Dutcher body
V~ body
核内細胞質封入体
核内ウイルス封入体
Germinal center B cell
Dutcher body
脊髄からの生検検体 。病理像を見て疾患名として正しいのはどれか。1つ選べ。
Intravascular large B-cell lymphoma (IVLBCL)。
Intravascular small T-cell lymphoma (IVSTCL)。
Primary small B-cell lymphoma of the CNS。
Primary large T-cell lymphoma of the CNS。
全て間違い。
Intravascular large B-cell lymphoma (IVLBCL)。
十二指腸に特徴的なリンパ腫について、誤っているものを 1 つ選べ。
腫瘍細胞には t(14;18)(q32;q21) の相互転座が見られる場合がある。
腫瘍細胞は濾胞状の構造を示す。
腫瘍細胞は B 細胞由来である。
悪性度の高いリンパ腫である。
CD10 免疫染色が陽性となる。
a) 腫瘍マーカーはCEA(carcinoembryonic antigen)が重要である。
b) 肝臓に最も転移を起こしやすい。
c) 組織学的悪性度の指標として Gleason 分類がある。
d) エストロゲンに対するホルモン受容体を有し、ホルモンに反応し増殖する。
e) 直腸診の所見は弾性硬である。
a) 停留精巣は満期産新生児の約 30 %にみられる。
b) 耳下腺炎性精巣炎では、好中球を中心とした炎症細胞浸潤がよくみられる。
c) 結核性精巣上体炎では、有痛性陰腫大が生じやすい。
d) 特発性肉芽腫性精巣炎では、急激な両側性の精巣腫大を生じることが多い。
e) 停留精巣が無処置で思春期に至ると、不妊症の原因となる。
e) 停留精巣が無処置で思春期に至ると、不妊症の原因となる。
3%
耳下腺炎性精巣炎はリンパ球を中心
無痛性
特発性肉芽腫性精巣炎では片側性の精巣腫大
誤っている組み合わせを一つ選べ。
a) 尿膜管癌 - 腺癌
b) Michaelis-Gutmann body - マラコプラキア
c) 腎血管筋脂肪腫 - 非上皮性悪性腫瘍
d) Potter 症候群 - 腎無形成
e) 透析アミロイドーシス - β2 ミクログロブロン
c) 腎血管筋脂肪腫 - 非上皮性悪性腫瘍
悪性は稀
糸球体腎炎に関して、誤っている組み合わせを一つ選べ。
a) 膜性腎症 - スパイク形成
b) 膜性増殖性糸球体腎炎 - 持続する低補体血症
c) ループス腎炎 - ワイヤー・ループ病変
d) IgA腎症 - hump 形成
e) 管内増殖性糸球体腎炎 - A 群連鎖球菌
d) IgA腎症 - hump 形成
管内増殖性糸球体腎炎がhump形成
誤っているものを一つ選べ。
a) 糸球体構成細胞は、有窓性の内皮細胞、基底膜、足突起を有する足細胞である。
b) 糸球体基底膜の証明には PAM 染色が有効である。
c) 膀胱移行上皮の最表層を被蓋細胞(umbrella cell)が覆っている。
d) 一つの糸球体中の病変の広がりは、diffuse と focal で表現する。
e) 近位尿細管は遠位尿細管と比較して、刷子縁(brush border)やミトコンドリアに富む。
d) 一つの糸球体中の病変の広がりは、diffuse と focal で表現する。
diffuseとsegmentalで表現
誤っているものを一つ選べ。
a) 結石は腎盂・腎杯に生じやすい。
b) 珊瑚状結石は腎にみられる。
c) 痛風患者では、尿酸結石が生じる。
d) リン酸アンモニウムマグネシウム結石は尿路感染症の結果生じる。
e) 日本人では、シュウ酸カルシウム結石は少ない。
e) 日本人では、シュウ酸カルシウム結石は少ない。
多い
動脈硬化について聞違っているものを1つ選べ。
a) 硝子化性細動脈硬化症は悪性高血圧に伴って発生する
b) 悪性高血圧は拡張期血圧が 130 mmHg 以上長期に続くと起こる
c) 粥状硬化の危険因子に遺伝子異常がある
d) 求心性の層状内膜肥厚は過形成性細動脈硬化症の特徴である
e) 粥状硬化に関連する疾患として塞栓症がある
a) 硝子化性細動脈硬化症は悪性高血圧に伴って発生する
普通の高血圧に伴って発生する
Ross の傷害反応仮説の説明で含まれていない細胞を1つ選べ。
a) 血管内皮細胞
b) 血管平滑筋細胞
c) 単球
d) リンパ球
e) 脂肪細胞
e) 脂肪細胞
高安動脈炎の特徴で間違っているものを一つ選べ。
a) 若年女性が多い
b) 血管外膜を中心とした炎症
c) T 細胞浸潤
d) 小血管の狭窄、閉塞
e) 大動脈弁閉鎖不全
d) 小血管の狭窄、閉塞
大動脈弓周囲の狭窄、閉塞
結節性多発動脈炎(PAN)について、間違っているものを一つ選べ。
a) 中年男性
b) 抗好中球細胞質抗体陽性
c) フィブリノイド壊死
d) 肺病変はない
e) 腎糸球体硬化症
b) 抗好中球細胞質抗体陽性
非浸潤性乳管癌(DCIS)の記載で誤ったものはどれか。一つ選べ。
a) 乳癌の 20 %弱を占める。
b) 1 mm 以下の間質浸潤が浸潤癌との鑑別点である。
c) 面靤型、篩状型、低乳頭型、アポクリン型など多彩な亜型が見られる。
d) 部分切除後も、放射線療法を行う。
e) 術後薬物療法の適応決定のため、ER 免疫染色の判定を行う。
b) 1 mm 以下の間質浸潤が浸潤癌との鑑別点である。
間質への浸潤が歩かないかで鑑別する
浸潤性乳癌の記載で誤ったものはどれか。一つ選べ。
a) 浸潤性小葉癌は、特殊型の浸潤癌である。
b) 浸潤性小葉癌は、Eカドヘリン陰性となる。
c) 浸潤性乳管癌の亜型分類は、画像所見との対比に重要である。
d) 浸潤性小葉癌は、乳頭状構築や腺腔形成を特徴とする。
e) 粘液癌は、浸潤癌だが境界明瞭に発育する。
d) 浸潤性小葉癌は、乳頭状構築や腺腔形成を特徴とする。
癌細胞の細い索上構造を特徴とする
乳癌についての記載で正しいものはどれか。一つ選べ
a) 乳癌のバイオマーカーは3つである。
b) 抗 Her2 薬は luminal B type の標準治療薬である。
c) 増殖能の測定は殺細胞性抗がん剤の使用の可否判定に必要である。
d) 浸潤性小葉癌は、バイオマーカーを調べる必要はない。
e) ホルモン療法の可否に重要なマーカーは Her2 である。
a) ホルモンとは、内分泌臓器から分泌される生体の恒常性を担う化学物質をいう。
b) 外分泌は、分泌された物質が導管を通って特定の場所に運ばれる。
c) 膵液は内分泌物質である。
d) ホルモンは血流を介して標的臓器に到達し機能する。
e) 膵臓は内分泌臓器の一つである。
c) 膵液は内分泌物質である。
膵液は外分泌物質である
下垂体について、間違っているものを一つ選べ。
a) 下垂体前葉を構成する内分泌細胞には好酸性細胞、好塩基細胞、嫌色素性細胞がある
b) ACTH 産生性下垂体腺腫ではHE 染色で紫色、PAS 染色で赤く陽性となることが多い
c) プロラクチン産生腫瘍は下垂体前葉から発生する
d) 好塩基細胞は PAS 染色で赤く陽性となる
e) GH 産生腺腫では HE 染色で紫色の細胞がシート状に増殖している
e) GH 産生腺腫では HE 染色で紫色の細胞がシート状に増殖している
赤色の細胞がシート状
バセドウ病について、間違っているものを一つ選べ。
a) 甲状腺刺激ホルモンに類似した自己抗体により甲状腺を刺激された状態である
b) 甲状腺はびまん性に腫大する
c) 大小の濾胞成分が増殖する
d) 濾胞上皮細胞は一部乳頭状増殖がみられ、核異型もみられる
e) 濾胞上皮細胞は背の高い円柱状でコロイド吸収空胞が目立つ
d) 濾胞上皮細胞は一部乳頭状増殖がみられ、核異型もみられる
核に異型は見られない
有棘細胞癌について、誤っているものを選べ。
a) しばしば、異常角化細胞が観察される。
b) 有棘細胞の上皮内癌を、パジェット病という。
c) 日光角化症を放置すると、有棘細胞癌になる場合がある。
d) 基底細胞癌に次いで、発生頻度の高い皮膚悪性腫瘍である。
e) 癌真珠(cancer pearl)は、有棘細胞癌の病理組織学的特徴の一つである。
b) 有棘細胞の上皮内癌を、パジェット病という。
ボーエン病という
悪性骨腫瘍についての記載で誤っているものを一つ選べ。
a) 原発性が転移性よりも頻度が低い。
b) 原発性では中高年には軟骨肉腫、若年者には骨肉腫が多い。
c) 骨原発の悪性腫瘍は軟部原発の悪性腫瘍より発生頻度が低い。
d) 骨肉腫には軟骨形成を伴う亜型がある。
e) 手指の小骨は悪性骨腫瘍の好発部位である。
e) 手指の小骨は悪性骨腫瘍の好発部位である。
好発部位は腫瘍によって異なる
骨軟部腫瘍について正しいものを一つ選べ。
a) WHO では原発性の腫瘍を良性、悪性と2つのカテゴリーに分けている。
b) 原発性の悪性骨腫瘍は希少がんにあたるが悪性軟部腫瘍は希少がんではない。
c) 軟部腫瘍より骨腫瘍の診断時に放射線画像所見が有用である。
d) 軟部では組織学的 Grading は重要だが骨では重要ではない。
e) 腫瘍の分類は腫瘍の発生起源細胞の分化形質に基づく。
a) 軟部腫瘍の多くが融合遺伝子腫瘍であるといわれている。
b) 体表近く浅い部位の悪性が疑われる症例は生検してから専門の機関に紹介すべきである。
c) 悪性軟部腫瘍のほとんどは体幹で発生する。
d) サイズが 10 センチであっても、筋膜より表層ならば良性である。
e) 高分化型脂肪肉腫は長い経過をたどっても高悪性度腫瘍に変化することは無い。
a) リンパ濾胞様構造内に tingible body macrophage が認められる。
b) 十二指腸下行脚に、同様の病変が発生することがある。
c) 腫瘍細胞は t(14;18)(q32;q21) 相互転座を有する。
d) 腫瘍細胞はリンパ濾胞様構造を形成している。
e) 腫瘍細胞は B リンパ球由来である。
a) リンパ濾胞様構造内に tingible body macrophage が認められる。
認められない
問題 47
次の図をみて、正しい記載を一つ選べ。
a) 図 c は乾癬型過形成である。
b) 図 f はケラトアカントーマである。
c) 図 i は水疱性類天疱瘡でみられる。
d) 図 j は HPV 感染で高頻度に認められる。
e) 図 a は不全角化、図 b を錯角化という。
a) AB は脂肪への分化を示す腫瘍で分枝状の血管を有している。
b) CD はいわゆる小円形細胞肉腫に分類される。
c) CD の腫瘍は EWSR1 の関連した融合遺伝子腫瘍が第一候補である。
d) AB の腫瘍は DDIT3 の関連した融合遺伝子腫瘍が考えられる。
e) AB, CD とも脱分化することが知られている。