-
しきび
勢いがひどく衰えること。【参考】「ショクビ」とも読む。
式微
-
きのう
具体的事実から共通点を求めて、一般的な原理や法則を導き出すこと。「―法」【対】演繹エンエキ
帰納
-
まいぎょく
宝玉をうずめること。転じて、英才や美人などの死を悼むたとえ。〈『晋書シンジョ
埋玉
-
くんいく
徳をもって導き育てること。徳によって感化し育てること。
薫育
-
ゆうぜん
盛んにわき起こるさま。「―と雲がわいてくる」 「―と意欲がわく」
油然
-
いぼう
わすれること。【類】忘却
遺忘
-
きたい
①恐れ。心配。「―を抱く」②胎児をおおう膜が異常に発育する病気。胞状鬼胎。【表記】②「奇胎」とも書く。
鬼胎
-
ほぶ
足どり。あゆみ。「―堂々と進む」【類】歩調。【参考】「武」は半歩の意。
歩武
-
かつごう
①仏仏道を深く信仰すること。②人や物事を仰ぎ慕うこと。強くあこがれ慕うこと。
渇仰
-
ちめい
①天命を知ること。②五〇歳の異称。
知命
-
ろぎん
昔の言葉で、旅の費用。旅費。「―が尽きる」【類】路用・路費
路銀
-
せきせい
まごころ。いつわりのない心。
赤誠
-
れんし
①つらなる木のえだ。②身分の高い人の兄弟姉妹の敬称。「将軍のご―」③仏本願寺法主ホッス一門の称。
連枝
-
ゆうし
①兄弟姉妹の子。甥や姪。②他人の子または親族の子を自分の子としたもの。【類】養子【由来】「猶なお子のごとし(本当の子のような者)」の意から。
猶子
-
しょうき
役者・芸術家などが技巧をこらし、好評を得ようとする気持ち。「―の見えすいた作品」
匠気
-
ふかん
物事が上手でないこと。特に技芸がうまくないこと。
不堪
-
いい
①うねり曲がって長く続くさま。②ゆったりと落ちついているさま。③身を曲げてしたがうさま。【参考】「イダ」とも読む。
委蛇
-
ぼうよう
①遠くを眺めること。仰ぎ見ること。②非常に広大で、見当のつかないこと。とりとめのないこと。また、そのさま。「―たる大河が目前に横たわる」
望洋
-
がほ
①仲買人。②盗品の仲介をすること。「―罪」
牙保
-
けいしょう
①地形や風景がすぐれていること。また、その土地。景勝。②城をきずいたり敵を防いだりするのに、地形が適していること。また、そういう土地。「―要害の地」
形勝
-
びそ
物事を最初に始めた人。始祖。元祖。〈『漢書カンジョ』〉「立体画の―」【参考】「鼻」は、はじめの意。
鼻祖
-
ほうすん
①一寸(約三センチメートル)四方。転じて、非常に狭い所。②胸の内。心中。「友人の秘密を自分の―だけに収めておく」
方寸
-
たいび
終わり。最終。終局。結末。
大尾
-
そんもん
安否をたずねること。慰問すること。
存問
-
せいし
歴史。記録。【由来】昔、青竹に文字を記したことから。
青史
-
そんい
天皇・天子が位をゆずり、しりぞくこと。【類】譲位
遜位
-
おうし
わがままなこと。気ままなこと。[オウ肆]とも。
横恣
-
げんこう
①天のくろい色と大地の黄色い色。転じて、天と地。また、宇宙。②ウマの病気の名。【由来】②くろいウマが病気になると黄色みを帯びることから。
玄黄
-
ひめい
天命を全うするのではなく、思いがけない災難で死ぬこと。「―の死をとげた」【類】非業ヒゴウ・横死
非命
-
ぎょくしょう
①相手の手紙に【対】する敬称。「―拝受いたしました」【類】玉書 ②すぐれて美しい詩文。
玉章
-
どうは
物事の核心を、きっぱりと言い切ること。言ってのけること。「古人の―した言葉」
道破
-
へんぷく
布地などのふち。転じて、外観。うわべ。見栄みえ。「―を飾る」
辺幅
-
けんけん
①両手でささげ持つさま。②うやうやしいさま。つつしむさま。
拳拳
-
ほくどう
①古代中国で、主婦のいるところ。②母、また、他人の母の敬称。母堂。
北堂
-
えんよう
①はなやかな晩春のころ。②若々しく美しいこと。
艶陽
-
せんこう
亡なくなった父。「―の遺訓を守る」【類】亡父・先父【対】先妣センピ【参考】「考」は死んだ父の意。
先考
-
りゅうえい
①将軍の陣営。幕府。②将軍。将軍家。【由来】漢の将軍、周亜夫が細リュウという地に陣を構えた際、軍規などが良く行われ文帝が感動したという故事から。〈『漢書カンジョ』〉
柳営
-
しょうごく
裁判ざたにする事柄。うったえ事。うったえ。【類】訴訟・獄訟
訟獄
-
けれん
①芝居などで、受けをねらった宙乗りや早変わりなどの派手な演出・演技。②ごまかし。はったり。「何の―もない」
外連
-
そうそつ
あわただしいこと。急なこと。また、そのさま。「優劣は―に断言できない」【表記】「」とも書く。
倉卒・草卒・怱卒・匆卒
-
かいたい
預かった金銭・物品などを持ち逃げすること。「市の公金を―する」
拐帯
-
れいう
人々が望んだときに降る恵みの雨。【類】慈雨
霊雨
-
とうろ
重要な地位にいること。また、その人。「―者」【由来】交通の要路にあたる意から。
当路
-
かんけん
①狭い見聞・見識。管くだの穴を通して物を見る意から。②自分の見識を謙遜ケンソンしていう言葉。「―によれば」【類】管窺カンキ
管見
-
しょうせい
①昔、中国で大将になぞらえた星。②将軍・将帥の別称。
将星
-
おうせき
過ぎ去った昔。いにしえ。「―、繁栄をほこった都」【類】往古・往時
往昔
-
しゅこう
承知してうなずくこと。「その説には絶【対】に―できない」【類】肯定
首肯
-
さつよう
重要な点を抜きだして、簡潔に書くこと。また、その書物。【類】摘要
撮要
-
おうせい
勅命にしたがって詩文を作ること。また、その詩文。【類】オウ詔【参考】「セイ」は天子の命令の意。
応制
-
とくりつ
①特に抜きんでていること。「―した才能」②だれにも頼ることなく、自立していること。【類】独立
特立
-
れいたく
連なる二つの沢。互いに潤し合うことから、友人どうしが助け励まし合って修養に努めること。
麗沢
-
はくめん
①素顔。②色の白い顔。「―の貴公子」③年が若く、経験の少ないこと。未熟なこと。「―の書生」【参考】「しらふ」と読めば別の意になる。
白面
-
ちし
①官職を辞任すること。②七〇歳の異称。【由来】②昔、中国では七〇歳で官職を辞任したことから。【参考】「チジ」とも読む。
致仕・致事
-
らんすい
能力のない者が能力があるように装い、不当に高い地位にいること。本来はみだりに笛を吹く意。〈『韓非子カンピシ』〉
濫吹
-
しゅげい
草木や作物を植えつけること。栽培。【参考】「種」 「芸」ともに、植える意。
種芸
-
つうかん
敵方にひそかに通じること。内通すること。
通款
-
きょくじん
小さい事柄でも、もらさずにのべつくすこと。
曲尽
-
かしゃく
①かりること。②許すこと。見逃すこと。多く、否定の形で用いる。「―ない追及を続けた」【類】容赦【参考】「カシャ」と読めば別の意になる。
仮借
-
そっきょ
身分の高い人が死ぬこと。特に、律令リツリョウ制では四位・五位の人の死。【参考】「シュッキョ」とも読む。「ソッキョ」は慣用読み。
卒去
-
けいごう
割符を合わせたように、ぴたりと二つのものが一致すること。
契合
-
ねんし
年齢。よわい。
年歯
-
しょげん
①論説のいとぐち。②前書き。はし書き。【類】序文・序言
緒言
-
うしん
①仏物に【対】する執着心があること。②和歌。③中世の和歌の理念の一つ。情趣にあふれ、妖艶ヨウエンな美もあわせもつもの。「―体テイ」④「ウシン連歌」の略。題材・用語などが優雅な連歌。
有心
-
ちゅうてん
①まっすぐ空高くのぼること。②天にとどくほど勢力をのばすこと。「―の勢い」
沖天
-
ひりん
太陽の別称。
飛輪
-
ふこ
文書や財貨・器物などを収容・貯蔵しておく建物。くら。
府庫
-
きんり
宮中。皇居。「―様(天皇)」【類】キン中【由来】「リ・リ」は中のことで、勝手な立ち入りを禁止する意から。
禁裏禁裡
-
しょうこう
月日をおくること。生活すること。「何事もなく―いたしております」【類】消日【参考】多く、手紙で自分についていう。
消光
-
みょうてい
すぐれた真理。【参考】「ミョウタイ」とも読む。
妙諦
-
えんけん
呼び寄せて面会すること。【類】引見ケン・接ケン
延見
-
しこ
①四方を見まわすこと。「林に座して―する」②周囲。あたり。
四顧
-
きゅうごう
寄せ集めて一つにまとめること。【表記】「鳩ゴウ」とも書く。
糾合
-
たんせき
①朝晩。明け暮れ。②始終。つねづね。③この朝か晩かというほどに時期がさし迫っているさま。「命は―に迫っている」
旦夕
-
かんとう
物事の重大な分かれ目。せとぎわ。「生死の―に立つ」
関頭
-
いんこう
咽頭と喉頭。のど。転じて、大切な部分。急所。要地。「―を扼ヤクする(要所を押さえる)」【参考】「エンコウ」とも読む。
咽喉
-
くご
①天皇・上皇・皇后・皇子の飲食物。②武家時代、将軍の飲食物。③「飯」の女房詞ことば。
供御
-
はんぱく
白髪の入りまじった頭髪。胡麻塩ゴマしお頭。「―の紳士」【表記】「斑白・頒白」とも書く。
半白
-
ろめい
露つゆのようにすぐに消えてしまいそうな命。はかない命。「―を繫つなぐ(かろうじて生計を立てる)」
露命
-
こくしゅ
①医者の敬称。名医。〈『国語』〉②囲碁の名人。
国手
-
ききゅう
努力をして追いつくこと。肩を並べること。「凡人の―するところではない」【類】匹敵
企及
-
せいざん
①樹木が青々と茂っている山。②人が死んで骨を埋める場所。墓場。
青山
-
こんてい
あにと、おとうと。兄弟。
昆弟
-
とんじ
不出来な息子。自分の息子をへりくだっていう語。【類】愚息
豚児
-
せんど
①行き着く先。物事の結果。「―を見届ける」②勝負などが決まる大切な場面や時。せとぎわ。「ここを―と攻める」
先途
-
けいばつ
発想や着想などが、抜きんでてすぐれていること。「―な文章」
警抜
-
かたく
仏現世。娑婆シャバ。悩み・苦しみに満ちたこの世を、火事で燃える家にたとえた語。
火宅
-
しょくげん
前言とちがうことを言うこと。うそをつくこと。〈『書経』〉
食言
-
せいせつ
悲しさが身にしみること。もの寂しいさま。
凄切
-
こうがい
①世の中の不正などをいきどおり嘆くこと。「国を憂えて悲憤―する」②意気盛んなこと。
梗概
-
はくしゅく
①兄と弟。②父の兄と弟。伯父おじと叔父おじ。
伯叔
-
りかん
親しい関係を裂くこと。仲たがいをさせること。「両親に恋人との関係を―させられる」
離間
-
きんかい
心のなかで思っていること。胸のうち。考え。
襟懐
-
ぼうかん
町のなか。市中。世間。「―のうわさになる」
坊間
-
きふく
つきしたがって支配下に入ること。降伏してしたがうこと。「王への―を誓う」【類】降参・帰順
帰服・帰伏
-
じゅこう
長生き。長命。【参考】「考」は老いる意。
寿考
-
ろうが
女の子が生まれること。「―の喜び」【対】ロウショウ【由来】昔、中国で女子が誕生すると、ガ(土製の糸巻)のおもちゃを与えたことから。
弄瓦
-
ぜんだく
引き受けること。「―を重んじる(一度引き受けたことは何があってもやりとげる)」【類】承諾
然諾
-
きょうげき
人や物事の性質が普通でなく激しいさま。「―な言動」 「―な抗議活動が続く」
矯激
-
せっこう
敵の内情や周辺の状勢をさぐること。またそれをする者。間諜カンチョウ。「偵察のため―を出す」【参考】「うかみ」とも読む。
斥候
-
じょくち
かたじけなくも、自分を知ってくださっていること。知り合いであることの謙譲語。「あの先生とは―の間柄だ」【類】ジョク交
辱知
-
うだい
あめのした。天下。世界。「―万国広しといえども」
宇内
-
しゅくさつ
秋風が冷たくなり、草木を枯らすこと。
粛殺
-
じじゅん
六〇歳の異称。
耳順
-
じょうろく
①一--尺、約五メートルの高さの仏像。「―の仏」②あぐらをかくこと。「―を組む」②多く、仏像は足を組んでいることから。
丈六
-
せきいつ
古代中国で、天子のみことのりを書くのに使われた板。転じて、みことのり。詔勅。セキイツ詔書。
尺一
-
かんじゃ
ひそかに敵のようすを探る者。まわしもの。スパイ。カンチョウ。
間者
-
ひきょう
①他とくらべてたとえること。②文法で、…のようだ、…のごとしなど、状態や動作を他のものにたとえて表すこと。
比況
-
れいぼく
書き物の切れ端。古人の墨跡が断片として残っているもの。「断簡―」
零墨
-
とふ
嫉妬シット深い女性。やきもちやきの女性。
妬婦
-
しゅうせん
人や物事の間に立ち、両者を取りもったり口添えをしたりして世話をすること。仲立ち。「恩師の―で就職した」 「―屋」【類】斡セン
周旋
-
さくりつ
勅命で、皇后・皇太子を定め立てること。【参考】「サクリュウ」とも読む。
冊立
-
らいめい
①世間に広く知られている名声や評判。「―天下にとどろく名監督」②上に「ご」をつけて、他人の名声に【対】する敬称。「ご―はかねがね承っております」
雷名
-
どうおう
①堂の内部の奥まった所。②学問・技芸の奥深いところ。奥義。
堂奥
-
てっちょう
容易に揺るがない、強い精神や堅固な意志。鉄心。鉄石心。
鉄腸
-
びろう
けがらわしいさま。きたないさま。「―な話で恐縮です」【由来】「おこ」の当て字の音読から。【参考】もとは無礼の意で、転じて人前で口にすることがはばかられる意になった。
尾籠
-
こい
トラが他の動物を恐れさせる威力。転じて、強大な武力・権勢。
虎威
-
ふてん
大地をあまねくおおっている空。転じて、全世界。天下。
普天
-
しゅっぽん
逃げ出して姿をくらますこと。「奉公先を―する」
出奔
-
けいく
巧みに真理や奇抜な考えを述べる短い言葉。アフォリズム。
警句
-
ぼくみん
人民を養い治めること。「―官(地方長官)」
牧民
-
ふせつ
木などの札に文字を書き、印を押して割ったもので、のちに合わせて証明とするもの。わりふ。「―を合わせたよう(双方がぴったりと一致するさま)」【類】符契
符節
-
そうそう
①事業や物事を初めて起こすこと。草分け。「会社の―期を知る人物」②寺や神社などを初めて建てること。
草創
-
ほうさん
天皇の年齢の尊称。【類】聖サン・聖寿
宝算
-
えいえい
一生懸命に励むさま。「―として築きあげた事業」【類】孜孜シシ
営営
-
りょくしゅ
緑色の酒。上質の酒。うまい酒。「紅灯―」 「―に月の影やどし」
緑酒
-
かくちく
互いに競争すること。「業界での―は極めて激しい」【参考】「」は競う、「」は追う意。
角逐
-
がいはく
学問や知識が非常に広いさま。「―な知識を誇る」
該博
-
しょうちょう
物事が衰えることと盛んになること。「次の総選挙に党の―をかける」【類】盛衰
消長
-
がりょう
広くおおらかな度量。寛大な心。「―を示す」【類】広量
雅量
-
いこう
①おおづな。②おおづなでつなぐこと。③おおもとになるもの。人の守るべき法則。おきて。
維綱
-
ほい
官位をもたない人が着た無紋の狩衣かりぎぬ。また、それを着る身分の人。【参考】「ホウイ」とも読む。また、「フイ」と読めば、庶民が着る麻布の着物、転じて庶民の意。
布衣
-
じゃけい
曲がりくねった細いみち。また、正しくない心や行いをたとえた言葉。
邪径
-
いんごう
①仏報いの原因となる行為。多くは不幸の原因となる悪い行いをいう。②頑固で思いやりのないこと。無情。冷酷。「ずいぶん―な人だ」 「―親父おやじ」
因業
-
こうばつ
手柄。功績。【参考】「」も「・」も手柄の意。
功伐・功閥
-
らくしゅ
①手紙や品物などを受け取ること。「本日お手紙を―いたしました」【類】落掌②碁や将棋で、やりそこなった手。【類】悪手アクシュ
落手
-
にしん
②味方や主君などを疑う心・裏切る心。「主君に【対】して―を抱く」
二心
-
うつぼつ
意気盛んなさま。元気なようす。「―たる闘志」
鬱勃
-
にゅうじょう
仏①精神を集中させて無心の境地に入ること。禅定ゼンジョウに入ること。②「入滅・入寂」に同じ。
入定
-
きせい
末の世。道徳・風俗などの衰えた時代。末世。
季世
-
もうたん
いつわり。でたらめ。うそ。ボウタン。
妄誕
-
ちゅうこう
いったん衰えたものを、再び盛んにすること。「―の祖」
中興
-
ふうさい
①万物をおおう天と、万物をのせる地。また、天が万物をおおい、地が万物をのせること。②天地。宇宙。乾坤ケンコン。
覆載
-
とまつ
①ぬりつけること。②ぬりつぶすこと。ぬり消すこと。③物事をおおい隠したり除いたりすること。
塗抹
-
りくごう
天地二方と、東西南北四方の六方角。転じて、宇宙全体。世界。
六合
-
りょじ
旅先での宿。旅の宿り(リョ寓)②旅の途中。
旅次
-
きざ
正しくかしこまってすわること。【類】正座・端座
危座・危坐
-
ゆうし
役人。官公吏。「―専制(明治時代、官僚の独裁的な政治)」
有司
-
かたい
①あやまち。おこたり。過失。②あやまちへの償い。「―金」
過怠
-
てんぼ
墓参り。墓参。
展墓
-
きょうしゃ
花柳街。遊里。いろまち。
狭斜
-
きかん
行為や判断の基準となる模範。手本。見本。「教育者の―とされた人物だ」【類】キ鏡(キケイ)
亀鑑
-
がくふ
妻の父親。しゅうと。「―の三回忌法要を行う」
岳父
-
けいき
①皇居周辺の地域。②昔、京都周辺の国々。畿内。「―八道」
京畿
-
どうよく
とても欲が深くて、情け知らずなこと。また、そのさま。「―な高利貸し」【参考】「貪欲ドンヨク」が転じた語。
胴欲
-
はきょう
夫婦が離別すること。離婚のたとえ。「―再び照らさず」
破鏡
故事昔中国で、離れて暮らす夫婦が鏡を二つに割って一片ずつを持った。のちに妻の不義でその一片がカササギとなって夫のもとに飛んで行き、離縁になった故事から。〈『神異経シンイケイ』〉
-
ちょうしょう
目印になるしるし。証拠。あかし。
徴証
【類】徴憑チョウヒョウ
-
はんと
一国の領土。「―を広げる」
版図
【参考】「版」は戸籍、「図」は地図の意。
-
そうかく
古代の少年の髪形。二つに分けた髪の毛を、耳の上の両側でつののように丸く輪に結んだもの。また、その髪形にするころの子ども。角髪つのがみ。(あげまき) ②幼いころ。子どものころ。
総角
-
びまん
一面に広がること。転じて、風潮などが広がりはびこること。「拝金主義が―している」
弥漫
【表記】「瀰漫」とも書く。
-
しょりん
①書物のたくさんある所。②書店。本屋。【類】書肆ショシ
書林
-
のうさい
皇族が結納ゆいノウを取りかわすこと。「―の儀」
納采
-
しょしき
①さまざまな品物。諸種の商品。「結納ゆいノウの―」②品物の値段。物価。「―が上がる」
諸式・諸色
-
たいじょう
①最もすぐれたもの。②天子。
太上
【類】最上・至上
-
そうゆう
前に行ったことがあること。「―の地を回顧する」
曽遊
-
せいめん
①今までとられなかった方面。新しい方面。新境地。「―を開く」②初めて会うこと。初【対】面。「―の客」
生面
-
こりつ
ももがわなわなと震えるほど、恐怖に恐れおののくこと。
股慄・股栗
-
れきすう
①太陽や月などの天体運行を測って、こよみを作る方法。②自然にめぐってくる運命。めぐりあわせ。③年数。年代。
暦数
【類】命数/【表記】「歴数」とも書く。
-
たいかく
①高くてりっぱな建物。高殿たかどの。②国の政治を行うところ。内閣。「―に列する」
台閣
【参考】「ダイカク」とも読む。
-
くがい
①おおやけのこと。公的な場。表向き。②世間。「―知らず(世間知らず)」③遊女の境遇。【表記】
公界
③「苦界」とも書く。
-
なんめん
②帝位につくこと。天子として国を治めること。
南面
【由来】②中国では、天子は南に向いて座についたことから。
-
ぶげん
①身のほど。②金持ち。富豪。分限者シャ。「町一番の―」
分限
-
ぶんそう
①文章の飾り。文章のいろどり。②詩文を巧みにつくる才能。「彼は―が豊かだ」
文藻
【類】文飾・文彩/【類】文才
-
そめい
①言いわけをすること。申し開き。②裁判官に、そうであろうという推測を抱かせること。
疎明
書きかえ「疏明」の書きかえ字。
-
こうはい
①したがうこととそむくこと。②物事のなりゆき。「事の―を見守る」
向背
【類】動静/【参考】①「キョウハイ」とも読む。
-
けんもん
身分や位が高く、権勢のある家。
権門
【類】権家ケンカ
-
くげん
仏苦しい悩み。また、苦しみと悩み。苦悩。
苦患
-
かんしょう
受けもった仕事を監督し、取り扱うこと。権限をもって仕事や事務をつかさどること。「財政事務を―する」 「組合―健康保険」
管掌
-
りゅうがん
天子の顔の尊称。
竜顔
【類】天顔/【参考】「リョウガン」とも読む。
-
さいさく
しのびの者。スパイ。「物見の―が戻る」
細作
【類】間諜カンチョウ・間者カンジャ
-
けいこう
徳を慕いあおぐこと。「学問の師として―する」
景仰
【類】景慕/【参考】「ケイギョウ・ケイゴウ」とも読む。
-
しっか
②養育してくれる人のそば。親もと。「―を離れた」③父母などへの手紙の脇付わきづけに書く語。「母上様―」
膝下
【参考】①②「ひざもと」とも読む。
-
ひょうじん
男女の仲をとりもつ人。結婚の仲人なこうど。
氷人
【由来】ともに縁結びの神といわれる「月下老(人)」と「氷上人」を組み合わせた言葉。
-
ぼんぴゃく
いろいろのものや人。かずかず。「―の論も、彼のものにはかなわない」
凡百
【参考】「ボンビャク・ハンピャク」とも読む。
-
しんだい
個人や一家の総財産。「―が傾く」
身代
【類】身上シンショウ
-
さんさい
自分の妻をへりくだっていう語。
山妻
【類】愚妻・荊妻ケイサイ
-
げんさい
減らし少なくすること。
減殺
【参考】「殺」はそぐ、へらす意。
-
えんぜん
そっくりそのままであるさま。まさにそのもの自身であるさま。
宛然
-
ぐぶ
天皇や上皇などのおともの行列に加わること。また、その人。
供奉
-
らふ
①並べて敷くこと。②あまねくゆきわたること。
羅布
-
ふじつ
近日。近いうちに。「―改めて参ります」
不日
-
かっき
一時的に勇んではやる気持ち。「―にかられて殴りつけた」
客気
【類】血気/【参考】「カクキ・キャッキ」とも読む。
-
しっか
③夫婦。④他人の妻に【対】する尊敬語。
室家
-
せいがん
喜んで人を応【対】する心を表した目つき。好意をもった目つき。
青眼
【対】白眼
-
わとう
②話の内容。「明るい内容に―を変える」
話頭
-
おんしゅう
繰り返し学ぶこと。おさらい。「日本舞踊の―会」
温習
-
はんじゅ
八一歳の祝い。
半寿
【由来】「半」の字が「八」 「十」 「一」に分けられることから。
-
しがく
一五歳の異称。
志学
【由来】『論語』の「われ十有ユウ五にして学に志す」から。
-
つうじ
①通訳。特に江戸時代、通訳や貿易事務に携わった幕府の役人。「オランダ―」②間に立って取り次ぐこと。また、その人。
通事・通辞・通詞
-
じこん
いまから。これから。今後。以後。
自今
【表記】「爾今」とも書く。
-
りょうち
①丘陵がしだいに低く平らになること。②物事がしだいに衰えすたれること。
陵遅
【類】陵夷リョウイ
-
ばひつ
ウマ。一匹ぴき二匹ひきとウマを数えることからの言葉。
馬匹
-
げんぞく
出家した僧や尼が、再び世俗の人間にかえること。
還俗
-
おうふ
①亡くなった祖父の尊敬語。
王父
-
ちんぎん
①小さい声で口ずさむこと。「漢詩を―する」②深く考えこむこと。
沈吟
-
れいめい
よい評判。「―を馳はせる」 「―が高い」
令名
【類】名声・令聞
-
ぼうゆう
②①の意から、酒の別称。③カンゾウの別称。ユリ科の多年草の総称。カンゾウ・ヤブカンゾウ・ニッコウキスゲなど。川原や野原に自生。葉は細長く剣形。夏、ユリに似たオレンジ色の花をつける。
忘憂
-
ふうたい
①はかりで重さをはかるときの、その品物の容器・箱・包装紙など。また、その重量。「―込みの目方」②うわべや外観のたとえ。「―はいいが、中身が伴わない」
風袋
-
かんぜん
非難されるような欠点のあること。
間然
-
ていし
行き着くところまで行って止まること。「株価の暴落は―するところを知らない」
底止
-
ぶんしん
いれずみ。
文身
-
しゃじく
車の軸。車輪の心棒。「―を流す(大雨の降るさま)」
車軸
-
かんさん
②楽しみと苦しみ。苦楽。「人生の―を味わう」
甘酸
-
せんしょう
非常に少ないこと。また、そのようす。「―な事例と心得る」
鮮少
【表記】「尠少」とも書く。
-
ていきん
家庭の教訓。家庭のしつけ。
庭訓
故事孔子が、急ぎ足で庭を通り過ぎるわが子の伯魚を呼び止め、詩や礼を学ぶように教えさとした故事から。〈『論語』〉
-
ばてい
ウマの口取り。ウマの轡くつわを引く人。
馬丁
【類】馬方うまかた・馬子まご【参考】「丁」は下働きの男性の意。
-
はくぼ
夕暮れ。たそがれ。「延長戦は―ゲームとなった」
薄暮
-
ぜっか
景色がすぐれて美しいこと。また、そのようす。「風光―の土地に住んでいる」
絶佳
【類】絶景・絶勝・明媚メイビ
-
えんてい
②夏を支配する神。太陽。
炎帝
-
けいてい
大きなへだたり。差異。「―がない」
径庭
【表記】「逕庭」とも書く。
-
こうこ
世の中。世間。社会。「―の評判を得た」
江湖
【参考】もとは、中国の長江と洞庭湖の意。
-
ちょうもく
穴のあいた銭。また、金銭。
鳥目
【由来】昔の銭で、中央にあいた穴が鳥の目に似ていたことから。
-
いんもつ
①贈り物。②わいろ。
音物
【参考】「インブツ」とも読む。
-
ふうしょく
①景色。風光。眺め。②風のぐあい。天候。
風色
-
えんぼう
うらみに思うこと。うらみ。「その処遇を―する者が無きにしも非あらず」
怨望
-
すいさん
①おしかけて行くこと。また、訪問をへりくだっていう語。「突然―に及び失礼いたします」②無礼な振る舞い。
推参
-
しょうがん
①ものの美しさやよさを愛して楽しむこと。「書画骨董コットウを―する」②食物の味のよさをほめ味わうこと。「中国料理の逸品を―する」
賞玩・賞翫
【類】賞味
-
たいせい
西洋諸国。「―のすばらしい名画」
泰西
【由来】「泰」は極のことで、西の果ての意。
-
ろうかん
たかどの。特に、物見台をいう。
楼観
【参考】「楼」も「観」もたかどのの意。
-
ちょうぶく
①仏心身をととのえて、諸悪を抑えつけること。②仏祈りによって、悪魔や敵を降伏させること。③人をのろい殺すこと。
調伏
【参考】①②「ジョウブク」とも読む。
-
ぜっしょう
景色がきわめてすぐれていること。また、その土地。
絶勝
【類】絶景
-
たいや
仏葬儀の前夜。また、命日・忌日の前夜。「―経ギョウ」
逮夜
【類】宿忌 【参考】葬儀におよぶ前夜の意。
-
みょうじゅう
死ぬこと。生命が終わること。
命終
【参考】「ミョウジュ」とも読む。
-
ぼうけい
①自分の肉体をわすれ、無為自然の道を悟ること。②人の外見や地位などを問題にしないこと。「―の交わり(親密な交際)」
忘形
-
まみ
①人をたぶらかし惑わす魔物。化け物。②邪悪な人。
魔魅
-
さんじん
①世間のわずらわしさを離れて、気楽に暮らす人。②文学者などが雅号にそえる語。「荷風かふう―」
散人
-
しょうよう
落ち着いてゆうゆうとしているさま。「―として危険地帯に赴おもむく」
従容
【表記】「縦容」とも書く。
-
まつよう
①時代の終わりのころ。「一九世紀の―」②祖先から遠い子孫。
末葉
【参考】「バツヨウ」とも読む。
-
しんしょう
①人が遠く離れていて、会うことのないたとえ。②兄弟の仲が悪いたとえ。〈『春秋左氏伝』〉
参商
【由来】「参」は西方に、「商」は東方にある星で、互いに遠く隔っていて同時に現れることはないことから。
-
ゆうし
旅人。旅行者。家を離れて旅をする人。「浮雲―」
遊子
【表記】「游子」とも書く。
-
けんたい
君主に、よいことはすすめ、悪いことはやめさせること。
献替
【参考】「献」は推奨する、「替」はやめさせる意。
-
そし
粗末な食事。
疎食
【表記】「疏食・蔬食」とも書く。
-
たんせい
③彩色画。
丹青
-
しょうじゅつ
先人の事業や制度を受け継ぎ、それにしたがって行うこと。
紹述
-
きんいん
金額。金高。合計金額。「多額の―を要する話」
金員
【参考】「員」は数の意。
-
ぶっこ
人が死ぬこと。死去。「―者名簿」
物故
【参考】「物」 「故」ともに死ぬ意。
-
しゅたく
①手の脂がしみこむなどして、持ち物についたつや。②生前大切にしていたもの。故人の愛用品。「―本」
手沢
-
けんが
傾斜のはげしい土地を流れ下る川。急流。「―の弁」
懸河
-
ししゅく
ひそかにある人を先生として尊敬し、その言行を慕い学ぶこと。「宮沢賢治に―している」
私淑
-
いほう
②死後までのこる名誉・業績。特に、すぐれた詩文や書画。③故人の書きのこした書画。
遺芳
【類】遺墨
-
ちぐう
①出会うこと。めぐりあうこと。また、仏の縁によって現世で出会うこと。「―の縁」②人から認められ、手厚くもてなされること。
値遇
【表記】②「知遇」とも書く。【参考】①「チグ」とも読む。
-
さくばく
あじけなく、もの寂しいさま。また、気がめいるさま。「―とした光景」
索漠・索莫・索寞
-
ゆうしゅう
捕らえられて牢屋ロウやに閉じこめられること。また、その人。
幽囚
-
もっけ
思いがけないさま。意外なこと。「―の幸い」
物怪
【表記】「勿怪」とも書く。
-
しゅうしょう
あわてふためくこと。「強い地震に、皆―した」
周章
-
ひんい
種【類】分けしてまとめること。また、分【類】したもの。【類】たぐい。
品彙
【類】品【類】
-
とうぐう
皇太子の住む宮殿。また、皇太子。
東宮
【由来】昔、皇太子の宮殿が皇居の東にあったことから。 【表記】「春宮」とも書く。
-
かいてん
世の中のありさまをすっかり変えること。衰えた勢いを盛り返すこと。「―の事業」【表記】「廻天」とも書く。
回天
-
かいそう
戦いに敗れて秩序なくばらばらに逃げること。軍の陣形をくずして逃げること。
潰走
【表記】「壊走」とも書く。【類】敗走・潰散
-
かいだい
①国内。②天下。「名を―にとどろかす」
海内
【類】四海 【参考】「カイナイ」とも読む。
-
つうぎょう
②詳しく知り抜いていること。「流通業界に―している」【類】精通
通暁
①夜明かしすること。夜通し。
-
おそ
妊娠初期に起こる、吐き気や食欲不振などの症状。
悪阻
-
ないしょう
①「内緒」に同じ。②仏心のなかで仏法の真理をさとること。
内証
-
せんか
死後に行く世界。あの世。冥土メイド。「―の客となる(亡くなる)」
泉下
【参考】黄泉よみの下の意から。
-
じょうし
②女性。母・妻など婦人の通称。「―軍」
娘子
-
きゅうてん
②宮中。
九天
①天の高い所。九重キュウチョウの天。③古代中国で、天を中央と八方の九つに分けて呼んだもの。④仏教で地を中心に回る九つの天体。
-
ふくめつ
完全にくつがえって、ほろびること。また、ほろぼすこと。
覆滅
-
ぐちん
詳しく述べること。「事故の状況を―する」
具陳
-
こうとう
俗世間を超越し、自分を清くけだかく保つこと。「―的生活」
高踏
-
けいせい
①他人の眠りをさますこと。②警告して迷いをさまさせること。「世人を―する」
警醒
-
ぎひょう
手本。模範。「人の―となる」
儀表
-
しゅきゅう
戦で討ち取った敵の首。「―をあげる」
首級
しるし
-
らくしょく
貴人が髪を剃そり落として仏門に入ること。出家すること。剃髪テイハツ。
落飾
【類】落髪 【対】復飾
-
せいか
人や物事に【対】する世の中の評判や評価。名声。「実業家としての―を高めた」
声価
【類】評判
-
こうちょ
きわだってはっきりしていること。いちじるしいこと。
較著
【類】顕著
-
しょうだい
仏寺院の別称。僧が四方より集まり来る所。
招提
【由来】梵語ボンゴの音訳で、四方の意から。
-
そうゆう
不善をいさめ、忠告や意見をしてくれる友人。
争友
-
かいよう
海がどんなものでも受け入れるように、寛大な心で人の罪や過ちなどを許すこと。「失礼をご―願います」
海容
【類】容赦・寛恕カンジョ 【参考】おもに手紙文に用いる。
-
そこう
サルを飼う人。また、猿まわし。
狙公
-
さつさつ
①けがれのないさま。潔白なさま。②わずらわしいほど細かなさま。
察察
-
ちんせん
②落ち着いて深く考えること。また、物事に深く没頭すること。「研究に―する毎日」
沈潜
①水の底に深く沈み、隠れること。
-
ひょうぼ
洗濯を仕事とする老婆。また、食事を恵む老婆。
漂母
【由来】韓信カンシンが放浪していたとき、洗濯を仕事とする老婆に食事を恵まれたという故事から。〈『史記』〉
-
だんきん
金属をたち切ること。また、友情のきわめて固いことのたとえ。
断金
-
ほうよう
ハチのようにくびれた女性の腰。
蜂腰
【類】柳腰リュウヨウ・やなぎごし
-
たいかい
②大地。また、地球。
大塊
-
こうはく
②金と銀。③金銭。「―を散じる(大金を使う)」
黄白
-
しんさく
ふるい起こすこと。盛んにすること。「愛国心を―する」
振作
【類】振興・振起
-
りたつ
身分や地位などが高くなること。立身出世すること。
利達
【類】栄達
-
いしゅ
①考え。意向。おもわく。②うらみ。「―返し」 「―を晴らす」
意趣
-
せいこう
技術や表現、態度などが未熟で、ぎこちないこと。「―な感じの文章」
生硬
-
そうこう
あわてふためくさま。あわただしく急ぐさま。「―として逃げ去った」
倉皇
書きかえ「蒼惶」の書きかえ字。
-
すいたい
おしいただくこと。特に、団体の長として、あおぐこと。「名誉会長に―する」
推戴
-
とうや
②才能・素質を引き出し、人材を育てること。「人格を―する」
陶冶
【類】薫陶クントウ
-
いっぱん
物事の一部分。「組織の―を知り得たにすぎない」
一斑
-
ひっこう
①文章や文字を筆写したり清書したりして、報酬を得ること。また、それをする人。「―料」②文筆で生計を立てること。
筆耕
-
くげき
年月が早く過ぎること。
駒隙
【類】隙駒 【由来】「白駒隙を過ぐ(白馬が壁のすきまを通り過ぎる)」から、人生の短くてはかないことのたとえ。〈『荘子ソウジ』〉
-
ぎぎ
①あれこれとよく考えること。②ためらうこと。
擬議
【類】躊躇チュウチョ
-
きゅうり
物事の道理をきわめること。
窮理
【表記】「究理」とも書く。
-
せんおう
身勝手にふるまうこと。わがまま。「態度が―で困る」
専横
【類】専恣センシ
-
らんとう
①仏台座の上に塔身を置いた墓石。②墓場のこと。
卵塔
【表記】「蘭塔」とも書く。
-
とうかん
おろそかにするさま。いい加減にしておくさま。「少子化は―にできない社会問題だ」
等閑
なおざり
-
はいる
罪人を遠地に送ること。島流し。「江戸時代に罪人が―された土地」
配流
【類】流刑・配謫ハイタク 【参考】「ハイリュウ」とも読む。
-
さんしゃく
比べあわせて、よいものをとり、悪いものを捨てること。「それぞれの条件を―して決める」
参酌
【類】斟酌シンシャク
-
たたん
①事件などの多いこと。「国事―」②仕事などが多く、忙しいこと。「業務―で忙しい」
多端
【由来】「端」はいとぐちのことで、広く手をつける意から。
-
すうきょう
度が過ぎるほど、うやうやしいこと。おもねりへつらうこと。〈『論語』〉
足恭
【参考】「スキョウ・シュキョウ」とも読む。
-
てんがく
②試験に落第すること。「竜門―」
点額
【由来】②鯉こいが竜門を登れば竜となり、失敗すれば額に傷をつけて帰るという伝説から。
-
きょし
立ち居振る舞い。普段の動作。
挙止
【類】挙動・挙措・起居
-
しょうぎ
会議などを開いて相談をすること。
商議
【類】評議・協議 【参考】「商」は物事をはかる意。
-
とうしゅく
旅館に泊まること。宿をとること。「港の旅館に―する」
投宿
【類】宿泊 【参考】「投」はとどまる意。
-
すいか
「だれか」と声をかけて、名前や身分を問いただすこと。「警察官に―される」
誰何
-
ふき
①規則や習慣を守らないこと。法にそむくこと。「―の輩やから」②謀反ムホンをたくらむこと。反逆。「―の臣」
不軌
-
そくげん
物事の根本をふさぎ止めること。「抜本―」
塞源
-
じゅっすう
はかりごと。策略。計略。「権謀―(人を欺くようなはかりごと)」
術数
-
にゅうじゃく
仏聖者や僧が死ぬこと。入滅。入定ニュウジョウ。
入寂
-
ちくろく
権力の座や地位などを求め、争うこと。
逐鹿
【由来】中国の故事に、帝位をシカにたとえたことから。〈『史記』〉
-
しょうじ
非常によく似ていること。そっくりなこと。
肖似
【類】相似・酷似
-
よくよく
慎み深くするさま。びくびくするさま。「小心―」
翼翼
-
きてい
①旅館。②料理屋。
旗亭
【由来】昔、中国で目印に旗を立てたことから。
-
そげん
②物事の本質や根本をきわめること。
遡源
①水源にさかのぼること。
-
かんぜつ
とび抜けて、すぐれていること。最もひいでること。「世界に―する偉業」
冠絶
【類】卓絶
-
しょうか
夏の暑さをしのぐこと。「―法」
消夏
【類】避暑 書きかえ「銷夏」の書きかえ字。
-
けいよ
以前に刑罰を受けたことのあること。前科のあること。「―の身」
刑余
-
たいきょ
①おおぞら。②中国、宋ソウの張載チョウサイの宇宙万物の生成論。宇宙の本体である気が、運動して空虚になっている状態をいう。
太虚
【表記】「大虚」とも書く。
-
となん
大事業や遠征をくわだてることのたとえ。「―の翼」
図南
-
かくしん
うちとけない心。へだて心。「―をいだく」
隔心
-
あくしょ
②遊郭。
悪所
①山道などで、険しく危険が多いところ。
-
いんう
いつまでも降り続く雨。作物に害を与える長雨。
淫雨
【類】霖雨リンウ
-
しゅうちん
小さな本。
袖珍
「袖珍本」の略。袖そでの中に入るくらいの小さな本。
-
りゅうこう
①歳月の経過すること。月日のたつこと。②水の流れに映る月の光。
流光
-
まいそう
夜明けがた。早朝。あかつき。未明。
昧爽
【類】昧旦マイタン
-
きんち
相手が住む土地を敬っていう語。
錦地
【類】御地おんチ 【参考】手紙などに用いる。
-
あんごう
思いがけなく一致すること。偶然の一致。
暗合
-
けいそう
①書斎。「―雪案(家が貧乏なため、苦学すること。「案」は机の意。)」
蛍窓
-
ばんじょう
天子。また、その位。
万乗
【由来】中国、周代、天子は戦時に兵車一万台を出したことから。
-
けいめい
③夜明け。明け方。
鶏鳴
①ニワトリが鳴くこと。また、その声。②一番どりの鳴く、午前二時ごろ。丑うしの刻。
-
ふせん
あさはかなこと。物事を深く考えず思慮に欠けること。
膚浅
-
さいかん
絵を描くための筆。絵筆。「―をふるう」
彩管
【類】彩筆
-
きょそ
立ち居振る舞い。動作。「―進退」
挙措
【類】挙止・挙動・起居
-
ようげん
はばかることなく大声で言うこと。公然と言いふらすこと。「自分を天才だと―する」
揚言
-
ぶいん
長い間、便りをしないこと。長く連絡のないこと。「久しく―に打ち過ぎました」
無音
【類】無沙汰ブサタ
-
たんしょう
景色のよい地をたずね歩き、それを味わい楽しむこと。
探勝
-
ぜんしゅう
①膳にのせるごちそう。料理。
膳羞
-
よけい
祖先の善行のおかげで子孫が得る幸福。「積善の家に―あり」
余慶
【対】余殃ヨオウ
-
ちんせき
②寝室。また、男女が同じふとんで寝ること。
枕席
①枕まくらと敷物の意から、寝床。 【表記】②「枕藉」とも書く。
-
ひしゅう
①かたよった交際と、公正な交際。〈『論語』〉②徒党を組むこと。かたよって一方に仲間入りすること。〈『春秋左氏伝』〉
比周
-
いけん
才能に恵まれながら認められず、民間に埋もれている人。「野ヤに―なし」
遺賢
-
せいび
①子孫が、先祖のりっぱな業績を受けつぐこと。②美徳をなし遂げること。
済美
【参考】「サイビ」とも読む。
-
きせき
死者の姓名・戒名・死亡日などを記した帳面。過去帳。「―に入る(亡くなる)」
鬼籍
【類】鬼録・点鬼簿
-
きょほ
②大きな功績。「歴史に―を残す」
巨歩
-
ぞくしん
①人を傷つけようとする心。②ぬすもうとする心。③謀反ムホンを企てようとする心。
賊心
-
こうか
田畑をたがやして作物を植えつけること。
耕稼
【類】耕種 【参考】「稼」は穀物を植える意。
-
しだい
仏①地・水・火・風。万物の根源と考えられている四つの元素。②人間の身体。①から成るといわれる。
四大
-
ぼうはん
①天地が分かれて開けること。②区別すること。
剖判
【類】開闢カイビャク
-
けいじ
兄のように尊敬して接すること。「先輩に―する」
兄事
-
いっそく
②すぐれた才能をもった人物。
逸足
①足が速いこと。【類】駿足シュンソク 【類】逸材
-
しきょく
よこしまで正しくないこと。自身の利益だけをはかろうとすること。「―を排除する」
私曲
-
はいし
お目にかかること。「会うこと」の謙譲語。「―の栄に浴する」
拝芝
[拝顔]・拝眉ハイビ
-
ぞうか
①万物をつくりだすこと。また、その神。造物主。②天地。宇宙。自然。森羅万象。「―の妙」
造化
-
きゅうしょう
めでたいしるし。めでたい前兆。
休祥
【類】吉祥・吉兆 【参考】「休」 「祥」ともに、めでたい意。
-
けいせい
美貌ビボウで君主を惑わし、国をかたむけるほどの美人。絶世の美人。〈『漢書カンジョ』〉
傾城
傾国
-
いじつ
光の強い真夏の太陽のこと。また夏の日。
畏日
【対】愛日 故事中国、晋シンの趙衰チョウシと趙盾チョウトンの人物評を求められた賈季カキが「趙衰は冬の太陽で、趙盾は夏の太陽です」と答えたという『春秋左氏伝』の文に、晋の杜預トヨが「冬の太陽は親しむべきで、夏の太陽はおそれるべきである」という注を付したことから。
-
どうこう
同じ年齢。おないどし。
同甲・同庚
【参考】「庚」は年齢の意。
-
ほうず
物事の限り。さだめ。際限。「―がない」 「野の―な生活」
方図
-
しょっけい
食事をするほどの、わずかな時間。わずかのあいだ。
食頃
-
えつれき
人がそれまでに経験してきた学業や職業などの事柄。「豊富な―のある人物」
閲歴
【類】経歴・履歴
-
そうおく
草ぶきの家。転じて、粗末な家。
草屋
【参考】自分の家の謙称にも用いる。
-
やくせき
治療に使う薬といろいろな治療法。
薬石
【参考】「石」は、昔の中国で使った治療用の石針の意。また、一説には鉱物から採取した薬の意ともいう。
-
しゅくはつ
髪をそって僧になること。
祝髪
【類】剃髪テイハツ 【参考】「祝」は断ち切る意。
-
しょし
①本妻以外の女性から生まれた子ども。②旧民法で、父親が認知した子。
庶子
【対】①②嫡子
-
とうせん
②貴人の死。特に、天皇・天子の死を敬っていう。
登仙・登僊
①仙人になって、天にのぼること。また、仙人。「羽化―」
-
どうぼう
①奥深い部屋。特に、ねや。②遊女の部屋。
洞房
【類】閨房ケイボウ
-
うだい
仏人間の身体。また、有限な人間の存在。
有待
【参考】衣食などにたよって生活する意。「ウタイ」とも読む。
-
おんば
産婆。助産婦。とりあげばば。
穏婆
-
きんちょう
固くむすんだ約束。誓い。
金打
【参考】「かねうち」とも読む。【由来】江戸時代、約束のしるしとして、武士は刀の刃や鍔つばを、女子は鏡を、僧は鉦かねを打ち合わせたことからという。
-
ろうし
無駄に死ぬこと。犬死に。
浪死
【類】徒死
-
りょがい
②ぶしつけなこと。「―千万センバン」
慮外
①思いがけないこと。「―な話を聞く」【類】意外【類】無礼
-
ひい
法にそむくこと。道にはずれもとること。「―をただす」
非違
-
はいりつ
臣下が勝手に君主をやめさせて、別の君主を立てること。
廃立
【参考】「ハイリュウ」とも読む。
-
ぼっきょう
性質が飾り気がなく一徹なこと。ぶこつ。生直きすぐ。
木強
-
らいしゃ
①自分よりあとに生まれてくる人。後生コウセイ。②将来。今後。
来者
【対】①②往者 ③訪ねてくる人。
-
ねいじつ
気にかかることもなく、心が安らかな日。平穏無事な日。「―なし(毎日が忙しい)」
寧日
-
こうるい
①悲しみの涙。血の涙。②美しい女性の涙。「―をしぼる」
紅涙
-
さんしょく
次第に他の領域を侵していくこと。「領土を次第に―する」
蚕食
-
こうか
禅寺で、僧堂の後方に設けた洗面所。転じて、便所。
後架
【参考】「ゴカ」とも読む。
-
こすい
①奮い立たせようと励ますこと。「士気を―する」②自分の意見を盛んに主張し、宣伝すること。「人道主義を―する」
鼓吹
【由来】太鼓をたたき、笛を吹き鳴らす意から。
-
かいわ
②音楽の調子がよくととのって心地よいこと。
諧和
【参考】「カイカ」とも読む。 ①なごやかに親しむこと。仲よくすること。「万民―」【類】協調
-
かくし
旅先で死ぬこと。「フランスで―した」
客死
きゃくし
-
じゅんぴつ
絵や書をかくこと。「―料」
潤筆
【類】揮毫キゴウ 【参考】筆をぬらす意。
-
りゅうせつ
たかい鼻。盛り上がっている鼻筋。
隆準
【参考】「準」は鼻柱の意。
-
ちめい
夜が明けるころ。
遅明
【由来】明メイを遅まつ意から。
-
そうそく
仏万物の本質は一つに溶け合って一体であるということ。
相即
-
しおう
①石黄の古名。砒素ヒソの硫化鉱物。黄色で樹脂光沢がある。有毒。②詩文を添削したり改竄カイザンしたりすること。
雌黄
【由来】②昔、中国で文章に①を塗ったことから。
-
しゅつらん
弟子がその師匠よりもすぐれていること。「―の誉ほまれ」
出藍
-
すいし
今にも死にそうな状態。
垂死
【類】瀕死・危篤
-
せんせき
こもの敷物。むしろ。
薦席
-
はんるい
わずらわしく、やっかいなかかわりあい。面倒な問題。
煩累
-
すうき
①物事の肝要な所。かなめ。②国家の大切な政務や地位。「国政の―に参与する」
枢機
【参考】「機」は弩弓ドキュウの引きがねの意。 【類】枢軸・枢要
-
しゅよう
最も必要なさま。不可欠なこと。「―な条件」
須要
【参考】「スヨウ」とも読む。
-
せきがん
②ひとかどの眼力。すぐれた見識。「―の持ち主」
隻眼
①片目であること。
-
りんぽ
①となり近所の人々。②近所の人々が互いに助け合うための組織。となり組。「―制」
隣保
【参考】「保」は、責任を引き受け合う意。
-
こうかん
数種【類】の異本をくらべ合わせて、異同などを調べて研究すること。「源氏物語の―」
校勘
【類】校異 【参考】「勘」は詳しく調べ考える意。
-
ちいん
音楽の音色を聞き分けること。転じて、心の底まで理解しあった友人。
知音
故事中国、春秋時代、琴の名手伯牙ハクガが琴を奏でると、友人の鍾子期ショウシキは伯牙が描く音の世界を必ず言い当てることができた。鍾子期が死んでからは、伯牙は琴の絃を切り、二度と琴を弾かなかったという故事から。〈『列子』〉
-
ゆうひつ
貴人に仕え、文筆に携わる人。また、その役。
右筆
【表記】「祐筆」とも書く。
-
えんか
おしろい。
鉛華
【由来】昔、おしろいの原料に鉛を用いたことから。【類】鉛白
-
ふうそう
①詩文を作ること。②自然や詩歌に親しみ風流を楽しむこと。
風騒
【由来】「風」は「詩経」の国風、「騒」は「楚辞ソジ」の離騒のことで、ともに詩文の模範とされたことから。【類】風雅
-
だんえん
②円満なこと。仲がよいこと。③完結すること。終わり。しまい。「大―を迎える」
団円
-
ふかい
①ばらばらになっているものを、一つにまとめること。つなぎあわせること。②関係のないものを無理に結びつけること。こじつけること。「牽強ケンキョウ―(自分に都合のよいように理屈をこじつけること)」
付会
【表記】「附会」とも書く。
-
うんかん
あまのがわ。銀河。「―はるかなり」
雲漢
【類】天漢・天河
-
けいしゅ
①頭が地につくほど体をまげて、礼をすること。また、その礼。②手紙の結びに用いて、相手に敬意を表す語。頓首トンシュ。
稽首
-
りんち
習字。書道。
臨池
故事中国、後漢の張芝チョウシが池のそばで熱心に書道を練習したために、墨で池の水が黒くなったという故事から。〈王羲之オウギシの文〉
-
かっけい
生活すること。また、そのための手段や方法。生活の糧かて。暮らしむき。家計。生計。「―を立てる」
活計
【参考】「たつき」とも読む。
-
せんげ
仏この世からあの世へうつる意で、高僧や隠者などが死ぬこと。
遷化
【参考】「センカ」と読めば、うつりかわる意になる。
-
ぜんじょう
①古代中国で、天子の位を世襲でなく有徳者に譲ること。②権力者がその地位を後継者に譲ること。
禅譲
-
やくじ
①薬と食べ物。また、薬になるような滋養物。「―療法」②薬。「―に親しむ日が続く(病気がちなこと)」
薬餌
-
かんきょう
①顔色を和らげること。また、顔色を和らげて婉曲エンキョクに話すこと。②「緩頰を煩わす」の略。自分のことを人に託して話してもらうこと。
緩頰
-
へんぺん
②それほど重要でないさま。たいした価値もないさま。「―たる小事」
片片
①断片的なさま。また、断片がひるがえるさま。「―たる小冊子」 「落ち葉が―と舞い散る」
-
そい
模様のない白い衣服。また、白絹の着物。
素衣
-
ていだい
りっぱで大きな家。やしき。「豪華な―を構える」
邸第
【類】第宅テイタク
-
きゅうちょう
②天子の宮殿。
九重
【参考】「ここのえ・クジュウ」とも読む。宮殿が九つの門の奥にあったことからいう。①幾重いくえにも重なること。また、その重なり。「―の天(天の最も高い所)」
-
ようげき
待ちぶせして敵を攻撃すること。「ひそかに―の準備をする」
要撃
-
きぼう
陰暦一六日の夜。また、その夜の月。いざよい。特に、八月一六日にいう。
既望
【参考】「望」は十五夜の満月で、すでにそれを過ぎた意。
-
りくぞく
人や車などが絶え間なく続いているさま。「―と進む優勝記念パレード」
陸続
-
でんりょう
狩り。狩りをすること。
田猟
【参考】「田」 「猟」ともに狩りの意。
-
とくど
仏①悟りの世界に入ること。②仏門に入ること。
得度
【類】出家
-
とんぐう
昔、天皇の旅行のときなどに設けられた仮の御所。かりみや。
頓宮
【類】行宮アングウ
-
おうさ
王の政務をたすけること。王の補佐。「―の臣」
王佐
-
げきじょう
民衆が太平を楽しむたとえ。
撃壌
-
ちゅうせき
②社会や組織を支える、頼りになる大事な人物。「国家の―となる」
柱石
①柱といしずえ。
-
だんし
②きわめて短い時間。「―の間カン」
弾指
仏①曲げた指の先を親指のはらにあて、強くはじいて音を出すこと。警告や歓喜などの場合に行った。つまはじき。
-
きか
②意外な利益を得られそうな物品や機会。「経済不況を―とした商品の開発」
奇貨
①めずらしい物品。
-
そうてい
①成年に達した男性。働き盛りの男。②軍役にあたる男性。もと、徴兵検査を受ける適齢者を指す。
壮丁
【類】壮夫
-
しゃもん
試しに質問すること。ちょっと尋ねてみること。
借問
【参考】「シャクモン」とも読む。
-
かいく
天地自然が、万物をつくり育てること。「生生セイセイ―」
化育
-
はくそう
広く探し求めること。「文献を―する」
博捜
-
しふん
紅とおしろい。転じて、化粧。「―の香に惑わされる」
脂粉
-
せきじょう
転じて、夫婦の縁。
赤縄
②夫婦の縁を結ぶ赤い縄。転じて、夫婦の縁。【由来】赤い縄を持った老人が、それで男女の足を結べば夫婦となることができると予言したという故事から。
-
がいさい
物事の行き止まりになる所。はて。きわまり。
涯際
【類】際涯
-
わへい
話す事柄や材料。話題。「―を転じる」 「豊富な―」
話柄
-
くく
②小さくて取るにたりないさま。「―たる日々の問題」
区区
【参考】①「まちまち」とも読む。 ①それぞれがばらばらで、まとまりがないさま。「見解が―に分かれる」 「評価は―として定まらない」
-
いつや
一夜を五つに分けた、その二番目。現在の午後九時から一一時ごろ。亥いの刻にあたる。「―の覧(中国、唐の文宗が昼間多忙なため夜に読書をしたことから、天子が書物を読むこと)」
乙夜
-
けんとく
①常に努力するというりっぱな徳。常に前進しようとするりっぱな精神。②天子の徳。君主たる者の徳。
乾徳
【対】坤徳コントク
-
ふいん
人が死んだという知らせ。死亡の知らせ。死亡通知。訃報。「―に接する」
訃音
【参考】「フオン」とも読む。
-
きぎ
時機に応じていること。ちょうどよい期間。「―を得た発言」
機宜
【類】時宜
-
しじつ
まじめなこと。手厚くまことのあること。また、そのさま。
摯実
-
しゅうすい
②よく研ぎ澄ました、くもりのない刀。
秋水
①秋の澄みきった水。
-
しっし
憎しみを込めて見ること。また、にらみつけること。
疾視
-
ようしん
②権力のある重要な地位。
要津
①重要な港。要港。「津」は渡し場・港の意。
-
とひ
金・時間・労力などを無駄遣いすること。また、無駄に使った費用。
徒費
【類】浪費
-
にゅうしゅう
②幼いこと。また、若くて未熟なこと。
乳臭
①乳汁のにおい。また、乳くさいこと。
-
えんいん
自説を裏付ける証拠として、他の文献などを引用すること。「多数の資料を―する」
援引
-
きゅうせき
喜びと悲しみ。幸いと不幸。
休戚
【参考】「戚」は悲しむ意。
-
りゅうべつ
旅立つ人が、あとに残る人に別れを告げること。「―の宴を催す」
留別
-
ずいき
①仏仏を信じて、その徳をありがたく感じること。また、他人の善行を見て、心に喜びを生じること。②非常に喜んで、ありがたく思うこと。「―の涙」
随喜
〖随喜渇仰ズイキカツゴウ〗仏心から仏道に帰依キエし、仏を信仰すること。
-
ふよ
①不快。不愉快。楽しくないこと。②天皇や貴人の病気。「御―」
不予
【類】不例 【参考】「予」はたのしむ意。
-
じゅうご
戦場となっていない国内。また、直接戦闘に参加しない一般の国民。「―の守り」
銃後
【参考】戦場の後方の意。
-
けんこう
①おもりとさお。転じて、はかり。②事物を評価する基準。③物事のつりあい。「勢力の―を保つ」
権衡
【参考】①「からばかり」とも読む。
-
こうぎょく
転じて、知識をみがくこと。
攻玉
玉をみがくこと。
-
ひつぐう
①相手や仲間になること。また、その相手や仲間。②結婚すること。また、つれあい、めおと。
匹偶
【類】配偶
-
せんぎ
①人々が集まり、話し合って物事を明らかにすること。②罪人などを取り調べること。また、罪人を捜索すること。「厳しい―が続く」
詮議
【類】吟味
-
きょうらい
従来。以前から。これまで。
向来
【対】向後キョウコウ 【参考】「コウライ」とも読む。
-
かんきん
仏①声を出さずに、経文を読むこと。②声を出して経を読むこと。
看経
【類】読経ドキョウ・誦経ズキョウ
-
しんぴつ
自らが書いた筆跡。多く身分の高い人が書いたものにいう。
親筆
-
おうかん
①人や車などが行き来すること。行き帰り。②通り道。街道。「鎌倉―」
往還
【類】往復 【類】①②往来
-
しゅくう
①連日降り続く雨。霖雨リンウ。ながあめ。②前夜から降っている雨。
宿雨
-
ふそう
昔の中国による日本の呼称。
扶桑
【由来】中国の伝説で、東海の太陽の出る所にある神木およびその地の称から。
-
かんけん
③物事の大切な部分。要点。急所。
関鍵
①かんぬきとかぎ。②門や玄関の戸締まり。
-
せいか
一家をきちんとととのえ、治めること。「修身―」
斉家
-
がいかん
人の死についていう。
蓋棺
棺ひつぎにふたをすること。
-
きゃっこう
あとずさりすること。じりじり後退すること。
却行
-
おうし
思いもよらない災難にあって死ぬこと。不慮の死。「―を遂げる」
横死
-
はくへい
抜き身の刀・槍やりなど。接近戦で、敵を切ったり突いたりする武器。
白兵
【類】白刃
-
こうらい
人が来訪することを敬っていう語。おいで。光臨。「御―を喜ぶ」
光来
-
はんぎょく
まだ一人前として扱われない若い芸者。おしゃく。
半玉
【由来】玉代(芸者を揚げるための代金)が半分であることから。
-
はんぽ
親に恩返しをすること。「―の孝」
反哺
【由来】カラスの子は成長してから老いた親に食物を口移しして養うということから。【参考】「哺」は口にふくむ・はぐくむ意。
-
しょうし
老人を尊敬すること。
尚歯
【類】敬老 【参考】「歯」は年齢の意。
-
もんち
家柄。家格。「―門閥にこだわらない」
門地
-
かんたん
②心のなか。心の底。また、真実の心。まごころ。「―を傾けて話し合う」
肝胆
①肝臓と胆囊タンノウ。
-
びう
まゆ。まゆのあたり。「才気が―に溢あふれる」
眉宇
【参考】「宇」は家の軒の意で、まゆを家の軒に当てた。
-
ふせつ
根拠のないうわさ。風説。流言。「世間の―に惑わされるな」
浮説
-
しゃもん
仏出家して仏門に入り、修行する人。僧。
沙門
【参考】「サモン」とも読む。
-
うんすい
②仏修行のため諸国をめぐり歩く僧。行脚アンギャ僧。
雲水
①雲と水。 ②仏修行のため諸国をめぐり歩く僧。雲や水のように一か所にとどまらないことから。行脚アンギャ僧。【参考】多く禅宗の僧についていう。
-
にょこ
仏仏に【対】する尊称。真理を会得し、衆生シュジョウを救済する者の意。
如去
-
げきりょ
宿屋。旅館。
逆旅
【参考】「逆」はむかえる、「旅」は旅人の意。
-
べっこん
とりわけ親しいこと。「彼とは―の仲だ」
別懇
【類】昵懇ジッコン
-
おんてん
情けある処置・はからい。「―に浴する」
恩典
【由来】「恩を施す式典」の意から。
-
こうふく
③口で言うことと腹で思っていること。「―のちがう人」
口腹
①口と腹。②飲食。食欲。「―を満たす」
-
りょくりん
②盗賊の別称。
緑林
①青々と木が茂っている林。
-
しんすい
転じて、炊事のこと。
薪水
①たきぎと水。
-
めいめい
①暗くてよく見えないさま。②はっきりしないさま。「―のうちに(知らぬまに)」
冥冥
【表記】「瞑瞑」とも書く。
-
かくりん
①沙羅双樹サラソウジュの林の別称。②釈迦シャカの死。
鶴林
【由来】釈迦の死んだ場所に生えていた沙羅双樹が、その死を悲しみ、ツルの羽のように白く変わって枯れたという伝説から。
-
こっぽう
②礼儀作法の基本。③物事を行ううえでの要領や基本。特に、芸道などの微妙なこつ。「―を会得する」
骨法
①骨組み。骨格。
-
ひりん
同列のもの。たぐい。なかま。
比倫
【類】比【類】
-
そうせき
人などが通ったあしあと。あとかた。転じて、ゆくえ。
踪跡
【類】蹤跡ショウセキ
-
いんち
風雅なおもむき。上品で風流なさま。
韻致
【類】風韻・風致
-
さいかん
物事をすみやかに処理する才能。うでまえ。「彼の―が頼りだ」
才幹
【表記】「材幹」とも書く。
-
よち
そのことに自分も関係して、知っていること。
与知
【類】関知
-
かんし
①貧しい人。②中国、南北朝時代の身分で、士階層の下級に属する階層。
寒士
-
きょうおく
②心。心中の思い。
胸臆
①胸。胸部。【類】胸奥キョウオウ
-
しりょ
軍隊。
師旅
【由来】古代中国の軍隊組織で、五〇〇人を「旅」といい、五旅を「師」といったことから。〈『論語』〉
-
べんべん
①無駄に時間が過ぎてゆくさま。「―と時を過ごす」②太っていて腹が張り出しているさま。「―たる腹をさする」
便便
-
むじょう
①これといった善行や手柄がないこと。②礼儀に欠けていること。また、そのさま。無礼。不作法。
亡状
【表記】「無状」とも書く。ブジョウとも。
-
しょこう
①夜明けの光。「東の山に―がさし始める」②明るい兆し。「紛争解決の―が見え始める」
曙光
【類】暁光
-
せつせつ
①こせこせと小事にこだわるさま。「―たるつまらない奴だ」②忙しく働くさま。「―と家業に励む」③雨などが細かく降るさま。「―として梢こずえを濡らす」
屑屑
-
こうちょう
堪えて固く節操を守ること。
後凋
【由来】「しぼむのに後れる」意で、マツやカシワの木が他の木がしぼんだ後まで青々としていることから。
-
とくひつ
②自分の書いた文章や書の謙称。
禿筆
①先のすり切れた筆。ちびた筆。
-
ぜっせん
ものの言い方。「―鋭く詰め寄る」
舌尖
①舌の先端部。【類】①②舌端・舌頭
-
れつご
列を組んで並ぶこと。また、その列。「―に加わる」
列伍
【類】隊伍
-
けんきん
①つまらない物を贈ること。物を贈るとき謙遜ケンソンしていう語。②君主に忠節をつくすことをへりくだっていう語。
献芹
-
けんよ
物事のはじめ。事柄の始まり。
権輿
【由来】中国で、はかりは「権」(おもり)から、車は「輿こし」(車台)からつくり始めたことから。〈『詩経』〉
-
ちょうたつ
①のびのびと育っていること。また、そのようす。②文体などがのびのびとしていること。「―な筆跡」
暢達
-
ぼうし
かやといばら。また、屋根をそれでふいた質素な家。
茅茨
-
しょうはく
②志や操を守って変えないことのたとえ。
松柏
①マツの木とカシワの木。また、常緑樹の総称。
-
かんぜん
にっこりとほほえむさま。にこやかに笑うさま。「―として笑いながら立ち去った」
莞然
「莞爾カンジ」に同じ。
-
じゅたい
とどこおること。ぐずぐずすること。
濡滞
-
こうか
身分の高い人に【対】する敬称。
閤下
【由来】高殿のある建物にいる人の意から。閣下。
-
きゅうだん
川の流れが速く浅い所。早瀬。「―を下る」
急灘
「急湍キュウタン」に同じ。
-
すうぎ
まだ一人前にならない芸妓ゲイギ。半玉ハンギョク。おしゃく。
雛妓
-
とじ
何の役にも立たないこと。効果のないこと。
徒爾
-
かくりん
①絶筆。また、物事の終わり。②孔子の死。転じて、臨終。
獲麟
-
うんい
言うことと、すること。言行。しわざ。「動静―」
云為
-
ずだ
衣・食・住に関する欲を払い除よける修行。特に、僧が各地をめぐり歩いて食べ物を乞こい、野宿をしながら修行をすること。また、その僧。「―行」
頭陀
-
えんけん
トビの姿に似た形の肩。いかりがた。
鳶肩
-
はんじょう
物事がごたごたと入り組み、乱れていること。
煩擾
-
れんれん
涙がとめどなく流れ落ちるさま。
漣漣
-
かんちょう
ひそかに敵のようすを探る者。スパイ。間者。
間諜
-
とうりゅう
旅先で、ある期間とどまること。自宅以外の所に滞在すること。「湯治場トウジばに長―する」
逗留
-
そうよう
②陰で人を陥れようと中傷し、権力者にへつらうつまらない人のたとえ。
蒼蠅
①あおばえ。はえ。
-
かんじょう
①仏密教で仏門に入るときや昇進するときなどに、香水コウズイと呼ばれる水を頭上にそそぐ儀式。②邦楽や和歌の道で、極意や秘法を伝授すること。
灌頂
-
かくしゃく
あかあかと盛んに光り輝くさま。「―たる太陽」
赫灼
-
りんかい
魚【類】と貝【類】。海産物の総称。
鱗介
【参考】「介」は、かたい殻の意。
-
さくぼう
陰暦で、月の一日と一五日。新月と満月。「―潮」
朔望
-
かしょく
婚礼の席などの、はなやかなともしび。
華燭
-
こりょ
中国で、北方の異民族をののしっていう語。
胡虜
-
ちしつ
ある物事について、詳しく知り尽くすこと。「悉」は、ことごとく細かい点まですべての意。「互いに手の内を―している」 「博学―の人」
知悉
【類】熟知・精通
-
ていふつ
群衆が騒ぎ立てておさまりがつかなくなるたとえ。
鼎沸
「鼎かなえの沸くが如ごとし」に同じ。
-
こうかく
酒のさかな。また、ごちそうや料理。
肴核
-
めんこう
長く連なり続くこと。また、そのさま。「雄大な山脈が南北に―する」
綿亘
【類】連亘・連亙・聯亙レンコウ
-
ほすう
②物事の進み具合。
歩趨
①歩くことと小走りに走ること。
-
おとく
②きたない溝。どぶ。
汚瀆
①けがれること。また、けがすこと。「神域を―する行為」
-
じょうしょう
①昔、中国で天子をたすけて国政を行った最高位の官。②日本で、律令リツリョウ制における大臣の別称。
丞相
【類】宰相
-
ふようほう
富士山の美称。
芙蓉峰
【由来】ハスの花の形に似た峰の意から。
-
ほよく
鳥が羽でかばうように、助け守ること。「天子を―する」
輔翼
【類】補弼ホヒツ・補佐
-
ごうしょ
仏この世のはじめ。
劫初
【対】劫末
-
かいご
体が大きくりっぱなこと。
魁梧
【類】魁偉
-
かのう
①進言をよろこび聞き入れること。「御―にあずかる」②献上物などをうれしく受け取ること。
嘉納
-
ゆうじょ
たすけること。天のたすけ。
佑助
【表記】「祐助」とも書く。【類】天佑
-
とうけい
①薬を盛るさじ。②医術。「―家」
刀圭
-
びょうぎ
朝廷の評議。「―での決定を知らせる」
廟議
-
ちょうじょく
①もてはやされることと、そしられてはずかしめられること。②繁栄することと、落ちぶれること。
寵辱
-
じんぜん
①歳月がいたずらに過ぎていくさま。「―と日を送る」②物事がはかどらず延び延びになるさま。
荏苒
-
あんじん
船の安全な航海を職務とする責任者。航海士。
按針
-
えんせき
①にせもの。②価値のないもの。
燕石
-
がんしょ
手紙。
雁書
-
かき
決断力があり、意志が強いこと。
果毅
-
しゅんせい
建築物などが完成すること。
竣成
【類】落成・竣工
-
しゅうちょう
文才や歌才などに恵まれていること。また、豊かな詩情。
繡腸
【参考】「にしきの心」の意。
-
にじゅ
病魔のたとえ。
二竪
故事中国、晋シンの景公ケイコウが病気にかかったとき、病魔である二人の子ども(二竪)が良医から逃れようとして心臓の下の肓コウと胸の上部の膏コウの部分に隠れる夢を見たという故事による。〈『春秋左氏伝』〉
-
せいきん
学生。書生。
青衿
【由来】昔の中国で、学生が青い襟の着物を着たことから。
-
てっとう
②守りや団結が、堅固ですきのないこと。「―水をも漏らさぬ布陣」
鉄桶
①鉄でできたおけ。
-
べんばく
/べんぱく
他人の説の誤りを論じ、攻撃すること。「相手の意見を鋭く―する」
弁駁
-
けいらく
/きょうらく
中国、古代のみやこ洛陽のこと。転じて、日本では京都。
京洛
-
かか
穀物。穀【類】。
禾稼
-
ふきゅう
転じて、遠い土地へ遊学すること。
負笈
-
きょせつ
②言葉や文章がよどみなく出てくるたとえ。
鋸屑
①材木をのこぎりで引いたときに出るくず。おがくず。
-
かいこう
左から右へ横書きに書く欧米などの文字。横文字。
蟹行
①カニのように横ばいに歩くこと。
-
えいりょ
天子・天皇の考え・気持ち。天子・天皇の配慮。「―を拝す」
叡慮
-
やこぜん
仏禅修行で、まだ悟りきっていないのに悟ったと思いこんでうぬぼれること。また、そのような人。
野狐禅
-
きょっこう
朝日の光。
旭光
【類】旭暉キョッキ
-
へいげき
②いくさ。戦争。
兵戟
①刀とほこ。武器。「戟」は枝刃のあるほこの意。
-
ひき
他人の悪口を言い、名誉を傷つけること。そしること。
誹毀
【類】誹謗ヒボウ【表記】「非毀」とも書く。【参考】「誹」も「毀」も悪口を言う意。
-
こういん
子孫。「主人公は源氏の―にあたる」
後胤
【類】後裔コウエイ
-
とうびょう
船のいかりをおろすこと。「港に―する」
投錨
【対】抜錨バツビョウ
-
ほうせん
②国を治めるのにあせって余計な策を施すと、かえって効果の上がらないたとえ。
烹鮮
②国を治めるのにあせって余計な策を施すと、かえって効果の上がらないたとえ。小魚をにるとき、手を加えすぎると崩れてしまうことから。「鮮」は生魚の意。〈『老子』〉
-
さいひ
②粗末な家。わび住まい。
柴扉
①しばで作ったとびら。しばの戸。【類】柴戸・柴門
-
こうてい
父母に孝行をし、長兄に仕えてよくしたがうこと。
孝悌
【参考】「悌」は、目上の人によくしたがう意。
-
ゆうじょ
寛大な心でゆるすこと。大目に見ること。「罪の―を乞こう」
宥恕
【類】宥免【参考】「恕」はゆるす意。
-
かんろく
①禄(武士の給与)を求めること。仕官を望むこと。 ②天からの福を求めること。天の恵みを願うこと。
干禄
-
ちょうちょう
ぺらぺらと軽々しくしゃべること。また、そのさま。
喋喋
-
せんご
誤ること。また、誤り。
舛誤
【類】舛謬センビュウ
-
はいち
ちがうこと。理にそむくこと。「言葉と行動の―」 「従来の規則に―しない」
背馳
【類】矛盾・背反【参考】背を向けて走る意。
-
だいそ
なんじの祖先。なんじの祖父。また、祖先。祖父。
乃祖
-
りょうら
②美しくぜいたくな着物。「贅ゼイを尽くした―と宝石」
綾羅
①あや絹とうす絹。
-
きかん
たいへん寒いこと。きびしい寒さ。
祁寒
-
らんこう
ランの花の香りのように美しいつきあいのたとえ。心を許し合った交友にいう。
蘭交
-
こうこん
夕暮れ。薄暗くなった夕方。「―時どきになった」
黄昏
「黄昏たそがれ」に同じ。
-
しちょう
②寛大にすることと厳格にすること。
弛張
①ゆるむこととゆるみのないこと。
-
ふんぞうえ
僧の衣のこと。
糞掃衣
【由来】糞や塵ちりのように捨てられた布を洗ってつくろい、衣を作ったことから。
-
ていせい
野卑でみだらな音楽。「声」は音楽の意。
鄭声
-
ばんかん
①あちらこちらを歩きめぐること。徘徊ハイカイ。②ぐずぐずして先に進まないこと。
盤桓
-
こんとく
①大地が万物をはぐくむ力。②皇后の徳。転じて、婦人の徳。婦徳。女徳。
坤徳
【対】乾徳ケントク
-
さくびゅう
あやまりたがうこと。あやまり。まちがい。
錯謬
-
やじょう
父母の俗称。「―妻子走りてあい送り、塵埃ジンアイに見えず咸陽カンヨウ橋」〈杜甫トホの詩〉
爺嬢
-
けいしょ
客を手厚くもてなすこと。饗応キョウオウ
鶏黍
ニワトリを殺して料理し、キビを炊いてもてなしたということから。〈『論
-
せいゆう
天子のはかりごと。
聖猷
【参考】「猷」ははかりごとの意。【類】聖謨セイボ
-
かんりんいん
①中国で唐代に設けられた官庁の一つ。初め学士院といい、学者・文人に詔勅などを作らせた。②「アカデミー」の訳語。学問・芸術において指導的な役割をする人の団体。
翰林院
【類】翰苑カンエン
-
ちゅうさん
昼の食事。ひるめし。「仲間内の気楽な―会」
昼餐
【類】午餐
-
ずろう
いいかげんで手抜かりが多いこと。
杜漏
-
けんぽく
手紙のあて名の脇わきに添えて敬意を表す語。「おそば」の意。
硯北
【類】机下・座下【由来】南向きに机に座ると、人は机上のすずりの北に位置することから。【表記】「研北」とも書く。
-
へきらく
①青空。大空。②世界の果て。果てしなく遠く離れた所。
碧落
-
せいきん
いけどること。生きたままつかまえること。
生禽
【類】生獲
-
いんじゅ
古代中国で、天子から授けられた官職任命の印とそれを下げるひも。
印綬
-
きぼく
カメの甲羅を焼いてそのひび割れで吉凶を占うこと。また、その占い。「古代、―で吉凶を判じた」
亀卜
-
くそ
苦しくつらいこと。辛苦。
苦楚
【参考】「楚」は棒で打たれるつらさの意。
-
かいしょう
言動がすばやいこと。
快捷
【類】敏捷ビンショウ
-
しゃり
このうち。このなか。この間カン。「―の事情」
這裏
-
りょうあん
天子が父母の喪に服するときの部屋。また、その期間。
諒闇
【表記】「亮闇・亮陰」とも書く。
-
ぶじ
ごたごたして整っていない言葉。また、自分の文章や言葉をへりくだっていう語。「―を連ねて祝辞とした」
蕪辞
-
はちょう
①俗歌。俗曲。②自作の詩歌の謙称語。
巴調
【由来】中国四川省、巴の地方(重慶地方)の人のうたう歌の調子の意から。
-
へいどん
他の勢力をしたがえて支配下に置くこと。「清濁セイダク―」 「小国が大国に―される」
併吞
【表記】「幷吞」とも書く。【参考】あわせのみこむ意から。
-
こうそ
①白い絹の喪服。②書画をかく白い絹。
縞素
【参考】「縞」も「素」も白絹の意。
-
ゆうじょう
①うやうやしく両手を前で組み合わせて、会釈をすること。拱手キョウシュの礼をしてへりくだること。②天子が他の者に、平和のうちに天子の位を譲ること。
揖譲
-
きょうひつ
誤りをただし、欠けたところを補い助けること。また、その人。
匡弼
-
きょうぎょ
①悪くて強く、善を受けつけないこと。②武勇・権力・勢力などが強いもの。
強禦
-
きょくひ
道理や規則を曲げて人をかばうこと。
曲庇
-
きこう
転じて、君主や目上の人の徳を、あおぎ慕うこと。
葵向
アオイの花が、日の光のほうに向くこと。【類】葵傾キケイ・葵傾向日
-
けいあん
縁談の仲介者。また、奉公人の仲介を職業とする人。口入れ屋。
桂庵
【由来】江戸時代の医者大和やまと桂庵が縁談や奉公の仲介を好んでしたことから。【表記】「慶庵・慶安」とも書く。
-
うぐ
世事にうとく、おろかなこと。「大人になっても―な者は多い」
迂愚
-
ろうれい
①心がねじけていること。②乱れて散らかっていること。
狼戻
【類】狼藉ロウゼキ
-
ひっせい
終生。生涯。一生を終わるまで。「―の大業ここに成る」
畢生
【参考】一生をかけた重大な事柄であることを形容する語。
-
きんよう
/きんえん
神仏の霊力を借りて災害や病気を防ぐこと。まじない。
禁厭
-
ちゅうたい
/じゅうたい
①二つのものを結びつけるもの。「加盟国の―となる条約」②社会を構成している地縁・血縁。「社会―」
紐帯
【参考】「ひもとおび」の意。「ジュウタイ」とも読む。
-
そうけい
非常に聡明なこと。きわめて才知のあること。
聡慧
【類】聡明
-
がじゅん
文章や言葉づかいなどが上品で正しく、よくねれていること。「高僧の書は重厚かつ―である」
雅馴
-
とんとう
逃げてのがれること。「多くの兵が―した」
遁逃
-
てんとう
芸人などへの祝儀。心づけ。
纏頭
【由来】もとは衣服を与えられ、これを頭にまとったことから。
-
ほうせい
他人からの伝言・便りの敬称。手紙文で用いる。「御―確かに承りました」
鳳声
【類】鶴声カクセイ
-
わくもん
質問に答える形式で、自分の意見を述べている文章形態。
或問
-
るいざ
他人の罪に関連して、自分も罰せられること。
累坐
【類】連座
-
すいか
天子の旗。
翠華
【由来】昔、中国で、天子の旗をカワセミの羽で飾ったことから。「翠」はカワセミの意。
-
じりつ
三〇歳の異称。
而立
【由来】『論語』の「三十にして立つ」から。
-
せんじゅつ
書物をあらわすこと。本を書き上げること。
撰述
【類】著述
-
けいさい
自分の妻の謙称。
荊妻
故事中国、後漢の梁鴻リョウコウの妻孟光モウコウが、粗末な衣服で、頭にいばらのかんざしをさして家計を助けた故事から。〈『列女伝』〉
-
かくせい
これまでの不正を取り除き、清めること。「企業の腐敗を―する」
廓清
【表記】「郭清」とも書く。
-
こり
神仏に祈るとき、水を浴びて心身を清めること。水ごり。
垢離
-
しゅっき
朝早くから起きること。早起き。
夙起
【類】夙興・晨起シンキ
-
せいじゅん
②正統なことと正統でないこと。「南北朝―の論争があった」
正閏
①平年とうるう年。【参考】「閏」は余分・正統でない意。
-
ほうこ
ヨモギで編んだ戸。粗末な家。あばらや。
蓬戸
【類】蓬屋
-
しょうび
美を一身にあつめること。また、一人がきわだって美しいこと。
鍾美
-
かんしゅ
打ち首になった人の首を木にかけてさらすこと。さらし首。
竿首
【類】梟首キョウシュ・獄門
-
かじゅう
詩歌のすばらしい作品。
佳什
【参考】「什」は詩編の意。
-
ていしょ
みぎわ。なぎさ。「野鳥の群れが―に満ちている」
汀渚
-
りょうか
②金属製の鏡の別名。「―鏡が陳列されている」
菱花
①ヒシの花。【由来】②多く、鏡の裏にヒシの花を鋳ることから。
-
かんせん
つらぬきとおすこと。学問などを深くきわめること。
貫穿
【参考】「貫」も「穿」も穴をあける・つらぬく意。
-
ほしょう
陣地や兵営などの要所に立ち、警戒や見張りをする役。また、その兵士。「夜間―に立つ」
歩哨
-
いっきく
②わずかなことのたとえ。「―の涙すらない」
一掬
①両手で、水などを一回すくうこと。ひとすくい。
-
しゅうちょう
首領。おさ。かしら。特に、未開の部族のかしら。
酋長
-
しゅうそう
②方々にまで十分行きわたること。
周匝
①まわりをめぐること。また、そのまわり。
-
ばんか
①死者を悲しみ悼む詩歌。②『万葉集』の三大部立ての一つ。相聞ソウモン・雑歌ゾウカに並ぶ。人の死を追悼する歌。
挽歌
【由来】昔、中国の葬送でひつぎをのせた車をひく人がうたった歌をいったことから。【表記】「輓歌」とも書く。
-
しし
熱心にはげむさま。あきずに努めるさま。「―として研究に打ちこむ」
孜孜
-
がんこ
言葉や態度がはっきりしないこと。にえきらないこと。
含糊
-
はっこう
四方と四隅すみ。八方。全世界。
八紘
【参考】「紘」は地の果ての意。〖八紘一宇ハッコウイチウ〗
-
かしゃく
仏僧が行脚アンギャの途中で他の寺に滞在すること。転じて、僧堂に籍をおいて修行をすること。
掛錫
【由来】錫杖シャクジョウを僧堂の鉤かぎに掛けておく意から。【表記】「挂錫」とも書く。
-
ひっそく
①八方ふさがりであること。どうにも動きがとれないこと。「経済の―状況を打ち破る」②落ちぶれて、世間をはなれてひっそりと暮らすこと。「山深い村に―する」③江戸時代の武士や僧侶ソウリョに科した、昼間の外出を禁止する刑。
逼塞
-
とうじん
財産などを使い果たし、すっかりなくしてしまうこと。
蕩尽
-
はいし
①昔の中国で、民間の細かい話などを歴史風に記録した書。「郷土の―を一読した」②小説風の歴史。小説。
稗史
【類】野史 【対】正史
-
おと
①トラの別称。②ネコの別称。
於菟
-
えんそう
物事の多く寄り集まるところ。活動の中心地。
淵叢
【由来】「淵」は魚が、「叢・藪」は鳥獣が集まる所の意から。
-
こうよく
土地がよく肥えていて農作物を育てるのに適していること。
膏沃
【類】膏腴コウユ・肥沃
-
しんきゅう
施しを与えること。
賑給
【参考】「シンゴウ」と読めば、貧民に米や塩を施した京都の年中行事の意。
-
じょうし
五節句の一つで、桃の節句。陰暦三月の初めの巳みの日、のちに三月三日。ひな祭り。「宮中では―に曲水の宴を張った」
上巳
-
りょうじん
②すぐれた歌手、また、音楽のたとえ。
梁塵
①梁はりの上に積もった塵ちり。
-
えいきょ
満ちることとからっぽのことから、繁栄と衰退。また、月の満ち欠け。
盈虚
-
くとう
こそどろ。こぬすびと。「鶏鳴―(小策を弄ロウする人)」
狗盗
【由来】イヌの忍び足のように忍びこむ盗人の意から。
-
こうもん
門をたたくこと。人の家を訪れること。
叩門
-
おうめい
①隠居すること。②世俗から離れた風流なつきあい。
鷗盟
【参考】カモメを友とする意から。
-
いちい
小舟のたとえ。一艘ソウの小舟。
一葦
【由来】「葦」は植物のアシで、一枚のアシの葉、またアシ一束の意から。
-
たんでき
酒や女など不健全なことに夢中になって、ほかをかえりみないこと。「酒色に―する」
耽溺
【類】惑溺
-
ちょうこく
はじめて国を建てること。国を興すこと。
肇国
【類】建国
-
あとぶつ
銭の異名。
阿堵物
故事中国、晋シンの王衍オウエンが、「銭」の語を嫌って代用したという故事から。
-
きくじん
②こうじのかびのような色。薄い緑を帯びた黄色。山鳩やまばと色。天皇の袍ホウの色で禁色とされた。
麴塵
①こうじに生えるちりのようなかび。
-
けいろく
①たいした役には立たないが、捨てるに惜しいもの。自分の労作をへりくだって使う。②体がか弱いこと。
鶏肋
【由来】ニワトリのあばら骨で、たいして食べるところがないことから。
-
こうふん
②年少で経験の浅いこと。また、その人。
黄吻
①ひなどりの黄色いくちばし。【類】黄口コウコウ
-
ていど
髪をそり落として仏門に入ること。得度。
剃度
-
びく
いやしい体。つまらぬ身。自分を謙遜ケンソンしていう語。
微軀
-
きたい
非常にあぶないこと。「―に瀕ヒンした国家」
危殆
【類】危険・危急【参考】「危」も「殆」もあぶない意。
-
いりょう
天子のすぐれた御威光。みいつ。稜威。
威稜
-
かいこう
ひろくて大きいさま。また、ひろげて盛んにすること。制度・事業などに用いる。
恢弘
-
いんきょ
許すこと。許可。「―を得てただちに帰国した」
允許
【類】允可
-
さす/さしゅ
①両手を組み合わせること。②手出しをしないこと。
叉手
-
りゅうが
/りょうが
天子の車。竜車。
竜駕
-
もうろう
/まんらん
とりとめのないこと。でたらめなこと。また、そのようす。
孟浪
-
たいえい
新しい物事に【対】して消極的なこと。ひっこみがち。しりごみ。「―的な考え方を排する」
退嬰
【対】進取
-
ちょざい
①役に立たない木。②役に立たない人。自分をへりくだっていう語。
樗材
-
ちんてい
父の異名。
椿庭
【類】椿堂【参考】「椿チン」は中国で太古にあったという長寿の大木で、父にたとえる。
-
ねぎ
①神職の階位の一つ。昔は神主、現在は宮司グウジの下の神官。②神職の総称。「神社の―となった」
禰宜
【由来】神に向かっていのる意の「祈ねぐ」の連用形が名詞化したもの。
-
じゅうき
戦争で用いる道具。武器や兵器。
戎器
-
ほうてい
鵬おおとりが飛ぶ道のように、遠くはるかな道のり。
鵬程
-
さりゅう
みのと、かさ。また、みのを着てかさをかぶること。「釣りをする―の翁」
蓑笠
-
れいじん
音楽を演奏する人。特に、雅楽を演奏する人。
伶人
【類】楽人ガクニン・楽師
-
ちはつ
髪の毛をそり落として仏門に入ること。
薙髪
【類】剃髪テイハツ
-
けんどう
母親の部屋。転じて母親。
萱堂
【類】北堂【由来】「萱」は中国ではワスレグサのことで、憂いを忘れるようにと母親の部屋に面してこの草を植えたことから。
-
しぶん
この学問。この道。特に、儒教の学問についていう。「―の研究者」
斯文
-
ぼうゆうせん
天頂を通り、天の子午線と直角に交わる天球上の大円。
卯酉線
【参考】「卯」は東、「酉」は西の意。「卯酉圏」ともいう。
-
しんざん
僧がはじめて寺の住職になること。「―式」
晋山
-
かんじょう
先生に【対】する敬称。先生や目上の人への手紙で宛名あてなの下に添えて用いる。
函丈
【由来】『礼記ライキ』に見える「座間ザカンに丈を函いれる」の師と弟子の席の間に一丈(約三メートル)の距離をおく意から。
-
りゅうらん
①すみずみまで目をとおすこと。②他人が見ることの尊敬語。
劉覧
【表記】「瀏覧」とも書く。【類】通覧
-
せんだつ
俗世間を超越すること。解脱。「―の境に入り迷いはない」
蟬脱
【参考】セミのぬけがらの意の「蟬蛻センゼイ」の誤読からできた語。
-
れんぽ
「金蓮歩」の略。美女のしなやかな歩み。
蓮歩
故事中国、南斉の東昏侯トウコンコウが、寵愛チョウアイする潘妃ハンピに、金製のハスの花の上を歩かせたという故事から。〈『南史』〉
-
しょちゅう
①本箱。②知識が広く記憶のよい人。③読書ばかりして、実際に役立てることのできない人。
書厨
【類】書篋ショキョウ・書笥ショシ【参考】「厨」ははこ・ひつの意。
-
ふせい
人に自作の詩文の添削をしてもらうときに用いる謙譲語。「―を請う」
斧正
【参考】おので正す意。
-
しゅうばつ
①舟といかだ。②舟。
舟筏
-
しょうそ
たきぎを拾うことと草刈りをすること。また、その人。
樵蘇
-
べんさく
①ウマのむち。②むちで打つこと。③戒めること。また、むち打って励ますこと。
鞭策
-
しょうふく
めかけから生まれること。また、その子。
妾腹
【類】妾出【参考】「めかけばら」とも読む。
-
ようけつ
物事をやりとげるために欠くことのできない大切な点。奥義。秘訣。
要訣
-
しょげん
多くのすぐれた人。おもに男性が、多数の男性に【対】して敬意をこめていう語。皆様。あなたがた。
諸彦
【類】諸賢【参考】「彦」はすぐれた男性の意。
-
まれい
みがきとぐこと。といで鋭くすること。転じて、努め励むこと。
磨礪
-
ていしゅつ
他に比べて、すぐれてぬきんでること。
挺出
-
たんし
竹で編んだ器に、飯を盛ること。また、その盛った飯。
簞食
-
しょうし
こころみること。ためしてみること。
嘗試
-
らくばく
もの寂しいさま。「―とした人生に嘆息する」
落莫
【類】寂寞セキバク
-
りゅうぐう
放浪して他郷や他国に住むこと。また、その住居。「―の客」
流寓
-
きょっこう
貧しい生活のたとえ。「―の楽しみ(貧しいなかから見いだされる楽しみ)」
曲肱
-
きゅうせん
武士。「―の家に生まれる」
弓箭
①「弓矢ゆみや」に同じ。
-
きゅうぎ
ふるいよしみ。昔のなじみ。「竹馬チクバの友が―を頼って上京してきた」
旧誼
【類】旧好
-
きくもん
罪を問いただすこと。「捕らえて―する」
鞠問
【類】訊問ジンモン・鞠訊
-
ぎんと
月の異称。月にウサギがすむという中国の伝説から。
銀兎
-
ふんたい
①おしろいとまゆずみ。また、化粧。「―を施す」②化粧をした美人。
粉黛
-
かいてい
②学問・芸術などを学ぶための順序。特に、初歩の段階。手引き。「花道―」
階梯
①階段。はしご。
-
へんじゅう
詩歌を集めたもの。また、その詩歌。
篇什
【由来】『詩経』の雅ガや頌ショウの一〇篇ずつを什ということから。
-
きょうしょう
②中国古代の不老不死の仙人、オウシキョウとセキショウシ。「―の寿(長命長寿)」
喬松
①高くのびたマツ。② ②王子喬オウシキョウと赤松子セキショウシ
-
こっしょ
①たちまち。②なおざりにすること。おろそかにすること。
忽諸
【類】忽略
-
かいぞう
①自分の才能や知識などを目立たぬように隠すこと。②物資や資源などがうずもれていること。
晦蔵
【類】韜晦トウカイ
-
いつび
非常に美しいさま。また、ほめすぎること。
溢美
【類】過賞・過褒【対】溢悪
-
ちんぶ
反乱や暴動などをしずめ、人民を安らかにすること。「反乱地区の暴徒を―する」
鎮撫
-
ふっきゅう
敵討ちをすること。あだうち。「―を遂げる」
復仇
【類】復讐フクシュウ
-
とうげん
きまり文句。ありふれた言葉。常套句。
套言
【類】套語
-
せきがく
学識が広く充実していること。また、その人。大学者。「彼は古代史の―だ」
碩学
【類】碩儒・碩師
-
ほうてき
ほこさきとやじり。刀と矢。転じて、武器。
鋒鏑
-
さいゆう
諸侯が租税を取り立てる地。領地。知行所。
采邑
【類】采地
-
きが
起きることと寝ること。日々の生活。起き伏し。「―を共にした友」
起臥
【類】起居
-
さいり
①武器などがかたく鋭いこと。②文章の勢いや頭のはたらきが鋭いさま。「―な論理を展開する」
犀利
-
いき
①ぼんやりとして、はっきりしないさま。②よく似ているさま。
依稀
-
ちんしょ
きぬたとそれを打つきづち。また、きぬたを打つ音。
砧杵
-
きょうじゃく
臆病オクビョウで意気地のないこと。気が小さいこと。
怯弱
【類】怯懦キョウダ
-
ゆうぶつ
①すぐれた人物や物。「なかなかの―だ」②美人。
尤物
-
れんちゅう
②高貴な家の婦人。また、貴人の妻の敬称。
簾中
①すだれの内側。
-
うんか
人がたくさん集まることのたとえ。「―のごとき群集」
雲霞
-
へんぱ
/へんば
一方にかたより、不公平なこと。えこひいき。「その裁定は―と見られてもしかたがない」 「―な愛情」
偏頗
【類】偏私/【参考】「ヘンバ」とも読む。
-
ほてい
/ほてつ
①破れやほころびなどを補いつづること。また、文章の不足を書き補うこと。「文中の不備を―する」②古人の字句をつづり合わせ、詩文を作ること。「先人の字句を―する」
補綴
-
しょうりょう
/ひょうりょう
①はかりで重さをはかること。②はかりではかることができる最大限の重量。「―三キログラムの調理用の秤」
秤量
-
とうとく
人々や軍隊を取り締まること。監督すること。
董督
-
きつきつ
笑うさま。ひかえめな笑い。また、そのような笑い声の形容。
吃吃
-
ひぞく
集団で出没し、略奪や殺人などを犯す盗賊。群盗。
匪賊
【類】土匪・匪徒
-
ちょし
天子・君主の世継ぎ。皇太子。
儲嗣
【類】儲君・儲弐チョジ
-
こうとう
広大なようす。転じて、志の奔放なさま。
浩蕩
【参考】「蕩」はゆったりとただよう意。
-
ぼくたく
世の中の人々に警告して、正しく導く人のこと。「社会の―でありたい」
木鐸
【由来】中国古代で法令を知らせるために、木鐸(木の舌をもつ鈴)を鳴らしたことから。〈『論語』〉
-
しがん
仏この世。悩みや迷いの多い現世。
此岸
【類】此土シド/【対】彼岸
-
ゆうあく
手厚く、いつくしみ深いさま。ねんごろなさま。特に、天子の恩沢が深いさま。
優渥
-
きく
規準となる規則。手本。
規矩
【参考】「規」は円形を描くコンパス、「矩」は方形を描くかぎ型の定規。
-
かんぷう
もみじを観賞すること。もみじがり。
観楓
-
けいかん
谷川。渓流。
渓澗
【表記】「谿澗」とも書く。【参考】「澗」は谷を流れる水の意。
-
りんそう
②草深い田舎。③物が多く集まるところ。
林藪
①はやしとやぶ。
-
そうらい
①雑草の生い茂った草むら。荒れ果てた土地。②地方。いなか。
草萊
【参考】「萊」は草の生えた荒地の意。
-
けいこう
かぐわしい香り。よいにおい。また、徳化の遠方にまで及ぶことのたとえ。
馨香
-
せいち
①ゆっくりと休息すること。②官を退いて、また、官に仕えず世俗を離れてすむこと。また、その家。
棲遅
【類】閑居カンキョ
-
きゅうこう
奥深い沢。「鶴つる―に鳴き、声天に聞こゆ」
九皐
【参考】「皐」は、沢の意。
-
たいろう
①昔、中国で天子が神をまつるとき供物としたウシ・ヒツジ・ブタの三種のいけにえ。②すばらしい料理。
大牢
③江戸時代、戸籍をもつ庶民の犯罪者を入れた牢屋。【表記】「太牢」とも書く。
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るじ
たび重なること。しばしばであること。「―の洪水で町並みが変わった」
屢次
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もうえい
筆の別称。
毛穎
【参考】「穎」はとがった穂先の意。
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そうし
父母を敬慕すること。また、郷里。ふるさと。
桑梓
【由来】昔、中国でクワとアズサの木を植えて、子孫の暮らしの助けとしたことから。〈『詩経』〉
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しゅうぼく
おだやかでむつまじいさま。
輯睦
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そうはく
②よい部分を取り去った残り。また、つまらないもののたとえ。
糟粕
①酒のしぼりかす。酒かす。
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しのう
詩人の作詩のもとになる思想や感情。詩想。「―を肥やす」
詩囊
【由来】昔の中国で、詩の下書きを入れた袋から。
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けんれん
関連があること。関係が引き続くこと。「―事件」
牽連
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ぼや
一夜を五つに分けた、五夜あるいは五更の第五。およそ、午前三時から五時に当たる。寅とらの刻。
戊夜
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りょううん
②俗世界を超越すること。「―の思いがある」
凌雲
①雲の上に高くそびえていること。また、高く飛ぶこと。
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ちゅうそ
詳しく説明すること。また、その説明。「疏」は、注にさらに詳しい説明を加えたもの。
注疏
【表記】「註疏」とも書く。
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ぎょか
魚とエビ。また、魚【類】一般のこと。
魚蝦
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きょうきょ
仮に住むこと。また、そのすまい。たびずまい。
僑居
【類】寓居グウキョ・僑寓
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きゅうごう
一つに寄せ集めること。また、集まること。「同志を―する」
鳩合
【表記】「糾合」とも書く。
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ちょうこう
宵の明星。日が沈んだあとに西の空に見える金星。
長庚
【参考】「ゆうずつ」とも読む。
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ようりゅう
①ヤナギ。②「楊柳縮緬ちりめん」の略。縦方向にローラーで細長いしぼを出した織物。
楊柳
【参考】「楊」はカワヤナギ、「柳」はシダレヤナギ。
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うろ
②①の羽の色から、黒と白。転じて囲碁の別称。「―の勝敗を決する」
烏鷺
①カラスとサギ。
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とうまい
愚かで道理に暗いこと。また、そのさま。無知。
檮昧
【類】蒙昧モウマイ・愚昧
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ほうちゃく
出あうこと。でくわすこと。「災難に―する」
逢着
【表記】「逢著」とも書く。【類】遭遇
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きょうりん
②医師。医院。
杏林
①アンズの林。故事中国、三国時代、呉の名医の董奉トウホウが、治療の謝礼を受けとらず、その代わりに患者にアンズの木を植えさせたところ、数年で見事な林になり、自らを董仙トウセン杏林と号したという故事から。〈『神仙伝』〉
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りょうい
①丘陵がしだいに低く平らになること。②物事がしだいに衰えすたれること。
陵夷
「陵遅」に同じ。【参考】「夷」は平らの意。
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だんりん
②西山宗因が始めた、江戸時代の俳諧ハイカイの一派。こっけい味のある俳風が特色。蕉風ショウフウが興るとともに衰退。
檀林
①仏「栴檀林センダンリン」の略。僧の集まる所。寺の学問所。寺院。【表記】②「談林」とも書く。
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すいきょ
①息を吹き出すこと。②人をほめあげること。
吹噓
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おうぜつ
②美しい声のたとえ。
鶯舌
①ウグイスの声。
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せいぼく
②手紙で相手の幸せを祝う言葉。
清穆
①清らかでおだやかなこと。
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そはい
取るに足りない連中。人をののしっていう語。
鼠輩
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はきゃく
箕みであおってふるい分けるように、悪い部分を捨て去ること。「因習を―する」
簸却
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こうがく
学問に深く通じていること。また、その人。「―の士」
鴻学
【類】碩学セキガク
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さが
①山などの高くて険しいさま。「―たる孤峰」②京都市右京区の大堰おおい川東岸の地名。【対】岸の嵐山あらしやまとともに、天竜寺や大覚寺などがある名勝地。
嵯峨
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ぞくりゅう
アワの実。また、ごく小さいもののたとえ。「―のような土地」
粟粒
【参考】「あわつぶ」とも読む。
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こてつ
先人の行ったやり方。昔ながらの方法。「―を踏む」
故轍
【由来】前に通った車の車輪の跡の意から。
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きかん
管くだをのぞくこと。細い管を通して天を見ることから、見識の狭いことのたとえ。
窺管
【参考】「管を以もって天を窺うかがう・用管窺天ヨウカンキテン」に同じ。
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しっぴ
すきまなく並んでいること。「人家が―する」
櫛比
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いくいく
①香りが高いさま。「―とした梅林を歩く」②文化・文物の盛んなさま。「―たる文化を感じる」
郁郁
〖郁郁青青イクイクセイセイ〗草木が青々と生い茂り、花がよい香りを一面に漂わせているさま。岸辺に生えたヨロイグサやフジバカマについていった語。〈『岳陽楼記』〉
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きんぼ
相手を尊敬し、したうこと。「―の念を抱く」
欽慕
【類】欽仰・仰慕
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ほうが
②物事のはじまり。きざし。「平等意識の―」
萌芽
①草木の芽が出ること。また、その芽。芽生え。
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うっこ
②物事の盛んなさま。
鬱乎
①草木の盛んに茂るさま。
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ごうとう
豪快で、小さなことにこだわらないこと。また、そのさま。豪放。「―な気性で知られる」
豪宕
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しんしゅく
星座。星の宿り。天球を二八の星座(二十八宿)に分【類】したもの。
辰宿
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ちょうじょう
①まわしぶみ。②訴状。告発文。
牒状
【類】回文
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そうたい
墓参すること。特に、盂蘭盆ウラボンの墓参りをいう。
掃苔
【参考】墓石のコケをはき清める意。
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しい/しゆい
論理的に考えること。
思惟
【参考】「シユイ」と読めば、仏教で【対】象を分別し真理を求める意。
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ずいけん
/ずいげん
めでたい種々の自然現象。ありがたい霊験レイゲン。
瑞験
【参考】「ズイゲン」とも読む。【類】瑞応・瑞祥
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くんもう
/きんもう
子どもや初学者におしえさとすこと。また、その書物。
訓蒙
【参考】「蒙」は知識や道理にくらい意。「キンモウ」とも読む。
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