百人一首 青札
暗記
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あしびきの やまどりのをの しだりをの
なかなしよを ひとりかもねむ
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ありあけの つれなくみえし わかれより
あかつきばかり うきものはなし
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あらしふく みむろのやまの もみぢばは
たつたのかはの にしきなりけり
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おくやまに もみぢふみわけ なくしかの
こゑきくときそ あきはかなしき
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あさぼらけ ありあけのつきと みるまでに
よしののさとに ふれるしらゆき
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さびしさに やどをたちいでて ながむれば
いつこもおなし あきのゆふくれ
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かささぎのわたせるはしに おくしもの
しろきをみれば よぞふけにける
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きみがため をしからざりし いのちさえ
なかくもかなと おもいけるかな
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うかりける ひとをはつせの やまおろしよ
はげしかれとは いのらぬものを
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あまつかぜ くものかよいぢ ふきとぢよ
をとめのすかた しはしととめむ
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めぐりあいて みしやせろとも わかぬまに
くもかくれにし よはのつきかな
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わたのはら こぎいでてみれば ひさかたの
くもゐにもがふ おきつしらなみ
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みちのくの しのぶまぢずり たれゆえに
みたれそめにし われならなくに
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いにしえの ならのみやこの やへざくら
けふここのへに にほいぬるかな
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きりぎりす かくやしもよの さむしろに
ころもかたしき ひとりかもねむ
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このたびは ぬさもとりあへず たむけやま
もみちのにしき かみのまにまに
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よをこめて とりのそらねは はかるとも
よにあふさかの せきはゆるさじ
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ももしきや ふるきのきばの しのぶにも
なほあまりある むかしなりけり
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ちぎりおきし させもがつゆを いのちにて
あはれことしの あきもいぬめり
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おもいわび さてもいのちは あむものを
うきにたへぬは なみたなりけり
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