-
簒奪
301
さんだつ
君主を滅ぼして地位や権力を手に入れること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
対峙
302
たいじ
1.山などが競い合うようにそびえ立っていること。
2.対立する二つの勢力が、にらみ合っていること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
眷属
303
けんぞく
┌≒眷族
├1.血筋のつながっている者。一族の者。身内の者。親族。
└2.従者。家来。配下の者。〈大辞泉〉
┌≒眷族
├1.血のつながりがある者。身内。一族。親族。
└2.目をかけている者。家来。手下。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H8-1㈠
-
反芻
304
はんすう
1.ウシ・ヒツジ・ラクダなどが、一度飲みこんだ食物を、また、口に戻してかむこと。
2.言葉の意味などをくり返し考えたり味わったりすること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
拿捕
305
だほ
とらえること。特に、軍艦などが領海を侵犯した外国の船舶をとらえること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
袱紗
306
ふくさ
┌1.などの小形のふろしき。進物などの上に掛ける。
└2.茶の湯で、茶器をふいたり茶碗(チャワン)を受けたりするのに使う絹布。〈漢字ペディア〉
┌≒服紗、帛紗
├1.糊(ノリ)を引いてない絹。やわらかい絹。略儀の衣服などに用いた。また、単に、絹。ふくさぎぬ。
├2.絹や縮緬(チリメン)などで作り、紋様を染めつけたり縫いつけたりし、裏地に無地の絹布を用いた正方形の絹の布。贈物を覆い、または、その上に掛けて用いる。掛袱紗。袱紗物。
├3.茶道で、茶器をぬぐったり、茶碗を受けたり、茶入・香合などを拝見したりする際、下に敷いたりする正方形の絹の布。茶袱紗、使い袱紗、出袱紗、小袱紗などがある。袱紗物。
└4.本式でないものをいう語。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
-
棍棒
307
こんぼう
┌1.丸い木の棒。
└2.体操競技で使用する、とっくり形の木の棒。インディアンクラブ。〈漢字ペディア〉
┌1.太く長い棒。特に、武器などとして用いる棒。
└2.体操に用いる棒。長さ約50cmの木製で徳利型をしていて、一対で一組とする。現在では特に新体操で用いるものをいう。また、その棒で演技する競技種目。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
-
反駁
308
はんばく
他人の批判や攻撃に対して、論じかえすこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
登攀
309
とうはん
┌高山や岩崖などをよじのぼること。〈漢字ペディア〉
┌高い所や、けわしい山などをよじ登ること。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
●H5-1㈠
●H16-1㈠
-
凋落
310
ちょうらく
┌1.草花などがしおれ、枯れること。また、容色が衰えること。
└2.勢いがなくなり落ちぶれること。〈漢字ペディア〉
┌1.花や葉がしぼんで落ちること。
├2.おちぶれること。落魄。
├3.容色などが衰えること。
└4.人間が衰えて死ぬこと。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
-
稀有
311
けう
まれで珍しいこと。めったにないこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
羸弱
312
るいじゃく
体が弱いこと。また、疲労で衰弱すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
稠密
313
ちゅうみつ
一か所に多く集まること。びっしりとこみ合っていること。≒綢密〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H7-1㈠
-
老獪
314
ろうかい
長い経験から世間慣れして、ずる賢いこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
無聊
315
ぶりょう
┌1.することがなく、退屈なこと。つれづれ。
└2.気になることがあって楽しめないこと。〈漢字ペディア〉
┌退屈なこと。心が楽しまないこと。気が晴れないこと。また、そのさま。むりょう。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H9-2㈠
-
裨益
316
ひえき
おぎなって利益を与えること。助けとなること。役に立つこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
誤謬
317
ごびゅう
論理や知識などのあやまり。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
僭越
318
せんえつ
身分・分限を越え、出過ぎること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
痔瘻
319
じろう
痔疾の一種。肛門の辺りに穴があいて膿(ウミ)が出る病気。あなじ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
癲癇
320
てんかん
突然の発作で意識を失ったりけいれんを起こしたりする病気。脳の損傷や遺伝的素質などによって起こる症状。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
社稷
321
しゃしょく
┌1.土地の神(社)と五穀の神(稷)。昔は国の守り神として必ずまつった。
└2.転じて、国家のこと。〈漢字源〉
┌1.古代中国で、天子や諸侯が祭った土地の神(社)と五穀の神(稷)。
├2.朝廷または国家。
└3.朝廷または国家の尊崇する神。〈大辞泉〉
┌昔、中国で建国のときに守り神として天子がまつった土地の神(社)と五穀の神(稷)。転じて、国家。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H14-3㈠
●H19-1㈠
-
剽窃
322
ひょうせつ
┌他人の詩歌や文章などをぬすんで、自分のものとして発表すること。≒盗作、剽賊〈漢字ペディア〉
┌他人の作品や論文を盗んで、自分のものとして発表すること。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
-
編纂
323
へんさん
多くの材料を集め、ある方針のもとに手を加えて書物を作ること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
封緘
324
ふうかん
手紙などに封をして、とじること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
縷縷
325
るる
1.糸のように、細く長く続くさま。
2.こまごまと詳しく述べるさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
掣肘
326
せいちゅう
そばから干渉して自由な活動を妨げること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-3㈠
-
荏苒
327
じんぜん
┌なすことのないまま歳月が過ぎるさま。また、物事が延び延びになるさま。〈大辞泉〉
┌のびのびになる。〈新大字典〉
┌1.歳月がいたずらに過ぎていくさま。
└2.物事がはかどらず延び延びになるさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H11-2㈠
●H15-3㈠
-
莞爾
328
かんじ
にっこりとほほえむさま。にこやかに笑うさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
薬莢
329
やっきょう
真鍮(シンチュウ)製の筒に火薬を入れたもの。銃砲に取り付けて弾丸の発射に用いる。〈漢字ペディア〉
★「莢」は、マメ科の植物のさやの意。
◇漢字ペディア大見出し
-
嶄然
330
ざんぜん
┌1.山がひときわたかくそびえたつさま。
└2.2.多くの人の中で、ひときわ目立って優れていること。〈漢字源〉
┌一段と高く抜きんでているさま。ひときわ目立つさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
逕庭
331
けいてい
┌かけへだたり。大差。〈字通〉
┌小道と広い庭。非常に違っていることのたとえ。大きな差異。〈新漢和大字典〉
┌二つのものの間にある隔たり。懸隔。≒径庭〈大辞泉〉
┌大きなへだたり。差異。≒径庭〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H12-2㈠
-
大廈
332
たいか
┌大きな建物。〈漢字源〉
┌大いなる家屋。〈字源〉
◇漢字ペディア下付き
-
膠漆
333
こうしつ
┌1.にかわと、うるし。
└2.親密な間柄。固い友情。〈漢字ペディア〉
┌1.にかわと、うるし。
└2.互いにぴったりと交わって、はなれないこと。かたく親しい交わりのたとえ。〈新漢和大字典〉
┌にかわと、うるし。〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し
-
喃語
334
なんご
┌1.くどくどと話す。
└2.男女が仲良く話し続ける。〈漢字源〉
┌1.男女の仲むつまじいささやきあい。
└2.赤ん坊が発する、まだ言葉にならない音。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
幔幕
335
まんまく
┌長く張り巡らす幕。〈漢字源〉
┌式場や会場などのまわりに張り巡らす幕。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
尚絅
336
しょうけい
にしきを着た上に薄絹をかけて、美しさを隠す。〈漢字源〉
★衣錦(イキン)尚絅…才能や徳を、外にあらわに出さないこと。〈漢字ペディア〉
-
蹌踉
337
そうろう
┌足もとがしっかりせず、よろめくさま。〈大辞泉〉
┌よろめくさま。足元がふらつくさま。≒蹌蹌〈漢字ペディア〉
★「蹌踉めく」で「よろ-めく」と読む。〈漢字ペディア〉
★蹌蹌踉踉(ソウソウロウロウ)・・・よろめき歩くさま。蹌踉。〈大辞林〉
◇漢字ペディア大見出し
-
擱坐
338
かくざ
┌舟が浅瀬に乗り上げて止まること。〈漢字源〉
┌≒擱座
├1.船が浅瀬に乗りあげること。座礁。
└2.戦車などがこわれて動けなくなること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
了簡
339
りょうけん
≒了見、料簡
1.考え。
2.許すこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
渣滓
340
さし
┌液体の底に沈んでいるかす。沈殿物。おり。〈漢字ペディア〉
┌1.沈殿物。かす。
└2.転じて、役に立たず、人から見捨てられるもののたとえ。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-2㈠
●R1-2㈠
-
覬覦
341
きゆ
┌身分不相応なことをうかがい望むこと。〈大辞泉〉
┌身分不相応のことをのぞみねがうこと。また、そのようなのぞみやもくろみ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H21-3㈠
-
鞅掌
342
おうしょう
┌忙しく立ち働いて暇のないこと。〈大辞泉〉
┌1.手いっぱいに仕事を引き受けてひどく忙しいこと。
├2.物事が多いさま。
└3.重さに耐えず、手足がしびれること。〈新漢和大字典〉
┌休みをとれないほど忙しく働くこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
喊声
343
かんせい
┌大きな叫び声。ときの声のこと。〈漢字源〉
┌大きなわめき声。鬨(トキ)の声。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
崑玉
344
こんぎょく
┌1.崑崙山から産する玉。
└2.転じて、すぐれた詩文をいう。〈漢字源〉
┌崑崙山の玉。〈字通〉
-
縊死
345
いし
┌首をくくって死ぬこと。首つり。〈漢字ペディア〉
┌首をくくって死ぬこと。首つり死。縊首。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
-
尺蠖
346
せっかく
┌シャクトリムシの別名。〈大辞泉〉
┌しゃくとりむし。蛾などの幼虫。〈漢字源〉
┌尺とり虫。〈字通〉
★尺蠖(セッカク)の屈(クッ)するは以(モッ)て信(ノ)びんことを求(モト)むるなり…将来大きく成功するためには、しばらく忍耐して時機を待つことも必要であるたとえ。尺取虫が身を曲げるのは次に身を伸ばして前進しようとするためである意から。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア下付き
-
動悸
347
どうき
┌心臓が普段より激しく鼓動すること。また、その鼓動。〈漢字ペディア〉
┌胸がどきどきする感じがすること。また、心臓の鼓動を不快感を持って自覚すること。鼓動が強くなる場合、早くなる場合、不規則になる場合などがある。≒動気〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
-
偏旁
348
へんぼう
┌漢字の偏(ヘン)と旁(ツクリ)。多く、漢字構成の左側と右側の部分。〈漢字ペディア〉
┌漢字の偏と旁(ツクリ)。≒偏傍〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
-
擯斥
349
ひんせき
┌しりぞけること。のけものにすること。≒排斥〈漢字源〉
┌しりぞけてのけものにすること。≒排斥〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
斗筲
350
とそう
┌1.一斗入りのますと、一斗二升がはいる竹製のかご。
└2.度量の狭いこと。〈漢字源〉
┌1.度量のせまいこと。器量の小さいこと。
└2.禄(ロク)のわずかなこと。俸給の少ないこと。〈大辞泉〉
★斗筲の人(ヒト)…1.器量が小さい人。度量が狭い人。
└…………………2.給料が少なく、身分が低い人。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア小見出し
●H15-1㈠
-
薫蕕
351
くんゆう
┌1.よいにおいと悪いにおい。
└2.君子と小人のこと。また、善行と悪行のこと。〈大辞泉〉
┌1.香気のある草と、悪臭のする草。
└善人と悪人。君子と小人。また、善悪のたとえ。〈漢字ペディア〉
★薫蕕は器(ウツワ)を同(オナ)じくせず…善人と悪人、また、君子と小人とは、同じ場所にいることができないということのたとえ。香りのよい草と悪臭のする草は、同じうつわには入れないという意から。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
琴瑟
352
きんしつ
★琴瑟相(アイ)和(ワ)す…夫婦が仲むつまじいたとえ。また、兄弟や友人の仲のよいことにもいう。「瑟」は琴の大型のもの。琴と瑟は、合奏すると音色がよく調和することから。≒比翼連理〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア小見出し
-
聚斂
353
しゅうれん
┌1.一か所にあつめてそれを取りこむこと。
└2.支配者が租税を厳しく取り立てること。〈漢字ペディア〉
┌多く賦税をとる。〈字通〉
┌1.集めて取り込むこと。
└2.きびしく租税を取り立てること。〈大辞林〉
★聚斂の臣(シン)あらんより寧(ムシ)ろ盗臣(トウシン)あれ…人民を疲弊させ、民心の離反を招く苛酷な行政官よりは、主家の財をかすめとって私腹を肥やす者の方が、為政者にとって、まだ害が少ない。〈故事俗信ことわざ大辞典〉
★「収斂」とは別義。
◇漢字ペディア大見出し
●H6-3㈠
-
芻蕘
354
すうじょう
┌草を刈る人ときこり。転じて、低い身分の人。庶民。〈漢字ペディア〉
┌1.草刈りと木こり。身分のいやしい者。転じて、庶民。
└2.自分の文章・作品を謙遜して言うことば。〈新漢和大字典〉
┌草刈りと木こり。野人。〈字通〉
◇漢字ペディア大見出し
-
薏苡
355
よくい
┌草の名。ハトムギ。また、ハスの実。〈新漢和大字典〉
┌はとむぎ。〈字通〉
★「薏苡」で「はとむぎ/じゅずだま」とも読む。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア小見出し
●H14-1㈠
-
苟且
356
こうしょ
┌その場限りの間に合わせであること。一時のがれ。〈新漢和大字典〉
┌かりそめ。なおざり。〈字通〉
┌「苟且(かりそめ)」に同じ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H24-1㈠
-
毫釐
357
ごうり
┌ごくわずかなこと。ほんの少し。ごうりん。〈大辞泉〉
┌ほんの少しであること。きわめて微量であること。わずか。≒釐毫〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H9-2㈠
-
一簣
358
いっき
┌一つのもっこに盛った土ほどのわずかな量。〈漢字源〉
┌石や土を運ぶための竹やわらで編んだかご一つ。また、それに一杯分のわずかな土。〈漢字ペディア〉
★九仞(キュウジン)の功(コウ)を一簣に虧(カ)く…長い間の苦労が、もうひといきというところで失敗すること。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
-
盥漱
359
かんそう
┌手を洗い、口をすすぐ。〈漢字源〉
┌手を洗い、口をすすぐこと。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H11-3㈠
●H17-2㈠
●H19-3㈠
●H21-2㈠
-
僻陬
360
へきすう
┌へんぴな土地。僻地。〈大辞林〉
┌「僻地」に同じ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H16-1㈠
-
囹圄
361
れいご
┌ひとや。〈字通〉
┌罪人をとらえて、閉じ込めておく所。ひとや。牢屋。れいご。≒囹圉
◇漢字ペディア小見出し
-
震撼
362
しんかん
┌ふるえ動くこと。また、ショックを与えること。〈漢字ペディア〉
┌ふるい動かすこと。また、震え上がらせること。おどろかして震えさせること。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア大見出し
-
地祇
363
ちぎ
「地祇(クニツカミ)」に同じ。≒地神、⇔天神〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
裸裎
364
らてい
┌1.はだか。
└2.極めて無礼なさま。〈大辞林〉
┌まるはだかになる。〈漢字源〉
◇漢字ペディア下付き
-
鶴唳
365
かくれい
┌1.鶴が鳴く。また、鶴の泣き声。
└2.鶴の泣き声のように、悲しげな文章や言葉。〈漢字源〉
┌1.鶴が鳴くこと。また、その声。
└2.悲しげな文章や言葉。鶴の鳴き声が悲しげなことから。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H9-1㈠
●H14-2㈠
-
雎鳩
366
しょきゅう
┌ミサゴの別名。〈大辞泉〉
┌鶚(ミサゴ)の異名。また、淑徳のある女性のたとえにも用いる。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
-
蟪蛄
367
けいこ
┌にいにいぜみ。〈漢字ペディア〉
┌つくつくぼうし。〈字通〉
┌セミの一種。ヒグラシ。〈新漢和大字典〉
┌夏ぜみ、むぎわらぜみ。〈字源〉
◇漢字ペディア小見出し
●H16-2㈠
-
蹣跚
368
まんさん
┌よろよろと歩くさま。〈大辞泉〉
┌よろめきながら歩くさま。〈漢字ペディア〉
★「蹣跚ける」で「よろ-ける」と読む。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H13-2㈠
●H16-3㈠
-
馥郁
369
ふくいく
┌よい香りがただよっているさま。〈大辞泉〉
┌香りの高いさま。よい香りがたちこめるさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
鴆毒
370
ちんどく
┌鴆の毒。害毒のたとえ。〈字通〉
┌鴆(チン)という鳥の羽にある猛毒。転じて、猛毒。毒物。〈大辞泉〉
┌≒酖毒
├1.鴆という毒鳥の羽にある猛毒。また、その羽を酒に浸して得た毒物。
└2.猛毒。非常な害毒。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-3㈠
-
沈湎
371
ちんめん
┌酒色に溺れる。〈漢字源〉
┌酒色にふけること。〈新大字典〉
┌酒におぼれて、すさんだ不健康な生活をすること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
炳
372
へい
光り輝いて。あきらかに。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
侏儒
373
しゅじゅ
≒朱儒
1.身長がきわめて低い人。
2.見識のない人をあざける語。
3.役者。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
膏腴
374
こうゆ
地味が豊かで肥えていること。また、その土地。≒膏沃、肥沃〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H17-1㈠
-
巾幗
375
きんかく
┌女性の髪をおおう飾り布。また、頭巾。転じて、女性。〈漢字ペディア〉
┌1.中国で、女性の髪飾り。一説に、女性が喪中にかぶる頭巾とも。
└2.女性。また、女性的なもののたとえ。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
●H10-1㈠
●H13-2㈠
●H18-2㈠
●H22-2㈠
-
蟬蛻
376
せんぜい
┌1.せみのからをぬぐ。また、せみのぬけがら。
├2.今までの形から抜け出る。
└3.世俗を離れ超越する。〈漢字源〉
┌1.セミの抜け殻。うつせみ。
└2.「蟬脱(センダツ:俗世間を超越すること。解脱)」に同じ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
嘲哳
377
ちょうたつ
1.鳥のさえずるにぎやかな声の形容。
2.ぺちゃぺちゃとわかりにくいことばをしゃべるさま。
3.楽器の音が調子はずれで、やかましいさま。〈漢字源〉
◇漢字ペディア小見出し
-
瞞著
378
まんちゃく
┌だます。ごまかす。〈新漢和大字典〉
┌ごまかす。〈字通〉
┌あざむくこと。だますこと。ごまかすこと。≒瞞着〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
譫妄
379
せんもう
┌外界からの刺激に対する反応が鈍り、錯覚・妄想・麻痺(マヒ)などを起こす意識障害。〈大辞泉〉
┌意識が混濁して意味不明のことを口走り、錯覚や幻覚を見る病症。また、そのことば。〈新漢和大字典〉
┌意識障害の一種。意識が混濁し、錯覚や妄想などを伴う。認知症・アルコール依存症などに見られる。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
倏忽
380
しゅくこつ
┌時が非常にはやく過ぎるさま。また、時間が非常に短いさま。〈漢字源〉
┌時間の短いさま。すみやか。たちまち。にわか。急。〈日本国語大辞典〉
◇漢字ペディア小見出し
●H15-3㈠
●H18-2㈠
●H22-2㈠
●H24-1㈠
-
白皙
381
はくせき
┌顔の色の白いこと。色白。〈漢字源〉
┌色白。〈字通〉
┌肌の色が白いこと。≒色白〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H14-3㈠
-
斫断
382
しゃくだん
┌切り断つ。〈字源〉
┌断ち切る。〈字通〉
┌たちきること。≒切断〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-2㈠
●H22-1㈠
●H23-3㈠
●H28-2㈠
-
絨緞
383
じゅうたん
┌床の敷物などに使う厚い毛織物の総称。カーペット。≒絨毯〈大辞泉〉
┌毛織物の一種で、床に敷く物。カーペット。≒絨毯〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
螻蟻
384
ろうぎ
┌1.けらと、あり。取るに足りないものにたとえる。
└2.自分の事がらを謙遜していうことば。〈新漢和大字典〉
┌けらと、あり。つまらぬもののたとえ。〈字通〉
┌1.ケラとアリ。
└2.ちっぽけな、つまらないもののたとえ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
-
妲己
385
だっき
1.中国、殷の紂王の寵妃。淫楽・残忍を極め、王とともに周の武王に殺害された。
2.性悪で人に害を与える女。〈大辞泉〉
-
打擲
386
ちょうちゃく
┌人を打ちたたくこと。なぐること。〈漢字ペディア〉
┌(国)ぶつ。なぐる。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H6-1㈠
●H8-3㈠
-
乙繞
387
おつにょう
漢字の繞(ニョウ)の一。「乞」「乱」などの「乙」「⺃」の部分。〈大辞泉〉
-
黜陟
388
ちゅっちょく
┌功の有無により、官位を上げ下げすること。〈大辞泉〉
┌功績のない者をしりぞけて、功績のある者を昇官させること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H8-1㈠
●H12-3㈠
●H19-2㈠
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愧赧
389
きたん
┌恥じて顔を赤くすること。赤面。〈大辞泉〉
┌深くはじて赤面すること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H9-2㈠
●H12-3㈠
●H21-2㈠
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矻矻
390
こつこつ
┌地味ではあるが着実に物事を行うさま。≒兀兀〈大辞林〉
┌きっとしたさま。勤勉に働くさま。つとめてやまないさま。〈漢字源〉
┌つとめてやまないさま。また、疲れ極まるさま。〈字源〉
┌1.たゆまずに精を出して働くさま。≒兀兀
└2.疲れ果てるさま。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H11-1㈠
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袒裼
391
たんせき
┌1.はだぬぎになる。また、上着をぬいで下に着ているものをあらわす。
└2.袖をまくって肘をあらわす。〈新漢和大字典〉
┌上着をぬぎ、肩をあらわすこと。はだぬぎ。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
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提撕
392
ていせい
┌1.手に提げて持つ。
├2.後輩や後進の者を教え導く。
└3.励ます。〈漢字源〉
┌1.師が弟子を奮起させ導くこと。特に禅宗で、師が語録や公案などを講義して導くこと。
├2.後進を教え導くこと。
└3.奮い起こすこと。盛んにすること。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア小見出し
●H15-1㈠
●H18-1㈠
●H20-1㈠
●H22-2㈠
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卓袱
393
しっぽく
1.中国風の朱塗りの食卓。
2.麺類に、野菜・きのこ・かまぼこを入れて煮たもの。
3.「卓袱料理」の略。和風の中国料理。中国風の朱塗りの食卓に各種の料理を持った器をのせ、数人で囲んで食べる。〈漢字源〉
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卓犖
394
たくらく
このうえなく、すぐれていること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H19-3㈠
●H17-3㈠
●H28-3㈠
●H21-3㈠
●H23-3㈠
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甄別
395
けんべつ
はっきりと区別すること。はっきりと見分けること。〈漢字ペディア〉
◇漢字ペディア大見出し
●H18-1㈠
●H21-1㈠
●H23-2㈠
●H25-2㈠
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忌憚
396
きたん
┌いみはばかること。遠慮すること。〈漢字ペディア〉
┌気兼ねする。遠慮する。〈漢辞海〉
┌1.いみはばかること。きらいいやがること。
└2.遠慮すること。多く、否定の語を伴って用いられる。〈大辞泉〉
◇漢字ペディア大見出し
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辣腕
397
らつわん
┌仕事などを、てきぱきと巧みに処理する能力をもっていること。腕利き。すご腕。≒敏腕〈漢字ペディア〉
┌物事を処理する能力がすぐれていること。また、その能力。すご腕。≒辣手〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H4-1㈠
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忽焉
398
こつえん
┌たちまち。突然。にわかに。≒忽然〈漢字ペディア〉
┌1.にわかに。突然。
└2.ぼんやりとして我を忘れるさま。〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H4-1㈠
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乖離
399
かいり
┌1.わかれはなれること。
└2.心が合わなくなってそむきはなれること。≒乖隔、離反〈漢字ペディア〉
┌1.心があわず、しっくりこない。
└2.違っていてあわないこと。≒背離〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H4-1㈠
●H6-3㈠
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冤罪
400
えんざい
┌無実の罪。ぬれぎぬ。≒冤枉〈漢字ペディア〉
┌無実の罪。≒冤枉〈漢字源〉
◇漢字ペディア大見出し
●H4-1㈠
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#漢検1級 #音読み