国語 短歌
暗記
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「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ
俵 万智
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観覧車回れよ回れ想ひでは君には一日我には一生
栗木 京子
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くれなゐの二尺伸びたる薔薇の芽の針やはらかにhsるさめのふる
正岡子規
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その子二十櫛にながるる黒上のおごりの春のうつくしきかな
与謝野晶子
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みちのくのの母のいのちを一目見ん一目みんとぞただにいそげる
斎藤茂吉
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草わかば色鉛筆の赤き粉のちるがいとしく寝て削るなり
北原白秋
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白鳥や哀しからずや空の青海のあをにも染まずただよふ
若山牧水
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不来方のお城の草に寝転びて空に吸はれし十五の心
石川啄木
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葛の花 踏みしだかれて、色あたらし。この山道を行きし人あり
釈迢空
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列車にて遠く見ている向日葵は少年のふる帽子のごとし
寺山修司
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シャボンまみれの猫が逃げ出す午下がり永遠なんてどこにも無いさ
穂村弘
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細胞の中に奇妙な構造のあらわれにけり夜の顕微鏡
永田紅
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短歌