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赤痢アメーバ(Entamoeba histolytica)は届出伝染病である 正誤
誤 感染症法により五類感染症に指定
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赤痢アメーバ(Entamoeba histolytica)は人ではどのように感染するか
性行為
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ジアルジアのGiardia intestinalisの寄生先
ヒト、イヌ、ネコ、牛、めん羊など多くの宿主
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ジアルジアのGiardia murisの寄生先
げっ歯類
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ジアルジアの疫学上の特徴
特に人と子犬で問題となる また、嚢子が塩素消毒では死滅しないので、水道水による集団感染が起こる
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ヒストモナスの病名の通称
黒頭病
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ヒストモナスの生活環
①糞口感染 ②鶏盲腸虫を介しての感染 鶏盲腸虫の雌が内腔型虫体を摂取→原虫は腸管上皮に侵入し、増殖。やがて子宮に侵入し、鶏盲腸虫卵形成の際ここに取り込まれ、ここでも増殖する→外界に排出された虫卵(in原虫)は、感染幼虫を形成し、鳥に接触される。→鳥の盲腸内で鶏盲腸虫卵の幼虫形成卵が孵化すると同時に、原虫は幼虫から遊離し、感染する。 ③鶏盲腸虫の幼虫形成卵をシマミミズが摂取する→シマミミズ体内で鶏盲腸虫卵が孵化→シマミミズを鳥が摂取→感染 感染した原虫は盲腸から血流によって肝臓に達する
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ヒストモナス感染鳥にみられる特徴的な肝臓病変
菊花状壊死
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トリパノソーマのベクター
サシガメ
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トリパノソーマの宿主となる動物
ヒト、イヌ、野生動物
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ブルーストリパノソーマのベクター
ツェツェバエ
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ブルーストリパノソーマの宿主となる動物
ヒト、家畜、野生動物
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ブルーストリパノソーマが起こす病気
ナガナ病
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アフリカトリパノソーマが起こす病気
睡眠病
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エバンストリパノソーマのベクター
アブ、サシバエ
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エバンストリパノソーマの宿主となる動物
家畜、野生動物
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エバンストリパノソーマの起こす病気
スーラ病
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こう疫トリパノソーマはどのようにして感染するか また、宿主
交尾感染 馬
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リーシュマニアのベクター
サシチョウバエ
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リーシュマニアの宿主
ヒト、イヌ、野生動物
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アメリカトリパノソーマの起こす病気
シャーガス病
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Eimeriaの宿主
主に草食動物、*例外で豚も 鶏
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Eimaria tenellaが引き起こす症状
急性盲腸コクシジウム症
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Eimeria necatrixが引き起こす症状と寄生部位
急性小腸コクシジウム症、小腸中央(シゾゴニー)と盲腸(ガメトゴニー)
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Eimeria acervulinaが引き起こす症状と寄生部位
慢性小腸コクシジウム症、小腸上部たしか粘膜固有層
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Eimeria zuernii. Eimeria bovisの宿主と症状
牛、激しい出血性下痢
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シストイソスポーラの宿主
犬、猫、豚
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シストイソスポーラの中間宿主は小型げっ歯類である 正誤
誤 中間宿主なし、待機宿主がネズミ
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クリプトスポリジウムは細胞内細胞質外寄生のみ行う 正誤
誤 自家感染もする
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自家感染とは
寄生虫が別の宿主にうつることなく、同一の宿主に再度感染すること。もしくは同一の宿主内の別の場所に再び感染すること
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クリプトスポロジウムのオーシストの特徴
乾燥には弱いが、水中で長期にわたり生存 塩素系消毒では死滅しない
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クリプトスポロジウムの症状
水様下痢
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トキソプラズマの生活環
有性生殖期と無性生殖期からなる。①無性生殖期…成熟オーシストが中間宿主もしくはネコ科動物に取り込まれると、小腸上部でスポロゾイトが脱出し、腸管粘膜に侵入→タキゾイト(急増虫体)となり、血流を介して全身に広がり、各種臓器で増殖→宿主で免疫が成立 筋肉と脳でブラディゾイト(緩増虫体)を形成 ②有性生殖期…ネコ科動物体内で起こる。
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トキソプラズマの終宿主
ネコ科動物
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トキソプラズマの診断法
抗体検査(ラテックス凝集試験、ELISA法、色素試験)
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トキソプラズマのヒトへの感染を防ぐには
食肉の衛生管理と十分な調理
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ネオスポラの終宿主および重篤な症状がみられる動物
イヌ科動物 牛と犬
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ネオスポラは牛の流産を引き起こす場合どのように感染するか
垂直感染
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Sarcocystis cruziの中間宿主と終宿主
中間宿主 牛 終 イヌ
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Sarcocystis hominisの中間宿主と終宿主
牛 ヒト
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Sarcocystis fayeriの中間宿主と終宿主
馬、イヌ
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Sarcocystisのヒトへの感染の仕方
感染馬肉によって感染
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サルコシスティス(住肉胞子虫)の生活環
スポロシストが新鮮糞便中に排泄→スポロシストは特定の中間宿主にのみ感染力をもつ 中間宿主に感染→全身の血管内皮でシゾゴニー(特に腎臓、脳 二回シゾゴニーで流産?)→メロゾイト形成→横紋筋に移行 メトロサイト内方サルコシストに→成熟するにつれて、内包されたメトロサイトはブラディゾイトになる→終宿主がサルコシスト摂取 感染→終宿主の腸管上皮細胞内でガメトゴニー オーシスト形成
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Theilelia orietalis の生活環
マダニ唾液腺の腺細胞中のスポロゾイトが吸血時に牛に侵入、牛のリンパ球でシゾントを形成する。→感染リンパ球は寄生虫の多数増殖(シゾゴニー)が起こると、巨大化する。→放出されたメロゾイトは赤血球に侵入しピロプラズムとなる(メロごにー)→再び吸血によりマダニがピロプラズムを取り込む→マダニの虫腸内でマクロガメートサイト、ミクロがメートサイトとなり、それぞれマクロがメート、ミクロがメートとなり、接合してザイゴードを経てキネートとなる*有性生殖→キネートは血体腔、唾液腺と移行→唾液腺内でスポロブラストとなり、スポロゾイトが放出される(スポロゴニー) 1回目の吸血のときに幼ダニ、若ダニだった個体が吸血後、若ダニ成ダニに成長しまた寄生した際に多イレリアを伝播する★経発育期伝播
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Thaileria orientalisとThaileria annulata, Theileria parvaの違い
annulataとparvaは感染リンパ球がシゾゴニーとともにがん細胞的な感じで急速に増える orientalisは巨大化するだけ
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Babesia ovataの生活環
マダニの吸血の際に唾液とともにスポロゾイトが動物体内に侵入→赤血球に寄生し、ピロプラズム(メロゾイト)となる(メロゴニー)→再び吸血が起こると、雌マダニ体内にピロプラズムが侵入→中腸内でガメートサイトとなり、ミクロがメートサイト、マクロがメートサイト、ミクロがメート、マクロがメートを経て接合して*有性生殖ザイゴード、キネートになる。→キネートは中腸を出て筋肉などで無性生殖をおこない増殖→★卵巣ひ到達し虫卵内に寄生する★経卵巣伝播、経卵伝播→キネートは孵化した幼ダニの虫腸内で増殖→成長に伴い唾液腺細胞に移行→ダニの吸血の際スポロゾイトが放出される
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Theileria orientalis の病態の特徴
血色素尿なし
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生物的伝播するやつ
エバンス以外のトリパノソーマは生物学的伝播
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生物学的伝播とは
トリパノソーマの仲間でみられる。メタサイクリック型トリポマスティゴートが、クルーズでは動物の粘膜や創傷から体内に侵入し感染すること、ブルースではツェツェバエの吸血の際に唾液とともに動物体内に侵入し、感染することをいう。
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機械的伝播とは
エバンストリパノソーマでみられる。感染動物を吸血したベクター(アブ、サシバエ)が次の動物を吸血する際に、興奮に付着した血液中に残存している血液型トリポマスティゴートが侵入することで感染すること。
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Thaileria parvaの起こす病気
東アフリカ海岸熱
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Thaileria annulataの起こす病気
熱帯タイレリア症
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小型ピロプラズムと大型ピロプラズムの共通点
ベクターがフタトゲチマダニであること
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Babesia bigeminaの起こす病気
テキサス熱
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Babesia bovisの起こす病気とその特徴
脳バベシア症 流涎、麻痺といった神経症状がみられる
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Babesia bovisとBabesia bigeminaのベクター
オウシマダニ
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ピロプラズム症の診断法
IFA, ELISA
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バベシアの駆虫薬
ジミナゼン製剤
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タイレリアの駆虫薬
パマキン・プリマキン
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鶏ロイコチトゾーン(Leucocytozoon caulleryi)のベクター
ニワトリヌカカ
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ニワトリロイコチトゾーンは感染症法で三類感染症に指定されている 正誤
誤 届出伝染病
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ロイコチトゾーンのベクター
ブユ
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ニワトリロイコチトゾーンの特徴
宿主特異性が高く、鶏以外の鳥類には感染しない
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ロイコチトゾーンの生活環
ニワトリヌカカ体内でスポロゴニー、スポロゾイトが放出される→第1代シゾント 肝、脾、肺、ファブリキウス嚢の血管内皮細胞に感染 第1代メロゾイトに→第2代シゾント 全身の血管内皮細胞に感染 第2代メロゾイトに、その後遊離→ガメートサイト 赤血球→血液中へ→ニワトリヌカカが吸血した時にヌカカ体内へ→ヌカカ虫腸内でミクロがメート、マクロがメートになり、接合してザイゴート、キネート、オーキネート、オーシスト、スポロゾイトに(この過程がスポロゴニーっぽい)
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マラリア症のベクター
ハマダラカ
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マラリア症は五類感染症に指定されている 正誤
誤 四類感染症
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plasmidium falciparumの起こす感染症
熱帯熱マラリア
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マラリアの生活環
蚊の唾液腺にスポロゾイトが終結している カが吸血時にスポロゾイトも注入→(人体内)スポロゾイト肝細胞へ→肝細胞を破壊し、メロゾイトが放出→赤血球へ→赤血球の侵入・破壊を繰り返して増殖(シゾゴニー) 早期栄養体(早期トロフォゾイト)後期栄養体(後期トロフォゾイト)分裂体(シゾント)を形成→生殖母体をつくる→生殖母体が吸血時にカに取り込まれる→カの中腸内でガメトゴニー→キネート、オーシスト オーシストが破裂するとスポロゾイトがでてくる→スポロゾイトは唾液腺に終結
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鳥に感染するマラリアとその生活環
Plasmodium gallinaceum Plasmodium juxtanucleare カの吸血時にスポロゾイトが体内に侵入→肝臓・脾臓・脳な網内系細胞細胞でシゾント形成→メロゾイト放出→再び網内系細胞に寄生、シゾゴニーを繰り返す→赤血球にメロゾイト侵入★二つのルート①栄養体(トロフォゾイト)を形成し、さらにシゾゴニーを行い、血中に放出②ガメトゴニー→蚊が吸血した際に、カに感染→中腸内でザイゴート、オーキネート、オーシスト、スポロゾイトとなる→オーシストが壊れスポロゾイトが出てくる→血体腔を経て唾液腺に終結
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へパトゾーンのベクター
クリイロコイタマダニ
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へパトゾーンの生活環
宿主がマダニを経口摂取→腸管内でスポロゾイトが遊離、小腸壁に侵入→血行性またはリンパ行性に移動→脾・肝・肺・リンパ節・心筋の内皮細胞でシゾント形成→メロゾイトがシゾゴニー繰り返す→一部のメロゾイトは白血球へ、ガメトゴニーに→ダニが吸血→中腸内マクロがメートサイト、ミクロがメートサイトになり、ザイゴート、オーキネート、オーシスト形成
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へパトゾーンの病態
化膿性肉芽腫
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へパトゾーンの検出
ギムザ染色
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