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ryo 2025年05月28日 カード11 いいね0

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EtherChannel
  • EtherChannel
    複数の物理ポートを1本の論理ポートとして束ね、帯域幅の向上と冗長性を確保する技術。

    【特徴】
    •ロードバランシング(負荷分散)が可能

    •冗長性が向上(リンク1本が切れても通信が継続)

    •複数ポートを**グループ化(チャンネル化)**することで、STPからは1本のリンクに見えるためループしない

    ・EtherChannelでまとめられる最大数は最大で8つまで



    【プロトコル】
    •PAgP(Cisco独自):Port Aggregation Protocol

    •LACP(IEEE標準):Link Aggregation Control Protocol(IEEE 802.3ad)
  • ロードバランシング 負荷分散
    複数の通信経路やリソースに対して、データトラフィックを均等に分配することで、全体のパフォーマンスを向上させる技術。

    •EtherChannelでは、送信元・宛先MACアドレス、IPアドレス、ポート番号などをもとに分散

    •リンクごとに通信を割り当て、1本に集中するのを防ぐ
  • PAgP Port Aggregation Protocol
    Cisco独自のEtherChannel構成プロトコルで、対応ポート同士を自動的にグループ化する。

    •自動で設定の一致を確認し、誤設定によるトラブルを回避

    •モード:
     ・desirable(積極的にネゴシエート)
     ・auto(受動的に待機)

    •Cisco製スイッチ間でのみ使用可能
  • LACP Link Aggregation Control Protocol
    LACP(Link Aggregation Control Protocol)は、IEEE標準(802.3ad)のEtherChannel構成プロトコルで、異機種間でもリンクアグリゲーションを構成可能。

    •ベンダー間の互換性が高く、広く利用されている

    •モード:
     ・active(積極的にネゴシエート)
     ・passive(受動的に応答)

    •最大で8本のポートを1グループとして利用可能
  • ネゴシエーション Negotiation
    「交渉」や「やり取り」を意味し、ネットワーク機器同士が自動的に設定や動作条件を調整・合意する仕組み。

    ネゴシエーションとは、ネットワーク機器が自動で設定を交渉しあって最適な状態にそろえること。
  • リンクアグリゲーションとEtherChannelの違いは?
    •リンクアグリゲーションは、物理リンクを束ねて論理リンクにする技術の総称(標準的な用語)

    •EtherChannelは、Ciscoが実装したリンクアグリゲーションの固有名(ブランド名のようなもの)

    ※Cisco環境では「EtherChannel」でリンクアグリゲーションを実現する
  • EtherChannelの4つの特徴
    ・最大8本のリンクを1つの論理リンクとして扱うことができる。

    ・1本のリンクをバンドルという。

    ・このバンドルした論理的なポートをPortChannelといいます。

    ・バンドル内のリンクに障害が起きた場合、他のリンクを使用して維持できるため、耐障害性が向上します。
  • 1本のリンクとしてまとめること
    バンドル
  • EtherChannelで複数のポートをバンドルする場合、
    各ポートで合わせておく必要がある
    ・ポートの通信モード

    ・ポートの速度の設定

    ・アクセスポートもしくはトランクポートの設定

    ・(アクセスポートの場合)所属するvlanの設定

    ・(トランクポートの場合)通信を許可するvlanとネイティブvlanの設定

    ・(レイヤ3EtherChannelの場合)ルーテッドポートの設定
  • EtherChannelの設定コマンドの手順
    1. EtherChannelの設定(インターフェース選択)
    Switch(config)# interface range fa0/1 - 2
    → EtherChannelに使う複数のポートを指定

    2. EtherChannelの設定(LACPの有効化)
    Switch(config-if-range)# channel-group 1 mode active
    → EtherChannelグループ番号1を作成し、LACPで接続

    3.ポートチャネルインターフェースの設定方法
    Switch(config)# interface port-channel 1
    Switch(config-if)# switchport mode trunk
    → EtherChannelにまとめた仮想インターフェースでVLAN設定などを行う

    4. EtherChannelの設定確認コマンドは?
    Switch# show etherchannel summary
    → EtherChannelの状態(P→ポートチャネル、S→スタンドアロン など)を確認できる
  • レイヤ3のEtherChannelの作成方法
    1.論理インターフェースを作成
     (config)#interface port-channel {ポートチャネル番号}

    2.論理インターフェースをレイヤ3モードにする
     (config-if)#no switchport

    3.論理インターフェースにIPアドレスを設定
     (config-if)#ip address {IPアドレス} {サブネットマスク}

    4.物理インターフェースをレイヤ3モードにする
     (config-if)#no switchport

    5.物理インターフェースにチャネルグループを設定
     (config-if)#channel-group {チャネルグループ番号} mode {on | auto | desirable | passive | active}
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よく頑張りました
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