心理アセスメント6回
テスト
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投影法
・無意識的な性格特性を把握しようとする検査
・投映法は、Frank(1939)やMurry(1938)が
「曖昧な刺激を構造化する(意味づける)時、
人は内面にある私的な欲求、感情、態度などの
パーソナリティを表す」と述べ、ロールシャッ
ハ・テストやTATなどを投映法と呼んだことに
始まる
・投映法の分析結果は、答えられた内容を質的に
分析することが多く、心理検査としての妥当性
と信頼性には問題が残っている
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ロールシャッハ・テスト
・スイスの精神科医師ヘルマン・ロールシャッハ
(Rorschach, H.)が考案
・10枚の刺激図版を被検者に見せ、反応を記号化
する
・創始者が早世したこともあり、様々な学派に分
かれて用いられ、実施手順や反応の記号化には
異なったスコアリングシステムがある
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ロールシャッハ・テストの整理と解釈
・解釈は、記号を元にまとめた結果に基づく形式
分析と、答えられた言語表現を質的に検討する
内容分析を組み合わせて行う。
・ 解釈には、反応全体の流れを把握しなければな
らず、これにはかなりの経験を要する
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描画テスト
実施が容易で、短時間で多くの情報を得られ
るものとして描画テストが用いられる
・描画テストは、具体的な課題を用いることが
多いため、日常生活場面での行動パターンと、
その基にあるパーソナリティが捉えやすいと
考えられている
・ 描画テストには様々な種類があり、何を最も
知りたいかによって適切なものを選択する
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描画テストの解釈
1描画は、部分の意味だけでなく全体として意味
を持つため、まず全体的な評価を行う
2次いで、どのように描かれているかという形式
分析と、個々の部分の意味を理解していく内容
分析を行う
3それぞれの描画テストに系統だった解釈の仕方
があるため、文献や事例を読み学んでいく
4描画のひとつの特徴に対応するパーソナリティ
の特徴はひとつだけではないので、1対1の対応
をするのではなく、絵の複数の特徴を比較しな
がら統合的に解釈していくことが大切である
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TAT(絵画統覚検査、主題統覚検査)
人の欲求について研究したモーガンとマレー
(Morgan & Murry 1935)により作成された
・ 今日ではマレー(Murry, 1943)によって発
行されたTAT図版と手引書が広く活用されて
いる
・絵を見て物語を作ることで、パーソナリティ
の潜在的な衝動、感情、葛藤を明らかにする
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P-Fスタディ(Picture Frustration Study)
ローゼンツァイク(Rosenzweig,1945)に
よって考案された
・日本では、児童用(1955年、2006年改訂)
成人用(1956年)、青年用(1987年)が公刊
・ 日常的によく経験するような24種類の「欲求
不満」場面が絵に描かれている。左側の人物
のことばに対する右側の人物の答えを被検者
に想像してもらうのが基本的な方法。
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