-
ふへい
①ウキクサ科の多年草。池沼などの水面に浮かぶ。三個の平らな葉状体の中央から数本のひげ根を出す。②水面に浮かんで生える草の総称。③不安定で落ち着かない生活のたとえ。「―稼業」
浮萍
401
-
さっそう
人の態度や動作などがきびきびして、さわやかに感じられるさま。「名探偵が―と登場する」
颯爽
402
-
しょきょう
本を入れる箱。
書篋
403
-
ぼあい
夕暮れのもや。夕方に立つもや。
暮靄
404
-
こうじつ
なれなれしくすること。なれ親しみ、遠慮がなくなること。
狎昵
405
-
こうけい
物事の急所。重要な点。
肯綮
406
-
めいび
自然の風景が清らかで美しいこと。「風光―」
明媚
407
-
きょぜん
急に。にわかに。「―として足音が響く」
遽然
408
-
えんおう
無実の罪。ぬれぎぬ。「全くの―だ」 「―を晴らす」「エン罪」に同じ。
冤枉
409
-
ぼうしゅく
牡牛おうし座にあるプレアデス星団の和名。肉眼では六つの星が確認できる。二十八宿の一つ。六連星むつらぼし。
昴宿
410
-
かいらん
ともづなを解いて船が港を出ること。ふなで。「」は船尾にあって船をつなぎとめる綱。
解纜
411
-
こうじょ
金額などを除くこと。特に、収入のうち課税対象額から除外すること。「税金の扶養―」
扣除
412
-
せんめつ
残らずほろぼすこと。ほろぼしつくすこと。みな殺し。
殲滅
413
-
ひぞう
胃の左後ろにある楕円ダエン形の臓器。白血球をつくり、古くなった赤血球を破壊し、また血液をたくわえる器官。
脾臓
414
-
ろもう
①塩分を多く含んだ土地と草の茂った野原。転じて、土地が荒れ果てていること。②軽率で粗略なこと。
鹵莽
415
-
かいたい
①とてもわずかなこと。②ほんのすこしのわだかまり。
芥蔕
416
-
ぼうぜん
むくむくと盛り上がるように大きなさま。
厖然
417
-
けんかい
かたくなに自分の考えを守り、人と妥協ダキョウしないさま。
狷介
418
-
のうそ
先祖。祖先。
曩祖
419
-
ようちょう
外敵を征伐すること。討ちこらしめること。「敵を―する」
膺懲
420
-
めんご
面会すること。また、面会して話すこと。
面晤
421
-
ろくろ
①「ロクロ台」の略。木製の回転する台で、陶器を作るのに用いる。②物を引き寄せたり、つるし上げたりするのに使う滑車。井戸水のくみ上げなどに用いる。③傘の柄の上部にある、骨の集まった開閉の装置。
轆轤
422
-
ちょしょう
紙幣。おさつ。
楮鈔
423
-
べきべき
霧や雲などがたれこめ、一面をおおうさま。
冪冪
424
-
とうかい
才能・地位・形跡などをつつみ隠すこと。他人の目をくらまし、わからないようにすること。
韜晦
425
-
めいもく
①目をつむること。「―して思いめぐらす」②安らかに死ぬこと。
瞑目
426
-
しんさん
下着。肌着。「サン」も下着の意。
襯衫
427
-
こかつ
①水が干上がること。「貯水池が―する」②物がつきて、なくなること。「食料が―する」 「地下資源が―する」
涸渇
428
-
でんぶ
体のしりの部分。
臀部
429
-
ぎょしゃ
馬車でウマを操り、走らせる者。(御者)
馭者
430
-
まひ
①神経や筋肉の機能が停止したり低下したりすること。「心臓―」②本来のはたらきができなくなること。「良心が―する」
痲痹
431
-
けいてき
教え導くこと。啓発すること。参考「」も「」も教え導く意。
啓迪
432
-
しんきゅう
はりと灸キュウを使って行う治療法。「―師の資格をとる」
鍼灸
433
-
きょきん
なんらかの目的で必要な金銭を出し合うこと。また、その金銭。
醵金
434
-
たいとう
①くずれ落ちること。②勢力がおとろえること。③道徳が乱れること。
頽唐
435
-
せんぼう
はるかに仰ぎ見ること。遠く見渡すこと。「山の彼方かなたを―する」
瞻望
436
-
きょうじゅつ
あわれんで恵むこと。
矜恤
437
-
あうん
①梵語ボンゴの最初の開口音と最後の閉口音。すべての物事の始まりと終わりを指す。②吐く息と吸う息。「―の呼吸」③寺社の山門に置かれている一対の仁王像や狛犬こまいぬの顔つき。一方は口を開き、他方は閉じている。
阿吽
438
-
じんすい
全力をつくして労苦すること。ほねおり。「社会事業に―する」参考「」は衰えてやせる意。
尽瘁
439
-
げいご
①熱にうなされるなどして無意識に発する言葉。②筋道の立たないとりとめのない言葉。たわごと。
囈語
440
-
そうおう
イネの苗を植えつけること。また、その苗。田植え。
挿秧
441
-
はつらつ
生き生きとして、元気のよいさま。「生気―」
潑溂
442
-
ぜいゆう
①こぶと、いぼ。無用な肉。贅肉。②余分なもの。無駄なもの。
贅肬
443
-
きんぜん
よろこんでするさま。よろこぶようす。「―として出発する」
忻然
444
-
だいせん
和漢書などで、題名を書いて表紙にはる細長い紙や布。また、その題字や題名。
題簽
445
-
こうかい
ずるがしこくて悪知恵がはたらくさま。「―な手段」
狡獪
446
-
えつうつ
気がふさいで晴れないさま。
噎鬱
447
-
じろう
肛門コウモンの辺りに穴があいて膿うみが出る病気。あなじ。
痔瘻
448
-
かくひつ
筆をおく。特に、文章を書き終えて筆を下におく。「これにて―致します」
擱筆
449
-
ついな
昔、宮中で大みそかの夜、疫病の悪鬼を追い払った儀式。節分の豆まきは、このなごり。
追儺
450
-
しこう
①つつしんで貴人のそば近く仕えること。また、その人。②つつしんでご機嫌うかがいに上がること。
祗候
451
-
かんか
①車がつかえて、行き悩むさま。②志を得ないで、不遇であるさま。世に認められず、思うようにならないさま。
坎軻
452
-
そうふ
夫と死別した妻。未亡人。また、ひとりで暮らす女性。「やもめ」に同じ。
孀婦
453
-
びまん
風潮などが広がりはびこること。「退廃的気分が―する」
瀰漫
454
-
ひいき
気に入ったものに特別に目をかけて、力添えをすること。好意を寄せて、後援すること。また、その後援者。「知人の店を―にする」
贔屭
455
-
ふか
卵がかえること。また、卵をかえすこと。「人工―」
孵化
456
-
きんてん
利益や恩恵をみんながひとしく受けること。恩恵が均等にいきわたること。
均霑
457
-
ていい
流れるなみだと、はなみず。
涕洟
458
-
たいこ
財産の多い商人。大商人。豪商。
大賈
459
-
ほんたん
勢いの激しい流れ。また、流れのはやい川。早瀬。急流。
奔湍
460
-
かんにゅう
はまり込むこと。また、はめ込むこと。
嵌入
461
-
ひこう
①しいなと、ぬか。②役に立たないつまらないもの。かす。
秕糠
462
-
ぜいせい
あとで後悔すること。ほぞをかむこと。
噬臍
463
-
きょうかく
①胸と腹との間。また、胸部。②転じて、胸中。気持ち。
胸膈
464
-
とうあん
将来のことを考えず目前の安楽をむさぼること。一時逃れ。「―の夢」
偸安
465
-
ちゅうさく
はかりごと。また、はかりごとをめぐらすこと。
籌筴
466
-
ころく
矢を入れて携行する道具。
胡籙
467
-
りんしょく
必要以上にものおしみすること。けち。「彼はひどい―家だ」
吝嗇
468
-
びらん
①ただれ崩れること。②世の中の乱れ、人民の疲弊のはなはだしいたとえ。
糜爛
469
-
かんけん
さむさとあたたかさ。「―を叙す(時候のあいさつをする)」
寒暄
470
-
げつべつ
二つのものの優劣や高低の差がはなはだしいこと。月とスッポン。
月鼈
471
-
らくえき
人や車馬の往来が絶え間なく続くさま。
絡繹
472
-
もくしょう
目とまつげ。転じて、きわめて接近した状態。間近まぢか。「大学入試が―の間カンに迫る」
目睫
473
-
あいふん
ほこりっぽい空気。また、俗世間のよごれた空気。「」は気・空気の意。
埃氛
474
-
けんしゅ
中国、秦シンの時代の人民。
黔首
475
-
にんどう
スイカズラ科のつる性常緑低木。山野に自生。初夏、甘い香りの白い筒形の花をつける。葉は利尿や解熱剤に用いる。
荵冬
476
-
しゃくだん
たちきること。「人世の繫縛ケイバクを―する」
斫断
477
-
わく
春の日の、のどかで暖かなこと。
和煦
478
-
あいき
胃にたまったガスが口から出たもの。げっぷ。
噯気
479
-
ちょうばい
せり売りの市。売り主が複数の買い手に価格のせり合いをさせる市。表記「競り市」とも書く。
糶売
480
-
にゅうきょう
乗車券や入場券などに、係員が特別のはさみを入れること。
入鋏
481
-
あんぜん
①悲しみでくらく沈んでいるさま。②くらいさま。
黯然
482
-
のうしょう
①脳の外側や脳室内にある液。髄液。②知恵や頭脳。「―を絞る(もっている知恵を出し尽くす)」
脳漿
483
-
しゅうし
①イナゴまたはキリギリスの漢名。②子孫が繁栄すること。由来②イナゴが子をたくさん生むことから。
螽斯
484
-
かんか
①道が平坦でないさま。②志を得られないこと。世に入れられず不遇なこと。「―数奇」
轗軻
485
-
びんてん
①空。天空。②秋の空。秋の天。
旻天
486
-
くんゆう
①香気のある草と、悪臭のする草。②善人と悪人。君子と小人。また、善悪のたとえ。
薫蕕
487
-
ここ
乳飲み子の泣く声。「北国の片田舎で―の声をあげた」
呱呱
488
-
じょくれい
こまごまとわずらわしい礼儀作法。「繁文ハンブン―」
縟礼
489
-
あいろ
①せまくて通行が困難な道。②物事を実行する上での妨げ。支障。さしさわり。「この制度が業界発展の―となった」
隘路
490
-
じょうはく
腕のひじから肩までの間。二の腕。
上膊
491
-
こうけつ
死体を埋めるあな。塚あな。墓あな。
壙穴
492
-
いつぼう
シギとハマグリ。または、シギとドブガイ。
鷸蚌
493
-
きゅうりゅう
①大空。天空。②弓形または半球状のもの。アーチ形。円天井・ドームなどおもに建造物についていう。
穹窿
494
-
ぼいん
親指の先に朱肉または墨をつけて指紋を押し、印鑑の代わりとするもの。爪印つめイン。「―を押す」
拇印
495
-
がんれん
漢詩で、律詩の第三句・第四句。対句をなす。前レン。
頷聯
496
-
きんじょく
ふすまと、しとね。掛けぶとんと敷きぶとん。夜具。
衾褥
497
-
へいこ
光り輝くさま。また、あきらかなさま。類ヘイゼン
炳乎
498
-
とうひ
ダイダイの皮を乾燥させたもの。芳香・苦味があり、健胃剤・防臭剤として用いる。
橙皮
499
-
やっきょう
真鍮シンチュウ製の筒に火薬を入れたもの。銃砲に取り付けて弾丸の発射に用いる。
薬莢
500
-
こうえん
思いがけず急に起こること。突然のこと。「―として逝く」
溘焉
501
-
へいげい
①横目でにらむこと。流し目で見ること。②城壁のくぼみから敵情をのぞき見ること。転じて、周囲をにらみつけて勢いを示すこと。「天下を―する大名」
睥睨
502
-
せきち
地味がやせていて、作物がよくできない土地。やせ地。
瘠地
503
-
きりん
①太平の世に現れるという中国の想像上の動物。②すぐれたウマ。
騏驎
504
-
きっくつ
①物や体の一部が折れ曲がって伸びないこと。②文字や文章が、堅苦しくてわかりにくいこと。
佶屈
505
-
いっさん
白い歯を見せてひと笑いすること。「―を博す(自作の詩文などを贈るときのへりくだった言い方。どうぞお笑いくださいの意)」
一粲
506
-
こんこう
異質のものが入り混じること。「玉石―」
混淆
507
-
ほぼ
養護施設や保育所などの児童福祉施設で、幼児や児童の保育にあたる女性職員の通称。
保姆
508
-
ぶぜん
失望や不満でむなしい気持ちになるさま。がっかりしてぼんやりするさま。「―として立ちつくす」
憮然
509
-
しゅうへき
しわと、ひだ。衣服のしわ、山肌に刻まれたひだなど。
皺襞
510
-
うそう
わたくし。
迂叟
511
-
ろうじつ
一年の最後の日。おおみそか。
臘日
512
-
てんこく
石や木、金属に文字を刻むこと。
篆刻
513
-
きょうきょ
竹で編んだ四角いかごと丸いかご。
筐筥
514
-
てんけん
天のとがめ。神のおしかり。天から下される罰。
天譴
515
-
きたん
めずらしい不思議な話。おもしろい言い伝えや物語。「」は話・物語の意。「異聞―を収集する」
奇譚
516
-
けんえん
①あきたりなく思うさま。②満足するさま。
慊焉
517
-
こんめい
あだな。ニックネーム。
諢名
518
-
しんらい
神の声。
神籟
519
-
じょうろう
①仏年功を積んだ高位の僧。②身分の高い者。③「--女房」の略。宮中に仕えた高位の女官。④身分の高い女性。
上﨟
520
-
きき
なごやかに楽しみ合うさま。ゆったりと楽しげなさま。「衆人―として楽しむ」
熙熙
521
-
きたん
深くはじて赤面すること。「―の念を抱く」
愧赧
522
-
ざんごう
①城の周囲のほり。②敵の攻撃を防ぐために、地面を掘りさげて一段と低くしたからぼり。
塹壕
523
-
きき
いみきらうこと。おそれ避けること。また、その事柄。
諱忌
524
-
ひちりき
奈良時代に中国より伝来した、雅楽用の管楽器。竹製のたて笛で、表に七つ、裏に二つの指穴があり、縦に構えて吹く。音色は哀調を帯びて高い。
篳篥
525
-
うきょく
①うねうねと曲がりくねるさま。②遠回しなこと。「―の弁解」
紆曲
526
-
けいこつ
膝ひざと足首との間の二本の骨のうち、内側の太い骨。
脛骨
527
-
いへん
書物。書籍。
韋編
528
-
ぜいゆう
①こぶと、いぼ。無用な肉。贅肉。②余分なもの。無駄なもの。
贅疣
529
-
せんせん
上の命令などを聞かず、自分の思うとおりに行うこと。
専擅
530
-
ごうまん
いばって人を見下すさま。
慠慢
531
-
せんめい
はっきりしない道理などを明らかにすること。「本義を―にする」
闡明
532
-
ほうふつ
①よく似ているさま。はっきりと思い浮かぶさま。「亡父の面影が―とする」②姿や形などが、ぼんやりと見えるさま。
彷彿
533
-
そんそ
①さかだると料理をのせる台。②宴会の席。
樽俎
534
-
おこ
愚かなこと。ばかげたさま。「―な話」
烏滸
535
-
げいか
仏①高僧の敬称。また、各宗派の管長の敬称。②僧への書状の脇付わきづけに用いる語。③高僧のそば。
猊下
536
-
てんたん
あっさりとしていて執着しないさま。無欲でとらわれないさま。「金銭に―としている」
恬澹
537
-
そうこう
織機の部品。縦糸を上下させて横糸の杼ひを通すための器具。あぜ。
綜絖
538
-
そくめつ
①消えてなくなること。②物事がやむこと。また、やめること。
熄滅
539
-
じょくしょ
①むし暑いこと。②陰暦六月の異名。
溽暑
540
-
ふうえい
詩歌をよんだり、吟じたりすること。「花鳥―」
諷詠
541
-
きょうらん
①荒れ狂う大波。②ひどく乱れて手のほどこしようもない情勢。〖---を既倒に廻めぐらす〗どうしようもなく衰えた形勢を挽回バンカイすること。荒れ狂う大波が倒れ伏したのをもとに押し返す意。「既倒」はすでに倒れたこと。〈韓愈カンユの文〉
狂瀾
542
-
うんげん
同系統の色を濃いものからしだいに淡いものへ並べていく彩色法。また、そのような紋様の織物。
繧繝
543
-
かんかく
内と外と二重になったひつぎ。
棺椁
544
-
そくし
あし。また、あしあと。
足趾
545
-
ばんきん
①近ごろ。近年。②古代に対して、最近の世。
輓近
546
-
こうしん
友人どうしが速く寄り集まること。転じて、友人の集まり。
盍簪
547
-
どきゅう
古代中国の武器で、ばね仕掛けで大矢や石を発射する強い弓。「いしゆみ・おおゆみ」に同じ。
弩弓
548
-
まんじゅう
小麦粉などをこねて作った皮の中に、あんや肉などを入れて蒸した食べ物。
饅頭
549
-
せいはん
よじのぼること。「」はよじのぼる意。
躋攀
550
-
しっこく
①足かせと手かせ。②自由をさまたげるもの。「家庭が―となることもある」
桎梏
551
-
もうろう
①ぼんやりかすんで見えるさま。朧気おぼろゲに見えるさま。②確かでないさま。「意識が―とする」
朦朧
552
-
ぎりょう
物事を行う手なみ。腕前。技量
伎倆
553
-
こはく
①地質時代の樹脂が地中で化石になったもの。ふつうは黄褐色で透明。装飾品に用いる。「きれいな―色の酒を飲む」②「コハク織」の略。平織で横にうねを表した絹織物。着物の帯などに用いる。
琥珀
554
-
かし
①きず。欠点。「―のある商品だ」②法的に欠陥や欠点があり、完全な条件を備えていない状態。
瑕疵
555
-
かいろう
ともに老いること。夫婦が仲良く老年まで連れ添うこと。「―同穴」
偕老
556
-
しんき
新年の喜び。
新禧
557
-
かんばつ
長い期間雨が降らず、水がかれてしまうこと。ひでり。
旱魃
558
-
さんじゅん
詩文の悪い部分や不要な部分をけずり、足りないところを補うこと。「」はかざる、つやを出す意。「詩稿を―する」
刪潤
559
-
てきちょく
①足踏みすること。ためらうこと。②ツツジの漢名。
躑躅
560
-
だほ
とらえること。特に、軍艦などが領海を侵犯した外国の船舶をとらえること。「密航中の貨物船を―する」
拿捕
561
-
そうこく
①対立・矛盾するものが互いに争うこと。「理性と感情とが―している」②五行説で、木は土に、土は水に、水は火に、火は金に、金は木に勝つこと。対相生ソウショウ
相剋
562
-
しょうふく
おそれしたがうこと。おそれひれ伏すこと。
慴伏
563
-
げきせき
ひっそりと静かでさびしいさま。
闃寂
564
-
かいこ
昔、雅楽に用いられた打楽器の一種。胴の両側に革をはり、ひもで締めたもの。こすったりはじいたりして音を出す。
揩鼓
565
-
いんぽん
性に関してだらしのないさま。色ごのみ。
婬奔
566
-
あいき
胃にたまったガスが口から出たもの。げっぷ。
噫気
567
-
けいちょう
軽はずみなさま。考えが浅くうわついていること。
軽佻
568
-
へいり
やぶれたはきもの。転じて、惜しげもなく捨てられるもの。「―のごとく捨てる」
敝履
569
-
もうまい
①光がおおわれてうす暗い。うす暗くて見えない。②無知であること。道理に暗いこと。
曚昧
570
-
じんかん
俗世間。
塵寰
571
-
らくだ
①ラクダ科の哺乳ホニュウ動物。野生のものはほとんどなく、家畜として飼育。背中のこぶに脂肪を蓄え、それを分解して水にすることができるので、砂漠の生活に適している。乗用や運搬用。乳や肉は食用。毛は織物用。ダバ。②ラクダの毛で作った繊維。また、その織物。
駱駝
572
-
きゅうだん
罪悪・失敗などを問いただして責めたてること。「今更失敗を―しても仕方ない」
糺弾
573
-
しょうしゅう
①鳥などが、樹上などにとび集まること。また、群れをなしてとぶこと。②かけ回って集めること。広く集めること。
翔集
574
-
きえい
欠けることと満ちること。満ち欠け。「潮は月の―にしたがう」
虧盈
575
-
はんろう
①鳥獣を入れるおりやかご。②自由を束縛された境遇のたとえ。「―の身を嘆く」③仏煩悩ボンノウに縛られるたとえ。
樊籠
576
-
じょうちゅう
扁形ヘンケイ動物で、脊椎セキツイ動物の腸内に寄生する虫。体は平たく、多くの節があり、真田紐さなだひもに似ている。
絛虫
577
-
さが
木や石が角ばって、突き出たりからんだりしているさま。
槎牙
578
-
だび
仏火葬にすること。「亡骸なきがらを―に付す」
荼毘
579
-
けいそ
非金属元素の一つ。化合物として地殻中に大量に存在する。半導体に用いる。シリコン。
硅素
580
-
ゆえつ
①のりこえること。②身分に過ぎたことをすること。また、本分をこえること。
踰越
581
-
どうぼく
召使いの少年。しもべ。
僮僕
582
-
さんたん
①あれこれと心を悩ますさま。「苦心―してようやく入手した」②いたましく悲しいさま。「―たる結果に終わる」
惨憺
583
-
じけい
自分で自分の首を切って死ぬこと。
自剄
584
-
かんぱつ
詔勅ショウチョクを、天下に広く告げ知らせること。「大詔―」
渙発
585
-
こか
またの下。
胯下
586
-
めいてい
酒を飲んでひどく酔うこと。「すっかり―する」 「―者を保護する」
酩酊
587
-
らんしょう
物事の最初。起こり。起源。
濫觴
588
-
しんしん
草木の葉が盛んに生い茂るさま。「―と生い茂った杉木立」
蓁蓁
589
-
あだ
美しくしとやかなさま。また、女性の粋いきで色っぽいさま。「―っぽい女」 「―めいた身のこなし」
婀娜
590
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さし
潮流・風などの作用で、砂地が湾の一方の端から海中に細長く堆積タイセキして堤状になったもの。駿河するが湾の三保の松原が有名。
砂嘴
591
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ちゅうりく
罪を犯した者をころすこと。罪をただしてころすこと。
誅戮
592
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こうかく
物事をしらべ考えて、明らかにすること。
考覈
593
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はさい
破れくだけること。くだくこと。こなごなにすること。「鉱石を―する」
破摧
594
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さし
液体の底に沈んでいるかす。沈殿物。おり。
渣滓
595
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りょうしょう
風が肌寒く感じられること。「春寒―」
料峭
596
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ろじゅん
アシの若芽。
蘆筍
597
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しゅうりん
秋の長雨。停滞前線の影響で降る梅雨に似た雨。秋雨あきさめ。
秋霖
598
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しゃがん
あからがお。日焼け、酒焼けなどで赤みをおびた顔。
赭顔
599
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とうしゅう
それまでのやり方を受け継ぐこと。「古いしきたりは一切―しない」
蹈襲
600
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