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デフォルトルート
どの経路にもマッチしなかった場合の経路
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ホストルート
特定のホストやIPアドレスのみ特別にルーティングする時に設定する
<IPアドレス>/32 で設定
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IGP
AS 内のルーティングプロトコル
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EGP
AS 間のルーティングプロトコル
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ループバックインターフェース
機器を表すためのインターフェース
ループバックアドレスとなる IPアドレスを設定し、特定の物理インターフェースの障害時にも機器に接続できるようにする用途で使われる
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距離ベクトル(ディスタンスベクタ)型ルーティング
宛先までの経路を距離(経由するルータ数)・方向で決める
アルゴリズムがシンプルだが、伝送速度を考慮しないのとループが生じやすい
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経路ベクトル(パスベクトル)型ルーティング
距離ベクトル型の応用。EGPで利用。ASの並びを利用してルートを決める
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リンク状態(リンクステート)型ルーティング
多くの情報をもとにルーティング
トポロジ情報をルータに保持する
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RIP
距離ベクトル型のプロトコル
・最大ホップ数 15
・下位プロトコルは UDP
・経路情報を 30秒に一回ブロードキャストする
・他のルータから受けとった情報は距離に 1を追加して次の機会にブロードキャストする
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RIPv2 の RIP との違い
・サブネットマスク対応
・マルチキャストを利用して経路情報を通知できる
・認証にも対応
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RIPng
RIP next generation
IPv6 対応の RIP。IPv6 マルチキャストで経路情報を通知
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RIP での接続切断条件
・RIP パケットが 6回来ない
・距離が 16 である
接続を切ったら距離ベクトルデータベースから情報を削除する
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ガベージコレクションタイマー (RIP)
距離が 16の経路を 120秒保持し、その時間をすぎると消去する
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スプリットホライズン (RIP)
経路を教えられたインターフェースには教えられた経路情報を流さないようにする
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ルートポイズニング (RIP)
経路が切れたとき、距離を 16として流す
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ポイズンリバース (RIP)
到達不能な経路情報を受信した際、その経路情報をそのまま同じインターフェースから隣接ルータに通知する
この動作はスプリットホライズンより優先される
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トリガードアップデート (RIP)
経路情報が変化したとき、 30秒待たずすぐ伝える
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OSPF
リンクステート型のプロトコル
・ループがあっても安定
・下位プロコルは IP
・ルータ間のリンクに重み(コスト)をつけることでコストが小さい経路を利用する
・SPF アルゴリズム(ダイクストラアルゴリズム)採用
・現在の主流は OSPF v2, v3
・指名ルータが決められて、そのルータを中心に経路情報が交換される
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OSPFv2
・IPv4 を利用したルーティングテーブルを作成
・シンプルな認証を利用(平文・MD5)
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OSPFv3
・IPv6 を利用したルーティングテーブルを作成
・IPSec, IPv4 / IPV6 デュアルスタックに対応
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ECMP
最小のコストが複数あるさい、分散して利用できるようにする
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OSPF で作成するデータベース
LSDB(リンク状態データベース)
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LSA (OSPF)
OSPF ルータ間で交換されるリンク状態情報
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ルータLSA
エリア内部に自ルータのリンク情報を通知
全OSPF ルータが作成
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ネットワークLSA
エリア内部に自エリアの経路情報を通知
代表ルータ(DR)が作成
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サマリLSA
エリア間の経路情報を他エリアに通知
エリア境界ルータが作成
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ASBRサマリLSA
ASBR(AS Boundary Router)から受信した経路情報を他のエリアに通知
エリア境界ルータが作成
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AS外部LSA
全体に非OSPFネットワーク(BGPなど)の経路情報を他のルータに通知(DRとか関係なく通知)
AS境界ルータが作成
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OSPF 仮想リンク
物理的にエリア0に直接接続していないエリアを仮想的にエリア0と繋げる設定
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BGP-4
AS間のルーティングに利用する
・パスベクタ型アルゴリズム(通過するASの数で経路を制御)
・下位プロトコルは TCP
・CIDR に対応
・BGP接続をするルータ同士でピアリング(経路交換)する
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BGPスピーカ
ASの境界に置くルータ
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MP-BGP
BGPの拡張。IPv4,IPv6, MPLS, VPN などをサポート
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BGP anycast
単一のIPアドレスを複数のノードに割りあてを可能にすることで地理的に同一IPを分散させ、最も近いノードにルーティングができるようにする
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RTBH Remotely Triggered Black Hole
ネットワーク内で特定のトラフィックを迅速に止める技術。DDoS対応などで利用
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代表的なメッセージ (BGP)
・OPEN
・UPDATE
・NOTIFICATION: ピアに対してエラーを通知
・KEEPALIVE
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代表的な BGP パスアトリビュート
・AS_PATH
・NEXT_HOP
・MULTI_EXIT_DISC (MED やメトリックとも)
・LOCAL_PREF
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AS_PATH (BGP パスアトリビュート)
・経路情報がどの AS 経由かを示す AS 番号の並び
・AS_PATH の長さが最も短い経路を選択
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NEXT_HOP (BGP パスアトリビュート)
・宛先ネットワークの IP アドレス
・NEXT_HOP が最も小さい経路を選択
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MULTI_EXIT_DISC (BGP パスアトリビュート)
・自身の AS 内のネットワークアドレスの優先度
・値が最も小さい経路を選択
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LOCAL_PREF (BGP パスアトリビュート)
・外部の AS のネットワークアドレスの優先度
・値が最も大きい経路を選択
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BGP の経路選択の評価順
一部抜粋
1. LOCAL_PREF の値が最も大きい
2. AS_PATH が最も短い
3. MED の値が最も小さい
4. NEXT_HOP が最も近い
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eBGP の特徴
eBGP ピアが確立されたあとは追加・差分情報のみアップデートする
経路情報を広告するときは NEXT_HOP を自身の IP アドレスに書き換える
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iBGP の特徴
・AS 内の全ての BGP ルータとの間で iBGP ピアを確立する(フルメッシュ)
・ルータが多い場合の対策にルートリフレクションがある
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ルートリフレクション (BGP)
iBGP において、フルメッシュだと接続機器が多すぎる場合の対策方法
ルータをクラスタリングし、ルート(ルートリフレクタ)を決める。ルートがクライアントのすべてのアップデート情報を受信し、ほかのクライアントに配布することでコネクション数を減らす
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