID 0 から RAID 6 までいくつかの種類がある。
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RAID 0
データをブロック化し、ブロックを複数のディスクに並 列に記録することで、高速にアクセスできるようにする 構成。ストライピングと呼ばれる。
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RAID 1
同じデータを複数のディスクに同時に記録することで、 信頼性を高める構成。ミラーリングと呼ばれる。
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RAID 10 (RAID 1+0)
RAID 1 と RAID 0 を同時に適用し、信頼性と高速性を両 立した構成。RAID 1 や RAID 0 を単独で構成する場合の 2 倍のディスクが用いられる。
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RAID 5
データを複数のハードディスクに分散して格納し、さら に誤り訂正用のパリティデータもあわせて書き込みを行 うことで、高速性と信頼性を高める構成。
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フェールセーフ (fail safe
システムに障害が起きたとき、システムを安全に停止さ せるように制御を行う考え方。
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フェールソフト (fail soft)
システムに障害が起きたとき、障害部分を切り離すこと で、機能を縮小してでもシステム全体を停止させずに運 用を続けるように制御を行う考え方。
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フールプルーフ (fool proof)
システムが意図しない使い方を利用者が行っても、影響 が起きないようにする、あるいは最初から誤った操作が できないようにするシステム設計の考え方。
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フォールトトレランス (fault tolerance)
耐故障技術とも呼ばれ、システムを構成する装置を多重 化して信頼性を高めること。一部の装置が故障しても、 他の装置がカバーしてシステムを稼働させる。
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フォールトアボイダンス (fault avoidance)
個々の構成要素の品質を高めたり、十分なテストを行う ことで、故障や障害の原因となる要素を極力排除して信 頼性を高めるという考え方。
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