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磔
1
はりつけ
①はりつけ。柱にしばりつけ、槍やりで突き殺す刑。「磔刑」②さく。体を引き裂く刑罰。
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殯
2
かりもがり
①かりもがり。葬る前に遺体を棺に納めて安置しておくこと。「殯宮」②かりもがりする。③ほうむる。埋葬する。
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咎
3
とが
①あやまち。罰せられるような行い。つみ。「強盗の―で逮捕された」②天がくだす罰バチ。わざわい。
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奸
4
よこしま
②よこしま。悪がしこい。また、悪人。「奸猾カンカツ」 「奸曲」 「奸計」
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殍
5
うえじに
①うえじに。うえじにする。「殍餓」
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錵
6
にえ
にえ。焼きによって刀身にできる模様。
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跫
7
あしおと
あしおと。人の歩く足音。「跫然」
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癘
8
えやみ
悪性の流行病。
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撓
9
しおり
芭蕉ばしょうの俳諧ハイカイ理念の一つ。深い愛情をもって眺める作者の心情が句の余情となってにじみ出るもの。
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餞
10
はなむけ
門出や送別のときに金品や詩歌・言葉などを贈ること。また、そのもの。せんべつ。「卒業生に贈る―の言葉」由来「ウマの鼻向け」の略。昔、旅立つ人の出発する方向にウマの鼻を向けて見送ったことから。
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詬
11
はじ
はずかしめ。悪口。
-
掟
12
おきて
①取り決め。しきたり。多く、仲間内の決めごとをいう。「―を破る」②法律。「国の―にしたがう」
-
僉
13
みな
みな。ことごとく。「僉議」
-
媾
14
よしみ
②よしみ。仲直りする。「媾和」
-
忱
15
まこと
まこと。まごころ。
-
孚
16
まこと
まこと。まごころ。
-
眩
17
めまい
-
孰
18
たれ
①たれ。たれか。疑問・反語の助字。
-
嗽
19
うがい
水などを口に含み、口中やのどをすすぐこと。すすいで吐き出すこと。「風邪防止に―をする」
-
禊
20
みそぎ
みそぎ。水で身を洗い清める。また、そのまつり。「禊宴」 「禊事」
-
慙
21
はじ
はじる。はずかしく思う。はじ。「慙悔」
-
瘧
22
おこり
おこり。わらわやみ。マラリア。「瘧疾」
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羇
23
たび
①たび。また、たびびと。
-
瘟
24
えやみ
えやみ。はやりやまい。悪性の感染症。
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囃
25
はやし
①はやし。歌や舞の調子をとるかけ声や鳴り物。
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晁
26
あさ
あさ。よあけ。
-
癸
27
みずのと
十干の第一〇番目。方角では北。五行では水。「―の祭」
-
譚
28
はなし
内容や筋をもって語られたもの。談論。物語。
-
鬨
29
とき
戦場などで士気を高めるために、一斉にあげる声。「―の声が聞こえてくる」
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侘
30
わび
④わび。さび。
-
哥
31
うた
うた。うたう。「和哥」
-
酣
32
たけなわ
①物事のまっさかり。たけなわ。「酣春」 「酣賞」 「酣戦」
-
愨
33
まこと
誠実で飾り気がないこと。義理堅く、まじめなこと。
-
愧
34
はじ
はずかしめる。はじる。はじ。「愧死」
-
洵
35
まこと
いつわりのないこと。実ジツのあること。「―の英雄」
-
曩
36
さき
①さき。さきに。かつて。「曩祖」
-
訛
37
なまり
標準語・共通語ではなく、地方独特の、発音や抑揚。「関西―」
-
糶
38
せり
①多くの買い手に値段をつけさせ、最高値の人に品物を売る方法。せり売り。競売。「―に掛ける」②競争すること。せり合いをすること。
-
咄
39
はなし
①昔話。物語。「おとぎ―」②落語。落とし話。「人情―が得意な―家」
-
眇
40
すがめ
①片目が細いこと。また、片目が不自由なこと。②斜視。やぶにらみ。③横目。
-
謳
41
うた
うたう。うた。「謳詠」 「謳歌」 「謳吟」
-
褻
42
け
ふだん。常日ごろ。平生。「―にも晴れにも歌一首(一つ覚えで無芸であること)」
-
籌
43
はかりごと
よく考えて練った計画。策略。
-
殤
44
わかじに
①わかじに。二〇歳前に死ぬこと。「夭殤ヨウショウ」
-
漱
45
うがい
水などを口に含み、口中やのどをすすぐこと。
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癜
46
なまず
皮膚病の一種。肌に灰白色または紫褐色の斑点ハンテンができる。糸状菌の一種が寄生して起こる。
-
俤
47
おもかげ
おもかげ。ようす。「母の俤が浮かぶ」
-
鏖
48
みなごろし
みなごろし。みなごろしにする。「鏖殺」 「鏖戦」
-
媚
49
こび
①相手に気に入られようとする動作や態度。「上司に―を売る」②女性が男性の気を引こうとする、なまめかしいしぐさや表情。
-
咸
50
みな
ことごとく。おしなべて。すべて。
-
闌
51
たけなわ
①物事が一番盛んなとき。まっさいちゅう。さなか。「宴も―となる」②盛りを少し過ぎたころ。
-
耦
52
たぐい
①二人一組。つれあい。配偶者。②仲間。相手。
-
諡
53
おくりな
生前の偉業をたたえ、死後につける称号。諡号シゴウ。空海を「弘法こうぼう大師」という類。
-
痾
54
やまい
こじらせてしまった病気。
-
燗
55
かん
酒をとっくりなどに入れ、ほどよく温めること。また、その温まり具合。「酒は―をしたもの、肴さかなは刺身がよい」 「―をつける」
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躾
56
しつけ
①しつけ。身だしなみ。
-
屭
57
ひいき
力を出す。ひきたてる。「贔屭ヒキ・ヒイキ」
-
殀
58
わかじに
年若くして死ぬこと。早死に。短命。
-
恂
59
まこと
いつわりのない心。まじり気のない純な心。誠意。「―を尽くす」
-
徭
60
えだち
昔、国家が人民を徴用して公の土木工事などの労働に使うこと。徭役ヨウエキ。
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遑
61
いとま/ひま
用事のない時間。ゆとり。ひま。「枚挙に―がない(数えきれないほど多い)」
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晨
62
あした/とき
①あさ。早朝。夜明け。②ニワトリが夜明けを告げて鳴くこと。
-
縡
63
こと/いき
①布を織ったり縫ったりする女性の仕事。②息。生命。「―切れる(死ぬ)」
-
辜
64
つみ/はりつけ
①つみ。とが。重いつみ。「無辜」②はりつけ。また、はりつけにする。
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疱
65
もがさ/とびひ
①もがさ。ほうそう(疱瘡)。天然痘。②とびひ。皮膚病の一種。
-
茲
66
ここ/とし
①ここ。これ。この。ここに。④とし。「今茲」(今年)
-
佗
67
わび/ほか
①ひっそりと静かな生活を楽しむこと。②静かで落ち着いた味わい。閑寂な趣。茶道や俳諧ハイカイの理念の一つ。「―寂さびの境地」①ほか。
-
偐
68
にせ/にせもの
本物をまねて作ったもの。まがいもの。いんちき。「―紫田舎源氏にせむらさきいなかげんじ」
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彝
69
つね/のり
②つね。のり(法)。人のつねに守るべき不変の道。「彝訓」 「彝憲」 「彝倫」
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悃
70
まこと/まごころ
まこと。まごころ。「悃誠」
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譫
71
たわごと/うわごと
①でたらめな言葉。とりとめのない言葉。①高熱などのため正気を失ったとき、無意識に口走る言葉。
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囈
72
たわごと/うわごと
①でたらめな言葉。とりとめのない言葉。①高熱などのため正気を失ったとき、無意識に口走る言葉。
-
誄
73
いのりごと/しのびごと
死者の生前の行いや功徳クドクをたたえて、死をいたむ言葉。誄詞ルイシ。誄辞。
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旁
74
かたがた/つくり
④かたがた。ついでに。②つくり。漢字を構成する右側の部分。
-
曷
75
いつ/なに
なに。なんぞ。いずくんぞ。どうして。いつ。疑問・反語を表す。「曷若いかん」 「曷為なんすれぞ」
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疇
76
たぐい/だれ/むかし
③たぐい。ともがら。「範疇」⑥だれ(誰)。④さきに。むかし。「疇昔」
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揆
77
はかりごと/つかさ/みち
①はかる。はかりごと。「揆度」②みち。やりかた。③つかさ(官)。役人。また、宰相。
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疥
78
はたけ/ひぜん/おこり
皮膚病の一種。顔や首などに丸く白い粉をふいたような斑点ハンテンができるもの。「顔に―ができた」①ひぜん。はたけ。皮膚病の一種。「疥癬カイセン」②おこり。マラリア。
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