論理積
二つの命題のいずれも真のときに真となり、それ以外のときは偽となるもの。二つの入力の両方が1のときのみ出力が1となり、いずれか一方あるいは両方が0の場合は0となる。
論理和
二つの命題のいずれか一方あるいは両方が真のときに真となり、いずれも偽のときに偽となるもの。二つの入力のいずか一方あるいは両方が1のとき出力が1となり、いずれも0の場合に0となる。
メタデータ
データについてのデータという意味で、データ本体に付随する情報のことをいう。ファイルであれば作成者、作成日時、ファイルサイズなど。
データディクショナリ
データベースやシステム開発においてデータの属性・性質などデータに関する情報の定義を保存するための辞書。
データウェアハウス
企業内に散らばっているデータの有効活用を目的に、過去から現在までの基幹系データベースや外部データベースを統合し、効果的な戦略的意思決定を支援するためのデータベース。
データマイニング
データウェアハウスに蓄積されている大量の生データを数学的・統計的手法を用いて分析し、今まで知られていなかった有用なデータの規則や因果関係を見つけ出す手法。
マルウェア
コンピュータの正常な動作を妨げたり、利用者やコンピュータに害を成す不正な動作を行うソフトウェアの総称。
動的解析
(ブラックボックス解析)
サンドボックス上で検体を実際に動作させてその挙動を監視し、マルウェアの動作を解析すること。
静的解析
(ホワイトボックス解析)
検体の実行可能形式ファイルを逆コンパイルし、そのソースコードを直接読むことで、マルウェアがどのような動作をするか解析すること。
サンドボックス
ソフトウェアの特殊な実行環境として用意された、外部へのアクセスが厳しく制限された領域のことを指すことが多い。
逆コンパイル
実行可能形式のコンピュータプログラムを解析し、開発時に用いられたプログラミング言語によるソースコードに戻す変換処理のこと。
MIME
(Multipurpose Internet Mail Extensions)
本来アスキー文字(0~9、A~Z、a~zと制御文字で構成される128文字)しか使用できないSMTPを利用したメールで、日本語などのマルチバイト文字や画像データなどを送信できるようにする仕組み
SMTP
(Multiple Spanning Tree Protocol)
インターネット環境で使われる電子メール転送プロトコル。SMTPでは、ASCII文字しか使用できない。
UML
(Unified Modeling Language)
オブジェクト指向開発で用いられる標準表記法群で、オブジェクト間の関連や動作・構成を表現する13種の図表から構成されている。
BPD
(Business Process Diagram)
ワークフローとしてビジネスプロセスをグラフィカルに記述する。
E-R図
(Entity Relationship Diagram)
対象をエンティティとその属性及びエンティティ間の関連で捉え,データ中心アプローチの表現によって図に示す。
DFD
(Data Flow Diagram)
データの流れによってプロセスを表現するために,データの発生,吸収の場所,蓄積場所,データの処理をデータの流れを示す矢印でつないで表現する。
デュアルシステム
同じ処理を2組のコンピュータシステムで行い、その結果を照合機でチェックしながら処理を進行していくシステム構成。
負荷分散システム
2系統のシステムの負荷が均等になるように,処理を分散する方式。
デュプレックスシステム
現用系と待機系の2系統のシステムで構成され,現用系に障害が生じたときに,待機系が処理を受け継ぐ方式。
並列処理システム
2系統のシステムで並列処理をすることによって性能を上げる方式。
ポリモーフィズム
プログラミング言語の持つ性質の一つで、「同じメッセージを送ってもオブジェクトごとに異なる操作が行われる」ようにできること。多相性。
桁あふれ誤差
コンピュータが扱える最大値、最小値を超えるため発生する誤差
情報落ち
絶対値多き値と小さい値で加算、減算を行った際に、小さい値が反映されないこと
打ち切り誤差
計算処理を途中で打ち切ることで生じる誤差
桁落ち
絶対値が近い数値で差を求めたときに有効桁数が減ること
丸め誤差
切り上げ、切り捨て、四捨五入により生じる誤差
ASP
(Application Service Provider)
インターネットを通じて、主に業務用のソフトウェアやアプリケーションの利用環境を顧客に提供するサービス事業者のこと。今でいうSaaS(Software as a Service)だが、SaaSがクラウドコンピューティングの一形態を表すの対して、ASPはSaaSを提供する事業者という違いがある。
ハウジングサービス
顧客のサーバや通信機器を設置するために,事業者が所有する高速回線や耐震設備が整った施設を提供するサービス。
シーケンス図
UMLで規定された図の一つで、要素間の相互作用を時系列で表したもの。
クラス図
UMLで規定された図の一つで、システムを構成するクラスと、クラス間の相互の関係を表現する図。
オブジェクト図
UMLで規定された図の一つで、実際の場面において登場する具体的なオブジェクトとそれらの間の関係を表したもの。
コンポーネント図
UMLで規定された図の一つで、システムを構成する要素間の関係を表したもの。
パッケージ図
UMLで規定された図の一つで、クラス図などの各モデル要素がどのように分類され、グループ分けされているかを表現するもの。
複合構成図
UMLで規定された図の一つで、コンポーネントや個々のクラスとその構成要素を示した図。
プロファイル図
UMLで規定された図の一つで、特定のドメインおよびプラットフォーム用にUMLモデルをカスタマイズするための一般的な拡張メカニズムを示した図。
アクティビティ図
UMLで規定された図の一つで、業務や処理の実行手順を表したもの。
ユースケース図
UMLで規定された図の一つで、利用者などの外部の主体がシステムによって何を行うのかを表現する図
ステートマシン図
UMLで規定された図の一つで、対象がどのような状態を持ち、どのような条件やイベントによりそれらの間を遷移するかを一覧に表した図。状態遷移図。
相互作用図
UMLで規定された図の一つで、複数のオブジェクト間の相互作用をメッセージのやり取りとしてモデル化するもの。
コミュニケーション図
UMLで規定された図の一つで、オブジェクトがどのように相互作用するかを示す。オブジェクト図の拡張であり、オブジェクトと、あるメッセージから別のメッセージに移動するメッセージを示す。
タイミング図
UMLで規定された図の一つで、時間の経過と関連する制約を軸に相互作用を示す。
相互作用概要図
UMLで規定された図の一つで、相互作用図間の順序を示す。
スワッピング
なんらかの理由で主記憶上にあるプログラムが長時間待ち状態になっている場合に、そのプログラムを実行中のまま補助記憶上のスワップと呼ばれる場所に退避し、他のプログラムを主記憶にロードすることで主記憶の効率的な利用を行う方法。
リアルタイム処理
使える資源(リソース)に限りがある状態で、ジョブの実行が命令された時、その処理を決められた時刻(デッドライン)までに終了することを目的とする処理。
タイムスライシング
複数あるタスクを一定時間ごとに入れ替えながら処理を行うマルチタスクシステムやタイムシェアリングシステムにおいて、各タスクやユーザーに処理時間単位を割り当てられること。
オーバーレイ
主記憶に格納できない大きいプログラムをいくつかのブロックに分割し、その時の処理に必要なブロックだけを主記憶にロードして実行する方式。
ROM
読み出し専用で、電源の供給が切れても内容を保持しておくことのできる不揮発性のメモリ。DRAMと比較して高速。
DRAM
(Dynamic Random Access Memory)
リフレッシュ動作が必要な揮発性メモリ。SRAMと比較して低速。コンピュータの主記憶装置で使われる。コンデンサに電荷を蓄えることにより情報を記憶し、電源供給が無くなると記憶情報も失われる揮発性メモリ。
SRAM
(Static Random Access Memory)
データの読み出し/書き込みが自由に行える揮発性メモリ。主にキャッシュメモリーなどに使用される。リフレッシュ動作が不要。
RAM
(Random Access Memory)
CPUが何かの処理を行うときに使われる作業用のメモリ。コンピュータの主記憶装置で使われる。
MTBF
(Mean Time Between Failures)
システムが修理され正常に稼働し始めてから、次回故障するまでの平均故障間隔のこと。MTBF=システムの稼動時間/故障回数。
管理図
中央線および上限と下限を示す限界線を引いて、工程の状態や品質を時系列に表した図。工程が安定した状態にあるかどうかを判断するために用いる。
特性要因図
現れた特性(結果)とそれに影響を及ぼしたと思われる要因の関係を体系的に表わした図。多くの要因が複雑に絡みあっているときに、直接的な原因と間接的な原因に分別できる。
パレート図
値の大きい順に分析対象の項目を並べた棒グラフと、累積構成比を表す折れ線グラフを組み合わせた複合グラフ。複数の分析対象の中から管理対象とすべき重要な要素を識別するために使用される。
散布図
縦軸・横軸に2項目の量や大きさ等を対応させて、分析対象のデータを打点した図。2項目間の分布・相関関係を把握するのに使用される。
MIPS
(Million Instructions Per Second)
コンピュータの処理速度をあらわす単位の一つで、毎秒何百万回の命令を実行できるかを表す値。10MIPS=命令実行数1000万回。
内部割込み
CPU内部の要因で発生する割込み。
外部割込み
CPU外部の要因で発生する割込み。
NAPT
(Network Address Port Translation)
プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスを1対1で相互変換するNATの考え方に、ポート番号でのクライアント識別を組み合わせた技術。IPマスカレード。
DHCP
(Dynamic Host Configuration Protocol)
TCP/IPネットワークで、ネットワークに接続するノードへのIPアドレスの割り当てをアドレスプールから自動的に行うプロトコル。
RADIUS
(Remote Authentication Dial-In User Service)
認証情報と認証手続き、および利用ログの記録をネットワーク上のサーバに一元化することを目的としたシステム。
DNS
(Domain Name System)
ドメイン名とIPアドレスを結びつけて変換する仕組み。
ノード
通信ネットワークにおいて、コンピュータや通信機器など、通信の主体となる個々の機器のこと。
2相ロック
トランザクション処理で読書きが必要になったデータにその都度ロック をかけていき、全てのロックを獲得した後にだけロックの解除を行うことができる ロッキングプロトコル。
シャドウページ
ログを使わないトランザクションの障害回復手法。
ロールフォワード
データベースシステムに障害が起こったときに、更新後ログを用いて今まで処理したトランザクションを再現しシステム障害直前までデータベース情報を復帰させること。
ロールバック
トランザクションの途中、プログラムのバグなどでアプリケーションから の応答がなくなったり強制終了した場合に、更新前ジャーナル(ログ)を用いて データベースをトランザクション開始直前の状態に戻す処理。
CIO
(Chief Information Officer)
経営戦略に沿った情報戦略や、IT投資計画に関する責任を持つ役職である最高情報責任者のこと。
クラスタ分析法
複数の変数を持つデータを利用し、その変数間の相互の関係性をとらえるために使われる多変量解析の手法。樹状図で表される。
デルファイ法
多数の専門家が他の専門家の意見も相互に参照しながら意見交換をし、最終的に意見の収束をしていく方法。
指数平滑法
指数平滑法は、過去の予測値と実績値を利用して需要値を予測する方法。
モンテカルロ法
モンテカルロ法は、数値解析の分野において、確率を近似的に求めるために使われる手法。
到着順方式
タスクスケジューリング方法の一つで、実行可能状態になった順番に処理する方式。
動的優先度順方式
タスクスケジューリング方法の一つで、待ち時間の長さに応じて優先度を徐々に高く設定し、優先度順に処理する方式。
ラウンドロビン方式
タスクスケジューリング方法の一つで、CPUを使用する時間を定め、その時間内に処理が終わらない場合は、次のタスクに使用権が与えられる方式。
多重待ち行列方式
タスクスケジューリング方法の一つで、ラウンドロビン方式に優先順位を加味させた方式。
処理時間順方式
タスクスケジューリング方法の一つで、タスクの処理時間が短いものから処理する方式。
イベントドリブン方式
タスクスケジューリング方法の一つで、マウス操作によるイベントでCPUの使用権を切り替える方式。
アクセシビリティ
高齢者・障害者を含む誰もが、さまざまな製品や建物やサービスなどを支障なく利用できるかどうか、あるいはその度合いのこと。
トレーサビリティ
製品や食料品など,生産段階から最終消費段階又は廃棄段階までの全工程について,履歴の追跡が可能であること。
インターオペラビリティ
仕様が異なるコンピュータ間で,ネットワークなどを通じてそれぞれが管理するソフトウェアやデータを利用する際の相互運用性のこと。
SIEM
(Security Information and Event Management)
多様なソフトウェアや機器が出力する大量のログデータを分析し、異常があった場合に管理者に通知したり対策を知らせたりする仕組み。
線形探索法
探索対象のデータ群の先頭から順に値を比較していく方法。データ群が整列されていなくても探索できるが、使用頻度が高い順に整列されていると少ない回数で目的のデータを探索することが可能になる。
平均比較回数:(N+1)/2,最大比較回数:n。
2分探索法
探索データが昇順または降順に整列されているときに用いる方法。データ中央値と探索対象のデータを比較し、その大小により探索範囲を1/2ずつ狭めていくことで線形探索と比べて効率よく探索することが可能。
平均比較回数:[log2N],最大比較回数:[log2N]+1。
ビジネスインパクト分析
不測の事態によって、業務が中断したりシステムが停止したりした場合のビジネスへの影響度を分析し、最大許容停止時間や被害損失額などを算定する手順。
BYOD
(Bring Your Own Device)
従業員が個人的に所有するPCやスマートフォンなどの情報端末を職場に持ち込み、それを業務に使用することを意味する。
ストアドプロシージャ
データベースに対する一連の処理をまとめた手続きにして、それをコンパイルして最適化したものをデータベース管理システムに保存したもの。クライアント-サーバ間のネットワーク負荷の軽減が期待できる。
リピータ
OSI基本参照モデルの物理層でネットワーク同士を接続し、データ伝送中に弱くなった電気信号を増幅し、データの伝送可能距離を延長する装置。
ブリッジ
OSI基本参照モデルのデータリンク層でネットワーク同士を接続し、通過するパケットのMACアドレスを見てデータを適切な宛先に中継する装置
ルータ
OSI基本参照モデルのネットワーク層でネットワーク同士を接続し、通過するパケットのIPアドレスを見てデータを適切な宛先に中継する通信装置。
ファンクションポイント法
ソフトウェアに含まれる機能とその複雑さを基準に論理的に開発工数を見積もる方法。
標準タスク法
開発プロジェクトで必要な作業のWBSを作成し,各作業の工数を見積もる方法。
プログラムステップ法
開発するプログラムごとのステップ数を積算し,開発規模を見積もる方法。
類推見積法
過去の類似例を探し,その実績や開発するシステムとの差異などを分析・評価して開発規模を見積もる方法。
ERPパッケージ
(Enterprise Resource Plannning)
組織全体の経営資源と業務プロセスを統合して、計画的に管理するために、企業活動に必要な機能、販売、生産、購買、出荷、会計などのすべてが含まれた情報システム。
CSMA/CD方式
(Carrier Sense Multiple Access with Collision Detection)
通信において単一の伝送路を複数の機器が共用する際、中央で監視・制御する機器がなくても伝送路の使用権を調整できる通信方式。
トークンパッシング方式
通信において、データの送信権を表す「トークン」と呼ばれる特殊なデータを回線上に常時周回させる方式
デジタルディバイド
情報格差の意味で、パソコンやインターネットなどの情報技術(IT)を使いこなせる者と使いこなせない者の間に生じる、待遇や貧富、機会の格差のこと。
ACID特性
データベースのトランザクション処理を行う上で必要不可欠とされる性質で、原子性(atomicity)、一貫性(consistency)、独立性(isolation)、耐久性(durability)の4つ。
原子性
(atomicity)
トランザクション処理を行う上で必要不可欠とされる性質の一つで、トランザクション内の処理がすべて実行されるか、または全く実行されないことを保証する性質。
一貫性
(consistency)
トランザクション処理を行う上で必要不可欠とされる性質の一つで、トランザクションによりデータの矛盾が生じないこと、つまり常にデータベースの整合性が保たれていることを保証する性質。
独立性
(isolation)
トランザクション処理を行う上で必要不可欠とされる性質の一つで、複数のトランザクションを同時に実行した場合と、順番に実行した場合の結果が等しくなることを保証する性質。隔離性。
耐久性
(durability)
トランザクション処理を行う上で必要不可欠とされる性質の一つで、一旦正常終了したトランザクションの結果は、以後システムに障害が発生しても失われないことを保証する性質。永続性。
IPv6
IPv4に代わるものとして策定された次世代版となる通信プロトコル。IPv4では232(=約42億)個であったIPアドレスが、2128(=約340澗)個まで使えるようなったのが大きな特徴の一つ。また、IPsec(Security Architecture for IP)の機能がサポートされているなど機能強化が図られている。
SSL
(Secure Sockets Layer)
デジタル証明書を利用した改ざん検出、ノード認証を含む統合セキュアプロトコル。
IPsec
IPを拡張してセキュリティを高め、改ざんの検知、通信データの暗号化、送信元の認証などの機能をOSI基本参照モデルのネットワーク層レベル(TCP/IPモデルではインターネット層)で提供するプロトコル。
SSH
(Secure Shell)
暗号や認証の技術を利用して、安全にリモートコンピュータと通信するためのプロトコル。POP3やFTPなどネットワーク上に平文のパスワードが流れてしまう既存のプロトコルを安全に利用する技術として広く利用されている。
PPP
(Point-to-Point Protocol)
電話回線を通じてコンピュータをネットワークに接続するダイヤルアップ接続でよく使われる、2点間を接続してデータ通信を行うための通信プロトコル。
共有ロック
データを読込むときに使うロックで、資源がこの状態の場合は他のトランザクションによる読取は可能ですが更新処理ができなくなる。
占有ロック
データを更新するときに使うロックで、資源がこの状態の場合は他のトランザクションによる読込みや更新ができなくなる。
実効アクセス時間の公式
実行アクセス時間=(キャッシュメモリのアクセス時間×ヒット率)+主記憶のアクセス時間×(1-ヒット率)
CRM
(Customer Relationship Management)
顧客満足度を向上させるために、顧客との関係を構築することに重点を置く顧客関係管理の経営手法。
顧客に関するあらゆる情報を統合管理して企業活動に役立てる。
ファブレス
fab(fabrication:生産工場)を所有せずに製造業としての活動を行う企業のこと。
アサーションチェック
「アサーション(Assertion)」と呼ばれる、プログラムの実行中に、使用されている変数の間で論理的に成り立つ条件をプログラムの適切な箇所に挿入し、実行時にその部分のアサーションが成立しているかを検査することで、プログラムの正当性を検証する手法。
L2TP
(Layer 2 Tunneling Protocol)
PPPなどのデータリンク層のフレームをカプセル化し、UDPおよびIPデータグラムに埋め込むことで、公衆ネットワーク上で伝達可能にするトンネリングプロトコル。OSI基本参照モデルの第2層のデータリンク層で動作する。
TLS
(Transport Layer Security)
通信の暗号化、デジタル証明書を利用した改ざん検出、ノード認証を含む統合セキュアプロトコル。OSI基本参照モデルのトランスポート層で動作する。
エンディアン
バイト単位のデータをメモリに記録するときの方式。リトルエンディアンは、記録するデータの下位バイトから順番に、メモリのアドレス番号の若いほうに格納していく方式。ビッグエンディアンはデータの上位バイトから順番に並べていく方式。
S/MIME
(Secure/Multipurpose Internet Mail Extensions)
電子メールを盗聴や改ざんなどから守るために米国RSA Data Security社によって開発された技術で、暗号技術を使用して「認証」「改ざん検出」「暗号化」などの機能を電子メールソフトに提供するもの。認証は送受双方のメールソフト間で行われる。
PWM
(Pulse Width Modulation)
号の強度は一定のまま、パルス信号を出力する時間を長くしたり短くしたりすることで電流・電圧を制御する方式で、インバータの制御方式として用いられている。パルス幅変調。
CSR
(Corporate Social Responsibility)
企業活動において経済的成長だけでなく、環境や社会からの要請に対し、責任を果たすことが企業価値の向上につながるという考え方。
PERT
(Program Evaluation and Review Technique)
対象となるプロジェクトを完了するために必要となる各工程の依存関係や関連を整理し、分析することで、プロジェクト完了に要する最少日数を特定するための技法。矢印を使ったネットワークで各工程の関連を視覚化した図をPERT図(別名:アローダイアグラム)という。
スループット
システムやコンピュータの性能を示す指標。単位時間当たりに処理できる仕事の量やデータ量、または一定の仕事量を処理するのに要する時間のこと
ターンアラウンドタイム
ジョブがシステムに投入されてからその結果が完全に得られるまでの経過時間のことであり,入出力の速度やオーバーヘッド時間などに影響される。
逓減課金方式
システムの累積使用量が増加するに従って利用単位当たりの利用料金が減っていく、つまり使えば使うほど割安な単価で利用できるようになっていく課金方式。
メモリインタリーブ
物理上はひとつである主記憶領域を、同時アクセス可能な複数の論理的な領域(バンク)に分け、それぞれのバンクに対してデータの読み書きを並列で行うことにより、メモリアクセスの高速化を図る技術。
ROI
(Return on Investment)
投資額に対してどれだけ利益を生み出しているかを見る指標。投下資本利益率。
ROI(%)=利益÷投資額×100
トランスレータ
ある処理系用に書かれた原始プログラムを,ほかの処理系用の原始プログラムに変換する言語プロセッサ。
インタプリタ
ソースコードを1行ずつ解釈しながらプログラムを実行していく言語プロセッサの方式。一般にコンパイラによって作成される実行ファイル形式よりも解釈と実行が同時進行のため処理時間がかかる。
アセンブラ
アセンブラ言語で記述されたソースコードを機械語に変換する言語プロセッサ。
ジェネレーター
ソースコードを記述しなくても、処理条件の入力・処理・出力・引数などのパラメータを指定することで自動的にプログラムを生成する言語プロセッサ。
エミュレーター
ほかのコンピュータ用のプログラムを解読し,実行するマイクロプログラム。
ISMS適合性評価制度
JIS Q 27001に基づき,組織が構築した情報セキュリティマネジメントシステムの適合性を評価する。
ITセキュリティ評価及び認証制度(JISEC)
ISO/IEC 15408に基づき,IT関連製品のセキュリティ機能の適切性・確実性を評価する。
プライバシーマーク制度
JIS Q 15001に基づき,個人情報について適切な保護措置を講じる体制を整備している事業者などを認定する。
暗号モジュール試験及び認証制度 (JCMVP)
電子政府推奨暗号リストに基づき,暗号モジュールが適切に保護されていることを認証する。
Java Servlet
Javaを用いてWebページのためのHTML文書を動的に生成したり、データ処理をWebサーバ上で行うサーバサイドのプログラム技術。
Java仮想マシン
Javaで開発されたプログラムを実行するインタプリタであり,バイトコードと呼ばれる中間コードを実行する機能をもつ。
Java Beans
Javaで開発されたプログラムをアプリケーションの部品として取り扱うための規約。
Javaアプレット
Javaで開発されたプログラムであり,クライアントの要求に応じてWebアプリケーションサーバ上で実行される。
3層クライアントサーバシステム
プレゼンテーション層、アプリケーション層、データベース層というように各層に役割を分担したシステム構成のこと。
プレゼンテーション層
3層クライアントサーバシステムにおいて、クライアントPC。サービスの要求や、出力結果を表示する層。
アプリケーション層
3層クライアントサーバシステムにおいて、データの加工を行う層。
データベース層
3層クライアントサーバシステムにおいて、データベースへアクセスし結果をアプリケーション層に返す層。
シンクライアント
ユーザーが使用する端末にサーバに接続するための必要最小限のネットワーク機能、入出力をするためのGUIなどだけを装備させ、ほとんどの処理をサーバ側で行うシステム設計、またはその端末自体のこと。
クラウドコンピューティング
コンピュータの資源をネットワークを介して提供することによって,利用者がスケーラピリティやアベイラピリティの高いサービスを容易に受けられるようになること。
ユビキタスコンピューティング
あらゆる電化製品をインテリジェント化しネットワークに接続することによって,いつでもどこからでもそれらの機器の監視や操作ができるようになること。
グリッドコンピューティング
数多くのPCの計算能力を集積することによって,スーパーコンピュータと同程度の計算能力を発揮させること。
ピアツーピア
特定のサーバを介することなく,ネットワーク上のPC同士が対等の関係で相互に通信を行うこと。
RSA暗号
(Rivest Shamir Adleman)
桁数が大きい合成数の素因数分解が困難であることを安全性の根拠とした公開鍵暗号の一つ。
DH
(Diffie-Hellma)
事前の秘密情報の共有なしに暗号化鍵の共有を安全に行える鍵交換方式。TLSなどで使用されている。
AES
(Advanced Encryption Standard)
アメリカ合衆国の次世代暗号方式として規格化された共通鍵暗号方式。
DSA
(Digital Signature Algorithm)
離散対数問題を安全性の根拠とするElGamal署名を改良して開発された、デジタル署名方式の一つ。
データのインテグリティ
情報セキュリティマネジメントの概念の一要素で、情報が完全で、改ざん・破壊されていない特性を示す。
親和図法
集めたデータを親和性によってグループ化することによって、問題を整理する方法。
シナリオライティング法
現在の状態から出発して、将来の世界の発展の可能性をシナリオにまとめるという形の一種の総合的予測手法、あるいは未来展望記述方法の一つ。
クロスセクション法
特定の事象に対する影響因子の相互関係を分析する手法。
リフレッシュ動作
データを保持するために,一定時間ごとにアクセスすること。
ARP
(Address Resolution Protocol)
IPアドレスから対応する機器のMACアドレスを取得するプロトコル。
RIP
(Routing Information Protocol)
ゲートウェイ間のホップ数によって経路を制御するルーティングプロトコル。
WBS
(Work Breakdown Structure)
プロジェクト目標を達成し、必要な成果物を過不足なく作成するために、プロジェクトチームが実行すべき作業を、成果物を主体に階層的に要素分解したもの。
リバースブルートフォース攻撃
パスワードを1つに固定し、利用者IDを総当りで試していくことで不正ログインを試みるパスワードクラック手法。
ブルートフォース攻撃
攻撃対象IDを固定してパスワードを総当たりで試すパスワードクラック手法。総当たり攻撃。
パスワードリスト攻撃
攻撃者が何らかの方法で事前に入手した利用者IDとパスワードの組みのリストを使用して,ログインを試行するパスワードクラック手法。
ジョーアカウント攻撃
利用者ID,及びその利用者IDと同一の文字列であるパスワードの組みを次々に生成してログインを試行するパスワードクラック手法。
スラッシング
仮想記憶を利用するシステムにおいて主記憶が少ない状態でたくさんのプログラムを実行すると、ページング処理が多発しシステムのオーバーヘッドが増加する。その結果アプリケーションのCPU使用率が極端に下がる現象のこと。
IrDA
(Infrared Data Association)
携帯電話のアドレス帳などのデータ交換を行う場合に使用される赤外線を使って無線通信をする技術。
PIAFS
(PHS Internet Access Forum Standard)
PHSを使用してデジタルデータをやり取りするために策定されたデータ通信規格。
IEEE1394
FireWireとも呼ばれるAV機器やコンピュータを接続する高速シリアルインターフェース規格。
RS-232C
(Recommended Standard 232)
モデム、TA(ターミナルアダプタ)などの周辺機器とパソコンを接続するシリアルインターフェース規格。
FIFO
(First In First Out)
ページインしてから最も時間が経過しているページを置換え対象とする先入れ先出しのアルゴリズム。
イテレーション
アジャイル開発における反復の単位で、分析、設計、実装、テストの一連の活動を含む。アジャイル開発では、概ね数週間程度ごとにこの開発サイクルを繰り返して次第に完成度を高めていく。短い期間で区切ることで、開発の工程管理がしやすくなったり、計画の変更に対応しやすくなったりする利点がある。
ポインティングデバイス
コンピュータの入力装置の一種で、ディスプレイに表示されたポインタを移動させて画面上の位置を指定したり、座標データを入力したりするために使われる装置の総称。
OCR
(Optical Character Reader)
パターンマッチング技術を用いて紙などに書かれた文字を解析し、デジタルデータとして読み取る光学式文字読取装置のこと。
イメージスキャナー
入力装置の一つで、画像情報を取り込むための機器。
OMR
(Optical Mark Reader)
紙などに記入または印刷されたマークをデジタルデータとして読み取る光学式マーク認識装置のこと。代表的な利用例としてマークシートや、バーコードがある。
マイコン
組み込みシステムで使用されるCPUのこと。シングルチップマイコンにはRAMとROMの記憶装置が内蔵されていて、入出力機能も備わっている。
TDMA
(Time Division Multiple Access)
タイムスロットと呼ばれる単位で分割して,同一周波数において複数の通信を可能にする。時分割多元接続。
CSMA/CA
データ送受信の開始時にデータ送受信のネゴシエーションとしてRTS/CTS方式を用い,受信の確認はACKを使用する。
RTS/CTS方式
無線LANのアクセス制御方式の一つでRTS(Request To Send,送信要求)フレームとCTS(Clear To Send,受信準備完了)フレームを用いてフレームの衝突を防ぐことができるもの。
セキュア状態
2相コミットメント制御において1相目で行うロック後に、各サイトのトランザクションがコミットもロールバックも可能な状態にあること。中間状態。
アクチュエータ
機械や電気回路の構成要素のうち、入力された電気信号を力学的な運動に変換する駆動機構。
センサー
物理量を検出して,電気信号に変える。
A/Dコンバータ
アナログ電気信号を,コンピュータが処理可能なデジタル信号に変える。アナログ・デジタル変換器。
静電センサー
キーボード,タッチパネルなどに使用され,コンピュータに情報を入力する。
フレームリレー
パケット交換方式に実装されているフロー制御や再送制御などを簡略化した交換方式。
ATM
(Asynchronous Transfer Mode)
転送するデータをセルと呼ばれる単位(固定長)に区切り,それぞれにあて先を付け,高速に交換する方式。非同期転送モード。
パケット交換方式
情報を幾つかのブロックに分割し,各ブロックに制御情報を付加して送信する方式であり,誤り制御は網で行う。
回線交換方式
通信の呼ごとに,発信側と着信側との間に設定される物理回線を占有してデータを送受信する方式。電話などのように二者間の通信経路を確保したまま通信を行う。
パリティチェック
データ通信やメモリチェックなどにおいてデータのビット誤りを検出する最もシンプルな方法の一つ。一定長のビット列(通常は7~8ビット)ごとに1ビットの検査ビット(パリティビット)を付加し、検査側が受信データとパリティビットを照合することで誤りを検出する。基本的に誤り訂正の機能を持たないため、誤りが検出されたときには送信元に再送要求を行う。また、誤りが奇数個であれば検出できるが、誤りが偶数個だと検出できないという性質がある。ただし、2方向のパリティを組み合わせた垂直水平パリティ方式だけは、1ビットの誤り訂正、2ビットの誤り検出が可能。
平均回転待ち時間
ヘッドの移動が完了した後、読み出すレコードの先頭が磁気ヘッドの位置まで磁気ディスクが回転してくるのを待つ時間の平均。ディスクが1回転するのにかかる時間の半分が平均回転待ち時間となる。
平均位置決め時間
磁気ディスクのヘッドが、目的のデータが保存されている位置まで移動するのにかかる時間の平均。
BPM
(Business Process Management)
組織が繰り返し行う日々の業務のなかで、段階的に業務プロセスの効率化や発展を目指していくための管理手法。
BPR
(Business Process Reengineering)
コスト,品質,サービス,スピードを革新的に改善させるために,一度限りの抜本的な業務プロセスの再設計。
ディスクキャッシュ
主記憶と補助記憶との速度差を緩和するために設置されるメモリ。
ミラーリング
RAID1に相当し、2台のディスクに同じデータを書き込む方式。
ブロック化
複数のレコードを一定数ごとにまとめることです。1レコードごと読み書きするよりも、ブロック単位でアクセスすることで処理効率を向上させる。
PDPC
(Process Decision Program Chart)
ある計画における目的達成のためにあらゆる事態を事前に想定し、計画の開始から最終結果に至る過程や手順を時間の推移に従って矢印で結合した図。望ましい結果を得るための最適ルートを分析するために役立つ。
系統図法
左端に最も大きな目的を書き,その右側に目的を達成するための手段を書き,さらに目的と手段の連鎖を展開して右端を最終手段である実施項目とする図であり,その実現可能性や経済性などを検討して,採用すべき実施項目の決定に役立つ。
親和図法
アンケートなどで得られる言語データを,それが語っている意味の近さに注目し,意味の近いもの同士を統合することで,言語データを要約する手法であり,断片的で漠然としたイメージを具体化するときに役立つ。
キュー
コンピュータのデータ構造の1つで、先に入力したデータが先に出力される「先入先出し」の構造を持つ。また、このようなデータの入出力方式は「First In First Out」を略して「FIFO」と呼ばれる。
再入可能
そのプログラムの実行中に別のタスクから呼び出されても、それぞれに正しい結果を返すことができるプログラムの性質。複数のプロセス間のデータが混じらないように、データ部分をプロセスごとに確保する必要がある。
逐次再使用可能
他のタスクが使い終わったプログラムを再ロードしなくても正しい結果を返すことができる特性。複数のタスクに対して正しい結果を返すこと(再入可能性)は保証していない。
トレンドチャート
計画の予算・工期、および実績の費用・進捗を表す2本の折れ線グラフを並べたグラフで、差異の把握や傾向(トレンド)の分析に用いられる。
ハードディスク装置
ディスクに塗布した磁性体の磁化の方向を,磁気ヘッドによって変化させて記録する。
CD-R
有機色素が塗られたディスクにレーザ光を当て,有機色素の層にピットと呼ばれる焦げ跡を作って記録する。
MO(光磁気ディスク)
磁化されているディスクの記録膜にレーザ光を当てて熱し,磁気ヘッドで磁化の方向を変化させて記録する。
DVD
ディスクをはり合わせた2層構造をもち,レーザ光で記録層を相変化させて記録する。
VDI
(Virtual Desktop Infrastructure)
サーバ内にクライアントごとの仮想マシンを用意して仮想デスクトップ環境を構築する技術です。利用者はネットワークを通じてVDIサーバ上の仮想デスクトップ環境に接続し、クライアントPCにはVDIサーバからの操作結果画面のみが転送される仕組みになっている。仮想デスクトップ基盤。
VPN
(Virtual Private Network)
インターネット上に仮想の専用線を設定し,特定の人だけが利用できる専用ネットワーク。
RPC
(Remote Procedure Call)
プログラム間の通信方式の一つで,処理の一部を他のコンピュータに任せる方式。サーバのIPアドレスを意識せず,プログラムの名前を指定するだけでサーバのプログラムの呼出しを可能にする。
arp
ARPテーブルの管理に使用されるコマンドで、ARPテーブルの表示およびエントリの追加/削除の機能をもつ。IPアドレスから対応する機器のMACアドレスを得るARP(Address Resolution Protocol)と同名。
ipconfig
自端末のネットワーク設定を表示するコマンドです。IPアドレスやサブネットマスクおよびデフォルトゲートウェイの情報などが得られる。
netstat
自端末のTCP/IPネットワーク接続状況を調べるコマンドです。ルーティングテーブル、通信状態、通信相手、通信量などの情報が得られる。
非機能要件
業務要件を実現するために必要なシステムの機能要件以外の要件のことで制約条件や品質要求がこれに該当する。
オプティマイザ
直訳すると「最適化するもの」という意味で、SQL文の処理を最適化する機能。SQL文を処理するために考えられる実行計画を全て検証し、最も効率が良いと予想される実行計画の決定を行う。
リアルタイムOS
OSの機能である資源管理のうち、時間資源の保護および実行時間の予測可能性を提供することに特化したものを指す。また高優先度のタスクが発生したときに確実に実行されるように優先度方式のスケジューリングが採用される。
チェックサム法
ファイルのチェックサムと照合して,ウイルスを検出する。
コンペア法
感染前のファイルと感染後のファイルを比較し,ファイルに変更が加わったかどうかを調べてウイルスを検出する。
パターンマッチング方式
そのウイルスが持つ特徴的なコードをパターン(シグネチャコード)として検査対象のファイルと比較することでウイルスの検出を試みる。
ビヘイビア法
システム内でのウイルスに起因する異常現象を監視することによって,ウイルスを検出する。
減価償却
企業会計において主に固定資産に対して行われる計算方法の一つ。減価償却の方法には、定額法、定率法、級数法、生産高比例法の4つが認められている。
XML
(eXtensible Markup Language)
ユーザーが定義したタグを用いて文書構造を記述するマークアップ言語。HTMLが、Webページを記述するための言語であるのに対して、XMLは、データ交換のための汎用のデータ形式である。HTMLで使用するタグはあらかじめ定義済みのものだが、XMLではユーザーが新しくタグや属性を定義・使用することが可能。
コンティンジェンシープラン
システムが抱える潜在的なリスクが現実化した際に、組織やシステムが被る損害を最小限にとどめ、速やかにその緊急事態の克服を図るための手続きが記述された対応計画のこと。
マトリックス組織
従来の職能別組織にそれら各機能を横断するプロジェクトまたは製品別事業などを交差させた組織形態。他部門とのかかわりが推進されることで部門間の壁が薄くなり、全体的な視点をもって業務を行えるようになるという特徴がある。しかし、1人の担当者が複数の管理者から指示を受けることになるため、指揮命令系統が複雑になりがち。
プロジェクト組織
特定の課題の下に各部門から専門家を集めて編成し,期間と目標を定めて活動する一時的かつ柔軟な組織である。
事業部制組織
業務遂行に必要な機能と利益責任を,製品別,顧客別又は地域別にもつことによって,自己完結的な経営活動が展開できる組織である。
職能別組織
購買・生産・販売・財務など,仕事の専門性によって機能分化された部門をもつ組織である。
エンタープライズアーキテクチャ
組織の全体最適化の観点より、業務及びシステム双方の改革を実践するために、業務及びシステムを統一的な手法でモデル化し、改善することを目的とした設計・管理方法。
ビジネス・アーキテクチャ
エンタープライズアーキテクチャにおいて、政策・業務の内容、実施主体、業務フロー等について、共通化・合理化など実現すべき姿を体系的に示したもの。
構成要素…業務説明書、機能構成図、機能情報関連図、業務フローなど。
データ・アーキテクチャ
エンタープライズアーキテクチャにおいて、各業務・システムにおいて利用される情報すなわちシステム上のデータの内容、各情報(データ)間の関連性を体系的に示したもの。
構成要素…情報体系クラス図、エンティティ・リレーション図、データ定義表など。
アプリケーション・アーキテクチャ
エンタープライズアーキテクチャにおいて、業務処理に最適な情報システムの形態を体系的に示したもの。
構成要素…情報システム関連図や情報システム機能構成図など
テクノロジー・アーキテクチャ
エンタープライズアーキテクチャにおいて、実際にシステムを構築する際に利用する諸々の技術的構成要素(ハード・ソフト・ ネットワーク等)を体系的に示したもの。
構成要素…ネットワーク構成図、ソフトウェア構成図、ハードウェア構成図など
グリーン購入
製品やサービスを購入する際に、環境を考慮して、必要性をよく考え、環境への負荷ができるだけ少ないものを選んで購入すること。
SGML
(Standard Generalized Markup Language)
文書を電子的に変換するための汎用マークアップ言語で、文書の中にタグを埋め込んで、書体や文字の大きさ、段落などを記述することができる。タグを用いたマークアップ言語であるHTMLやXMLはSGMLをベースにして開発された。
DML
(Data Manipulation Language)
データベースに対してデータの検索・新規登録・削除・更新を行うためのデータ操作言語。
EDI
(Electronic Data Interchange)
異なる組織に設置されている端末間で、通信回線を介して取引のためのメッセージ(データ)を交換すること、およびそのための仕組み。
EDIには大きく分けて以下の4つの規約(階層)がある。
レベル1 情報伝達規約
ネットワーク回線や伝送手順など、文字通り情報をやり取りするための取り決め
レベル2 情報表現規約
データの構造やデータ項目など、表現法のルールなど情報データをお互いのコンピュータで理解できるようにするための取り決め
レベル3 業務運用規約
どんな情報をやり取りするか、情報の訂正方法やエラーの扱いなどの業務やシステムの運用に関する取り決め
レベル4 取引基本規約
検収時期、支払時期、支払方法などEDIにおける取引の法的有効性を確立するための取り決め
ページング方式
仮想アドレス空間を「ページ」と呼ばれる固定長の区画に分割,同時に主記憶上も同じように固定長に分割して、このページ単位で主記憶と補助記憶装置のアドレス変換を行う方式。
セグメント方式
実記憶空間や仮想記憶空間を論理的に意味のあるように分割する方式。単位は可変長になる。
セクタ
磁気ディスク装置においてデータを記録するための最小単位。
コントロールトータルチェック
入力された数値の合計と出力される数値の合計を都度照合することでデータ処理の完全性を高める機能。
エディットバリデーションチェック
ユーザーにより入力された値が「範囲内に収まっているか」や「論理的に正しいか」「決められたフォーマットになっているか」など、システムが予定されている形式であるかを確認することで入力値の正確性を高める機能。
アクセスコントロ-ル
参照可能な資源および許可する操作を、利用者の属性ごとに適切に制御することで機密性を高める機能。
チェックデジット
元の符号から規則によって算出された数字を元の符号に付加することで、符号の入力誤りなどを検出する方法。
直接アドレス指定
アドレス部の値をそのまま有効アドレスとするアドレス指定方式。
間接アドレス指定
アドレス部の値で主記憶上のアドレスを指定し、そのアドレスに格納されている値を有効アドレスとするアドレス指定方式。
指標アドレス指定
アドレス部の値にインデックスレジスタの値を加えたものを有効アドレスとするアドレス指定方式。
基底アドレス指定
アドレス部の値にベースレジスタの値を加えたものを有効アドレスとするアドレス指定方式。
相対アドレス指定
アドレス部の値にプログラムカウンターの値を加えたものを有効アドレスとするアドレス指定方式。
即値アドレス指定
アドレス部の値を有効アドレスではなく、そのまま演算対象データとするアドレス指定方式。
バブルソート
隣り合ったデータの比較と入替えを繰り返すことによって,小さな値のデータを次第に端のほうに移していく方法。基本交換法、隣接交換法。
クイックソート
適当な基準値を選び,それより小さな値のグループと大きな値のグループにデータを分割する。同様にして,グループの中で基準値を選び,それぞれのグループを分割する。この操作を繰り返していく方法。
基本挿入法
既に整列済みのデータ列の正しい位置に,データを追加する操作を繰り返していく方法。
基本選択法
データ中の最小値を求め,次にそれを除いた部分の中から最小値を求める。この操作を繰り返していく方法。
パイプライン制御
命令の処理をプロセッサ内で複数のステージに細分化し,複数の命令を並列に実行する。
AMP型マルチプロセッサ
(Asymmetric Multiple Processor)
複数の命令を同時実行するために,コンパイラが目的プログラムを生成する段階で,それぞれの命令がどの演算器を使うかをあらかじめ割り振る。
マイクロプログラム制御
命令を更に細かなマイクロ命令の組合せで実行する。
SMP型マルチプロセッサ
(Symmetric Multiple Processor)
命令が実行される段階で,どの演算器を使うかを動的に決めながら,複数の命令を同時に実行する
ソートマージ結合法
双方の結合属性の値を整列し、先頭から突き合わせていくことで効率的に結合していく手法。
ハッシュ結合法
一方の表の結合する列の値でハッシュ表を作成し,もう一方の表の結合する列と結合する手法。
入れ子ループ法
一方の表の結合する列の値を順に読み出し,もう一方の表の結合する列と結合する手法。ネストループ法。
SMTP-AUTH
(SMTP Authentication)
メール投稿にあたってユーザー認証の仕組みがないSMTPを拡張し、ユーザー認証機能を追加した仕様。利用するにはメールサーバとクライアントの双方が対応していなければならないが、メール送信する際にユーザー名とパスワードで認証を行い、認証されたユーザーのみからのメール送信を許可することで不正な送信要求を遮断することができる。
APOP
(Authenticated POP)
メール受信の際に、チャレンジレスポンス方式の認証を行うことで平文の認証情報がネットワークに流れるのを防止するプロトコル。
POP3S
(POP3 over TLS)
TLSのセキュアな通信路上でメールソフトからメールサーバ間のPOP通信を行うプロトコル。
アプレット
Webページと同時にサーバからダウンロードされ、クライアントのWebブラウザ上で動作するコンパイル済のプログラム。アプレットは利用者が知らない内にダウンロードされて実行されるという特徴をもつため、ユーザー環境のセキュリティを高めるために一般のアプリケーションプログラムにはない機能制限が課せられている。
スクリプト
処理手順をテキストで記述する簡易的なプログラム全般を指す言葉です。実行時にソースコードを1行ごとに解釈しながら実行するインタプリタ方式を採用しているためコンパイル作業が必要ない。Webブラウザ上で動作するJavaScriptやVBScript、Webサーバ上で動作するPerl、PHPがその一例。
サーブレット
サーバ上でデータ処理やWebページの動的生成などを行うプログラム。
プログラム記憶方式
処理するプログラムを外部から主記憶装置に格納しておいて、CPUがそれを読込みながら処理を行うコンピュータアーキテクチャの方式の1つ。プログラム内蔵方式。
仮想記憶方式
プログラムが必要とするメモリサイズが主記憶のサイズを上回った場合、補助記憶装置(HDDなど)を仮想アドレス空間として使用することで、主記憶のサイズよりも大きなプログラムを実行可能にする方式。
サブネットマスク
IPアドレスをネットワークアドレスとホストアドレスに分割し,複数のより小さいネットワークを形成するために使用する32ビット(IPv4では)のビット列。
フリップフロップ
2つの安定状態をもつことで1ビットの状態を表現することができる順序回路で、SRAMの記憶セルに使用されている。DRAMのような定期的なリフレッシュ動作が必要ないため高速な処理が可能。
ホスティングサービス
汎用的なアプリケーションシステムの機能をネットワーク経由で複数の顧客に提供するサービス。
アウトソーシングサービス
顧客の組織内部で行われていた総務,人事,経理,給与計算などの業務を外部の事業者が一括して請け負うサービス。
偶数パリティ
誤り検出方式の一種であるパリティチェックで、ビット列中に含まれる「1」の個数が奇数個ならパリティビットを「1」に、偶数個なら「0」にする方式。
奇数パリティ
誤り検出方式の一種であるパリティチェックで、ビット列中に含まれる「1」の個数が偶数個ならパリティビットを「1」に、奇数個なら「0」にする方式。
SOA
(Service-Oriented Architecture)
業務上の一処理に相当するソフトウェアで実現されている機能や部品を独立したサービスとし、それらを組み合わせ連携させることで全体のシステムを構築するという手法。サービス指向アーキテクチャ。
BPO
(Business Process Outsourcing)
経営資源をコアビジネスに集中させるために,社内業務のうちコアビジネス以外の業務を外部に委託すること。
SFA
(Sales Force Automation)
売上・利益の増加や,顧客満足度の向上のために,営業活動にITを活用して営業の効率と品質を高める概念。
フラグメンテーション
主記憶上に生じる不連続な未使用領域のこと、またはそれが起こる現象のこと。
スラッシング
ページ置き換え処理の多発によりシステムのオーバーヘッドが増加し、実行中のプログラムがCPUを使用している割合が極端に少なくなる現象のこと。
メモリリーク
プログラム上で確保したメモリが使用後も解放されずに主記憶上に残っている状態。
サプライチェーンマネジメント
生産・在庫・購買・販売・物流など、すべての情報をリアルタイムに交換することによってサプライチェーン全体の効率を大幅に向上させる手法。
感性インタフェース
人間の感性にマッチしたインタフェースを構築する技術。
自然言語インタフェース
人間同士の会話のように自然言語を用いてコンピュータとの対話を行うインタフェース技術。
ノンバーバルインタフェース
言葉以外の情報をもとに対話を行う非言語のインタフェース技術。。身振りや表情、視線などで対話を行う例がある。
マルチモーダルインタフェース
マルチモーダルインタフェースは、複数の情報伝達チャネル(視覚・触覚・聴覚など)を併用して対話を行うインタフェース技術。VRなど。
NTP
(Network Time Protocol)
ネットワークに接続されたサーバとクライアントのシステム時計を正しい時刻(協定世界時:UTC)に合わせるためのプロトコル。
ICMP
(Internet Control Message Protocol)
インターネットプロトコル(IP)の通信制御を補完するプロトコルで、データ配送中のエラー通知や送達エラーを通知する機能を持つ。
LRU
(Least Recently Used)
"最後に参照された時刻"が、最も昔であるものを置換え対象とするアルゴリズム。
LFU
(Least Frequently Used)
最も使用頻度(回数)の少ないものを置換え対象とするアルゴリズム。
LIFO
(Last In First Out)
後入先出しのこと。最も新しくロードされたものを置換え対象とするアルゴリズム。
NAS
(Network Attached Storage)
別の場所にあるコンピュータの磁気ディスクを共有資源として遠隔利用する方式。
DNSキャッシュポイズニング
DNSサーバからの名前解決要求があった場合に、正当なDNS応答よりも早く、偽の名前解決情報を含んだ応答を送りつけることで、そのDNSサーバに偽のキャッシュ情報(ドメイン名とIPアドレスの組み)を登録させる攻撃のこと。
FTP
(File Transfer Protocol)
ネットワーク上でファイルの転送を行うための通信プロトコル。
HTTP
(HyperText Transfer Protocol)
WebサーバとWebブラウザがデータを送受信するのに使われるプロトコル。
ALU
(Arithmetic Logic Unit)
プロセッサの構成要素の1つで論理演算と加算および減算をおこなう装置。
メモリアドレスレジスタ
演算対象のデータが格納されている主記憶上のアドレスや、演算結果を格納するアドレス、実行途中の命令のアドレスを記憶するレジスタ。
アキュムレーター
演算途中の結果を一時的に保持しておくためのレジスタ。
命令デコーダ
命令レジスタから受け取った命令を解読し、各装置や機構へ分配する制御信号や制御情報を生成する機構。
レジスタ
マイクロプロセッサ(MPU/CPU)内部にある、演算や実行状態の保持に用いる記憶素子。最も高速な記憶装置。
EUC
(End User Computing)
コンピュータを利用して日々の業務を行っている者が、自システムの構築や運用管理に積極的に携わったり、コンピュータを自主的に操作することにより,自分あるいは部門内の業務に役立てること。
IDE
(Integrated Development Environment)
ソフトウェアの開発に必要なツールを一つの環境にまとめ使いやすくしたもの。統合開発環境。
プロトタイピングモデル
簡易なGUI構築ツールを使って,システム開発の初期の段階で画面を作成し,機能や操作性などを確認しながら,開発を行う手法。
ASP.NET
GUIモデルによるWebアプリケーション開発を可能なMicrosoftが開発・提供するフレームワーク。
ページビュー
(PV)
そのWebページが何回表示されたか示す指標。
コンバージョン率
サイトアクセス者のうち、どの程度が成約(商品購入や申込み)に至ったかを示す指標。
ROAS
(Return On Advertising Spend)
広告費に対してどれだけ売上があったかを示す指標。
ROAS(%)=広告経由での売上÷広告費×100
データ中心設計
データこそが業務の内容が変化しても変わらない最も安定した共有資源であることに着目し、データを中心として業務を分析したりシステムを設計する手法。
エクストリームプログラミング
アジャイルソフトウェア開発と称される一連の手法の先駆けとなったもの。「プログラマーは人間である」という思想のもと、叩き台となるプログラムを早期に開発し、短いサイクルで頻繁にテストとリリースを繰り返すことで、顧客の要求への対応力と生産性を高め、リスクを軽減することを目的としている。
リンカ
複数個のコンパイル済みプログラムや、そのプログラムで使用するライブラリを連結・統合し、1つの実行可能なプログラムファイルとして出力するソフトウェア。
ITポートフォリオ
ポートフォリオの考え方を情報化投資戦略に応用したもの。
IT投資をその目的やリスクの特性ごとにカテゴライズし、そのカテゴリごとに投資割合を管理することで、限りある経営資源を有効に配分することが可能になる。経済産業省が提唱するモデルでは「戦略目標達成型」「業務効率化型」「インフラ構築型」の3つのカテゴリに分類した後、いくつかの評価項目を用いて優先順位を決定する。
ベンチマーキング
自社の製品・サービス及びプロセスを定量的・定性的に測定し、それを業界で最も成功を収めている企業(ベスト企業)のものと比較しそのギャップを把握する分析手法。
3C分析
マーケティング分析に必要不可欠な3要素、顧客(Customer),自社(Company),競合他社(Competitor)について自社の置かれている状況を分析する手法。
地域ターゲティング
スマートフォンなどのGPS機能を使い,利用者の現在地に合わせて,近隣の商業施設の広告を,利用者が見ているWebサイトに表示する手法。
行動ターゲティング
利用者の検索履歴やWebサイトの閲覧履歴・購買履歴などのオンライン上における行動データをもとに、興味のありそうな分野を推測し、利用者ごとに最適な広告を表示する手法。
検索連動型広告
インターネット検索エンジンで,利用者が入力した特定の検索キーワードに関連する商品の広告を表示する手法。リスティング広告。
コンテンツ連動型広告
サービス運営会社が発行する広告タグを埋め込んだWebサイトを訪れた利用者に対して,そのWebサイトのコンテンツに関連した広告を自動的に表示する手法。
ADSL
(Asymmetric Digital Subscriber Line)
一般家庭に普及しているアナログ電話回線をそのまま利用し、それまでに使用されていなかった高周波数帯域を利用することでデジタル通信を行う伝送方式。一般的なインターネットの利用ではアップロードよりもダウンロードの伝送量が圧倒的に多いため、ADSLでは、上り方向(通信業者から利用者へ)よりも下り方向(利用者から通信業者へ)の帯域幅を広く確保してあり、下りと上りの通信速度が非対称(Asymmetric)であるという特徴がある。
ISDN
(Integrated Services Digital Network)
複数の64kビット/秒のチャネルを束ねて伝送に用いることによって,高速通信を実現する伝送方式。
CRC方式
(Cyclic Redundancy Check)
送信データから生成多項式によって誤り検出用のデータを付加して送信する。受信側では送信側と同じ生成多項式を用いて受信データを除算し、送信されてきた誤り検出用のデータと比較することで誤りの有無を判断することができる。単純なパリティチェックでは検出できない偶数個の誤りやバースト誤りを検出できるという特長がある。巡回冗長検査。
静的リンキング
コンパイル後のオブジェクトコードと、ライブラリ/モジュールの結合を実行ファイルの生成時(プログラムの実行前)に行う方式。スタティックリンキング。
動的リンキング
プログラムの実行中にそのモジュールが必要となった時点で結合して利用する方式。主に共用ライブラリやシステムライブラリなどをプログラムで使用するときに使われる。ダイナミックリンキング。
メッセージ認証符号
(Message Authentication Code:MAC)
通信データが改ざんされていないかを受信側で検査するために、通信データから生成する固定長のコード(メッセージダイジェスト)のこと。MACは共通鍵暗号方式やハッシュ関数を用いた仕組み。
SEO
(Search Engine Optimization)
Webサイトを制作するときに、Googleなどの検索エンジンの検索で上位に表示されることを目指してページやサイト全体を最適化すること。
レコメンデーション
ECサイトにおいて,個々の顧客の購入履歴を分析し,新たに購入が見込まれる商品を自動的に推奨する機能。
チェックディジット
符号の入力誤りなどを検出するために元の符号に付加される数字のことで、主にバーコードの読み取りなどにおける入力値のチェックに使われる。
VAN
(Electronic Data Interchange)
ネットワーク内で伝送されるデータを蓄積したり,データのフォーマットを変換したりするサービスなど,付加価値を加えた通信サービス。
MHS
(Message Handling System)
OSI基本参照モデルに基づく電子メールサービスの国際規格であり,メッセージの生成・転送・処理に関する総合的なサービス。
SDN
(Software-Defined Networking)
ソフトウェア制御によって物理的なネットワーク構成にとらわれない動的で柔軟なネットワークを実現する技術全般を意味する。SDNを実現するための技術標準がOpenFlowプロトコルであり、既存のネットワーク機器がもつ制御処理(コントロールプレーン)と転送処理(データプレーン)を分離することで、OpenFlowコントローラーが中央集権的に複数のスイッチの転送制御を管理する。
待ち行列
(キュー構造)
先に入ったものから先に取り出す「先入先出し方式」のデータ構造。
フリップフロップ回路
2つの安定状態をもつことで1ビットの状態を表現することが可能な順序回路で、キャッシュメモリに使用されるSRAMの記憶セルに使用されている。
EEPROM
(Electrically Erasable Programmable ROM)
利用者が記憶内容を電気的に書き込み・消去できる不揮発性メモリ。フラッシュメモリはEEPROMの一種。
WAF
(Web Application Firewall)
通過するパケットのIPアドレスやポート番号だけでなくペイロード部(データ部分)をチェックすることで、Webアプリケーションに対するこれらの攻撃を検知し、遮断することが可能なファイアウォール。WAFは、"シグネチャ(パターン)マッチング"や"HTTPヘッダの検証"などによって不正なパケットを検知しますが、HTTPS通信が行われている経路上のパケットは暗号化されておりペイロード部分を見ることができない。
EVM
(Earned Value Management)
プロジェクトにおける作業を金銭の価値に置き換えて定量的に実績管理をする進捗管理手法。
EAI
(Enterprise Application Integration)
企業内の異なるシステムを互いに連結し,データやプロセスの統合を図ることによって,システムを全体として効率よく活用する手法。
ARP
(Address Resolution Protocol)
IPネットワークにおいて、IPアドレスから構内ネットワーク(LAN)上での物理的な識別番号であるのMACアドレスを求めるプロトコル。
CGM
(Consumer Generated Media)
ユーザーが投稿した内容をもとにページが作成されていくWebコンテンツの形態。代表例としては、掲示板、Q&Aサイト、SNS、動画投稿サイト、クチコミ投稿サイトなどがある。
モーフィング
CGにおいてある物体から別の物体へ変形していく間を、コンピュータ演算によって補完することで、自然な変形をする映像として作成する技法
シェアリングエコノミー
やサービスを所有するのではなく、インターネット上のプラットフォームを介して個人と個人の間で使っていないモノ・場所・技能などを貸し借り・売買することによって、共有していく経済の動きのこと。カーシェアやライドシェア、民泊のマッチングサービス、フリマアプリ、クラウドソーシング、クラウドファンディングなど。
スプーリング
プリンターなどの低速な入出力装置に対するデータの転送を磁気ディスク装置などを介して実行する機能のこと。入出力装置とCPUでは動作速度の差が大きく、CPUが処理の途中で入出力命令をだすと、入出力動作が終了するまでの間はCPUの待ち時間が増加し、スループットが低下する。
スプーリングでは、入出力装置とやり取りするデータを一度外部記憶装置などへ転送し、外部記憶装置と入出力装置の間でデータをやり取りする方法をとる。これによってCPUは低速な入出力装置の動作完了を待つことなく、次の処理に移ることができるためスループットを大幅に向上させることができる。
スナップショットダンプ
指定した命令が実行されるたびに,レジスタや主記憶の一部の内容を出力することによって,正しく処理が行われていることを確認する。
インスペクター
プログラムの実行中,必要に応じて変数やレジスタなどの内容を表示し,必要であればその内容を修正して,テストを継続する。
スニッフィング
通信経路上を流れるパケットを盗聴して、その内容からパスワードの不正取得を試みる攻撃手法。
エラープルーフ化
人的な作業ミスが発生しやすい作業手順や機器のインタフェースを見直し、ミスが発生しにくい仕組みに改善すること。重要なポイントは人に施す対策ではなく、システム、機器、書類、手順等の人以外の要素を人に合うように改善するという点。
多重度
あるクラスのインスタンス1つにつき、他方のクラスのインスタンスがいくつ関連するかという数を示す。
ワーム
自己の複製をネットワークや電子メール、またはUSBメモリなどの外部メディアに送り込み、他のコンピュータへの拡散動作を繰り返す性質を持つマルウェア。
ポーリング制御
ループにより各部の情報を一定時間ごとに順番に収集し、その情報をもとにソフトウェアの状態を判断して処理を行う制御方式。システム上でいつ発生するか分からないイベントを監視する目的で設定される。
スケールアップ
サーバを構成する各処理装置をより性能の高いものに交換したり、プロセッサの数などを増やすことでサーバ当たりの処理能力を向上させること。追加・削除・更新処理が頻繁に発生するなど、並列実行による負荷分散が困難なシステムに適している。
スケールアウト
接続するサーバの台数を増やすことでサーバシステム全体としての処理能力や可用性を向上させること。同等の性能アップであればスケールアップよりも低コストであることが多い、
Perl
Larry Wall氏によって開発されたテキスト処理用のプログラム言語。インタプリタ言語であり、UNIXやWindowsなど多くのプラットフォーム上で動作する。以前はWebページのCGIの記述によく用いられていた。
OpenFlow
既存のネットワーク機器がもつ制御処理と転送処理を分離したアーキテクチャ。制御部をネットワーク管理者が自ら設計・実装することで、ネットワーク機器ベンダーの設定範囲を超えた柔軟な制御機能を実現できる。
HEMS
(Home Energy Management System)
家庭で使用されるあらゆる電気機器をネットワークとして繋ぎ、エネルギー消費量を可視化しつつ積極的な制御を行うことで、省エネやピークカットの効果を目指す仕組み。
シェルソート
ある間隔おきに取り出した要素から成る部分列をそれぞれ整列し,更に間隔を詰めて同様の操作を行い,間隔が1になるまでこれを繰り返すことで整列を行うアルゴリズム。
ヒープソート
未整列の部分を順序木にし,そこから最小値を取り出して整列済の部分に移す。この操作を繰り返して,未整列の部分を縮めていくことで整列を行うアルゴリズム。
Hadoop
ペタバイト級の大規模データの蓄積・処理の分散処理を実現するミドルウェア。Googleが論文として発表した分散処理フレームワーク「MapReduce」および分散ファイルシステム「Google File System」を基盤技術に、オープンソースとしてJavaで実装したもの。分散ファイルシステムのHDFS(Hadoop Distributed File System)と、分散処理のフレームワークであるHadoop MapReduceの2つから構成される。
JPCERTコーディネーションセンター
インターネットを介して発生する侵入やサービス妨害等のコンピュータセキュリティインシデントについて、日本国内のサイトに関する報告の受け付け、対応の支援、発生状況の把握、手口の分析、再発防止のための対策の検討や助言などを、技術的な立場から行なっている。
バーンダウンチャート
縦軸に「残作業量」、横軸に「時間」を取り、実績をプロットしていくことで作業の消化具合を視覚的に把握できるようにした図。プロジェクトの経過に伴い残作業量は減っていくので基本的には右肩下がりのグラフになる。
アンチパスバック
キュリティ区画の出入口で利用者IDごとに入退室の時刻を記録することで、次の例のような矛盾のある入退室行動を制限する仕組み。
①直近の記録が入室である利用者の入室行動
②直近の記録が退室である、または、その日の入室記録がない利用者の退室行動
TLO
技術移転機関の略称。大学や高等専門学校等における研究成果を特許化し、それを民間事業者に技術移転する法人のこと。大学等における技術に関する研究成果の民間事業者への移転の促進に関する法律(通称、TLO法)に基づいて、承認・運用が行われており、2019年現在34機関が承認されている。
行動ターゲティング
利用者の検索履歴やWebサイトの閲覧履歴・購買履歴などのオンライン上における行動データをもとに、興味のありそうな分野を推測し、利用者ごとに最適な広告を表示する手法。
検索連動型広告
インターネット検索エンジンで,利用者が入力した特定の検索キーワードに関連する商品の広告を表示する広告。
コンテンツ連動型広告
サービス運営会社が発行する広告タグを埋め込んだWebサイトを訪れた利用者に対して,そのWebサイトのコンテンツに関連した広告を自動的に表示する。
地域ターゲティング
スマートフォンなどのGPS機能を使い,利用者の現在地に合わせて,近隣の商業施設の広告を,利用者が見ているWebサイトに表示する広告。
デジタルフォレンジックス
不正アクセスや情報漏えいなどのセキュリティインシデントの発生時に、原因究明や法的証拠を保全するために対象となる電子的記録を収集・解析すること。分析の結果は、訴訟や内部懲戒に至った場合の証拠となったり、運用上の問題を是正するための活動に役立てたりする。
経済的発注量
定量発注方式において総費用が最も安くなる発注量のこと。
ライトスルー方式
CPUから書き込む命令が出たときにキャッシュメモリと同時に主記憶にも書き込む方式。データの整合性は得られるが処理速度は低下する。
ライトスルー方式
CPUから書き込む命令が出たときにキャッシュメモリと同時に主記憶にも書き込む方式。データの整合性は得られるが処理速度は低下する。
ライトバック方式
CPUから書き込む命令が出たときにキャッシュメモリだけに書き込む方式。主記憶への書き込みはキャッシュメモリからデータが追い出されるときに行われる。
ライトバック方式
CPUから書き込む命令が出たときにキャッシュメモリだけに書き込む方式。主記憶への書き込みはキャッシュメモリからデータが追い出されるときに行われる。
ライブマイグレーション
ある物理サーバ上で稼働している仮想マシンを、OSやソフトウェアを停止させることなく別の物理サーバに移し替え、処理を継続させる技術。