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SO/IEC Guide 51が定義する「安全」とはどの状態を指すか。
A. 全てのリスクがゼロである状態
B. 許容不可能なリスクがない状態
C. 危害の重篤度が低い状態
D. 使用者が安心している状態
【回答】B:許容不可能なリスクがない状態
【参照】ISO12100_項目番号:1
【解説】Guide 51では安全を「許容不可能なリスクがないこと」と定義する。リスクゼロではなく、社会的に受容可能な水準まで低減されている状態を指す。
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ISO 12100における「リスク」の定義に最も近いものはどれか。
A. 危険源そのものの存在
B. 危害の発生確率とひどさの組合せ
C. 残留リスクの一覧表
D. 作業者の不安感
【回答】B:危害の発生確率とひどさの組合せ
【参照】ISO12100_項目番号:2
【解説】ISO 12100の用語ではリスクは「危害の発生確率と危害のひどさの組合せ」である。
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機械安全規格のType-A/B/Cの説明として正しい組合せはどれか。
A. A:個別機械、B:グループ安全、C:基本安全
B. A:グループ安全、B:基本安全、C:個別機械
C. A:基本安全、B:グループ安全、C:個別機械
D. A:基本安全、B:個別機械、C:グループ安全
【回答】C:A:基本安全、B:一般安全、C:個別機械
【参照】ISO12100_項目番号:2/3
【解説】Type-Aは基本概念と設計原則、Type-Bは安全側面/セーフガード、Type-Cは特定機械の詳細要求。
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リスクアセスメントの標準的手順の正しい順序はどれか。
A. 危険源同定→制限決定→見積り→評価
B. 制限決定→危険源同定→リスク見積り→評価
C. 評価→見積り→危険源同定→制限決定
D. 見積り→評価→制限決定→危険源同定
【回答】B:制限決定→危険源同定→リスク見積り→評価
【参照】ISO12100_項目番号:2
【解説】ISO 12100では「機械の限界の決定→危険源の同定→リスク見積り→リスク評価」の順で実施する。
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3ステップメソッドにおいて最優先すべき方策はどれか。
A. 付加保護方策
B. 情報提供(使用上の情報)
C. 本質的安全設計
D. 安全防護(ガード・保護装置)
【回答】C:本質的安全設計
【参照】ISO12100_項目番号:2
【解説】3ステップメソッドは①本質的安全設計→②安全防護/付加保護→③使用上の情報の優先順位。
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EN ISO 13849-1で用いられる「PL」は何を表すか。
A. 危険側故障率PFHD
B. 安全関連制御部の達成性能レベル
C. SILの上位互換
D. 機械の総合安全度指数
【回答】B:安全関連制御部の達成性能レベル
【参照】ISO12100_項目番号:4
【解説】PL(Performance Level)は安全関連制御部が安全機能を達成できる性能水準を示し、a〜eの5段階で表される。
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IEC 62061におけるSILの割当で考慮する典型的パラメータに含まれないものはどれか。
A. 暴露頻度・時間
B. 危害の重篤度
C. 作業者の年齢
D. 危険事象の発生確率と回避可能性
【回答】C:作業者の年齢
【参照】ISO12100_項目番号:5
【解説】SIL割当はSe, Fr, Pr, Avなど(重篤度、暴露、事象発生確率、回避可能性)を考慮する。作業者の年齢は直接要素ではない。
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ISO 14119の目的として適切なものはどれか。
A. ガードの材料選定の詳細を規定する
B. インターロック機器の設計・選定原則とディフィート防止策を示す
C. 電気設備の配線方法を規定する
D. 光学式保護装置の試験方法を規定する
【回答】B:インターロック機器の設計・選定原則とディフィート防止策を示す
【参照】ISO12100_項目番号:6
【解説】ISO 14119はガードに関連するインターロックの設計・選定原則と、合理的に予見可能なディフィートの低減策を規定する。
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ガードの一般要求事項を規定する規格はどれか。
A. ISO 12100
B. ISO 14119
C. ISO 14120
D. ISO 13849-1
【回答】C:ISO 14120
【参照】ISO12100_項目番号:7
【解説】ISO 14120は固定・可動ガードの設計・構造の一般要求事項を定める。
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ype-C規格がType-A/B規格に対して持つ優先関係の説明として正しいものはどれか。
A. 常にType-Aが優先する
B. 矛盾がある場合、Type-Cが特定機械に対して優先される
C. Type-B2のみが優先される
D. 優先関係は存在しない
【回答】B:矛盾がある場合、Type-Cが特定機械に対して優先される
【参照】ISO12100_項目番号:3
【解説】特定機械に関する詳細要求を定めるType-C規格は、A/Bとの技術的差異がある場合に対象機械に限り優先する。
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ISO 12100の定義で「危険源(hazard)」に最も近い説明はどれか。
A. 危険な状況における人の行動
B. 危害を引き起こす潜在的根源
C. リスクの算定結果
D. 安全対策の不足
【回答】B:危害を引き起こす潜在的根源
【参照】ISO12100_項目番号:2
【解説】危険源は「危害を引き起こす潜在的根源」であり、危険事象や状況の基点となる。
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EN ISO 13849-1のカテゴリ設計で、単一故障が安全機能喪失につながらず、合理的に可能な場合は検出される設計はどれか。
A. カテゴリ1
B. カテゴリ2
C. カテゴリ3
D. カテゴリB
【回答】C:カテゴリ3
【参照】ISO12100_項目番号:4
【解説】カテゴリ3は二重化構成と診断により単一故障で安全機能が保持され、故障の一部は検出される。
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IEC 62061の対象技術として正しいものはどれか。
A. 電気のみ
B. 電気・電子・プログラマブルのみ
C. すべての技術(電気・油圧・空圧など)
D. 機械構造のみ
【回答】C:すべての技術(電気・油圧・空圧など)
【参照】ISO12100_項目番号:5
【解説】2021版では電気に限定されず、油圧・空圧などの技術にも適用可能なSCSを対象とする。
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ISO 14119における「インターロック付きガード(interlocking guard)」の機能として正しくないものはどれか。
A. ガードが開くと危険機能を停止させる信号を送る
B. ガードが閉まるだけで自動的に機械を起動する
C. ガードが閉じると危険機能の運転が可能になる
D. 制御系に統合され安全機能に寄与する
【回答】B:ガードが閉まるだけで自動的に機械を起動する
【参照】ISO12100_項目番号:6
【解説】「スタート機能付きガード」以外では、ガード閉は起動の命令ではない。閉によって運転可能になるだけで自動起動はしない。
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ISO 12100の「使用上の情報」に該当するものはどれか。
A. 危険源の設計変更
B. 二重化回路の追加
C. 警告表示・取扱説明書・訓練など
D. 非常停止回路の追加
【回答】C:警告表示・取扱説明書・訓練など
【参照】ISO12100_項目番号:2
【解説】使用上の情報は警告、取扱説明、訓練、PPEなどのコミュニケーションであり、設計変更や回路追加ではない。
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「残留リスク(residual risk)」とは、保護方策を実施した後になお(a)するリスクのことをいう。
【回答】残る
【参照】ISO12100_項目番号:2/1
【解説】設計者・使用者の保護方策後にも完全にゼロにはならないリスクを残留リスクという。
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ISO 12100の3ステップメソッドの第1段階は(a)である。
【回答】本質的安全設計
【参照】ISO12100_項目番号:2
【解説】危険源の除去や危害の低減を設計そのものの変更で実現する最優先の方策。
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EN ISO 13849-1で安全機能の要求性能を表す指標は(a)である。
【回答】PL(Performance Level)
【参照】ISO12100_項目番号:4
【解説】PLはa〜eの5段階で、リスク評価に基づき要求PLrが決まる。
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IEC 62061で安全関連性能の指標は(a)である。
【回答】SIL(Safety Integrity Level)
【参照】ISO12100_項目番号:5
【解説】SIL1〜3のレベルで、PFHDなどの指標に基づき評価・割当する。
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「危険源(hazard)」は(a)を引き起こす潜在的根源である。
【回答】危害
【参照】ISO12100_項目番号:2
【解説】危害(身体的傷害または健康障害)を引き起こす潜在的根源が危険源。
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Type-A/B/C規格のうち、特定の機械群の詳細要求を定めるのは(a)である。
【回答】Type-C規格
【参照】ISO12100_項目番号:3
【解説】Type-Cは個別機械の詳細要求を規定し、
技術差異がある場合対象機械に優先する。
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ISO 14119はガードに関連する(a)装置の設計・選定原則を示す。
【回答】インターロック
【参照】ISO12100_項目番号:6
【解説】インターロック機器のタイプや選定、ディフィート対策などを規定。
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ISO 14120は固定・可動(a)の設計・構造の一般要求事項を定める。
【回答】ガード
【参照】ISO12100_項目番号:7
【解説】ガードの設計・材料・強度などの一般要求が規定される。
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ISO 12100のリスク評価要素には、重篤度・暴露・発生確率・(a)可能性が含まれる。
【回答】回避
【参照】ISO12100_項目番号:2
【解説】ALARPに向けて評価するための基本パラメータの一つが回避可能性。
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EN ISO 13849-1の構造設計「カテゴリ」で、定期的な点検で故障を検出する設計は(a)である。
【回答】カテゴリ2
【参照】ISO12100_項目番号:4
【解説】カテゴリ2は点検機能により一定間隔で故障を検出する設計。
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ISO 12100の3ステップメソッドを用いたリスク低減の考え方を、具体例を交えて150文字程度で述べよ。
【模範回答】まず設計変更で危険源を除去・低減(例:速度低下、距離確保)。次にガードやインターロック等の安全防護・付加保護を実装。なお残るリスクは警告・手順・訓練で使用者に伝え、ALARPを達成する。
【参照】ISO12100_項目番号:2
【解説】優先順位は①本質的安全設計→②安全防護/付加保護→③使用上の情報。設計段階で最大限低減することが重要。
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EN ISO 13849-1に基づくPLr(要求性能レベル)の決定手順を簡潔に述べよ。
【模範回答】危害の重篤度、暴露頻度・時間、回避可能性を評価しリスクを分類。リスクグラフ等で要求PLrを導出し、安全機能をカテゴリ・MTTFd・DC・CCFで設計し、検証・妥当性確認する。
【参照】ISO12100_項目番号:4/2
【解説】PLrはリスク評価から導出し、達成PLがPLr以上であることを検証する。
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IEC 62061のSIL割当および設計の要点を説明せよ。
【模範回答】Se/Fr/Pr/Avを用いて各安全機能の要求SILを割当。PFHD等の定量指標で設計し、サブシステム構成・ソフトウェア要求・独立性を満たす。設計から妥当性確認までライフサイクルで管理する。
【参照】ISO12100_項目番号:5
【解説】62061は高需要モードの機械SCSを対象に、SIL1〜3をPFHD等で評価。2021版は非電気技術にも適用。
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ISO 14119におけるインターロック敗走(ディフィート)低減策を述べよ。
【模範回答】高レベルの符号化アクチュエータや不可分の取り付け、キー・トラップシステムの適用、操作動線の改善等で敗走動機を低減。システム的に故障マスキング防止と診断範囲を確保する。
【参照】ISO12100_項目番号:6
【解説】最新版ではトラップキーをタイプ5として統合し、故障マスキングの設計指針も付属書で示される。
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Type-A/B/C規格の活用方法を、設計から適合宣言までの流れで述べよ。
【模範回答】Type-A(ISO 12100)で用語とリスク低減の枠組みを適用。Type-Bで安全距離・保護装置等の共通要求を参照。対象機械にType-Cを優先して詳細要求に適合し、文書化・検証後に適合宣言する。
【参照】ISO12100_項目番号:2/3
【解説】Type-CとA/Bに矛盾がある場合は対象機械のType-Cが優先される。
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