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於物無不陥也
物に於いて陥さざるなきなり。 どんなものに対しても突き破らないものはない。
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無夕不飲
夕として飲まざるは無し。 どんな夜でも飲まないことはない。
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士不可以不弘毅
士は以って弘毅ならざるべからず。道に志す人は、心が広く意志が強くなければならない。
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戦無不勝
戦ひて勝たざるは無し。戦って勝たないものはない。(どんな闘いも勝つ)
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天無時不風
天時として風はかざるは無し。天はどんな時でも風が吹かないことはない。
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不得陳言而不当
言を陳べて当たらずを得ず。意見を述べたら、その通りに実行しないわけにはいかない。
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側目不敢視
目を側めて敢へて視ず。目をそらして決して見ようとしなかった。
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君子不可不学
君子は学ばざるべからず。君子は学ばなければならない。
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人不能不楽
人は楽しまざる能はず。人は楽しまないではいられない。
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秦不敢動
秦敢へて動かず。秦は決して動こうとしなかった。
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何前倨而後恭也
何ぞ前には倨りて後には恭しきや。どうして以前までは威張っていたのに、今度は恭しいのか。
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沛公安在
沛公安くにか在る。沛公はどこにおられるのか。
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誰加衣者
誰か衣を加わる者ぞ。誰が着物をかけてくれたのか。
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帝力何有於我哉
帝力なんぞ我に有らんや。天子の恵みなど、どうして我に関係あろうか、いや関係ない。
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我安適帰矣
我安くにか適帰せん。我はどこ行って身を寄せればいいだろうか、いやどこにも身を寄せるところはない。
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孰能無惑
孰か能く惑ひ無からん。誰が迷わずにいられようか、いや誰も迷わずにはいられない。
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何患無士
何ぞ士無きを患へん。どうして賢士がいないことを悲しむことがありましょうか、いや悲しむ必要はありません。
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徘徊将何見
徘徊して将た何をか見ん。歩き回って何を見ようとするのか、いや何も見てはいない。
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不仁者可与言哉
不仁なる者は与に言ふべけんや。仁愛の心のない者はともに語ることができようが、いや語ることはできない。
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何為勧之哉
何為れぞ之を勧めんや。どうしてこれを勧めようか、いや勧めるわけにはいかない。
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安能謀趙乎
安くんぞ能く趙を謀らんや。どうして趙の国をはかりごとにかかることができようか、いやできない。
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以臣弑君、可謂仁乎
臣を以って君を弑するは、仁と謂うべけんや。臣下の身で君主を殺すのは、仁と言えるだろうか、いや言えない。
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如何不涙垂
如何ぞ涙が垂れざらん。どうして涙を流さずにいられようか、いや流さずにはいられない。
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奈老何
老いを奈何せん。年老いてゆくことをどうすることができようか、どうするこもできない。
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夫召我者而豈徒哉
夫れ我を招く者は豈に徒らならんや。そもそも私を招くことは、どうしてむだであろうか、いやむだではない。
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田園将蕪胡不帰
田園将に蕪れなんとす、胡ぞ帰らざる。田園は今でも荒れ果てようとしている。どうして帰らないのか、帰れば良い。
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豈無仁義之心哉
豈に仁義の心無からんや。どうして仁義の心がないのだろうか、いや仁義の心はある。
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籍独不愧於心乎
籍独り心に愧ぢざらんや。私はどうして自らの心に恥じないでいられようか、いや恥じずにはいられない。
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子盍辞乎
子盍ぞ辞せざるや。あなたはどうして辞職しないのか、すればよい。
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臣敢不聴令乎
臣敢えて令を聴かざらんや。私がどうして命令をきかないでしょうか、いやきっと命令を聞きます。
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歳月不待人
歳月人を待たず。時の流れは人を待ってくれない。
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富貴非吾願
富貴は吾が願いに非ず。豊かさや身分の高さは私の願うところではない。
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天下無良馬
天下に良馬無し。世の中に良い馬はいない。
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己所不欲勿施於人
己の欲せざる所、人に施すこと勿れ。自分のして欲しくないことは他人にしてはいけない。
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人攀明月不可得
人明月も攀づるも得べからず。
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食之不能尽其材
之を食ふに其の材を尽くさしむる能わず。馬を飼い養っても、その才能を発揮させることができない。
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家貧不常得油
家貧しくて、常には油を得ず。家は貧しかったので、いつも油が手に入るとは限らなかった。
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勇者不必有仁
勇者は必ずしも仁有らず。勇敢な人には必ずしも仁徳があるとは限らない。
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知来必死必不来
来たらば必ず死せんことを知らば、必ず来たらず。
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黄鶴一去不復返
黄鶴一たび去って復た返らず。黄色い鶴は一たび去って以来決して戻ってこない。
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名与身孰親
名と身と孰か親しき。名声と自分との身体とは、どちらが身近で大切ですか。
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君子亦有窮乎
君子も亦窮すること有るか。君子もまた困窮することがありますか。
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先生何為出此言也
先生何為れぞ此の言を出だすや。先生はどうしてこのようなことを言われるのか。
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夫三子者之言何如
夫の三子者の言は如何。あの3人の発言はどうか。
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親之奈何
之を親しむには奈何せん。これと親密にするにはどうしたらいいか。
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大王来、何操
大王来たるとき、何をか操れる。大王はこちらにおいでになるとき、何を持って来られましたか。
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女忘会稽之恥邪
女会稽の恥を忘れたるか。おまえは会稽で受けた恥を忘れたのか。
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何以知其然邪
何を以って其の然るを知るや。どうしてそうであることがわかるのか。
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嗚呼、哀哉
嗚呼、哀しいかな。ああ、悲しいなあ。
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何其多能也
何ぞ其れ多能なるや。なんとまあ多くの才能があることよ。
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豈不誠大丈夫乎
豈に誠の大丈夫ならずや。なんとたいそうすぐれた人物ではないか。
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不亦難乎
亦難からずや。何と難しいことではないか。
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賢哉回也
賢なるかな回や。賢いなあ、回は。
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嗟乎、惜哉
嗟乎、惜しいかな。ああ、惜しいなあ。
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莫我知也夫
我を知る者は莫きかな。私を理解するものがいないことだなあ。
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抜剣斫肉、何壮也
剣を抜きて肉を斫る、何ぞ壮なるや。剣を抜いて肉を切るとは、なんとまあ勇ましいことか。
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不亦楽乎
亦楽しからずや。何と楽しいことではないか。
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富哉言乎
富めるかな言や。含蓄に富んでるなあ、(先生がおっしゃった)言葉は。
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