【漢検1級】大見出語(意味も答える)

暗記

迂闊 2022年02月27日 カード1346 いいね3

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【漢検1級】大見出語(意味も答える)
  • 酖溺 1
    たんでき 酒や女など不健全なことに夢中になって、他をかえりみないこと。
  • 曬書 2
    さいしょ 書物を日にさらして虫干しをする。
  • 閾値 3
    いきち 反応を起こすための最小限の刺激値。限界値。
  • 煢独 4
    けいどく 身寄りのない独り者。兄弟や子がなく孤独なもの。
  • 畏懼 5
    いく 勢いなどをおそれ、おののくこと。
  • 茶鐺 6
    ちゃとう 茶の湯に使う湯をわかすかま。口が狭く、つばがついている。「茶釜チャがま」に同じ。
  • 倡優 7
    しょうゆう 芝居・演劇の役者。倡わざおぎ。
  • 藐視 8
    びょうし 軽んじて見ること。軽視すること。みくだすこと。
  • 震撼 9
    しんかん ふるえ動くこと。また、ショックを与えること。「世界を―させた事件」
  • 霈然 10
    はいぜん 雨が激しく降るようす。「雨が―と降る」
  • 崔嵬 11
    さいかい ①岩石がごつごつした険しい山。 ②山や建物が、高くそびえるさま。大きくりっぱなさま。
  • 瑕釁 12
    かきん ①きず。あやまち。過失。②人に対するうらみ。仲たがい。
  • 彎月 13
    わんげつ ①弓のような形の月。ゆみはりづき。弦月ゲンゲツ。②陣立ての名称。隊列を①のように配置したもの。
  • 袿袴 14
    けいこ 一八八四(明治一七)年に制定された婦人用の和装礼服。袿うちぎ・単ひとえ・袴はかま・小袖こそで・檜扇ひおうぎなどからなり、宮中の儀式に着用した。
  • 臚列 15
    ろれつ 並べること。つらなり並ぶこと。
  • 鴉鷺 16
    あろ ①カラスとサギ。②黒色と白色。
  • 淹滞 17
    えんたい ①物事が順調に進まず、とどこおること。②能力のある者が、いつまでも下の地位にとどまっていること。
  • 嗤笑 18
    ししょう あざけりわらうこと。あざわらい。
  • 痂皮 19
    かひ 傷が治るときにできるかたい皮。かさぶた。
  • 嗄声 20
    させい かすれた声。しわがれ声。しゃがれ声。
  • 哄笑 21
    こうしょう 大勢の人が大声で笑うこと。どよめき笑うこと。「腹をかかえて―する」
  • 戯謔 22
    ぎぎゃく ふざけること。おどけること。たわむれ。
  • 髫齔 23
    ちょうしん おさなご。幼児。
  • 紕繆 24
    ひびゅう あやまり。まちがい。
  • 標榜 25
    ひょうぼう ①主義・主張を公然と掲げること。「ガンジーは非暴力・不服従を―した」②人の善行をほめ、それを札などに記して公衆に示すこと。
  • 乂安 26
    がいあん 世の中が治まって安らかなこと。
  • 楔状 27
    けつじょう ①くさびの形。くさびがた。②「楔状骨」の略。頭蓋骨ズガイコツの蝶形骨チョウケイコツ。③「楔状文字」の略。くさびがた文字。
  • 千仞 28
    せんじん 山などが非常に高いこと。また、海や谷が非常に深いこと。「―の谷」
  • 昇汞 29
    しょうこう 塩化第二水銀の別称。無色透明で針状の結晶。猛毒。染色・消毒・写真材料などに用いる。「―水は消毒に使う」
  • 褪色 30
    たいしょく 色がさめること。
  • 簷滴 31
    えんてき のきからしたたり落ちる雨だれ。
  • 乗羃 32
    じょうべき 同じ数や文字・式を何回か掛け合わせること。また、掛けたその積。羃。
  • 腓骨 33
    ひこつ 脛骨ケイコツの外側にある細い骨。ひざからくるぶしにかけての骨の一つ。
  • 翩翻 34
    へんぽん 旗などがひらひらと風にひるがえるさま。「青空の下、日章旗が―とひるがえる」
  • 澆漓 35
    ぎょうり 人情が薄いこと。
  • ?咤 36
    しった ①大声でしかること。「―しても畏縮イシュクするだけだ」②しかるような大声を出して指導すること。
  • 惻怛 37
    そくだつ 悲しみいたむこと。「怛」も悲しみいたむ意。「―の情」
  • 妃嬪 38
    ひひん ①天子のそばに付き添う女性。②身分の高い女官。
  • 腋窩 39
    えきか わきのしたのくぼみ。えきわ。
  • 藩屛 40
    はんぺい ①防ぎ守るための垣根や囲い。②皇室を守ること。また、その人。③直轄の領地。
  • 倉廩 41
    そうりん 穀物を入れておく、くら。米ぐら。
  • 茯苓 42
    ぶくりょう サルノコシカケ科のキノコの菌核。キノコがアカマツの根などに寄生して形成する。薬用。まつほど。
  • 馥郁 43
    ふくいく 香りの高いさま。よい香りがたちこめるさま。「梅が―と香気を漂わせる」 「―たる伽羅キャラの香りが立ち籠こめる」
  • 彽徊 44
    ていかい 物思いにふけりながら、うろうろと行ったり来たりすること。低回。
  • 仏龕 45
    ぶつがん 仏像などを納める厨子ズシ。
  • 錙銖 46
    ししゅ わずか。きわめて少ないこと。
  • 跟随 47
    こんずい 人を頼り、後ろについていくこと。また、従者。
  • 釵子 48
    さいし 昔、朝廷で女性が正装するとき、頭髪につけた飾り。金属製の細長いU字形のかんざし。
  • 爍爍 49
    しゃくしゃく ①光り輝くさま。「―たる太陽」②花が盛んで美しいさま。
  • 喃語 50
    なんご ①男女の仲むつまじいささやきあい。②赤ん坊が発する、まだ言葉にならない音。
  • 涅槃 51
    ねはん 仏①いっさいの煩悩ボンノウを滅却した、不生不滅の悟りの境地。②死ぬこと。特に、釈迦シャカの死。入滅。
  • 仍孫 52
    じょうそん 自分から数えて七代目の孫。
  • 嫁娶 53
    かしゅ よめに出すことと、よめをもらうこと。結婚すること。
  • 蜉蝣 54
    ふゆう カゲロウ目の昆虫の総称。形はトンボに似るが、小さく弱々しい。幼虫は水中で二~三年過ごす。成虫の寿命は数時間と短く、はかないもののたとえにされる。
  • 左袵 55
    さじん 衣服の右襟を上にして着ること。左前ひだりまえ。
  • 翁媼 56
    おうおう おじいさんとおばあさん。
  • 颶風 57
    ぐふう ①強風や暴風。②熱帯地方に発生する暴風雨。台風やハリケーンなど。
  • 打毬 58
    だきゅう ①まりけりの遊戯。けまり。②二組の騎馬に分かれ、つえでまりを打って勝負を争う競技。中国の唐から伝わり、平安時代に宮廷で盛んに行われた。
  • 敗衄 59
    はいじく 戦いに負けること。
  • 蚯蚓 60
    きゅういん 貧毛類の環形動物の総称。細長い円筒形で、地中にすむ。釣り餌えや生薬に用いる。「―腫ばれ(細長い赤い腫れ)」 「―ののたくったよう(下手な字のたとえ)」
  • 槊杖 61
    さくじょう 小銃の銃身内部を掃除するのに使う、鉄製の細長い棒。
  • 棕梠 62
    しゅろ ヤシ科の常緑高木。枝はなく、幹の頂上に長い柄を持ち深く裂けた大きな葉を放射状につける。初夏、黄色の小花を多数つけ、球形の実を結ぶ。幹は建材に、幹の毛で縄やほうきなどを作る。
  • 報賽 63
    ほうさい 祈願成就のお礼に神仏に参拝すること。お礼参り。
  • 餞別 64
    せんべつ 門出や送別のときに金品や詩歌・言葉などを贈ること。また、そのもの。せんべつ。「卒業生に贈る―の言葉」「餞はなむけ」に同じ。「転勤の―に時計をもらった」
  • 韃靼 65
    だったん モンゴル系の一部族。のち、モンゴル民族の総称。タタール。
  • 帷幄 66
    いあく ①上から垂らしたりまわりを囲ったりする幕。また、幕を張りめぐらした場所。②戦場で、作戦計画を立てるところ。本陣。参謀本部。「策を―の中にめぐらす」
  • 軋轢 67
    あつれき 関係が悪くなること。仲がこじれること。不和。「名コンビの二人に―が生じた」
  • 諳誦 68
    あんしょう 記憶している詩歌などを何も見ずに言うこと。そらんじること。「詩を―する」
  • 逕庭 69
    けいてい 大きなへだたり。差異。
  • 奸佞 70
    かんねい 心がねじけて悪がしこく、人にこびへつらうさま。また、そのような人。「―な臣下」
  • 倚藉 71
    いしゃ 頼ること。たのみとすること。よりかかること。
  • 槽櫪 72
    そうれき かいばおけ。転じて、馬小屋。
  • 屎尿 73
    しにょう 大便と小便。糞尿フンニョウ。「昔は―を汲くんで肥やしとした」
  • 恍惚 74
    こうこつ ①うっとりして我を忘れるさま。「―感にひたる」②頭のはたらきが鈍って判断力や理解力が劣るさま。特に、老年になってぼけた状態にいう。「年をとって―の域に入った」
  • 邇来 75
    じらい ①近ごろ。最近。②その後。その時以来。
  • 粗糲 76
    それい ①精白していない玄米。②そまつな食べ物。
  • 稼穡 77
    かしょく 穀物の植えつけと刈り取り。農業。
  • 圜繞 78
    かんじょう ぐるりと取り囲む。
  • 鉄炮 79
    てっぽう ①火薬の力で弾丸を発射する大砲や小銃の総称。②据え風呂ブロを沸かすための金属製筒形のかま。③相撲で、両手に力を込めて相手の胸を突き飛ばす技。④狐拳きつねケンの一手で、左手の握りこぶしを前に出すこと。⑤あたると死ぬことから、フグの別称。⑥かんぴょうを入れた細いのり巻き。
  • 胡椒 80
    こしょう コショウ科のつる性常緑半低木。インド原産。乾燥させた実は代表的な香辛料。
  • 彭彭 81
    ほうほう 物事が盛んなさま。また、多くて盛大なさま。
  • 抃舞 82
    べんぶ 手をうって喜び、舞いおどるさま。
  • 尺牘 83
    せきとく 文書。手紙。書状。「―文」
  • 槓杆 84
    こうかん 一点を支点にして自由に回転でき、小さな力を大きな力に変える棒。また、その仕掛け。「てこ」に同じ。
  • 交驩 85
    こうかん 互いにうちとけて楽しむこと。「来日した使節団と―した」
  • 不埒 86
    ふらち 人の道や法にはずれること。「―な奴やつ」
  • 谿壑 87
    けいがく ①大きい谷。深い谷。②強い欲望。
  • 使嗾 88
    しそう そそのかすこと。けしかけること。
  • 痼疾 89
    こしつ いつまでも完治しない病気。ながわずらい。持病。
  • 扁額 90
    へんがく 室内や門戸にかける横に長い額。「―を掲げる」
  • 坩堝 91
    かんか ①金属などを入れて溶かす耐熱性の容器。②大勢の人が熱狂した状態のたとえ。「会場は興奮の―と化した」③種々のものが入り混じる状態のたとえ。「人種の―」
  • 腎盂 92
    じんう 腎臓内の、尿を集めて膀胱ボウコウへ送る袋状の器官。「―炎」
  • 嘔吐 93
    おうと 胃の中に入っているものを口からはいてもどすこと。
  • 跫音 94
    きょうおん あしおと。
  • 諠譁 95
    けんか ①言い争うこと。また、腕力で争うこと。②やかましく騒ぐこと。
  • 炸裂 96
    さくれつ 爆弾・砲弾などが爆発して、はじけ散ること。「ミサイルが―する」
  • 崎嶇 97
    きく ①山道が曲がりくねってけわしいさま。②世渡りの困難なさま。
  • 擣衣 98
    とうい 布をしなやかにし、つやを出すために砧きぬたをうつこと。
  • 戡定 99
    かんてい 戦いに勝って、敵を平定すること。
  • 沃饒 100
    よくじょう 地味が肥えて作物が豊かに実ること。「何年もかけて―な土地にした」
  • 鬩牆 101
    げきしょう 兄弟げんか。うちわもめ。「」はかきね、家の中の意。
  • 陞叙 102
    しょうじょ 上級の官位に任用されること。また、任用すること。
  • 菎蒻 103
    こんにゃく ①サトイモ科の多年草。インドシナ原産で、食用に栽培。地下茎から太く長い葉柄を一本出し、羽状の葉をつける。地下茎は大きな球形。②①の地下茎を粉にしたものを加工し、固めた食品。
  • 箝制 104
    かんせい 自由を奪うこと。束縛して自由にさせないこと。
  • 鞅掌 105
    おうしょう 休みをとれないほど忙しく働くこと。
  • 鉄枴 106
    てっかい 鉄でできた杖つえ。鉄杖テツジョウ。
  • 羯磨 107
    かつま 仏①作業。働き。②儀式や作法。特に、修行者の受戒や懺悔ザンゲ。③「ー金剛」の略。三鈷サンコを十字形に組み合わせた密教の法具。
  • 臙脂 108
    えんじ ①黒みを帯びた赤色。えんじ色。「―色の上着がよく似合う」②ベニバナを原料とした赤色顔料。
  • 喧噪 109
    けんそう やかましいさま。騒がしいさま。「巷ちまたの―が聞こえる」
  • 訛伝 110
    かでん まちがって伝えること。また、その言い伝え。
  • 苟且 111
    こうしょ ①一時的な間に合わせ。その場だけのこと。「―の処置」 「―の恋」②おろそかなこと。軽々しいさま。「―の行動」③ちょっとしたこと。「―の病気」
  • 藜羹 112
    れいこう アカザの葉の吸い物。また、粗末な食事のたとえ。
  • 束脩 113
    そくしゅう ①たばねた干し肉。②中国で昔、家臣や弟子になる際に①を進物に用いたことから、入門などのとき持参する謝礼や進物。
  • 絨毯 114
    じゅうたん 毛織物の一種で、床に敷く物。カーペット。
  • 臥榻 115
    がとう 寝台。ねどこ。ベッド。
  • 僥倖 116
    ぎょうこう 思いがけない幸運。こぼれざいわい。「―にめぐまれ難をのがれた」 「勝利は―というほかはない」
  • 逋税 117
    ほぜい 税からのがれること。また、滞納している税。
  • 徂来 118
    そらい 行き来すること。
  • 弊竇 119
    へいとう 害のある点。「この法案にはまったく―がない」
  • 癈疾 120
    はいしつ ①治らない病気。②律令リツリョウ制の規定で、身体に疾病や障害があり仕事ができないこと。また、その人。
  • 揶揄 121
    やゆ からかうこと。ばかにして笑うこと。「役人を―する戯画」
  • 瘰癧 122
    るいれき 頸部ケイブリンパ節結核の古称。頸部などのリンパ腺センが結核菌におかされて腫はれ、しこりができる病気。
  • 肆廛 123
    してん 店。店舗。商店。
  • 滄溟 124
    そうめい ひろびろと大きくあおい海。あおうなばら。おおうなばら。
  • 蟾蜍 125
    せんじょ ①月にすむというヒキガエル。②月の異称。
  • 擒縦 126
    きんしょう とらえることと自由に放つこと。転じて、自在に扱うこと。
  • 黠鼠 127
    かっそ ネズミ。
  • 地窖 128
    ちこう 地中のあなぐら。参考「」は土の中の深いあなの意。
  • 嗷訴 129
    ごうそ 集団となって訴え出ること。
  • 昊天 130
    こうてん ①広く大きい空。大空。天。②夏の空。
  • 蜚語 131
    ひご 根拠のない無責任なうわさ。デマ。「流言―」
  • 蜻蜓 132
    せいてい トンボ目の昆虫の総称。目は大きな複眼。胴は棒状で、二対のはねは膜質で網状。幼虫は水中にすみ、「やご」と呼ばれる。とんぼ、やんま。
  • 勖厲 133
    きょくれい 精を出して努めはげむこと。「厲」もはげむ意。
  • 疼痛 134
    とうつう ずきずきとうずくように痛むこと。また、その痛み。
  • 駢文 135
    べんぶん 四字と六字の対句を用い、音調を整えて故事を多用する文体。内容よりも形式を重んじる。中国、六朝リクチョウから唐の時代に流行した。四六騈儷体シロクベンレイタイ。
  • 櫂歌 136
    とうか 船頭が舟をこぐときにうたう歌。舟歌。表記「棹歌」とも書く。
  • 跌宕 137
    てっとう 細かい物事にこだわらず、のびのびしていること。また、雄大なさま。
  • 猿臂 138
    えんぴ サルの臂ひじの意から、長く伸ばした腕。「―をのばす」
  • 覘望 139
    てんぼう 遠くからようすをうかがうこと。
  • 燧烽 140
    すいほう ①火打ち石などを打ち合わせて発火させる火。うちび。きりび。②敵の来襲などを味方に合図する火。のろし。「燧火」に同じ。
  • 驀進 141
    ばくしん 非常な勢いで、まっしぐらに進むこと。「―する戦車」
  • 盥漱 142
    かんそう 手を洗い、口をすすぐこと。「」は口をすすぐ意。
  • 駸駸 143
    しんしん ①ウマが速く走るさま。②時間や物事の進みが早いさま。
  • 餡蜜 144
    あんみつ 寒天・ゆでたエンドウマメ・果物などをまぜあわせて蜜をかけたみつまめに小豆あずき餡をのせたもの。
  • 望蜀 145
    ぼうしょく 一つの望みを達すると、それ以上のことを望むこと。[▲隴を得て▲ーをーむ]ロウをえてショクをのぞむ
  • 尨大 146
    ぼうだい 非常に大きいさま。規模がふくれあがって大きいさま。
  • 髣髴 147
    ほうふつ ①よく似ていること。ありありと思い出すこと。「往時を―とさせる」②ぼんやりと見えること。「水天―」表記「彷彿」とも書く。
  • 遏絶 148
    あつぜつ ①おしとどめて物事をさせないこと。②たちきること。一族を絶滅させること。
  • 鏗鏘 149
    こうそう 玉や鐘、琴などの鳴り響くようす。また、その音。
  • 綽約 150
    しゃくやく ①弱々しいさま。しなやかなさま。②女性のたおやかで美しいさま。「―たる風姿」
  • 沽券 151
    こけん ①人の値打ち。体面。品位。「―が下がる」②土地や家などの売り渡しの証券。
  • 燻蒸 152
    くんじょう ①いぶし、蒸すこと。②害虫などを殺すため、薬剤などでいぶすこと。「―剤を用いて殺虫する」
  • 蟠踞 153
    ばんきょ ①しっかりと根を張って動かないこと。②広く領地を占領して勢力をふるうこと。
  • 耽湎 154
    たんめん 酒色(しゅしょく。酒と女)にふけり、おぼれること。
  • 錻力 155
    ぶりき 錫すずをめっきした薄い鉄板。「―製のおもちゃで遊んだ」表記「鉄葉」とも書く。
  • 讖文 156
    しんぶん 未来を予言した文書。未来記。
  • 剛愎 157
    ごうふく 意地っ張りで人にしたがわないこと。強情なさま。
  • 白朮 158
    びゃくじゅつ オケラの根茎を乾燥させた生薬。芳香があり、利尿剤・健胃剤用。また、屠蘇散トソサンの材料。
  • 上蔟 159
    じょうぞく 成長した蚕に繭を作らせるため、わらなどで作った蔟まぶしにあげること。
  • 鼓譟 160
    こそう 戦場で、士気を高めるために太鼓を打ち鳴らして騒ぐこと。鬨ときの声をあげること。
  • 擺脱 161
    はいだつ 束縛・習慣などを抜け出すこと。それらを除き去ること。
  • 丘垤 162
    きゅうてつ 小さな山。小さな丘。
  • 愆戻 163
    けんれい あやまち。また、法にそむいて罪を犯すこと。「戻」はもとる、道理にそむく意。
  • 巫蠱 164
    ふこ みこやまじない師。また、神に祈ったり、まじないをしたりして人をのろうこと。
  • 晏駕 165
    あんが 天子が逝去すること。天子の柩ひつぎを乗せた車が日暮れてから出発する意。一説に、天子が死んで、朝廷へのおでましがないのを遠まわしにいった語。
  • 澡浴 166
    そうよく 入浴して身体をきよめること。
  • 魑魅 167
    ちみ ①「魑すだま」に同じ。②人間の顔をした化け物。山の神。
  • 掎角 168
    きかく ①前後から敵を攻撃すること。②両雄が相対して争うこと。
  • 懈惰 169
    かいだ ①心がゆるんでおこたること。なまけること。「―の心を見破られる」②仏教で修行をおこたること。
  • 綢繆 170
    ちゅうびゅう ①巻きつくこと。もつれ合うこと。②結びしばること。
  • 蓐瘡 171
    じょくそう 病気などで長く寝ているときにできる床ずれ。体の床にあたる部分にできる皮膚のただれ。
  • 蓴菜 172
    じゅんさい スイレン科の多年草。池沼に自生。葉はほぼ円形で水面に浮く。茎や葉はぬるぬるしている。夏、紫紅色の花が咲く。若葉や若芽は食用。ヌナワ。
  • 扞禦 173
    かんぎょ ふせぎ守ること。表記「捍ギョ」とも書く。
  • 警邏 174
    けいら 非常事態に備えて見回りをすること。また、その人。パトロール。「歳末の繁華街を―する」
  • 鷦鷯 175
    しょうりょう ミソサザイの漢名。
  • 輻輳 176
    ふくそう いろいろな場所から物事が一か所に寄り集まること。混み合うこと。「―する交通機関」
  • 欷歔 177
    ききょ すすり泣くこと。むせび泣くこと。
  • 康衢 178
    こうく にぎやかな大通り。
  • 輾転 179
    てんてん ①車輪が回転すること。②不安や悩みのために、眠れずに寝返りを打つこと。
  • 歇後 180
    けつご 成語の下の語を省略し、前半だけで全体の意を表す方法。後略語。「友于兄弟(兄弟いつくしみあい仲良くする)」〈『論語』〉を「友于」のみで「兄弟仲良く」の意とするなど。
  • 燎火 181
    りょうか 柴しばなどをやぐらに組んで庭でたき、あかりとする火。にわび。燎火リョウカ。「燎かがりび」に同じ。
  • 驚駭 182
    きょうがい 驚きおそれること。「技術の急速な進歩に―する」
  • 宝髻 183
    ほうけい ①仏像が頭上に結んでいるもとどり。②奈良時代、女官や内親王が礼装の際、髪を高く結い上げ金銀の玉を飾った髪形。
  • 睇視 184
    ていし 目を細くして見ること。ちらりと横目で見ること。
  • 巒壑 185
    らんがく 山と谷。
  • 車螯 186
    しゃごう シャコガイ科の二枚貝。奄美大島あまみおおしま以南の珊瑚礁サンゴショウにすむ。貝殻はひし形で厚く、灰白色に赤褐色の斑点ハンテンがある。肉は食用。殻は装飾用。
  • 羝羊 187
    ていよう おひつじ。雄のヒツジ。
  • 跪拝 188
    きはい ひざまずいておがむこと。
  • 容喙 189
    ようかい 横合いから口を出すこと。さしでぐち。「他人事に―するものではない」
  • 毛氈 190
    もうせん 獣毛に熱や圧力を加えて、繊維を織物のように仕上げたもの。フェルト状で、敷物用。「野点のだての席に紅の―を敷く」
  • 歯齦 191
    しぎん 「歯茎はぐき」に同じ。歯の根を包む筋肉で、粘膜におおわれている層。
  • 忸怩 192
    じくじ 自分の行いをはずかしく思うようす。「内心―たるものがある」
  • 侏離 193
    しゅり 外国語の意味がわからないさま。
  • 提挈 194
    ていけつ ①さげて持つこと。引っさげること。②互いに助け合うこと。
  • 巍峨 195
    ぎが 山などの高くそびえるさま。そびえ立ってけわしいさま。
  • 諄諄 196
    じゅんじゅん よくわかるように何度も繰り返し、ていねいに説くようす。「生徒に―と諭す」
  • 豺狼 197
    さいろう ヤマイヌとオオカミ。転じて、欲深く無慈悲な人のたとえ。
  • 匹耦 198
    ひつぐう ①相手や仲間になること。また、その相手や仲間。②結婚すること。また、つれあい、めおと。
  • 諤諤 199
    がくがく 正しいと思うことを遠慮せずに述べるさま。直言するさま。「千人の諾諾ダクダクは一士の―に如しかず」 「侃侃カンカン―」
  • 社稷 200
    しゃしょく 昔、中国で建国のときに守り神として天子がまつった土地の神(社)と五穀の神(稷)。転じて、国家。「―墟キョとなる(国家が滅亡する)」〈『淮南子エナンジ』〉
  • 猥瑣 201
    わいさ こまかなつまらないこと。こまごまとしたくだらないこと。また、そのさま。「瑣」はこまかい意。「日常生活の―な雑事に追われる」
  • 儔侶 202
    ちゅうりょ 仲間。ともがら。「侶」もともがらの意。
  • 冀求 203
    ききゅう こうあってほしいと強く願い求めること。こいねがうこと。「平和を―する」
  • 投杼 204
    とうちょ いつわりの告げ口も、たび重なると人が信ずるようになるたとえ。「投杼」は機はたの杼ひのこと。[曽△参人を殺す]ソウシンひとをころす
  • 疇昔 205
    ちゅうせき ①昨日。②先日。昔。
  • 鵝毛 206
    がもう ①ガチョウの羽毛。②白くて非常に軽いもののたとえ。雪など。
  • 霽月 207
    せいげつ ①雨上がりに出る月。また、晴れ渡った空の月。②なんの曇り(心のわだかまり)もない、心境のたとえ。「光風―」
  • 柞蚕 208
    さくさん ヤママユガ科のガ。褐色で大形。繭から絹糸をとる目的で飼育される。
  • 轎夫 209
    きょうふ かごを担ぐ人。かごかき。こしかき。類輿丁ヨテイ
  • 杪春 210
    びょうしゅん 春の末。暮れの春。陰暦三月ころ。
  • 嚶鳴 211
    おうめい ①鳥が互いに鳴き交わすこと。②仲間を求め合うこと。
  • 撩乱 212
    りょうらん 入り乱れるさま。花などが咲き乱れているさま。「百花―」表記「繚乱」とも書く。
  • 驚愕 213
    きょうがく 予期しなかった事柄に非常に驚くこと。また、驚きおそれること。「突然の訃報フホウに接して―する」類驚駭キョウガイ・喫驚キッキョウ
  • 忖度 214
    そんたく 他人の心をおしはかること。「友の心情を―する」
  • 瑶台 215
    ようだい ①たまで飾られたりっぱで美しい高殿たかどの。②月の異称。
  • 罹患 216
    りかん 病気にかかること。「結核の―率が再び増えている」
  • 饑饉 217
    ききん 天候異変などによって作物が実らないために、食糧不足になること。
  • 眷顧 218
    けんこ ①振り返って見ること。②目をかけること。引き立てること。ひいきにすること。類愛顧
  • 瘋癲 219
    ふうてん ①定職をもたず、ぶらぶらしている人。②言行錯乱や感情激発など精神状態に異常が見られること。また、そういう症状の人。
  • 銓衡 220
    せんこう 人物や才能などを調べ、適当な担当者を選ぶこと。「書類―」
  • 麈尾 221
    しゅび 獣毛などを束ねて柄をつけた仏具。払子ホッス。
  • 雕琢 222
    ちょうたく ①宝石などを刻んで磨きあげること。②詩文を推敲スイコウし、練り上げること。
  • 誡告 223
    かいこく ①教えいさめること。②行政上の義務を果たすよう要求する通知。類催告 ③公務員などに対する懲戒処分の一つ。職務違反のとき、本人に直接言い渡しをすること。類譴責ケンセキ
  • 糧秣 224
    りょうまつ 軍隊で、兵士の食糧と軍馬のまぐさ。
  • 排泄 225
    はいせつ 生物が、老廃物や栄養を取った残りかすなどの、不用または有害な物質を体外に出すこと。「―物」
  • 褶曲 226
    しゅうきょく 平らな地層が、地殻変動による横からの圧力で波状に曲がる現象。山や谷ができる。「―山脈」
  • 嗽咳 227
    そうがい せき。しわぶき。
  • 緇衣 228
    しい ①黒色の衣服。②墨染めの僧衣。また、僧侶ソウリョ。
  • 遐壌 229
    かじょう 遠くへだたった土地。遠い国。
  • 浚渫 230
    しゅんせつ 水底の泥をさらって深くすること。「―船が川砂利を運ぶ」
  • 嫖客 231
    ひょうかく 芸者買いをする男。うかれお。類遊客
  • 炯眼 232
    けいがん ①きらきら光る目。鋭い目つき。②物事をはっきりと見抜く鋭い眼力。「首領の―に感服した」
  • 捍格 233
    かんかく 互いに相手をこばみ、受け入れないこと。表記「扞格」とも書く。
  • 垣籬 234
    えんり 竹や柴しばなどで目をあらく編んで作った垣。まがき。
  • 笙歌 235
    しょうか 笙にあわせて歌うこと。また、その歌。笙は管楽器の一種。
  • 牛蒡 236
    ごぼう キク科の二年草。ヨーロッパ・シベリア原産。葉はハート形で大きい。根は地中に垂直に長く伸びて、食用。由来「牛蒡」は漢名より。根がウシの尾に似ることから。
  • 泛称 237
    はんしょう 同じ種類のいくつかのものを、一つにまとめていう名称。表記「汎称」とも書く。
  • 毫釐 238
    ごうり ほんの少しであること。きわめて微量であること。わずか。参考「釐」は、きわめてわずかな数量の意。
  • 娥眉 239
    がび ①形の美しいまゆ。②女性の顔立ちの美しいさま。美人。
  • 籒書 240
    ちゅうしょ 漢字の書体の一つ。大篆ダイテン。由来中国、周の宣王のとき、史籒シチュウがつくったとされることから。
  • 馘首 241
    かくしゅ 雇い主が雇っている人をやめさせること。首切り。解雇。免職。
  • 塋域 242
    えいいき はかば。一般の土地と区別されている墓地。
  • 聳峙 243
    しょうじ 山などが高くそびえ立つこと。類聳立ショウリツ・屹立キツリツ
  • 蝴蝶 244
    こちょう チョウの別称。
  • 汪溢 245
    おういつ 満ちあふれること。「元気が―する」
  • 磊塊 246
    らいかい ①積み重なった多くの石のかたまり。②積み重なった不平や不満。③心中が穏やかでないさま。
  • 焼燬 247
    しょうき 焼きつくすこと。
  • 丱女 248
    かんじょ 髪をあげまきに結った少女。また、幼女。
  • 奠都 249
    てんと みやこをある地に定めること。みやこを建設すること。
  • 匏土 250
    ほうど 匏と土。それぞれ中国古代の楽器。金・石・糸・竹・匏・土・革・木の八種類の楽器をいう八音のうちの二つ。「匏」は瓜うりをくりぬいて作った楽器で笙ショウの類。「土」はつちを焼いて作った楽器。
  • 冉冉 251
    ぜんぜん ①だんだん行き進んでうつりかわるようす。徐々にひたしていくさま。②しなやかでやわらかなようす。
  • 枷鎖 252
    かさ 罪人につける刑具で、くびかせとくさり。
  • 孩提 253
    がいてい 乳児。また、二、三歳の幼児。
  • 豌豆 254
    えんどう マメ科の二年草。葉は羽状複葉で、先端は巻きひげとなる。若いさやと種子は食用。エンドウマメ。
  • 疝気 255
    せんき 漢方で、下腹部や腰の筋肉が引きつり痛む病気の総称。「他人の―を頭痛に病む」 「―筋すじ」
  • 悸悸 256
    きき おそれ驚き、胸騒ぎがするさま。「胸中―として暗闇くらやみの中を進んだ」
  • 斧鑿 257
    ふさく ①おのと、のみ。また、それで細工をすること。②詩文や書画などに技巧をこらすこと。「―の痕」
  • 砒素 258
    ひそ 灰白色で金属のような光沢がある、もろい固体。非金属元素の一つで、化合物は猛毒。農薬・医薬の原料。
  • 困窘 259
    こんきん 困りきって行き詰まること。
  • 輪奐 260
    りんかん 宮殿などの建物が、壮大で美しいさま。
  • 縷述 261
    るじゅつ こまごまと述べること。詳しく述べること。
  • 先蹤 262
    せんしょう 先人の行った事業の跡。
  • 発矇 263
    はつもう ①道理に暗い人を導いて、物事が分かるようにすること。「蒙・矇」は暗い・愚かの意。②覆っているものを取り除くこと。きわめてたやすいことのたとえ。
  • 殄滅 264
    てんめつ 滅ぼす。絶やす。残らず滅びる。死に絶える。
  • 璞玉 265
    はくぎょく 鉱山から掘りだしたままで、みがいていない玉。あらたま。
  • 稠密 266
    ちゅうみつ 一か所に多く集まること。びっしりとこみ合っていること。「人口の―な地域である」
  • 胚胎 267
    はいたい ①身ごもること。②物事の起こる原因が生じること。きざし。
  • 槐棘 268
    かいきょく ①エンジュといばら。②「槐門棘路(政界の最高幹部のこと)」の略。
  • 悃誠 269
    こんせい 真心がこもっていること。
  • 貽謀 270
    いぼう 子孫のためによい計画を残すこと。また、その計画。
  • 猖獗 271
    しょうけつ ①悪いものが激しい勢いではびこるさま。猛威をふるうこと。「黒死病が―をきわめた」②激しくくつがえること。荒れて失敗すること。
  • 蠹害 272
    とがい ①虫が本や衣服などを食って害をなすこと。また、その害。②物事をむしばみそこなうこと。
  • 炊爨 273
    すいさん 飯をたくこと。また、食事の仕度をすること。「飯盒ハンゴウ―」
  • 贖罪 274
    しょくざい ①金品を出して罪を免れること。②罪ほろぼしをすること。③キリスト教の教義の一つ。キリストが十字架にかかり、人々の罪をあがなったこと。
  • 裹頭 275
    かとう 僧の頭を袈裟ケサなどで包み、目だけを出した装い。かしらづつみ。
  • 拮据 276
    きっきょ 手や口を動かして、忙しく働くこと。
  • 嶷然 277
    ぎょくぜん ひときわ高くそびえているさま。ひときわすぐれているさま。
  • 淙淙 278
    そうそう 水がよどみなくさらさらと流れるさま。また、その音。「渓谷の水は―と流れる」
  • 味醂 279
    みりん 焼酎ショウチュウに蒸したもちごめやこうじなどを混ぜて醸造し、かすを絞りとった酒。甘味があり、おもに調味料に用いる。
  • 石磴 280
    せきとう 石の階段。石段。また、石敷きや石段の続く坂道。
  • 鋩子 281
    ぼうし 刀剣のきっさきの焼き刃。つくられた時代や刀工の流派の特徴を示す。
  • 好逑 282
    こうきゅう よい配偶者。よきつれあい。参考「逑」はつれあいの意。
  • 箏曲 283
    そうきょく ことを演奏する楽曲。ことで伴奏する声楽曲と、ことと他の楽器とを合わせた器楽曲がある。
  • 湮滅 284
    いんめつ あとかたもなく消えること。あとが残らないように、消すこと。「証拠を―する」
  • 蜂蠆 285
    ほうたい ハチとサソリ。小さくても恐ろしいもののたとえ。
  • 希覯 286
    きこう めったに見ることができないこと。「―本」表記「稀覯」とも書く。
  • 轅門 287
    えんもん ①軍門。②役所の外門。
  • 静謐 288
    せいひつ 静かで落ち着いていること。世の中が平和に治まっていること。「世は―を取り戻した」
  • 生薑 289
    しょうきょう 漢方で、ショウガの根茎を乾かした薬。鎮咳剤チンガイザイや健胃剤などとする。
  • 黎首 290
    れいしゅ 人民。庶民。万民。「黎民」に同じ。
  • 明晰 291
    めいせき 筋道がとおっていて、はっきりしているさま。「頭脳―」
  • 齲歯 292
    うし 口内の細菌が作り出した乳酸によって歯の組織が侵食される病気。また、その歯。「齲むしば」に同じ。
  • 双眸 293
    そうぼう 両方のひとみ。両眼。「鋭い光を放つ―」
  • 枯槁 294
    ここう ①草木の水気がなくなり干からびること。②やせおとろえること。また、おちぶれること。
  • 怙恃 295
    こじ ①たのみとすること。②父母。子がたのみとする者。
  • 恫愒 296
    どうかつ おどして、怖がらせること。おどかし。「弱みにつけこんで―する」
  • 鯤鵬 297
    こんほう 果てしなく大きいもののたとえ。参考「鯤」は伝説上の大魚、「鵬」は伝説上の大鳥の意。
  • 慳吝 298
    けんりん 欲が深く、物惜しみをすること。けちんぼ。しみったれ。
  • 海嘯 299
    かいしょう ①海鳴り。②満潮時に海水が河川をさかのぼる際、押し寄せてできる高い波。高潮。③地震で起きる津波の旧称。
  • 輒然 300
    ちょうぜん ①直立して身動きしないさま。②にわかなさま。突然。
  • 跛行 301
    はこう ①片足が不自由で、引きずるように歩くこと。②物事がつりあいのとれない状態で進むこと。「―景気」
  • 狒狒 302
    ひひ ①オナガザル科の大形のサルの総称。アフリカにすむ。鼻口部が突出し、顔が赤く、性質は荒い。マントヒヒなど。②好色な、中年以上の男性のたとえ。「―おやじ」
  • 奢侈 303
    しゃし 身分不相応なぜいたく。度を超えて金をつかうこと。「―な生活」 「―に流れる」
  • 餬口 304
    ここう 生計を立てること。口すぎ。「ついに―の道も閉ざされた」
  • 緊褌 305
    きんこん 褌ふんどしをきつく、しっかりとしめ直すこと。
  • 縉紳 306
    しんしん 官位・身分の高い人。転じて、紳士。参考礼装で笏しゃくを大帯にさしはさむ人の意。
  • 秉彝 307
    へいい 人が、天から与えられた正しい道を守ること。
  • 魚翅 308
    ぎょし フカのひれ。中国料理の材料。ユイチー。
  • 嚠喨 309
    りゅうりょう 楽器の音などがさえわたるさま。「―たる笛の音」
  • 冕旒 310
    べんりゅう 冕冠ベンカンの上の冕板に垂らす、珠玉を通した糸縄シジョウ。
  • 肚裡 311
    とり 腹のうち。転じて、心のなか。
  • 螟蛉 312
    めいれい ①青虫あおむし。②養子。
  • 霎時 313
    しょうじ ほんの少しの間。しばし。「―ののち両軍相あい見まみえることとなる」
  • 呻吟 314
    しんぎん 苦しんでうめくこと。なやみ苦しむこと。「病床で―する」 「思うように描けず―する」
  • 瀟洒 315
    しょうしゃ すっきりとして洗練されているようす。「洋風の―な家に住んでいる」
  • 畸人 316
    きじん 変わり者。風変わりな人。
  • 躁急 317
    そうきゅう いらだって急ぐこと。せっかち。「―に事を決するな」
  • 羈縻 318
    きび ①つなぎとめること。つなぎとめるもの。②中国が歴代、異民族を統治するのに用いた政策。相手の有力者をうまく手なずけて自治を許し、武力によることなく間接的に治めること。「―政策」
  • 石鏃 319
    せきぞく 石の矢じり。石で作った矢の根。石器時代、木や竹などの柄につけて狩りの道具や武器として用いた。
  • 掣肘 320
    せいちゅう そばから干渉して自由な活動を妨げること。「掣」は引き止めて自由を妨げること。「肘」は、ひじ。
  • 尸諫 321
    しかん しかばねとなって(一命を捨てて)、主君をいさめること。
  • 恪循 322
    かくじゅん つつしんでしたがい行うこと。
  • 鍾馗 323
    しょうき 中国で、魔を除くという神。日本ではその像を端午の節句に飾る。
  • 棹歌 324
    とうか 船頭が舟をこぐときにうたう歌。ふなうた。
  • 真鍮 325
    しんちゅう 銅と亜鉛の合金。「―の盥たらい」
  • 咬傷 326
    こうしょう かまれてできた傷。「犬による―でしばらく病院に通った」
  • 佩帯 327
    はいたい 刀剣などを身におびること。腰におびること。
  • 千鈞 328
    せんきん 非常に重いこと。「―の重みをもつ言葉」
  • 穀菽 329
    こくしゅく 穀物と豆類。
  • 涕泗 330
    ていし 流れるなみだと、はなみず。
  • 阡陌 331
    せんぱく ①道路。特に、あぜ道。②二本の道路が交差した場所。
  • 結紮 332
    けっさつ 血管をしばって血液の流れを止めること。
  • 妖孼 333
    ようげつ あやしいわざわい。また、わざわいをもたらす不気味な前兆。
  • 陥穽 334
    かんせい ①落とし穴。わな。②人を陥れる計略。「詐欺師の仕掛けた―にはまる」
  • 嘖嘖 335
    さくさく 人々が口々に言いはやすさま。しきりに言うさま。「好評―」
  • 鬚髥 336
    しゅぜん あごひげと、ほおひげ。「―麗うるわしい好好爺コウコウヤ」
  • 仄聞 337
    そくぶん 風のたよりに聞くこと。ほのかに聞くこと。「―によると彼女は中国にいるらしい」
  • 怱劇 338
    そうげき 非常にいそがしいこと。気ぜわしく、あわただしいこと。
  • 瓊筵 339
    けいえん 玉のように美しい敷物。転じて、美しく華やかな宴席。
  • 腥風 340
    せいふう なまぐさい風。血なまぐさいにおい。殺伐とした気配。
  • 剽窃 341
    ひょうせつ 他人の詩歌や文章などをぬすんで、自分のものとして発表すること。「―が判明して入選を取り消された」
  • 焜炉 342
    こんろ ①持ち運び可能な土や金属製の炊事用加熱器具。「ガス―」②七輪。
  • 危檣 343
    きしょう 高い帆柱。マスト。
  • 吶喊 344
    とっかん ①大勢が大声で叫ぶこと。鬨ときの声をあげること。②大声を発しながら、敵陣に突撃すること。
  • 怯懦 345
    きょうだ 「怯弱」に同じ。
  • 商估 346
    しょうこ 商人の総称。あきんど。
  • 懊悩 347
    おうのう 心の奥で、悩みもだえること。「―を訴える」
  • 余喘 348
    よぜん 今にも絶えそうなかすかな息。虫の息。「―を保つ(絶えそうな命をかろうじて長らえる)」
  • 滲漏 349
    しんろう ①しみもれること。にじみ出すこと。②仏ある程度の悟りを得た人に残っている、煩悩の余り。多く、禅宗で用いる。
  • 易簀 350
    えきさく 賢者が死ぬこと。「易」は替える、「簀」は寝床の下に敷く竹のすのこの意。
  • 不逞 351
    ふてい 勝手きままにずうずうしく行動すること。「―の輩やからは許さない」
  • 宏謨 352
    こうぼ 遠大なはかりごと。規模の大きな計画。「宏図」に同じ。
  • 蝌蚪 353
    かと ①「おたまじゃくし」に同じ。②「-文字カトモジ」の略。中国の古代文字の一種。書体がおたまじゃくしに似ている。
  • 癇癪 354
    かんしゃく 感情をおさえきれず、怒りやすい性質。また、その発作。癇癪玉。「―を起こす」類癇癖カンペキ
  • 岑岑 355
    しんしん ひどく痛むさま。ずきずきと痛むさま。「頭が―と痛む」
  • 眩暈 356
    げんうん 「読者を―の彼方かなたへ誘いこむ」「めまい」に同じ。
  • 豈弟 357
    がいてい 楽しみやわらぐこと。
  • 懿徳 358
    いとく 非常にすぐれた徳。特に、女性のすぐれた品性・人格。
  • 魏魏 359
    ぎぎ 山や岩が高く大きいさま。表記「巍巍」とも書く。
  • 猜忍 360
    さいにん 非常にねたみ深く、無慈悲なこと。うたがい深く、不人情なこと。
  • 蟷螂 361
    とうろう カマキリの漢名。
  • 幽邃 362
    ゆうすい 景色などが奥深くて人けがなく静かなさま。「―なる山間に居を構えた」
  • 瞞着 363
    まんちゃく あざむくこと。だますこと。ごまかすこと。「世人を―する」
  • 隕石 364
    いんせき 流星が大気中で燃え切らず、地球上に落ちてきたもの。
  • 芳芬 365
    ほうふん ①花の香気。かんばしい香り。②ほまれの高いこと。名声。
  • 浹洽 366
    しょうこう ①すみずみまで、広くゆきわたること。②互いにうちとけること。やわらいでむつまじい状態になること。
  • 内訌 367
    ないこう 内部でもめること。うちわもめ。
  • 滔天 368
    とうてん 水が、天に届くほど満ちあふれること。また、勢力の盛んなたとえ。「―の勢い」
  • 沐雨 369
    もくう 雨で髪をあらうこと。雨に身をさらすこと。「櫛風シップウ―(外を走り回り、雨風にさらされて苦労すること)」
  • 宿酲 370
    しゅくてい 酒を多量に飲んだことにより翌日に残る頭痛などの症状。ふつかよい。
  • 柳絮 371
    りゅうじょ ①ヤナギの種子が、わたのように飛び散ること。また、その種子。ヤナギのわた。②降る雪のたとえ。
  • 畢竟 372
    ひっきょう つまるところ。要するに。結局のところ。参考「」 「」ともにおわる意。
  • 羲和 373
    ぎか ①中国の古代伝説上の人物で、羲氏と和氏。暦法を定めたといわれる。②太陽を運行させる御者ギョシャ。転じて、太陽。日月。
  • 椰子 374
    やし ヤシ科の植物の総称。熱帯地方に多く自生。果実は食用。また、せっけん・ろうそくなどを作るやし油の原料。ふつうココヤシを指す。「―の実」
  • 姸麗 375
    けんれい あでやかでうつくしいこと。うつくしくてつややかなこと。
  • 痃癖 376
    けんぺき 首から肩にかけての筋が引きつること。肩凝り。「―で腕が上がらない」
  • 怏怏 377
    おうおう 心に不平や不満があって、元気のないさま。「―として楽しまず」
  • 瓔珞 378
    ようらく 宝石を連ねて仏像の頭・首・胸などを飾るもの。寺院内の天蓋テンガイの装飾にも用いる。
  • 抽籤 379
    ちゅうせん くじをひくこと。くじびき。「プレゼントが―で当たる」
  • 挌殺 380
    かくさつ 手でうち殺すこと。なぐり殺すこと。
  • 俾倪 381
    へいげい ①横目でにらむこと。尻目しりめに見ること。②あたりをにらみつけて勢いを示すこと。「天下を―する」表記「睥睨」とも書く。
  • 舟楫 382
    しゅうしゅう ①舟とかじ。転じて舟。②舟で荷物を運搬すること。
  • 幽篁 383
    ゆうこう 奥深い静かな竹やぶ。
  • 坏土 384
    はいど 陶磁器を作る素地きじの土。
  • 靦然 385
    てんぜん あつかましいさま。恥じる表情のないさま。類恬然テンゼン
  • 誄詞 386
    るいし 死者を弔い哀悼の意を表すために、故人の生前の功業を数え上げて述べた歌や言葉。しのびうた。
  • 僻陬 387
    へきすう 「僻地」に同じ。
  • 儀仗 388
    ぎじょう 儀式に用いる形式的・装飾的な武器。
  • 鐫録 389
    せんろく 心に深く刻んで記憶すること。
  • 創痍 390
    そうい ①刀で受けたきず。切りきず。「満身―」②手ひどく受けた痛手。こうむった損害。類創傷
  • 擡頭 391
    たいとう ①頭をもち上げること。②勢力を得てくること。「新人の―」③文章を書くとき、貴人の姓名などを文中で改行し、一字または二字分ほかの行よりも上に出して敬意を表す書式。一字上がるのが一字擡頭、二字上がるのが二字擡頭。
  • 偃蹇 392
    えんけん ①高くそびえるさま。②おごりたかぶるさま。③世俗を超越していること。
  • 戒飭 393
    かいちょく 注意を与えて行いをつつしませること。また、自らをいましめつつしむこと。
  • 伉儷 394
    こうれい 夫婦。伴侶ハンリョ。つれあい。配偶者。「―の約を結ぶ」
  • 彷徨 395
    ほうこう あてもなくさまよい歩くこと。「夜の盛り場を―する」
  • 朞年 396
    きねん 満一か年。一周年。
  • 揺籃 397
    ようらん ①「揺籠ゆりかご」に同じ。②物事が発展する最初の時期や場所。「文明の―期」
  • 臥牀 398
    がしょう ①ねどこ。②床に入って寝ること。特に、病気で寝込むこと。
  • 慓悍 399
    ひょうかん 動作がすばやく、気性がきつくて強いこと。「―な騎馬部隊」
  • 夕暉 400
    せっき 夕日。夕日の光。いりひ。
  • 浮萍 401
    ふへい ①ウキクサ科の多年草。池沼などの水面に浮かぶ。三個の平らな葉状体の中央から数本のひげ根を出す。②水面に浮かんで生える草の総称。③不安定で落ち着かない生活のたとえ。「―稼業」
  • 颯爽 402
    さっそう 人の態度や動作などがきびきびして、さわやかに感じられるさま。「名探偵が―と登場する」
  • 書篋 403
    しょきょう 本を入れる箱。
  • 暮靄 404
    ぼあい 夕暮れのもや。夕方に立つもや。
  • 狎昵 405
    こうじつ なれなれしくすること。なれ親しみ、遠慮がなくなること。
  • 肯綮 406
    こうけい 物事の急所。重要な点。
  • 明媚 407
    めいび 自然の風景が清らかで美しいこと。「風光―」
  • 遽然 408
    きょぜん 急に。にわかに。「―として足音が響く」
  • 冤枉 409
    えんおう 無実の罪。ぬれぎぬ。「全くの―だ」 「―を晴らす」「冤罪」に同じ。
  • 昴宿 410
    ぼうしゅく 牡牛おうし座にあるプレアデス星団の和名。肉眼では六つの星が確認できる。二十八宿の一つ。六連星むつらぼし。
  • 解纜 411
    かいらん 纜ともづなを解いて船が港を出ること。ふなで。「纜」は船尾にあって船をつなぎとめる綱。
  • 扣除 412
    こうじょ 金額などを除くこと。特に、収入のうち課税対象額から除外すること。「税金の扶養―」
  • 殲滅 413
    せんめつ 残らずほろぼすこと。ほろぼしつくすこと。みな殺し。
  • 脾臓 414
    ひぞう 胃の左後ろにある楕円ダエン形の臓器。白血球をつくり、古くなった赤血球を破壊し、また血液をたくわえる器官。
  • 鹵莽 415
    ろもう ①塩分を多く含んだ土地と草の茂った野原。転じて、土地が荒れ果てていること。②軽率で粗略なこと。
  • 芥蔕 416
    かいたい ①とてもわずかなこと。②ほんのすこしのわだかまり。
  • 厖然 417
    ぼうぜん むくむくと盛り上がるように大きなさま。表記「厖然」とも書く。
  • 狷介 418
    けんかい かたくなに自分の考えを守り、人と妥協ダキョウしないさま。
  • 曩祖 419
    のうそ 先祖。祖先。
  • 膺懲 420
    ようちょう 外敵を征伐すること。討ちこらしめること。「敵を―する」
  • 面晤 421
    めんご 面会すること。また、面会して話すこと。
  • 轆轤 422
    ろくろ ①「轆轤台」の略。木製の回転する台で、陶器を作るのに用いる。②物を引き寄せたり、つるし上げたりするのに使う滑車。井戸水のくみ上げなどに用いる。③傘の柄の上部にある、骨の集まった開閉の装置。
  • 楮鈔 423
    ちょしょう 紙幣。おさつ。
  • 冪冪 424
    べきべき 霧や雲などがたれこめ、一面をおおうさま。
  • 韜晦 425
    とうかい 才能・地位・形跡などをつつみ隠すこと。他人の目をくらまし、わからないようにすること。
  • 瞑目 426
    めいもく ①目をつむること。「―して思いめぐらす」②安らかに死ぬこと。
  • 襯衫 427
    しんさん 下着。肌着。「衫」も下着の意。
  • 涸渇 428
    こかつ ①水が干上がること。「貯水池が―する」②物がつきて、なくなること。「食料が―する」 「地下資源が―する」書きかえ「涸渇」の書きかえ字。
  • 臀部 429
    でんぶ 体のしりの部分。
  • 馭者 430
    ぎょしゃ 馬車でウマを操り、走らせる者。(御者)
  • 痲痹 431
    まひ ①神経や筋肉の機能が停止したり低下したりすること。「心臓―」②本来のはたらきができなくなること。「良心が―する」
  • 啓迪 432
    けいてき 教え導くこと。啓発すること。参考「啓」も「迪」も教え導く意。
  • 鍼灸 433
    しんきゅう はりと灸キュウを使って行う治療法。「―師の資格をとる」
  • 醵金 434
    きょきん なんらかの目的で必要な金銭を出し合うこと。また、その金銭。
  • 頽唐 435
    たいとう ①くずれ落ちること。
  • 瞻望 436
    せんぼう はるかに仰ぎ見ること。遠く見渡すこと。「山の彼方かなたを―する」
  • 矜恤 437
    きょうじゅつ あわれんで恵むこと。
  • 阿吽 438
    あうん ①梵語ボンゴの最初の開口音と最後の閉口音。すべての物事の始まりと終わりを指す。②吐く息と吸う息。「―の呼吸」③寺社の山門に置かれている一対の仁王像や狛犬こまいぬの顔つき。一方は口を開き、他方は閉じている。
  • 尽瘁 439
    じんすい 全力をつくして労苦すること。ほねおり。「社会事業に―する」参考「瘁」は衰えてやせる意。
  • 囈語 440
    げいご ①熱にうなされるなどして無意識に発する言葉。②筋道の立たないとりとめのない言葉。たわごと。
  • 挿秧 441
    そうおう イネの苗を植えつけること。また、その苗。田植え。
  • 潑溂 442
    はつらつ 生き生きとして、元気のよいさま。「生気―」
  • 贅肬 443
    ぜいゆう ①こぶと、いぼ。無用な肉。贅肉。②余分なもの。無駄なもの。
  • 忻然 444
    きんぜん よろこんでするさま。よろこぶようす。「―として出発する」
  • 題簽 445
    だいせん 和漢書などで、題名を書いて表紙にはる細長い紙や布。また、その題字や題名。
  • 狡獪 446
    こうかい ずるがしこくて悪知恵がはたらくさま。「―な手段」
  • 噎鬱 447
    えつうつ 気がふさいで晴れないさま。
  • 痔瘻 448
    じろう 痔疾の一種。肛門コウモンの辺りに穴があいて膿うみが出る病気。あなじ。
  • 擱筆 449
    かくひつ 筆をおく。特に、文章を書き終えて筆を下におく。「これにて―致します」
  • 追儺 450
    ついな 昔、宮中で大みそかの夜、疫病の悪鬼を追い払った儀式。節分の豆まきは、このなごり。
  • 祗候 451
    しこう ①つつしんで貴人のそば近く仕えること。また、その人。②つつしんでご機嫌うかがいに上がること。
  • 坎軻 452
    かんか ①車がつかえて、行き悩むさま。②志を得ないで、不遇であるさま。世に認められず、思うようにならないさま。
  • 孀婦 453
    そうふ 夫と死別した妻。未亡人。また、ひとりで暮らす女性。「孀やもめ」に同じ。
  • 瀰漫 454
    びまん 風潮などが広がりはびこること。「退廃的気分が―する」
  • 贔屭 455
    ひいき 気に入ったものに特別に目をかけて、力添えをすること。好意を寄せて、後援すること。また、その後援者。「知人の店を―にする」
  • 孵化 456
    ふか 卵がかえること。また、卵をかえすこと。「人工―」
  • 均霑 457
    きんてん 利益や恩恵をみんながひとしく受けること。恩恵が均等にいきわたること。
  • 涕洟 458
    ていい 流れるなみだと、はなみず。
  • 大賈 459
    たいこ 財産の多い商人。大商人。豪商。
  • 奔湍 460
    ほんたん 勢いの激しい流れ。また、流れのはやい川。早瀬。急流。
  • 嵌入 461
    かんにゅう はまり込むこと。また、はめ込むこと。
  • 秕糠 462
    ひこう ①しいなと、ぬか。②役に立たないつまらないもの。かす。
  • 噬臍 463
    ぜいせい あとで後悔すること。臍ほぞをかむこと。
  • 胸膈 464
    きょうかく ①胸と腹との間。また、胸部。②転じて、胸中。気持ち。
  • 偸安 465
    とうあん 将来のことを考えず目前の安楽をむさぼること。一時逃れ。「―の夢」
  • 籌筴 466
    ちゅうさく はかりごと。また、はかりごとをめぐらすこと。類籌画・籌略
  • 胡籙 467
    ころく 矢を入れて携行する道具。
  • 吝嗇 468
    りんしょく 必要以上にものおしみすること。けち。「彼はひどい―家だ」
  • 糜爛 469
    びらん ①ただれ崩れること。②世の中の乱れ、人民の疲弊のはなはだしいたとえ。
  • 寒暄 470
    かんけん さむさとあたたかさ。「―を叙す(時候のあいさつをする)」
  • 月鼈 471
    げつべつ 二つのものの優劣や高低の差がはなはだしいこと。月とスッポン。
  • 絡繹 472
    らくえき 人や車馬の往来が絶え間なく続くさま。
  • 目睫 473
    もくしょう 目とまつげ。転じて、きわめて接近した状態。間近まぢか。「大学入試が―の間カンに迫る」
  • 埃氛 474
    あいふん ほこりっぽい空気。また、俗世間のよごれた空気。「氛」は気・空気の意。
  • 黔首 475
    けんしゅ 中国、秦シンの時代の人民。
  • 荵冬 476
    にんどう スイカズラ科のつる性常緑低木。山野に自生。初夏、甘い香りの白い筒形の花をつける。葉は利尿や解熱剤に用いる。
  • 斫断 477
    しゃくだん たちきること。「人世の繫縛ケイバクを―する」
  • 和煦 478
    わく 春の日の、のどかで暖かなこと。
  • 噯気 479
    あいき 胃にたまったガスが口から出たもの。げっぷ。
  • 糶売 480
    ちょうばい せり売りの市。売り主が複数の買い手に価格のせり合いをさせる市。表記「競り市」とも書く。
  • 入鋏 481
    にゅうきょう 乗車券や入場券などに、係員が特別のはさみを入れること。
  • 黯然 482
    あんぜん ①悲しみでくらく沈んでいるさま。②くらいさま。
  • 脳漿 483
    のうしょう ①脳の外側や脳室内にある液。髄液。②知恵や頭脳。「―を絞る(もっている知恵を出し尽くす)」
  • 螽斯 484
    しゅうし ①イナゴまたはキリギリスの漢名。②子孫が繁栄すること。由来②イナゴが子をたくさん生むことから。
  • 轗軻 485
    かんか ①道が平坦でないさま。②志を得られないこと。世に入れられず不遇なこと。「―数奇」
  • 旻天 486
    びんてん ①空。天空。②秋の空。秋の天。
  • 薫蕕 487
    くんゆう ①香気のある草と、悪臭のする草。②善人と悪人。君子と小人。また、善悪のたとえ。
  • 呱呱 488
    ここ 乳飲み子の泣く声。「北国の片田舎で―の声をあげた」
  • 縟礼 489
    じょくれい こまごまとわずらわしい礼儀作法。「繁文ハンブン―」
  • 隘路 490
    あいろ ①せまくて通行が困難な道。②物事を実行する上での妨げ。支障。さしさわり。「この制度が業界発展の―となった」
  • 上膊 491
    じょうはく 腕のひじから肩までの間。二の腕。
  • 壙穴 492
    こうけつ 死体を埋めるあな。塚あな。墓あな。
  • 鷸蚌 493
    いつぼう シギとハマグリ。または、シギとドブガイ。
  • 穹窿 494
    きゅうりゅう ①大空。天空。②弓形または半球状のもの。アーチ形。円天井・ドームなどおもに建造物についていう。
  • 拇印 495
    ぼいん 親指の先に朱肉または墨をつけて指紋を押し、印鑑の代わりとするもの。爪印つめイン。「―を押す」
  • 頷聯 496
    がんれん 漢詩で、律詩の第三句・第四句。対句をなす。前聯。
  • 衾褥 497
    きんじょく ふすまと、しとね。掛けぶとんと敷きぶとん。夜具。
  • 炳乎 498
    へいこ 光り輝くさま。また、あきらかなさま。類炳然ヘイゼン
  • 橙皮 499
    とうひ ダイダイの皮を乾燥させたもの。芳香・苦味があり、健胃剤・防臭剤として用いる。
  • 薬莢 500
    やっきょう 真鍮シンチュウ製の筒に火薬を入れたもの。銃砲に取り付けて弾丸の発射に用いる。
  • 溘焉 501
    こうえん 思いがけず急に起こること。突然のこと。「―として逝く」
  • 睥睨 502
    へいげい ①横目でにらむこと。流し目で見ること。②城壁のくぼみから敵情をのぞき見ること。転じて、周囲をにらみつけて勢いを示すこと。「天下を―する大名」
  • 瘠地 503
    せきち 地味がやせていて、作物がよくできない土地。やせ地。
  • 騏驎 504
    きりん ①太平の世に現れるという中国の想像上の動物。②すぐれたウマ。
  • 佶屈 505
    きっくつ ①物や体の一部が折れ曲がって伸びないこと。②文字や文章が、堅苦しくてわかりにくいこと。
  • 一粲 506
    いっさん 白い歯を見せてひと笑いすること。「―を博す(自作の詩文などを贈るときのへりくだった言い方。どうぞお笑いくださいの意)」
  • 混淆 507
    こんこう 異質のものが入り混じること。「玉石―」
  • 保姆 508
    ほぼ 養護施設や保育所などの児童福祉施設で、幼児や児童の保育にあたる女性職員の通称。
  • 憮然 509
    ぶぜん 失望や不満でむなしい気持ちになるさま。がっかりしてぼんやりするさま。「―として立ちつくす」
  • 皺襞 510
    しゅうへき しわと、ひだ。衣服のしわ、山肌に刻まれたひだなど。
  • 迂叟 511
    うそう わたくし。
  • 臘日 512
    ろうじつ 一年の最後の日。おおみそか。
  • 篆刻 513
    てんこく 石や木、金属に文字を刻むこと。
  • 筐筥 514
    きょうきょ 竹で編んだ四角いかごと丸いかご。
  • 天譴 515
    てんけん 天のとがめ。神のおしかり。天から下される罰。
  • 奇譚 516
    きたん めずらしい不思議な話。おもしろい言い伝えや物語。「譚」は話・物語の意。「異聞―を収集する」
  • 慊焉 517
    けんえん ①あきたりなく思うさま。②満足するさま。
  • 諢名 518
    こんめい あだな。ニックネーム。
  • 神籟 519
    しんらい 神の声。
  • 上﨟 520
    じょうろう ①仏年功を積んだ高位の僧。②身分の高い者。③「上﨟女房」の略。宮中に仕えた高位の女官。④身分の高い女性。
  • 熙熙 521
    きき なごやかに楽しみ合うさま。ゆったりと楽しげなさま。「衆人―として楽しむ」
  • 愧赧 522
    きたん 深くはじて赤面すること。「―の念を抱く」
  • 塹壕 523
    ざんごう ①城の周囲のほり。②敵の攻撃を防ぐために、地面を掘りさげて一段と低くしたからぼり。
  • 諱忌 524
    きき いみきらうこと。おそれ避けること。また、その事柄。
  • 篳篥 525
    ひちりき 奈良時代に中国より伝来した、雅楽用の管楽器。竹製のたて笛で、表に七つ、裏に二つの指穴があり、縦に構えて吹く。音色は哀調を帯びて高い。
  • 紆曲 526
    うきょく ①うねうねと曲がりくねるさま。②遠回しなこと。「―の弁解」
  • 脛骨 527
    けいこつ 膝ひざと足首との間の二本の骨のうち、内側の太い骨。
  • 韋編 528
    いへん 書物。書籍。
  • 贅疣 529
    ぜいゆう ①こぶと、いぼ。無用な肉。贅肉。②余分なもの。無駄なもの。
  • 専擅 530
    せんせん 上の命令などを聞かず、自分の思うとおりに行うこと。
  • 慠慢 531
    ごうまん いばって人を見下すさま。
  • 闡明 532
    せんめい はっきりしない道理などを明らかにすること。「本義を―にする」
  • 彷彿 533
    ほうふつ ①よく似ているさま。はっきりと思い浮かぶさま。「亡父の面影が―とする」②姿や形などが、ぼんやりと見えるさま。
  • 樽俎 534
    そんそ ①酒樽さかだると料理をのせる台。②宴会の席。
  • 烏滸 535
    おこ 愚かなこと。ばかげたさま。「―な話」
  • 猊下 536
    げいか 仏①高僧の敬称。また、各宗派の管長の敬称。②僧への書状の脇付わきづけに用いる語。③高僧のそば。
  • 恬澹 537
    てんたん あっさりとしていて執着しないさま。無欲でとらわれないさま。「金銭に―としている」
  • 綜絖 538
    そうこう 織機の部品。縦糸を上下させて横糸の杼ひを通すための器具。あぜ。
  • 熄滅 539
    そくめつ ①消えてなくなること。②物事がやむこと。また、やめること。
  • 溽暑 540
    じょくしょ ①むし暑いこと。②陰暦六月の異名。
  • 諷詠 541
    ふうえい 詩歌をよんだり、吟じたりすること。「花鳥―」
  • 狂瀾 542
    きょうらん ①荒れ狂う大波。②ひどく乱れて手のほどこしようもない情勢。〖---を既倒に廻めぐらす〗どうしようもなく衰えた形勢を挽回バンカイすること。荒れ狂う大波が倒れ伏したのをもとに押し返す意。「既倒」はすでに倒れたこと。〈韓愈カンユの文〉
  • 繧繝 543
    うんげん 同系統の色を濃いものからしだいに淡いものへ並べていく彩色法。また、そのような紋様の織物。
  • 棺椁 544
    かんかく 内と外と二重になったひつぎ。
  • 足趾 545
    そくし あし。また、あしあと。
  • 輓近 546
    ばんきん ①近ごろ。近年。②古代に対して、最近の世。
  • 盍簪 547
    こうしん 友人どうしが速く寄り集まること。転じて、友人の集まり。
  • 弩弓 548
    どきゅう 古代中国の武器で、ばね仕掛けで大矢や石を発射する強い弓。「弩いしゆみ・おおゆみ」に同じ。
  • 饅頭 549
    まんじゅう 小麦粉などをこねて作った皮の中に、あんや肉などを入れて蒸した食べ物。
  • 躋攀 550
    せいはん よじのぼること。「攀」はよじのぼる意。
  • 桎梏 551
    しっこく ①足かせと手かせ。②自由をさまたげるもの。「家庭が―となることもある」
  • 朦朧 552
    もうろう ①ぼんやりかすんで見えるさま。朧気おぼろゲに見えるさま。②確かでないさま。「意識が―とする」
  • 伎倆 553
    ぎりょう 物事を行う手なみ。腕前。技量
  • 琥珀 554
    こはく ①地質時代の樹脂が地中で化石になったもの。ふつうは黄褐色で透明。装飾品に用いる。「きれいな―色の酒を飲む」②「琥珀織」の略。平織で横にうねを表した絹織物。着物の帯などに用いる。
  • 瑕疵 555
    かし ①きず。欠点。「―のある商品だ」②法的に欠陥や欠点があり、完全な条件を備えていない状態。
  • 偕老 556
    かいろう ともに老いること。夫婦が仲良く老年まで連れ添うこと。「―同穴」
  • 新禧 557
    しんき 新年の喜び。
  • 旱魃 558
    かんばつ 長い期間雨が降らず、水がかれてしまうこと。ひでり。
  • 刪潤 559
    さんじゅん 詩文の悪い部分や不要な部分をけずり、足りないところを補うこと。「潤」はかざる、つやを出す意。「詩稿を―する」
  • 躑躅 560
    てきちょく ①足踏みすること。ためらうこと。②ツツジの漢名。
  • 拿捕 561
    だほ とらえること。特に、軍艦などが領海を侵犯した外国の船舶をとらえること。「密航中の貨物船を―する」
  • 相剋 562
    そうこく ①対立・矛盾するものが互いに争うこと。「理性と感情とが―している」②五行説で、木は土に、土は水に、水は火に、火は金に、金は木に勝つこと。対相生ソウショウ
  • 慴伏 563
    しょうふく おそれしたがうこと。おそれひれ伏すこと。
  • 闃寂 564
    げきせき ひっそりと静かでさびしいさま。
  • 揩鼓 565
    かいこ 昔、雅楽に用いられた打楽器の一種。胴の両側に革をはり、ひもで締めたもの。こすったりはじいたりして音を出す。
  • 婬奔 566
    いんぽん 性に関してだらしのないさま。色ごのみ。
  • 噫気 567
    あいき 胃にたまったガスが口から出たもの。げっぷ。
  • 軽佻 568
    けいちょう 軽はずみなさま。考えが浅くうわついていること。
  • 敝履 569
    へいり やぶれたはきもの。転じて、惜しげもなく捨てられるもの。「―のごとく捨てる」
  • 曚昧 570
    もうまい ①光がおおわれてうす暗い。うす暗くて見えない。②無知であること。道理に暗いこと。
  • 塵寰 571
    じんかん 俗世間。
  • 駱駝 572
    らくだ ①ラクダ科の哺乳ホニュウ動物。野生のものはほとんどなく、家畜として飼育。背中のこぶに脂肪を蓄え、それを分解して水にすることができるので、砂漠の生活に適している。乗用や運搬用。乳や肉は食用。毛は織物用。ダバ。②ラクダの毛で作った繊維。また、その織物。
  • 糺弾 573
    きゅうだん 罪悪・失敗などを問いただして責めたてること。「今更失敗を―しても仕方ない」
  • 翔集 574
    しょうしゅう ①鳥などが、樹上などにとび集まること。また、群れをなしてとぶこと。②かけ回って集めること。広く集めること。
  • 虧盈 575
    きえい 欠けることと満ちること。満ち欠け。「潮は月の―にしたがう」
  • 樊籠 576
    はんろう ①鳥獣を入れるおりやかご。②自由を束縛された境遇のたとえ。「―の身を嘆く」③仏煩悩ボンノウに縛られるたとえ。
  • 絛虫 577
    じょうちゅう 扁形ヘンケイ動物で、脊椎セキツイ動物の腸内に寄生する虫。体は平たく、多くの節があり、真田紐さなだひもに似ている。
  • 槎牙 578
    さが 木や石が角ばって、突き出たりからんだりしているさま。
  • 荼毘 579
    だび 仏火葬にすること。「亡骸なきがらを―に付す」
  • 硅素 580
    けいそ 非金属元素の一つ。化合物として地殻中に大量に存在する。半導体に用いる。シリコン。
  • 踰越 581
    ゆえつ ①のりこえること。②身分に過ぎたことをすること。また、本分をこえること。
  • 僮僕 582
    どうぼく 召使いの少年。しもべ。
  • 惨憺 583
    さんたん ①あれこれと心を悩ますさま。「苦心―してようやく入手した」②いたましく悲しいさま。「―たる結果に終わる」
  • 自剄 584
    じけい 自分で自分の首を切って死ぬこと。
  • 渙発 585
    かんぱつ 詔勅ショウチョクを、天下に広く告げ知らせること。「大詔―」
  • 胯下 586
    こか またの下。
  • 酩酊 587
    めいてい 酒を飲んでひどく酔うこと。「すっかり―する」 「―者を保護する」
  • 濫觴 588
    らんしょう 物事の最初。起こり。起源。
  • 蓁蓁 589
    しんしん 草木の葉が盛んに生い茂るさま。「―と生い茂った杉木立」
  • 婀娜 590
    あだ 美しくしとやかなさま。また、女性の粋いきで色っぽいさま。「―っぽい女」 「―めいた身のこなし」
  • 砂嘴 591
    さし 潮流・風などの作用で、砂地が湾の一方の端から海中に細長く堆積タイセキして堤状になったもの。駿河するが湾の三保の松原が有名。
  • 誅戮 592
    ちゅうりく 罪を犯した者をころすこと。罪をただしてころすこと。
  • 考覈 593
    こうかく 物事をしらべ考えて、明らかにすること。
  • 破摧 594
    はさい 破れくだけること。くだくこと。こなごなにすること。「鉱石を―する」
  • 渣滓 595
    さし 液体の底に沈んでいるかす。沈殿物。おり。
  • 料峭 596
    りょうしょう 風が肌寒く感じられること。「春寒―」
  • 蘆筍 597
    ろじゅん アシの若芽。
  • 秋霖 598
    しゅうりん 秋の長雨。停滞前線の影響で降る梅雨に似た雨。秋雨あきさめ。
  • 赭顔 599
    しゃがん あからがお。日焼け、酒焼けなどで赤みをおびた顔。
  • 蹈襲 600
    とうしゅう それまでのやり方を受け継ぐこと。「古いしきたりは一切―しない」
  • 徘徊 601
    はいかい あてもなく歩き回ること。ぶらつくこと。「夜の街を―する」
  • 竭尽 602
    けつじん 使いつくすこと。つきてなくなること。
  • 馳騁 603
    ちてい ①ウマを速く走らせること。ウマでかけ回ること。また、狩猟をすること。②あるものを支配すること。
  • 恂恂 604
    じゅんじゅん ①まことあるさま。まじめなさま。②おそれつつしむさま。
  • 髑髏 605
    ドクロ 風雨にさらされて白骨だけになった頭蓋骨ズガイコツ。
  • 攫取 606
    かくしゅ つかみとること。手に入れること。
  • 逍遥 607
    しょうよう 気ままに歩くこと。そぞろ歩き。「川べりを―する」
  • 戍卒 608
    じゅそつ 国境を警固する兵士。城砦ジョウサイを守備する兵卒。類戍兵
  • 涓滴 609
    けんてき しずく。水のしたたり。転じて、小さなもの。わずかなもの。「重露―と成る」 「―岩を穿うがつ(小さなことでも続ければ大事を成すたとえ)」
  • 刮目 610
    かつもく 目をこすってよく見ること。注意してよく見ること。注目すること。「―に値あたいする仕事」
  • 怫然 611
    ふつぜん むっとして怒りを表すさま。むっとして顔色を変えるさま。「―として席を蹴ける」
  • 炬燵 612
    こたつ 暖房器具の一つ。炭火などの熱源の上にやぐらをかぶせ、上を布団でおおったもの。「―で猫が丸くなっている」
  • 隴畝 613
    ろうほ ①はたけ。②いなか。③民間。
  • 甲冑 614
    かっちゅう よろいとかぶと。武具で、武士が戦いのとき体につけるかたい防具。
  • 閭巷 615
    りょこう ①村里。いなか。②ちまた。また、民間。
  • 枳棘 616
    ききょく ①とげのあるカラタチといばら。②悪者・じゃまもののたとえ。
  • 画舫 617
    がほう 絵をかいたり色を塗ったりして、美しく飾った遊覧船。
  • 邂逅 618
    かいこう 思いがけず出あうこと。運命的な出あい。めぐりあい。「親子は二十年ぶりに―した」
  • 干戈 619
    かんか ①たてとほこ。また、武器。②戦争。「―を交える(戦争をする)」
  • 蹲踞 620
    そんきょ ①相撲や剣道で、相対して礼をするときの姿勢。つま先立ちのまま腰をおろし、ひざを開いて姿勢を正した形。「―して仕切りに入る」②うずくまること。しゃがむこと。参考「蹲踞」は「つくばい」と読めば別の意になる。
  • 飆風 621
    ひょうふう つむじ風。はやて。また、暴風。
  • 蝸廬 622
    かろ 「蝸牛廬カギュウロ」の略。カタツムリの殻のように狭い家。自分の家をへりくだっていう語。
  • 謇謇 623
    けんけん ①言いにくいことをはっきり言うさま。特に、目上の人に向かって正しいと思うことをそのまま言うさま。②ひどく苦しむさま。難儀するさま。
  • 酥油 624
    そゆ 乳から作った、バターに似た油。食用・薬用。また、密教で護摩木をたいて仏に祈る際にも用いる。
  • 睾丸 625
    こうがん 哺乳ホニュウ動物の雄の生殖器官。陰囊インノウ中に左右一対あり、精子を作る。精巣。きんたま。
  • 屠腹 626
    とふく 腹を切って自殺すること。切腹。割腹カップク。
  • 齏粉 627
    せいふん こなみじんになること。転じて、身を粉にして働くこと。粉骨砕身。
  • 儼乎 628
    げんこ おごそかなさま。威厳があり、りっぱなさま。「―たる恩師の態度」
  • 矻矻 629
    こつこつ ①たゆまずに精を出して働くさま。②疲れ果てるさま。
  • 幷吞 630
    へいどん 他の勢力を支配下に置くこと。
  • 悋気 631
    りんき 男女間のやきもち。嫉妬シット。「―は損気」類悋惜
  • 推敲 632
    すいこう 詩や文章を作るとき、より適切な字句や表現を求めて、練り上げること。「―に―を重ねる」
  • 僉議 633
    せんぎ 多くの人で評議すること。多人数で相談すること。
  • 沮喪 634
    そそう 気力がくじけ、元気をなくすこと。気落ち。「最初の失敗で意気―する」
  • 鏡匣 635
    きょうこう 鏡を入れるはこ。かがみばこ。
  • 晨旦 636
    しんたん あさ。あした。早朝。朝早く。晨朝シンチョウ。
  • 開闢 637
    かいびゃく ①天地が開いた始まり。この世の始まり。②物事の始まり。「―以来の出来事」
  • 萎靡 638
    いび なえてしおれること。元気がなくなること。「士気が―する」
  • 螻蟻 639
    ろうぎ ①ケラとアリ。②ちっぽけな、つまらないもののたとえ。
  • 眼睛 640
    がんせい ①ひとみ。くろめ。②眼球。まなこ。また、目。
  • 朶頤 641
    だい ①あごを下げ動かして、物を食べようとするさま。②物欲しげなさま。
  • 駑駘 642
    どたい ①のろいウマ。鈍いウマ。②鈍才。劣った人。類①②駑馬
  • 砲熕 643
    ほうこう 大砲。おおづつ。
  • 均沾 644
    きんてん 利益や恩恵をみんながひとしく受けること。恩恵が均等にいきわたること。
  • 蒿里 645
    こうり ①死んだ人の魂が集まるという中国の山。転じて、墓地。②庶民の葬式にうたう挽歌。
  • 貝勒 646
    ばいろく 貝殻で飾ったウマのくつわ。
  • 悖戻 647
    はいれい 道理にそむくこと。
  • 撈魚 648
    ろうぎょ 魚をすくいとること。いさり。すなどり。
  • 執拗 649
    しつよう ①意地を張り、自分の考えをあくまで通そうとするさま。「―に論評を続ける」②しつこいさま。「―に追及する」
  • 噴嚔 650
    ふんてい くしゃみ。「嚔」はくしゃみの意。
  • 薨去 651
    こうきょ 昔、皇族や三位サンミ以上の人が死ぬこと。
  • 勁捷 652
    けいしょう つよくて動作がすばやいこと。
  • 齟齬 653
    そご 物事がくいちがうこと。行きちがい。「両者の感情に―をきたす」
  • 灑泣 654
    さいきゅう 涙を流す。
  • 怡悦 655
    いえつ 楽しみ喜ぶこと。喜んで満足すること。
  • 沈淪 656
    ちんりん ①深く沈むこと。「孤独に―する」②落ちぶれること。「不幸な境遇に―する」
  • 鶺鴒 657
    せきれい セキレイ科の鳥の総称。水辺にすむ。スズメよりやや大きく、羽色は黒白や黄色など。長い尾を上下に振って歩く。
  • 鵄尾 658
    しび 宮殿や仏殿などの棟の両端にとりつける飾り。後世のしゃちほこなどの原型。
  • 膏肓 659
    こうこう 人間の心臓と横隔膜の間の部分。体のもっとも奥深い所で、薬も針もとどかず治療しにくい部分。「病―に入いる」
  • 鯨鯢 660
    げいげい ①クジラの雄と雌。または、小魚を食う大魚のたとえ。「鯨」は雄のクジラ、「鯢」は雌のクジラの意。②大悪人。
  • 明礬 661
    みょうばん 硫酸アルミニウムとアルカリ金属などの結合物で、無色透明の正八面体の結晶。染色・医薬・製紙などに使用される。
  • 緞帳 662
    どんちょう ①刺繡シシュウで模様をあしらった厚地の布。仕切りなどに用いる。②劇場で、巻いて上げ下ろしする厚地の幕。
  • 羂索 663
    けんさく ①鳥獣を捕らえるわな。②仏仏や菩薩ボサツが衆生シュジョウを救うために用いる、五色の糸をより合わせて作った縄。
  • 皚皚 664
    がいがい 雪や霜などで、あたり一面が白く見えるさま。「白ハク―たる銀世界」
  • 甄別 665
    けんべつ はっきりと区別すること。はっきりと見分けること。「正否を―する」
  • 令尹 666
    れいいん ①中国、周代、楚ソ国の最上位の官。転じて、宰相。②地方長官。
  • 黜陟 667
    ちゅっちょく 功績のない者をしりぞけて、功績のある者を昇官させること。「ほしいままに大臣を―する」 「―幽明」
  • 褊狭 668
    へんきょう ①度量が狭いこと。「―な考えは捨てよ」②土地などが狭いこと。
  • 南鐐 669
    なんりょう ①上質の銀。また、銀の別称。②江戸時代の貨幣、二朱銀の別称。
  • 抒情 670
    じょじょう 詩文などで、自分の感情をのべること。
  • 郢斧 671
    えいふ 詩文の添削を頼むときに使う語。
  • 諂諛 672
    てんゆ こびへつらうこと。おもねりへつらうこと。
  • 鷙鳥 673
    しちょう ワシ・タカなど、他の動物を捕食する鳥。また、性質のあらい鳥。猛鳥。猛禽モウキン。
  • 成蹊 674
    せいけい 徳のある人のもとには自然に人が慕って集まることのたとえ。
  • 朝暾 675
    ちょうとん 朝日。
  • 朱脣 676
    しゅしん 赤く美しいくちびる。特に、口紅を塗ったくちびる。
  • 改悛 677
    かいしゅん 今までの悪行を悔いて、心を入れかえること。「―の情が顕著である」
  • 顫動 678
    せんどう 寒さや恐れのために、小刻みにふるえて動くこと。
  • 潭潭 679
    たんたん ①水を深くたたえているさま。②奥深いさま。
  • 俊髦 680
    しゅんぼう 才能や人徳が人並以上にすぐれた人。
  • 螺鈿 681
    らでん 漆工芸の技法の一つ。オウムガイやアコヤガイなどの殻から真珠光を放つ部分を切り取った薄片を物の表面に埋めこみ、装飾とするもの。
  • 輜重 682
    しちょう ①軍隊の荷物。食糧・武器など。「大河の前で―隊は動けなかった」②旅行者の荷物。また、荷物を運ぶ車。
  • 鈑金 683
    ばんきん ①金属を薄く板のように打ちのばしてつくること。また、そのもの。いたがね。
  • 榕樹 684
    ようじゅ クワ科の常緑高木。熱帯・亜熱帯に生え、日本では沖縄・屋久島に自生。葉は楕円ダエン形で厚く光沢がある。幹・枝はよく分枝して多数の気根を垂れる。ガジマル。
  • 嬖臣 685
    へいしん 主君に、特にかわいがられる臣下。気に入りの家来。
  • 弄璋 686
    ろうしょう 男の子が生まれること。
  • 幺麼 687
    ようま 小さいこと。取るに足りないこと。また、そのような人。「幺」も「麼」も小さい意。
  • 廃墟 688
    はいきょ 建物・城郭・街などの荒れ果てた跡。「戦争によって街が―と化す」
  • 縲絏 689
    るいせつ 罪人として獄に入れられること。縄目にかかること。「―の辱はずかしめ」
  • 大逵 690
    たいき 広く大きな四辻よつつじ。大通り。大路おおじ。
  • 慟哭 691
    どうこく ひどく悲しみ、大声をあげて泣くこと。「父の訃報フホウに―する」
  • 詬罵 692
    こうば ののしり、はずかしめること。
  • 咫尺 693
    しせき ①きわめて近い距離。「目的地は―の間だ」②貴人に間近で会うこと。「―の栄を得る」③短いこと。簡単なこと。「―の書」
  • 嶄絶 694
    ざんぜつ 山が険しく切りたって、そびえたつさま。
  • 詆毀 695
    ていき そしること。人を悪く言うこと。
  • 棍棒 696
    こんぼう ①丸い木の棒。「―を振りまわす」②体操競技で使用する、とっくり形の木の棒。インディアンクラブ。
  • 膏腴 697
    こうゆ 地味が豊かで肥えていること。また、その土地。
  • 壅塞 698
    ようそく ふさぐこと。ふさがること。さえぎること。
  • 鹹湖 699
    かんこ 塩分を含んだ湖。水一リットル中に五〇〇ミリグラム以上の塩分を含むもの。鹹水湖。
  • 青鞜 700
    せいとう 婦人解放を主張する学識のある女性や女流の文学者。
  • 惴惴 701
    ずいずい 恐れおののいて、びくびくするさま。
  • 喧囂 702
    けんごう やかましいこと。
  • 苞苴 703
    ほうしょ ①「苞苴つと」に同じ。②わいろ。まいない。
  • 諡号 704
    しごう 生前の偉業をたたえ、死後につける称号。諡号シゴウ。空海を「弘法こうぼう大師」という類。「諡おくりな」に同じ。
  • 官衙 705
    かんが 役所。官庁。
  • 広袤 706
    こうぼう 土地の広さ。面積。
  • 朴訥 707
    ぼくとつ 口数が少なく、飾り気のないこと。
  • 麦稈 708
    ばっかん 刈り取った麦の茎。また、それを乾燥したもの。むぎわら。
  • 闌干 709
    らんかん ①「闌てすり」に同じ。②涙が、とめどなく流れ落ちるさま。③星や月の光が、きらめくさま。
  • 久闊 710
    きゅうかつ 長い間会わないこと。久しく便りをしないこと。「―をわびる」
  • 喇叭 711
    らっぱ ①金管楽器の総称。真鍮シンチュウ製で、一端に細い吹き口があり、もう一方の端が大きく開いている。トランペットなど。②大げさな話。ほら。「会議でまた社長が―を吹いた」
  • 鮓荅 712
    さとう ウマ・ウシなどの胆石や腸内の結石。解毒剤として用いる。牛黄ゴオウ。
  • 琺琅 713
    ほうろう 金属器や陶磁器の表面に、さび止めや飾りとして焼き付ける釉うわぐすり。また、焼きつけたもの。瀬戸引き・七宝焼など。「―の鍋なべで煮る」
  • 觝触 714
    ていしょく ①さしさわること。法律などにふれること。「規約に―する」 「校則に―する行為」②ふれたりぶつかったりすること。③くいちがうこと。矛盾すること。書きかえ「牴触・觝触」の書きかえ字。
  • 殷賑 715
    いんしん 非常ににぎやかで、活気にあふれること。「―を極める」類繁華
  • 馬楝 716
    ばれん 木版刷りの用具。平らな円形の芯シンを竹皮で包んだもので、版木にのせた紙の上をこする。
  • 庠序 717
    しょうじょ 学校。類庠校由来中国で、地方の学校のことを、殷イン代には「序」、周代には「庠」といったことから。
  • 邯鄲 718
    かんたん ①カンタン科の昆虫。山地にすむ。体は細長く、淡い黄緑色。雄は「ルルルル」と美しく鳴く。②中国河北省の都市名。昔、都として栄えた。
  • 金襴 719
    きんらん 錦にしきの地に金の糸を織りこんで模様とした豪華な絹織物。
  • 狡猾 720
    こうかつ ずるがしこくて悪知恵がはたらくさま。「―な手段」
  • 践祚 721
    せんそ 天皇の位につくこと。天皇の地位を受けつぐこと。
  • 倦憊 722
    けんぱい あきて疲れること。
  • 媾和 723
    こうわ 交戦国が話し合いによって戦争をやめ、平和をとりもどすこと。「―会議」
  • 黽勉 724
    びんべん つとめ励むこと。精を出すこと。
  • 翡翠 725
    ひすい ①カワセミの別称。②カワセミの羽に似た鮮やかな青緑色で半透明な宝石。硬玉の一種。古くから装飾品に用いられる。「―のブローチ」
  • 刎頸 726
    ふんけい 首をはねること。首を切ること。斬首ザンシュ。
  • 恟恟 727
    きょうきょう おそろしくて生きた心地のしないさま。びくびくするさま。
  • 皓歯 728
    こうし しろくてきれいな歯。転じて、美人。「明眸メイボウ―」 「口許くちもとから―の輝きがこぼれる」
  • 斟酌 729
    しんしゃく ①事情をくみとって、ほどよく処理すること。「被告人の立場を―する」②条件を照らし合わせて、適当に処理すること。③遠慮すること。「何の―もあるものか」
  • 蹶起 730
    けっき 決心して行動をおこすこと。「反対の―集会を開く」
  • 脚絆 731
    きゃはん 昔、旅行や作業のとき、あしを守り動きやすくするためにすねに当てたり巻きつけたりした布。ゲートル。
  • 譬喩 732
    ひゆ 特徴がはっきりした他の似ているものを引き合いに出して、わかりやすく説明する表現方法。たとえ。たとえばなし。
  • 奕葉 733
    えきよう 代々。よよ。世を重ねること。「奕世」に同じ。
  • 蛹虫 734
    ようちゅう 「蛹さなぎ」に同じ。完全変態をする昆虫類の発育の一段階。幼虫が成虫になる前に、食物をとらずかたい殻でおおわれてじっとしているもの。蛹虫ヨウチュウ。「―が羽化する」
  • 杞憂 735
    きゆう 心配しなくてもいいことを、むやみに憂え心配すること。「心配は―に終わった」
  • 于役 736
    うえき 君命によって、使者として他国に行ったり、国境の警備などに行ったりすること。
  • 檻穽 737
    かんせい 檻おりと落とし穴。
  • 耨耕 738
    どうこう 手すきで田畑の雑草を除き、耕すこと。
  • 鏡匳 739
    きょうれん 鏡を入れるはこ。かがみばこ。
  • 鼇頭 740
    ごうとう ①書物の本文の上にある余白。また、そこにつけた注釈。②中国で、科挙に主席で合格した者。
  • 黥面 741
    げいめん 顔に入れ墨をすること。また、入れ墨をした顔。
  • 御諚 742
    ごじょう 貴人からの命令。また、お言葉。「飽かぬは君の―(主君の命令はどんなこともいやと思わない)」
  • 跋扈 743
    ばっこ 権威をほしいままにして、のさばり、はびこること。また、思うがままに振る舞うこと。
  • 旗幟 744
    きし ①昔、戦場で自分の存在をはっきりさせるために立てた、はたとのぼり。はたじるし。②態度。主義主張。
  • 甸服 745
    でんぷく 中国、古代の五服(五つの地域)の一つ。王城の周囲、各五〇〇里以内の天子に直属した地。畿内キナイ。
  • 舅姑 746
    きゅうこ しゅうととしゅうとめ。配偶者の父母。
  • 艙口 747
    そうこう 船倉ふなぐらに荷物を出し入れするため、甲板カンパンにあけた四角い穴。ハッチ。
  • 驟雨 748
    しゅうう 突然降り出してすぐにやんでしまう雨。雷が鳴り、雷雨となるものが多い。夕立やにわか雨。
  • 矍鑠 749
    かくしゃく 年をとっても心身ともに元気なさま。「―たる老夫婦」
  • 渺茫 750
    びょうぼう ①水面や平原などが果てしなく広いさま。「―たる砂漠」②遠くかすんでいるさま。
  • 景迹 751
    きょうじゃく ①行状。行跡。②推察する。おしはかる。
  • 匱乏 752
    きぼう 衣食などの足りないこと。欠乏すること。
  • 菁莪 753
    せいが 人材を育成すること。また、それを楽しむこと。「菁」は青く茂るさま、「莪」はヨモギの類の草の総称。
  • 校讐 754
    こうしゅう 二人で書物を比較し、誤りを正すこと。
  • 襤褸 755
    らんる ①使い古した布切れ。また、古くなって破れた衣服。②古くなって、いたんでいるもの。「―車を愛用している」③欠点。短所。「―が出る」
  • 光芒 756
    こうぼう 光の放射。光の筋。きらめく光。「―を放つ」
  • 岌岌 757
    きゅうきゅう ①山が高くけわしいさま。②見るからに危険なさま。
  • 蚩蚩 758
    しし ①律儀で情にあついさま。②おろかなさま。③乱れそむくさま。
  • 芳菲 759
    ほうひ 草花などがかぐわしいこと。また、かぐわしい草花。
  • 皴法 760
    しゅんぽう 東洋画の技法で、山や岩のひだを立体的に描く筆づかい。
  • 別墅 761
    べっしょ 本宅以外の郊外に設けた家。
  • 廃址 762
    はいし 建物・城郭・街などの荒れ果てた跡。「戦争によって街が―と化す」
  • 追躡 763
    ついじょう あとから追いかけること。追跡。
  • 慫慂 764
    しょうよう そばから誘いすすめること。また、すすめそそのかすこと。「―されて立候補する」
  • 悄愴 765
    しょうそう ①気がめいって心が痛むさま。②ものさびしいさま。
  • 苗裔 766
    びょうえい 遠い血筋の子孫。後胤コウイン。末裔。末孫。
  • 霄壌 767
    しょうじょう 天と地。また、天と地のように非常に隔たりのあるたとえ。「―の差」
  • 繙閲 768
    はんえつ 書物を開いて、読み調べること。
  • 殯宮 769
    ひんきゅう 天皇や皇族の棺を、葬送のときまでに安置する御殿。かりもがりのみや。あらきのみや。
  • 滂沱 770
    ぼうだ ①涙がとめどなく流れるさま。「涙―として流る」②雨が激しく降るさま。「雨が―と降る」
  • 艟艨 771
    どうもう 軍艦。いくさぶね。
  • 壟断 772
    ろうだん ①切り立って高い丘。②利益をひとり占めにするたとえ。「利権を―する」
  • 端倪 773
    たんげい ①物事のはじめと終わり。②物事のなりゆきをおしはかること。推測すること。
  • 淅瀝 774
    せきれき 風雨や霰あられ・落ち葉などがたてる寂しげな音のさま。
  • 鞫訊 775
    きくじん 罪を取り調べてただすこと。
  • 教誨 776
    きょうかい 教えいましめること。教えさとすこと。
  • 蒼氓 777
    そうぼう 人民。庶民。参考草木があおあおと茂っている意から、多くの人民にたとえていう。
  • 抜萃 778
    ばっすい 文章や楽曲などから、必要な部分だけを抜き出すこと。また、抜き出したもの。「新聞から関係記事を―する」
  • 藕糸 779
    ぐうし ハスの茎や根の繊維。ハスの茎や根を折ったときに出る糸。「―の孔あな(きわめて小さいもののたとえ)」
  • 野衲 780
    やのう ①田舎の僧。②僧侶ソウリョが自分を謙遜ケンソンしていう語。拙僧。
  • 畛畦 781
    しんけい 田のあぜ。田と田のさかい。転じて、へだてがあること。そのへだて。「畛」も「畦」もあぜの意。「智愚チグ一視して―を設けず」
  • 瑜伽 782
    ゆが 仏呼吸を整え、心を静める修行によって得る、主観と客観の融合した境地。また、その修行法。ヨガ。ヨーガ。
  • 奎文 783
    けいぶん 文学・文章のこと。
  • 覬覦 784
    きゆ 身分不相応のことをのぞみねがうこと。また、そのようなのぞみやもくろみ。
  • 篝火 785
    こうか 夜間の警備や漁猟に照明としてたく火。かがり。「―であたりを照らす」
  • 丕業 786
    ひぎょう 大きな事業。大業タイギョウ。
  • 喟然 787
    きぜん ため息をつくさま。嘆息するさま。「―として嘆く」
  • 嗜好 788
    しこう たしなみ好むこと。各自の好み。特に飲食物についていう。「―品」
  • 逬発 789
    ほうはつ 勢いよく発すること。ほとばしり出ること。「―岩」
  • 研鑽 790
    けんさん 学問などを深くきわめること。地道に研究を続けること。「日々―を積んだ成果」
  • 蝗虫 791
    こうちゅう イナゴの別称。
  • 杲杲 792
    こうこう 日の光が輝いて明るいさま。
  • 棺槨 793
    かんかく 内と外と二重になったひつぎ。
  • 甕天 794
    おうてん かめの中の天地。転じて狭い世間の意で、見識の狭いことのたとえ。
  • 鑞接 795
    ろうせつ 金属を、はんだなどでくっつけること。鑞付け。
  • 煥発 796
    かんぱつ 火が燃えるように、輝き現れること。「才気―」
  • 神饌 797
    しんせん 神にそなえる飲食物。イネ・酒・米や野菜・魚介類・塩や水など。御饌みけ。
  • 剪裁 798
    せんさい ①布などをはさみで裁つこと。②文章に手を入れて練り直すこと。
  • 褒貶 799
    ほうへん ほめることとけなすこと。「彼については毀誉キヨ―が激しい」 「筆削―」
  • 訓詁 800
    くんこ 古典などの古い字句の読みや意味の解釈をすること。「―学」
  • 霏霏 801
    ひひ 雪や細かい雨がしきりに降り続くさま。「―として雪が降る」
  • 装幀 802
    そうてい 書物をとじて表紙をつけ、一冊の本として整えること。また、書物の表紙などのデザイン。「本の―を画家に依頼する」
  • 嚆矢 803
    こうし ①かぶら矢。鳴りひびく矢。②物事の最初。起源。おこり。「その学説の提唱は博士をもって―とする」
  • 味蕾 804
    みらい 舌の表面や口の中にあって、味覚をつかさどる器官。味覚芽ミカクガ。
  • 柩車 805
    きゅうしゃ 「霊--」の略。死体を納めるひつぎを乗せて運ぶ車。
  • 痙攣 806
    けいれん 筋肉が急激に収縮し、ひきつること。ひきつり。
  • 已然 807
    いぜん すでにそうなっていること。もはや終わっていること。
  • 遯竄 808
    とんざん 逃げ隠れすること。どこかへ逃げうせること。
  • 挑撥 809
    ちょうはつ ①事をひき起こすようにしかけること。「相手の―に乗るな」②欲情を起こすようにしむけること。「―的な服装」
  • 寿夭 810
    じゅよう 長生きと若死に。長寿と夭折。「人の世は貧富―さまざまだ」
  • 嫣然 811
    えんぜん あでやかににっこりと笑うさま。
  • 游弋 812
    ゆうよく ①艦船が海上をあちこち見回って警戒すること。②鳥をとる遊猟。
  • 黄櫨 813
    こうろ ウルシ科の落葉高木。暖地に自生。初夏、黄緑色の花を多数つけ、楕円ダエン形の実を結ぶ。実から蠟ロウをとる。紅葉が美しい。ハゼ。リュウキュウハゼ。
  • 涵養 814
    かんよう 自然に心にしみこむように育てること。徐々に育成していくこと。「道徳心を―する」
  • 綏撫 815
    すいぶ なだめて、安らかにすること。安んじいたわること。
  • 稟賦 816
    ひんぷ 生まれつきの性質。天から授かった性質。「―の才能」
  • 鏖殺 817
    おうさつ みなごろしにすること。
  • 乞丐 818
    きっかい 物ごいをすること。また、その人。こじき。
  • 瞠若 819
    どうじゃく 驚きあきれて目を見張るさま。「天下を―させる」
  • 茗宴 820
    めいえん 茶会。茶をたてて客をもてなす茶の湯の会。
  • 顰蹙 821
    ひんしゅく 顔をしかめて不快感を表すこと。「―を買う(相手にいやがられる)」
  • 慇懃 822
    いんぎん ①ねんごろなこと。礼儀正しくていねいなこと。「―に答える」 「―無礼」②うれえいたむさま。③よしみ。特に、男女の思慕の情。「―を通ず」
  • 鶴唳 823
    かくれい ①ツルが鳴くこと。また、その声。②悲しげな文章や言葉。ツルの鳴き声が悲しげなことから。
  • 兌換 824
    だかん 紙幣を正貨と取り替えること。「―紙幣を発行する」
  • 俯瞰 825
    ふかん 高い所から見おろすこと。「―図」
  • 騙詐 826
    へんさ だましていつわること。巧みな口調で騙かたること。
  • 濾過 827
    ろか 液体や気体をこして、固形の不純物を取り除くこと。「雨水を―する」
  • 崛起 828
    くっき ①にわかに起こり立ち、群を抜いていること。②山などがそびえ立つこと。
  • 瞿然 829
    くぜん 目を見開いて驚くさま。びっくりして顔色を変えるさま。
  • 藹然 830
    あいぜん ①勢いよく盛んなようす。②気持ちが穏やかなさま。③雲が集まるさま。
  • 娑婆 831
    しゃば ①仏この世。人間界。現世。②獄中や兵営などの拘束された世界から見た、外の自由な世界。「―にもどる日が近づいた」
  • 無礙 832
    むげ 障害や邪魔をするものが何もなく、自由なこと。「融通―に活動する」
  • 閹人 833
    えんじん 昔、中国で宮廷に仕えるために去勢された男性。
  • 啓蟄 834
    けいちつ 二十四節気の一つ。三月五、六日ころ。
  • 謳歌 835
    おうか ①声をそろえて多くの人がほめたたえること。②恵まれた環境や状況にあることを十分に楽しむこと。「青春を―する」
  • 妻孥 836
    さいど 妻と子ども。家族。
  • 啖呵 837
    たんか ①威勢よく、歯切れのよい言葉。「―を切る」②香具師やしなどが品物を売るときの口上。
  • 収攬 838
    しゅうらん うまく自分の手に集めて、にぎること。「人心を―する」
  • 倔強 839
    くっきょう ①たくましく力が強いこと。②強情で容易に人の言うとおりにならないさま。
  • 雲鬟 840
    うんかん ①豊かで美しいまげ。美しく結った髪。女性の髪を雲にたとえた語。②遠くに見える山。
  • 扠首 841
    さす 切妻屋根の両端に、棟木むなぎなどを支えるために、合掌ガッショウ形に組んだ材。社寺などに見られる。
  • 錚錚 842
    そうそう ①「錚然」に同じ。金属のぶつかり合う音の形容。また、楽器の澄んだ音の形容。②人物がすぐれてりっぱなさま。「―たる顔ぶれが集まった」
  • 顧眄 843
    こべん ふりかえって見ること。周囲を見ること。
  • 繻子 844
    しゅす 「繻子織」の略。縦糸を長く浮かせた、光沢のある地の厚い織物。多く、帯地に用いる。サテン。
  • 騾馬 845
    らば 雄のロバと雌のウマの間にできる雑種。ウマより小形。粗食で耐久力があり、丈夫。一代かぎりで繁殖力はない。労役用。
  • 瑩徹 846
    えいてつ 明るく透きとおっていること。澄みわたっていること。
  • 夥多 847
    かた 非常に多いこと。おびただしいこと。
  • 闖入 848
    ちんにゅう 突然、無断で入りこんでくること。「見知らぬ者が―してきた」
  • 屹度 849
    きっと ①必ず。確かに。「―うまくいくだろう」 「―来てくださいね」②きびしく。きっぱりと。表情に強い感情を表すさま。「―にらみつける」
  • 擂盆 850
    らいぼん すりばち。また、すりばち形の容器。
  • 肥胖 851
    ひはん 太っていること。また、そのさま。肥満。「―症」
  • 鄙陋 852
    ひろう 身分・行動・品性などがいやしいこと。下品なこと。
  • 駮議 853
    はくぎ 他人の意見を批判してただすこと。また、その議論。
  • 櫟社 854
    れきしゃ クヌギを神木としてまつった社やしろ。また、大きな神木を氏神とし、その根もとに祠ほこらをつくって社としたもの。
  • 驕佚 855
    きょういつ 自分はすぐれていると威張って、勝手気ままに振る舞うこと。「―に流れる」
  • 鮟鱇 856
    あんこう アンコウ科の海魚の総称。沿岸の海底にすむ。全長一メートルにもおよび、大きな頭と大きく開く口をもつ。前頭部に小魚をおびきよせるための突起がある。食用。「―の吊つるし切り」
  • 驢馬 857
    ろば ウマ科の哺乳ホニュウ動物。野生種がアフリカとアジアにいるが、古代エジプトですでに家畜化されていた。耳が長く、尾はウシに似る。性質はおとなしく、粗食に耐える。
  • 蒹葭 858
    けんか ①水辺にはえるオギとアシ。「蒹」はオギ、「葭」はアシ。②アシの生長しきらないもの。ヒメヨシ。
  • 芍薬 859
    しゃくやく キンポウゲ科の多年草。アジア北東部原産。初夏、茎頂にボタンに似た大形で美しい紅・白色の花を開く。観賞用。根は薬用。
  • 邁進 860
    まいしん 勇敢に突き進むこと。「一路―あるのみ」 「勇往―(目的に向かって勇ましく突き進むこと)」
  • 麕至 861
    くんし むらがってやって来ること。むらがり集まること。
  • 篩骨 862
    しこつ 頭蓋骨ズガイコツの一部。鼻腔と前頭蓋骨窩カ・両眼窩との間にある複雑な形の骨。その一部に多数の嗅キュウ神経の通る小さいあなが篩ふるいのように開いている。
  • 肛門 863
    こうもん 腸の末端部で、直腸の終わるところにある大便の体外への出口。しりのあな。
  • 旁午 864
    ぼうご ①往来が激しいこと。縦横に行き交うこと。②込み入って煩雑なこと。
  • 富贍 865
    ふせん 財力や知識が富んで豊かなこと。
  • 輦轂 866
    れんこく ①輦てぐるまのこしき。②天子の車。天皇の乗り物。「―の下もと(天子のおひざもと。首都)」
  • 鑰匙 867
    やくし かぎ。錠の穴に差しこんで錠を開閉する金具。
  • 硼酸 868
    ほうさん 硼素酸化物が水の分子と結合したもの。無色無臭で、光沢のあるうろこ状の結晶。うがい薬・化粧品・防腐剤などに用いる。
  • 繽紛 869
    ひんぷん 多くのものが入り乱れるさま。また、花や雪などが乱れ散るさま。
  • 捐館 870
    えんかん 身分の高い人の死。
  • 放屁 871
    ほうひ 屁へを放つこと。おならをすること。
  • 蜻蛉 872
    せいれい トンボ目の昆虫の総称。目は大きな複眼。胴は棒状で、二対のはねは膜質で網状。幼虫は水中にすみ、「やご」と呼ばれる。
  • 寒柝 873
    かんたく 冬の夜に打ち鳴らす拍子木。また、その音。
  • 瑇瑁 874
    たいまい ウミガメ科のカメ。熱帯・亜熱帯の海にすむ。甲羅の長さは約一メートル。甲羅を鼈甲ベッコウ細工の材料にする。
  • 麤笨 875
    そほん あらくておおまかなこと。また、そのさま。
  • 俘囚 876
    ふしゅう 戦争でいけどりにした敵。とりこ。
  • 微醺 877
    びくん 少し酒に酔うこと。ほろよい。「―を帯びる」
  • 蹌踉 878
    そうろう よろめくさま。足元がふらつくさま。
  • 迢迢 879
    ちょうちょう はるかなさま。はるかに遠いさま。また、はるかに高いさま。
  • 霹靂 880
    へきれき ①引き裂くような激しい雷。また、雷鳴。「青天の―(突然起こった大事件)」②激しい音が響くさま。「―たる雷鼓」
  • 煖衣 881
    だんい 衣服をたくさん着て、体をあたたかくすること。また、あたたかい衣服。「―飽食(安楽な生活を送るたとえ)」
  • 兵燹 882
    へいせん 戦争により起こる火災。
  • 鮑魚 883
    ほうぎょ 塩づけにした魚。また、干した魚。
  • 宦官 884
    かんがん 昔、中国などで去勢されて後宮コウキュウに仕えた男の役人。
  • 蝦蟇 885
    がま ヒキガエルの別称。ヒキガエル科のカエル。大形で動作が鈍い。背は暗褐色でいぼがある。皮膚から分泌される毒液は「がまの油」といい、薬用。ガマガエル。イボガエル。
  • 眇目 886
    びょうもく ①やぶにらみ。すがめ。また、片目が不自由なこと。②目を細くして凝視すること。
  • 搨本 887
    とうほん 石碑などの文字を、墨などで刷り写したもの。石ずり。また、それを集めた本。
  • 褫魄 888
    ちはく たましいをうばうこと。心を驚かすこと。「魄」はたましい・こころの意。
  • 玲瓏 889
    れいろう ①玉のように輝くさま。美しくすきとおるさま。「―たる宝玉」②金属や玉が触れ合って澄んだ音で鳴るさま。また、そのような人の声のたとえ。「―たる美声で歌う」
  • 徒跣 890
    とせん 履物をはかずに、はだしで歩くこと。はだし。
  • 証憑 891
    しょうひょう ある事実を証明するよりどころ。根拠。「―書類」
  • 聘問 892
    へいもん 贈り物をたずさえて訪問する。
  • 靉靆 893
    あいたい ①雲がたなびいているさま。②雲が空をおおって暗いさま。③暗く陰気なさま。
  • 泯滅 894
    びんめつ ほろんでなくなること。尽きてなくなること。
  • 耆宿 895
    きしゅく 経験豊かで学徳の備わった老人。「歌舞伎カブキ界の―」
  • 嗚咽 896
    おえつ 息を詰まらせながら泣くこと。むせび泣き。「病室から―がもれる」
  • 蓖麻 897
    ひま トウゴマの別称。トウダイグサ科の一年草。アフリカ原産。ひまし油をとるために栽培。
  • 蒼惶 898
    そうこう あわてふためくさま。あわただしく急ぐさま。「―として逃げ去った」
  • 滾滾 899
    こんこん 水などが尽きずにあふれでるさま。「―と泉が湧く」
  • 浣濯 900
    かんたく あらいすすぐこと。
  • 翹楚 901
    ぎょうそ 大勢のなかの、特に優秀な人材。
  • 縊殺 902
    いさつ ひもやなわなどで首を絞めて殺すこと。絞殺。
  • 傅育 903
    ふいく 守り育てること。かしずき育てること。「王子の―を任とする」
  • 蜿蜒 904
    えんえん ①ヘビなどがうねり進むようす。②うねうねと長く続くようす。
  • 兢兢 905
    きょうきょう おそれてつつしむさま。おそれてわななくさま。「戦戦―(びくびくするさま)」
  • 鞏固 906
    きょうこ しっかりしているさま。強くてかたいさま。「意志―な人」
  • 憔悴 907
    しょうすい 心痛や病気のため、やせておとろえること。やつれること。「―しきった顔」
  • 霍乱 908
    かくらん 日射病。また、暑気あたりによって吐きくだしをする病気。「鬼の―」
  • 膾炙 909
    かいしゃ 広く世間に知れわたること。「人口に―する(世間の評判になる)」
  • 謦咳 910
    けいがい ①せきばらい。軽いものを「謦」、重いものを「咳」という。②話したり笑ったりすること。「師の―に接する(お目にかかる)」
  • 濁醪 911
    だくろう 発酵させただけで、かすをこし取らない白くにごった酒。にごりざけ。もろみざけ。
  • 閼伽 912
    あか 仏前に供える水。また、それを入れる容器。
  • 劈頭 913
    へきとう 物事の始まり。まっさき。冒頭。「開会―からもめる」
  • 聊頼 914
    りょうらい 安心してたよりにすること。
  • 咀嚼 915
    そしゃく ①食べ物をかみくだくこと。「よく―して食べる」②物事や文章などを深く味わい理解すること。「理論を―する」
  • 華胄 916
    かちゅう 貴い家柄。名門。
  • 抉剔 917
    けってき えぐりだすこと。隠れているものをほじくりだすこと。
  • 旄牛 918
    ぼうぎゅう ヤクの別称。ウシ科の哺乳ホニュウ動物。ヒマラヤなどの高地にすむ。
  • 婉容 919
    えんよう しとやかな姿。穏やかでおとなしい態度。
  • 胥吏 920
    しょり ①役所の小役人。②中国、宋ソウ代以降、役所の長によって採用された下役人。
  • 薀蓄 921
    うんちく 深く研究し、身にたくわえた知識。「―を傾ける」
  • 茶筅 922
    ちゃせん ①抹茶に湯を注ぎ、かき回して茶をたてる竹製の道具。②「茶筅髪」の略。後ろに束ねてひもで結び、先を茶筅のようにした髪の結い方。男子は中世から、女子は江戸時代に普及した。
  • 濛雨 923
    もうう たちこめる霧雨きりさめ・小雨こさめ。そぼふる雨。ぬかあめ。
  • 鰥寡 924
    かんか 妻を失った男と夫を失った女。
  • 慷慨 925
    こうがい ①世の中の不正などをいきどおり嘆くこと。「国を憂えて悲憤―する」②意気盛んなこと。
  • 潦水 926
    ろうすい 雨が降って路上や庭などにたまった水。②大水。
  • 嬌艶 927
    きょうえん なまめいて美しいこと。あでやかなこと。
  • 攘斥 928
    じょうせき はらいのけること。はらいしりぞけること。類排斥
  • 篇帙 929
    へんちつ 書物を保護するために包むおおい。また、その書物。
  • 傀儡 930
    かいらい ①操り人形。でく。「祭りに―回しが来た」②平安時代以降、各地を放浪した芸人。男は曲芸をしたり人形を操ったりし、女は流行の歌謡曲を歌うなどした。②他人に操られる者。「―政権」
  • 車輛 931
    しゃりょう 乗客や荷物を輸送する自動車や列車、電車などの総称。「―故障で発車が遅れた」
  • 罨法 932
    あんぽう 炎症や痛みなどを和らげるために、患部を冷やしたり温めたりする治療方法。
  • 嚮導 933
    きょうどう ①人々の先に立って導くこと。また、その人。②軍隊などで、整列や行進の基準とされる者。
  • 擯斥 934
    ひんせき しりぞけてのけものにすること。
  • 瑕瑾 935
    かきん きず。欠点。短所。
  • 膵蛭 936
    すいてつ キュウチュウ目の寄生虫。ウシ・ブタ・ヒツジなどの膵管・胆管に寄生する。人体にも入る。
  • 樸実 937
    ぼくじつ 飾り気がなく誠実なこと。質朴。「―な好青年」
  • 蹂躪 938
    じゅうりん 権力や腕力で相手の権利などをふみにじること。「人権―」
  • 眈眈 939
    たんたん 鋭い目つきでねらい見るさま。すきあらばとねらうさま。「虎視コシ―と好機をうかがう」
  • 漾漾 940
    ようよう ①水がゆれ動くさま。「―ときらめく波」②水が満ちあふれるさま。水流が限りなく広がるさま。洋洋。「―として流れる大河」
  • 辮髪 941
    べんぱつ 周囲の頭髪をそり、中央の髪をあんで長く後ろに垂らした男子の髪形。古くからアジア北方民族の習俗で、中国、清代に広く行われた。
  • 檄文 942
    げきぶん 檄が書かれた文章。檄書。
  • 贓吏 943
    ぞうり 賄賂ワイロを受け取る役人。
  • 跼蹐 944
    きょくせき おそるおそる歩くこと。非常におそれるさま。「跼天蹐地」の略。
  • 銷金 945
    しょうきん ①金属をとかすこと。また、とかした金属。②金箔キンパクを散らして飾ること。③金銭を浪費すること。
  • 蜷局 946
    けんきょく 縮まって進まないさま。背をまるくして伸びないさま。転じて、順調でないさま。
  • 啼泣 947
    ていきゅう 声をあげて泣くこと。「接戦の末敗れて―した」
  • 復辟 948
    ふくへき 君主の地位を退いた者が、再びその地位につくこと。
  • 旌表 949
    せいひょう 人の善行をほめたたえて世に広く表示すること。
  • 驕奢 950
    きょうしゃ 財力や権勢などをたのんで贅沢ゼイタクを尽くすこと。「―な趣味」 「富貴なれば―を生ず」
  • 鬱悒 951
    うつゆう 心にかかることがあり気がふさぐこと。
  • 巾幗 952
    きんかく 女性の髪をおおう飾り布。また、頭巾。転じて、女性。
  • 鴃舌 953
    げきぜつ モズの鳴き声の意から、意味が分からないために、ただやかましく聞こえる外国の言葉。
  • 槿花 954
    きんか ①ムクゲの花。②アサガオの花の古名。
  • 渾沌 955
    こんとん ①この世の初め、天と地が入り混じっていた状態。②入り混じって区別がはっきりしないさま。
  • 颱風 956
    たいふう 夏から秋にかけて、北太平洋南西部に発生する熱帯低気圧の一つ。暴風雨をもたらす。
  • 縹緲 957
    ひょうびょう ①かすかに見えるさま。はっきりしないさま。②かぎりなく広いさま。「海原が―として眼前に広がる」
  • 彗星 958
    すいせい 太陽を焦点として、楕円ダエン・放物線などの軌道上を公転する天体。ガス状の白い尾を引く。コメット。
  • 跏趺 959
    かふ 「結跏趺坐ケッカフザ」の略。座禅をするときの足の組み方。
  • 浩瀚 960
    こうかん ①水などの広大なようす。②書物のページ数や巻数が多いこと。
  • 匆匆 961
    そうそう ①そわそわしていそがしいさま。②手紙の末尾に添えて走り書きであることを詫わびる語。
  • 警蹕 962
    けいひつ 天子・貴人の通行や神事の際、先払いが声を掛けて人々を静めること。また、その声。みさきおい。「―の声がかかる」
  • 骨骼 963
    こっかく 筋肉をつけて内臓を保護し、動物の体を形成し支える骨組み。また、からだつき。「たくましい―の青年」
  • 雷霆 964
    らいてい 激しいかみなり。
  • 睚眥 965
    がいさい ちょっとにらむこと。憎らしそうににらむこと。「万目―」
  • 花卉 966
    かき ①花の咲く草。②観賞するために栽培する植物。「―園芸」
  • 山巓 967
    さんてん 山のいただき。てっぺん。頂上。山頂。
  • 檠灯 968
    けいとう 燭台ショクダイにともされたともしび。灯火。
  • 黄疸 969
    おうだん 胆汁の色素が血液中に増加し、皮膚や粘膜などが黄色くなる症状。
  • 万斛 970
    ばんこく きわめて多い分量。
  • 裂帛 971
    れっぱく 絹を引き裂くこと。また、その音。鋭い掛け声や女性のかん高い叫び声などの形容。「―の気合い」
  • 褻衣 972
    せつい ①ふだん着。平服。けのころも。②肌着。ねまき。
  • 高廈 973
    こうか 高く大きい、りっぱな家。
  • 箴諫 974
    しんかん 欠点を指摘していましめること。また、そのいましめ。
  • 幫間 975
    ほうかん ①宴席などに出て客の機嫌をとり、座をにぎわすことを職業とする男性。②人の機嫌をとって、うまく世渡りする人。人にへつらい、機嫌をとるのに懸命な人。「あいつは部長の―だ」
  • 兵站 976
    へいたん 戦場の後方にあって、車両・食糧・弾薬など軍需品の補給や輸送、また連絡の確保にあたる機関。「―基地」 「―線」
  • 拱手 977
    きょうしゅ ①手のひらを合わせて指を組んで曲げ、胸元で上下する中国古代の敬礼。②腕組みをする意から、事が起きているのに何もしないでただ見ていること。袖手シュウシュ。「―して黙視するのみ」
  • 蛔虫 978
    かいちゅう カイチュウ科の線虫で、寄生虫。卵が生の野菜などについて人や家畜の体内に入り、胃や腸でひも状の成虫となる。
  • 一揆 979
    いっき ①心を一つにすること。団結すること。②室町時代から江戸時代にかけて、領主や代官など支配者の圧政に対し、武装して一斉に立ち上がった農民や一向宗徒たちの集団。また、その行為。「土―」 「百姓―」
  • 詭計 980
    きけい 人をだます計略。ペテン。「―を巡らす」
  • 衮冕 981
    こんべん 天子の礼服と礼服を着たときにかぶる冠。
  • 匕首 982
    ひしゅ つばのない短刀。九寸五分クスンゴブ。
  • 犂鋤 983
    りじょ ①からすきと、すき。②すきで耕作すること。
  • 罵詈 984
    ばり ののしること。悪口を言うこと。
  • 祀廟 985
    しびょう 祖先や先人を、神としてまつった建物。おやしろ。
  • 雲鬢 986
    うんびん 女性の豊かな髪の美しさを雲にたとえた言葉。転じて、美しい女性。「―花顔カガン金歩揺キンホヨウ」〈白居易の詩〉
  • 駻馬 987
    かんば 気性のはげしいウマ。あばれウマ。
  • 狙猴 988
    そこう サルの別称。
  • 蹣跚 989
    まんさん よろめきながら歩くさま。「酔歩―」
  • 髀胝 990
    ひち 股もも肉が、厚く堅くなったもの。しりだこ。
  • 華鬘 991
    けまん 仏①仏堂の欄間などを飾る装飾具。花鳥などを透かし彫りにした、うちわ形の金銅製・革製のもの。②古代インドで、生花をつなぎ、首や体にかけて装飾としたもの。
  • 劬労 992
    くろう 苦労して働くこと。ほねおり疲れること。つかれきること。「母子―す」
  • 繃帯 993
    ほうたい 医療で、疾患部の保護や固定のために、おおったり巻きつけたりする布など。
  • 鷁首 994
    げきしゅ ①ゲキという鳥の頭。②水難よけのために、ゲキの頭の形を船首に刻んだり描いたりした船。「竜頭―」
  • 礫岩 995
    れきがん 小石が水底で、砂や粘土とともに固まった堆積岩タイセキガン。
  • 搏景 996
    はくえい 「物の影をうつ」ということで、捕らえることのできないことのたとえ。また、手ごたえのないことのたとえ。「景」は影。
  • 蔬菜 997
    そさい 野菜。あおもの。
  • 梵砌 998
    ぼんぜい 寺院の境内。
  • 遑遑 999
    こうこう うろうろと落ち着かないさま。あわただしく忙しいさま。
  • 闕掖 1000
    けつえき 御所。宮中。
  • 紅裙 1001
    こうくん 美人。また、芸者。
  • 魍魎 1002
    もうりょう 古代中国の山の霊気や木石の精。すだま。「魑魅チミ―(いろいろな妖怪ヨウカイや化け物)」
  • 孺子 1003
    じゅし ①おさなご。子ども。②人を軽蔑ケイベツしていう語。小僧。青二才。
  • 駛走 1004
    しそう はやく走ること。また、乗り物をはやく走らせること。
  • 面疔 1005
    めんちょう 顔面にできる悪性のはれもの。毛穴に細菌が入って炎症を起こす。
  • 印顆 1006
    いんか 印材に、姓名・官職名などを彫ったもの。印章。印判。
  • 伶俐 1007
    れいり 頭のはたらきがすぐれていて、賢いこと。利口なこと。「―な少年」
  • 譫語 1008
    せんご ①高熱などのため正気を失ったとき、無意識に口走る言葉。②無責任な言葉。たわごと。
  • 阨狭 1009
    あいきょう 山などがせまって土地が狭くなっていること。狭苦しいさま。「渓谷を進むこと―百里なり」
  • 燔書 1010
    はんしょ 書物に火をつけて、燃やしてしまうこと。
  • 耕耘 1011
    こううん 田畑をたがやし除草をすること。「―機」
  • 逡巡 1012
    しゅんじゅん 決断をためらって、ぐずぐずすること。しりごみすること。「即断できずにいつまでも―する」
  • 不辜 1013
    ふこ 罪がないこと。無実の罪。また、無実の罪をかぶせられた人。
  • 賁臨 1014
    ひりん 客が訪れてくることの敬称。お越し。
  • 蠢動 1015
    しゅんどう ①虫がうごめくこと。②つまらないものが騒ぎ動くこと。
  • 膀胱 1016
    ぼうこう 脊椎セキツイ動物の排泄ハイセツ器官。腎臓ジンゾウより送られてくる尿を、一時的にためておく臓器。
  • 剴切 1017
    がいせつ ぴたりとあうこと。適切なこと。本来は地面すれすれに草を切る意。
  • 怜悧 1018
    れいり 頭のはたらきがすぐれていて、賢いこと。利口なこと。「―な少年」
  • 説懌 1019
    えつえき よろこぶこと。「説」も「懌」もよろこぶ意。
  • 舳艫 1020
    じくろ 船首と船尾。「―相銜あいふくむ(多くの船が連なる)」 「―を接する」
  • 裨補 1021
    ひほ 不足している部分を補って、助けること。たすけ。
  • 竦動 1022
    しょうどう つつしみかしこまること。恐れて身がすくむこと。
  • 繚繞 1023
    りょうじょう ①長いものがまつわるさま。②袖そでが長くまつわるさま。また、ひるがえるさま。③曲がりくねるさま。川などが湾曲するさま。
  • 水閘 1024
    すいこう ①水を出し、またはふさぐ水門。ひのくち。②船舶を高低差の大きな水面で昇降させる門。閘門。
  • 朝覲 1025
    ちょうきん ①中国で、臣下が参内して天子にお目にかかること。②天皇が、太上ダイジョウ天皇・皇太后の御所に行幸すること。
  • 団欒 1026
    だんらん 集まって楽しく語り合うこと。親しい者どうしのなごやかな会合。「一家―のひとときを過ごす」
  • 醋酸 1027
    さくさん 刺激性の臭気と酸味のある無色の液体。食用酢の酸味の主成分。食品・薬品・工業用の原料とする。
  • 臓腑 1028
    ぞうふ 内臓。はらわた。心臓・肺・腎臓などの五臓と、胃・腸などの六腑。
  • 鴟梟 1029
    しきょう ①フクロウの別称。②心がねじまがっていて悪い人のたとえ。
  • 白皙 1030
    はくせき 肌の色が白いこと。「長身―」
  • 燮理 1031
    しょうり ①やわらげおさめること。調和させて整えること。「陰陽を―する」②宰相が国を治めること。
  • 汗疱 1032
    かんぽう 皮膚病の一種。手足の指の間などに小さい水疱スイホウができる。水虫。
  • 耿耿 1033
    こうこう ①明るくひかるさま。明るいさま。「―と照る月」②思うことがあって、うれえるさま。
  • 玻璃 1034
    はり ①仏七宝の一つ。水晶。梵語ボンゴの音訳による語。「瑠璃ルリも―も照らせば光る」②ガラスの別称。
  • 瀏瀏 1035
    りゅうりゅう ①風の速く吹くさま。②清らかで明るいさま。
  • 迂迴 1036
    うかい まわり道すること。遠まわりすること。「工事中なので―する」
  • 瑰麗 1037
    かいれい 珍しく、きれいなこと。美しくすぐれていること。
  • 磬折 1038
    けいせつ 中国古代の楽器の磬の形のように、体を折り曲げること。また、上体を深く曲げて礼をすること。
  • 酒盞 1039
    しゅさん さかずき。酒杯。「―を把とり一気に飲み干す」
  • 慙愧 1040
    ざんき 反省して心からはじいること。「―にたえない」
  • 徭役 1041
    ようえき ①律令リツリョウ制で、「雑徭ゾウヨウ」と「歳役」の総称。②「徭えだち」に同じ。昔、国家が人民を徴用して公の土木工事などの労働に使うこと。徭役ヨウエキ。
  • 拋擲 1042
    ほうてき なげうつこと。ほうってしまうこと。うち捨てること。顧みないこと。「地位も名誉も―して隠遁イントンする」 「陣地を―する」
  • 笞撻 1043
    ちたつ むちで打つこと。
  • 乖戻 1044
    かいれい 道理に逆らい、そむくこと。
  • 懋戒 1045
    ぼうかい つとめて身をつつしむこと。「戒」はつつしむ・注意する意。
  • 蠕動 1046
    ぜんどう ①うごめくこと。虫が動くこと。②筋肉が収縮してできる波が徐々に動いていく運動。消化器官などに見られる。蠕動運動。「ミミズは―運動によって移動する」
  • 忌憚 1047
    きたん いみはばかること。遠慮すること。「―のない意見を求める」
  • 鼕鼕 1048
    とうとう ①鼓や太鼓のとんとんと鳴りひびく音。また、そのさま。②波や水の流れが勢いよくたてる音。また、そのさま。
  • 痛痒 1049
    つうよう ①痛みとかゆみ。②自分が受ける利害や影響。さしさわり。「なんの―も感じない」
  • 収斂 1050
    しゅうれん ①引きしまって縮まること。「血管の―が起こる」②税を取り立てること。③穀物などを取り入れること。収穫。④「収束③」に同じ。③数学で、変数の値がある一定の数に限りなく近づくこと。
  • 飛瀑 1051
    ひばく 高い所から勢いよく落ちる滝。
  • 宿痾 1052
    しゅくあ 以前からわずらっていて治らない病気。「―に苦しむ」
  • 瘟病 1053
    おんびょう 急性の発熱性感染症。高熱を発し流行するもの。
  • 禍殃 1054
    かおう 思いがけないわざわい。
  • 爛柯 1055
    らんか ①囲碁に興じているうちに時間がたつのを忘れること。また、囲碁の別称。②遊びや物事に夢中になって時間を忘れること。「柯」は斧おのの柄えの意。
  • 軫念 1056
    しんねん ①憂え思うこと。心配すること。②天子が心を痛めること。天子の心。
  • 衒耀 1057
    げんよう 自分の才能や学問を実力以上に誇示すること。
  • 瘢痕 1058
    はんこん 創傷や潰瘍カイヨウなどが治ったあとに残るあと。傷あと。
  • 媒妁 1059
    ばいしゃく 結婚の仲立ちをすること。また、その人。「―人」 「―の労をとる」
  • 巫覡 1060
    ふげき かんなぎの総称。祈禱キトウをしたり舞を踊ったりして、神を招いて神の託宣を告げる人。
  • 蟬蛻 1061
    せんぜい ①セミの抜け殻。うつせみ。②「蟬脱センダツ」に同じ。
  • 先妣 1062
    せんぴ 亡なき母。
  • 生姜 1063
    しょうきょう 漢方で、ショウガの根茎を乾かした薬。鎮咳剤チンガイザイや健胃剤などとする。
  • 玉卮 1064
    ぎょくし 玉のように美しくりっぱな杯。「千金の―」
  • 悽愴 1065
    せいそう ①すさまじく、いたましいさま。「―な戦場」②身にしみるほどわびしいこと。
  • 矮軀 1066
    わいく 背丈が低いこと。また、その体つき。
  • 閻魔 1067
    えんま 死者の生前の罪を裁き、罰するという地獄の王。閻魔大王。
  • 叮嚀 1068
    ていねい ①礼儀正しいさま。「―にお辞儀をする」②細かいところまで気をつけているさま。念入りなさま。「字を―に書く」 「―に準備する」
  • 海棠 1069
    かいどう バラ科の落葉小高木。中国原産で庭木にする。春、長い花柄の先に淡紅色の美しい花が咲く。ハナカイドウ。
  • 馮河 1070
    ひょうが 無謀な行動のたとえ。「暴虎ボウコ―」
  • 妲己 1071
    だっき 中国、殷インの紂王チュウオウの寵妃チョウヒの名。残忍でみだらな性格とされ、邪悪な性格の女性のたとえにも用いられる。
  • 黴黒 1072
    ばいこく 色が黒い。あかがついて黒い。
  • 勦絶 1073
    そうぜつ すっかりほろぼすこと。勦絶。
  • 麻痺 1074
    まひ ①神経または筋肉の機能が停止したり、低下したりすること。「右足が―して感覚がなくなる」②本来のはたらきができなくなること。「交通が―する」
  • 震盪 1075
    しんとう ふるい動かすこと。また、激しくふるえ動くこと。「脳―を起こす」
  • 老驥 1076
    ろうき 年老いた駿馬シュンメ。年老いた英傑のたとえ。
  • 卓犖 1077
    たくらく このうえなく、すぐれていること。
  • 霓裳 1078
    げいしょう にじのように美しいもすそ。「裳」は腰から下にまとう衣服。天人の衣。
  • 咆哮 1079
    ほうこう 猛獣などが、たけりほえること。また、その声。
  • 茱萸 1080
    しゅゆ ゴシュユの別称。ミカン科の落葉小高木。中国原産。夏、緑白色の小花をつける。赤褐色の果実は漢方薬として用いる。
  • 遨遊 1081
    ごうゆう 気ままにあそび楽しむこと。出歩いて世間話などしたりして気ままに過ごすこと。
  • 澣衣 1082
    かんい 衣服をすすぎあらうこと。また、その衣服。
  • 流涎 1083
    りゅうぜん ①よだれを流すこと。②あるものを非常に食べたい、欲しいと思うことのたとえ。「―の思いだが、金がなくて買えない」
  • 陪冢 1084
    ばいちょう 大きな古墳のすぐ近くにあり、従者・近親者を葬ったとされる小さな古墳。
  • 誣罔 1085
    ふもう 事実を曲げて言うこと。誹謗ヒボウ。
  • 黄檗 1086
    おうばく ①キハダの別称。またキハダの樹皮からとった染料および生薬。②「黄檗宗」の略。曹洞宗・臨済宗とともに日本三大禅宗の一派。江戸時代、中国、明ミンから渡来した隠元インゲンが京都の万福寺を建てて広めた。
  • 撓屈 1087
    とうくつ たわんで曲がること。また、力を加えてしならせること。
  • 飯盒 1088
    はんごう アルミニウム製などの携帯できる、炊飯兼用の底の深い弁当箱。野外での煮炊きに便利で、登山やキャンプなどに使われる。
  • 僕婢 1089
    ぼくひ 召使い。下男下女。僕妾ボクショウ。
  • 俚諺 1090
    りげん 民間で広く言いならわされてきたことわざ。通俗なことわざ。「負けるが勝ち」など。
  • 筮卜 1091
    ぜいぼく めどぎでうらなうことと、亀甲キッコウを焼いてうらなうこと。うらない。
  • 幃幔 1092
    いまん まわりを囲んだり、空間を仕切ったりする幕。
  • 疥癬 1093
    かいせん 疥癬虫の寄生によって起こる感染性の皮膚病。小さい吹き出物ができてひどくかゆい。皮癬ヒゼン。
  • 讒謗 1094
    ざんぼう ありもしないことを言ってそしること。「罵詈バリ―」
  • 疆域 1095
    きょういき ①土地や領土のさかい目。国境。くにざかい。②国境の内側。
  • 袒裼 1096
    たんせき 上着をぬぎ、肩をあらわすこと。はだぬぎ。
  • 神僊 1097
    しんせん 神や仙人。俗世をはなれて不老長生の世界にすむ人。神通力をもつ人。仙人。
  • 顱頂 1098
    ろちょう 頭のてっぺん。かしらのいただき。頭頂。
  • 賚予 1099
    らいよ 物をたまうこと。与えること。「予」はあたえる意。
  • 貂裘 1100
    ちょうきゅう テンの毛皮で作った高貴な人の着る衣服。
  • 蝟集 1101
    いしゅう ハリネズミの毛のように、多くの物が一か所にあつまること。「事故現場に見物人が―する」
  • 飄零 1102
    ひょうれい ①木の葉がひらひらと落ちること。②おちぶれること。うらぶれること。
  • 潑剌 1103
    はつらつ 生き生きとして、元気のよいさま。「生気―」
  • 獰猛 1104
    どうもう 性質が荒っぽくたけだけしいこと。また、そのさま。残忍で凶暴なこと。「―な犬」
  • 懾服 1105
    しょうふく おそれしたがうこと。おそれひれ伏すこと。「宰相の威厳に―する」
  • 翦綵 1106
    せんさい 色糸や絹の布を用いて作る造花や細工物。
  • 茉莉 1107
    まつり 「茉莉花マツリカ」に同じ。モクセイ科の常緑小低木。インド原産。ジャスミンの一種。夏、白色で、芳香がある花をつける。中国では花を乾燥させ、茶の香料とする。マツリ。
  • 瓊筵 1108
    けいえん 玉のように美しい敷物。転じて、美しく華やかな宴席。
  • 寤寐 1109
    ごび 目がさめていることと、眠ること。寝てもさめても。
  • 橄欖 1110
    かんらん ①カンラン科の常緑高木。中国南部原産。花は黄白色、実は楕円ダエン形で蜜ミツづけや塩づけにして食べる。ウオノホネヌキ。②オリ―ブの誤訳。「―油」
  • 雲翳 1111
    うんえい くもり。空一面雲におおわれて暗くなること。
  • 麾鉞 1112
    きえつ 大将のさしず旗と、まさかり。
  • 鼾睡 1113
    かんすい いびきをかきながら眠ること。
  • 縲紲 1114
    るいせつ 罪人として獄に入れられること。縄目にかかること。「―の辱はずかしめ」
  • 雑糅 1115
    ざつじゅう 雑然と入りまじること。入り乱れること。
  • 筌蹄 1116
    せんてい ①目的を達成するための方便や手段。②案内。手引き。
  • 死歿 1117
    しぼつ 死ぬこと。
  • 邀撃 1118
    ようげき 攻めて来る敵を、むかえ討つこと。「―態勢を整える」
  • 溷濁 1119
    こんだく ①入り混じってにごること。②乱れること。混乱すること。
  • 拈出 1120
    ねんしゅつ ①考えなどをひねり出すこと。②金銭などをやりくり算段すること。
  • 茴香 1121
    ういきょう セリ科の多年草。南ヨーロッパ原産。独特な芳香がある。夏、枝先に黄色い小花を多数つける。実は香味料・薬用・香油などにする。フェンネル。
  • 懶惰 1122
    らんだ おこたること。なまけてぶらぶらしていること。無精なさま。「―な生活を送る」
  • 潸潸 1123
    さんさん ①涙がはらはらと流れるさま。②雨がぱらぱらと降るさま。
  • 軼事 1124
    いつじ 世にあまり知られていない、隠れた事実。
  • 蔗境 1125
    しゃきょう 談話や文章などのだんだんおもしろくなるところ。佳境。「―に入る」
  • 嫋嫋 1126
    じょうじょう ①しなやかなさま。「―とした乙女」②風がそよそよと吹くようす。「―たる微風」③音声が細く長く続くさま。「―とした余韻」
  • 翕合 1127
    きゅうごう 合わせ集めること。また、集まること。「諸侯を―する」
  • 茘枝 1128
    れいし ①ムクロジ科の常緑高木。中国原産。亜熱帯で果樹として栽培。果実はうろこ状の皮でおおわれ、多汁で甘く、食用。ライチー。②「ツルレイシ」の略。ウリ科のつる性一年草。ニガウリ。③レイシガイ科の巻貝。殻はいぼ状の突起があり、①の実に似る。
  • 羇寓 1129
    きぐう 旅をして宿泊すること。
  • 曠古 1130
    こうこ 昔から前例のないこと。「―の世界大戦」
  • 澎湃 1131
    ほうはい ①水の勢いが盛んなさま。「―たる大河の流れ」②物事が盛んに起こるさま。「―として新しい気運が起こる」
  • 惆悵 1132
    ちゅうちょう うらみ嘆くこと。残念がり悲しむこと。また、そのさま。
  • 梳毛 1133
    そもう ヒツジなど動物の毛をすいて長さをそろえ、縮れを伸ばして平行にそろえること。また、その毛。「―機」
  • 膠着 1134
    こうちゃく ①にかわでつけたように、しっかりとつくこと。②状況が固定して進展しないこと。「国会が―したまま動かない」
  • 敞閑 1135
    しょうかん 広くてしずかなさま。
  • 嬋娟 1136
    せんけん あでやかで美しいさま。なよなよとして美しいさま。「容姿―とした女性である」
  • 痩羸 1137
    そうるい やせて疲れること。やせ衰えること。ひどくやつれること。また、そのさま。
  • 杳乎 1138
    ようこ ①深くて広いさま。②はるかなさま。遠いさま。
  • 匍匐 1139
    ほふく 腹ばうこと。また、腹ばいになって進むこと。
  • 酣酔 1140
    かんすい 酒を飲み、気持ちよく酔うこと。また、すっかり酒に酔うこと。
  • 癰疽 1141
    ようそ 悪性で危険なできもの。
  • 微恙 1142
    びよう 軽い病気。気分が少しすぐれないこと。「―で臥ふせる」
  • 軒輊 1143
    けんち 上がり下がり。軽重。高低。優劣。「ものの―を論ずる」
  • 胡笳 1144
    こか ①中国、北方の異民族がアシの葉で作った笛。あしぶえ。②雅楽に用いられる篳篥ヒチリキの別称。
  • 島嶼 1145
    とうしょ いくつかの島。島々。「南太平洋の―群」
  • 艱難 1146
    かんなん 困難に出あい、悩み苦しむこと。難儀。「天歩―」 「―に打ち勝つ」
  • 窈窕 1147
    ようちょう 奥ゆかしく上品なさま。美しくしとやかなさま。「―たる淑女が居並ぶ」
  • 帑幣 1148
    どへい かねぐらにある金銀。
  • 棕櫚 1149
    しゅろ ヤシ科の常緑高木。枝はなく、幹の頂上に長い柄を持ち深く裂けた大きな葉を放射状につける。初夏、黄色の小花を多数つけ、球形の実を結ぶ。幹は建材に、幹の毛で縄やほうきなどを作る。
  • 雉兎 1150
    ちと キジとウサギ。また、それらを捕らえる猟師。
  • 瀉痢 1151
    しゃり 腹をくだすこと。下痢。
  • 糧餉 1152
    りょうしょう 食糧。特に、軍隊が行軍するときの食糧。
  • 鶉衣 1153
    じゅんい つぎはぎだらけのみすぼらしい着物。弊衣。うずらごろも。うずらぎぬ。
  • 蕭寥 1154
    しょうりょう もの静かで、寒々しいようす。
  • 悚然 1155
    しょうぜん おそれてぞっとするさま。びくびくして身がすくむさま。「―として身の毛がよだつ」
  • 来寇 1156
    らいこう 外国から敵が攻めこんでくること。外敵の襲来。「元ゲンの―」
  • 羚羊 1157
    れいよう ウシ科の哺乳ホニュウ動物のうち、シカに似た体形のものの総称。アフリカ・インド・モンゴルなどの乾燥した草原にすむ。あしが細く、走るのが速い。日本ではカモシカと混同されてきたが、別種。
  • 倥偬 1158
    こうそう あわただしいさま。いそがしいさま。せわしないさま。
  • 宸襟 1159
    しんきん 天子の心。
  • 根柢 1160
    こんてい 物事が成りたつ土台となるもの。根拠。「彼の理論は―からくつがえされた」
  • 薜蘿 1161
    へいら ①つる草。かずら。「薜」も「蘿」もつる性の植物の意。②隠者の衣服。また、その住居。
  • 孱弱 1162
    せんじゃく 小さくかよわいこと。ひよわなこと。「―な体付き」
  • 凜冽 1163
    りんれつ 寒気が厳しく身にしみ入るさま。
  • 冱寒 1164
    ごかん こおりつくほどの厳しい寒さ。極寒。「深山幽谷にして―の地」
  • 驍名 1165
    ぎょうめい 強いという評判。武術に秀でているという名声。「―を馳はせる」
  • 耄碌 1166
    もうろく 年老いて心身のはたらきがにぶること。「―するにはまだ早い」
  • 敬虔 1167
    けいけん うやまい深くつつしむこと。特に、神仏にうやまい仕えるさまにいうことが多い。「―な信徒」
  • 牴牾 1168
    ていご うまくかみ合わないこと。互いに、くいちがうこと。
  • 煌煌 1169
    こうこう きらびやかにかがやくさま。きらきら光ること。「―とライトを浴びる」
  • 瑪瑙 1170
    めのう 石英セキエイなどの結晶の混合物。紅・緑・白などの美しいしま模様があり、装飾品などに用いられる。「―細工」
  • 告愬 1171
    こくそ 事情を申し述べ、訴えを出すこと。
  • 閨秀 1172
    けいしゅう 学問や芸術にすぐれた女性。「―作家」
  • 枌楡 1173
    ふんゆ ①ニレの木。②神聖な場所。神社。③郷里。「―同契(郷里が同じであること)」
  • 熔笵 1174
    ようはん 鋳型の考古学上の呼称。
  • 一簣 1175
    いっき 石や土を運ぶための竹やわらで編んだかご一つ。また、それに一杯分のわずかな土。「簣」は、もっこ・あじかの意。「―の功(仕事を完成する最後の努力)」
  • 晦暝 1176
    かいめい くらいこと。まっくらになること。くらやみ。「天地―」
  • 艤装 1177
    ぎそう 船の完成後、航海に必要な装備を取り付けて就航の準備をすること。また、その装備。ふなよそい。
  • 詼諧 1178
    かいかい おどけること。たわむれ。冗談。
  • 梟雄 1179
    きょうゆう 勇ましく強いが、残忍な人物。「乱世の―と称せられた」
  • 遒勁 1180
    しゅうけい 絵画や文章を書くときの筆の運びが力強いこと。
  • 諫諍 1181
    かんそう 面と向かって、主君をいさめること。争ってまでいさめること。
  • 封緘 1182
    ふうかん 手紙などに封をして、とじること。「―紙を貼はる」
  • 碑碣 1183
    ひけつ 事跡や業績を記念し、後世に伝えるために文章を刻んで建てた石。また、その文章。石碑。「碑いしぶみ」に同じ。
  • 綺羅 1184
    きら ①あやぎぬと、薄ぎぬ。転じて、美しい衣服。また、それを身につけた人。「―をまとう」②華やかに着飾るさま。また、栄華をきわめるさま。
  • 東瀛 1185
    とうえい ①東のほうの海。東海。②日本。
  • 経綸 1186
    けいりん 国家を治め整えること。また、その施策。「―の才」
  • 羈軛 1187
    きやく 牛馬をつなぎとめる道具。転じて、自由を制限すること。「旧社会の―を打破する」
  • 厭飫 1188
    えんよ ①食べ飽きる。また、十分に満足する。②愛想を尽かす。うんざりする。
  • 剿滅 1189
    そうめつ すっかりほろぼすこと。「敵を―する」
  • 甎全 1190
    せんぜん 世に尽くすこともなく、いたずらに生き長らえること。
  • 憫察 1191
    びんさつ ①あわれみ思いやること。②相手が自分を察してくれることの尊敬語。「どうぞ御―ください」
  • 瘴癘 1192
    しょうれい 湿度の高い熱帯などの気候や風土で起こるマラリアなどの熱病。
  • 操觚 1193
    そうこ 詩文を作ること。文筆を仕事とすること。
  • 螳螂 1194
    とうろう カマキリの漢名。
  • 袱紗 1195
    ふくさ ①絹などの小形のふろしき。進物などの上に掛ける。②茶の湯で、茶器をふいたり茶碗チャワンを受けたりするのに使う絹布。
  • 堙滅 1196
    いんめつ うずもれてなくなること。ほろびること。また、消えてなくなること。
  • 芸閣 1197
    うんかく 書庫。また、書斎。
  • 扼喉 1198
    やくこう ①のどをしめつけること。②急所をおさえて、相手の死命を制すること。
  • 顚沛 1200
    てんぱい ①つまずき倒れる。②短い間。とっさの間。
  • 蘚苔 1201
    せんたい コケ植物。
  • 斃仆 1202
    へいふ たおれて死ぬこと。のたれじに。「飢えて―する」
  • 醴泉 1203
    れいせん 甘味のある水がわく泉。味の良い泉。中国で、太平の世にわいたという。
  • 簫鼓 1204
    しょうこ ふえと太鼓。
  • 豁達 1205
    かったつ 心が広く、物事にこだわらないようす。「自由―な気質」
  • 蓬艾 1206
    ほうがい ①よもぎ。キク科の多年草。もちぐさ。「蓬矢」②物の乱れているさま。「蓬髪」
  • 鷓鴣 1207
    しゃこ キジ科の鳥のうち、ウズラより大きくキジより小さいものの呼称。アフリカ・西南アジアなどにすむ。尾が短く、茶褐色の地に、白い斑点ハンテンがある。
  • 蠡測 1208
    れいそく 見識の狭いことのたとえ。小さな蠡ひさごで海水の量をはかること。「管を以もって天を窺うかがい蠡を以て海を測る」から。〈東方朔トウボウサクの文〉
  • 躊躇 1209
    ちゅうちょ 決心がつかず迷うこと。ぐずぐずと、ためらうこと。「―なく実行に移す」
  • 佯狂 1210
    ようきょう 発狂したふりをすること。また、その人。
  • 泥濘 1211
    でいねい 雨や雪のあとで、地面がどろどろになっているところ。「―に足を取られる」
  • 急霰 1212
    きゅうさん 急に降り出すあられ。また、その音。「―のごとき拍手」
  • 夾雑 1213
    きょうざつ いろいろなものが混じること。混合すること。「―物」
  • 搗精 1214
    とうせい 玄米をついて白くすること。
  • 蒟蒻 1215
    こんにゃく ①サトイモ科の多年草。インドシナ原産で、食用に栽培。地下茎から太く長い葉柄を一本出し、羽状の葉をつける。地下茎は大きな球形。②①の地下茎を粉にしたものを加工し、固めた食品。
  • 袂別 1216
    べいべつ たもとを分かつこと。別れること。「長年の盟友と―する」
  • 茣蓙 1217
    ござ イグサで編んだ敷物。うすべり。
  • 瘧疾 1218
    ぎゃくしつ 一定の周期で発熱し、強い悪寒を伴う病気。マラリア性の熱病。わらわやみ。[▲瘧]おこり
  • 烝民 1219
    じょうみん 多くの人民。庶民。万民。
  • 姙娠 1220
    にんしん 胎児を宿すこと。子をみごもること。懐妊。
  • 覿面 1221
    てきめん 効果や報いが、すぐに現れるさま。「天罰―」 「この薬は―にきく」
  • 輀車 1222
    じしゃ 高貴な人の葬儀で棺ひつぎをのせて運ぶ車。
  • 熾烈 1223
    しれつ 火勢が強いように、勢いが激しくさかんなこと。また、そのさま。「争いは―をきわめた」
  • 膂力 1224
    りょりょく 背骨の力。筋肉の力。また、体力。
  • 喀痰 1225
    かくたん たんをはくこと。また、はき出したたん。「―検査」
  • 犲狼 1226
    さいろう ヤマイヌとオオカミ。転じて、欲深く無慈悲な人のたとえ。
  • 戛然 1227
    かつぜん 金石など硬い物が触れ合うときの高く鋭い音。また、そのようす。
  • 鴆毒 1228
    ちんどく ①鴆という毒鳥の羽にある猛毒。また、その羽を酒に浸して得た毒物。②猛毒。非常な害毒。
  • 嶮峻 1229
    けんしゅん 山が高くけわしいこと。また、その場所。
  • 七竅 1230
    しちきょう 人の頭部にある七つの穴。目・耳・鼻の各二つと口。
  • 痳病 1231
    りんびょう 痳菌により感染し、尿道などに炎症を起こす性病。表記「淋病」とも書く。
  • 爬搔 1233
    はそう つめでかくこと。
  • 咄嗟 1234
    とっさ 一瞬のこと。短い時間。「―の機転で救われた」 「―に身をかわした」
  • 蜑戸 1235
    たんこ あまの住む家。
  • 誑惑 1236
    きょうわく 人を欺あざむいてまどわすこと。うそを言ってまどわすこと。
  • 巨擘 1237
    きょはく ①親指。②集団の中で、特に目立ってすぐれた人。かしらの人。
  • 蘊藉 1238
    うんしゃ 気持ちが広くおだやかなさま。余裕のあるさま。
  • 蟻聚 1239
    ぎしゅう アリが群がるように集まること。
  • 謫徙 1240
    たくし 罪によって辺境の地に移されること。
  • 咨詢 1241
    しじゅん ①相談すること。とうこと。②他の機関の意見を求め、参考にすること。
  • 鉛槧 1242
    えんざん 詩や文章を書くこと。
  • 大旆 1243
    たいはい ①太陽・月と昇竜・降竜を描いた大きなはた。昔、中国で天子や将軍が用いた。②堂々とした大きな旗印。
  • 葷羶 1244
    くんせん ニラ・ニンニクなどくさいにおいの野菜と、なまぐさい肉。
  • 癆咳 1245
    ろうがい 肺結核の昔の言い方。漢方での名。
  • 嫩緑 1246
    どんりょく 芽生えたばかりの若葉の緑。
  • 舒暢 1247
    じょちょう 心をゆるやかにすること。心をのびのびさせること。
  • 衍義 1248
    えんぎ 意味をおし広めて詳しく説明すること。また、その説明されたもの。
  • 直截 1249
    ちょくせつ ①ただちに裁決すること。②まわりくどくないこと。
  • 面皰 1250
    めんぽう 思春期に多くできる吹き出物。毛穴に皮脂がつまってできる。
  • 瑟瑟 1251
    しつしつ ①風が冷たく寂しげに吹くさま。②波の立つさま。
  • 僭越 1252
    せんえつ 身分・分限を越え、出過ぎること。「―な態度」 「―ですが」
  • 忿懣 1253
    ふんまん いきどおり、心中にわだかまること。腹立たしく、もだえること。「―やる方ない」
  • 麋鹿 1254
    びろく ①大形のシカ(麋)とシカ(鹿)。②田舎びて野卑なこと。下品で卑しいたとえ。
  • 腫瘤 1255
    しゅりゅう はれもの。こぶ。「―摘出」
  • 眼瞼 1256
    がんけん 眼球の上下をおおい、開閉する部分。まぶた。
  • 蘭麝 1257
    らんじゃ ランの花の香りと麝香ジャコウの香り。転じて、よい香り。
  • 搔癢 1258
    そうよう かゆいところをかくこと。
  • 戎狄 1259
    じゅうてき 野蛮な国の人民。
  • 擠排 1260
    せいはい おしのけること。おしだすこと。また、おしひらくこと。
  • 几案 1261
    きあん 机つくえ。文書などをのせる台。「几」 「案」ともに机の意。
  • 倨傲 1262
    きょごう おごりたかぶること。威張って気ままであること。
  • 突兀 1263
    とっこつ 岩や山が険しくそびえるさま。「奇岩―」
  • 灰燼 1264
    かいじん 灰と燃えかす。「―に帰キす(すべてあとかたもなくなる)」
  • 孑然 1278
    けつぜん/げつぜん 孤独なさま。孤立しているさま。ひとりぼっち。
  • 桔槔 1279
    きっこう/けっこう 横木の端につけた重りを利用して他方の端のつるべをはね上げ、井戸水をくみ上げる装置。はねつるべ。
  • 粗鬆 1280
    そしょう/そそう おおざっぱであらいこと。きめがあらく、ざらざらしていること。
  • 寂寞 1281
    せきばく/じゃくまく ①ひっそりとしてもの静かなさま。「―たる世界」②心が満たされず、ものさびしいさま。「―の情」
  • 芟除 1282
    さんじょ/せんじょ 雑草などを取り除くこと。
  • 貧窶 1283
    ひんく/ひんる まずしさのためにやつれること。
  • 堡塁 1284
    ほうるい/ほるい 土や石を積み重ね、敵を防ぐために造った陣地。城砦ジョウサイ。「―を築く」「堡とりで」に同じ。
  • 蛇蝎 1285
    だかつ/じゃかつ ヘビとサソリ。人がひどく恐れ、嫌うもののたとえ。「―のごとく恐れられる」
  • 潺湲 1286
    せんかん/せんえん ①水がさらさらと流れるさま。また、その音。②涙の流れるさま。さめざめ。
  • 纐纈 1287
    こうけち/こうけつ 奈良時代に行われた絞り染めの名で、布を縫いしばって染料にひたす染色技法。インドから中国を経て日本に伝来した。
  • 幢幡 1288
    どうばん/とうはん 仏仏堂に飾るはた。装飾のついた竿さおに長い布をたらしたもの。
  • 薔薇 1289
    しょうび/そうび バラ科のつる性または直立低木の総称。世界各地で観賞用に栽培され、品種も多い。幹や枝にとげがあり、香気のある美しい花をつける。
  • 佇立 1290
    ちょりつ/ちょりゅう じっとその場にたたずむこと。しばらくの間立っていること。
  • 瞋恚 1291
    しんい/しんに ①はげしく怒ること。「―の炎」②仏貪欲トンヨク・愚痴とともに三毒の一つ。自分の心に反するものをはげしく怒り、恨むこと。
  • 開闔 1292
    かいこう/かいごう ①開くことと閉じること。「五寸の鍵―を制す」〈『淮南子エナンジ』〉②平安時代以降、書物の出納や文書を扱った役人。
  • 呪詛 1293
    じゅそ/ずそ 特定の人に災いがふりかかるように神仏に祈願すること。のろい。「怨敵オンテキを―する」
  • 蕪穢 1294
    ぶあい/ぶわい 土があれて、雑草が生い茂ること。
  • 阿媽 1295
    あも/あま 東南アジア・中国などで、外国人に雇われている現地の女性。
  • 喞筒 1296
    しょくとう/そくとう 圧力の働きで、液体などを吸い上げたり押し上げたりする機械。
  • 芻蕘 1297
    すうじょう/すうぎょう 草を刈る人ときこり。転じて、低い身分の人。庶民。「―に詢はかる」〈『詩経』〉
  • 齷齪 1298
    あくせく/あくさく 心にゆとりをもてず、目先のことだけに追われてせわしなく物事を行うさま。「二年間、終始―していた」
  • 鉗口 1299
    かんこう/けんこう ①口をかたく閉じてものを言わないこと。②ある事柄を口にするのを禁じること。「―令を敷く」
  • 贏輸 1300
    えいしゅ/えいゆ 勝ちと負け。
  • 草鞋 1301
    そうあい/そうかい わらで編んだはき物。草履に似るが、足首にひもを巻きつけてはく。「―をはく(旅に出る)」
  • 公廨 1302
    くがい/くげ ①役所。また、その建物。②政府の所有物。役所の費用・物品・田地など。「―田」
  • 猩猩 1303
    しょうじょう/せいせい ①オランウータンの別称。②中国の想像上の動物。サルに似るが人のような顔と足をもち、人の言葉を理解し、酒を好み顔が赤い。③大酒飲み。/犬のほえる声。
  • 鑷子 1304
    じょうし/せっし 小さいものをはさむ金属製の器具。ピンセット。
  • 頡頏 1305
    けっこう/きっこう ①鳥が飛び上がり、また飛び降りること。②張り合うこと。人に屈しないこと。「勢力が―する」
  • 嚥下 1306
    えんか/えんげ のみこむこと。「丸薬を―する」
  • 蛇蠍 1307
    だかつ/じゃかつ ヘビとサソリ。人がひどく恐れ、嫌うもののたとえ。「―のごとく恐れられる」
  • 檳榔 1308
    びんろう/びろう ビンロウジュの別称。/ ヤシ科の常緑高木。九州以南の海岸付近に自生。葉は大きな円形で多数の深い切れこみがあり、シュロに似る。笠かさやうちわなどに利用。表記「蒲葵」とも書く。
  • 偈頌 1309
    げじゅ/げしょう 仏韻文体の経文。また、仏教の教えを詩の形式で表したもの。偈頌ゲジュ。「偈ゲ」に同じ。
  • 隧道 1310
    ずいどう/すいどう 山腹・海底・地下を掘り抜いた道。トンネル。
  • 祓除 1311
    ふつじょ/ばつじょ 災いを除き、けがれをはらうこと。また、その儀式。
  • 焙烙 1312
    ほうろく/ほうらく 平たい素焼きの土なべ。豆などを煎いったり、魚・マツタケなどを蒸し焼きにするのに使う。「―千に槌つち一つ」
  • 譎詐 1313
    けっさ/きっさ いつわりあざむくこと。「暴力及び―の排斥を訴える」
  • 欸乃 1314
    あいだい/あいない ①船頭のかけ声。また、櫓ろのきしむ音。②舟歌。③きこりの歌。
  • 徼幸 1315
    きょうこう/ぎょうこう まぐれ当たりの幸福を求めること。また、その幸福。こぼれざいわい。「死を免れたのは―だった」
  • 親炙 1316
    しんしゃ/しんせき その人に親しく接して影響を受け、感化されること。「炙」は、教化・感化する意。〈『孟子モウシ』〉
  • 甦生 1317
    そせい/こうせい よみがえること。息を吹き返すこと。「奇跡的に―した」
  • 簇簇 1318
    そうそう/ぞくぞく 集まり群がるさま。
  • 孶孶 1319
    しし/じじ 物事に熱心に励むさま。「―勉学にいそしむ」
  • 蛟竜 1320
    こうりょう/こうりゅう ①古代中国の想像上の動物。水中にすみ、雲や雨に乗じて天に昇りつめて竜となるとされる。②時を得ず、実力を発揮できない英雄・豪傑のたとえ。
  • 須臾 1321
    しゅゆ/すゆ しばらく。少しの間。寸刻。「―も忘れず」 「―にして鳴りやむ」
  • 黼黻 1322
    ふふつ/ほふつ ①古代の天子の礼服のぬいとり。②美しい文章のたとえ。③天子を助けること。
  • 廝丁 1323
    してい/しちょう 律令リツリョウ制で中央官庁や貴人の家の雑役に従事した者のうち、炊事役の者。
  • 仁祠 1324
    じんし/にんし ①寺院。仏寺。②小さい神社。
  • 箕箒 1325
    きそう/きしゅう ちりとりと、ほうき。また、掃除すること。
  • 蟯虫 1326
    ぎょうちゅう/じょうちゅう ギョウチュウ科の線虫。体は白く形は先端のとがった線状で、体長は約一センチメートル。人の肛門コウモンの周辺に産卵し、小腸や盲腸などに寄生する。
  • 攪拌 1327
    かくはん/こうはん かきまわすこと。かきまぜること。「―機」
  • 亢竜 1328
    こうりょう/こうりゅう 天高くのぼりつめた竜。
  • 儕輩 1329
    さいはい/せいはい 同じ仲間。ともがら。同類。
  • 磔刑 1330
    たくけい/たっけい 体をひきさいて殺す刑。また、はりつけの刑。はりつけ。
  • 箚記 1331
    さっき/とうき 読書して得た感想や考えなどを、随時しるしたもの。随想録。
  • 烏鵲 1332
    うじゃく/うしゃく ①カササギ。②カササギとカラス。
  • 怪訝 1333
    かいが/けげん 理由・事情がわからず合点がいかないこと。あやしみ、いぶかしく思うこと。「―な面持ち」 「―な顔をする」
  • 紊乱 1334
    ぶんらん/びんらん 秩序・規律・道徳などがみだれること。また、みだすこと。「風紀の―が顕著だ」
  • 惘然 1335
    ぼうぜん/もうぜん ①驚いてあっけにとられるさま。②気が抜けてぼんやりするさま。
  • 挂冠 1336
    けいかん/かいかん 冠を脱いで柱などにかける意から、官を去り職を辞すること。
  • 箜篌 1337
    こうこう/くご 弦楽器の一つ。琴に似た横に置くものと、ハープに似た竪たてのものとがあり、ともに両手でかき鳴らす。奈良時代に百済くだらを経て伝来した。正倉院に残る。
  • 熱鬧 1338
    ねっとう/ねつどう 多数の人で混雑し、騒がしいこと。
  • 逆睹 1339
    ぎゃくと/げきと あらかじめ見通しをつけること。「―しがたい結末」
  • 皎月 1340
    こうげつ/きょうげつ 白く澄みきって輝く月。明るい月。
  • 篡弑 1341
    さんし/さんしい 君主を殺害して、地位を横どりすること。
  • 垢膩 1342
    こうじ/くに あか・汗・あぶらのよごれ。
  • 顴骨 1343
    けんこつ/かんこつ 両ほおの上部、目の斜め下にある骨。頰骨ほおぼね・キョウコツ。
  • 呶呶 1344
    どど/どうどう くどくど言うこと。やかましく言うこと。また、そのさま。「―を要しない」
  • 貪婪 1345
    どんらん/とんらん/たんらん 非常に欲が深いこと。
  • 鞠躬 1346
    きっきゅう/きくきゅう 体をかがめて謹しみ、尊敬の気持を示すこと。
  • 捫着 1347
    もんちゃく/もんじゃく ①手でひねりまわすこと。②もつれること。もめごと。紛争。「ひと―あった」
  • 掉尾 1348
    とうび/ちょうび ①物事や文章の終わりの勢いがよいこと。また、そのさま。「―の勇を奮う」②終わり。「オリンピックの―を飾る」
  • 蹉跎 1349
    さだ/さた ①つまずいて転ぶさま。②ぐずぐずして時機を失うこと。③不遇なこと。落ちぶれること。
  • 傴僂 1350
    うる/うろう 背骨が弓なりにまがって、前かがみになる病気。また、その病気の人。
  • 鏤骨 1351
    るこつ/ろうこつ 骨にきざみこむほど、非常に苦心したり努力したりすること。
  • 洶湧 1352
    きょうゆう/きょうよう 水が勢いよくわき出るさま。波がわき立つ音。また、そのさま。
  • 苹果 1353
    へいか/ひょうか リンゴの果実。
  • 驪竜 1354
    りりょう/りりゅう 黒色の竜。「―頷下ガンカの珠たま(危険を冒さなければ得られないもののたとえ)」
  • 憐愍 1355
    れんびん/れんみん あわれむこと。かわいそうに思うこと。「―の情をもよおす」
  • 田麩 1356
    でんぶ/でんぷ タイ・タラなどの魚肉を蒸して細かくほぐし、醬油ショウユ・砂糖などで味をつけて炒いった食品。
  • 滌蕩 1357
    できとう/てきとう 汚れや穢けがれを、あらい落とすこと。
  • 箕帚 1358
    きそう/きしゅう ちりとりと、ほうき。また、掃除すること。
  • 枸杞 1359
    くこ/こうき ナス科の落葉小低木。夏、淡紫色の花が咲き、赤い実を結ぶ。若葉は食用。実は薬用。
  • 懺悔 1360
    ざんげ/さんげ 過去に犯した罪を後悔して、神や人に告白すること。
  • 捏造 1361
    ねつぞう/でつぞう 事実でないことを事実らしく作ること。「―記事を掲載された」
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