-
倉廩
401
そうりん
┌穀物を入れておく、くら。米ぐら。〈漢字ペディア〉
┌米などの穀物を蓄えておくくら。米ぐらや穀物ぐら。〈大辞泉〉
★倉廩実(ミ)ちて礼節(レイセツ)を知(シ)る…人は生活が安定し、ゆとりができてはじめて礼儀や節度をわきまえるようになる。≒衣食足りて礼節を知る〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H5-2㈠
●H15-2㈠
-
麝香
402
じゃこう
┌ジャコウジカの腹の分泌器官からとった香料。強い良い香りがあり、香料・薬料にする。〈漢字源〉
┌ジャコウジカの雄の下腹部から出る分泌物を乾燥させた香料。黒褐色の粉末で強い香気があり、薬料にも使用。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H5-2㈠
-
獺祭
403
だっさい
┌1.かわうそが自分をとった魚を食う前に並べること。
└2.転じて、詩文などを作るときに、多くの参考書を左右に並べること。〈漢字源〉
┌1.カワウソが自分のとった魚を並べること。人が物を供えて先祖を祭るのに似ているところからいう。獺祭魚。おそまつり。うそまつり。
└2.詩文を作るとき、多くの参考書を周囲に広げておくこと。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア小見出し
●H5-2㈠
●H25-2㈠
-
竹帛
404
ちくはく
┌書物。歴史書。〈漢字ペディア〉
┌1.書物のこと。昔は紙が無く、竹簡や布(帛)に字を書いたことから。
└2.転じて、特に歴史の書物。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H5-2㈠
-
壟断
405
ろうだん
┌1.切り立って高い丘。
└2.利益をひとり占めにするたとえ。昔、中国で、商人が市場を高所から見渡して安い物を買い占め、それを高く売って利益を得たという故事から。〈漢字ペディア〉
┌1.切り立った高い所。
└2.利益を独り占めすること。ある商人が、市が立つたびに高い所を見つけてのぼり、そこにたって、市中を見まわし、安い物を買い占め、それを売りさばいて大儲けしたということから。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H5-2㈠
-
推敲
406
すいこう
┌詩や文章を作るとき、より適切な字句や表現を求めて、練り上げること。中国、唐の詩人賈島(カトウ)は、「僧は推す月下の門」の句で「推す」がよいか「敲(タタ)く」がよいか迷いに迷っていたとき、たまたま出会った文豪の韓愈(カンユ)から「敲く」がよいと助言されたという故事から。〈漢字ペディア〉
┌詩歌・文章の字句を良くしようとして、何度も作り直すこと。唐の賈島(カトウ)が、「僧は推す月下の門」という句で「推す」にするか「敲く」にするかと、迷い苦しんだことから。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H5-2㈠
-
揮毫
407
きごう
┌毛筆で書画をかくこと。〈漢字ペディア〉
┌筆を走らせて書画をかくこと。≒揮筆、揮墨〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H5-1㈠
●H5-2㈠
-
毛氈
408
もうせん
┌獣毛に熱や圧力を加えて、繊維を織物のように仕上げたもの。フェルト状で、敷物用。〈漢字ペディア〉
┌獣の毛と綿糸をまぜて荒く織った幅の広い敷物。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H5-2㈠
●H8-1㈠
-
阿吽
409
あうん
┌1.梵語(ボンゴ)の最初の開口音と最後の閉口音。すべての物事の始まりと終わりを指す。
├2.吐く息と吸う息。
└3.寺社の山門に置かれている一対の仁王像や狛犬(コマイヌ)の顔つき。一方は口を開き、他方は閉じている。
┌1.呪文を唱えるとき、口を開閉して出すときの声。「阿」は、口を開いて出す音声。「吽」は、口を閉じて出す音声。密教ではこの二字を教説の原初と終極に当て、「阿」は万有発生の原理、「吽」は万有が帰着する知徳と考える。梵語ahūṃの音訳。
├2.息の出入り。転じて、人の呼吸。
└3.寺の本堂の左右にある仁王や狛犬の姿。一方は口を開き、一方は口を閉じている。〈漢字源〉
●H5-1㈠
-
繊細
410
せんさい
1.ほっそりとしなやかなようす。
2.感情が鋭く細やかなようす。デリケート。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H5-1㈠
-
瑕疵
411
かし
┌1.きず。欠点。
└2.法的に欠陥や欠点があり、完全な条件を備えていない状態。〈漢字ペディア〉
┌1.宝玉のきず。
└2.欠点。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H5-1㈠
-
緘黙
412
かんもく
┌口を閉じてしゃべらないこと。だまりこむこと。〈漢字ペディア〉
┌口を閉じて何も言わないこと。押し黙ること。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H5-1㈠
-
吝嗇
413
りんしょく
┌必要以上に金品を出しおしむこと。また、その人。けち。≒悋嗇〈漢字ペディア〉
┌物惜しみすること。≒悋嗇〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H5-1㈠
●H7-3㈠
-
寂寥
414
せきりょう
┌ものさびしくひっそりしたさま。〈漢字ペディア〉
┌音もなく、ひとかげもなくひっそりとしているさま。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H5-1㈠
-
熾烈
415
しれつ
┌火勢が強いように、勢いが激しくさかんなこと。また、そのさま。≒激烈、猛烈
┌1.火や光が焼き付けるように強いこと。
└2.戦いや争いなどの勢いが盛んで激しいこと。〈漢字源〉
●H5-1㈠
●H7-2㈠
-
夭折
416
ようせつ
┌わか死にすること。≒夭死、夭逝〈漢字ペディア〉
┌年が若くて死ぬこと。若死に。≒早世、夭逝、夭折〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H5-1㈠
-
収斂
417
しゅうれん
┌1.引きしまって縮まること。≒収縮
├2.税を取り立てること。
├3.穀物などを取り入れること。収穫。
└4.数学で、変数の値がある一定の数に限りなく近づくこと。≒収束、⇔発散〈漢字ペディア〉
┌1.縮むこと。引き締まること。また、縮めること。収縮。
├2.一つにまとまること。また、まとめること。集約。
├3.租税などを取り立てること。
├4.生物学で、系統の異なる生物どうしが、近似した形質をもつ方向へと進化する現象。相近。
├5.数学で、ある値に限りなく近づくことの旧称。≒収束、⇔発散。
└6.多くの光線が一点に集まることの旧称。≒収束、集束〈大辞泉〉
★「聚斂」とは別義。
◇漢字ペディア大見出し
●H5-1㈠
●H6-1㈠
-
群青
418
ぐんじょう
1.鮮やかな藍青(ランセイ)色の絵の具。また、その色。藍銅鉱(ランドウコウ)を原料として製する。
2.青色顔料の一。カオリン・珪藻土・硫黄・炭酸ナトリウムと還元剤を配合し、焼成して得られる。絵の具・塗料・印刷インキやプラスチックの着色に用いる。ウルトラマリン。〈大辞泉〉
●H6-1㈠
-
素封
419
そほう
┌位や領土はないが、諸侯に匹敵する富を持っていること。また、その人。大金持ち。〈大辞泉〉
┌爵位・領地などはないが、その富が王侯に等しいもの。大金持ち。〈漢字源〉
★素封家(ソホウカ)…代々続く財産家。大金持ち。≒資産家、富豪〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア下付き
●H6-1㈠
-
禰宜
420
ねぎ
┌1.神職の階位の一つ。昔は神主、現在は宮司(グウジ)の下の神官。
└2.神職の総称。〈漢字ペディア〉
┌1.神社で、宮司(グウジ)・権(ゴン)宮司を補佐する職。また、一般に神職の総称。
├昔の神職の一。神主の下、祝(ハフリ)の上の位。
└3.バッタの別名。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H6-1㈠
-
帷幄
421
いあく
┌1.上から垂らしたりまわりを囲ったりする幕。また、幕を張りめぐらした場所。≒帷帳、帷幕
└2.戦場で、作戦計画を立てるところ。参謀本部。≒本陣、帷帳、帷幕〈漢字ペディア〉
┌1.垂れ幕と引き幕。幕。
└2.作戦を立てる所。昔、陣営に幕をめぐらしたところから。≒本営、本陣〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H6-2㈠
●H17-1㈠
●H21-3㈠
-
帙
422
ちつ
┌1.書物の損傷を防ぐために包む覆い。厚紙を芯(シン)とし、表に布をはって作る。文巻(フマキ)。文包(フミツヅミ)。
└2.助数詞。帙入りの本を数えるのに用いる。〈大辞泉〉
●H6-2㈠
●H13-1㈠
-
救恤
423
きゅうじゅつ
┌困っている人たちに物品などを恵み助けること。〈漢字ペディア〉
┌物を恵んで、災難に遭った人を助けること。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H14-1㈠
-
咄嗟
424
とっさ
┌一瞬のこと。短い時間。〈漢字ペディア〉
┌ごくわずかな時間。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H6-2㈠
-
羈束
425
きそく
┌つなぎとめること。束縛すること。≒拘束、羇束〈漢字ペディア〉
┌つなぎしばること。自由を束縛すること。≒拘束〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H11-3㈠
-
炯炯
426
けいけい
┌目つきが鋭いさま。目が光るさま。〈漢字ペディア〉
┌光り輝くさま。≒冏冏〈漢字源〉
┌目などが鋭く光るさま。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H6-3㈠
●H12-3㈠
-
沈淪
427
ちんりん
┌1.深く沈むこと。
└2.落ちぶれること。≒零落〈漢字ペディア〉
┌1.深く沈み込む。
└2.おちぶれる。≒零落、淪落〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
-
書肆
428
しょし
┌書店。本屋。≒書房〈漢字ペディア〉
┌書物を出版したり、また、売ったりする店。書店。本屋。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H7-1㈠
●H15-1㈠
-
終焉
429
しゅうえん
┌1.死にぎわ。臨終。転じて、物事の終わり。
└2.身の落ち着く所。晩年を静かに過ごすこと。〈漢字ペディア〉
┌1.身を落ち着け晩年を穏やかに過ごすこと。
├2.困窮すること。
└3.命のおわり。死。臨終。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H7-1㈠
-
蜂蠆
430
ほうたい
┌ハチとサソリ。小さくても恐ろしいもののたとえ。〈漢字ペディア〉
┌蜂と、さそり。小さくて毒のあるもの。〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し
●H7-2㈠
●H10-1㈠
●H15-1㈠
●H18-2㈠
●H22-2㈠
-
夙夜
431
しゅくや
┌1.朝早くから夜遅くまで。一日中。
└2.常に。〈漢字ペディア〉
┌1.朝早くから夜遅くまで。
└2.早朝。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H7-3㈠
-
瓦礫
432
がれき
┌1.かわらと小石。
└2.値うちのない、つまらないもの。〈漢字ペディア〉
┌1.かわらと小石。破壊された建造物の破片など。
└2.値うちのないもの、つまらないもののたとえ。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H7-3㈠
-
虧盈
433
きえい
┌欠けることと満ちること。満ち欠け。≒盈虚〈漢字ペディア〉
┌欠けることと、満ちること。また、満ちたり欠けたり。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H7-3㈠
●H12-3㈠
●H16-1㈠
●H24-1㈠
-
荊棘
434
けいきょく
┌1.いばら。また、いばらなどの生えている荒れた土地。
├2.障害になるもの。また、障害などの多い状態。
└3.人を害しようとする心。また、その人。
┌1.イバラなど、とげのある低い木。また、そういう木の生えている荒れた土地。
├2.障害になるもの。じゃまになるもの。困難の多いたとえ。
└3.人を害しようとする心。≒悪心〈大辞泉〉
●H7-3㈠
-
縹渺
435
ひょうびょう
┌≒縹眇、縹緲
├1.かすかに見えるさま。はっきりしないさま。
└2.かぎりなく広いさま。≒渺茫〈漢字ペディア〉
┌≒縹眇、縹緲
├1.遠くかすかで、はっきり見えないさま。ほんのりと浮かぶさま。
└2.遠く広がるようす。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H8-1㈠
●H14-3㈠
-
騒擾
436
そうじょう
┌集団で騒ぎを起こし、社会の秩序を乱すこと。≒騒乱、擾乱〈大辞泉〉
┌大勢でさわぎを起こし、秩序を乱すこと。≒騒乱、騒動〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
馬謖
437
ばしょく
中国、三国時代の蜀漢(ショッカン)の武将。字(アザナ)は幼常。諸葛亮(ショカツリョウ)に重用され、先鋒の総大将に任ぜられたが、軍令に背いて戦い敗北したので、軍律に従い、亮が涙をふるい処刑したという「泣いて馬謖を斬る」の故事で知られる。〈大辞泉〉
★泣(ナ)いて馬謖を斬(キ)る…全体の規律のためには私情をはさまず、規則に従って信頼する者や大切な者を処分すること。転じて、天下の法は私情で曲げられないたとえ。多く、心ならずも信頼する部下に対し処分を下すときに用いる。〈漢字ペディア〉
●H8-1㈠
-
伽羅
438
きゃら
┌1.ジンコウの別称。
└2.ジンコウからとった香料。最高の沈香とされる。〈漢字ペディア〉
┌1.香木の名。インドなど、熱帯に産する。
├2.香木の伽羅からとった香料。沈香(ジンコウ)。
├3.(国)「伽羅色」の略。濃い茶色。
└4.禅宗で用いる袈裟の一種。
◇漢字ペディア大見出し
●H8-2㈠
-
讒謗
439
ざんぼう
┌ありもしないことを言ってそしること。≒誹謗〈漢字ペディア〉
┌事実を偽って悪口をいう。人をそしる。〈漢字源〉
★讒謗律(リツ)…1875年(明治8年)に制定された言論規制法令。著作類によって人をあしざまに言う者を罰するという名目で、同日公布の新聞紙条例とともに政府批判に弾圧を加えたもの。
◇漢字ペディア大見出し
●H8-2㈠
-
残滓
440
ざんし
┌残りかす。また、液体中の澱(オリ)。≒残渣
┌あとに残った残りかす。〈漢字源〉
●H8-2㈠
-
瞻望
441
せんぼう
┌はるかに仰ぎ見ること。遠く見渡すこと。〈漢字ペディア〉
┌1.はるかに仰ぎ見る。
└2.尊敬して慕う。〈漢字源〉
┌見めぐらし、遠く望む。〈字通〉
┌遥かにのぞみ見ること。また、仰ぎ慕うこと。〈新大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H8-2㈠
-
有卦
442
うけ
┌陰陽道(オンヨウドウ)で、干支により吉事が七年間続くという年まわり。また、幸運の続くこと。⇔無卦〈漢字ペディア〉
┌陰陽道で、幸運の七年間続くという年回り。〈漢字源〉
★有卦に入(イ)る…幸運がめぐってきて、当分続くこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H8-3㈠
-
蠱惑
443
こわく
┌人の心をまどわし、惹きつけて離さないこと。〈漢字ペディア〉
┌たぶらかす。〈字通〉
┌まどわす。たぶらかす。〈新大字典〉
┌女がその色香によって男をたぶらかす。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H14-2㈠
●H16-1㈠
-
擾乱
444
じょうらん
┌みだれ騒ぐこと。入りみだれること。
┌入り乱れて騒ぐこと。また、秩序をかき乱すこと。騒乱。〈大辞泉〉
┌みだれ騒ぐ。また、みだす。≒撓乱〈新漢和大字典〉
●H8-3㈠
-
伝播
445
でんぱ
┌1.次々と伝わり広まること。
└2.波動が媒質の中を広がって伝わっていくこと。〈漢字ペディア〉
┌1.伝わり広まること。広く伝わること。
└2.波動が媒質の中を広がっていくこと。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
-
穢土
446
えど
┌(仏)けがれた世界。この世。人間界。娑婆(シャバ)。≒塵界、⇔浄土〈漢字ペディア〉
┌(仏)けがれたるこの世。≒娑婆、塵世、濁世、⇔浄土〈字源〉
┌1.(仏)けがれた国土。迷いから抜けられない衆生(シュジョウ)の住むこの世。≒現世、娑婆、穢国、⇔浄土
└2.大便。糞(クソ)。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
-
剽悍
447
ひょうかん
┌動作がすばやく、荒々しく強いこと。≒慓悍〈漢字ペディア〉
┌すばやい上に、荒々しく強いこと。また、そのさま。≒慓悍〈大辞泉〉
┌悪くて強いこと。すばやくて荒々しいこと。〈新大字典〉
┌すばやくて強い。≒剽捍〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
-
落魄
448
らくはく
┌おちぶれること。≒零落〈漢字ペディア〉
┌希望どおりにならず、おちぶれること。≒落泊、落薄〈漢字源〉
┌衰えて惨めになること。落ちぶれること。≒零落〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H9-1㈠
-
頤使
449
いし
┌人をあごで使うこと。いばって人に指図すること。≒頤指〈漢字ペディア〉
┌あごで指図して思いのままに人を使うこと。≒頤指〈大辞泉〉
┌あごで指図する。人を勝手に使うこと。≒頤指、頤令〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H9-2㈠
●H14-3㈠
-
驕奢
450
きょうしゃ
┌財力や権勢などをたのんで贅沢(ゼイタク)を尽くすこと。≒驕侈〈漢字ペディア〉
┌奢侈(シャシ)にふけること。おごっていてぜいたくなこと。また、そのさま。〈大辞泉〉
┌おごりたかぶって、贅沢なことをする。≒驕侈〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H9-2㈠
-
烏滸
451
おこ
┌愚かなこと。ばかげたさま。≒尾籠、痴〈漢字ペディア〉
┌愚かなこと。ばかげていること。また、そのさま。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
-
牛頭
452
ごず
┌ウシの頭をもち、体は人間の形をした地獄の番人。〈漢字ペディア〉
┌頭が牛、からだは人の形をした地獄の獄卒。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H9-3㈠
-
肇造
453
ちょうぞう
┌はじめてつくること。≒創造〈漢字ペディア〉
┌はじめてつくる。〈新漢和大字典〉
┌はじめてつくること。≒創造〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
-
壊死
454
えし
┌体の細胞や組織の一部が死んだ状態。局所の死。〈漢字ペディア〉
┌生体の一部の組織や細胞が死ぬこと。また、その状態。血液が供給されなくなった部分や火傷をした部分などに生じる。ネクローシス。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H10-1㈠
-
這般
455
しゃはん
┌これら。この辺。こういう。〈漢字ペディア〉
┌このような。また、このように。≒遮般〈新漢和大字典〉
┌これら。この辺。このたび。≒今般〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H10-2㈠
-
弥縫
456
びほう
┌ほころびを縫いつくろうこと。転じて、失敗や欠点を取りつくろうこと。〈漢字ペディア〉
┌失敗や欠点を一時的にとりつくろうこと。〈大辞泉〉
┌ほころびのすみずみを縫い繕う。失敗などを取り繕うこと。≒縫補〈新漢和大字典〉
★弥縫策(サク)…一時のがれにとりつくろう計画。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H10-2㈠
-
一揖
457
いちゆう
┌軽くおじぎをすること。一礼すること。〈漢字ペディア〉
┌軽くおじぎをすること。≒一礼〈大辞泉〉
┌軽くお辞儀すること。〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H10-2㈠
-
紛擾
458
ふんじょう
┌乱れもつれること。もめ事。争い事。≒紛争〈漢字ペディア〉
┌もめること。ごたごた。≒紛争、紛糾〈大辞泉〉
┌みだれる。事がらなどがごたつく。≒紛騒〈新漢和大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H10-2㈠
-
輻射
459
ふくしゃ
┌≒放射
├1.ある一点から周囲に放射すること。
└2.熱・電波などが物体から四方に放射する現象。〈漢字ペディア〉
┌1.車の輻(ヤ)のように、中央の一点から周囲に射出すること。
└2.物体が電磁波または粒子線の形でエネルギーを放出すること。また、その電磁波または粒子線。≒放射〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
-
改竄
460
かいざん
┌公文書・証書などの文字や語句を都合のよいように書きかえること。〈漢字ペディア〉
┌文書などの字句を直すこと。特に、悪用するために、勝手に直すこと。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
-
囲繞
461
いにょう
┌まわりをとりかこむこと。かこいめぐらすこと。〈漢字ペディア〉
┌まわりを取り囲むこと。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H10-3㈠
●H15-3㈠
●H17-3㈠
-
殷賑
462
いんしん
┌非常ににぎやかで、活気にあふれること。≒繁華〈漢字ペディア〉
┌活気があってにぎやかなこと。また、そのさま。≒繁華〈大辞泉〉
┌栄え賑わうこと。にぎわしいこと。〈新大字典〉
◇漢字ペディア大見出し
-
間隙
463
かんげき
┌1.すきま。あいだ。
└2.仲たがい。へだたり。〈漢字ペディア〉
┌1.物と物との、あいだ。空間的・時間的すきま。
└2.人間関係の隔たり。≒不和〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H11-1㈠
-
平仄
464
ひょうそく
1.漢字の四声(シセイ)を大きく二つに分けていう語。「平」は平声(ヒョウショウ)、「仄」は上声(ジョウショウ)・去声(キョショウ)・入声(ニッショウ)の三声。漢詩をつくるとき、この二種の声調の字の並べ方に細かい規則がある。
2.話の筋道。前後の脈絡。つじつま。〈漢字ペディア〉
★平仄が合(ア)わない…漢詩を作るときに守るべき平声字と仄声字の配列が合わない。転じて、物事の筋道がたたない。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
-
磔刑
465
たくけい
体をひきさいて殺す刑。また、はりつけの刑。はりつけ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H11-2㈠
-
怱忙
466
そうぼう
いそがしいこと。≒匆忙〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H11-2㈠
●H16-1㈠
-
俎上
467
そじょう
まないたの上。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H11-2㈠
-
万斛
468
ばんこく
きわめて多い分量。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H11-3㈠
-
破風
469
はふ
日本建築で、切妻・入母屋造の屋根の両側につける合掌形の飾り板。また、それに囲まれた所。形や位置によって唐(から)破風・千鳥破風などがある。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H12-3㈠
-
目睫
470
もくしょう
目とまつげ。転じて、きわめて接近した状態。間近(まぢか)。≒眼前、目前〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H12-3㈠
-
戛然
471
かつぜん
┌金石など硬い物が触れ合うときの高く鋭い音。また、そのようす。〈漢字ペディア〉
┌堅い物が触れ合って音を発するさま。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H13-1㈠
●H29-2㈠
-
街衢
472
がいく
人家などの立ち並ぶ土地。まち。ちまた。「衢」は四方に通じる道の意。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-2㈠
-
塵埃
473
じんあい
1.ちり。ほこり。土煙。≒塵芥
2.この世のけがれ。俗世間。よごれていてわずらわしいもの。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-2㈠
-
素襖
474
すおう
直垂(ひたたれ)の変化した衣服。麻地に家紋を染め出したもの。室町時代に庶民が平服として常用したものが、武士も着るようになり、江戸時代には下級武士の礼服となった。≒素袍〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H15-3㈠
-
一掬
475
いっきく
┌1.両手で、水などを一回すくうこと。ひとすくい。
└2.わずかなことのたとえ。〈漢字ペディア〉
┌1.両方の手にあふれるくらいの量。
└2.両手でひとすくいしたほどの少しの量。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-1㈠
-
苞苴
476
ほうしょ
┌1.「苞苴(つと)」に同じ。
└2.わいろ。まいない。〈漢字ペディア〉
┌1.わらなどを束ねて、その中に魚、果物などの食品を包むこと。また、その包んだもの。あらまき。つと。
├2.つとに入れたみやげもの。また一般に、贈答品。
└3.賄賂。音物(インブツ)。まいない。〈日本国語大辞典〉
★「苞苴」で「あらまき」とも読む。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-1㈠
-
縷説
477
るせつ
┌こまごまと詳しく説明すること。≒詳説、縷言〈漢字ペディア〉
┌こまごまと説明すること。また、その説明。縷言。縷述。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-2㈠
-
操觚
478
そうこ
┌詩文を作ること。文筆を仕事とすること。「觚」は、中国古代に文字を書きつけた四角い木札。〈漢字ペディア〉
┌詩文を作ること。文筆に従事すること。「觚」は四角い木札。古代中国でこれに文字を書いたところから〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-2㈠
●H20-1㈠
-
小篆
479
しょうてん
┌漢字の書体の一つ。大篆(ダイテン)を簡略化したもので、印鑑などに使用。〈漢字ペディア〉
┌漢字の書体の一つ。秦の始皇帝の時、丞相李斯(リシ)が創始したものといわれる。大篆を省略・整頓して筆写に便利にしたもの。のち、さらに簡易な隷書・楷書が作られてからは、碑銘や印章などの字体にもっぱら用いられるようになった。秦篆。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-2㈠
-
褒貶
480
ほうへん
┌ほめることとけなすこと。〈漢字ペディア〉
┌ほめることとけなすこと。事のよしあしを言うこと。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-2㈠
-
飆風
481
ひょうふう
つむじ風。はやて。また、暴風。≒飄風〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-3㈠
-
恐懼
482
きょうく
1.おそれかしこまること。
2.手紙の末尾につける語。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-3㈠
-
翕然
483
きゅうぜん
┌多くのものが一斉に集い合うさま。〈漢字ペディア〉
┌多くのものが一つに集まり合うさま。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-3㈠
●H18-3㈠
●H23-2㈠
●H25-2㈠
-
豺狼
484
さいろう
ヤマイヌとオオカミ。転じて、欲深く無慈悲な人のたとえ。≒犲狼〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-1㈠
-
扈従
485
こしょう
身分の高い人の供をすること。また、その人。おとも。≒随行、供奉(グブ)〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-1㈠
-
羸痩
486
るいそう
┌つかれてやせること。やせ衰えること。〈漢字ペディア〉
┌疲れ、やせ衰えたさま。≒羸脊、羸瘠〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-2㈠
●H20-1㈠
●H30-3㈠
-
秘鑰
487
ひやく
┌秘密の鍵。また、秘密・謎などを明らかにする隠された手段。秘鍵(ヒケン)。〈大辞泉〉
┌≒秘籥
├1.秘密の蔵を開けるかぎ。
└2.秘密を明らかにする手引き・手がかり。〈漢辞海〉
┌1.秘密の倉庫をあけるかぎ。
└2.秘密の事を知る手引き・手がかり。〈漢字源〉
●H17-2㈠
●H25-1㈠
-
邏卒
488
らそつ
1.見回りの兵士。
2.明治時代の巡査の呼称。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-3㈠
-
大旆
489
たいはい
┌1.日月と昇竜・降竜とを描いた大きな旗。昔、中国で、天子または将軍が用いた。
└2.堂々たる旗印。〈大辞泉〉
┌1.日月と昇竜・降竜を描いた大きな旗。昔、中国で天子または将軍が用いた。
└2.堂々とした旗印。〈日本国語大辞典〉
●H17-3㈠
●H26-1㈠
-
溘焉
490
こうえん
┌思いがけず急に起こること。突然のこと。多く、人の死去についていう。〈漢字ペディア〉
┌にわかなさま。多く、人の死去のさまにいう。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-3㈠
●H21-1㈠
●H29-1㈠
-
偈
491
げ
┌韻文体の経文。また、仏教の教えを詩の形式で表したもの。偈頌(ゲジュ)。〈漢字ペディア〉
┌仏語。経典中で、詩句の形式をとり、教理や仏・菩薩(ぼさつ)をほめたたえた言葉。4字、5字または7字をもって1句とし、4句から成るものが多い。頌。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-1㈠
-
膂力
492
りょりょく
┌背骨の力。筋肉の力。また、体力。≒腕力〈漢字ペディア〉
┌筋肉の力。うでの力。腕力。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-1㈠
-
干戈
493
かんか
┌1.たてとほこ。また、武器。
└2.戦争。〈漢字ペディア〉
┌1.盾と矛。武器。兵器。
├2.戦争。
├3.兵士。武力。
└4.舞の名。盾と矛を持って舞う。〈漢辞海〉
┌1.武器。また、武力。
└2.戦争。〈大辞泉〉
┌1.たてと、ほこと。
└2.転じて、戦争の義。〈字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-1㈠
-
目睹
494
もくと
┌肉眼で見ること。自分の目で見ること。目撃。≒目覩〈日本国語大辞典〉
┌目で実際に見ること。目撃。〈大辞泉〉
┌目で実際に見る。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア小見出し
●H18-2㈠
-
仏龕
495
ぶつがん
┌仏像などを納める厨子(ズシ)。〈漢字ペディア〉
┌仏像・位牌(イハイ)などを安置しておく厨子(ズシ)。〈大辞泉〉
┌1.寺。
└2.仏像を納める厨子。〈漢辞海〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-2㈠
●H21-1㈠
-
斃死
496
へいし
┌たおれて死ぬこと。のたれじに。≒斃仆〈漢字ペディア〉
┌倒れて死ぬ。僵死(キョウシ)。〈漢辞海〉
┌のたれ死にすること。行き倒れ。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-3㈠
-
獺祭忌
497
だっさいき
┌正岡子規の命日。九月一九日。住まいを「獺祭書屋」と称したことから。〈漢字ペディア〉
┌正岡子規の忌日。9月19日。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-3㈠
-
戡定
498
かんてい
┌戦いに勝って、敵を平定すること。〈漢字ペディア〉
┌勝って乱をしずめること。平定。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H19-3㈠
●H23-2㈠
●H29-1㈠
-
駐箚
499
ちゅうさつ
┌外交官などが任務のためにしばらく外国に滞在すること。駐在。〈大辞泉〉
┌≒駐紮
├1.軍隊がある場所にとどまる。駐屯。
└2.官吏が任地に派遣され、滞在する。〈漢辞海〉
┌派遣された公務員が任地に滞在すること。≒駐在〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H20-1㈠
●H24-2㈠
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疇昔
500
ちゅうせき
┌むかし。また、きのう。〈大辞泉〉
┌1.昨日。
└2.先日。昔。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H21-1㈠
●H23-3㈠
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#漢検1級 #音読み